JP2006309103A - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリズムの形状や配置が適正化され干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置、および電子機器を提供すること。
【解決手段】 液晶表示装置100は、液晶表示パネル101と、光源としてのLED108と、LED108からの光を導いて出射する導光板105と、導光板105から出射される光を拡散する拡散シート104と、拡散シート104から出射される光を集光して液晶表示パネル101に出射する2つのプリズムシート102,103とを備えた。各プリズムシート102,103の各プリズム102a,103aの配列方向は、互いに略直交している。プリズム102aの幅P2、プリズム103aの幅P1は、それぞれプリズム102a,103aが配列する方向におけるサブ画素109R,109G,109Bの幅の4倍以上となるように設定されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、透過型あるいは半透過反射型の液晶表示装置および電子機器に関する。
液晶表示装置は、光源からの光を受光して表示を行う受光素子である液晶表示パネルを備えており、その構造は、透過型、反射型、半透過型、透過および反射の両方の機能を併せ持つ半透過反射型のいずれかに大別される。
液晶表示パネルの観察側と反対側に配置された光源からの光をより効率よく液晶表示パネルに向けて出射させて、観察者から見てより明るい表示となるように、光源と液晶表示パネルとの間、あるいは光源からの光を伝播させる導光板と液晶表示パネルとの間に、集光機能を有するプリズムシート(集光シート)が配置された液晶表示装置が知られている(特許文献1)。
このプリズムシートは、一方の表面に断面形状が略三角形の凸条からなる複数のプリズムを有しており、他方の面から入射した光を複数のプリズムにより屈折させて、一方の表面側により多く出射させることができる構造となっている。このようなプリズムシートを用いる場合、複数のプリズムの配列と液晶表示パネルの画素の配列との関係において、光源から出射された光の伝播方向とプリズムの斜面との位置関係でモアレと呼ばれる干渉縞や光強度ムラが発生することがある。また、プリズムの頂点の線分およびプリズム間の谷部の線分と、縦または横の画素の線分(例えばブラックマトリクス等の遮光膜の線分)のうちプリズムと平行な線分とが干渉することによりモアレが発生することがある。
特許文献1の液晶表示装置では、(a)プリズムの配列ピッチをサブ画素のドットピッチ以下に設定することで干渉縞を肉眼の可観測範囲よりも細かくして判別し難くする方法、(b)プリズムの配列ピッチの整数倍と液晶表示パネルのサブ画素の配置ピッチとが一致しないようにプリズムを配置することにより、光強度ムラを分散させる方法、(c)プリズムの配列方向を画素の配列方向に対して平面視で傾けて、干渉縞の発生を抑制する方法が開示されている。
また、透過領域と反射領域とを備えた画素を有する半透過反射型の液晶表示装置において、1つの画素が異なる色要素を含むサブ画素から構成されている場合、色要素ごとの視感度の差を考慮して、透過領域の面積をサブ画素ごとに変えることが提案されている(特許文献2)。例えば、色要素としての3色(RGB)のカラーフィルタを備えた半透過反射型の液晶表示装置ならば、視感度は、B<R<Gの順に高くなるので、G色に対応するサブ画素の透過領域をもっとも狭くなるように設定する。これにより、透過表示の際により自然な色表現となるように表示させるものである。
特開平8−36179号公報 特開2003−195296号公報
しかしながら、上記従来のプリズムの配置において、干渉縞や光強度ムラを完全に無くすことは困難である。例えば、高精細な画素に対してプリズムの配列ピッチをさらに細かくすることには限界がある。また、プリズムの配列方向を画素の配列方向に対して傾けると、集光性能が低下して全体的に暗くなるという課題がある。また、上記半透過反射型の液晶表示装置において、画素の透過領域の面積を色要素の種類に対応して変えても、プリズムシートを用いたことによって、干渉縞や光強度ムラなど部分的に明暗が生ずると、透過領域の面積を変えたことの効果が薄れてしまう惧れがある。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、プリズムの形状や配置が適正化され干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置、および電子機器を提供することを目的とする。
本発明の液晶表示装置は、画素を形成する複数のサブ画素を有する液晶表示パネルと、光源と、光源からの光を集光して液晶表示パネルに向けて出射する複数のプリズムを具備した少なくとも1つの集光シートとを有する液晶表示装置であって、複数のプリズムは、複数の凸条であり、凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向におけるサブ画素の幅の複数倍以上となるように集光シートに形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、光源からの光は少なくとも1つの集光シートで集光され、1つのプリズムから、複数の凸条であるプリズムの配列方向と平行する方向における複数のサブ画素に向けて集光された光が出射される。したがって、複数の凸条のプリズムのそれぞれから出射される集光された光の強度が互いに異なっていても、すなわちプリズムによって明暗が生じていても、複数のサブ画素に渡って明と暗の各部分が分布することになる。ゆえに、サブ画素ごとに明と暗が繰り返される場合に比べて、サブ画素との光の干渉による干渉縞や光強度ムラが密集しにくいので、干渉縞や光強度ムラが目立ち難い透過型の液晶表示装置を提供することができる。また、1つのサブ画素に対して精細なピッチのプリズムが多数配置される場合に比べて、サブ画素の縦または横の線分と凸条のプリズムの頂点の稜線あるいはプリズム間の谷部の稜線とがプリズムの配列方向において干渉を起き難くすることができる。さらには、サブ画素によって構成される画素が高精細になってもプリズムの加工を容易とすることができる。以降、凸条のプリズムの頂点の稜線あるいはプリズム間の谷部の稜線を「プリズムの線分」として説明する。
