JP2006300195A - パイロット操作形電磁切換弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁パイロット弁を切り換えても必要なパイロット圧力が得られない場合に、主弁スプールの機械的移動を任意に行えるパイロット操作形電磁切換弁の提供。
【解決手段】 パイロット操作形電磁切換弁において、端部に作用するパイロット圧力の向きに応じて変位することにより油路の接続を切り換える主弁スプールと、主弁スプールの端部に作用させるパイロット圧力の向きを電気信号により切り換えるパイロット電磁弁と、パイロット圧力とは無関係に主弁スプールの端部に機械的な変位力を与える電磁ソレノイド装置を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば、各種油圧装置に用いられるパイロット操作形電磁切換弁に関するものである。
一般的なパイロット操作形電磁切換弁は、主弁の油路接続切換を行うための主弁スプールを移動させるパイロット作動圧油を、ソレノイドの励磁によってパイロットスプールが移動して油圧供給源であるポンプからの圧油の流路(パイロットライン)が切り換えられる電磁パイロット弁を用いたものである(例えば、特許文献1参照。)。
例えば図2に示すように、このようなパイロット操作形電磁切換弁11は、主弁15の主弁スプール16が、電磁パイロット弁12におけるソレノイド(14a,14b)で移動するパイロットスプール13の位置により向きが決定されるパイロット作動圧油が主弁スプール16の一端部あるいは他端部に導入されるものであり、電磁パイロット弁12から必要なパイロット圧が主弁スプール16の端部に作用することにより該主弁スプール16がバネ(17a,17b)に抗して、所定の油路接続切り換え位置まで押圧移動されるものである。
しかしながら、従来のパイロット操作形電磁切換弁では、電磁パイロット弁のパイロットスプールが、主弁の油路接続を切り換えるためのパイロット圧力の向きを形成する位置に移動しても、主弁スプールが所定の切換位置に移動せず、流路切換が良好に行われない場合がある。
これは、油圧供給源のポンプが起動していなかったり、或いは起動直後で未だ吐出圧が充分に立ち上がっていない状態では、パイロット圧力が発生せず、電磁パイロット弁のソレノイドが電気信号を受けてパイロットスプールを切換位置に移動させても、パイロット作動圧油の導入がないので主弁スプールが動作できないためである。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、主弁を切り換える必要がある際に、電磁パイロット弁を切り換えても必要なパイロット圧力が得られない場合に、主弁スプールの機械的移動を任意に行うことができるパイロット操作形電磁切換弁を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係るパイロット操作形電磁切換弁は、端部に作用するパイロット圧力の向きに応じて変位することにより油路の接続を切り換える主弁スプールと、主弁スプールの端部に作用させるパイロット圧力の向きを電気信号により切り換えるパイロット電磁弁と、パイロット圧力とは無関係に主弁スプールの端部に機械的な変位力を与える電磁ソレノイド装置を備えたものである。
本発明のパイロット操作形電磁切換弁は、主弁スプール端部に、パイロット圧力には関係なく主弁スプールを機械的に変位させられる電磁ソレノイド装置を主弁スプール端部に備えたものであるため、パイロット電磁弁が切り換えられても必要なパイロット圧力が主弁スプールに導入されて来ない状態においても、前記電磁ソレノイド装置にて主弁スプールを強制的に変位させて良好に油路の接続を切り換えることができるという効果がある。
本発明においては、パイロット電磁弁からのパイロット圧力に関係なく、主弁スプールを機械的に変位させるためのソレノイド装置を具備するものである。従って、パイロット電磁弁が切り換えられても油圧供給源のポンプが起動していなかったり起動直後で吐出圧が充分に立ち上がっていない状態でパイロット圧力が発生せず、主弁スプール側にパイロット作動圧油の導入がない場合でも、電磁ソレノイド装置を励磁させて機械的の主弁スプールを移動させることができるため、必要な場合には速やかに主弁スプールによる油路接続の切換が行える。
このように、電磁ソレノイド装置による主弁スプールの機械的変位は、主にパイロット作動圧油が導入されてこない低圧状態のなかで行われることになり、パイロット作動圧油の導入が高圧・大流量で行われる際には主弁スプールの変位や切換位置を保持する役目はもちろん本来のパイロット電磁切換弁が担うため、電磁ソレノイド装置を主弁スプールの変位力としてそれほど大きな力を発生できるものにする必要はない。
通常、主弁スプールは、両端に設けられたバネによってパイロット圧力が無い状態で所定の中立位置に保持されて急激な移動が緩和されるものであり、油路接続切り換えの際にはこのバネ力に抗して主弁スプールが変位されるものであるため、前記電磁ソレノイド装置はほとんどパイロット圧力が無い状態で前記バネ力に抗して主弁スプールを移動させることができる程度の変位力を発生できるものを適宜設定すれば良い。
