JP2006300490A - 流体保温装置および飲料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体を保温する場合に、流体の品質を維持し、熱交換用流体の漏れを防ぎ、使用する熱交換用流体量を抑え、また保温効率や熱交換用流体の流れを良好に保つ。
【解決手段】冷却した冷却水(熱交換用流体)を導く熱伝導性を有した熱交換管路31と、飲料水(所望の流体)を導く熱伝導性を有した供給管路32と、熱交換管路31および供給管路32を共に束ねて内装する断熱性を有した断熱管33と、断熱管33の内部で熱交換管路31と供給管路32との間隙を充填する熱伝導性を有した充填材34とを備えた流体保温装置とする。すなわち冷却水の冷熱が熱交換管路31および充填材34を介して供給管路32の飲料水に伝わって当該飲料水が冷却保温されるため、供給管路32が直接冷却水に浸されることがない。この結果、飲料品質を維持し、冷却水の漏れを防ぎ、使用する冷却水量を抑え、また冷却(保温)効率や冷却水の流れを良好に保つ。
【選択図】 図3

Description

本発明は、所望とする流体を保温する流体保温装置、および例えば原料および希釈水を冷却する冷却装置を有して原料を希釈水で希釈して調理した飲料を供給する飲料供給装置に関するものである。
例えば、原料を希釈水で希釈して調理した飲料を供給する飲料供給装置は、冷凍装置で所定の温度に冷却された冷却水を冷却水槽に貯水し、この冷却水に浸漬した冷却パイプに通過させて冷却したシロップ、炭酸水、希釈水(以下、総称して「飲料水」という)を供給する冷却装置をテーブルTなどの下部に配置し、テーブルTの上にディスペンサ本体を配置してある。ディスペンサ本体は、BIB(Bag In Box)などの原料貯蔵部と、飲料の種類に応じたディスペンシングバルブとを有している。そして、ディスペンシングバルブに設けた操作レバーをカップなどで押すことによって、原料貯蔵部から供給される原料と、冷却装置から供給管路を介してディスペンサ本体側に供給される飲料水とを、所定の希釈比で混合して飲料を形成し、この飲料をカップに供給する。
従来、この種の飲料供給装置において、冷却装置で冷却した飲料水をディスペンサ本体側に供給する際、飲料水が供給管路を介してディスペンサ本体側に供給される間に温まることを防ぐ冷却機能を有したものがある。この冷却機能は、冷却水槽に貯水した冷却水をディスペンサ本体の冷蔵庫に配設した保冷パイプに供給する冷却水送出管路と、保冷パイプに供給された冷却水を冷却水槽に環流させる冷却水環流管路と、飲料を供給する供給管路との外側を囲む冷却管路を配置してある。そして、冷却水環流管路の開放した端部から冷却管路の内部に冷却水を吐出することによって供給管路内の飲料水を保冷する(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−269027号公報
しかしながら、従来の飲料供給装置では、冷却装置からディスペンサ本体側に飲料水を供給するための供給管路が、冷却管路の内部で冷却水に直接浸されている。このため、冷却水槽の冷却水が汚染された場合には、供給管路内の飲料水に臭気が浸透して異臭味を生じるなど飲料品質が低下するおそれがある。また、冷却水環流管路の開放した端部から冷却管路の内部に冷却水を吐出しているため、冷却水の漏れが生じるおそれがある。さらに、供給管路の内部の飲料水を十分に冷却するためには、冷却管路の内部に冷却水を充填する必要があるので多量の冷却水が必要となり冷却水槽に多くの冷却水を貯水しなければならない。さらに、冷却水環流管路の開放した端部から冷却管路の内部に冷却水を吐出しているため、冷却水が冷却管路の内部で大気に触れるので冷却管路の内壁や供給管路の外壁に水垢が付着する。これにより、冷却効率が低下するとともに冷却水の流れが損なわれるという問題もある。