上記少なくとも1つの集光シートは、プリズムの凸条の稜線が光源からの光が伝播される方向と略直交するように配設されていることが好ましい。
この構成によれば、プリズムの凸条の稜線が光源からの光が伝播される方向と略直交するように配設されているため、光源から伝播する光に対して凸条の斜面が対向することになり、より多くの光を集光することができる。すなわち、伝播する光に対向する斜面によって明暗が生じても、複数のサブ画素に渡って明と暗の各部分が分布することにより、サブ画素との光の干渉による干渉縞や光強度ムラが密集しにくいので、干渉縞や光強度ムラが目立ち難く、より明るい透過型の液晶表示装置を提供することができる。
また、液晶表示パネルの画素領域内には、透過領域と反射領域とが形成されており、複数のプリズムは、凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向における透過領域の幅の複数倍以上となるように集光シートに形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、液晶表示パネルの画素領域内に透過領域と反射領域とを有する場合は、1つのプリズムから複数の凸条であるプリズムの配列方向における複数の透過領域に向けて集光された光が出射される。したがって、複数の凸条のプリズムのそれぞれから出射される集光された光の強度が互いに異なっていても、すなわちプリズムによって明暗が生じていても、複数の透過領域に渡って明と暗の各部分が分布することになる。ゆえに、透過領域の幅に複数のプリズムが配列する場合に比べて、透過領域との光の干渉による干渉縞や光強度ムラが密集しにくいので、干渉縞や光強度ムラが目立ち難い半透過反射型の液晶表示装置を提供することができる。
また、上記複数のプリズムは、凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向におけるサブ画素の配列ピッチの2以上の整数倍となるように集光シートに形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、1つのプリズムからプリズムの配列方向におけるサブ画素の配列ピッチの2以上の整数倍の範囲に向けて集光された光が出射される。したがって、複数の凸条のプリズムのそれぞれに明暗が生じていても、サブ画素を区画するブラックマトリクス等の隔壁部の縦または横の線分を含むサブ画素の配列ピッチの2以上の整数倍の範囲に渡って、明と暗の各部分が分布することになる。ゆえに、1つのサブ画素に対して精細なピッチのプリズムが多数配置される場合に比べて、1つのサブ画素内に明の部分と暗の部分とが生じることを低減することができる。また、サブ画素の縦または横の線分と凸条のプリズムの線分とがプリズムの配列方向において重なる確率を低下させることができる。すなわち、サブ画素やその線分との光の干渉による干渉縞や光強度ムラが目立ち難いカラー表示可能な液晶表示装置を提供することができる。
また、上記発明の2以上の整数は、1画素中のサブ画素の数の倍数であることを特徴とする。
この構成によれば、1つのプリズムからプリズムの配列方向における1画素中のサブ画素の数の倍数、すなわち少なくとも1画素ピッチ以上の範囲に向けて集光された光が出射される。したがって、複数の凸条のプリズムのそれぞれに明暗が生じていても、1画素ピッチ以上の範囲に渡って明と暗の各部分が分布することになる。ゆえに、1画素の配列ピッチの幅に複数のプリズムが配列する場合に比べて、画素やその線分との光の干渉による干渉縞や光強度ムラがより密集しにくいので、サブ画素内にカラーフィルタ等の色要素を配置すれば、干渉縞や光強度ムラが目立ち難いカラー表示可能な液晶表示装置を提供することができる。
また、同じ画素を構成する複数のサブ画素が、同じプリズム配列方向の幅内に位置するように上記少なくとも1つの集光シートが配設されていることが好ましい。
この構成によれば、少なくとも1つの集光シートは、同じプリズム配列方向の幅内に同じ画素を構成する複数のサブ画素が位置するように配設される。したがって、プリズムによって明暗が生じていても、1サブ画素内に明と暗の部分が配列しにくいので、1画素内の異なる色要素を有する各サブ画素の分光特性が明暗によって変化してしまう分光特性のムラを低減することができる。すなわち、各サブ画素の分光特性のムラが低減されることにより、分光特性のムラや光強度のムラによる色ムラが低減された液晶表示装置を提供することができる。
