JP2006309605A - 車両、画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

車両、画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】レーンマークの認識制度を向上させ得る画像処理システム等を提供する。
【解決手段】本発明の画像処理システムによれば、路面画像の各画素の輝度に基づき、第1処理手段110によってレーンマーク候補が認識される。また、レーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数と、レーンマーク候補の幅とレーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数と、レーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数とが評価される。そして、第1、第2及び第3指数に基づき、第2処理手段120によって真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補がレーンマークとして認識される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両、画像処理システム、画像処理方法、及び当該画像処理機能をコンピュータに付与するプログラムに関する。
従来、車両に搭載された撮像手段により撮影された車両前方の路面画像に基づき、白線等のレーンマークを認識するための画像処理方法が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。レーンマークの認識結果は、例えば、車両の横位置を、車両の左右にあるレーンマークの位置を基準として制御するために利用される。先行技術によれば、路面画像に含まれる白線の輝度が他の路面部分よりも高くなるという性質を利用してその白線(又はそのエッジ)が認識される。
特開平11−147473号公報 特開平11−147481号公報
しかし、当該先行技術によれば、白線のそばにガードレール等の影や、道路補修跡がある場合、路面画像において輝度差が生じるため、白線ではない部分が白線であると認識される可能性があり、白線の認識結果に基づく車両の横位置制御が、実際の白線に鑑みてドライバに違和感を覚えさせる不適切なものになることを裂けるために、車両の横位置制御を停止しなければならないおそれがある。
そこで、本発明は、レーンマークの認識制度を向上させ得る画像処理システム及び画像処理方法、当該画像処理システムが搭載された車両、及び当該画像処理機能をコンピュータに付与するプログラムを提供することを解決課題とする。
前記課題を解決するための本発明の車両は、撮像手段と、撮像手段により撮像された路面画像に基づき、画像処理を実行する画像処理システムと、画像処理システムによる画像処理結果に基づいて車両の走行状態を制御する車両走行状態制御システムとが搭載され、画像処理システムが、撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価手段と、第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理手段とを備えている。
白線等のレーンマークはそのエッジが連続しており、その幅は規格幅にほぼ一致しており、且つ、明暗領域が混在する路面と比較して輝度がほぼ一様である。本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、かかる事情に鑑みて、レーンマーク候補のエッジの連続性を表す「第1指数」、レーンマーク候補の幅(複数箇所における幅の平均値が含まれる。)とレーンマークの規格幅との整合性を表す「第2指数」及びレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す「第3指数」に基づき、レーンマーク候補の中からレーンマークが選定される。これにより、レーンマーク候補の中から真のレーンマークに該当する可能性が最も高いものが認識され得る。従って、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
また、本発明の車両は、第1評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の複数のエッジ点に基づき、レーンマーク候補のエッジの近似表現式を設定し、複数のエッジ点と近似表現式とのずれの増加関数に従って第1指数として評価することを特徴とする。
本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、レーンマーク候補のエッジが滑らかに連続しているほど(連続性が高いほど)、当該エッジの近似表現式とエッジ点とのずれが小さく、第1指数が小さく評価される。従って、第1指数が小さいレーンマーク候補ほど、レーンマークとして認識される可能性が高くなる。これにより、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
さらに、本発明の車両は、第2評価手段が、レーンマークの複数の規格幅のうち、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅に最も近いものを選定した上で、レーンマーク候補の幅と、レーンマークの選定された規格幅との偏差の増加関数に従って第2指数を評価することを特徴とする。
本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、道路の存在する国、州、都道府県等の行政区分の違い、レーンマークを路面に設けた時期の違い等により、レーンマークの規格幅にバリエーションがあることに鑑み、該当する可能性が最も高いレーンマークの規格幅を基準として第2指数が評価される。また、レーンマーク候補の幅が、レーンマークの規格幅に一様に整合するほど(レーンマークの規格幅との整合性が高いほど)、第2指数が小さく評価される。従って、第2指数が小さいレーンマーク候補ほど、レーンマークとして認識される可能性が高くなる。これにより、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
