JP2006298049A - 車内用荷物支持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車内に設けられたアシストグリップ等の内装部材を利用し、簡単な構成で低コストに製造でき、車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じず取り付けでき、さらに車内の取扱い操作も容易で、支持する荷物の許容範囲も拡大でき、特に長尺の荷物に対して確実にかつ柔軟に支持でき、しかも取り外し作業も容易な車内用荷物支持装置を提供する。
【解決手段】可撓弾性を有する板を帯状に形成してなる一対の支持基板10、12を相互に長さ調節自在に組合せ、端部を左右一対のアシストグリップ等の内装部材14にそれぞれ係合する係止部10a、12aを設けると共に、これらの係止部をそれぞれ前記内装部材に着脱自在に結合して前記一対の支持基板を車内ルーフ面に対して圧接保持するように固定し得る取付け保持部材11、13を設け、さらに前記一対の支持基板に対して荷物を支持するための移動ないし着脱可能な支持部材20を取り付けた構成からなる。
【選択図】図1
【解決手段】可撓弾性を有する板を帯状に形成してなる一対の支持基板10、12を相互に長さ調節自在に組合せ、端部を左右一対のアシストグリップ等の内装部材14にそれぞれ係合する係止部10a、12aを設けると共に、これらの係止部をそれぞれ前記内装部材に着脱自在に結合して前記一対の支持基板を車内ルーフ面に対して圧接保持するように固定し得る取付け保持部材11、13を設け、さらに前記一対の支持基板に対して荷物を支持するための移動ないし着脱可能な支持部材20を取り付けた構成からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、車内用荷物支持装置に係り、例えば自動車内に左右対称に設けられているアシストグリップ等に対して着脱自在に取り付け、車内のルーフ空間を横切るように設けて、サーフボード、スキー板およびスキー用ストック、釣り竿等の長尺物からなる荷物を簡便に支持して運搬することができる車内用荷物支持装置に関するものである。
従来より、自動車によりサーフボード、スキー板およびスキー用ストック、釣り竿等の長尺物を運搬する際には、ルーフ上に別途設置したキャリヤに固定して運搬を行っている。しかし、風雨等の外気に晒したくないような場合、車内のフロント側のシートとシートの間からリヤ側のシートへ跨がせて収納することが可能であるが、このような状態では運転の妨げとなり、またリヤ側のシートに座わる人の邪魔になる難点がある。
このような従来の問題点を考慮して、車内のルーフ空間を利用して、前述したような長尺物からなる荷物を簡便に支持するように構成した車室内用荷物支持装置が種々提案されている。例えば、車室内に備えられたアシストグリップを把持する把持手段と、この把持手段に連結され車室内に持ち込まれた保持対象物の外形に応じて締め付け範囲を調整できる帯状の保持手段とを有する車室内用保持具が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この特許文献1に記載されている車室内保持具によれば、保持手段が帯状であることから、保持対象物の外形に応じて締め付け範囲を調整できるので、種々の大きさの保持対象物を保持することができ、またこの車室内用保持具を、車両の前後方向に配置されたアシストグリップに取り付け、保持対象物の両端を保持させることで、ぐらつかせることなく保持対象物をルーフ面に取り付けることができることが開示されている。
すなわち、この特許文献1に記載されている車室内保持具によれば、保持手段が帯状であることから、保持対象物の外形に応じて締め付け範囲を調整できるので、種々の大きさの保持対象物を保持することができ、またこの車室内用保持具を、車両の前後方向に配置されたアシストグリップに取り付け、保持対象物の両端を保持させることで、ぐらつかせることなく保持対象物をルーフ面に取り付けることができることが開示されている。
また、車内の両側壁に設けられたアシストグリップの固定ねじによって夫々その一端を側壁に固定した一対の固定具と、この固定具の他端に横幅調整自在に取り付けた横バーとより成る車内用荷物支持装置が提案されている(特許文献2参照)。
