JP2006301491A - 照明装置及び画像投影装置 - Google Patents

照明装置及び画像投影装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006301491A
JP2006301491A JP2005126205A JP2005126205A JP2006301491A JP 2006301491 A JP2006301491 A JP 2006301491A JP 2005126205 A JP2005126205 A JP 2005126205A JP 2005126205 A JP2005126205 A JP 2005126205A JP 2006301491 A JP2006301491 A JP 2006301491A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflecting surface
optical
rod
illumination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005126205A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Hanano
和成 花野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2005126205A priority Critical patent/JP2006301491A/ja
Publication of JP2006301491A publication Critical patent/JP2006301491A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】薄型化を図ることができると共にエタンデューの増加を極力抑えて照明効率の低下を防ぎ、高輝度で均一な光を被照明領域に照明すること。
【解決手段】被照明領域を照明するものであって、発光面10cを有し、垂直軸Zを中心として平面上に環状に配された複数の発光体10と、該発光体10からの光を取り込み、被照明領域に照明光Lとして導く取込導光光学手段11と、該取込導光光学手段11の少なくとも一部(18)を、垂直軸Z回りに回転させる回転手段12と、該回転手段12による回転動作に同期させて、複数の発光体10を順次点灯させる点灯制御手段13とを備え、発光体10の発光面10cから取込導光光学手段11の射出口20bに至る光路において、該光路を90°偏向させる反射面を3面(15a、16a、19a)備えている照明装置2を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被照明領域に高輝度な光を照明する照明装置及び該照明装置を有する画像投影装置に関するものである。
従来より、被照明領域を照明する照明装置としては各種のものが提供されているが、その1つとして、光量変動のない安定した高輝度の光を照明することができる照明装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この照明装置70は、図9に示すように、ディスク71上に複数のLED72がZ軸を中心として環状に設けられており、各LED72からZ軸方向に向けて光が発せられる。また、ディスク71上には、Z軸に沿って配されたテーパーロッド73と、該テーパーロッド73の入射面にそれぞれ反射プリズム74を介して一端側が接続され、Z軸に直交するように配された2つの平行ロッド76とでL字型の光学面を構成した光学手段77がロッドホルダ78によってZ軸回りに回転可能に支持されている。また、平行ロッド76の他端側にも反射プリズム75が接続されており、該反射プリズム75によりLED72から発せられた光を平行ロッド76に導いている。
また、ディスク71の下方には、光学手段77を回転駆動する回転モータ79が設けられている。この回転モータ79は、LED72から発せられた光が反射プリズム75に入射するように、複数のLED72の点灯タイミングに同期して光学手段77を回転駆動している。
このように構成された照明装置70により、被照明領域を照明する場合には、複数のLED72を順次パルス点灯させると共に、この点灯タイミングに同期させて光学手段77を回転させる。LED72からZ軸方向に発せられた光は、反射プリズム75により90度向きを変えてそれぞれの平行ロッド76に入射する。そして、2つの平行ロッド76に入射した光は、反射プリズム74でさらに90度向きを変えてテーパーロッド73に入射した後、該テーパーロッド73内で反射を繰り返しながら平行光状態でZ軸方向に射出する。これにより、被照明領域を照明することができるものである。
特に、この照明装置70は、LED72を使用している点、1つのLED72を定格発光量よりも大きな発光量で発光させることができる点等により、安定した高輝度の光を利用して被照明領域を照明することができるものである。
また、図10に示すように、Z軸に直交するXY軸方向に光を発するようにLED81を配列した照明装置80も知られている。
この照明装置80は、Z軸を中心として環状に形成された円筒82の内面に複数のLED81が配列されており、円筒82の中心に向かうXY軸方向に光を発する。また、それぞれのLED81には、導光キャップ83及びテーパーロッド84が設けられている。また、テーパーロッド84の内側には、XY軸方向に平行な平行ロッド85、光の向きを90度変える反射プリズム86及びZ軸方向に平行な垂直ロッド87を有する回転導光ユニット88がZ軸回りを回転可能に設けられている。そして、垂直ロッド87の射出口の近傍には、光の向きを変えるプリズム状のライトパイプ89が配されており、該ライトパイプ89の射出口にXY軸に平行なテーパーロッド90が配されている。
また、回転導光ユニット88は、LED81の点灯タイミングに同期して回転駆動されるようになっている。
このように構成された照明装置80により、被照明領域を照明する場合には、複数のLED81を順次パルス点灯させると共に、この点灯タイミングに同期させて回転導光ユニット88を回転させる。LED81からXY軸方向に発せられた光は、導光キャップ83及びテーパーロッド84を介して平行ロッド85に入射する。そして、平行ロッド85に入射した光は、反射プリズム86により向きを90度変えた後、垂直ロッド87を介してライトパイプ89に入射する。そして、ライトパイプ89に入射した光は、該ライトパイプ89により90度向きを変えた後、テーパーロッド90に入射し、該テーパーロッド90内で反射を繰り返しながら平行光状態でXY軸方向に射出される。これにより、被照明領域を照明することができるものである。
上述したいずれの照明装置70、80にしても、LED72、81から発せられた光は、2つの反射プリズム74、75、又は、反射プリズム86及びライトパイプ89により、光路が90度変わるように2回反射された後、テーパーロッド77、90の射出口から被照明領域に向けて射出される。
