JP2006303821A - 粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に製造可能な粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法を提供する。
【解決手段】磁気回路(永久磁石3及びヨーク4)内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイル(2)と、当該ボイスコイル2に連結され、当該ボイスコイル2の振動を伝達する伝達部(5)と、伝達部5に固定される振動板(6)とを備え、ボイスコイル2の振動が伝達部5を介して振動板6に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカ(スピーカ1)において、振動板6は、一枚の板状部材により成形され、振動板6の対向する二つの端部(61、61)に力を加えて中央部(62)を湾曲させた状態で二つの端部61、61が伝達部5に固定される。
【選択図】図1
【解決手段】磁気回路(永久磁石3及びヨーク4)内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイル(2)と、当該ボイスコイル2に連結され、当該ボイスコイル2の振動を伝達する伝達部(5)と、伝達部5に固定される振動板(6)とを備え、ボイスコイル2の振動が伝達部5を介して振動板6に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカ(スピーカ1)において、振動板6は、一枚の板状部材により成形され、振動板6の対向する二つの端部(61、61)に力を加えて中央部(62)を湾曲させた状態で二つの端部61、61が伝達部5に固定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法に関する。
従来、例えば、ボイスコイルと、このボイスコイルに取付けられた振動板とを備え、駆動電流が流されたボイスコイルが往復運動を起こすことによって生成された振動が振動板から空気に伝達されることによって音声が出力されるスピーカが知られている。
具体的には、例えば、バルサ木材からなる振動板と、コイルを、スピーカの固定部品と干渉させることなく動かすためのバランスと、スピーカの構成要素(例えば、振動板、バランス等)を支持するためのバスケットと、等を備えてなる電気音響的拡散用デバイス(例えば、特許文献1参照)等が知られている。
他方、近年、特許文献1記載の電気音響的拡散用デバイスとは全く異なる原理で音声を出力する装置が知られるようになってきた。具体的には、例えば、膨出面を前方に向けた曲面板の裏面にリブを形成し、この裏面にボイスコイルを固定してなるスピーカ(例えば、特許文献2参照)がその一例として知られている。
このスピーカの原理は、ボイスコイルが往復運動することによって生成された振動を、空気ではなく振動板に伝達させることにより音声を出力することを特徴とし、より具体的には、振動を伝達してなる振動板を構成する分子の粒子を振動させることによって音声を出力することを特徴とするものである。このような原理で音声を出力する装置は、例えば、「波動スピーカ」又は、「粒子伝導型のスピーカ」と称されている。
粒子伝導型のスピーカの特徴としては、例えば、振動板にストレスをかけることによって出力される音声の音量を上げることが可能な点、大きい音源に小さい音源がマスキングされ難い点、小さいエネルギーで効率良く大きな音声を出力可能な点、高い指向性を備える点、壁や床等を振動させることがない点、等が挙げられる。
特表平11−507193号公報
特開平11−275688号公報
ところで、特許文献1に記載の電気音響的拡散用デバイスにおいては、ボイスコイルに振動板を取付けるために、上板や、バスケット、バランス等を取付けるための作業が必要であった。
また、粒子伝導型のスピーカである特許文献2に記載のスピーカにおいても、ボイスコイルに曲面板(振動板)を取付けるために、複数個のリブや、フレーム、接続部材等を設ける作業を必要とするものであった。
そこで、本明の課題は、容易に製造可能な粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法を提供することである。
以上の課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカにおいて、前記振動板は一枚の板状部材により成形され、前記振
