JP2006300656A - 画像計測方法、装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Ken Tsutsuguchi
けん 筒口
Masahiro Yuguchi
昌宏 湯口
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Abstract

【課題】ステレオ視を用い、1枚の画像上で測定範囲を設定するだけで画像内オブジェクトの実寸を算出する。
【解決手段】画像計測装置は、測定対象及び参照物体が同時に撮影された2枚の画像の撮影時のアフィン射影行列及び透視射影行列と、両画像間の拘束関係を与える行列とを算出する撮影情報算出部200と、一方の画像において対象領域を囲んで指定された矩形の辺を、参照物体の像の3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、矩形の形状を修正する対象領域決定部300と、他方の画像において、矩形に対応する領域を対応対象領域として算出する対応対象領域決定部400と、透視射影行列と、対象領域での矩形の頂点位置と、対応対象領域での矩形の頂点位置を用いて、対象領域へのカメラ中心からの奥行と参照物体へのカメラ中心からの奥行を比較し、対象領域の頂点の3次元座標を算出する対象領域実寸算出部500と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、実寸及び形状が既知である物体(参照物体)と実寸及び形状が未知である物体(測定対象物体)とを同時に撮影した複数の画像を用いて、測定対象物体を囲む矩形領域の実寸を算出する、画像計測方法及び装置に関する。
撮影された画像を用いて被写体の実寸を測定することは、いわゆる写真測量の分野で広く行われている。近年、ディジタルカメラに代表されるディジタル画像撮影装置の精度が向上し、またディジタル画像撮影装置で撮影したデータ(ディジタル画像)を記録する記録媒体の容量も増大しているため、撮影及び記録画像における縦横の画素(ピクセル)数すなわち解像度が大きくなり、それによって、ディジタル画像は、フィルムカメラ(銀塩カメラ)により撮影されたアナログ画像に匹敵する画質を有するようになってきている。
ディジタル画像はコンピュータ処理が容易であるため、これらディジタル画像撮影装置の発展に伴い、写真測量の撮影手段としてディジタル画像撮影装置を用いることが主流となってきている。
画像を用いた実寸の測量は、通常、撮影時の視点からの距離をステレオ視を適用して復元するという三角測量原理により行われることがほとんどであり、その原理は非特許文献1をはじめとする多くの文献に記載されている。
以下、ディジタル画像撮影装置を単にカメラ等と称し、ディジタル画像撮影装置によって撮影された画像をディジタル画像、あるいは単に画像と称する。また、測量の対象となる現実世界に設定された3次元デカルト座標系を世界座標系またはワールド座標系と呼び、ワールド座標系の3次元の点を
Figure 2006300656
などと表す。また、撮影の視点位置(カメラ中心)を原点とする3次元デカルト座標系をカメラ座標系と呼ぶ。また、撮影され記録されたディジタル画像上での2次元デカルト座標系を画像座標系と呼び、画像座標系の2次元の点を
Figure 2006300656
などと表す。なお、以下の説明において、記載の簡略化のために、各種の記号に関し、混同をきたさない限りにおいて、イタリックのボールド体で記載された例えば
Figure 2006300656
を、単に活字体(例えばm,m′)で記載することがある。
図1は、ステレオ視の原理を表している。図において、ステレオ視に用いられる2枚の画像はそれぞれI,I′で表わされており、O,O′はそれぞれ画像I,I′のカメラ中心である。Owはワールド座標系の原点であり、
Figure 2006300656
はワールド座標系における3次元、m,m′はそれぞれI,I′における
Figure 2006300656
の像である。また、
Figure 2006300656
はエピポールである。
ここで図1に示すように、ワールド座標系の点
Figure 2006300656
が異なる複数の画像に撮影されている場合、それぞれの画像に写っている
Figure 2006300656
の像を対応点と呼ぶ。すなわち、図1においては、画像I上の点mの、画像I′上における対応点はm′であり、逆にm′の画像Iにおける対応点はmである。もちろん、複数の画像に重複して撮影されている部分が多ければ、それだけ対応点の数は多い。
さて、ステレオによる測量の原理は以下のとおりである。カメラ中心の位置を変えて撮影した2枚の画像上における参照物体の対応点、すなわち、ワールド座標系での同一位置が、それぞれの画像に写っている位置の画像座標値がわかれば、それぞれの画像を撮影したカメラの射影行列、すなわちワールド座標中のある点が画像中のどの点に射影されたかを計算するための行列がわかる。どのようなカメラモデルを仮定するかにより、必要な対応点の数は異なる。このとき、必要な対応点の画素座標値だけが既知であると、被写体のもとの3次元座標値は相対的なスケールでしか復元できない。
しかし、必要な対応点が写している現実の3次元世界の点の、ワールド座標系での3次元座標値と、その対応点の組のそれぞれの画像での画像座標値がわかれば、すなわち、
Figure 2006300656
が既知であれば、スケール因子も含めた射影行列を得ることができる。この、ワールド座標系での3次元座標値と、対応点の組のそれぞれの画像での画像座標値との組を、以下記号
Figure 2006300656
あるいは単にSと表すこととする。
この、Sがいくつ既知であればよいかも、どのようなカメラモデルを仮定するかにより異なってくる。例えば、非特許文献2や非特許文献3において説明されているアフィンカメラを仮定すると、4組の異なるSがわかれば、2枚の画像の射影行列を知ることができる。この事情を以下に説明する。
Figure 2006300656
をワールド座標系における3次元の点とし、mを、実際に撮影されたディジタル画像上の2次元の点とすると、一般に、撮影された画像上の点m=[u,v]Tとワールド座標空間の点
Figure 2006300656
との間には以下の関係が成り立つ。ただし、ATは行列あるいはベクトルAの転置を表す記号である:
Figure 2006300656
ここでsはスケール因子、Pは3行4列の射影行列である。
アフィンカメラを仮定して、行列Pの未知の成分をpij(i=1,2;j=1,2,3,4)で表すと、非特許文献2、非特許文献3に示されているように、一般に(1)式は以下のように簡略化される:
Figure 2006300656
したがって、2枚の画像I,I′を撮影したアフィンカメラの射影行列をP,P′、その未知の成分をpij,p'ij(i=1,2;j=1,2,3,4)とし、あるワールド座標の点
Figure 2006300656
が画像I,I′上の対応点m=[u,v]T,m′=[u′,v′]Tに射影されたとすると、次の式が成り立つ:
Figure 2006300656
したがって、アフィンカメラを仮定した射影行列を求める場合、(4)式の右辺の行列には16個の未知数があり、1つの3次元ワールド座標及び画像上の対応点ペアSごとに4つの方程式が出てくるので、4組の情報がわかればよいことになる。
いったん射影行列P及びP′が求まれば、ワールド座標における未知の点
Figure 2006300656
があったとき、その点
Figure 2006300656
をそれぞれの画像に射影した点m,m′を見つけることにより、(4)式によって点
Figure 2006300656
を求めることができる。これを利用すれば、2枚の画像に撮影された物体上の計測したい点の、2枚の画像上での位置を求めてそのワールド座標での距離を求めれば、撮影されている物体の実寸がわかることになる。
ところで、上述したアフィンカメラよりも現実に近い透視射影カメラを仮定すると、(1)式の代わりに、
Figure 2006300656
となる。(5)式において右辺の行列の12個の成分に同一の実数を乗じても、この式は同じ結果を与えるため、独立な成分の数は11である。また、1つの式から2つの独立な式を得ることができるので、既知の3次元の点
Figure 2006300656
とその画像への像mが6つ得られれば、非特許文献2に記載の方法によって、右辺のppij(i=1,2,3;j=1,2,3,4)を得ることができる。
同様に、前述した既知の3次元の点
Figure 2006300656
と、他の画像への像m′が6つ得られれば、p'pij(i=1,2,3;j=1,2,3,4)を得ることができる。
以下、アフィンカメラを仮定した射影行列(アフィン射影行列ともいう)と透視射影カメラを仮定した射影行列(透視射影行列ともいう)とを区別するために、透視射影行列については、Pp,Pp′のように、添え字pをつけて表すこととする。
ひとたびPp及びPp′が得られたとすると、(5)式を用いて、両画面の対応点m,m′から未知のワールド座標[Xw,Yw,Zw]を計算することが可能になる。その手順は、次の通りである。
1つの3次元ワールド座標とその像とから、以下の3つの式が導かれる:
su=pp11w+pp12w+pp13w+pp14
sv=pp21w+pp22w+pp23w+pp24
s=pp31w+pp32w+pp33w+pp34
第3の式をu倍して第1の式から引いたものと、第3の式をv倍して第2の式から引いたものとから、下記式が得られる。
(pp11−upp31)Xw+(pp12−upp32)Yw+(pp13−upp33)Zw+pp14−upp34=0,
(pp21−vpp31)Xw+(pp22−vpp32)Yw+(pp23−vpp33)Zw+pp24−vpp34=0.