また、上記集光シートとして第1の集光シートと第2の集光シートとを有し、第1の集光シートと第2の集光シートとのうちいずれか一方の複数のプリズムの配列方向は、画素またはサブ画素の配列方向に対して略直交すると共に、第1の集光シートと第2の集光シートとは、複数のプリズムの凸条の稜線が互いに交差するように液晶表示パネルに配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数のプリズムの凸条の稜線が互いに交差した第1の集光シートと第2の集光シートとを有する構成となるため、集光シートが1つの場合に比べて、明るい表示が可能である。また、各集光シートのプリズムによって明暗が生じていても、それぞれの明暗が打ち消されるように、交差するプリズムの配列方向のなす角度を調整すれば、より干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置を提供することができる。望ましくは、交差する角度を略直角とすれば、一方の集光シートからの光の出射角度を他方の集光シートのプリズムによってより正面方向に向かせて、正面方向から見た場合より明るい表示とすることができる。
また、上記光源からの光を伝播して集光シートに向けて出射する導光板を備えることが好ましい。これによれば、光源からの光は、導光板によって導かれるため、液晶表示パネルの表示エリアにおいて、光源から遠ざかることによる光強度の低下が改善され、より光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置を提供することができる。
また、上記集光シートと導光板との間に敷設され、導光板からの光を拡散して集光シートに出射する拡散シートを備えることが好ましい。これによれば、導光板からの光は、拡散シートにより光の指向性が弱められた状態で集光シートに出射される。ゆえに、プリズムには、より均等に光が入射して、プリズムごとの明暗の差が生じ難くなる。よって、より干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、上記発明の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする。これによれば、干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置を搭載しているため、表示ムラ等が少ない見映えのよい電子機器を提供することができる。また、光源の光出力を低下させても明るい表示が可能なため、光源の消費電力を低減した低消費電力型の電子機器を提供することができる。
尚、本発明における画素またはサブ画素とは、隔壁(バンク)やブラックマスク(遮光層)によって画素またはサブ画素が区画されている場合、画素またはサブ画素を構成する画素電極が、区画された領域より小さいときは、画素電極を示し、大きいときは、区画された領域を示す。また、区画されていない場合は、画素電極を示す。
以下、本発明に係る実施形態について、図を参照して説明する。なお、各図では、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならせてある。また、本発明を説明する際に不要なものについては、記載を省いている。
(実施形態1)
図1は、液晶表示装置の構造を示す概略図であり、同図(a)は分解斜視図、同図(b)は概略断面図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の液晶表示装置100は、液晶表示パネル101と、光源としての3個の白色発光ダイオード(LED)108と、点光源であるLED108からの光を伝播して液晶表示パネル101に向けて出射する導光板105とを備えている。また、液晶表示パネル101と導光板105との間には、導光板105から出射する光を拡散させる拡散シート104と、拡散シート104を通過した光を集光して液晶表示パネル101に出射する複数のプリズムを具備した第2の集光シートとしてのプリズムシート102と、第1の集光シートとしてのプリズムシート103とを備えている。また、プリズムシート102,103によって集光された光が、液晶表示パネル101の表示エリア101e以外に漏れないように、表示エリア101eの周辺域を遮光する遮光テープ101dを備えている。また、導光板105の表面105aと反対側の表面105bから出射する光を反射させる反射シート106を備えている。
図1(b)に示すように、これらの電子部品や構成部材は、重畳されてケース110に収納されている。3個のLED108は、回路基板107に実装されており、液晶表示パネル101の端子部101cの背面側に位置して、重畳された導光板105の側面にLED108の発光面が対向するように配置されている。導光板105の光が入射する側面と直交する側面には、突起105c(図1(a)参照)が形成されている。突起105cとケース110の内側の縁部110aに設けられた凹部110bとが係合して、導光板105がケース110に位置決めされ収容される構造となっている。
液晶表示パネル101は、透明なガラス等の材料からなる素子基板101bと、同じく透明なガラス等の材料からなる対向基板101aと、両基板101a,101bとに挟持された電気光学材料としての液晶とを有している。対向基板101aには、色要素としてのカラーフィルタとカラーフィルタを覆う対向電極とが設けられている。素子基板101bには、マトリクス状に配置された画素電極と、画素電極に接続されたアクティブ素子であるTFT(Thin Film Transistor)とが設けられている。液晶表示パネル101は、所謂透過型のアクティブ液晶表示素子である。TFTの構成などの基本構造は、公知のものを用いているため説明を省略する。液晶表示パネル101は、これに限らず、例えば、アクティブ素子としてTFD(Thin Film Diode)を用いたものや、表示用の電極が格子状に配置されたパッシブ型の液晶表示素子でもよい。尚、通常、液晶表示パネル101の表面には、光を偏向させる偏光板、あるいは光学機能性フィルムと貼り合わされた偏光板が配設されるが、図1では省略している。また、液晶表示パネル101の端子部101cには、図示しない外部駆動回路と接続するためのフレキシブル配線基板等が電気的に接続されて、液晶表示パネル101が駆動される。