本発明は、上記実情に鑑みて、飲料水など流体を保温する場合に、飲料(流体)の品質を維持することができ、また冷却水(熱交換用流体)の漏れを防ぐことができ、また使用する冷却水(熱交換用流体)量を抑えることができ、また保温効率や冷却水(熱交換用流体)の流れを良好に保つことができる流体保温装置および飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る流体保温装置は、冷却または加熱した熱交換用流体を導く熱伝導性を有した熱交換管路と、所望の流体を導く熱伝導性を有した供給管路と、前記熱交換管路および前記供給管路を共に束ねて内装する断熱性を有した断熱管と、前記断熱管の内部で前記熱交換管路と前記供給管路との間隙を充填する熱伝導性を有した充填材とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る流体保温装置は、上記請求項1において、前記熱交換管路は前記熱交換用流体を冷却または加熱する温度付与部から前記熱交換用流体を導く送出管路と、当該熱交換用流体を前記温度付与部に戻す環流管路とを有し、前記送出管路を前記供給管路とともに前記断熱管に内装し、前記環流管路を前記断熱管の外部に配置したことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項3に係る飲料供給装置は、所望の飲料水を調理して飲料を供給する飲料供給装置において、冷却または加熱した熱交換用流体を環流する熱伝導性を有した熱交換管路と、飲料水を導く熱伝導性を有した供給管路と、前記熱交換管路および前記供給管路を共に束ねて内装する断熱性を有した断熱管と、前記断熱管の内部で前記熱交換管路と前記供給管路との間隙を充填する熱伝導性を有した充填材とを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る飲料供給装置は、上記請求項3において、前記熱交換管路は前記熱交換用流体を冷却または加熱する温度付与部から前記熱交換用流体を導く送出管路と、当該熱交換用流体を前記温度付与部に戻す環流管路とを有し、前記送出管路を前記供給管路とともに前記断熱管に内装し、前記環流管路を前記断熱管の外部に配置したことを特徴とする。
本発明では、断熱管の内部で熱交換管路と供給管路との間隙に熱伝導性を有した充填材が充填してあるため、熱交換管路が導く熱交換用流体の熱によって供給管路で導く所望の流体が保温される。この結果、常に程良い温度に保温された安定した流体の品質を維持して流体を提供することができる。また、供給管路は、熱交換管路および充填材を介して冷熱が伝わり、直接冷却水に浸されることがない。この結果、熱交換用流体が汚染された場合であっても、供給管路の流体に臭気などが浸透する事態を防いで流体品質を維持することができる。また、熱交換用流体を断熱管の内部に吐出していないので、熱交換用流体の漏れがなく、また使用する熱交換用流体の量を抑えることができる。さらに、流体を断熱管の内部に吐出していないので、熱交換用流体が断熱管の内部で大気に触れることがなく、断熱管の内壁や供給管路の外壁への汚れの付着がない。これにより、保温効率や熱交換用流体の流れを良好に保つことができる。
また、熱交換管路の送出管路を供給管路とともに断熱管に内装し、環流管路を断熱管の外部に配置した場合には、温度付与部から導いた直後の熱交換用流体のみを断熱管の内部に通過させて流体の保温を行うので、さらに保温効率を向上させることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る流体保温装置および飲料供給装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は本発明に係る流体保温装置を適用した飲料供給装置の実施の形態を示す概念図、図2は図1におけるA−A断面図(流体保温装置を示す断面図)である。図1に示すように飲料供給装置1は、主に冷却装置10、ディスペンサ本体20、および流体保温装置としての飲料配管30からなる。
冷却装置10は、本発明における温度付与部をなし、冷凍装置11によって冷却される熱交換用流体としての冷却水12を貯水する冷却水槽13と、冷却水12に浸漬されてシロップや希釈水などの飲料水を冷却する冷却パイプ14とを有している。冷却パイプ14は、ステンレスなどの金属管で構成してあり、冷却水12の汚染に際して影響がない。なお、冷却パイプ14は、図1において1つのみ示してあるが、各種飲料水に応じて複数設けてある。