他の画像の透視射影行列成分をp'pijとして同様の式を得て、それらをまとめると、次のようになる:
Figure 2006300656
すなわち、1組のSから、未知数3つに対して4つの式が得られることになる。この式は、aij(i,j=1,2,3,4)を既知の係数、
Figure 2006300656
を未知のベクトルとして、次のように書くことができる。
Figure 2006300656
このとき、
Figure 2006300656
を避けるために、(7)式における左辺の係数行列とその転置行列とを乗算して得られる実対称行列の最小固有値及びその最小固有値に対応する固有ベクトルを、
Figure 2006300656
という条件で求めると、その固有ベクトルが(7)式を満たす解であることが広く知られている。この固有ベクトルの全成分を第4成分(w)で除算したものが、求める[x,y,z,1]Tである。
したがって、2枚の画像に撮影された物体上の計測したい点の、2枚の画像上での位置を求めてそのワールド座標系での座標を求めれば、撮影されている物体の実寸が分かることになる。
しかしながらこの方法では、測定の対象となる物体のワールド座標系の点が画像上のどこに射影されているかを、少なくとも2枚の画像にわたり、求めなければならない、という問題があった。また、一方の画像Iにおいて、測定の対象点の像を指定し、他方の画像I′上で対応点探索により対応点を求めたとしても、誤対応が生じると正確な結果が得られない、という問題があった。
従来の手法においては、この対応点を正確に求めることによって、計測の精度を向上しようとするものが開示されている。例えば、特許文献1においては、2枚の画像を平行化することによって対応点付けを行う手法が開示されている。また、特許文献2においては、複数カメラにおいて撮影された画像において、マーカーの位置の対応位置を求めるために、探索窓位置を更新しつつ探索する手法が関示されている。
しかしながら、特許文献1、特許文献2ともに、計測の対象となる範囲を直感的に指定できない、という問題があった。
また、アフィンカメラを仮定して3次元座標値の復元を考慮する場合、アフィン射影においては、カメラから一定の距離にある面にいったん被写体の像を射影し、その後、その面上の像を撮像面に射影するため、復元される奥行情報(カメラからの距離)は一定である。そのため、カメラからの被写体や参照物体までの距離が被写体の厚みに比べて大きくないときや、被写体とカメラとの間の距離と、参照物体とカメラとの間の距離とに差異がある場合には、復元した3次元座標値がよい近似値とはならない、という問題を生ずる。
特開2003−185434号公報 特開2001−141418号公報 Toni Scenk著,村井俊治・近津博文監訳,「デジタル写真測量」,(社)日本測量協会発行,2002年 Gang Xu and Zhengyon Zhang, "Epipolar Geometry in Stereo, Motion and Object Recognition: A Unified Approach", Kluwer Academic Publishers, 1996 佐藤淳著、「コンピュータ・ビジョン−視覚の幾何学−」、コロナ社発行、1999年
本発明は、画像に撮影されている対象の大きさを計測しようとする際に、1枚の画像上において測定範囲を矩形(すなわち長方形)等で設定すれば、他の画像上において対応点を指定することなく、その測定範囲のワールド座標系における座標値を得て実寸を算出し、その測定範囲を他の画像に合成することにより実寸比較することが可能となる、画像計測方法及び装置を提供することにある。
本発明の画像計測方法は、
測定対象、及び、同一平面上になくかつ相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から、測定対象を囲む矩形領城をなす頂点の3次元座標値を算出する画像計測方法であって、
測定対象及び3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像I,I′を入力する段階と、
3次元参照物体の像の4つの点の像を、入力された2枚の画像I,I′において取得することにより、2枚の画像I,I′の撮影時の、アフィンカメラを仮定した射影行列、及び2枚の画像I,I′間の拘束関係を与える拘束行列を算出し、さらにその4つの点の像に加えて他の2点の像を2枚の画像I,I′において取得することにより、2枚の画像I,I′の撮影時の、透視射影カメラと仮定した射影行列を算出して記憶する段階と、
実寸測定の対象となる領域を対象領域Mとして、一方の画像Iにおいて、対象領域Mを囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、その矩形の辺を、3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、矩形の形状を修正して矩形の画面上での頂点位置を記憶する段階と、
他方の画像I′において、先に指定された矩形の対応領域を対応対象領域M′として、対応対象領域M′を算出し、対応対象領域M′の画面上での頂点位置を記憶する段階と、
算出されたアフィンカメラを仮定した射影行列と、対象領域Mでの頂点位置と、対応対象領域M′での頂点位置を用いて、対象領域Mの頂点の3次元ワールド座標を算出し、さらに、透視射影カメラを仮定した射影行列を用いて、3次元座標が復元された対象領域へのカメラからの距離を算出し、復元された対象領域の3次元座標値を算出する段階と、を有する。
本発明においては、射影行列や拘束行列を算出する際には、3次元参照物体の実寸、形状の情報を取得することが好ましい。
本発明では、画像IまたはI′上での対象領域頂点位置とその3次元ワールド座標を用いて、他の画像あるいは3次元シーンに合成して表示するようにすることができる。
また本発明では、矩形領域の画面上での頂点位置を対応対象領域として記憶する段階は、例えば、算出された結合係数を用いて、3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で対応対象領域の画面上での頂点位置を算出し評価する段階と、算出された2画面間の拘束を与える行列を用いて、対象領域の頂点の他方の画像I′での対応位置を算出し評価する段階と、一方の画像Iにおける対象領域M内の輝度情報から得られる特徴点と、他方の画像I′における対応対象領域M′内の輝度情報から得られる特徴点との間の類似度を算出し評価する段階と、各評価する段階による評価値を基に対応対象領域M′の位置、形状を変化させつつ、対応対象領域M′を決定する段階と、を有する。
さらに本発明では、一方の画像Iで指定した対象領域Mの、他方の画像I′における対応対象領域M′を決定した後に、その対応対象領域M′を新たな対象領域とみなし、再び一方の画像Iにおける新たな対応対象領域を求めるようにしてもよい。
本発明の画像計測装置は、測定対象、及び、同一平面上になくかつ相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から、測定対象を囲む矩形領城をなす頂点の3次元座標値を算出する画像計測装置であって、
測定対象及び3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像を入力し、記憶及び/または表示するための画像入力手段と、
3次元参照物体の像の4つの点の像を、入力された2枚の画像において取得することにより、2枚の画像の撮影時の、アフィンカメラを仮定した射影行列、及び2枚の画像間の拘束関係を与える行列を算出して記憶し、さらにその4つの点の像に加えて他の2点の像を2枚の画像において取得することにより、2枚の画像の撮影時の、透視射影カメラと仮定した射影行列を算出して記憶する撮影情報算出手段と、
実寸測定の対象となる領域を対象領域として、2枚の画像のうちの一方の画像において、対象領域を囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、その矩形の辺を、3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、矩形の形状を修正して矩形の画面上での頂点位置を記憶する対象領域決定手段と、
2枚の画像のうちの他方の画像において、対象領域決定手段での矩形に対応する領域を対応対象領域として算出し、対応対象領域の画面上での頂点位置を記憶する対応対象領域決定手段と、
アフィンカメラを仮定した射影行列と、対象領域での頂点位置と、対応対象領域での頂点位置を用いて、対象領域の頂点の3次元座標を算出し、さらに、透視射影カメラを仮定した射影行列を用いて、3次元座標が復元された対象領域へのカメラからの距離を算出し、復元された対象領域の3次元座標値を算出する対象領域実寸算出手段と、
を有する。
本発明は、画像に撮影されている測定対象の範囲を片方の画像のみで矩形により指定しさえすれば、その範囲の実寸を得ることができるというと効果がある。
次に、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して説明する。図2は、本発明の実施の一形態の計測装置の全体を示すブロック図である。図3は、この計測装置の細部を示すブロック図である。