特開2004−199024号公報
しかしながら、上述した従来の照明装置には、以下の課題が残されている。
まず、その前提として、上述した照明装置のように、複数の発光体(LED)からの放射光を、点灯タイミングに基づいて回転する取り込みロッドで取り込んで大光量を得る手法においては、光源及び大光量を供給する光学ユニットそのものを薄型化することが、光学ユニットを利用した装置の筐体における占有スペースの低減化や、筐体のサイズの小型化や、レイアウトの自由度の向上化に繋がる。そのため、このような観点から薄型化することが今後の重要な課題となっている。
ここで、図9に示す照明装置70においては、LED72が環状に配されたディスク71に対して、テーパーロッド73が直交する構成であるので、Z軸方向に長くなってしまい薄型にすることが困難なものであった。つまり、図示したように、テーパーロッド73の長手方向(Z軸方向)のサイズよりも、環状に配されたLED72の径方向のサイズの方が小さい場合には、レイアウトの自由度と信頼性との両立を図ることが難しいものであった。
仮に、照明装置70を90度倒して、テーパーロッド73を横向きにレイアウトした場合、即ち、環状に配されたLED72の径方向が筐体の厚み方向となるようにレイアウトした場合には、回転モータ79の回転軸が重力方向に対して略直交してしまうので、回転軸の片側に負荷が集中してしまい、負荷を均一に受けることができなくなってしまう。その結果、光学手段77を滑らかに回転させることができず、信頼性の低下を招いてしまう恐れがあった。
一方、図10に示す照明装置80においては、上述した照明装置70とは異なり薄型化を図ることができるものであるが、その反面、LED81を円筒82の内面上に配列しなければならないので、実装が困難という不都合があった。
加えて、円筒82の内面上にLED81を配列しているため、平行ロッド85に取り込まれる光の角度が大きくなってしまい、照明光学系としてのEtendue(エタンデュー)が大きくなる不都合も生じていた。
ここで、このエタンデューについて説明する。
エタンデューは、図11に示すように、光の広がり角(立体角)Ωと、光が通過する面積Sとの積から算出できるものであり、システム内で常に一定値であることが理想的とされているが、実際にはどうしても徐々に変化して大きな値になってしまう。ところが、エタンデューがある一定の値(システム内の構成品等により決定される)を超えてしまうと、被照明領域に入射する光束が飽和してしまい、光利用効率が低下してしまう。そのため、できる限りこのエタンデューの増加を抑えることが必要とされている。
ここで、図12は、上述した照明装置70、80において、LED72、81を発光させて回転するプリズム75又は平行ロッド85で光を取り込む様子を模式的に図示したものである。なお、LED72、81が発する放射光Rは、指向性が高いものとしており、また、プリズム75又は平行ロッド85に、隣合う2つのLED72、81から光が入射している場合を例にして説明する。
まず、図12(a)に示すように、平面上にLED72を配列した照明装置70の場合には、2つのLED72が発する放射光Rの主たる方向は、プリズム75の取込面(入射面)75aに対して、それぞれ常に直交する関係である。
これに対して、図12(b)に示すように、円筒82の内面上にLED81を配列した照明装置80の場合には、平行ロッド85の取込面(入射面)85aに対して、各LED81からの放射光Rの主たる方向は、ある角度を有しているので、2つのLED81からの放射光Rが平行ロッド85に取り込まれる光の角度θとしては、図13に示すように、上述した照明装置70の場合よりも、大きくなってしまう。つまり、光の立体角θが大きくなり、エタンデューが大きくなってしまうものであった。
なお、図13は、2つのLED81が発する放射光Rのそれぞれ発光点を、1箇所に重ね合わせた状態を示す図である。また、LED81の放射光Rの指向性が高い場合や、LED81の配列数が少なく円筒の径が小さい場合には、上述した立体角θの増加は特に顕著になる。
上述したように、図9に示す照明装置70は、薄型化が困難であり、図10に示す照明装置80は、LED81の実装が困難であると共にエタンデューが大きくなって光利用効率、即ち、照明効率が低下してしまうという不都合が生じていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、薄型化を図ることができると共にエタンデューの増加を極力抑えて照明効率の低下を防ぎ、高輝度で均一な光を被照明領域に照明することができる照明装置及び該照明装置を有する画像投影装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、被照明領域を照明する照明装置であって、発光面を有し、垂直軸を中心として平面上に環状に配された複数の発光体と、該発光体からの光を取り込み、前記被照明領域に照明光として導く取込導光光学手段と、該取込導光光学手段の少なくとも一部を、前記垂直軸回りに回転させる回転手段と、該回転手段による回転動作に同期させて、前記複数の発光体を順次点灯させる点灯制御手段とを備え、前記発光体の発光面から前記取込導光光学手段の射出口に至る光路において、該光路を90°偏向させる反射面を3面備えている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、環状に配された複数のLED等の発光体が、点灯制御手段による点灯制御を受けて順次点灯し、垂直軸方向に向けて光を発する。この光は、回転手段よって垂直軸回りに少なくとも一部分が回転している取込導光光学手段に取り込まれる。そして、取り込まれた光は、光路を90°偏向させる3つの反射面で反射された後、射出口から照明光として射出し、被照明領域を照明する。
特に、反射面を3つ備えているので、発光体から垂直軸方向に発せられた光は、最初の反射面により光路を90°偏向されて平面方向に進む。次いで、2番目の反射面により、さらに光路が90°偏向されて再度垂直軸方向に向けて進む。そして、最後に3番目の反射面により光路が90°偏向されて再び平面方向に進み、射出口から射出する。
このように、垂直軸方向に順次点灯する複数の発光体の光を確実に取り込むと共に、取り込んだ光を最終的に垂直軸方向に直交する平面方向に射出させるので、取込導光光学手段の垂直軸方向における厚み(高さ)を極力抑えることができる。従って、該照明装置を装置等に組み込んだ際に薄型化を図ることができる。その結果、照明装置が占める占有スペースを小さくでき、レイアウトの自由度が向上する。
また、発光体は平面上に配されており、垂直軸方向に向けて光を発するので、取込導光光学手段の入射面に常に直交した状態で光が入射する。よって、隣り合う2つの発光体が発した光を同時に取り込んだとしても、光の立体角が大きくなることはない。従って、エタンデューの増加を極力抑えることができ、照明効率の低下を防止することができる。