すなわち、この特許文献2に記載されている車内用荷物支持装置によれば、横バーを通常はデッドスペースとなっている天井すれすれの部分に配置でき、また天井の高さに関係なく、横バーを可能な限りの高さに設置することができるので搭乗者の邪魔にならず、さらに車側に特別な金具を付け加工することなく、多くの車種にそのまま使用でき、汎用性を持たせ得る等種々な利益があることが開示されている。
すなわち、この特許文献2に記載されている車内用荷物支持装置によれば、横バーを通常はデッドスペースとなっている天井すれすれの部分に配置でき、また天井の高さに関係なく、横バーを可能な限りの高さに設置することができるので搭乗者の邪魔にならず、さらに車側に特別な金具を付け加工することなく、多くの車種にそのまま使用でき、汎用性を持たせ得る等種々な利益があることが開示されている。
さらに、荷物支持用のバーと、このバーの一端部を車内に設けられたアシストグリップに着脱自在に固定する固定具とよりなる車内用荷物支持装置も提案されている(特許文献3参照)。
すなわち、この特許文献3に記載されている車内用荷物支持装置によれば、横バーは通常はデッドスペースとなっている天井すれすれの部分に配置でき、スペースを有効に活用できるようになると共に、アシストグリップを分解することなく、多くの車種にそのまま使用でき、汎用性を持たせ得る等種々な利益があることが開示されている。
すなわち、この特許文献3に記載されている車内用荷物支持装置によれば、横バーは通常はデッドスペースとなっている天井すれすれの部分に配置でき、スペースを有効に活用できるようになると共に、アシストグリップを分解することなく、多くの車種にそのまま使用でき、汎用性を持たせ得る等種々な利益があることが開示されている。
しかるに、この種の車内用荷物支持装置としては、簡単な構成で低コストに製造することができると共に、取扱い操作が簡単にして、車内ルーフ面に対してデッドスペースが生じないように取り付けることができ、しかも長尺の荷物を容易かつ確実に、しかも安全に保持することができることが要求される。
しかしながら、前述した従来の車内用荷物支持装置において、前記特許文献1に記載の車室内用保持具では、車室内のルーフ面に対して安全に固定するためには、アタッチメント部材を必要とし、このアタッチメント部材は複雑な構成を有しており、製造コストが増大するばかりでなく、取扱い操作も煩雑になる等の難点がある。また、前記特許文献2に記載の車内用荷物支持装置においては、車内のルーフ空間に荷物を支持するための横バーを、ルーフ面に押し付けるようにして支持するために、アシストグリップの取り付け部材との間に複数の折り曲げ接続されるチャンネル部材を必要とし、これらチャンネル部材を設けることにより、製造コストが増大するばかりでなく、取扱い操作も煩雑になる等の難点がある。しかも、このような横バーを使用した構成からなる車内用荷物支持装置では、長尺の荷物を柔軟に保持することができない難点もある。さらに、前記特許文献3に記載の車内用荷物支持装置においては、横バーをアシストグリップの取り付け部材との間にリンク状の連結具を介して結合構成したものであり、前記と同様に、製造コストが増大するばかりでなく、取扱い操作も煩雑になると共に、長尺の荷物を柔軟に保持することができない等の難点がある。
そこで、本発明者は、種々検討並びに工夫を重ねた結果、可撓弾性を有する金属板または合成樹脂板を帯状に形成してなる一対の支持基板を相互に長さ調節自在に組合せ、これら一対の支持基板のそれぞれ一端部において車内に設けられた左右一対のアシストグリップ等の内装部材にそれぞれ係合する係止部を設けると共に、これらの係止部をそれぞれ前記内装部材に着脱自在に結合して前記一対の支持基板を車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく圧接保持するように固定し得る取付け保持部材を設け、さらに前記一対の支持基板に対して荷物を支持するための移動ないし着脱可能な支持部材を取り付けた構成とすることにより、簡単な構成にして、車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく取り付けることができ、車内のルーフ空間における荷物の支持を、運転に際しての邪魔になることなく、容易かつ簡便に行うことを可能とし、長尺の荷物に対しても確実にかつ柔軟に支持することができ、しかも不使用時における取り外しや撤去も簡便に行うことができる車内用荷物支持装置が得られることを突き止めた。