計測装置は、測定対象、及び、同一平面上になく実寸における相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体(以下、単に参照物体ともいう)が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から、測定対象を囲む矩形領城(長方形領域)をなす頂点の3次元座標値を算出するものであって、画像入力部100と、撮影情報算出部200と、対象領域決定部300と、対応対象領域決定部400と、対象領域実寸算出部500と、対象領域表示部600と、を備えている。参照物体における前述の少なくとも6つの点のことを参照点ともいう。
以下の説明において、アフィンカメラを仮定した際の、2つのアフィン射影行列及び相互の拘束関係式を求めるためには、4つの参照点の3次元座標値と、それぞれの2枚の画像への像の2次元座標値が必要である。また、透視射影カメラを仮定した際の、2つの透視射影行列を求めるためには、6つの参照点の3次元座標値と、それぞれの2枚の画像への像の2次元座標値が必要である。したがって、6つの参照点及びその両画像への像の組を2つの透視射影行列の計算に用い、さらにその6組中の4組を2つのアフィン射影行列及び相互の拘束関係式を求めるために用いてもよい。
なお、参照物体において実寸における相互の位置関係が既知であるとは、たとえば参照物体の1つの参照点を原点とみなした場合、適当な座標系を設定することによって、その原点からの3次元座標値によって他の参照点を表すことができ、その座標単位がミリメートルやセンチメートルのように具体的に測定されていることを意味する。
例えば、少なくとも1つの頂点を形成する3つの辺の長さが既知である立方体または直方体または平行六面体を参照物体として想定すると、この参照物体は8個の頂点を有し、これらの頂点を参照点として、そのうちの1つの頂点をワールド座標系の原点(0,0,0)とみなすことができる。そして、原点とみなされた頂点を通る1つの辺をx軸に取り、例えば右手系を形成するように他の2辺をy軸、z軸に取り、それぞれの辺の長さ(d1,d2及びd3とする)を用いて、これらの3辺をなす4つの頂点を3次元ワールド座標系においてそれぞれ(0,0,0),(d1,0,0),(0,d2,0),(0,0,d3)としてアフィン射影行列の算出に用い、この4つの頂点に加え、他の頂点のうちの2つ例えば(d1,d2,0),(0,d2,d3)を用いて透視射影行列の算出を行うことができる。
以下の説明では、アフィン射影行列及び2枚の画像間の拘束式を求めるための4つの参照点として、立方体または直方体または平行六面体における1つの頂点を形成する3つの辺を形成する合計4つの頂点を用いることとし、透視射影行列を求めるための6つの参照点としては、前述した4つの頂点と他の2つの頂点を用いることとする。本発明においては、参照物体としては、このような立方体または直方体または平行六面体でなくても、少なくとも6つの点を有しそのうちの1点から他の各点までの相対的な座標値がわかっているものであれば、どのような形状のものも使用することができ、また、以下に述べる説明はそのような任意の形状のものにもあてはまる。しかしながら、立方体または直方体または平行六面体であればそれらの頂点を参照点とすることにより、各参照点における座標の成分の値のいくつかを0とすることができ、当業者には容易に推測がつくように、計算を簡単なものとすることができる。
画像入力部100は、画像読込部101と画像記憶部102と画像表示部103とを備えており、測定対象、及び、立方体または直方体または平行六面体をなす参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像を入力し、記憶あるいは表示する。撮影情報算出部200は、参照物体情報入力部201と参照物体抽出部202と対応点取得部203と対応関係算出・記憶部204とアフィン射影行列算出・記憶部205と透視射影行列算出・記憶部206とを備えており、参照物体の実寸、形状の情報を取得し、参照物体の像の6つの頂点の像を入力された2枚の画像(一方の画像と他方の画像)において取得することにより、2枚の画像の撮影時のアフィンカメラを仮定した射影行列、2枚の画像間の拘束関係を与える行列、及び2枚の画像の撮影時の透視射影カメラを仮定した射影行列を算出し記憶する。対象領域決定部300は、基底ベクトル導出部301と対象領域選択部302と結合係数導出部303と領域変形部304と領域位置記憶部305とを備えており、一方の画像において実寸測定の対象となる領域(これを対応領域という)を囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、その矩形の辺を、参照物体の像の、1つの頂点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、その矩形の形状を修正して矩形の画面上での頂点位置を記憶する。
対応対象領域決定部400は、領域形状算出部401と領域位置算出部402と特徴量算出部403と対応領域移動・評価部404とを備えており、他方の画像において、先に指定された矩形に対応する領域(これを対応対象領域という)を算出し、対応対象領域の画面上での頂点位置を記憶する。特に、領域形状算出部401は、算出された結合係数を用いて、参照物体の像の、1つの頂点で交わる3つの辺の像の線形結合によって、対応対象領域の画面上での頂点位置を算出し評価する。領域位置算出部402は、算出された2画面間の拘束を与える行列を用いて、対象領域の頂点の別の画像での対応位置を算出し評価する。特徴量算出部403は、一方の画像における対象領域内の輝度情報から得られる特徴点と、他方の画像における対応対象領域内の輝度情報から得られる特徴点との間の類似度を算出し評価する。そして対応領域移動・評価部404は、領域形状算出部401、領域位置算出部402及び特徴量算出部403による評価値を基に、対応対象領域位置、形状を変化させつつ、対応対象領域を決定する。
対象領域実寸算出部500は、世界座標算出部501と相対座標算出部502と奥行算出部503と実寸算出部504とを備えており、算出されたアフィン射影行列と、対象領域決定部300により算出され記憶された対象領域の頂点位置と、対応対象領域決定部400により算出され記憶された対応対象領域の頂点位置とを用いて、対象領域の頂点の3次元座標を算出する。さらに対象領域実寸算出部500は、透視射影行列を用いて、対象領域の頂点への3次元座標のカメラ中心からの距離と参照物体の原点(ワールド座標系の原点とみなしている)への3次元座標のカメラ中心からの距離との比を算出し、算出した比に基づいて、対象領域の頂点の3次元座標値を修正する。対象領域表示部600は、テクスチャオブジェクト生成部601とポリゴン生成部602と画像生成部603と表示部604とを備えており、入力された画像と、対象領域の画面上での頂点位置と、その3次元座標を用いて、対象領域内の画像データを他の画像あるいは3次元シーンに合成して表示する機能を有する。
次に、この計測装置を用いた、測定対象及び参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から測定対象を囲む矩形領城をなす頂点の3次元座標値を算出する処理を説明する。ここで参照物体は、少なくとも1つの頂点を形成する3つの辺の長さが既知である立方体または直方体または平行六面体である。
まず、画像入力部100の画像読込部101において、測定対象及び参照物体が撮影された少なくとも2枚の画像を入力する。このとき、少なくとも2枚の画像において、撮影するカメラのカメラ中心は移動していることが望ましく、参照物体のひとつの頂点を通る3つの辺が画像上に写っていることが望ましい。また、この3つの辺の像は、画像上において数画素以上の長さを有することが望ましい。また、3つの辺のうち1つは現実の世界において鉛直方向であり、他の2辺はこの鉛直方向の辺に垂直であることが望ましい。以下は、参照物体のひとつの頂点を通る3つの辺が上記の条件を満たしているものとして説明を進める。なお、鉛直ではない2辺は、互いに垂直であることが好ましいが、同一直線上でなければ、垂直でなくてもよい。以下、画像を2枚とし、それぞれの画像をI,I′とする。
次に、画像入力部100の画像記憶部102は、画像読込部101で読み込んだ画像を記憶し、またその画像を画像表示部103が表示する。この画像の表示は、後述する対象領域決定部300の対象領域選択部302において、ユーザによる矩形の入力を受け付けるためのものである。
以上のようにして画像入力部100での画像の入力と記憶とが終了すると、次に、撮影情報算出部200が起動し、その参照物体情報入力部201が、あらかじめ入力しておいた参照物体の上述の3つの辺の実寸及び形状を取得する。以下、参照物体の3つの辺が交わる頂点の3次元ワールド座標をX0、X0から引いた鉛直下向きに相当する辺をなす参照物体の頂点の3次元ワールド座標をX2とする。また、ワールド座標系においてXoを原点とみなし、X02を下向きY軸とみなし、X0を通る残りの2つの辺をX軸、Z軸とみなしたときに、これらX軸、Y軸、Z軸が右手系をなすようにX軸、Z軸を取るものとし、参照物体の残りの2つの辺の、X軸をなす辺をX01、Z軸をなす辺をX03とする。本発明においては、ワールド座標系の原点はどこにとっても構わないので、上述のようにXoを原点とし、X01をX軸、X02をY軸、X03をZ軸とすることにする。
参照物体情報入力部201は、X01,X02,X03の長さを取得することになる。この長さはユーザが手入力によって入力してもよいし、あらかじめ既知のものとして設定されていてもよいし、例えばネットワークに接続されたデータベースサーバ内のテンプレートモデルと参照物体とを照合し、照合結果に応じてテンプレートモデルでの長さを取得するようにしてもよい。