動板は、前記振動板の対向する二つの端部に設けられた二箇所の端平面部と、当該端平面部の間に設けられた中央面部と、前記二箇所の端平面部のそれぞれと前記中央面部との間に前記端平面部と略直交する二箇所の中間平面部と、を備え、前記中央面部の中心近傍に位置する中心部の厚みと、当該中央面部の両端に位置する中央面端部の厚みとが異なり、前記端平面部と、前記中間平面部のそれぞれに接する補強リブを備え、前記二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させた状態で、前記二つの端部に設けられた二箇所の端平面部が前記伝達部に設けられた固定部に固定されており、前記振動板は、前記ボイスコイルを収納する筐体に取付けられてなることを特徴とする。
動板は、前記振動板の対向する二つの端部に設けられた二箇所の端平面部と、当該端平面部の間に設けられた中央面部と、前記二箇所の端平面部のそれぞれと前記中央面部との間に前記端平面部と略直交する二箇所の中間平面部と、を備え、前記中央面部の中心近傍に位置する中心部の厚みと、当該中央面部の両端に位置する中央面端部の厚みとが異なり、前記端平面部と、前記中間平面部のそれぞれに接する補強リブを備え、前記二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させた状態で、前記二つの端部に設けられた二箇所の端平面部が前記伝達部に設けられた固定部に固定されており、前記振動板は、前記ボイスコイルを収納する筐体に取付けられてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカにおいて、前記振動板は、一枚の板状部材により成形され、前記振動板の対向する二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させた状態で前記二つの端部が前記伝達部に固定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、前記振動板は、前記板状部材の対向する二つの端部に設けられた二箇所の端平面部と、当該二箇所の端平面部の間に設けられた中央面部とを備え、前記二箇所の端平面部は、前記伝達部に設けられた固定部に固定されてなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、前記二箇所の端平面部のそれぞれと前記中央面部との間に、前記端平面部と略直交する二箇所の中間平面部を備え、前記端平面部と、前記中間平面部のそれぞれに接する補強リブを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、前記振動板は、筐体に取付けられることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の何れか一項に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、前記振動板は、前記中央面部の中心近傍に位置する中心部の厚みと、当該中央面部の両端に位置する中央面端部の厚みとが異なることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカの製造方法において、前記振動板を、一枚の板状部材により成形する成形工程と、前記振動板の対向する二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させてなる湾曲工程と、前記湾曲工程において前記中央部を湾曲させた状態で、前記二つの端部を前記伝達部に固定してなる固定工程と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によると、振動板を一枚の板状部材により一体成形することができるため、複数の部材を組み合わせて成形する必要がなくなり、製造工程において、容易に振動板を製造することができることとなって、これにより、容易に粒子伝導型のスピーカを製造することができる。
また、振動板の中央部が湾曲した状態で伝達部に固定されていることにより、この湾曲した部分の板状部材内部に、ストレスが付加された状態となる。これにより、ボイスコイ
ルにおいて生成されて、伝達部を介して伝達された振動に基づく音声を、ストレスが付加された中央部より効率的に出力することができる。
ルにおいて生成されて、伝達部を介して伝達された振動に基づく音声を、ストレスが付加された中央部より効率的に出力することができる。
さらに、二箇所の端平面部のみによって、振動板を伝達部に設けられた固定部に固定することができる。これにより、振動板を伝達部に固定するための別体の部材を必要とすることなく、振動板を伝達部へ固定することができることとなり、製造工程において、より容易に粒子伝導型のスピーカを製造することができる。
そして、端平面部と、当該端平面部に略直交する中間平面部に接するように補強リブが配設されることにより、湾曲された状態で固定される中央面部において生じた復元力が中間平面部及び端平面部に作用しても、補強リブが中間平面部と端平面部とを補強して安定させるため、変形が生じ難く、振動板として好適な形状を維持することができる。