また、本発明の車両は、第3評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の画素の輝度ヒストグラムを作成し、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を第3指数として評価することを特徴とする。
本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、輝度ヒストグラムの利用によりレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性が適切に評価され得る。これにより、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
さらに、本発明の車両は、第3評価手段が、ヒストグラムに複数のピークがある場合、1つのピークのみを含むようにヒストグラムを分割し、分割された各ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を算定し、これら指数に基づいて第3指数を評価することを特徴とする。
レーンマークに部分的に影がさすことで輝度のヒストグラムが複数のピークを有する可能性がある。本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、このような事情が考慮されて、影等の外来的因子によってレーンマーク候補のヒストグラムが輝度空間においてばらついても、当該レーンマーク候補の画素の輝度の一様性が適切に評価され得る。レーンマーク候補のエッジが不連続であるために第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又はレーンマーク候補の幅がレーンマークの規格幅に整合しないために第2指数が第2許容範囲から外れている場合、白線等のレーンマークがかすれている可能性が高い。かかる事情に鑑みて、本発明の車両によれば、このような場合、搭載されている画像処理システムにおいて、エッジの連続性等よりも輝度の一様性が重視されることで、かすれているレーンマークでも精度よく認識される。レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
また、本発明の車両は、第3評価手段が、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数として標準偏差を算出し、この標準偏差を第3指数として評価することを特徴とする。
本発明の車両によれば、搭載されている画像処理システムにおいて、レーンマーク候補に含まれる画素の輝度が一様であるほど、輝度ヒストグラムの標準偏差、すなわち、第3指数が小さく評価される。従って、第3指数が小さいレーンマーク候補ほど、レーンマークとして認識される可能性が高くなる。レーンマーク候補のエッジが不連続であるために第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又はレーンマーク候補の幅がレーンマークの規格幅に整合しないために第2指数が第2許容範囲から外れている場合、白線等のレーンマークがかすれている可能性が高い。かかる事情に鑑みて、本発明の車両によれば、このような場合、搭載されている画像処理システムにおいて、エッジの連続性等よりも輝度の一様性が重視されることで、かすれているレーンマークでも精度よく認識され得る。これにより、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
さらに、本発明の車両は、第2処理手段が、第1評価手段により評価された第1指数が第1許容範囲から外れている場合又は第2評価手段により評価された第2指数が第2許容範囲から外れている場合、第1及び第2指数の重要度よりも第3指数の重要度を高くした上で、レーンマークを認識することを特徴とする。
レーンマーク候補のエッジが不連続であるために第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又はレーンマーク候補の幅がレーンマークの規格幅に整合しないために第2指数が第2許容範囲から外れている場合、白線等のレーンマークがかすれている可能性が高い。かかる事情に鑑みて、本発明の車両によれば、このような場合、搭載されている画像処理システムにおいて、エッジの連続性等よりも輝度の一様性が重視されることで、かすれているレーンマークでも精度よく認識され得る。レーンマーク候補のエッジが不連続であるために第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又はレーンマーク候補の幅がレーンマークの規格幅に整合しないために第2指数が第2許容範囲から外れている場合、白線等のレーンマークがかすれている可能性が高い。かかる事情に鑑みて、本発明の車両によれば、このような場合、画像処理システムにおいて、エッジの連続性等よりも輝度の一様性が重視されることで、かすれているレーンマークでも精度よく認識され得る。これにより、レーンマークの認識精度を向上させ、当該認識結果に基づく車両の走行状態制御を、車両とレーンマークとの実際の相対的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
前記課題を解決するための本発明の画像処理システムは、車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価手段と、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価手段と、第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理手段とを備えている。