次に、参照物体抽出部202が、画像I,I′において参照物体の3つの辺をなす4つの頂点の像を抽出する。すなわち、2枚の画像における4つの頂点の像の座標値を、それぞれの画像に設定された2次元座標値により求める。これは、例えばユーザにより画面上にこれらの画像を表示しながら手入力によって指定してもよいし、参照物体の形状が既知であるとしてHough(ハフ)変換により辺を抽出してあらかじめ登録されていたモデルとのテンプレートマッチングを行ってもよい。4つの頂点の像が抽出されると、対応点取得部203が、4つの頂点の画像I,I′における像を対応付ける。参照物体抽出部202での頂点像の抽出や対応点取得部203における対応付けは、上述のように手入力にて同時に実施してもよい。対応点取得部203での対応付けには、既知の手法、例えば、ブロックマッチングやオプティカルフローを用いてもよい。
以下、参照物体の4つの頂点X0,X1,X2,X3の画像Iにおける像をそれぞれ
Figure 2006300656
とおき、画像I′における像をそれぞれ
Figure 2006300656
とおく。例えば図4に示す
Figure 2006300656
はその例である。図4は、対応領域の探索を表す図である。ここで図4(a)は一方の画像Iを、図4(b)は他方の画像I′を示しており、
Figure 2006300656
はそれぞれ画像I,I′における参照物体の頂点の像であり、mi,m'i(i=0,1,2,3)は矩形領域の頂点を表している。また
Figure 2006300656
は、それぞれ、頂点miの画像I′におけるエピポーラ線を示す。
次に、対応関係算出・記憶部204は、
Figure 2006300656
の座標値から、画像I及びI′間に成り立つ拘束関係を用いて、拘束行列を求める。
一般に、撮影時のカメラ中心が異なる2つの画像において、対応点、すなわち同じ3次元ワールド座標の点のそれぞれの画像上での像を、それぞれm,m′とし、m,m′の同次座標表記をそれぞれ
Figure 2006300656
とすると、
Figure 2006300656
という拘束式が成り立つ。これを一般化エピポーラ方程式といい、
Figure 2006300656
は3行3列の行列であって、Fundamental MatrixあるいはF行列などといい、非特許文献1〜3記載のように、アフィンカメラを仮定すると、4組の対応点が既知であれば、このF行列の成分を計算できることが知られている。以下、このF行列のことを活字体で単にFのように記載することがある。
また、一方の画像I上の点mの他方の画像I′における対応点は、次の式を満たす画像I′上の直線
Figure 2006300656
上にあるという拘束条件も満たしていることが知られている。
Figure 2006300656
このような直線
Figure 2006300656
を一般にエピポーラ線と呼ぶ。
なお、カメラの焦点距離などの内部パラメータが既知であれば、Fの代わりにEssential MatrixあるいはE行列などと呼ばれる行列を求めることができるが、本発明では、特に区別せず拘束行列と呼び、改めてFで表すことにする。すなわち、対応関係算出・記憶部204は、
Figure 2006300656
を用いて、拘束行列Fを求めて記憶することになる。
次に、アフィン射影行列算出・記憶部205が、
Figure 2006300656
を用いて、背景技術で述べた方法によって、一方の画像Iの撮影時のアフィン射影行列P、及び他方の画像I′の撮影時のアフィン射影行列P′を算出し、記憶する。
次に、透視射影行列算出・記憶部206が、背景技術において述べた方法によって、アフィン射影行列の算出に用いた4点にさらに他の2点を加えた
Figure 2006300656
を用いて、一方の画像Iの撮影時の透視射影行列Pp、及び他方の画像I′の撮影時の透視射影行列Pp′を算出し、記憶する。このとき、6点よりも多い既知の参照点の3次元座標値、及びそのI,I′の像の座標値を用いて、最小二乗法を用いて計算してもよい。
次に対象領域決定部300の詳細について説明する。対象領域決定部300は、画像Iにおける測定の対象となる部分を囲む矩形の頂点座標値を決定する。
まず、基底ベクトル導出部301は、上述の
Figure 2006300656
から、ワールド座標系における
Figure 2006300656
を求める。
一方、対象領域選択部302は、測定の対象となる領域を設定する。その際、ユーザからの入力により、一方の画像I上で長方形領域を選択してもよいし、ある対象を囲むような長方形領域を選択してもよい。このようにして設定した領域の頂点を、以下、mi(i=0,1,2,3)とおく。図4(a)の人物像を囲む領域はその例である。本実施形態は、この矩形領域を構成するmi(i=0,1,2,3)の、他方の画像I′における対応点m'i(i=0,1,2,3)を求めることができる点が主たる特徴である。
まず、mi(i=0,1,2,3)の3次元ワールド座標系での座標値をMi(i=0,1,2,3)とする。3次元ワールド座標系において、長方形Mi(i=0,1,2,3)は、参照物体のY軸をなすX02に平行な縦辺(図4(a)のm12とm30がワールド座標系でなす辺)と、参照物体のZX平面、すなわちX01とX03とで張られる面に平行な横辺(図4(B)のm01とm23がワールド座標系でなす辺)をなすものとする。
参照物体のY軸が3次元ワールド座標系の鉛直線に平行であり、参照物体のZX面が3次元ワールド座標系の水平面と平行であれば、長方形Mi(i=0,1,2,3)は3次元ワールド座標系において水平面に鉛直な長方形で表される面を表すことになる。
さて、アフィンカメラにおいては、ワールド座標系で平行な直線の組は、画像上でも平行な直線の組に射影されるという性質があるため、ワールド座標系で水平面に平行な直線は画像上でも水平面に平行である。したがって、例えば、
Figure 2006300656
と表すことができるとすると、そのアフィンカメラによる一方の画像Iへの像も
Figure 2006300656
となり、同様にアフィンカメラによる他方の画像I′への像も
Figure 2006300656
となる。
基底ベクトル導出部301での基底ベクトルの導出と対象領域選択部302での対象領域の選択が終わると、結合係数算出部303は、(12)式を用いて、αx,αzを求める。この段階では、
Figure 2006300656
が既知であるので、これらは容易に求められる。
次に、領域変形部304が、長方形Mi(i=0,1,2,3)の縦辺が参照物体のX02に平行であることから、I上の像でもmi(i=0,1,2,3)の縦辺と、
Figure 2006300656
とが平行になるようにmi(i=0,1,2,3)を移動させる。その際、縦辺の距離を保って、mi(i=0,1,2,3)の2点を移動させてもよい。
その後、領域位置記憶部305は、変形後のmi(i=0,1,2,3)を改めてmi(i=0,1,2,3)とし、メモリ上に記憶する。以上により、Iにおける矩形領域の頂点座標値mi(i=0,1,2,3)が決定され、対象領域決定部300での処理が終了する。
次に、他方の画像I′におけるmi(i=0,1,2,3)の対応点m'i(i=0,1,2,3)を、対応対象領域決定部400が決定する。対応対象領域決定部400での処理を説明する。
まず、領域形状算出部401が、対象領域決定部300の結合定数導出部303が求めた結合係数αx,αzを用いて、m'i(i=0,1,2,3)の横辺の方向ベクトルを算出し、さらに、縦辺の方向ベクトルを
Figure 2006300656
とする。この方向ベクトルにより、m'i(i=0,1,2,3)の形状が求まる。しかし、この領域形状算出部401での計算のみでは、画像上のどの位置にm'iがあるのかが決定できない。一方、領域位置算出部402は、エピポーラ線にかかわる拘束行列Fにより、mi(i=0,1,2,3)の他方の画像I′における対応点が、
Figure 2006300656
上にあることを用いて、m'i(i=0,1,2,3)の位置を決定する。しかし、この領域位置算出部402での計算のみでは、エピポーラ線上のどの点がm'iであるかが決定できない。領域形状算出部401と領域位置算出部402を用いれば、m'iの形状と辺の長さを決定できるが、一意的な位置は決定できない。この段階では、miのどれか1点の対応点が求まればよいので、例えばオプティカルフロー探索やブロックマッチング法などにより、miのどれか1点の対応点を他方の画像I′上で求めて、m'iを一意的に決定することも考えられるが、miが例えば全て輝度変化のない領域内にあると、そのような対応点を探すことができない。
そこで、特徴量算出部403において、一方の画像Iのmi(i=0,1,2,3)で囲まれる領域内のある量と、他方の画像I′のm'i(i=0,1,2,3)で囲まれる領域内のある量とを算出する。具体的には、例えば、それぞれの矩形内の画素が持つ輝度のヒストグラムを比較評価し、最もヒストグラムが類似している位置を対応位置としたり、あるいはそれぞれの矩形内の画素の持つ赤、緑、青成分のヒストグラムを比較評価し、それぞれの最もヒストグラムが類似している位置を対応位置としたり、あるいは、それぞれの矩形内の輝度の分散を求めて最も類似している位置を対応位置としたり、あるいは、画像Iのmiで囲まれる領域内の特徽点を、例えば輝度値によるコーナーとしていくつか求め、各特徴点を、例えば矩形miのある頂点mn(n∈{0,1,2,3})を始点として、その矩形の横辺、縦辺を基底ベクトルとしてその一次結合で表し、その特徴点の座標の平均位置(重心位置)を算出する。同様に、その特徴点の他方の画像I′のm'iで囲まれる領域内における対応点を、例えばブロックマッチング法やオプティイカルフロー探索により求め、原点としたmnに対応するm'nを始点とし、m'iの縦辺、横辺を基底ベクトルとしてその対応特徴点の座標の平均位置(重心位置)を算出し、両者の結合係数を比較する、などの方法が用いられる。