その上、振動板自体を筐体に取付けることによって、確実に固定することができ、スピーカとしての強度を向上させることができる。特に、振動板に伝達された振動によって音声を出力してなる粒子伝導型のスピーカにおいては、出力される音声を減衰させることなくスピーカの強度を向上させることができる。
また、湾曲された状態で伝達部に固定される中央面部を構成する板状部材の平面の厚みが、中心部と中央面端部とで異なることとなる。平面の厚みが薄い部分は曲がり易く、平面の厚みが厚い部分は曲がり難いため、中心部と中央面端部とを異なる厚みとすることによって、中央面部の湾曲の程度を自在に変化させて、例えば、中央面部を、断面視において略尖形とすることによって振動板の指向性を弱くしたり、逆に、中央面部を、断面視においてなだらかな形状とすることによって指向性を強くする等、粒子伝導型のスピーカの指向性を容易に変化させることができる。
請求項2に記載の発明によると、振動板を一枚の板状部材により一体成形することができるため、複数の部材を組み合わせて成形する必要がなくなり、製造工程において、容易に振動板を製造することができることとなって、これにより、容易に粒子伝導型のスピーカを製造することができる。
また、振動板の中央部が湾曲した状態で伝達部に固定されていることにより、この湾曲した部分の板状部材内部に、ストレスが付加された状態となる。これにより、ボイスコイルにおいて生成されて、伝達部を介して伝達された振動に基づく音声を、ストレスが付加された中央部より効率的に出力することができる。
請求項3に記載の発明によると、請求項2に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、二箇所の端平面部のみによって、振動板を伝達部に設けられた固定部に固定することができる。これにより、振動板を伝達部に固定するための別体の部材を必要とすることなく、振動板を伝達部へ固定することができることとなり、製造工程において、より容易に粒子伝導型のスピーカを製造することができる。
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、端平面部と、当該端平面部に略直交する中間平面部に接するように補強リブが配設されることとなる。これにより、湾曲された状態で固定される中央面部において生じた復元力が中間平面部及び端平面部に作用しても、補強リブが中間平面部と端平面部とを補強して安定させるため、変形が生じ難く、振動板として好適な形状を維持することができる。
請求項5に記載の発明によると、請求項3又は4に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に、振動板自体を筐体に取付けることによって確実に固定することができ、スピーカとしての強度を向上させることができる。特に、振動板に伝達された振動によって音声を出力してなる粒子伝達型のスピーカにおいては、出力される音声を減衰させることなく、スピーカの強度を向上させることができる。
請求項6に記載の発明によると、請求項3〜5の何れか一項に記載の発明の効果が得られるのは無論のこと、特に湾曲された状態で伝達部に固定される中央面部を構成する板状部材の平面の厚みが、中心部と中央面端部とで異なることとなる。平面の厚みが薄い部分は曲がり易く、平面の厚みが厚い部分は曲がり難いため、中心部と中央面端部とで厚みが異なることによって、中央面部の湾曲の程度を自在に変化させて、粒子伝導型のスピーカの指向性を容易に変化させることができる。
請求項7に記載の発明によると、振動板を一枚の板状部材により一体成形することができるため、複数の部材を組み合わせて成形する必要がなくなり、製造工程において、容易に振動板を製造することができることとなって、これにより、容易に粒子伝導型のスピーカの製造方法をすることができる。
また、振動板の中央部が湾曲した状態で伝達部に固定されていることにより、この湾曲した部分の板状部材内部に、ストレスが付加された状態となる。これにより、ボイスコイルにおいて生成されて、伝達部を介して伝達された振動に基づく音声を、ストレスが付加された中央部より効率的に出力することができる。
以下、本発明の粒子伝導型のスピーカを好適に適用した実施形態として、粒子伝導型のスピーカ(以下、「スピーカ」という)1を、図1を用いて詳細に説明する。但し、発明の範囲は図示例に限定されない。図1は、スピーカ1の概略断面図である。
図1に示すように、スピーカ1は、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイル2と、当該ボイスコイル2の導線巻回方向と略直交する方向(軸方向)に起立し、ボイスコイル2によって周囲を略取り囲まれた永久磁石3と、永久磁石3が取付けられて、当該永久磁石3の周囲を取り囲んだヨーク4と、ボイスコイル2に連結され、当該ボイスコイル2の振動を伝達する伝達部5と、伝達部5に固定される振動板6と、ボイスコイル2と、永久磁石3と、ヨーク4と、伝達部5と、を収納する筐体としてのフレーム7と、等を備えて構成される。