図2は、液晶表示パネルの画素の配列を示す平面図である。図2に示すように、液晶表示パネル101は、3色(RGB)の色要素であるカラーフィルタを有するサブ画素109R,109G,109Bからなる画素109を複数備えている。これらのサブ画素109R,109G,109Bの配列は、同色のサブ画素がX方向に配列し、異なる色のサブ画素がY方向にRGBの順に配列した所謂ストライプ方式である。これによりカラー表示を可能としている。
図3は、集光シートの形状を示す拡大図である。図3に示すように、集光シートとしてのプリズムシート102,103は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の透明フィルムの表面に、アクリル系樹脂等のフォトポリマーを用いて、それぞれ断面形状が略三角形の複数の凸条であるプリズム102a、プリズム103aが形成されたものである。各プリズム102a,103aの凸条の稜線は、図1(a)に示すように互いに略直交している。そして、プリズムシート103のプリズム103aの配列方向が、導光板105に入射するLED108の光の入射方向に対して略直交するように、プリズムシート103が拡散シート104を介して導光板105の表面105aに重ねられている。これにより導光板105によって導かれるLED108の光を効率的に集光して液晶表示パネル101に出射できる配置となっている。この場合のプリズムシートにおけるプリズムの配列状態をプリズムパターンと呼び、プリズムパターンの幅すなわち配置ピッチは、凸条の頂点から次の頂点、あるいは谷の稜線から次の谷の稜線までを1周期とする。
尚、本実施形態では、各プリズム102a,103aの断面形状が略三角形となっているが、これに限定されず、断面形状が曲線を含むものでもよい。
図4は、プリズムと画素との位置関係を示す模式図である。詳しくは、サブ画素からなる画素の配列を平面的に示し、これに対するプリズムの配置をX,Y方向に分けて図式化したものである。図4に示すように、プリズムシート103のプリズム103aの配列方向(Y方向)の幅P1は、これと平行する方向における各サブ画素109R,109G,109Bの幅L1の複数倍(本実施形態では4倍)よりも広い設定となっている。また、サブ画素のピッチd1と比較すると、P1>4×d1となっている。この場合、サブ画素のピッチd1は、サブ画素の幅L1にサブ画素を区画するブラックマトリクス等の隔壁部の幅を加えたものである。
プリズムシート102のプリズム102aの配列方向(X方向)の幅P2は、これと平行する方向における各サブ画素109R,109G,109Bの幅L2の4倍よりも広い設定となっている。サブ画素のピッチd2と比較すると、P2>4×d2となっている。尚、プリズムシート102は、前述のプリズムシート103と同じもの用いて、プリズム102a,103aが互いに略直交するように配置したものでもよい。また、従来のピッチ関係を有するプリズムシートを用いてもよい。
液晶表示装置100は、プリズムシート103と導光板105との間に敷設された拡散シート104を備えているものの、LED108から導光板105の側面に入射した光は、伝播方向(Y方向)に向かう光の方がより多く導光板105から出射される指向性を有している。プリズム103aは、2つの斜面103bに入射する光を集光して液晶表示パネル101側に出射するため、各斜面103bに入射する光の量(光強度)が異なれば、各斜面103bから出射される光の量も同様に異なる。また、光源としてのLED108からの距離によっても光の量が変化する。
このような特性を有するプリズムシート103と導光板105とを組み合わせて、例えば、図1の上方(液晶表示装置100の観察側)からプリズムシート103を観察すると、プリズム103aの各斜面103bによって明と暗とに分かれた明暗パターンが観測される。この場合の明暗の強度比は、プリズムシート103の仕様によっても異なってくるが、導光板105とプリズムシート103のみの構成では、およそ明:暗=3:1程度の比率を有している。
尚、液晶表示パネル101と導光板105との間におけるプリズムシート102,103の配置は、これに限らず、Z方向で入れ替えしてもよい。また、プリズム102aとプリズム103aとが直交しないように各プリズムシート102,103を配置してもよい。このようにすれば、直交以外の交差角度では、直交状態に比べて集光効率が低下して全体的に暗くなるものの、プリズム103aの配置による明暗パターンがより識別し難いように、プリズム102aの角度を調整することができる。また、LED108の輝度が相当に明るい場合は、プリズムシート103のみの構造としてもよい。さらに、拡散シート104は、プリズムシート102とプリズムシート103との間に配置されていてもよい。また、必ずしも必要ではない。
液晶表示装置100は、幅P2のプリズム102aを有するプリズムシート102と、幅P1のプリズム103aを有するプリズムシート103とを有し、各プリズム102a,103aの配列方向が略直交した状態で、液晶表示パネル101と導光板105との間に拡散シート104を介して配置されている。したがって、プリズムシート103の各斜面103bに対応して明暗パターンが生じても、明と暗の各部分は、少なくともサブ画素の幅の2倍以上の領域に渡るため、隣り合うサブ画素において明暗パターンが繰り返されモアレとして視認されることを抑制している。また、各プリズム102a,103aの配列ピッチは、複数(4つ)のサブ画素の幅よりも大きいので、各プリズム102a,103aの配列方向のサブ画素の線分と各プリズム102a,103aの頂点あるいは谷部の稜線(プリズムの線分)とが重なり合って干渉し難い。さらには、サブ画素が高精細なサイズであっても、容易に各プリズム102a,103aを形成することが可能である。