従って、本発明の目的は、自動車等の車内に設けられたアシストグリップ等の内装部材を利用し、簡単な構成で低コストに製造することができると共に、車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく取り付けることができ、さらに車内のルーフ空間において荷物を支持する場合の取扱い操作を容易かつ簡便に行うことができるばかりでなく、支持する荷物の許容範囲も拡大することができ、特に長尺の荷物に対して確実にかつ柔軟に支持することができ、しかも不使用時における取り外しないし撤去作業も容易かつ簡便に行うことができる車内用荷物支持装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の車内用荷物支持装置は、可撓弾性を有する金属板または合成樹脂板を帯状に形成してなる一対の支持基板を相互に長さ調節自在に組合せ、これら一対の支持基板のそれぞれ一端部において車内に設けられた左右一対の内装部材にそれぞれ係合する係止部を設けると共に、これらの係止部をそれぞれ内装部材に着脱自在に結合して前記一対の支持基板を車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく圧接保持するように固定し得る取付け保持部材を設け、さらに前記一対の支持基板に対して荷物を支持するための移動ないし着脱可能な支持部材を取り付けた構成としたことを特徴する。
本発明の請求項2に記載の車内用荷物支持装置において、前記移動ないし着脱可能な支持部材は、可撓性バンド部材をスライド可能な一対のバンド固定具および調節具を介して取り付けた構成からなることを特徴する。
本発明の請求項3に記載の車内用荷物支持装置において、前記移動ないし着脱可能な支持部材は、支持する荷物の形態に適合した単一もしくは複数の専用支持固定具からなることを特徴する。
本発明の請求項4に記載の車内用荷物支持装置において、前記一対の支持基板は、一方の支持基板の先端部に、他方の支持基板を挿通囲繞すると共に一対の支持基板を相互に締結するための止めねじを設けた第1のスライドリングを結合配置し、前記他方の支持基板の先端部側において前記一方の支持基板と重なり合う部分に対し挿通囲繞する第2のスライドリングを設けて、長さ調節自在に組合せたことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の車内用荷物支持装置において、前記一対の支持基板は、一方の支持基板の先端部側と他方の支持基板の先端部側とが重なり合う部分において、前記一対の支持基板に対しスライド可能に囲繞する可撓性スリーブを挿通配置し、前記可撓性スリーブの外周部に前記一対の支持基板を相互に締結するための止めねじを備えた固定用リングをスライド可能に囲繞配置して、長さ調節自在に組合せたことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の車内用荷物支持装置において、前記一対の支持基板のそれぞれ一端部に設けた係止部は、車内に設けられた左右一対のアシストグリップに係合し固定するように形成した取付け保持部材と結合するにように構成したことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の車内用荷物支持装置は、複数の車内用荷物支持装置を、車内の前後においてそれぞれ離間配置し、各車内用荷物支持装置に設けた前記支持部材により長尺の荷物をその前後において支持するように構成することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車内用荷物支持装置によれば、簡単な構成にして、低コストに製造することができると共に、車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく取り付けることができ、さらに車内のルーフ空間において荷物を支持する場合の取扱い操作を容易かつ簡便に行うことができ、支持する荷物の許容範囲も拡大することができ、特に長尺の荷物に対して確実にかつ柔軟かつ安全に支持することができ、しかも不使用時における取り外しないし撤去作業も容易かつ簡便に行うことができる。