また、発光体としてLED等を利用できるので、高輝度の光を照明光として使用することができ、被照明領域を鮮やかに照明することができる。また、発光体は常時点灯するのではなく、点灯制御手段による点灯タイミングに応じて点灯するので、消耗を極力抑えることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記取込導光光学手段が、前記発光体の近傍に配されて前記光路を90°偏向させる第1の反射面と、該第1の反射面よりも後段に配されて前記光路をさらに90°偏向させる第2の反射面と、前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に配された柱状導光手段とを有する回転部と、前記第2の反射面の後段に配されて前記光路をさらに90°偏向させる第3の反射面を有する固定部とを備えている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、垂直軸回りに回転部が回転して、複数の発光体から順次発せられる光を取り込んだ後、固定部から被照明領域に向けて取り込んだ光を照明光として射出する。即ち、発光体から発せられた光は、回転部の第1の反射面で平面方向に向けて反射された後、柱状導光手段を介して第2の反射面に進み、該第2の反射面で垂直軸方向に反射される。そして、第2の反射面で反射された光は、固定部の第3の反射面で再度平面方向に向けて反射された後、射出口から射出される。
このように、柱状導光手段の両端に第1の反射面及び第2の反射面を有する回転部だけを回転させれば良いので、構成を容易にすることができる。また、柱状導光手段により発光体から発せられた光を、確実に固定部まで導くことができるので、光量低下を極力抑えることができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の照明装置において、前記固定部が、前記第3の反射面の後段に、該第3の反射面で反射された前記光が入射する入射口と、入射した光が射出する前記射出口とを有する光学ロッド又は光学パイプを備えている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、第3の反射面で反射された光が入射口から光学ロッド又は光学パイプに入射した後、該光学ロッド又は光学パイプを通って射出口から被照明領域に向けて射出する。このように、固定部は、光学ロッド又は光学パイプを用いて第3の反射面で反射された光を確実に射出口まで導くことができる。よって、光量低下を抑えた状態で被照明領域を確実に照明することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の照明装置において、前記光学ロッド又は前記光学パイプが、前記射出口に向かうにしたがって先細りになるテーパ状に形成されている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、平面方向に向けて配された光学ロッド又は光学パイプが、射出口に向かうにしたがって先細りになるテーパ状に形成されているので、第3の反射面から反射された光が内部で反射を繰り返しながら射出口に進む際、1回反射する毎に反射角度が大きくなると共に反射回数も多くなる。つまり、より反射しやすくなり、ミキシング効果が高くなる。その結果、射出口において均一な面光源を得ることができる。従って、高輝度で均一な照明光を被照明領域に照明することができる。
また、光学ロッド又は光学パイプが先細りのテーパ状に形成されているので、固定部を極力回転部に近づけた状態で配したとしても、回転部(特に、柱状導光手段)との物理的な接触を回避することができる。よって、更なる薄型化を図ることができると共に、多少の組み立て誤差があったとしても接触の心配がないので、組み立てが容易となる。
請求項5に係る発明は、請求項2に記載の照明装置において、前記固定部が、前記第3の反射面の前段に、前記第2の反射面で反射された前記光を前記第3の反射面に導く第2の柱状導光手段を備えている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、固定部が垂直軸方向に伸びる第2の柱状導光手段を備えているので、垂直軸方向にかさ上げされた状態となる。よって、第3の反射面の後段に、平面方向に向けて伸びる光学ロッドや光学パイプ等を設けたとしても、これらが回転部(特に、柱状導光手段)と物理的に接触することを防止することができる。よって、回転部の組み立て誤差があったとしても、回転動作を確実に確保することができ、組み立てが容易となる。
また、第3の反射面の後段に、射出口に向かうにしたがって広がる末広がりの逆テーパ状に形成された光学ロッド等を配置することもでき、設計の自由度が向上する。なお、末広がりの光学ロッド等を使用した場合には、第3の反射面で反射された光は平行光状態となるので、より指向性が高まった状態で被照明領域に射出される。
請求項6に係る発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記発光体が、前記光を一定の方向に指向させるフレネルレンズを備えている照明装置を提供する。
この発明に係る照明装置においては、フレネルレンズを備えているので、垂直軸方向に向けてより指向性を高めた状態で発光体から光を発することができる。よって、エタンデューの増加をより確実に抑えることができる。また、フレネルレンズは、シート状であるので、薄型化に影響を与えることはない。
請求項7に係る発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置と、前記射出口から射出された前記照明光を、入力された画像情報に基づいて変調する光変調手段と、該光変調手段で変調された前記照明光を投影する投影光学手段とを備えている画像投影装置を提供する。
この発明に係る画像投影装置においては、光変調手段が、入力された画像情報に基づいて射出口から射出された照明光を変調し、投影光学手段によりこの変調された照明光をスクリーン等に投影することで、投影画像の観察を行える。
特に、照明装置は薄型化しているのでレイアウトし易く設計の自由度を高めることができる。また、照明光は高輝度で均一な光であるので、明るい高画質の画像を投影することができる。更に、エタンデューの増加が抑えられているので、発光体からの光を効率良く投影のために使用することできる。
この発明に係る照明装置によれば、取込導光光学手段の垂直軸方向における厚みを極力抑えることができるので、薄型化が図れると共に照明装置が占める占有スペースを小さくでき、レイアウトの自由度が向上する。また、発光体が垂直軸方向に向けて光を発するので、エタンデューの増加を極力抑えることができ、照明効率の低下を防止することができる。
また、この発明に係る画像投影装置によれば、全体を薄型化にすることができると共に、レイアウトし易く設計の自由度を高めることができる。また、明るい高画質の画像を投影することができると共に、発光体からの光を効率良く投影のために使用することできる。
次に、本発明に係る照明装置及び画像投影装置の第1実施形態を、図1から図4を参照して説明する。