本発明の画像処理システムによれば、レーンマーク候補のエッジの連続性を表す「第1指数」、レーンマーク候補の幅とレーンマークの規格幅との整合性を表す「第2指数」及びレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す「第3指数」に基づき、レーンマーク候補の中からレーンマークが選定される。これにより、レーンマーク候補の中から真のレーンマークに該当する可能性が最も高いものが認識され得る。従って、レーンマークの認識精度を向上させることができる。
また、本発明の画像処理システムは、第1評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の複数のエッジ点に基づき、レーンマーク候補のエッジの近似表現式を設定し、複数のエッジ点と近似表現式とのずれの増加関数に従って第1指数として評価することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理システムは、第2評価手段が、レーンマークの複数の規格幅のうち、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅に最も近いものを選定した上で、レーンマーク候補の幅とレーンマークの選定された規格幅との偏差の増加関数に従って第2指数を評価することを特徴とする。
また、本発明の画像処理システムは、第3評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の画素の輝度ヒストグラムを作成し、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を第3指数として評価することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理システムは、第3評価手段が、ヒストグラムに複数のピークがある場合、1つのピークのみを含むようにヒストグラムを分割し、分割された各ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を算定し、これら指数に基づいて第3指数を評価することを特徴とする。
また、本発明の画像処理システムは、第3評価手段が、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数として標準偏差を算出し、この標準偏差を第3指数として評価することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理システムは、第2処理手段が、第1評価手段により評価された第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又は第2評価手段により評価された第2指数が第2許容範囲から外れている場合、第1及び第2指数の重要度よりも第3指数の重要度を高くした上で、レーンマークを認識することを特徴とする。
前記課題を解決するための本発明の画像処理方法は、車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理ステップと、第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価ステップと、第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価ステップと、第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価ステップと、第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理ステップとを含んでいる。
本発明の画像処理方法によれば、レーンマークはそのエッジが連続しており、その幅は規格幅にほぼ一致しており、且つ、明暗領域が混在する路面と比較して輝度がほぼ一様であるという事情に鑑みて、レーンマーク候補の中から真のレーンマークに該当する可能性が最も高いものを認識し得る。
前記課題を解決するための本発明の画像処理プログラムは、車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理機能と、第1処理機能により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価機能と、第1処理機能により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価機能と、第1処理機能により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価機能と、第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理機能とをコンピュータに付与する。
本発明の画像処理プログラムによれば、レーンマークはそのエッジが連続しており、その幅は規格幅にほぼ一致しており、且つ、明暗領域が混在する路面と比較して輝度がほぼ一様であるという事情に鑑みて、レーンマーク候補の中から真のレーンマークに該当する可能性が最も高いものを認識し得る機能がコンピュータに付与される。
本発明の車両、画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラムの実施形態について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態における画像処理システムの構成説明図であり、図2は本発明の一実施形態における画像処理方法の説明図であり、図3は路面画像の例示図であり、図4はレーンマーク候補の認識結果の例示図であり、図5はレーンマーク候補のエッジの連続性に関する説明図であり、図6はレーンマーク候補の幅とレーンマークの規格幅との整合性に関する説明図であり、図7はレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性に関する説明図である。