冷凍装置11は、コンプレッサ、凝縮器、冷却ファン、蒸発器等で構成してあり、蒸発器を冷却水槽13内に取り付けてある。この冷凍装置11は、コンプレッサで圧縮され、凝縮器で凝縮された冷媒が循環されると、冷媒が蒸発する際に冷却水12との間で熱交換を行って冷却水12を冷却する。
冷却パイプ14は冷却水12に浸漬してある。そして、飲料の原料であるシロップや、シロップを希釈して飲料を形成するための希釈水など、所望の流体としての飲料水が冷却パイプ14内を通過すると、当該飲料水が冷却水12との間で熱交換を行い冷却される。なお、飲料水について、図には明示しないが原料としてのシロップは、シロップタンクに貯留され、炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスの圧力で冷却パイプ14に押し出される。希釈水は、炭酸飲料希釈用の炭酸水と、無炭酸飲料希釈用の飲用水とがある。炭酸水は、冷却水12に浸漬してあるカーボネータに貯留している飲用水に炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスを溶かしたもので、炭酸ガスの圧力でカーボネータから押し出されて冷却パイプ14に供給される。飲用水は水ポンプで圧送され冷却パイプ14に供給される。
また、冷却装置10には、冷却水送出ポンプ15が設けられ、冷却水槽13に貯水している冷却水12を圧送する。
ディスペンサ本体20は、飲料の原料を収容するBIB(Bag In Box)などの原料貯蔵部21を保冷する冷蔵庫22を内蔵し、原料貯蔵部21から供給される原料と、冷却パイプ14を通過して供給される上記飲料水とで飲料を調理する。
ディスペンサ本体20は、例えば下面四隅に脚部29を有し、各脚部29を介してテーブルTなどの上に載置してある。ディスペンサ本体20の前面側には、冷蔵庫22の開閉などを行うためのドア23が設けてある。ドア23には、供給する飲料の種類に応じた飲料選択ボタン24が設けてある。冷蔵庫22の内部には、原料貯蔵部21を保冷するための保冷パイプ25が配設してある。冷蔵庫22は、冷却水送出ポンプ15によって保冷パイプ25に冷却水12が圧送されることによって冷却される。冷蔵庫22の下部には、原料貯蔵部21の原料を圧送するチューブポンプ26が配設してある。また、図には明示しないがチューブポンプ26に隣接して各飲料水を供給する希釈水ノズルや、冷却パイプ14を通過して供給される各種飲料水(シロップ、希釈水)を混合して飲料を調理する飲料混合バルブが設けてある。そして、飲料選択ボタン24が押されると、原料貯蔵部21や各種飲料水が供給されて炭酸飲料や無炭酸飲料が調理されてカップステージ27に載置したカップ28に注がれる。
上記ディスペンサ本体20は、冷却水送出ポンプ15で圧送される冷却水12で冷蔵庫22が冷却されるので、冷蔵庫22を冷却するための冷凍装置を特別設ける必要がないため構成をコンパクトにすることができる。
流体保温装置としての飲料配管30は、冷却水送出ポンプ15で圧送される冷却水12、および冷却パイプ14を通過した飲料水をディスペンサ本体20に供給するためのものである。図1および図2に示すように飲料配管30は、熱交換管路31と、供給管路32と、断熱管33と、充填材34とを有している。
熱交換管路31は、送出管路31aおよび環流管路31bを有している。送出管路31aは、保冷パイプ25の一端と、冷却水送出ポンプ15側とに接続してあり、冷却水送出ポンプ15によって送出される熱交換用流体としての冷却水12を保冷パイプ25に供給して冷蔵庫22を冷却するためのものである。一方、環流管路31bは、保冷パイプ25の他端に接続してあり、その先端開口部を冷却水槽13に向けて配置してあって、保冷パイプ25に供給され冷蔵庫22を冷却した冷却水12を冷却水槽13に戻すためのものである。すなわち、熱交換管路31は、冷却水槽13に貯水した冷却水12を冷却装置10の外部に導いて環流させる。これら熱交換管路31である送出管路31aおよび環流管路31bは、熱伝導性を有した材質、例えば樹脂に炭素繊維、窒化ボロン、グラファイト、マグネシウム、窒化アルミ、アルミニウム、銅など熱伝導を付与するフイラーを添加したものからなる。