実施形態1の効果は、以下の通りである。
(1)本実施形態の液晶表示装置100において、少なくとも導光板105の光伝播方向とプリズム配列方向が平行となるプリズムシート103のプリズム103aの斜面103bからは、複数の凸条であるプリズム103aの配列方向における少なくともサブ画素の幅L1の2倍以上の範囲に向けて集光された光が出射される。したがって、プリズム103aの凸条の各斜面103bに明暗が生じても、少なくともサブ画素の幅L1の2倍以上の範囲に渡って明と暗の各部分が分布することになる。また、各プリズム102a,103aの配列方向のサブ画素の線分と各プリズム102a,103aの線分とが重なり合って干渉することが低減されている。ゆえに、サブ画素の幅L1に精細なピッチのプリズムを多数配列させる場合に比べて、サブ画素やその線分との光の干渉による干渉縞や光強度ムラが密集しにくいので、干渉縞や光強度ムラが目立ち難い液晶表示装置100を提供することができる。また、サブ画素が高精細になってもプリズムの加工を容易とすることができる。
(2)液晶表示装置100において、少なくともプリズムシート103のプリズム103aの配列ピッチは、複数(4つ)のサブ画素の幅よりも大きいので、サブ画素の幅が例えば数十μm程度の高精細な状態であっても、サブ画素の配置に対して位置精度よくプリズム103aを配置することができる。
(3)液晶表示装置100において、導光板105から出射される光は、拡散シート104によって指向性が弱められるため、液晶表示パネル101の表示エリア101e内において、LED108からの距離が遠くなることによる光強度ムラ(輝度ムラ)や、導光板105から出射される光の指向性によって発生する光強度ムラを低減することができる。
(4)液晶表示装置100において、3つのLED108からの光は、導光板105と拡散シート104とを経由して、各プリズム102a,103aが互いに略直交するように配置された2つのプリズムシート102,103により集光される。したがって、プリズムシート103により集光された光の出射角をさらにプリズムシート102のプリズム102aにより集光させて液晶表示パネル101に出射することができる。すなわち、1つのプリズムシートを用いた場合に比べて、より効率よく光を集光して明るい表示が可能な液晶表示装置100を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態の液晶表示装置の基本構造は、実施形態1の液晶表示装置100のサブ画素の仕様が異なるものであり、サブ画素の配列に対するプリズムの配列方向の幅との関係を変えたものである。したがって、共通する部分の説明は省略し、異なる部分について図を基に説明する。
図5は、実施形態2に係るプリズムと画素との位置関係を示す模式図である。図5に示すように、本実施形態の液晶表示パネル101の画素109は、異なる色要素のカラーフィルタを有する4つのサブ画素109R,109G,109B,109Cを有している。各サブ画素109R,109G,109B,109Cの配列は、実施形態1と同様にストライプ方式である。
プリズムシート103は、Y方向において、凸条のプリズム103aの幅P1が、サブ画素のピッチd1の8倍になるように形成されている。また、複数のサブ画素109R,109G,109B,109Cからなる画素109のピッチの自然数倍(本実施形態は2倍のケース、すなわち8×d1)をプリズム103aの1周期に一致させた。すなわち、同じ画素109を構成する複数のサブ画素109R,109G,109B,109Cの組がプリズム103aの同じプリズムの幅P1内に位置している。尚、プリズムシート102のプリズム102aの幅P2とその各サブ画素109R,109G,109B,109Cに対する配置は、実施形態1と同様である。
このように1画素109を構成する4つのサブ画素109R,109G,109B,109Cに対応するように、プリズム103aを配置すれば、プリズム103aの配列方向と直交する画素109の配列方向において、ほぼ同程度の光の出射強度が得られる。したがって、4つのサブ画素109R,109G,109B,109Cの配列範囲内に明暗を有する(光の出射強度が異なる)プリズム103aの斜面103bが複数配置される場合に比べて、サブ画素ごとの明暗による分光特性のムラを低減することが可能である。また、隣り合う斜面103bで光の出射強度が顕著に異なる場合は、それぞれの斜面103bに対応する各画素109(4つのサブ画素109R,109G,109B,109C)の開口率を光の出射強度に応じて異ならせることにより、互いの分光特性の差を補正することが可能である。例えば、明の部分に配列する画素109(各サブ画素109R,109G,109B,109C)の開口率を暗の部分と同等になるように低下させればよい。
尚、この場合、Rはレッド、Gはグリーン、Bはブルー、Cはシアンの色を示すものである。サブ画素にシアンを増やすことによりレッドに対する補色として機能し、より多彩な色表現を可能とするものである。シアンは、必ずしも必要とせず、RGBの3色のサブ画素109R,109G,109Bに対してプリズム103aの斜面103bが対応するように配置されていてもよい。
このように複数のサブ画素のピッチに対応してプリズム103aを配置するには、液晶表示パネル101に対してプリズムシート103を正確に位置決めすることが好ましい。位置決めの方法としては、液晶表示パネル101とプリズムシート103を納めるケース110に、度当たりを設けたり、位置合わせ用のピンを立てる等の方法を用いたりすることで、実用上十分な位置合わせ精度を持たせることができる。また、多少のズレを生じても、プリズム103aの斜面103bから出射される光は、必ずしも液晶表示パネル101の表面に対して垂直な方向にすべて揃っているわけではないので、実仕様上の効果は、損なわれない。