図1に示されている車両10には、電子制御ユニット(コンピュータ)11と、前方の路面画像を撮像するカメラ(撮像手段)12とを備えている。また、車両10には速度センサやヨーレートセンサ等のセンサが搭載されている(図示略)。
電子制御ユニット11は、車両10に搭載されているハードウェアとして、電子制御ユニット11に諸機能を付与するソフトウェアとしての本発明の「画像処理プログラム」とともに画像処理システム100を構成している。また、電子制御ユニット11は、画像処理システム100の画像処理結果に基づいて車両10の横位置を含む走行状態を制御する「車両走行状態システム」を構成している。
画像処理システム100は、記憶手段101と、輝度測定手段102と、第1処理手段110と、第1評価手段111と、第2評価手段12と、第3評価手段113と、第2処理手段120とを備えている。
記憶手段101は、白線(レーンマーク)の複数の規格幅等を記憶する。
輝度測定手段102は、車両10に搭載されているカメラ(カメラ)12により撮像された路面画像の各画素の輝度を測定する。
第1処理手段110は、輝度測定手段102により測定された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する。
第1評価手段111は、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す「第1指数」を評価する。
第2評価手段112は、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補の幅と、記憶手段101により記憶されているレーンマークの規格幅との整合性を表す「第2指数」を評価する。
第3評価手段113は、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す「第3指数」を評価する。
第2処理手段120は、第1評価手段111、第2評価手段112及び第3評価手段113のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する。
前記構成の画像処理システムにより実施される画像処理方法について図2〜図7を用いて説明する。
第1処理手段110が「第1処理」を実行する(図2/S110)。
具体的には、まず、輝度測定ユニット102により測定され、記憶手段101に格納されている路面画像の各点(画素)の輝度に基づき、全ての白線候補のエッジ点が認識(検出)される。エッジ点の認識方法としては、例えば特開平11−85999号公報に開示されている手法が採用されればよいので、本願明細書では詳細な説明を省略する。画面走査方向を右として、高輝度(明)から低輝度(暗)に転じるエッジ点は「負エッジ点」として認識され、低輝度(暗)から高輝度(明)に転じるエッジ点は「正エッジ点」として認識される。
例えば、図3に示されているようにレーンの左右両側に白線(レーンマーク)Mがあり、白線Mからレーン中央寄りに窪み(タイヤの轍)による影Tがあり、左側の白線Mに影Sがかかっている路面画像が撮像されたとする。なお、白線Mにかかる影としては、道路脇に設置されたガードレールや標識、道路脇に立っている建造物や植物、隣のレーンを走行している自動車等によるものが考えられる。この場合、図4に示されているように各白線Mの左エッジ上の点が正エッジ点(「+」で表されている)として認識されるとともに、各白線Mの右エッジ上の点が負エッジ点(「−」で表されている)として認識される。また、左側の白線Mにかかっている影Sの一部のエッジ上の点が正エッジ点として認識され、左側の窪みによる影Tの左エッジ上の点が負エッジ点として認識される。これにより、一対の正エッジ点群及び負エッジ点群により挟まれた領域、すなわち、図4に示されている左白線Mと、影S及び影Tにより挟まれた領域と、右白線Mとがそれぞれレーンマーク候補(白線候補)M1,M2,M3として認識される。
次に、第1評価手段が、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す「第1指数」を評価する「第1評価処理」を実行する(図2/S111)。
具体的には、まず、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補のレーン中央寄りのエッジ上の複数のエッジ点に基づき、レーンマーク候補のエッジの近似表現式が設定される。例えば、直線(1次式)y=ax+b(x:画像座標系における横位置、y:画像座標系における縦位置)と、記憶手段101から読み出されたレーンマーク候補のエッジ点の座標とに基づき、最小二乗近似等の手法によってパラメータ「a」及び「b」の値が算出されることで、これらパラメータの算出値により特定される1次式が、レーンマーク候補のエッジの近似表現式として設定される。また、2次式Y=aX+bX+c等の曲線式と、記憶手段101から読み出されたレーンマーク候補のエッジ点の座標とに基づき、最小二乗近似等の手法によってパラメータ「a」「b」及び「c」等の値が算出されることで、これらパラメータの算出値により特定される2次式等の曲線式が、レーンマーク候補のエッジの近似表現式として設定される。なお、レーンマーク候補のエッジの近似表現式が、車両10に搭載されているヨーレートセンサや速度センサ等(図示略)の出力に基づき、補正されてもよい。
そして、複数のエッジ点と近似表現式とのx方向のずれΔx(i=1,2,・・,n)の平均値が次式(1a)に従って算出された上で第1指数p1として評価される。
p1=(1/n)Σ(f(y)・Δx ・・(1a)
式(1b)における「f(y)」は、y=yにおけるx方向の1画素あたりの路面上の距離に比例する重み係数である。