iやm'iで囲まれる領域内には、測定の対象となる被写体の像が写っているため、上述したコーナー等の特徴点は存在する可能性が大きく、前述したmiの対応点を探索する方法よりも処理が容易である。
次に、対応領域移動・評価部404は、m'iのある頂点をエピポーラ線
Figure 2006300656
上で移動させながら、上述した領域形状算出部401、領域位置算出部402及び特徴量算出部403の処理を繰り返し、領域形状算出部401、領域位置算出部402及び特徴量算出部403の処理によって算出される量があるしきい値より小さければ処理を終了し、そうでなければ再度m'iのある頂点をエピポーラ線
Figure 2006300656
上で移動させて再びこれらの量の算出を行う。
算出される量として、例えば、領域形状算出部401においては、現在のm'iから算出される結合係数α'x,α'zとαx,αzとの差を評価する関数
Figure 2006300656
を用いてもよいし、その正の平方根を用いてもよい。
また、領域位置算出部402における評価関数として、
Figure 2006300656
との距離をδiとおき、対応点のエピポーラ線上への拘束の度合いを表す関数
Figure 2006300656
を用いてもよい。
また、特徴量算出部403における評価関数として、画像IとI′における特徴点の重心位置の結合係数を(μ,ν),(μ′,ν′)とおき、
Figure 2006300656
を用いてもよい。
また、これらの評価関数の重み付きの和を
Figure 2006300656
として、処理終了の判定基準となるしきい値εを設けて、判定をしてもよい。
また、例えば、矩形内の画素の輝度あるいは赤成分、緑成分、青成分のヒストグラムを求め、それぞれの画像での各明るさに対する画素数の差の2乗の、全ての明るさに対する和を算出して最も値が小さいところ、と判定してもよいし、あるいは矩形内の画素の輝度あるいは赤成分、緑成分、青成分の分散を求め、それぞれの画像での分散の値の差が最も小さいところ、と判定してもよい。
なお、このようにして求めたm'iを新たに対象領域とみなし、一方の画像Iに対して、miを初期値として同様の処理を繰り返してもよい。
対応対象領域決定部400によりm'iが求まったら、次に、対象領域実寸算出部500は、M'iの3次元ワールド座標値を求める。以下、対象領域実寸算出部500での処理を説明する。
世界座標算出部501は、既に求めた頂点mi,m'i(i=0,1,2,3)及びアフィン射影行列P,P′から、背景技術で述べた方法により、Miの3次元ワールド座標値を求める。Miは、3次元ワールド座標において対象物体を囲む長方形(矩形)を表しており、長方形が対象物体を囲む最小の大きさであれば、その長方形の縦横の辺の長さを求めることにより、その対象物体の縦横の大きさを求めることができる。
iの3次元ワールド座標値が求められると、相対座標算出部502は、Miを適当な相対座標値にする。Miは参照物体のX0を原点とする座標値であったので、例えば、M0を始点として、他の点をM0からの位置ベクトルで表す、などの方法により、相対座標値に変換される。もちろん、相対座標値を算出を省略しても差し支えない。以上の処理によって、一方の画像I上で矩形領域を設定するだけで、その矩形領域の頂点のワールド座標値を算出することができた。
このようにして求められたMiは、アフィン射影モデルに基づく復元であるから、アフィン射影による近似の影響を受け、カメラ中心から一定の距離にある平面上に全ての点があるように復元される。すなわち、Miは、カメラ中心から一定の距離にある平面上に射影された対象物体の像を囲み、かつ、縦辺が参照物体のy軸に平行で、横辺が参照物体のx軸及びz軸からなる面に平行な矩形を形成する。したがって、参照物体近辺は比較的良好に近似されるが、カメラ中心から参照物体までの距離とカメラ中心から対象物体までの距離の差が大きくなると、対象物体を囲むMiの3次元座標値が正確には復元されない。
そこで、カメラ中心から参照物体までの距離とカメラ中心から対象物体までの距離を透視射影行列を用いて算出する。この透視射影行列は既に透視射影行列算出・記憶部206に記憶されている。Miへのカメラ中心からの距離をZobj、参照物体へのカメラ中心からの距離をZrefとすれば、Miがなす矩形の大きさはZobj/Zref倍となり、より正確な実寸を取得することが可能になる。
ところで、以上の説明におけるワールド座標系は、参照物体の適当な1点を原点をみなしたものであるから、上述のようにして取得された座標値を、カメラ中心を原点とした座標値に変換する必要がある。
カメラ中心を原点とし、カメラからその撮影方向に向かう光軸をZ軸に取り、このZ軸に対して右手系をなすようにX軸及びY軸をとった3次元カメラ中心座標系を考える。ワールド座標系とカメラ中心座標系との間の姿勢の変換を表す回転行列をRとし、ワールド座標系とカメラ中心座標系との間の原点の並進ベクトルをtとし、ワールド座標系における座標値を
Figure 2006300656
とし、カメラ中心座標系における座標値を
Figure 2006300656
とすると、これらの間には、
Figure 2006300656
の関係が成立する。透視射影行列Ppを求めれば、非特許文献2に記載の方法などを用いて、回転行列R及び並進ベクトルtを求めることができる。したがって、ワールド座標系による座標値をカメラ中心座標系での座標値に変換できることがわかる。あとは、参照物体を構成する参照点のカメラ中心からの距離の代表値Zrefと、Miに囲まれる対象物体のカメラ中心からの距離Zobjを求めればよい。
参照物体を構成するワールド座標系の点として、
Figure 2006300656
を用いればよく、その代表点として、
Figure 2006300656
の重心位置を用いてもよい。
一方、対象物体を構成するワールド座標系の点として、特徴量算出部403に関連して上述した、一方の画像Iにおいて対象領域にを囲む矩形mに含まれる特徴点、及び対応する他の画像I′における対応対象領域矩形m′に含まれる対応特徴点から、背景技術に記載の方法により、透視射影行列Pp,Pp′を用いて復元した3次元座標値を用いることができる。その代表点として、それらの重心を用いてもよい。その際、既知のロバスト推定法を用いて、外れ値となるようなデータを除外してもよい。
奥行算出部503は、参照物体の代表点、対象物体の代表点を算出し、さらに、(19)式により、参照物体及び対象物体の代表点を画像Iを撮影したカメラ中心座標系に変換し、参照物体の代表点を変換したカメラ中心座標系におけるZ座標値をZref、対象物体の代表点を変換したカメラ中心座標系におけるZ座標値をZobjとして、それぞれ奥行を算出する。
実寸計算部504は、算出されたMi(i=0,1,2,3)を(19)式によってカメラ中心座標系に変換してMci(i=0,1,2,3)とし、Mciの座標値をZobj/Zref倍とすることで、より正確な座標値を算出する。あるいは、Mi(i=0,1,2,3)の辺の長さのみが重要である場合には、辺の長さをZobj/Zref倍としてもよい。
ところで、上述のように囲まれた矩形領域は、画像I上で勝手に囲んだものであるから、その矩形領域の頂点は現実の3次元空間には存在していない。矩形領域の頂点を求めるには、上述のアフィンカメラを仮定した処理、すなわち、カメラ中心からの距離が一定である平面上に被写体があるという前提が必要である。本実施形態の処理は、カメラ中心からの距離が一定であるような矩形領域の座標値及びサイズを求め、それに対してカメラ中心からの距離に応じて拡大縮小処理を行い、実寸を近似的に得る処理である。
このようにして画像内矩形領域の実寸を知ることができたので、次に、対象領域表示部600は、画像のその矩形領域を、実寸で定義された3次元のポリゴンとして生成し、また、そのポリゴンに対する画像の矩形領域内の画素のテクスチャマッピングを行う。さらに、同様にして生成された他の対象物体のテクスチャマッピングされたポリゴンと、同じ視界情報を持つシーンにおいて同時に表示することで、互いの大きさ情報を比較することが可能となる。以下、対象領域表示部600での処理を説明する。
テクスチャオブジェクト生成部601は、一方の画像Iとmi(i=0,1,2,3)から、Iのmi(i=0,1,2,3)が囲む領域の画素データを得る。なお、他方の画像I′とm'i(i=0,1,2,3)から得られるデータでももちろんよい。そしてポリゴン生成部602が、頂点Mi(i=0,1,2,3)を持つ四辺形ポリゴンを生成する。ここで、テクスチャオブジェクト生成部601で生成した画素データを、ポリゴン生成部602が生成したポリゴンにテクスチャマッピングしてもよいし、テクスチャオブジェクト生成部601で生成した画素データの形状的な頂点mi(i=0,1,2,3)のワールド座標系での位置Mi(i=0,1,2,3)が既知であることから、ポリゴンを生成せず、射影することとしてもよい。画像生成部603は、このように生成された単独あるいは複数のオブジェクトを、ある視界情報を持つシーンにおける面オブジェクトとして生成する。その後、表示部604は、画像生成部603によって生成された合成シーンを画面上に表示する。