本発明の請求項2および3に記載の車内用荷物支持装置によれば、それぞれ支持する荷物の種類に応じて、車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく圧接保持するように固定された支持基板に対して、適切かつかつ安全に支持することができる。
本発明の請求項4に記載の車内用荷物支持装置によれば、スライドリングを使用した簡単な構成により、一対の支持基板の車内ルーフ面に対する長さ調節を、容易かつ適正に行うことができる。
本発明の請求項5に記載の車内用荷物支持装置によれば、スライド可能な可撓性スリーブを使用することにより、一対の支持基板の車内ルーフ面に対する長さ調節を容易かつ簡便に行うことができるばかりでなく、可撓性スリーブによって車内ルーフ面への装着に際しての美観を高めることが可能となるばかりでなく、取扱いに際しての安全性も増大させることができる。
本発明の請求項6に記載の車内用荷物支持装置によれば、車内に設けられた左右一対のアシストグリップに対して、容易かつ確実に係合固定して車内における荷物の支持を容易に達成することができる。
本発明の請求項7に記載の車内用荷物支持装置によれば、複数の車内用荷物支持装置を設けることにより、長尺の荷物をその前後において簡便かつ容易にして安全に支持することができる。
次に、本発明に係る車内用荷物支持装置の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車内用荷物支持装置の概略構成を示すものであって、可撓弾性を有する金属板または合成樹脂板を帯状に形成してなる一対の支持基板10、12を相互に長さ調節自在に組合せた構成からなる。これら一対の支持基板10、12のそれぞれ一端部には、車内に設けられた左右一対のアシストグリップ等の内装部材14、14(図2参照)にそれぞれ係合する係止部10a、12aが設けられている。なお、これらの係止部10a、12aには、それぞれ内装部材14、14に着脱自在に結合させて、前記一対の支持基板10、12を車内ルーフ面にデッドスペースを生じることなく圧接保持するように固定し得るノブ付きねじ11a、13aをそれぞれ備えた取付け保持部材11、13を設ける(図4参照)。さらに、前記一対の支持基板10、12に対して、荷物を支持するための支持部材として、例えば一部に面ファスナ22を設けた可撓性バンド部材20を、スライド可能な一対のバンド固定具21および調節具23を介して取り付けた構成からなる。
しかるに、前記一対の支持基板10、12は、相互の長さを調節設定することができるように、一方の支持基板12の先端部に、他方の支持基板10を挿通囲繞すると共に一対の支持基板10、12を相互に締結するための止めねじ15aを設けた第1のスライドリング15を結合配置する(図3参照)。また、前記他方の支持基板10の先端部側においては、前記一方の支持基板12と重なり合う部分に対し挿通囲繞する第2のスライドリング17を設けて、相互の長さを調節自在に組合せた構成からなる。
図5および図6は、本発明に係る車内用荷物支持装置の別の実施例であって、前述した可撓弾性を有する金属板または合成樹脂板を帯状に形成してなる一対の支持基板10、12を、相互に長さ調節自在に組合せる構成の変形例を示すものである。なお、説明の便宜上、前述した図1に示す構成部分と同一の構成部分については同一の参照符号を使用して説明する。
本実施例においては、図5に示すように、前記一対の支持基板10、12は、一方の支持基板10の先端部側と他方の支持基板12の先端部側とが重なり合う部分において、前記一対の支持基板10、12に対しスライド可能に囲繞する可撓性スリーブ16を挿通配置する。この場合、前記可撓性スリーブ16の外周部に前記一対の支持基板10、12を相互に締結するための止めねじ18aを備えた固定用リング18をスライド可能に囲繞配置して、長さ調節自在に組合せた構成からなる。なお、本実施例においては、止めねじ18aを直接支持基板10、12に対して当接することができないため、可撓性スリーブ16に対し当て板19を介して、固定用リング18と止めねじ18aとにより前記一対の支持基板10、12を挾持して締結するように構成する(図6参照)。