実施形態2の効果は、実施形態1の効果(1)〜(4)を同様に有すると共に、以下の効果を有する。
(1)実施形態2の液晶表示装置100において、同じ画素109を構成する複数のサブ画素109R,109G,109B,109Cに向けてほぼ同程度の光強度を持つ光が出射されるように、プリズム103aの幅P1とその配置が設定されているため、プリズム103aの配列方向と直交する画素109の配列内におけるサブ画素ごとの分光特性ムラを低減することができる。また、プリズム103aの隣り合う斜面103bで光の出射強度が顕著に異なる場合は、それぞれの斜面103bに対応する各画素109(4つのサブ画素109R,109G,109B,109C)の開口率を光の出射強度に応じて異ならせることにより、互いの分光特性の差を補正することができる。すなわち、分光特性のムラや光強度のムラによる色ムラが低減された液晶表示装置100を提供することができる。
(実施形態3)
本実施形態の液晶表示装置の基本構造は、実施形態1の液晶表示装置100において、透過型の液晶表示パネル101に対して、半透過反射型の液晶表示パネルを用いたものである。したがって、共通する部分の説明は省略し、異なる部分について図を基に説明する。
図6は、液晶表示装置の構造を示す概略図である。詳しくは、同図(a)は半透過反射型の液晶表示パネルの構造を示す概略平面図、同図(b)は同図(a)のA−A線で切った概略断面図である。
図6(a)に示すように、本実施形態の液晶表示装置200は、半透過反射型の液晶表示パネル220を備えている。液晶表示パネル220は、3色(RGB)のカラーフィルタに対応した透過領域216R,216G,216Bと反射領域215R,215G,215Bとを有するサブ画素217R,217G,217Bがマトリクス状に配置されたものである。サブ画素217R,217G,217Bには、それぞれ画素電極212と画素電極212に3端子のうちの1つが接続されたTFT素子208とが設けられている。また、TFT素子208の他の2端子は、互いに絶縁された状態で、それぞれ格子状に配設されたデータ線209と走査線214とに接続されている。尚、この場合、反射領域215R,215G,215Bの面積は、透過領域216R,216G,216Bに比べ広くなるように設定されており、所謂反射重視の設計となっているが、これに限定されるものではない。透過領域216R,216G,216Bの面積を反射領域215R,215G,215Bに比べて広くして透過重視の設計としてもよい。
図6(b)に示すように、液晶表示パネル220は、対向基板201と、素子基板205と、両基板201,205とに挟持された液晶221とを有している。対向基板201は、色要素としてのカラーフィルタ202とカラーフィルタ202を覆うように全面に形成された対向電極204とを備えている。対向電極204は、反射領域215Rにおいて、液晶221側に突出するように形成された段差部203を覆うように形成されている。
素子基板205には、半導体層208aと、半導体層208aに積層されたゲート電極208bとを有するTFT素子208が画素電極212に対応して配設されている。ゲート電極208bは、図示しない配線部を通じて走査線214に接続されている。また、TFT素子208を覆うと共に、反射領域215Rでは凹部213を形成するために間隔をおいて略円柱状に形成された絶縁層206が設けられている。TFT素子208側を覆う絶縁層206の表面には、半導体層208aに接続されたデータ線209と中継電極210とが設けられている。さらに、データ線209、中継電極210、絶縁層206の略円柱状部分を覆う絶縁層207が設けられている。絶縁層207の表面には、反射領域215Rに対応した範囲で、一部が中継電極210に接続されたAl等の金属膜からなる反射膜211と、反射膜211を覆うように形成されたITO(Indium Tin Oxide)等からなる透明な画素電極212が設けられている。これにより画素電極212は、反射領域215Rにおいて、表面に凹部213を有する反射膜211を有することになり、反射膜211でカラーフィルタ202を通過した光が反射され、外光のみでもカラー表示が行える構造となっている。
対向基板201と素子基板205とは、液晶221を透過領域216Rでは間隔g1で、反射領域215Rでは間隔g2で挟持して図示しない接着剤により封着されている。間隔g2は、およそ間隔g1の半分の距離となっている。これは、透過領域216Rを通過する光源からの光の光路と、外光が往復する反射領域215Rの光の光路との差をなくして、液晶の複屈折性により分光特性に影響が出ないように適正なカラー表示を可能としている。
このような液晶表示パネル220の構造は、これに限定されるものではなく、例えば、間隔g1と間隔g2との関係が、上記の距離関係を満たせばよく、対向基板201側に段差部203を設けずに、素子基板205の絶縁層207に段差が設けられた構造でもよい。また、透過領域216Rの形状および配置は、サブ画素217Rの一方の辺部に沿った状態に設けずに、サブ画素217Rの領域内において、反射領域215Rが透過領域216Rを囲むようにしてもよい。なお、他のサブ画素217G,217Bにおいても同様な構造となっている。
次に半透過反射型の液晶表示装置におけるプリズムシートの構成並びに配置について図7に基づいて説明する。図7は、プリズムと画素との位置関係を示す模式図である。詳しくは、実施形態1の図4に倣って、各プリズムシート102,103の配置を示したものである。