以上、本発明の好ましい実施形態の計測装置を説明した。上述した計測装置は、専用のハードウェア装置として構成することができるともに、それを実現するためのコンピュータプログラムを、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータに読み込ませ、そのプログラムを実行させることによっても実現できる。画像計測を行うためのプログラムは、磁気テープやCD−ROMなどの記録媒体によって、あるいは、ネットワークを介して、コンピュータに読み込まれる。このようなコンピュータは、一般に、CPUと、プログラムやデータを格納するためのハードディスク装置などの外部記憶装置と、主メモリと、キーボードやマウスさらにはディジタルカメラなどの入力装置と、CRTや液晶ディスプレイなどの表示装置と、磁気テープやCD−ROM等の記録媒体を読み取る読み取り装置とから構成されている。外部記憶装置、主メモリ、入力装置、表示装置及び読み取り装置は、いずれも中央処理装置に接続している。このコンピュータは、上述した計測を行うためのプログラムを格納した記録媒体を読み取り装置に装着し、記録媒体からプログラムを読み出して外部記憶装置に格納し、あるいはネットワークを介してそのようなプログラムをダウンロードして外部記憶装置に格納し、その後、外部記憶装置に格納されたプログラムをCPUが実行することにより、上述した計測装置として機能する。
以下、コンピュータプログラムとして本実施形態の計測装置を実現した場合における、そのコンピュータプログラムにおける処理ステップについて、図5を用いて説明する。図5は、このようなコンピュータプログラムにおける処理の流れを示しており、ここで、Fは画像I,I′間のF行列であり、
Figure 2006300656
は画像I,I′における参照物体の3軸の像であり、[αx,αz]は対象領域矩形の辺の、参照物体の軸で表した一次結合係数であり、
Figure 2006300656
は、それぞれ、対象領域矩形のワールド座標値、画像I,I′における像である。
なお、図においてSPxxxは、このようなコンピュータプログラムにおいて、ひとかたまりのプログラムブロックとして実装されるステップを示している。ここでxxxの部分の数字は、図3に示した計測装置における各処理部の参照符号と対応付けられている。例えば、SP202は、上述した説明での参照物体抽出部202での処理に対応するプログラムブロックである。
まずSP101において、参照物体及び対象物体が同時に撮影された画像を読み込む。本実施形態では、参照物体は直方体をなしており、水平面上に置かれているものとする。また、参照物体及び対象物体は静止しており、カメラ位置を変えて撮影した2枚の画像を読み込むものとする。その際、カメラパラメータ、すなわちズーム倍率等は固定しなくてもよい。本発明においては、2枚の撮影画像間においてカメラが校正されている必要がないからである。次にSP001において、読み込んだ画像をディジタルデータとして記憶する。その際、画像を識別するための何らかの識別子(例えばファイル名)と同時に記憶してもよい。この説明では、簡単のため、記憶に関わるステップを全てSP001で表している。当然ながら、各段階における記憶に関わるステップを、全て独立したステップとしてもよい。また、画像の記憶と平行して、SP103において、画像を表示する。
画像の表示後、SP202において、参照物体の、互いに直交し、1点で交わる3辺の像を、2枚の画像において抽出する。これは、ユーザが画面上でマウス等によりそれらの位置を順序付けて選択してもよいし、2枚の画像間でブロックマッチングやオプティカルフロー探索処理等を行うことにより、一方の画面で選択して他方の画面では対応点として求めるようにしてもよい。その後、SP203において、6頂点の対応付けを行う。これも、ユーザが点を順序付けて選択することで対応付けてもよいし、点を選択後、あらためて対応付けてもよい。
既に説明したとおり、参照物体における互いに直交し1点で交わる3辺をなす4頂点と、それ以外の2つの頂点とを用いてもよい。
6頂点の対応付け後、SP204において、6頂点のうちの、上述した1点で交わる3辺をなす4つの頂点の、対応付けられた画像上への像から、2枚の画像のF行列を計算し、SP001において記憶する。また、参照物体の情報を、例えばテンプレートマッチングやユーザによる手入力、初期設定などにより、SP201において取得する。ここでは、参照物体における直交する3辺の長さを得る。例えば、上述したように、直交する3辺の交点の3次元座標をX0、X0から引いた鉛直下向きに相当する辺をなす参照物体の頂点の3次元座標をX2、残りの2辺の端点をX1,X3とし、X01,X02,X03が右手系をなすように3辺を設定する。ただし、X02はY軸である。ここで、各辺の長さがX01=d1,X02=d2,X03=d3として、X0=(0,0,0),X1=(d1,0,0),X2=(0,d2,0),X3=(0,0,d3)とおく。SP201の後、SP205において、Xi及びこれらの像
Figure 2006300656
からアフィン射影行列P,P′を求め、SP001において記憶する。次に、SP206において、上述した4つの頂点を含む6つの頂点、及びこれらの両画像における対応付けられた像から、透視射影画像Pp,Pp′を求め、SP001において記憶する。
また、SP203の実行後、上述とは独立した処理として、SP301において、Xiの像
Figure 2006300656
から、基底ベクトルとして、上述の
Figure 2006300656
を求める。
さらにまた、SP202の実行後、上述とは独立の処理として、SP302において、SP202で表示された画像の片方であるI(一方の画像)に対し、測定の対象となる被写体を囲む最小の長方形領域を指定する。この処理は、ユーザからの入力を受け付けることによって行えばよく、また、長方形の辺は、画像の縦辺、横辺に平行でよい。図4(a)の人物像を囲む領域はその例である。
SP301とSP302の処理が両方とも終わったら、SP303において、SP302で設定された長方形領域の横辺の、
Figure 2006300656
で表された一次結合係数を求める。例えば、図4(a)において、
Figure 2006300656
と表し、実数(αx,αz)を求め、SP001により記憶する。
SP303と同様に、SP304において、図4(a)における
Figure 2006300656
が、長さを保ちつつ
Figure 2006300656
と平行になるように、m0,m1の位置を修正する。もちろん、m2,m3の位置を修正してもよい。また、この修正により、測定の対象となる被写体が矩形からはみ出してしまったような場合は、SP302に戻って処理を繰り返してもよい。
このようにして、miを決定し、SP001によって記憶する。
次に、以上説明した処理によって得られた情報を用いて、他方の画像I′におけるmiの対応点m'i(i=0,1,2,3)を決定する。
本実施形態では、矩形内の特徴点の重心位置の結合係数の差によって評価する方法を用いているが、上述したように、ヒストグラムによる評価や分散による評価を用いて実施してももちろんよい。
まず、SP403dにおいて、m'iを決定する処理が終了したかどうかを判定する。終了していなければ、SP403eにおいて、次の画像においてm'iを見つけるかどうかの判定を行う。例えば、まだ一方の画像I上のmiしか決まっていなければYesを選択し、他方の画像I′上のm'iを求める処理(以下のSP401,SP402)を行う。また、m'iを求めたが、再度、他方の画像I′上のm'iを既知の領域として、例えば一方の画像I上においてmiを求める処理を行ってもよい。あるいは、画像が2枚よりも多い場合に、3枚目以降の画像において対応領域を求める処理を行ってもよい。どういう判断基準でこれらの判定を行うかは、一方の画像I上のmiに対して他方の画像I′上のm'iを求める処理を行うことを除き、ユーザが設定してもよいし、画像の入力枚数に応じてプログラムが設定してもよい。
SP401では、結合定数αx,αzに基づき、m'iの辺の方向ベクトルを求める。
Figure 2006300656
とした場合であれば、図4(b)の
Figure 2006300656
とし、初期値としてα'x=αx,α'z=αzとする。また、縦辺の方向ベクトルは
Figure 2006300656
とする。
SP401と平行してSP402aでは、miに対応するエピポーラ線
Figure 2006300656
を計算する。
次に、SP401とSP402aの終了後、SP402bにおいて、例えば、m'0の位置を
Figure 2006300656
上で適当に決め、m'0から(22)式の方向に引いた直線と
Figure 2006300656
との交点をm'1とし、また、m'0から
Figure 2006300656
の方向に引いた直線と
Figure 2006300656
との交点をm'3とする。残りのm'2は、m'i(i=0,1,2,3)が平行四辺形をなすように決めればよい。その後、このようにして決めたm'i(i=0,1,2,3)について、
Figure 2006300656
を計算する。