ボイスコイル2は、アンプ(図示省略)より入力された駆動電流に基づいて往復運動を繰り返すことにより振動を生成する。ボイスコイル2は、例えば、非磁性材料としてのフィルムを円筒状に成形したボビン21の周囲に螺旋状に導線22が巻き付けられることにより形成される。
ボビン21に用いられるフィルムとしては、例えば、ポリエチレン・テレフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ナイロンフィルム等、一般的に知られる各種フィルムを用いることができる。ここで、ボビン21の周囲に巻回される導線22は電流が流れることにより発熱するため、ボビン21としては、例えばポリプロピレン等の耐熱性に優れたフィルムを用いることが好ましい。
尚、ボビン21に用いられる材料としては、フィルムに限られることはなく、非磁性材料であればよい。
ボビン21は、例えば略長方形状のフィルムの長手方向両端部を接合することによって円筒状に成形される。従って、円筒状のボビン21の軸方向両端には開口部21a、21bが形成される。
導線22は、例えば、エナメル等の絶縁被膜付きの銅線(エナメル線)等によって形成される。導線22は、ボビン21の一方の開口部21a端から、ボビン21の軸方向の長さに対して略3分の2程度に亘って、ボビン21の軸方向と略直交する方向に規則正しく巻回される。隣り合う導線22の間隔は自由に設定することができ、例えば、隙間を設けずに巻回することとしてもよい。狭い間隔で導線22を巻回することによって、巻回回数
を多くすることができる。
を多くすることができる。
尚、導線22としては、エナメル線に限られるものではなく、導電性を備える細線であればよい。
ボビン21の、導線22が巻回された側の開口部21aより永久磁石3が挿入されることにより、ボイスコイル2によって永久磁石3が略取り囲まれた状態となる。
永久磁石3は、S極とN極を有する。永久磁石3としては、例えば、アルニコ磁石等の合金磁石や、フェライト磁石、サマリウム・コバルト磁石等の希土類磁石といった磁石を用いることができる。
永久磁石3は円柱形状からなり、その直径は、ボイスコイル2のボビン21の内径よりも僅かに小さく、ボビン21によって永久磁石3が取り囲まれた場合に、ボビン21の内壁と永久磁石3の側面とが互いに接しない程度となっている。また、永久磁石3のS極を構成する一方の端部3bはボイスコイル2によって取り囲まれ、他方の端部であって、N極を構成する端部3aはボイスコイル2の開口部21aより外側に露出し、当該端部3aの端面は、ヨーク4に固定される。
ヨーク4は、永久磁石3が作り出す反磁場による影響を抑えて、永久磁石3の吸着力を増幅させてなる。ヨーク4は、例えば、鉄や鈍鉄、ケイ素鉄やアモルファス等の軟磁性材料によって形成される。
ヨーク4は、円盤状の平板部41と、平板部41の円周に連続的に起立してなる側壁部42によって一体的に(または別体を接合したものでもよい)形成されたものであり、平板部41の、側壁部42が起立する側の平面の略中央に、平板部41の平面と永久磁石3の端部3aの端面が当接するように、永久磁石3が固着されている。
平板部41の直径は、平板部41の円周に亘って設けられた側壁部42の内壁と、平板部41の略中央に固着された永久磁石3の周囲を取り囲んでいるボイスコイル2の導線22とが接しない程度の長さとなっている。
永久磁石3及びヨーク4によって磁気回路(磁界)が形成される。具体的には、側壁部42が取り囲む領域に、永久磁石3によって生成され、ヨーク4によって導かれた磁束により強い磁場が発生することとなる。従って、当該磁気回路内に配置されるボイスコイル2は、強い磁場の中に設けられることとなる。
以上の様に、ボイスコイル2と、永久磁石3と、ヨーク4が配設されることによって、図示しないアンプよりボイスコイル2に駆動電流が流れることにより、永久磁石3による磁界と導線22を流れる電流との間に電磁力が生じ、この力がボイスコイル2に作用することによって、ボイスコイル2が往復運動を行う。
伝達部5は、ボイスコイル2で生成された振動を振動板6に伝達する。伝達部5は、例えば、発泡スチロールやカーボン等の樹脂や、マホガニー、ローズウッド、エボニー、樫、楢、楓、チーク、松、桐、バルサ材等の木材によって形成される。これらの樹脂や木材は単体で用いてもよく、組み合わせて集成材として用いることとしてもよい。本実施形態においては、軽量で容易に成形可能なバルサ木材を単体で用いた。
伝達部5は、ボイスコイル2のボビン21と略同一の直径の円柱形状を有する。伝達部5の一方の端面5aには、例えば、接着剤やビス、ネジ(いずれも図示省略)等の好適な固定手段によって、ボビン21が、その開口部21bを塞ぐようにして固定される。