供給管路32は、冷却パイプ14の吐出側に接続してあり、冷却パイプ14を通過したシロップや希釈水など、所望の流体としての飲料水をディスペンサ本体20の希釈水ノズルや飲料混合バルブに供給するためのものであって、各種飲料水に対応して設けた冷却パイプ14に応じて複数設けてある。この供給管路32は、熱伝導性を有した材質、例えば樹脂に炭素繊維、窒化ボロン、グラファイト、マグネシウム、窒化アルミ、アルミニウム、銅など熱伝導を付与するフイラーを添加したものからなる。
断熱管33は、熱交換管路31および供給管路32を共に束ねて内装するためのものである。断熱管33は、樹脂製のパイプ33aと、その外側を覆う断熱材33bとにより形成してある。あるいは、断熱管33は、断熱材33bのみで形成してあってもよい。
充填材34は、断熱管33の内部に充填してあり、熱交換管路31と供給管路32との間隙を埋めるためのものである。この充填材34は、熱伝導性を有した材質、例えば熱伝導性エラストマーまたは熱伝導性樹脂などからなる。
すなわち、流体保温装置としての飲料配管30は、断熱管33の内部の断熱雰囲気中に熱交換管路31によって熱交換用流体としての冷却水12をディスペンサ本体20に送出させるとともに、供給管路32によって所望の流体としての各種飲料水をディスペンサ本体20に送出させる。そして、断熱管33の内部において、熱交換管路31に送出された冷却水12の冷熱は、熱伝導性を有した充填材34を介して供給管路32に伝わる。このため、冷却水12の冷熱によって供給管路32に送出される飲料水が保冷されることになる。
なお、断熱管33の内部に内装され、間隙を充填材34で充填された熱交換管路31および供給管路32においては、図2に示すように熱交換管路31(送出管路31aおよび環流管路31b)の周りを供給管路32で囲むように配置することが好ましい。このように配置すれば、熱交換管路31を通過する冷却水12の冷熱を供給管路32の飲料水に効率よく伝えることができる。
以上の構成において、飲料供給装置1は、飲料選択ボタン24を押して烏龍茶、ジュースなどの無炭酸飲料を選択すると、原料貯蔵部21内の原料がチューブポンプ26によって圧送されて供給される。同時に、飲用水が水ポンプ(図示せず)で圧送されディスペンサ本体20側の希釈水ノズル(図示せず)から供給される。このようにして供給された原料および飲用水はカップ28に注がれ、希望する無炭酸飲料が得られる。一方、飲料供給装置1は、飲料選択ボタン24を押して炭酸飲料を選択すると、炭酸ガスボンベから供給される炭酸ガスの圧力でシロップタンク(図示せず)から送り出され冷却パイプ14を通過して供給されたシロップがディスペンサ本体20側の飲料混合バルブ(図示せず)に供給される。同時に、炭酸ガスの圧力でカーボネータから押し出されて冷却パイプ14を通過して供給された炭酸水が飲料混合バルブ(図示せず)に供給される。このようにして供給されたシロップおよび炭酸水はカップ28に注がれ、希望する炭酸飲料が得られる。
このような飲料供給に際し、上述した飲料供給装置1は、冷却水槽13に貯水している熱交換用流体としての冷却水12を冷却水送出ポンプ15で圧送し、熱交換管路31(送出管路31a)を介して保冷パイプ25に供給して冷蔵庫22を冷却することにより原料貯蔵部21を保冷する。そして、保冷パイプ25に供給され冷蔵庫22を冷却した冷却水12は熱交換管路31(環流管路31b)を介して冷却水槽13に戻される。なお、熱交換管路31を介してディスペンサ本体20(冷蔵庫22)と冷却装置10(冷却水槽13)との間を環流する冷却水12は、飲料配管30の断熱管33の内部を通過するので冷熱が保持される。
一方、上述した飲料供給装置1は、冷却パイプ14にある所望の流体としての飲料水を供給管路32を介してディスペンサ本体20に送出する。供給管路32は、断熱管33の内部で熱交換管路31との間の間隙に熱伝導性を有した充填材34が充填してあり、冷却水12の冷熱によって供給管路32で送出される飲料水が冷却保温される。
したがって、飲料供給装置1での飲料供給が中断してシロップ、炭酸水、飲用水などの各種飲料水が供給管路32内に滞留する場合、または飲料選択ボタン24で選択されず一部の飲料水の供給がなく、当該飲料水が供給管路32内に滞留する場合であっても、供給管路32内の飲料水が常に冷却水12の冷熱によって冷却されるので、飲料供給装置1で供給する飲料は常に程良い温度に冷やされた安定した飲料品質を維持して提供することが可能になる。