なお、電磁ソレノイド装置は、主弁スプールの一端部のみの設けて一方の側から主弁スプールを移動させる構成としても、主弁スプールの両端部に設けて両側から連動して主弁スプールを移動させる構成としても、いずれでもかまわない。
本発明の一実施例によるパイロット操作形電磁切換弁として、主弁スプールの両端側にそれぞれ一つずつ電磁ソレノイド装置を備えた場合を図1の概略構成図に示す。
本実施例におけるパイロット操作形電磁切換弁1は、主に電磁パイロット弁2と、この電磁パイロット弁2からのパイロット作動圧油によって油路接続が切り換えられる主弁5とから構成される。電磁パイロット弁2は、パイロットスプール3が両側に設けられたソレノイド(4a,4b)に電流が流されることによって機械的に移動させるものであり、その電気信号によってパイロット圧力の向きが切り換えられるものである。
また、本実施例における主弁5は、電磁パイロット弁2からのパイロット作動圧油が両端がバネ(7a,7b)で支えられた主弁スプール6の一端部あるいは他端部に作用することによってバネ(7a,7b)に抗して所定位置に移動され、油路接続の切換が行われる。
さらに、本実施例においては、主弁スプール6の両端に、それぞれ電磁パイロット弁2からのパイロット圧とは関係なく主弁スプール6を機械的に移動させる電磁ソレノイド装置(8a,8b)が設けられている。従って、主弁5を切り換えようとして電磁パイロット弁2を切り換えても、例えば油圧供給源であるポンプが起動していなかったり、起動直後で吐出圧が不充分であるなど、パイロット圧が発生せず、パイロット作動圧油が主弁スプール6の一端部あるいは他端部に導入されない場合でも、電磁ソレノイド装置(8a,8b)により主弁スプール6を強制的に所定切換位置へ移動させることができ、何ら滞りなく主弁5の油路接続の切り換えを速やかに行うことができる。
なお、以上の実施例では、主弁スプールの両端側にそれぞれ電磁ソレノイド装置を設けた場合を示したが、もちろん電磁ソレノイド装置を一方の側に一つだけ設けて一端側或いは他端側から主弁スプールを移動させる構成としてもよい。
1,11:パイロット操作形電磁切換弁
2,12:電磁パイロット弁
3,13:パイロットスプール
4a,4b,14a,14b:ソレノイド
5,15:主弁
6,16:主弁スプール
7a,7b,17a,17b:バネ
8a,8b:電磁ソレノイド装置
2,12:電磁パイロット弁
3,13:パイロットスプール
4a,4b,14a,14b:ソレノイド
5,15:主弁
6,16:主弁スプール
7a,7b,17a,17b:バネ
8a,8b:電磁ソレノイド装置
Claims (1)
- 端部に作用するパイロット圧力の向きに応じて変位することにより油路の接続を切り換える主弁スプールと、主弁スプールの端部に作用させるパイロット圧力の向きを電気信号により切り換えるパイロット電磁弁と、パイロット圧力とは無関係に主弁スプールの端部に機械的な変位力を与える電磁ソレノイド装置を備えたことを特徴とするパイロット操作形電磁切換弁。
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---|---|---|---|
JP2005121993A JP2006300195A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | パイロット操作形電磁切換弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005121993A JP2006300195A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | パイロット操作形電磁切換弁 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010007972U Continuation JP3166924U (ja) | 2010-12-07 | 2010-12-07 | パイロット操作形電磁切換弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=37468731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005121993A Pending JP2006300195A (ja) | 2005-04-20 | 2005-04-20 | パイロット操作形電磁切換弁 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2006300195A (ja) |
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-
2005
- 2005-04-20 JP JP2005121993A patent/JP2006300195A/ja active Pending
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