また、伝達部5の他方の端面5bには、略長方形の開口面を備える固定部としての差込部51が設けられる。差込部51は、端面5bの略中央部分が刳り貫かれて形成される。差込部51には、振動板6の端部が差し込まれる。これにより、振動板6が伝達部5に固定される。
ボイスコイル2が伝達部5に連結され、振動板6が伝達部5に固定されていることにより、ボイスコイル2が往復運動をすることによって生成された振動が伝達部5を介して振動板6に伝達される。更に、振動板6に振動が伝達されることによって音声が出力される。より具体的には、振動が伝達される振動板6を構成する分子の粒子が、ボイスコイル2で生成されて伝達部5を介して伝達された振動によって揺り動かされることによって、音声が出力される。
次に、音声を出力してなる振動板6の構成について説明する。
振動板6としては、例えば、木材や紙材、金属、樹脂等を用いることができる。木材としては、例えば、伝達部5で例示した各種木材を用いることができる。また、紙材としては、例えば、ケント紙、画用紙、厚紙(ボール紙)、ダンボール紙等の各種紙材を用いることができる。そして、金属としては、例えば、アルミニウム、銅、ステンレス等の各種金属を用いることができる。更に、樹脂としては、熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂のいずれをも用いることができ、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エポキシ樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)等の各種樹脂を用いることができる。
尚、振動板6としては、前述の材料に限られることはなく、適宜好適な材料を用いることができるが、ボイスコイル2で生成されて伝達部5より伝達された振動を減衰させることなく効率的に伝達するためには、適度な剛性を備えることが好ましい。本実施形態においては、適度な剛性を備えると共に、容易に成形できるという点で好ましい材料であるABS樹脂を振動板6として用いた。
振動板6は、ABS樹脂からなる1枚の板状部材によって成形される。
図1及び、振動板6の製造方法を説明するための図である図2に示すように、振動板6は、板状部材の対向する二つの端部61、61に設けられた二箇所の端平面部611、611と、当該二箇所の端平面部611、611の間に設けられた中央部62に設けられた中央面部621と、端平面部611、611と中央面部621との間に設けられ、端平面部611と略直交する二箇所の中間平面部631、631と、を備えて成形される。
二箇所の端平面部611、611は互いにその平面が対向しており、当該端平面部611、611が伝達部5の差込部51に差し込まれることによって振動板6が伝達部5に固定される。
このとき、振動板6の対向する二つの端部61、61には力が加えられており、端部61、61の間に位置する中央部62に設けられた中央面部621は湾曲しているため、当該中央面部621には、元の状態に戻ろうとする復元力が作用する。また、この復元力は、中央面部621においてだけではなく、中央面部621に隣り合って位置する中間平面部631、631に対しても、中間平面部631、631同士が離れる方向に作用する。
そこで、中間平面部631、631に作用する復元力による振動板6の変形を防ぐために、中間平面部631には補強リブ8が設けられる。具体的には、中間平面部631と、これに隣り合う端平面部611のそれぞれに接するように、二箇所の中間平面部631及び端平面部611それぞれに二箇所ずつ、合計四箇所に補強リブ8、・・・が備えられる。
補強リブ8は、略直角三角形状からなり、直角の頂点を挟む長辺と短辺のうち、長辺側を中間平面部631に当接させ、短辺側を、中間平面部631と略直交してなる端平面部611に当接させた状態で設けられ、振動板6と一体的に成形される。なお、補強リブ8は、振動板6とは別の材料を用いることもできる。この場合、補強リブ8は、図示しない
接着剤等によって振動板6に固着される。
接着剤等によって振動板6に固着される。
振動板6は、図1に示すように、中央面部621の中心近傍に位置する中心部621aの厚みと、中央面部621の両端に位置する中央面端部621bの厚みとが異なる。具体的には、中心部621aの厚みに比較して、中央面端部621b、621bの厚みは薄く成形されている。
厚みの薄い部分は、厚い部分に比較して湾曲し易いので、中心部621aと中央面端部621bとで湾曲の程度に差異が生じる。具体的には、例えば、中心部621aに比較して、中央面端部621bの曲率が大きくなっている。
フレーム7は、ボイスコイル2と、永久磁石3と、ヨーク4と、伝達部5を収納する。フレーム7は、コーン形の開口部71を備えており、振動板6は、開口部71側で、例えばビスB等によりフレーム7に取付けられる。
次に、スピーカ1の製造方法のうち、振動板6の伝達部5への取付方法について説明する。