本実施形態の画像投影装置1は、図1に示すように、入力される画像情報に応じた画像を投影するものであって、ライトエンジン(照明装置)2と、該ライトエンジン2の後述する射出口20bから射出された照明光Lを、入力された画像情報に基づいて変調するDigital Micromirror Device(以下、DMDと略す)(光変調手段)3と、該DMD3で変調された照明光Lを図示しないスクリーンに投影する投影レンズ(画像投影手段)4とを備えている。
また、ライトエンジン2とDMD3との間には、リレーレンズ6、ミラー7及びフィールドレンズ8が設けられている。リレーレンズ6は、射出口20bを面状光源と見立てた物体面としてDMD3上に拡大投影するリレー光学系である。また、ミラー7は、リレーレンズ6を通過した照明光Lを、フィールドレンズ8及びDMD3に向けて折り曲げるための全反射のミラーである。フィールドレンズ8は、ミラー7で反射された照明光LをDMD3に導いている。
また、DMD3は、図示しないDMD駆動回路に入力された映像信号(画像情報)に基づき、DMD3の所定の画素に相当する図示しないミラー面での反射光が投影レンズ4に入射するように、ミラー面の傾斜角度をコントロールしている。そして、投影レンズ4は、DMD3のミラー面を物体面としてスクリーンに投影するようになっている。
なお、本実施形態では、DMD3が被照明領域であり、ライトエンジン2がリレーレンズ6、ミラー7及びフィールドレンズ8を介してDMD3を照明している場合を例にして説明する。
上記ライトエンジン2は、被照明領域であるDMD3を照明するものであって、図2から図4に示すように、発光面10cを有し、垂直軸Zを中心とした平面上に環状に配された複数のLED(発光体)10と、該LED10からの光を取り込み、取り込んだ光をDMD3に照明光Lとして導く取込導光光学手段11と、該取込導光光学手段11の少なくとも一部を、垂直軸Z回りに回転させる回転手段12と、該回転手段12による回転動作に同期させて、複数のLED10を順次点灯させる点灯制御手段13とを備えている。
また、ライトエンジン2は、LED10の発光面10cから取込導光光学手段11の射出口20bに至る光路において、該光路を90°偏向させる反射面を3面備えている。
即ち、取込導光光学手段11は、LED10の近傍に配されて光路を90°偏向させる第1の反射面15aを有するプリズム15と、該第1の反射面15aよりも後段に配されて光路をさらに90°偏向させる第2の反射面16aを有するプリズム16と、第1の反射面15aと第2の反射面16aとの間(両プリズム15、16の間)に配された平行ロッド(柱状導光手段)17とを有する回転ロッド部(回転部)18と、第2の反射面16aの後段に配されて光路をさらに90°偏向させる第3の反射面19aを有するプリズム19と、第3の反射面19aの後段に配され、第3の反射面19aで反射された光が入射する入射口20aと入射した光が射出する上記射出口20bとを有するテーパーロッド(光学ロッド)20とを備えた固定ロッド部(固定部)21とを備えている。
上記LED10は、ベース25上に環状に配されている。また、各LED10は、各種の色の光を発するLEDチップ10aと、樹脂性材料により砲弾型(ドーム型)に形成され、LEDチップ10aを覆うレンズ部10bとを備えている。このレンズ部10bは、LEDチップ10aが発した光を垂直軸Z方向に指向性を高めた状態で射出させるようになっている。そして、このレンズ部10bの表面が、上記発光面10cとされている。
また。このレンズ部10bは、ベース25に固定されたLED支持体26によって周囲が固定されている。これにより、各LED10は、確実にベース25上に固定されている。
また、ベース25上には、各LED10を発光させる発光回路と、後述する電動モータ28を駆動させる駆動回路とが組み込まれた回路基板27が設けられており、各LED10、電動モータ28及び図示しない制御部に電気的に接続されている。そして、この制御部が、各LED10の点灯タイミングを制御している。即ち、これら制御部及び回路基板27は、上記点灯制御手段13を構成している。なお、LED10の点灯タイミングについては、後に詳細に説明する。
また、ベース25には、垂直軸Zを囲むように凹部25aが形成されており、該凹部25a内に電動モータ28が配されている。この電動モータ28の駆動軸28aには、上記回転ロッド部18を支持する円板状の支持体29が上面に固定された回転体30が取り付けられている。即ち、これら電動モータ28、支持体29及び回転体30は、上記回転手段12を構成している。
回転ロッド部18は、平行ロッド17部の両端面にプリズム15、16が接着されたものであり、プリズム19の略中心を垂直軸Zが通るように支持体29上に載置されている。また、プリズム15の下面が光を取り込む光取込口15bとなっており、該光取込口15bがLED10の発光面10cに所定の距離を空けた状態で位置するように、平行ロッド17部の長さ及び支持体29の高さが調整されている。また、光取込口15bは、LED10のレンズ部10bの外形をカバーできる大きさとされている。
また、平行ロッド17部は、透明なガラス部材又は樹脂部材から形成されており、両プリズム15、16は、光漏れや戻り光を防ぐために平行ロッド17よりも高屈折な透明硝材から形成されている。このように高屈折な硝材を用いることで、第1の反射面15a及び第2の反射面16aでの光路の折り曲げを全反射により行うことができる。ここで、全反射条件を満足しない一部の光が漏れてしまう可能性があるが、上述したように光の指向性を高めるレンズ部10bによりLED10からの光は指向性が高い状態でプリズム15の光取込口15bに入射するので、全反射を確実に行わせることができる。
また、支持体29上には、垂直軸Zを挟んで回転ロッド部18の反対側に回転バランスをとるためのウェイトカウンタ31が載置されている。このウェイトカウンタ31によって、支持体29は垂直軸Z回りに円滑に回転するようになっている。
また、支持体29の回転速度は、回路基板27を介して制御部によって所定回転数で回転するように制御されている。また、制御部は、この支持体29の回転数に同期させて、プリズム15の光取込口15bが位置しているLED10のみを点灯させるように点灯タイミングの制御も行っている。
ここで、LED10の点灯制御を行う際に、プリズム15の光取込口15b付近に位置するLED10を1箇所だけ点灯させた場合には、光取込口15bの大きさがLED10よりも十分大きくなければ、光取込口15bと点灯しているLED10との位置関係により、取り込まれる光量が異なってしまう。即ち、光取込口15bが点灯しているLED10と、次に点灯するLED10との中間地点に位置している場合には、取り込まれる光量が半減するので、結果的に照明光Lとして射出口20bから射出される光の光量が時間的に変動してしまう。また、この時間的な変動を小さくするために、逆に光取込口15bを大きくしてしまうと、エタンデューが大きくなってしまい、その結果、照明効率の低下を招いてしまう。