次に、SP404において、まず一方の画像I上で、miで囲む領域内の特徴点を見つけ、次にその特徴点の他方の画像I′上での対応点を見つける。対応点を見つけ方としては、ブロックマッチング、オプティカルフロー探索など、どのような手法を用いてもよい。対応点が見つかったもののみ考慮して、その数がN組とすると、一方の画像I上の特徴点qn(n=1,2,…,N)を全て、
Figure 2006300656
のように表し、全てのqnの平均位置qを
Figure 2006300656
により求める。次に、同じように他方の画像I′についても
Figure 2006300656
のように求め、
Figure 2006300656
を計算する。このとき、qn及びq'nから、既知のロバスト推定法を用いて、外れ値を除外してもよい。
このようにして特徴量が算出されたら、次に、SP403aにおいて、これらの評価関数の重み付きの和を
Figure 2006300656
として計算する。重みwiは、wi=1/3と均等にしてもよいし、悉意的に順序付けてもよい。この値と、あらかじめ設定された処理終了の判定基準となるしきい値εとを比較し、しきい値よりも小さければ処理を終了してSP403dに戻り、そうでなければステップSP403bに進む。
SP403bでは、反復回数があるあらかじめ設定された上限値(MAX_ITERATE)を超えるかどうかにより、処理を終了するかどうかを判定し、上限値を超えていれば処理を終了してSP403dに戻り、そうでなければSP403cに進む。SP403cでは、例えばm'0の位置を、
Figure 2006300656
に沿って例えば1画素分動かし、反復回数を1だけ増分してSP402bに戻る。移動の大きさは1画素でもよいし、より小さな値でもよいし、反復回数に応じて減じていってもよい。また、移動の方向は、1回目の移動によりEの値が小さくなれば同じ方向へ、そうでなければ逆の方向へ移動してもよい。
このようにしてm'i(i=0,1,2,3)が算出されたので、SP403dにおいて対応算出終了と判定され、SP001において、m'i(i=0,1,2,3)を記憶する。
次に、SP501において、mi,m'i(i=0,1,2,3)及びアフィン射影行列P,P′から、Mi(i=0,1,2,3)の3次元ワールド座標値を求め、その後、SP502において、Miを適当な相対座標、例えば、他の点をMiのうち原点とみなした1点からの相対座標で表したり、あるいはカメラ中心座標に変換するなどして、SP001において記憶する。
次に、SP503において、参照物体を構成する6つの頂点の重心位置を求めて画像Iを撮影したカメラ中心座標系に変換し、そのZ座標値Zrefを求め、qn及びq 'nから透視射影行列Pp,Pp′を用いて復元した3次元ワールド座標値の重心位置を求め、その重心位置をIを撮影したカメラ中心座標系に変換し、そのZ座標値Zobjを求める。このとき、既知のロバスト推定法を用いて、外れ値を除外してもよい。
次に、SP504において、Miを適当な相対座標値に変換した座標値にZobj/Zrefを乗じた結果をSP001において記憶する。これら記憶したデータは、SP505において、外部記憶装置に出力してもよい。
次に、SP002において、これらの情報、すなわち画像の識別子、画像内の矩形領域頂点座標値mi(i=0,1,2,3)及びMiをメモリあるいは外部記憶装置に記憶されているファイルから読み込む。そして、SP601において、画像のテクスチャオブジェクトを生成し、SP602において、頂点Miを持つ3次元ボリゴンを生成する。その後、SP603aにおいて表示用のシーン、例えば3次元コンピュータグラフィックスにより生成される3次元シーンを生成し、SP603bにおいて、SP602によって生成された3次元ポリゴンに、SP601において生成されたテクスチャオブジェクトをテクスチャマッピングする。また、複数のテクスチャオブジェクトがマッピングされたポリゴンがある際には、これらをシーン内の適当な位置に配置する。最後に、SP604において、以上のシーンとテクスチャマッピングされたポリゴンとを表示し、これによって、例えば異なる撮影現場で撮影された被写体の大きさを、同じシーンで比較表示することが可能となる。
以下、本発明の実施例を説明する。ここでは、図5を用いながら、上述した処理をコンピュータプログラムによって実行する場合の処理ステップの流れを説明する。
まず、SP101において、参照物体及び対象物体が同時に撮影された画像を読み込む。この実施例では、参照物体は直方体であって、水平面上に置かれているものとする。また、参照物体及び対象物体は静止しており、カメラ位置を変えて撮影した2枚の画像を読み込むものとする。その際、カメラパラメータ、すなわちズーム倍率などは固定しておかなくてもよい。本発明においては2枚の撮影画像間でカメラが校正されている必要はないからである。
次に、SP001において、読み込んだ画像をデジタルデータとして記憶する。その際、画像を識別するための何らかの識別子(例えばファイル名)と同時に記憶してもよい。本実施例では簡単のため、記憶に関わるステップを全てSP001で表している。当然のことながら全て独立したステップとしてもよい。
次に、SP102において、画像を表示する。
次に、SP103において、参照物体における、互いに直交し1点で交わる3辺の像を、2枚の画像において抽出する。これは、ユーザが画面上でマウスなどによってそれらの像の位置を順序付けて選択してもよいし、あらかじめ2枚の画像間でブロックマッチングやオプティカルフロー探索処理などにより、一方の画像で選択して他方の画像では対応点として自動的に抽出されるようにしてもよい。
次に、SP203において、上述した4頂点の対応付けを行う。これも、ユーザが、頂点を順序付けて選択することで対応付けてもよいし、あるいは、点を選択後、改めて対応付けてもよい。
次に、SP204において、4つの対応付けられた頂点から、2枚の画像のF行列を計算し、SP001において記憶する。また、SP201において、参照物体の情報を、例えばテンプレートマッチングやユーザによる手入力、初期設定などにより、取得する。ここでは、参照物体における直交する3辺の長さを得る。例えば、上述の実施形態で述べたように、直交する3辺の交点の3次元座標をX0とし、X0から引いた鉛直下向きに相当する辺をなす参照物体の頂点の3次元座標をX2とし、残りの2辺の端点をX1,X3とし、X01,X02,X03が右手系をなすように3辺を設定する。ただし、X02はY軸である。ここで、各辺の長さがX01=d1,X02=d2,X03=d3として、X0=(0,0,0),X1=(d1,0,0),X2=(0,d2,0),X3=(0,0,d3)とおく。
次に、SP205において、Xiからアフィン射影行列P,P′を求め、SP001において記憶する。
次に、SP501において、mi,m'i(i=0,1,2,3)及びP,P′からM'iの3次元ワールド座標値を求める。次に、SP502において、Miを適当な相対座標値にし、SP001において記憶する。これらの記憶されたデータは、SP505において外部記憶装置に出力してもよい。
ステレオ視の原理を表した図である。 本発明の基本的な構成を表す図である。 本発明の実施形態を表す構成図である。 対応領域の探索を表す図である。 本発明の実施例における処理の流れを表す図である。
符号の説明
100 画像入力部
200 撮影情報算出部
300 対象領域決定部
400 対応対象領域決定部
500 対象領域実寸算出部
600 対象領域表示部

Claims (13)

  1. 測定対象、及び、同一平面上になくかつ相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から、前記測定対象を囲む矩形領城をなす頂点の3次元座標値を算出する画像計測方法であって、
    前記測定対象及び前記3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像を入力する段階と、
    前記3次元参照物体の像の4つの点の像を前記入力された2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像の撮影時の、アフィンカメラを仮定した射影行列、及び前記2枚の画像間の拘束関係を与える行列を算出して記憶し、さらに、前記4つの点の像に加えて他の2つの点の像を前記2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像を撮影したときの透視射影カメラを仮定した射影行列を算出して記憶する段階と、
    実寸測定の対象となる領域を対象領域として、前記2枚の画像のうちの一方の画像において、前記対象領域を囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、前記矩形の辺を、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、前記矩形の形状を修正して前記矩形の画面上での頂点位置を記憶する段階と、
    前記2枚の画像のうちの他方の画像において、前記矩形に対応する領域を対応対象領域として算出し、前記対応対象領域の画面上での頂点位置を記憶する段階と、
    前記アフィンカメラを仮定した射影行列と、前記対象領域での頂点位置と、前記対応対象領域での頂点位置を用いて、前記対象領域の頂点の3次元座標を算出し、さらに、前記透視射影カメラを仮定した射影行列を用いて、前記3次元座標が復元された対象領域へのカメラからの距離を算出し、前記復元された対象領域の3次元座標値を算出する段階と、