これにより、レーンマーク候補のエッジが滑らかに連続しているほど(連続性が高いほど)、第1指数p1が小さく評価される。例えば、図5(a)に示されているように近似表現式により表される直線(又は曲線)Lと、各エッジ点(「×」で表されている)とのx方向のずれの二乗の平均値は、図5(b)に示されている直線Lと、各エッジ点とのx方向のずれの二乗の平均値よりも小さくなる。従って、図5(a)に示されているエッジ点群が認識された場合、図5(b)に示されているエッジ点群が認識された場合よりも第1指数p1が小さく評価される。
なお、エッジ点が画像座標系(x,y)から道路座標系(X,Y)に投影変換された上で、エッジの近似表現式が設定され、複数のエッジ点と近似表現式とのX方向のずれΔX(i=1,2,・・,n)の二乗の平均値が次式(1b)に従って算出された上で第1指数p1として評価されてもよい。
p1=(1/n)Σ(ΔX ・・(1b)
また、第2評価手段112が、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補の幅と、記憶手段101により記憶されているレーンマークの規格幅との整合性を表す「第2指数」を評価する「第2評価処理」を実行する(図2/S112)。具体的には、まず、記憶手段101により記憶されているレーンマークの複数の規格幅のうち、道路座標系において各レーンマーク候補の複数箇所における正エッジ点と負エッジ点との間隔の標準偏差(又は平均値)に最も近いものが選定される。そして、各レーンマーク候補の複数箇所における正エッジ点と負エッジ点との間隔w(i=1,2,・・,m)と、当該規格幅wとのずれの二乗の平均値が次式(2)に従って算出された上で、第2指数p2として評価される。
p2=(1/m)Σ(w−w ・・(2)
これにより、レーンマーク候補の幅が、レーンマークの規格幅に一様に整合するほど(レーンマークの規格幅との整合性が高いほど)、第2指数p2が小さく評価される。例えば、図6(a)に示されているように一様な幅で延びるレーンマーク候補M1のほうが、図6(b)に示されているように幅が不安定なレーンマーク候補M2よりも、複数箇所における幅wが、レーンマーク幅wに全体的に一致するので、第2指数p2が小さく評価される。
なお、車両10の速度やヨーレート、さらにはカメラ12の露光時間によって路面画像に生じる「ぶれ」が軽減又は解消されるように、車両10に搭載された速度センサやヨーレートセンサ(図示略)の出力、及び記憶手段101により記憶されているカメラ12の露光時間に基づき、第2評価手段112によって記憶手段101から読み出されたレーンマークの規格幅が補正されてもよい。
さらに、第3評価手段113が、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す「第3指数」を評価する「第3評価処理」を実行する(図2/S113)。具体的には、第1処理手段110により認識されたレーンマーク候補の画素の輝度が記憶手段101から読み出された上で、輝度のヒストグラムが作成される。ヒストグラムの横軸は一定幅の輝度区間に分割され、縦軸は各輝度区間に含まれる輝度を有する画素の累積数(頻度)を表す。
例えば、図4に示されている路面画像の左側にあるレーンマーク候補M1のヒストグラムは、図7(a)に示されているように高輝度側と低輝度側にそれぞれピークを有する幅広のヒストグラムとなる。このようにヒストグラムの分布が広がっているのは、図3に示されているように当該レーンマーク候補M1に対応する左白線Mの一部に影Sがかかっているためである。高輝度側のヒストグラムはこの白線Mのうち影Sがかかっていない部分のヒストグラムに該当し、低輝度側のヒストグラムは白線Mのうち影Sがかかっている部分のヒストグラムに該当する。
また、図4に示されている路面画像の左側にあるレーンマーク候補M2の輝度のヒストグラムは、図7(b)に示されているように低輝度側に寄った幅狭のヒストグラムとなる。これは、レーンマーク候補M2が、図3に示されている影S及び影Tに挟まれた路面部分に対応しており、また、この路面部分の輝度が全体的に低いためである。
さらに、図4に示されている路面画像の右側にあるレーンマーク候補M3の輝度のヒストグラムは、図7(c)に示されているように高輝度側に寄った幅狭のヒストグラムとなる。これは、レーンマーク候補M3が、図3に示されている右白線Mに対応しており、この白線Mの輝度が全体的に高いためである。
そして、各レーンマーク候補について、ヒストグラムの輝度空間における標準偏差(ばらつきを表す指数)が算定されて第3指数p3として評価される。具体的には、ヒストグラムの輝度区間Bの輝度区間Bの中間値等の代表輝度値b及び頻度hに基づき、次式(3)に従って第3指数p3が評価される。
p3=[Σ{b−M}/(N−1)]1/2
M=Σ/N
N=Σ ・・(3)
但し、図4(a)に示されているようにヒストグラムに複数のピークが含まれている場合、1つのピークのみを含むようにヒストグラムが分割され、分割された各ヒストグラムの輝度空間における標準偏差(ばらつきを表す指数)が算定され、これら標準偏差の平均値が第3指数p3として評価される。
これにより、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきが小さいレーンマーク候補ほど、第3指数p3が小さく評価される。
次に、第1評価手段111、第2評価手段112及び第3評価手段113のそれぞれによって評価された第1指数p1、第2指数p2及び第3指数p3に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する「第2処理」を実行する(図2/S120)。具体的には、第1指数p1、第2指数p2及び第3指数p3の和が最小となるレーンマーク候補が路面画像の左右からそれぞれ選定された上で、真のレーンマークとして認識される。