スピーカ1に用いられる振動板6は、成形工程において、板状部材の対向する二つの短部に設けられた二箇所の端平面部611、611と、二箇所の端平面部611、611のそれぞれに隣り合って位置する中間平面部631、631と、二箇所の中間平面部631、631の間に位置する中央面部621と、を備えるように一枚の板状部材を用いて成形する。
この場合、二箇所の端平面部611と中間平面部631とにそれぞれ接する補強リブ8がそれぞれ二箇所、計四箇所設けられるように成形する。
次に、湾曲工程において、振動板6の対向する二つの端部61、61に位置する端平面部611に力を加えて、中央部62に位置する中央面部621を湾曲させてなる。
そして、固定工程において、湾曲工程において中央面部621を湾曲させた状態で二つの端部61、61に位置する端平面部611、611を伝達部5の差込部51に差し込むことによって、伝達部5に固定する。
以上に説明したスピーカ1によっては、振動板6を一枚の板状部材により一体成形することができるため、複数の部材を組み合わせて成形する必要がなくなり、製造工程において、容易に振動板を製造することができることとなって、これにより、容易にスピーカ1を製造することができる。
また、振動板6の中央部62が湾曲した状態で伝達部5に固定されていることにより、この湾曲した部分の板状部材内部に、ストレスが付加された状態となる。これにより、ボイスコイル2において生成されて、伝達部5を介して伝達された振動に基づく音声を、ストレスが付加された中央部62より効率的に出力することができる。
さらに、二箇所の端平面部61、61のみによって、振動板6を伝達部5に設けられた差込部51に固定することができるため、振動板6を伝達部5に固定するための別体の部材が不要となり、製造工程において、より用意にスピーカ1を製造することができる。
そして、端平面部611と、当該端平面部611に略直交する中間平面部631に接するように補強リブ8、・・・が配設されることにより、湾曲された状態で固定される中央面部621において生じた復元力が中間平面部631及び端平面部611に作用しても、補強リブ8、・・・が中間平面部631と端平面部611とを補強して安定させるため、変形が生じ難く、振動板6として好適な形状を維持することができる。
その上、振動板6自体を、ボイスコイル2を収納してなる筐体7に取付けることによって、確実に固定することができ、スピーカとしての強度を向上させることができる。特に、振動板6に伝達された振動によって音声を出力してなる粒子伝導型のスピーカ1においては、出力される音声を減衰させることなくスピーカの強度を向上させることができる。
また、湾曲された状態で伝達部5に固定される中央面部621を構成する板状部材の平面の厚みが、中心部621aと中央面端部621bとで異なることとなるため、中央面部621の湾曲の程度を自在に変化させて、スピーカ1の指向性を容易に変化させることができる。
[変形例]
次に、スピーカ1の変形例である、高指向性を備えた粒子伝導型のスピーカ(以下、「高指向性スピーカ」という)100について、図3を用いて詳細に説明する。尚、高指向性スピーカ100は、実施形態のスピーカ1にホーン9が取付けられて構成されるものである。そこで、スピーカ1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3(a)は高指向性スピーカ100の概略断面図であって、(b)は高指向性スピーカ100の振動板6及びホーン9部分の概略側面図である。
[変形例]
次に、スピーカ1の変形例である、高指向性を備えた粒子伝導型のスピーカ(以下、「高指向性スピーカ」という)100について、図3を用いて詳細に説明する。尚、高指向性スピーカ100は、実施形態のスピーカ1にホーン9が取付けられて構成されるものである。そこで、スピーカ1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3(a)は高指向性スピーカ100の概略断面図であって、(b)は高指向性スピーカ100の振動板6及びホーン9部分の概略側面図である。
図3に示すように、高指向性スピーカ100は、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイル2と、当該ボイスコイル2の導線巻回方向と略直交する方向(軸方向)に起立し、ボイスコイル2によって周囲を略取り囲まれた永久磁石3と、永久磁石3が取付けられて、当該永久磁石3の周囲を取り囲んだヨーク4と、ボイスコイル2に連結され、当該ボイスコイル2の振動を伝達する伝達部5と、伝達部5に固定される振動板6と、振動板6に設けられた補強リブ8と、ボイスコイル2と、永久磁石3と、ヨーク4と、伝達部5と、を収納する筐体としてのフレーム7と、等からなるスピーカ1と、スピーカ1のフレーム7に固定されたホーン9と、等を備えて構成される。