そこで、本実施形態では、図1に示すように、光取込口15b付近のLED10を2箇所点灯するように制御部が点灯タイミングの制御を行うように設定されている。これにより、エタンデューの増加を防ぐと共に、光量の時間変動も同時に抑えている。
上記固定ロッド部21は、テーパーロッド20の一端面、即ち、入射口20aにプリズム19が接着されたものであり、プリズム19の下面が光取込口19bとされ、また、テーパーロッド20の他端面が射出口20bとされている。そして、この固定ロッド部21は、プリズム19の光取込口19bが上記プリズム16の上方近傍に位置するように図示しない架台によって固定されている。
また、このテーパーロッド20は、射出口20bに向かうにしたがって先細りになる末狭まりのテーパ状に形成されている。また、射出口20bは、被照明領域であるDMD3に対応した形状に形成されている。本実施形態では、水平方向と垂直方向のテーパ度を変えた長方形状に形成されている。
また、テーパーロッド20は、上記した回転ロッド部18と同様に、透明なガラス部材又は樹脂部材から形成されており、プリズム19も同様に、光漏れや戻り光を防ぐためにテーパーロッド20よりも高屈折な透明硝材から形成されている。これにより、第3の反射面19aでの光路の折り曲げを全反射により行うことができるようになっている。
このように構成されたライトエンジン2を有する画像投影装置1により、DMD3を照明してスクリーン上に画像を投影する場合について説明する。
まず、制御部により電動モータ28を駆動させて回転ロッド部18を垂直軸Z回りに所定回転数で回転させると共に、該回転動作に応じて複数のLED10を順次点灯させる。この際、支持体29上には、回転ロッド部18の重量を相殺するウェイトカウンタ31が載置されているので、回転ロッド部18は所定の回転数で円滑に回転する。
LEDチップ10aから発せられた光は、レンズ部10bにより垂直軸Z方向に向けて指向性を高めた状態で射出され、プリズム15の光取込口15bから回転ロッド部18内に取り込まれる。取り込まれた光は、プリズム15の第1の反射面15aで光路を90°偏向するように全反射されて平面方向に向けて平行ロッド17内を全反射しながら進む。そして、平行ロッド17を進んだ光は、プリズム16の第2の反射面16aで光路を90°偏向するように全反射されて垂直軸Z方向に向きを変え、固定ロッド部21のプリズム19の光取込口19cから固定ロッド部21内に取り込まれる。
光取込口19cから取り込まれた光は、第3の反射面19aで光路を90°偏向するように全反射されて再度平面方向に向けてテーパーロッド20内を全反射しながら進む。なお、この第3の反射面19a及び上記第2の反射面16aにおけるプリズム斜面での漏れはほとんど発生しない。これは、全反射条件を満足しない大きな光は、第1の反射面15aによる反射の際に漏れてしまっているからである。従って、効率良く光路を折り曲げることができる。
また、テーパーロッド20は先細り形状であるので、側面で反射する光の角度が反射を繰り返す毎に射出口20bに対して大きくなるために反射回数が増加し、ロッド長に対するミキシング効果が高まる。その結果、テーパーロッド20内を進んだ光は、均一な面光源である照明光Lとして射出口20bから射出する。
射出した照明光Lは、リレーレンズ6、ミラー7及びフィールドレンズ8を介してDMD3を照明する。DMD3は、この照明光Lを画像情報に応じて変調して投影レンズ4に射出する。そして、投影レンズ4は、変調された照明光Lをスクリーン上に拡大して表示する。その結果、ユーザは、投影画像を観察することができる。
上述したように、本実施形態のライトエンジン2は、第1の反射面15a、第2の反射面16a及び第3の反射面19aにより、LED10から垂直軸Z方向に向けて発せられた光を90°方向に3回偏向させて、最終的に平面方向に射出させるので、垂直軸Z方向における厚み(高さ)を極力抑えることができる。従って、薄型化を図ることができ、その結果、該ライトエンジン2が占める占有スペースを小さくでき、レイアウトの自由度が向上する。
また、LED10はベース25上に配されて垂直軸Z方向に光を発するので、回転ロッド部18のプリズム15の光取込口15bに対して常に直交した状態で入射する。よって、隣り合う2つのLED10が発した光を同時に取り込んだとしても、光の立体角が大きくなることはない。従って、エタンデューの増加を極力抑えることができ、照明効率の低下を防止することができる。
また、LED10を利用しているので、色表現領域が広く、高輝度の光を照明光Lとして使用することができ、DMD3を鮮やかに照明することができる。特に、LED10は消点灯が放電タイプのランプに比べて速やかで、長寿命であるため、使い易くランプ交換が不要である。よって、ランニングコストを抑えることができる。また、LED10は常時点灯するのではなく、点灯制御手段13による点灯タイミングに応じて点灯することからも消耗を極力抑えることができる。
更に、LED10を順次点灯させるので、定格電流値よりも高い電流値を与えることができ、定格発光量よりも明るい大光量を得ることができる。このことからも、DMD3を明るく照明することができる。
また、平行ロッド17及びテーパーロッド20を備えているので、第1の反射面15a、第2の反射面16a及び第3の反射面19aで反射された光を、光量低下を極力抑えた状態で確実に射出口20bまで導くことができ、LED10が発した光を照明光Lとして有効に利用することができる。
更に、先細りのテーパーロッド20を利用しているので、均一な面光源としてDMD3を照明することができ、色ムラのない明るい照明光Lを得ることができる。特に、テーパーロッド20は先細りであるので、平行ロッド17との間が物理的に接触することはない。よって、固定ロッド部21を極力回転ロッド部18に近づけることができ、より薄型化を図ることができる。また、多少の組み立て誤差があったとしても、接触の心配が無いので組み立てが容易になる。
また、本実施形態の画像投影装置1によれば、薄型のライトエンジン2を備えているので、全体を薄型化することができると共に、レイアウトし易く設計の自由度を高めることができる。また、高輝度で均一な照明光Lを利用できるので、明るい高画質の画像を投影することができる。更に、エタンデューの増加が抑えられているので、LED10からの光を効率良く投影のために利用することができる。
次に、本発明に係る照明装置の第2実施形態について、図5を参照して説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態のライトエンジン2は、固定ロッド部21が先細りのテーパーロッド20を備えていたのに対し、第2実施形態のライトエンジン(照明装置)40は、末広がりの逆テーパーロッド(光学ロッド)42を備えている点である。
即ち、本実施形態のライトエンジン40の固定ロッド部(固定部)41は、図5に示すように、第3の反射面19aを有するプリズム19の後段に配され、第3の反射面19aで反射された光が入射する入射口42aと、入射した光が射出する射出口42bとを有する末広がりの逆テーパーロッド42を備えている。