    を有する画像計測方法。
  2. 前記2枚の画像の少なくとも一方と、前記対象領域の画面上での頂点位置と、前記対象領域の頂点位置の3次元座標とを用いて、前記対象領域内の画像データを他の画像あるいは3次元シーンに合成して表示する段階をさらに有する、請求項1に記載の画像計測方法。
  3. 前記矩形領域の画面上での頂点位置を対応対象領域として記憶する段階は、
    前記算出された結合係数を用いて、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で前記対応対象領域の画面上での頂点位置を算出し評価する段階と、
    前記算出された2画面間の拘束を与える行列を用いて、前記対象領域の頂点の前記他方の画像での対応位置を算出し評価する段階と、
    前記一方の画像における前記対象領域内の輝度情報から得られる特徴点と、前記他方の画像における前記対応対象領域内の輝度情報から得られる特徴点との間の類似度を算出し評価する段階と、
    前記各評価する段階による評価値を基に前記対応対象領域の位置、形状を変化させつつ、前記対応対象領域を決定する段階と、
    を有する、請求項1または2に記載の画像による画像計測方法。
  4. 前記一方の画像で指定した対象領域の、前記他方の画像における対応対象領域を決定した後に、前記対応対象領域を新たな対象領域とみなし、再び前記一方の画像における新たな対応対象領域を求める段階を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像計測方法。
  5. 測定対象、及び、同一平面上になくかつ相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像から、前記測定対象を囲む矩形領城をなす頂点の3次元座標値を算出する画像計測装置であって、
    前記測定対象及び前記3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像を入力し、記憶及び/または表示するための画像入力手段と、
    前記3次元参照物体の像の4つの点の像を前記入力された2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像の撮影時の、アフィンカメラを仮定した射影行列、及び前記2枚の画像間の拘束関係を与える行列を算出して記憶し、さらに、前記4つの点の像に加えて他の2つの点の像を前記2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像を撮影したときの透視射影カメラを仮定した射影行列を算出して記憶する撮影情報算出手段と、
    実寸測定の対象となる領域を対象領域として、前記2枚の画像のうちの一方の画像において、前記対象領域を囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、前記矩形の辺を、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、前記矩形の形状を修正して前記矩形の画面上での頂点位置を記憶する対象領域決定手段と、
    前記2枚の画像のうちの他方の画像において、前記矩形に対応する領域を対応対象領域として算出し、前記対応対象領域の画面上での頂点位置を記憶する対応対象領域決定手段と、
    前記アフィンカメラを仮定した射影行列と、前記対象領域での頂点位置と、前記対応対象領域での頂点位置を用いて、前記対象領域の頂点の3次元座標を算出し、さらに、前記透視射影カメラを仮定した射影行列を用いて、前記3次元座標が復元された対象領域へのカメラからの距離を算出し、前記復元された対象領域の3次元座標値を算出する対象領域実寸算出手段と、
    を有する画像計測装置。
  6. 前記2枚の画像の少なくとも一方と、前記対象領域の画面上での頂点位置と、前記対象領域の頂点位置の3次元座標とを用いて、前記対象領域内の画像データを他の画像あるいは3次元シーンに合成して表示する対象領域表示手段をさらに有する、請求項5に記載の画像計測装置。
  7. 前記対応対象領域決定手段は、
    前記算出された結合係数を用いて、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で前記対応対象領域の画面上での頂点位置を算出し評価する領域形状算出手段と、
    前記算出された2画面間の拘束を与える行列を用いて、前記対象領域の頂点の前記他方の画像での対応位置を算出し評価する領域位置算出手段と、
    前記一方の画像における前記対象領域内の輝度情報から得られる特徴点と、前記他方の画像における前記対応対象領域内の輝度情報から得られる特徴点との間の類似度を算出し評価する特徴量算出手段と、
    前記領域形状算出手段、前記領域位置算出手段及び前記特徴量算出手段による評価値を基に前記対応対象領域の位置、形状を変化させつつ、前記対応対象領域を決定する対応領域移動・評価手段と、
    を有する請求項5または6に記載の画像による画像計測装置。
  8. 前記一方の画像で指定した対象領域の、前記他方の画像における対応対象領域を決定した後に、前記対応対象領域を新たな対象領域とみなし、再び前記一方の画像における新たな対応対象領域を求める手段を有する、請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像計測装置。
  9. コンピュータを、
    測定対象、及び、同一平面上になくかつ相互の位置関係が既知である少なくとも6つの点を有する3次元参照物体が同時に撮影された少なくとも2枚の画像を入力し、記憶及び/または表示するための画像入力手段、
    前記3次元参照物体の像の4つの点の像を前記入力された2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像の撮影時の、アフィンカメラを仮定した射影行列、及び前記2枚の画像間の拘束関係を与える行列を算出し、さらに、前記4つの点の像に加えて他の2つの点の像を前記2枚の画像において取得することにより、前記2枚の画像を撮影したときの透視射影カメラを仮定した射影行列を算出して記憶する撮影情報算出手段、
    実寸測定の対象となる領域を対象領域として、前記2枚の画像のうちの一方の画像において前記対象領域を囲む画面上での2次元の矩形の指定を受け入れて記憶し、前記矩形の辺を、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で表した際の結合係数を算出し、前記矩形の形状を修正して前記矩形の画面上での頂点位置を記憶する対象領域決定手段、
    前記2枚の画像のうちの他方の画像において、前記矩形に対応する領域を対応対象領域として算出し、前記対応対象領域の画面上での頂点位置を記憶する対応対象領域決定手段、
    前記アフィンカメラを仮定した射影行列と、前記対象領域での頂点位置と、前記対応対象領域での頂点位置を用いて、前記対象領域の頂点の3次元座標を算出し、さらに、前記透視射影カメラを仮定した射影行列を用いて、前記3次元座標が復元された対象領域へのカメラからの距離を算出し、前記復元された対象領域の3次元座標値を算出する対象領域実寸算出手段、
    として機能させるプログラム。
  10. 前記コンピュータを、さらに、前記2枚の画像の少なくとも一方と、前記対象領域の画面上での頂点位置と、前記対象領域の頂点位置の3次元座標とを用いて、前記対象領域内の画像データを他の画像あるいは3次元シーンに合成して表示する対象領域表示手段として機能させる、請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記対応対象領域決定手段は、
    前記算出された結合係数を用いて、前記3次元参照物体の像の、1つの点で交わる3つの辺の像の線形結合で前記対応対象領域の画面上での頂点位置を算出し評価する領域形状算出手段と、
    前記算出された2画面間の拘束を与える行列を用いて、前記対象領域の頂点の前記他方の画像での対応位置を算出し評価する領域位置算出手段と、
    前記一方の画像における前記対象領域内の輝度情報から得られる特徴点と、前記他方の画像における前記対応対象領域内の輝度情報から得られる特徴点との間の類似度を算出し評価する特徴量算出手段と、
    前記領域形状算出手段、前記領域位置算出手段及び前記特徴量算出手段による評価値を基に前記対応対象領域の位置、形状を変化させつつ、前記対応対象領域を決定する対応領域移動・評価手段と、
    から構成され、前記コンピュータを前記領域形状算出手段、前記領域位置算出手段、前記特徴量算出手段及び前記対応領域移動・評価手段としても機能させる、請求項9または10に記載の画像によるプログラム。
  12. 前記コンピュータを、さらに、前記一方の画像で指定した対象領域の、前記他方の画像における対応対象領域を決定した後に、前記対応対象領域を新たな対象領域とみなし、再び前記一方の画像における新たな対応対象領域を求める手段として機能させる、請求項9乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. コンピュータが読み取り可能な記録媒体であって、請求項9乃至12のいずれか1項に記載のプログラムを格納した記録媒体。
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