図7に示すように、本実施形態の液晶表示パネル220の画素217は、色要素として3色(RGB)のカラーフィルタをそれぞれ備えたサブ画素217R,217G,217Bにより構成されている。また、各色の視感度は、B<R<Gの順に高くなるため、各透過領域216R,216G,216Bの面積(開口)は、216G<216R<216Bの順に、すなわち、視感度が低いほど大きくなるように設定されている。よって、各サブ画素217R,217G,217Bの透過領域216R,216G,216Bの間で視感度がほぼ同等な構造となっている。
この場合、導光板105を伝播する光の伝播方向とプリズム配列方向が平行なプリズムシート103のプリズム103aの幅P1は、プリズム103aの配列方向(Y方向)と平行な方向のサブ画素のピッチd1の6倍となっている。また、複数のサブ画素217R,217G,217Bからなる画素217のピッチ3×d1をプリズム103aの1/2周期に一致させた。すなわち、同じ画素217を構成する複数のサブ画素217R,217G,217Bの組がプリズム103aの幅P1内に位置している。そして、各斜面103bから出射される光強度は、光源としてのLED108から導光板105に入射される光の伝播方向の関係によって異なり、明暗が生じている。したがって、この明暗パターンに対応する各サブ画素217R,217G,217Bの配列に応じて、明暗による分光特性のムラが生じないように各透過領域216R,216G,216Bの面積(開口)が補正されている。例えば、明の部分に配列する画素217の各透過領域216R,216G,216Bの開口率を暗の部分と同等になるように低下させればよい。尚、プリズムシート102のプリズム102aの幅P2とその各サブ画素217R,217G,217Bに対する配置は、実施形態1と同様である。
このようにプリズムシート102,103を配置するには、実施形態2と同様な方法で位置決めすれば、液晶表示パネル220に対して適正な位置決めが可能である。これにより、液晶表示装置200は、表示画面全体に渡って分光特性のムラが低減された状態で、プリズムシート102,103の形状や配置による干渉縞や光強度ムラが目立ち難い構造となっている。
実施形態3の効果は、実施形態1の効果(1)〜(4)を同様に有すると共に、以下の効果を有する。
(1)本実施形態の液晶表示装置200において、プリズムシート103のプリズム103aの斜面103bに画素217の3つのサブ画素217R,217G,217Bが対応するように配置され、各サブ画素217R,217G,217Bの各透過領域216R,216G,216Bの面積(開口)がプリズム103aの斜面103bの明暗に応じて補正されている。したがって、表示画面全体に渡って分光特性のムラが低減された状態で、プリズムシート102,103の配置による干渉縞や光強度ムラが目立ち難い半透過反射型の液晶表示装置200を提供することができる。
(実施形態4)
本発明の液晶表示装置を搭載した実施形態としての電子機器について、図8を基に説明する。
図8は、電子機器としての携帯電話機を示す概略斜視図である。図8に示すように、本実施形態の携帯電話機300は、本体301とカバー302とからなり、カバー302が折りたたみできるように本体301の一端部に取り付けられている。本体301には、ほぼ中央部に設けられた表示部303と、表示部303の下側に配列した操作部304と、表示部303の上側に設けられた受話部305とを備えている。また、送受信用のアンテナ307は、本体301内に伸縮自在に内蔵されている。表示部303には、実施形態1または2の透過型の液晶表示装置100、あるいは実施形態3の半透過反射型の液晶表示装置200が搭載されている。カバー302の内側には、送話部306が設けられており、カバー302を開いて電話をかけるようになっている。
実施形態4の効果は、以下の通りである。
(1)携帯電話機300は、表示部303に実施形態1または2の透過型の液晶表示装置100、あるいは実施形態3の半透過反射型の液晶表示装置200を備えているため、適正なカラー表示が可能であり、光源からの光と画素との干渉による干渉縞や光源からの光の強度ムラが目立ち難い見映えのよい表示画面で必要な情報を確認することができる携帯電話機300を提供することができる。
上記実施形態以外の変形例は、以下の通りである。
(変形例1)図9は、サブ画素の配列の方式を示す概略平面図である。上記実施形態の各液晶表示装置100,200は、同図(a)に示すようにストライプ方式を採用しているが、これに限定されない。同図(b)のモザイク方式、同図(c)のデルタ方式のサブ画素の配置においても、プリズム102a,103aを対応配置させることが可能である。
(変形例2)上記実施形態において、光源は、白色のLED108に限定されない。導光板105を用いて光源からの光を導くものであれば、電球や冷陰極管等の光源を用いても効果を奏する。また、所謂サイドライト構成でなく、導光板105をなくして拡散シート104と反射シート106の間に冷陰極管等を配した直下型の構成でもよい。
(変形例3)上記実施形態の液晶表示装置100,200を搭載した電子機器は、携帯電話機300に限定されない。電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオレコーダ、カーナゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても見映えのよい表示を行うことができる。
上記実施形態並びに変形例から想起される技術的な思想は、以下の通りである。