また、供給管路32には、熱交換管路31および充填材34を介して冷熱が伝わり、直接冷却水12に浸されることがない。この結果、冷却水槽13の冷却水12が汚染された場合であっても、供給管路32の飲料水に臭気などが浸透する事態を防いで飲料品質を維持することが可能になる。また、冷却水12を断熱管33の内部に吐出していないので、冷却水12の漏れがなく、また使用する冷却水12の量を抑えることが可能になる。さらに、冷却水12を断熱管33の内部に吐出していないので、冷却水12が断熱管33の内部で大気に触れることがなく、断熱管33の内壁や供給管路32の外壁に水垢などの汚れが付着しない。これにより、冷却(保温)効率や冷却水12の流れを良好に保つことが可能になる。
さらに、供給管路32を断熱管33で大気との接触を遮断し断熱しているので、熱交換用流体としての冷却水12によって熱交換を行い冷却されたシロップ、炭酸水、飲用水など所望の流体としての飲料水が冷却装置10からディスペンサ本体20に移動する間に温まることがなくなるので、熱ロスを少なくすることが可能になる。また、ディスペンサ本体20に供給される飲料水は常に冷却された状態で供給されるので、ディスペンサ本体20に飲料水を冷却するための冷却水槽や冷凍装置を設ける必要がないので、ディスペンサ本体20の小型化を図ることが可能になる。
ところで、図3は他の流体保温装置を示す断面図(管路の径方向断面図)、図4は図3におけるB−B断面図(管路の長手方向断面図)である。上述した実施の形態では、流体保温装置としての飲料配管30として、熱交換管路31である送出管路31aおよび環流管路31bを断熱管33の内部に内装した構成を説明したが、この限りではない。具体的には、図3および図4に示すように熱交換管路31の送出管路31aを供給管路32とともに断熱管33の内部に内装し、その間隙を充填材34で充填する。送出管路31aの各端部は、接続チューブ35を介して冷却水送出ポンプ15側および保冷パイプ25の一端に接続してある。また、複数の供給管路32は、送出管路31aの周りを囲むように配置してある。なお、図には明示しないが環流管路31bは、断熱管33の外部に配置してあって、保冷パイプ25の一端に接続して保冷パイプ25に供給され冷蔵庫22を冷却した熱交換用流体としての冷却水12を冷却水槽13に戻すように設けてある。すなわち、図3および図4に示す構成であっても、供給管路32が、断熱管33の内部で送出管路31aとの間の間隙に熱伝導性を有した充填材34が充填してあり、冷却水12の冷熱によって供給管路32で送出される所望の流体としての飲料水が冷却保温される。
したがって、図3および図4に示す構成によれば、飲料供給装置1での飲料供給が中断してシロップ、炭酸水、飲用水などの各種飲料水が供給管路32内に滞留する場合、または飲料選択ボタン24で選択されず一部の飲料水の供給がなく、当該飲料水が供給管路32内に滞留する場合であっても、供給管路32内の飲料水が常に冷却水12の冷熱によって冷却されるので、飲料供給装置1で供給する飲料は常に程良い温度に冷やされた安定した飲料品質を維持して提供することが可能になる。
また、供給管路32には、熱交換管路31および充填材34を介して冷熱が伝わり、直接冷却水12に浸されることがない。この結果、冷却水槽13の冷却水12が汚染された場合であっても、供給管路32の飲料水に臭気などが浸透する事態を防いで飲料品質を維持することが可能になる。また、冷却水12を断熱管33の内部に吐出していないので、冷却水12の漏れがなく、また使用する冷却水12の量を抑えることが可能になる。さらに、冷却水12を断熱管33の内部に吐出していないので、冷却水12が断熱管33の内部で大気に触れることがなく、断熱管33の内壁や供給管路32の外壁に水垢などの汚れが付着しない。これにより、冷却(保温)効率や冷却水12の流れを良好に保つことが可能になる。
さらに、図3および図4に示す構成によれば、供給管路32を断熱管33で大気との接触を遮断し断熱しているので、熱交換用流体としての冷却水12によって熱交換を行い冷却されたシロップ、炭酸水、飲用水など所望の流体としての飲料水が冷却装置10からディスペンサ本体20に移動する間に温まることがなくなるので、熱ロスを少なくすることが可能になる。また、ディスペンサ本体20に供給される飲料水は常に冷却された状態で供給されるので、ディスペンサ本体20に飲料水を冷却するための冷却水槽や冷凍装置を設ける必要がないので、ディスペンサ本体20の小型化を図ることが可能になる。