ホーン9は、振動板6から、所定の角度で音声を出力させるものであって、例えば、振動板6で用いた材料を用いて成形することができる。本変形例においては、ABS樹脂を用いて成形した。
ホーン9は、例えば、中央部分にスピーカ1を嵌め込むための開口部が形成された略矩形状の平面を備える板状部材である底面板91と、この底面板91の長手両側方に、略半円形状の平面を備える板状部材である側面板92、92が起立することによって構成される。
高指向性スピーカ100は、ホーン9の底面板91に形成された開口部にスピーカ1が嵌め込まれ、底面板91が、底面板91と振動板6の中間平面部631の平面が面一となるように、固定部材93やビスB等によってフレーム7に固定され、ホーン9とスピーカ1とが連結されることにより形成される。
側面板92、92によって囲まれた空間94に振動板6が配置される。従って、振動板6から出力された音声の出力方向は、側面板92、92によって側面板92、92に平行な方向(図3(b)のD1方向)に規制される。
以上に説明した高指向性スピーカ100によっては、図3(b)に示すように、当該振動板6の短手方向両側方に二つの側面板92、92が配設されていることによって、振動板6より出力される音声が高い指向性を備えることとなる。
従って、振動板6より出力された音声は、図3(b)のD1方向に対する直線性を持った高い指向性を備えることとなり、同図D2方向、D3方向及びD4方向への音声の拡散や回折を効果的に防ぐことができる。
これにより、例えば、異なる情報を提供するための複数の音声を近距離で出力する場面(例えば、複数の絵画が展示されている美術館や、複数のプラットホームを有する駅ホーム等)において、所望の方向に対して所望の音声を出力することができる。
尚、フレーム7の振動板6への固定及びホーン9のスピーカ1への固定は、ビスに限定されるものではなく、接着剤その他の好適な固定手段を用いることができる。
また、中間平面部631の厚みを厚くすることによって、補強リブ8を配設することなく、補強リブ8を配設した場合と同様の強度を得ることができる。
さらに、中心部621a及び中央面端部621bの厚みは、自由に設定することができる。従って、例えば、中心部621aの厚みを、中央面端部621bの厚みよりも薄くすることによって、中央面部621の中心部分が前方に突き出た形状の振動板とすることができる。
1 粒子伝導型のスピーカ
2 ボイスコイル
3 永久磁石(磁気回路)
4 ヨーク(磁気回路)
5 伝達部
51 差込部(固定部)
6 振動板
61 端部
611 端平面部
62 中央部
621 中央面部
621a 中心部
621b 中央面端部
631 中間平面部
7 フレーム(筐体)
8 補強リブ
9 ホーン
100 高指向性スピーカ(粒子伝導型のスピーカ)
2 ボイスコイル
3 永久磁石(磁気回路)
4 ヨーク(磁気回路)
5 伝達部
51 差込部(固定部)
6 振動板
61 端部
611 端平面部
62 中央部
621 中央面部
621a 中心部
621b 中央面端部
631 中間平面部
7 フレーム(筐体)
8 補強リブ
9 ホーン
100 高指向性スピーカ(粒子伝導型のスピーカ)
Claims (7)
- 磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記振動板は一枚の板状部材により成形され、
前記振動板は、
前記振動板の対向する二つの端部に設けられた二箇所の端平面部と、当該端平面部の間に設けられた中央面部と、前記二箇所の端平面部のそれぞれと前記中央面部との間に前記端平面部と略直交する二箇所の中間平面部と、を備え、
前記中央面部の中心近傍に位置する中心部の厚みと、当該中央面部の両端に位置する中央面端部の厚みとが異なり、
前記端平面部と、前記中間平面部のそれぞれに接する補強リブを備え、
前記二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させた状態で、前記二つの端部に設けられた二箇所の端平面部が前記伝達部に設けられた固定部に固定されており、
前記振動板は、前記ボイスコイルを収納する筐体に取付けられてなることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記振動板は、一枚の板状部材により成形され、
前記振動板の対向する二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させた状態で前記二つの端部が前記伝達部に固定されていることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 請求項2に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記振動板は、
前記板状部材の対向する二つの端部に設けられた二箇所の端平面部と、当該二箇所の端平面部の間に設けられた中央面部とを備え、