更に、固定ロッド部41は、第3の反射面19aの前段に、第2の反射面16aで反射された光を第3の反射面19aに導く中継平行ロッド(第2の柱状導光手段)43を備えている。この中継平行ロッド43は、垂直軸Z方向に伸びるように形成され、一端面が第2の反射面16aで反射された光を取り込む光取込口43aとなっており、他端面がプリズムの光取込口19bに接着されている。
このように構成されたライトエンジン40においては、第2の反射面16aで反射された光が、中継平行ロッド43の光取込口43aから固定ロッド部41内に取り込まれる。取り込まれた光は、中継平行ロッド43を通過してプリズム19に入射し、第3の反射面19aで光路を90°偏向するように反射して逆テーパーロッド42に入射する。そして、逆テーパーロッド42内で反射を繰り返しながら平面方向に進み、射出口42bから照明光Lとして射出される。
特に、末広がりの逆テーパーロッド42であるので、反射を繰り返す毎に反射角度が浅くなり、平行光に徐々に近づいた状態となる。よって、第1実施形態のテーパーロッド20に比べてミキシング効果が低いものの、より指向性が高められた状態で射出される。従って、本実施形態のライトエンジン40は、照明の用途によっては、均一性よりも光線の指向性が重要視される場合において特に有効である。
また、中継平行ロッド43を備えているので、逆テーパーロッド42を垂直軸Z方向にかさ上げすることができる。よって、末広がりの逆テーパーロッド42を使用したとしても、平行ロッド17との物理的な干渉を防ぐことができ、回転ロッド部18の回転動作に影響を与えることはない。このように、中継平行ロッド43によるかさ上げにより、多様な形状の光学ロッドを採用できるので、設計の自由度が向上する。
次に、本発明に係る照明装置の第3実施形態について、図6を参照して説明する。なお、第3実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第3実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態のライトエンジン2は、回転ロッド部18及び固定ロッド部21を中密なロッドとしたのに対し、第3実施形態のライトエンジン(照明装置)50は、回転ロッド部及び固定ロッド部が中空パイプによって形成されている点である。
即ち、本実施形態のライトエンジン50は、図6に示すように、第1の反射面15a及び第2の反射面16aを両端に有する回転パイプ部(光学パイプ)51と、第3の反射面19aを一端に有すると共に他端に射出口20bが形成された先細りテーパー状の固定パイプ部(光学パイプ)59とを備えている。これら回転パイプ部51及び固定パイプ部52の壁面の内側には、光を所定の反射率で反射させる図示しない金属反射膜が共にコーティングされている。
このように構成されたライトエンジン50においては、全反射で導光する第1実施形態の中密ロッドのタイプとは異なり、金属反射膜による反射を利用するので、1回の反射毎に反射率によるロスがある反面、各パイプにおける保持部との接触による光漏れはない。
また、中空であるので、第1実施形態の中密ロッドに比べて軽量である。よって、電動モータ28の負荷を低減することができ、信頼性を向上することができる。更に、中空であるので、射出口20bを面状光源として見たときに、傷やゴミ等の塵埃の付着がなく、面状光源としての照明品質が高い。その結果、さらなる高画質で投影画像を見ることができる。
なお、本実施形態では、共に中空パイプとして形成したが、これに限られず、例えば、中密ロッドタイプである第1実施形態の回転ロッド部18と、中空パイプタイプである本実施形態の固定パイプ部52とを組み合わせて取込導光光学手段11を構成しても構わないし、この逆に、中空パイプタイプである本実施形態の回転パイプ部51と、中密ロッドタイプである第1実施形態の固定ロッド部21とで取込導光光学手段11を構成しても構わない。
次に、本発明に係る照明装置の第4実施形態について、図7及び図8を参照して説明する。なお、第4実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第4実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態のライトエンジン2は、LEDチップ10aから発した光を砲弾型のレンズ部10bにより指向性を高めた構成にしたのに対し、第4実施形態のライトエンジン(照明装置)60は、LEDチップ10aから発した光をフレネルレンズ61により指向性を高める点である。
即ち、本実施形態のLED10は、LEDチップ10aから発した光を、垂直軸Z方向に向かう一定の方向に指向させる上記フレネルレンズ61を備えている。このフレネルレンズ61は、フレネル面からLEDチップ10aまでの光学的距離を、略焦点距離としたレンズであり、個々のLEDチップ10aに対応して配されている。
フレネルレンズ61は、ドーナツ状のアクリル板等のフレネル板62に、LEDチップ10aの個数分加工することで作製しても構わないし、1枚1枚の別個のフレネル板62にフレネルレンズ61を加工し、これらを組み合わせて環状に組み立てても構わない。1枚1枚を別個に形成した場合には、LEDチップ10aとの芯合わせや位置関係に誤差が生じ易く、組み立て難い反面、フレネル成形型が1つで済むという利点を有する。一方、多数のフレネルレンズ61を、環状に形成された1枚の樹脂基板等のフレネル板62上に形成した場合には、多数のフレネルの型が必要である反面、1枚のフレネル板62で済むので、組み立て易いといった利点を有する。
例えば、図8に示すように、組み立て易さとフレネル型の数とのバランスを考慮して、3つのフレネルレンズ61が1枚のフレネル板62に形成されたもの(3つのフレネルレンズで1セット)でも良く、それぞれの状況に応じて適時作製すれば良い。また、フレネル板62に取手63を取り付けても構わない。こうすることで、持ち運びが容易となり、組み立て易くなる。
このように構成されたライトエンジン60においては、フレネルレンズ61により光の指向性を確保しつつ、第1実施形態の砲弾型のレンズ部10bに比べて、該フレネルレンズ61が平板状であるので、レンズ部10bの高さ分だけ回転ロッド部18及び固定ロッド部2をよりLED10に近づけることができ、全体的な厚みをより薄くすることができる。よって、更なる薄型化を実現することができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記各実施形態の照明装置から射出された照明光が、リレーレンズ、ミラー及びフィールドレンズを介してDMDを照明する例を説明したが、この場合に限られず、射出口から射出された照明光を、直接液晶パネル等を照明するように構成しても構わない。
また、発光体としてLEDを採用したが、LEDに限られるものではない。但し、照明光を投影画像等に使用する場合には、彩度の点でLEDを用いることがより好ましい。