例えば、図4に示されているレーンマーク候補M1のエッジ点が図5(a)に示されているようにほぼ近似表現直線Lに沿って点在するとともに、図6(a)に示されているように複数箇所での幅wが規格幅wに一致するとする。一方、図4に示されているレーンマーク候補M2のエッジ点が図5(b)に示されているように近似表現直線Lからずれながら点在するとともに、図6(b)に示されているように複数箇所での幅wが規格幅wから外れているとする。この場合、レーンマーク候補M1の第1指数p1及び第2指数p2は、レーンマーク候補M2の第1指数p1及び第2指数p2より小さくなる。従って、両者の第3指数p3が同程度であったとすると、レーンマーク候補M1の指数の総和は、レーンマーク候補M2の指数の総和より小さくなる。このため、路面画像の左側のレーンマークとして、レーンマーク候補M1が選定される。
第2処理手段120によって認識された左右のレーンエッジに基づき、車両走行状態制御システム(電子制御ユニット11)が車両10の横位置を制御する。この制御方法としては、例えば前記特許文献1、2に開示されているものが採用されれば足りるので、本願明細書ではその説明を省略する。
前記方法を実施する画像処理システム100によれば、白線等のレーンマークはそのエッジが連続しており、その幅は規格幅にほぼ一致しており、且つ、明暗領域が混在する路面と比較して輝度がほぼ一様であるという事情に鑑みて、レーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数p1、レーンマーク候補の幅とレーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数p2、及びレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数p3に基づき、レーンマーク候補の中からレーンマークが選定される。これにより、レーンマーク候補の中から真のレーンマークに該当する可能性が最も高いものが認識され得る。従って、レーンマークの認識精度を向上させることができ、これによって、車両走行状態制御システムによる当該認識結果に基づく車両10の走行状態制御を、車両10とレーンマークとの実際の装置的な位置関係等に鑑みて適切なものとすることができる。
また、第2評価手段112により、記憶手段101により記憶されているレーンマークの複数の規格幅のうち、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅の平均値に最も近いものが選定された上で、これに基づいて第2指数p2が評価される。このため、道路の存在する国、州、都道府県等の行政区分の違い、レーンマークを路面に設けた時期の違い等により、レーンマークの規格幅にバリエーションがあることに鑑み、該当する可能性が最も高いレーンマークの規格幅を基準として第2指数p2が評価される。
さらに、輝度のヒストグラムの利用によりレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性をあらわす第3指数p3が適切に評価され得る。また、図3に示されているようにレーンマークMに部分的に影Sがさすことで輝度のヒストグラムが複数のピークを有する可能性があることが考慮されて、ヒストグラムが1つのピークを含むように分割された上で(図4(a)参照)、各分割ヒストグラムについて標準偏差が算定される。これにより、影等の外来的因子によってレーンマーク候補のヒストグラムが輝度空間においてばらついても、当該レーンマーク候補の画素の輝度の一様性をあらわす第3指数p3が適切に評価され得る。
なお、第1評価手段111により評価された第1指数p1が第1許容範囲から外れている場合、又は第2評価手段112により評価された第2指数p2が第2許容範囲から外れている場合、第2処理手段120が第1指数p1及び第2指数p2の重要度よりも第3指数p3の重要度を高くした上で、レーンマークを認識してもよい。具体的には、第1指数p1、第2指数p2及び第3指数p3の重み付き総和が算定される際、第3指数p3の重み係数が他の重み係数よりも大きく設定される。
当該実施形態によれば、レーンマーク候補のエッジが不連続であるために第1指数が第1許容範囲から外れ、又はレーンマーク候補の幅がレーンマークの規格幅に整合しないために第2指数が第2許容範囲から外れており、白線等のレーンマークがかすれている可能性が高い場合、エッジの連続性等よりも輝度の一様性が重視されることで、かすれているレーンマークでも精度よく認識され得る。
本発明の一実施形態における画像処理システムの構成説明図 本発明の一実施形態における画像処理方法の説明図 路面画像の例示図 レーンマーク候補の認識結果の例示図 レーンマーク候補のエッジの連続性に関する説明図 レーンマーク候補の幅とレーンマークの規格幅との整合性に関する説明図 レーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性に関する説明図
符号の説明
10‥車両、11‥電子制御ユニット、12‥カメラ(撮像手段)、100‥画像処理システム、101・・記憶手段、102・・輝度測定手段、110‥第1処理手段、111‥第1評価手段、112‥第2評価手段、113・・第3評価手段、120・・第2処理手段

Claims (16)

  1. 撮像手段と、
    撮像手段により撮像された路面画像に基づき、画像処理を実行する画像処理システムと、
    画像処理システムによる画像処理結果に基づいて車両の走行状態を制御する車両走行状態制御システムとが搭載され、
    画像処理システムが、撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価手段と、
    第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理手段とを備えている車両。
  2. 第1評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の複数のエッジ点に基づき、レーンマーク候補のエッジの近似表現式を設定し、複数のエッジ点と近似表現式とのずれの増加関数に従って第1指数として評価することを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. 第2評価手段が、レーンマークの複数の規格幅のうち、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅に最も近いものを選定した上で、レーンマーク候補の幅と、レーンマークの選定された規格幅との偏差の増加関数に従って第2指数を評価することを特徴とする請求項1記載の車両。