(1)画素を形成する複数のサブ画素を有する液晶表示パネルと、光源と、前記光源から出射された光の伝播方向と配列方向が交差してなる複数のプリズムパターンを備え、前記光源から出射された光を透過して前記液晶表示パネルに向けて出射させるプリズムシートと、を有する液晶表示装置であって、前記プリズムパターンの1周期に対応する前記プリズムパターンの幅が、前記液晶表示パネルのサブ画素の配置ピッチの2倍以上である液晶表示装置。
(2)(1)の液晶表示装置であって、前記プリズムパターンの1周期中に、前記液晶表示パネルのサブ画素の配置ピッチの2以上の整数倍の前記サブ画素が割り当てられており、前記プリズムパターンを介して前記サブ画素に供給された光の輝度及び分光特性とを補正するように各前記サブ画素の光透過率を設定した液晶表示装置。
(3)前記整数は、1画素中に含まれる前記サブ画素数の数を自然数倍したものである(1)または(2)の液晶表示装置。
(4)前記光源から出射された光を伝播させ、前記プリズムシートに向けて光を出射する導光板を、前記プリズムシートを挟んで、前記液晶表示パネルと対向する位置に配置している(1)〜(3)のいずれかの液晶表示装置。
(5)前記プリズムシートと交差するプリズムパターンを有する他のプリズムシートを更に有する(1)〜(4)のいずれかの液晶表示装置。
(6)前記光源に近い方のプリズムシートの、前記光源に近い面側に光の指向性を弱めるための拡散シートを更に有する(1)〜(5)のいずれかの液晶表示装置。
実施形態1の液晶表示装置の構造を示す概略図。 実施形態1に係る液晶表示パネルの画素の配列を示す平面図。 実施形態1に係る集光シートの形状を示す拡大図。 実施形態1に係るプリズムと画素との位置関係を示す模式図。 実施形態2に係るプリズムと画素との位置関係を示す模式図。 実施形態3の液晶表示装置の構造を示す概略図。 実施形態3に係るプリズムと画素との位置関係を示す模式図。 実施形態4の電子機器としての携帯電話機を示す概略斜視図。 サブ画素の配列の方式を示す概略平面図。
符号の説明
100…液晶表示装置、101…液晶表示パネル、102,103…集光シートとしてのプリズムシート、102a,103a…プリズム、102b,103b…プリズムの斜面、104…拡散シート、105…導光板、108…光源としてのLED、109…画素、109R,109G,109B,109C…サブ画素、200…液晶表示装置、215…反射領域、216…透過領域、217…画素、217R,217G,217B…サブ画素、d1,d2…サブ画素の配列ピッチ、L1,L2…サブ画素の幅、P1,P2…プリズム配列方向の幅。

Claims (10)

  1. 画素を形成する複数のサブ画素を有する液晶表示パネルと、光源と、前記光源からの光を集光して前記液晶表示パネルに向けて出射する複数のプリズムを具備した少なくとも1つの集光シートとを有する液晶表示装置であって、
    前記複数のプリズムは、複数の凸条であり、前記凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向における前記サブ画素の幅の複数倍以上となるように前記集光シートに形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記少なくとも1つの集光シートは、前記プリズムの凸条の稜線が前記光源からの光が伝播される方向と略直交するように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶表示パネルの画素領域内には、透過領域と反射領域とが形成されており、
    前記複数のプリズムは、前記凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向における前記透過領域の幅の複数倍以上となるように前記集光シートに形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記複数のプリズムは、前記凸条のプリズム配列方向の幅が、当該方向における前記サブ画素の配列ピッチの2以上の整数倍となるように前記集光シートに形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記2以上の整数は、1画素中の前記サブ画素の数の倍数であることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 同じ前記画素を構成する前記複数のサブ画素が、同じ前記プリズム配列方向の幅内に位置するように前記少なくとも1つの集光シートが配設されていることを特徴とする請求項4または5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記集光シートとして第1の集光シートと第2の集光シートとを有し、
    前記第1の集光シートと前記第2の集光シートとのうちいずれか一方の前記複数のプリズムの配列方向は、前記画素または前記サブ画素の配列方向に対して略直交すると共に、
    前記第1の集光シートと前記第2の集光シートとは、前記複数のプリズムの凸条の稜線が互いに交差するように前記液晶表示パネルに配設されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記光源からの光を伝播して前記集光シートに向けて出射する導光板を備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  9. 前記集光シートと前記導光板との間に敷設され、前記導光板からの光を拡散して前記集光シートに出射する拡散シートを備えたことを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか一項に記載の液晶表示装置を搭載したことを特徴とする電子機器。
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