本発明に係る画像投影装置の構成図である。 図1に示す画像投影装置の構成品であって、本発明に係る照明装置の第1実施形態を示す断面図である。 図2に示す照明装置のうちLED及び取込導光光学手段を示す斜視図である。 図2に示す照明装置のうちLED及び取込導光光学手段を示す断面図である。 本発明に係る照明装置の第2実施形態のLED及び取込導光光学手段を示す断面図である。 本発明に係る照明装置の第3実施形態のLED及び取込導光光学手段を示す断面図である。 本発明に係る照明装置の第4実施形態のLED及び取込導光光学手段を示す斜視図である。 図7に示す照明装置を構成するフレネルレンズの一例を示した斜視図である。 従来の照明装置の一例を示す断面図である。 従来の照明装置の他の一例を示す断面図である。 エタンデューを説明するための図であって、光の立体角と、光が通過する面積との関係を示す図である。 LEDが発する光を取り込む様子を模式的に示した図であって、(a)は図9に示す照明装置が発するLEDの放射光とこれを取り込むプリズムとの関係を示した図であり、(b)は図10に示す照明装置が発するLEDの放射光とこれを取り込む平行ロッドとの関係を示した図である。 図12(b)に示す2つの放射光の発光点を重ね合わせた状態を示す図である。
符号の説明
L 照明光
Z 垂直軸
1 画像投影装置
2、40、50、60 ライトエンジン(照明装置)
3 DMD(光変調手段)(被照明領域)
4 投影レンズ(投影光学手段)
10 LED(発光体)
10c 発光面
11 取込導光光学手段
12 回転手段
13 点灯制御手段
15a 第1の反射面
16a 第2の反射面
17 平行ロッド(柱状導光手段)
18 回転ロッド部(回転部)
19a 第3の反射面
20 テーパーロッド(光学ロッド)
20a、42a 入射口
20b、42b 射出口
21、41 固定ロッド部(固定部)
42 逆テーパーロッド(光学ロッド)
43 中継平行ロッド(第2の柱状導光手段)
51 回転パイプ部(光学パイプ)
52 固定パイプ部(光学パイプ)
61 フレネルレンズ





Claims (7)

  1. 被照明領域を照明する照明装置であって、
    発光面を有し、垂直軸を中心として平面上に環状に配された複数の発光体と、
    該発光体からの光を取り込み、前記被照明領域に照明光として導く取込導光光学手段と、
    該取込導光光学手段の少なくとも一部を、前記垂直軸回りに回転させる回転手段と、
    該回転手段による回転動作に同期させて、前記複数の発光体を順次点灯させる点灯制御手段とを備え、
    前記発光体の発光面から前記取込導光光学手段の射出口に至る光路において、該光路を90°偏向させる反射面を3面備えていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記取込導光光学手段は、前記発光体の近傍に配されて前記光路を90°偏向させる第1の反射面と、該第1の反射面よりも後段に配されて前記光路をさらに90°偏向させる第2の反射面と、前記第1の反射面と前記第2の反射面との間に配された柱状導光手段とを有する回転部と、
    前記第2の反射面の後段に配されて前記光路をさらに90°偏向させる第3の反射面を有する固定部とを備えていることを特徴とする照明装置。
  3. 請求項2に記載の照明装置において、
    前記固定部は、前記第3の反射面の後段に、該第3の反射面で反射された前記光が入射する入射口と、入射した光が射出する前記射出口とを有する光学ロッド又は光学パイプを備えていることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項3に記載の照明装置において、
    前記光学ロッド又は前記光学パイプは、前記射出口に向かうにしたがって先細りになるテーパ状に形成されていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項2に記載の照明装置において、
    前記固定部は、前記第3の反射面の前段に、前記第2の反射面で反射された前記光を前記第3の反射面に導く第2の柱状導光手段を備えていることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記発光体は、前記光を一定の方向に指向させるフレネルレンズを備えていることを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記射出口から射出された前記照明光を、入力された画像情報に基づいて変調する光変調手段と、
    該光変調手段で変調された前記照明光を投影する投影光学手段とを備えていることを特徴とする画像投影装置。

JP2005126205A 2005-04-25 2005-04-25 照明装置及び画像投影装置 Pending JP2006301491A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126205A JP2006301491A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 照明装置及び画像投影装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005126205A JP2006301491A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 照明装置及び画像投影装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006301491A true JP2006301491A (ja) 2006-11-02

Family

ID=37469810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005126205A Pending JP2006301491A (ja) 2005-04-25 2005-04-25 照明装置及び画像投影装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006301491A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133160A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Olympus Corporation 照明装置およびプロジェクタ
WO2008146561A1 (ja) * 2007-05-30 2008-12-04 Olympus Corporation 照明装置および画像投影表示装置
WO2009136516A1 (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 オリンパス株式会社 照明装置および照明撮像装置
EP2350740A1 (en) * 2008-11-13 2011-08-03 Lg Electronics Inc. Projection system