特に、図3および図4に示す構成とした場合には、保冷パイプ25に供給され冷蔵庫22を冷却した直後の熱交換用流体としての冷却水12が環流管路31bを介して断熱管33の外部を通過することになる。すなわち、送出管路31aの冷却水12よりも環流管路31bの冷却水12の温度が高く、温度の低い冷却水12を通過させる送出管路31aを断熱管33の内部に内装し、温度の高い冷却水12を通過させる環流管路31bを断熱管33の外部に配置した。このため、冷却装置10で冷却された直後の冷却水12のみを断熱管33の内部に通過させて飲料水の冷却を行うので、さらに冷却(保温)効率を向上させることが可能になる。
なお、上述した実施の形態では、温度付与部としての冷却装置10で冷却した冷却水(熱交換用流体)12によって飲料水(所望の流体)を冷却保温する飲料供給装置1を一例として、断熱管33の内部で熱交換管路31と供給管路32との間隙に熱伝導性を有した充填材34を充填した流体保温装置について説明したが、この限りではない。例えば、上記構成において、温度付与部としての加熱装置(図示せず)で加熱した温水(熱交換用流体)によって飲料水(所望の流体)を加熱保温することも可能である。また、上述した実施の形態では、熱交換用流体として冷却水12、所望の流体として飲料水を一例としたが、熱交換用流体および所望の流体は気体であってもよい。
本発明に係る流体保温装置を適用した飲料供給装置の実施の形態を示す概念図である。 図1におけるA−A断面図である。 他の流体保温装置を示す断面図である。 図3におけるB−B断面図である。
符号の説明
1 飲料供給装置
10 冷却装置(温度付与部)
11 冷凍装置
12 冷却水(熱交換用流体)
13 冷却水槽
14 冷却パイプ
15 冷却水送出ポンプ
20 ディスペンサ本体
21 原料貯蔵部
22 冷蔵庫
23 ドア
24 飲料選択ボタン
25 保冷パイプ
26 チューブポンプ
27 カップステージ
28 カップ
29 脚部
30 飲料配管
31 熱交換管路
31a 送出管路
31b 環流管路
32 供給管路
33 断熱管
33a パイプ
33b 断熱材
34 充填材
35 接続チューブ
T テーブル

Claims (4)

  1. 冷却または加熱した熱交換用流体を導く熱伝導性を有した熱交換管路と、
    所望の流体を導く熱伝導性を有した供給管路と、
    前記熱交換管路および前記供給管路を共に束ねて内装する断熱性を有した断熱管と、
    前記断熱管の内部で前記熱交換管路と前記供給管路との間隙を充填する熱伝導性を有した充填材と
    を備えたことを特徴とする流体保温装置。
  2. 前記熱交換管路は前記熱交換用流体を冷却または加熱する温度付与部から前記熱交換用流体を導く送出管路と、当該熱交換用流体を前記温度付与部に戻す環流管路とを有し、前記送出管路を前記供給管路とともに前記断熱管に内装し、前記環流管路を前記断熱管の外部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の流体保温装置。
  3. 所望の飲料水を調理して飲料を供給する飲料供給装置において、
    冷却または加熱した熱交換用流体を環流する熱伝導性を有した熱交換管路と、
    飲料水を導く熱伝導性を有した供給管路と、
    前記熱交換管路および前記供給管路を共に束ねて内装する断熱性を有した断熱管と、
    前記断熱管の内部で前記熱交換管路と前記供給管路との間隙を充填する熱伝導性を有した充填材と
    を備えたことを特徴とする飲料供給装置。
  4. 前記熱交換管路は前記熱交換用流体を冷却または加熱する温度付与部から前記熱交換用流体を導く送出管路と、当該熱交換用流体を前記温度付与部に戻す環流管路とを有し、前記送出管路を前記供給管路とともに前記断熱管に内装し、前記環流管路を前記断熱管の外部に配置したことを特徴とする請求項3に記載の飲料供給装置。
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