  4. 第3評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の画素の輝度ヒストグラムを作成し、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を第3指数として評価することを特徴とする請求項1記載の車両。
  5. 第3評価手段が、ヒストグラムに複数のピークがある場合、1つのピークのみを含むようにヒストグラムを分割し、分割された各ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を算定し、これら指数に基づいて第3指数を評価することを特徴とする請求項4記載の車両。
  6. 第3評価手段が、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数として標準偏差を算出し、この標準偏差を第3指数として評価することを特徴とする請求項4記載の車両。
  7. 第2処理手段が、第1評価手段により評価された第1指数が第1許容範囲から外れている場合又は第2評価手段により評価された第2指数が第2許容範囲から外れている場合、第1及び第2指数の重要度よりも第3指数の重要度を高くした上で、レーンマークを認識することを特徴とする請求項1記載の車両。
  8. 車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価手段と、
    第1処理手段により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価手段と、
    第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理手段とを備えている画像処理システム。
  9. 第1評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の複数のエッジ点に基づき、レーンマーク候補のエッジの近似表現式を設定し、複数のエッジ点と近似表現式とのずれの増加関数に従って第1指数として評価することを特徴とする請求項8記載の画像処理システム。
  10. 第2評価手段が、レーンマークの複数の規格幅のうち、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の幅に最も近いものを選定した上で、レーンマーク候補の幅と、レーンマークの選定された規格幅との偏差の増加関数に従って第2指数を評価することを特徴とする請求項8記載の画像処理システム。
  11. 第3評価手段が、第1処理手段により認識されたレーンマーク候補の画素の輝度ヒストグラムを作成し、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を第3指数として評価することを特徴とする請求項8記載の画像処理システム。
  12. 第3評価手段が、ヒストグラムに複数のピークがある場合、1つのピークのみを含むようにヒストグラムを分割し、分割された各ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数を算定し、これら指数に基づいて第3指数を評価することを特徴とする請求項11記載の画像処理システム。
  13. 第3評価手段が、ヒストグラムの輝度空間におけるばらつきを表す指数として標準偏差を算出し、この標準偏差を第3指数として評価することを特徴とする請求項11記載の画像処理システム。
  14. 第2処理手段が、第1評価手段により評価された第1指数が第1許容範囲から外れている場合、又は第2評価手段により評価された第2指数が第2許容範囲から外れている場合、第1及び第2指数の重要度よりも第3指数の重要度を高くした上で、レーンマークを認識することを特徴とする請求項8記載の画像処理システム。
  15. 車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理ステップと、
    第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価ステップと、
    第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価ステップと、
    第1処理ステップにおいて認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価ステップと、
    第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理ステップとを含んでいる画像処理方法。
  16. 車両搭載撮像手段により撮像された路面画像の各画素の輝度に基づき、レーンマーク候補を認識する第1処理機能と、
    第1処理機能により認識されたレーンマーク候補のエッジの連続性を表す第1指数を評価する第1評価機能と、
    第1処理機能により認識されたレーンマーク候補の幅と、レーンマークの規格幅との整合性を表す第2指数を評価する第2評価機能と、
    第1処理機能により認識されたレーンマーク候補に含まれる画素の輝度の一様性を表す第3指数を評価する第3評価機能と、
    第1、第2及び第3評価手段のそれぞれによって評価された第1、第2及び第3指数に基づき、真のレーンマークに該当する可能性が最も高いレーンマーク候補をレーンマークとして認識する第2処理機能とをコンピュータに付与する画像処理プログラム。
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