EP2718620A1 (en) * 2011-06-10 2014-04-16 Martin Professional A/S Multi-mode illumination device
JP2016031935A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 クリスティ デジタル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 回転光学系を有する回転固定発光材料

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004199024A (ja) * 2002-10-21 2004-07-15 Olympus Corp 照明装置及び画像投影装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004199024A (ja) * 2002-10-21 2004-07-15 Olympus Corp 照明装置及び画像投影装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133160A1 (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Olympus Corporation 照明装置およびプロジェクタ
WO2008146561A1 (ja) * 2007-05-30 2008-12-04 Olympus Corporation 照明装置および画像投影表示装置
JP2008300115A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Olympus Corp 照明装置および画像投影表示装置
WO2009136516A1 (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 オリンパス株式会社 照明装置および照明撮像装置
JP2009266390A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Olympus Corp 照明装置および照明撮像装置
EP2350740A1 (en) * 2008-11-13 2011-08-03 Lg Electronics Inc. Projection system
EP2350740A4 (en) * 2008-11-13 2012-05-30 Lg Electronics Inc PROJECTION SYSTEM
EP2718620A1 (en) * 2011-06-10 2014-04-16 Martin Professional A/S Multi-mode illumination device
EP2718620A4 (en) * 2011-06-10 2015-02-25 Martin Professional As MULTI-MODES LIGHTING DEVICE
JP2016031935A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 クリスティ デジタル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 回転光学系を有する回転固定発光材料
JP2017098264A (ja) * 2014-07-28 2017-06-01 クリスティ デジタル システムズ ユーエスエイ インコーポレイテッド 回転光学系を有する回転固定発光材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8047654B2 (en) Projector with reduced speckle contrast
US6471356B1 (en) Portable image projection system having reduced weight and profile
US7789517B2 (en) LED package, display panel, illumination system and projection system employing the same
US7210815B2 (en) Optical device, illumination apparatus, and color illumination apparatus
US6944375B2 (en) Optical element and illuminator and projection display device
JP4286271B2 (ja) 照明装置及び画像投影装置
US20060109685A1 (en) Side light-emitting device, backlight unit having the side light-emitting device, and liquid crystal display apparatus employing the backlight unit
EP2350740B1 (en) Projection system
JP2005070443A (ja) 光学装置、照明装置及びプロジェクタ
KR20050056138A (ko) 광원장치 및 그것을 구비한 프로젝터장치
US20050111240A1 (en) Light source unit and projector
JP2006301491A (ja) 照明装置及び画像投影装置
CN102906639A (zh) 照明光学系统以及使用其的投影仪
JPH11149073A (ja) 面光源装置および液晶表示装置
JP4687990B2 (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2005327682A (ja) バックライト装置、及び液晶表示装置
JP2007329053A (ja) 光源装置及びこの光源装置を用いたプロジェクタ
JP2008300115A (ja) 照明装置および画像投影表示装置
JP2006019027A (ja) 照明装置
JP2005345937A (ja) 投映表示装置
JP4286272B2 (ja) 照明装置及び画像投影装置
WO2010026640A1 (ja) 平行光出力ユニット、プロジェクタ、および立体像表示ユニット
JP4941704B2 (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP2006058488A (ja) 照明光学装置およびこれを用いた投影型表示装置
KR101379817B1 (ko) 백라이트 어셈블리 검사 장치 및 표시소자 검사 장치

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060711

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110628