前記二箇所の端平面部は、前記伝達部に設けられた固定部に固定されてなることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 請求項3に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記二箇所の端平面部のそれぞれと前記中央面部との間に、前記端平面部と略直交する二箇所の中間平面部を備え、
前記端平面部と、前記中間平面部のそれぞれに接する補強リブを備えることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 請求項3又は4に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記振動板は、筐体に取付けられることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 請求項3〜5の何れか一項に記載の粒子伝導型のスピーカにおいて、
前記振動板は、
前記中央面部の中心近傍に位置する中心部の厚みと、当該中央面部の両端に位置する中央面端部の厚みとが異なることを特徴とする粒子伝導型のスピーカ。 - 磁気回路内に設けられ、入力される駆動電流に基づいて振動するボイスコイルと、当該ボイスコイルに連結され、当該ボイスコイルの振動を伝達する伝達部と、前記伝達部に固
定される振動板とを備え、前記ボイスコイルの振動が前記伝達部を介して前記振動板に伝達されることにより音声が出力される粒子伝導型のスピーカの製造方法において、
前記振動板を、一枚の板状部材により成形する成形工程と、
前記振動板の対向する二つの端部に力を加えて中央部を湾曲させてなる湾曲工程と、
前記湾曲工程において前記中央部を湾曲させた状態で、前記二つの端部を前記伝達部に固定してなる固定工程と、
を備えることを特徴とする粒子伝導型のスピーカの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005121625A JP2006303821A (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | 粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法 |
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JP2005121625A JP2006303821A (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | 粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006303821A true JP2006303821A (ja) | 2006-11-02 |
Family
ID=37471592
Family Applications (1)
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JP2005121625A Pending JP2006303821A (ja) | 2005-04-19 | 2005-04-19 | 粒子伝導型のスピーカ及び粒子伝導型のスピーカの製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009159248A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yukihiro Ando | スピーカー |
JP2015122728A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-07-02 | ヤマハ株式会社 | 電気音響変換器 |
-
2005
- 2005-04-19 JP JP2005121625A patent/JP2006303821A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009159248A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Yukihiro Ando | スピーカー |
JP4505008B2 (ja) * | 2007-12-26 | 2010-07-14 | 征洋 安藤 | スピーカー |
US8073162B2 (en) | 2007-12-26 | 2011-12-06 | Yukihiro Ando | Speaker |
JP2015122728A (ja) * | 2013-10-22 | 2015-07-02 | ヤマハ株式会社 | 電気音響変換器 |
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