その他の構成は、図示しないが、図1に示す前記実施例1と同様に、前記一対の支持基板10、12の一端部に設けた係止部10a、12aを、取付け保持部材11、13を介して車内に設けられた左右一対のアシストグリップ等の内装部材14、14に固定するように構成することができる(図2参照)。また、前記一対の支持基板10、12に対しては、荷物を支持するための支持部材として、例えば一部に面ファスナ22を設けた可撓性バンド部材20を、スライド可能な一対のバンド固定具21および調節具23を介して取り付けた構成とすることができる(図1参照)。
(本発明に係る車内用荷物支持装置の適用例1)
図7は、前記構成からなる本発明に係る車内用荷物支持装置30の適用例を示すものである。すなわち、図7は、自動車内の後部座席に対応して、その左右両側に設けられた内装部材としてのアシストグリップ14、14に結合固定された車内用荷物支持装置30を示す。本発明に係る車内用荷物支持装置30によれば、図示のように、所要の荷物Lを車内ルーフ面に張設した一対の支持基板10、12に取付けられた支持部材としての可撓性バンド部材20により、適正に支持される。なお、前記可撓性バンド部材20は、その一部に設けた面ファスナを利用して結着され、荷物Lを確実に保持することができる。
図7は、前記構成からなる本発明に係る車内用荷物支持装置30の適用例を示すものである。すなわち、図7は、自動車内の後部座席に対応して、その左右両側に設けられた内装部材としてのアシストグリップ14、14に結合固定された車内用荷物支持装置30を示す。本発明に係る車内用荷物支持装置30によれば、図示のように、所要の荷物Lを車内ルーフ面に張設した一対の支持基板10、12に取付けられた支持部材としての可撓性バンド部材20により、適正に支持される。なお、前記可撓性バンド部材20は、その一部に設けた面ファスナを利用して結着され、荷物Lを確実に保持することができる。
このように適用された本発明に係る車内用荷物支持装置は、自動車等の車内に設けられたアシストグリップ等の内装部材を利用し、簡単な構成で低コストに製造することができると共に、車内のルーフ空間において荷物を支持する場合の取扱い操作を容易かつ簡便に行うことができるばかりでなく、支持する荷物の許容範囲も拡大することができ、特に長尺の荷物に対して確実にかつ柔軟に支持することができ、しかも不使用時における取り外しないし撤去作業も容易かつ簡便に行うことができる。
(本発明に係る車内用荷物支持装置の適用例2)
図8は、本発明に係る車内用荷物支持装置の別の適用例を示すものである。すなわち、図8においては、前述した構成からなる複数の車内用荷物支持装置30A、30Bを、車内の前後においてそれぞれ離間配置し、例えば全部座席と後部座席にそれぞれ対応して、左右両側に設けられた内装部材としてのアシストグリップに結合固定し、各車内用荷物支持装置30A、30Bにそれぞれ設けた支持部材としての可撓性バンド部材20、20により、例えばサーフボード等の長尺荷物Lをその前後において支持するように構成したものである。
図8は、本発明に係る車内用荷物支持装置の別の適用例を示すものである。すなわち、図8においては、前述した構成からなる複数の車内用荷物支持装置30A、30Bを、車内の前後においてそれぞれ離間配置し、例えば全部座席と後部座席にそれぞれ対応して、左右両側に設けられた内装部材としてのアシストグリップに結合固定し、各車内用荷物支持装置30A、30Bにそれぞれ設けた支持部材としての可撓性バンド部材20、20により、例えばサーフボード等の長尺荷物Lをその前後において支持するように構成したものである。
以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、例えば、荷物を支持するための支持部材としては、支持基板に対して移動ないし着脱可能な構成からなるものとして、前述した可撓性バンド部材等の帯状ないし紐状の物に限定されることなく、支持する荷物の種類(例えば、スキー板およびスキー用ストック、釣り竿等)に応じて、それぞれ荷物の形態に適合した単一もしくは複数の専用金具等からなる支持固定具を使用することができる。そして、これらの支持部材は、それぞれ公知の種々の素材からなるもので構成することができると共に、可撓性バンド部材の場合には、これを結着する手段として、面ファスナに代えて公知の種々のバンド固定具および調節具等を採用することができる。
また、前述した一対の支持基板の長さを調節自在に構成するためのスライド部材については、公知の種々の構成部材を採用することができる。さらに、前記一対の支持基板を車内ルーフ面に圧接し得るように取付ける手段としての係止部や取付け保持部材については、車内に設けられた内装部材の形状ないし構造に応じて、これに適合した種々の形状および構造とすることができる。その他、本発明の精神を逸脱しない範囲内において多くの改良変更を行うことができる。
10、12 一対の支持基板
10a、12a 係止部
11、13 取付け保持部材
11a、13a ノブ付きねじ
14 内装部材(アシストグリップ)
15 第1のスライドリング
15a 止めねじ
16 可撓性スリーブ
17 第2のスライドリング
18 固定用リング
18a 止めねじ
19 当て板
20 可撓性バンド部材(支持部材)
21 バンド固定具
22 面ファスナ
23 バンド調節具
30、30A、30B 車内用荷物支持装置
L 荷物
10a、12a 係止部
11、13 取付け保持部材
11a、13a ノブ付きねじ
14 内装部材(アシストグリップ)
15 第1のスライドリング
15a 止めねじ
16 可撓性スリーブ
17 第2のスライドリング
18 固定用リング
18a 止めねじ
19 当て板
20 可撓性バンド部材(支持部材)
21 バンド固定具
22 面ファスナ
23 バンド調節具
30、30A、30B 車内用荷物支持装置
L 荷物
Claims (7)
- 可撓弾性を有する金属板または合成樹脂板を帯状に形成してなる一対の支持基板を相互に長さ調節自在に組合せ、これら一対の支持基板のそれぞれ一端部において車内に設けられた左右一対の内装部材にそれぞれ係合する係止部を設けると共に、これらの係止部をそれぞれ内装部材に着脱自在に結合して前記一対の支持基板を車内ルーフ面に対してデッドスペースを生じることなく圧接保持するように固定し得る取付け保持部材を設け、さらに前記一対の支持基板に対して荷物を支持するための移動ないし着脱可能な支持部材を取り付けた構成としたことを特徴する車内用荷物支持装置。
- 前記移動ないし着脱可能な支持部材は、可撓性バンド部材をスライド可能な一対のバンド固定具および調節具を介して取り付けた構成からなることを特徴する請求項1記載の車内用荷物支持装置。
- 前記移動ないし着脱可能な支持部材は、支持する荷物の形態に適合した単一もしくは複数の専用支持固定具からなることを特徴する請求項1記載の車内用荷物支持装置。
- 前記一対の支持基板は、一方の支持基板の先端部に、他方の支持基板を挿通囲繞すると共に一対の支持基板を相互に締結するための止めねじを設けた第1のスライドリングを結合配置し、前記他方の支持基板の先端部側において前記一方の支持基板と重なり合う部分に対し挿通囲繞する第2のスライドリングを設けて、長さ調節自在に組合せたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車内用荷物支持装置。
- 前記一対の支持基板は、一方の支持基板の先端部側と他方の支持基板の先端部側とが重なり合う部分において、前記一対の支持基板をスライド可能に囲繞する可撓性スリーブを挿通配置し、前記可撓性スリーブの外周部に前記一対の支持基板に対し相互に締結するための止めねじを備えた固定用リングをスライド可能に囲繞配置して、長さ調節自在に組合せたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車内用荷物支持装置。
- 前記一対の支持基板のそれぞれ一端部に設けた係止部は、車内に設けられた左右一対のアシストグリップに係合し固定するように形成した取付け保持部材と結合するにように構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の車内用荷物支持装置。
- 複数の車内用荷物支持装置を、車内の前後においてそれぞれ離間配置し、各車内用荷物支持装置に設けた前記支持部材により長尺の荷物をその前後において支持するように構成することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の車内用荷物支持装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005119911A JP2006298049A (ja) | 2005-04-18 | 2005-04-18 | 車内用荷物支持装置 |
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