JP2006297729A - 特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルムと、その張設手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】 仮令えば携帯電話の表面パネルのように多数の凸凹がある部材に張設して雨水の浸入や塵埃や湿気や錆や臭気の発生を未然に防止する合成樹脂薄膜フィルムを張設した成型品の製造方法を提唱するもの
【解決手段】 装置本体に装備させた一対の金型間に合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムを介在させ、該金型を閉じる行程と、該金型金型内に樹脂材料を射出し、合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムが張設された製品を製造する行程と、当該製品から合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムの不必要部分をカットする行程と、当該製品を金型から突出す行程よりなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 装置本体に装備させた一対の金型間に合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムを介在させ、該金型を閉じる行程と、該金型金型内に樹脂材料を射出し、合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムが張設された製品を製造する行程と、当該製品から合成樹脂薄膜フィルム本体フィルムの不必要部分をカットする行程と、当該製品を金型から突出す行程よりなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、仮令えば携帯電話の表面パネルのように多数の凸凹がある部材に張設して、雨水の浸入や塵埃や湿気や電磁波の悪い障害の発生を未然に防止する特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルムに関し、その張設手段を提唱するものである。
このような発明としては、商品の保護を目的として商品に合成樹脂の薄膜フィルムを張設した所謂ラップ商品は衆知である。そしてこの成型手段は、予め金型内にフィルムを入れた状態で成型する所謂インモールド成型方法が知られている。
具体的には、透明なフィルムの間にかかる展示物を入れ、その周囲を共通な枠体に止めるものは案出されている。それは上記樹脂フィルムの弾性を利用して2枚のフィルム間に展示物を狭持させるものである(特許文献1参照)。
しかし乍らこのようなフィルムを予め金型に置き、枠の射出成型時に、当該成型品をフィルムに押し当てて張設するには、金型の嵌め合せの少々のずれでも、あるいは当該枠の表面形状の僅かな凹凸でも樹脂フィルムに変形が生じて皺ができたり、甚だしくは破れたりする恐れがあった。
また近頃はかかる携帯電話を含む各種電子機器において、電磁波などが身体に悪影響を及ぼすものとして社会的な大問題となっているが、上記のようにこの種商品でかかる電磁波を排除する機能をもたせた商品の出現は未だ見ていない。
また近頃はかかる携帯電話を含む各種電子機器において、電磁波などが身体に悪影響を及ぼすものとして社会的な大問題となっているが、上記のようにこの種商品でかかる電磁波を排除する機能をもたせた商品の出現は未だ見ていない。
本願発明は、仮令えば携帯電話の表面パネルのように多数の凸凹がある部材に張設して雨水の浸入や塵埃や湿気や錆や臭気の発生を未然に防止する合成樹脂薄膜フィルムを張設した成型品の製造方法を提唱するものである。しかもそれは少なくともその一部に合成樹脂薄膜フィルムが張設させた製品を、当該薄膜フィルムに所謂皺などが発生させることなく、美しく張設できるようにしたことである。
また近頃はかかる携帯電話を含む各種電子機器において、電磁波などが身体に悪影響を及ぼすものとして社会的な大問題となっている。そんな折、かかる電磁波による障害を阻止するものとして、遠赤外線を発する黒鉛珪石(ブラックシリカ)が注目されている。
而してこの黒鉛珪石(ブラックシリカ)は、日本の北海道の檜山郡上ノ国町天の川上流のみ産出される。黒鉛珪石は、数億年の間海底の珪藻類が堆し、地表に隆起したと推定される天然鉱石であり多種の天然ミネラルをふんだんに含み、遠赤線をはじめとする様々な活性派動を放射発散するのが知られているおり、地表で生まれた物質の数倍という力で太陽エネルギーを吸収し、半永久的に放射することを繰り返す。
またこの遠赤外線は、遠赤外線の中でも常温で、生体細胞を活発にする4ミクロン〜14ミクロンの波長が強くこの波長の遠赤外線は、育成光線と言われ、生物の細胞分子に共鳴作用し血液や細胞そのものを活性化させこれにより、全身の新陳代謝が促進され生命を高め、98%放射し強力な除菌効果と非イオン化をして消臭効果をもたらす(北海道通産局鉱業課より法定鉱物指定)天然鉱石であることも知られている。
而して本発明の実施例としてはこのブラックシリカを樹脂に混合させ薄いフィルム状となし、これを各種成型品に張設して、かかる効果をも発揮させようとするものである。
また、ニッケル・銅・銀・アルミおよび鉄等の金属材料を、SiO2シリカを主材料とする無機質素材が、特に電磁波障害を阻止することも知られており、これを混合させ薄いフィルム状となし、これを各種成型品に張設して、かかる効果をも発揮さることも本発明の目的である。
他に本発明の目的はかかる薄膜フィルムを極く簡単な手段であったら、確実に成型品に張設できるようにすることである。そしてその為には、上記薄膜フィルムが正しく張られた状態で金型内に導かれるようにすることも、上記の薄膜フィルムを正しい状態で金型内に導くために、当該薄膜フィルムにはY軸方向に限らずX軸方向にも適切なテンションが与えられるようにすることも、上記薄膜フィルムの金型への導入から製品への張設を、一連の経時間的制御手段でスムーズに行われるようにすることも本発明の目的である。
而して本発明の特徴は、樹脂成型装置おける一対の金型のコアおよびキャビ間に、所定方向に引っ張られ適当なテンションが与えられた合成樹脂薄膜フィルム本体を介在させたことである。
そして、上記コア側を移動させて両金型を閉じ、該金型金型内に樹脂材料を射出し所望の樹脂製品を成型すると同時に、その製品表面を上記合成樹脂薄膜フィルム本体に当接させて製品表面を被覆させると共に、上記樹脂商品の裏面側から金型内の空気を吸引し、合成樹脂薄膜フィルム本体を樹脂商品に止着させるようにしたことである。
また他の本発明の特徴として上記樹脂薄膜フィルムは、遠赤外線およびマイナスイオンを発する黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子を配合した薄膜フィルムフィルムであることである。
また他の本発明の特徴として上記の黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子は、炭素4〜6%,マグネシウム0.35〜0.55%,シリカ70〜90%,チタン1.0〜2.0%,二酸化鉄0.4〜0.6%,ナトリウム 0.06〜0.1,アルミニウム5〜8%,カリウム 0.8〜2.0%,カルシウム 0.01〜0.03,水分 0.25〜0.4の成分からなることである。
また他の本発明の特徴として黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子は、常温にて遠赤外線の放射率が90〜99%で、生育光線,健康光線といわれる2ミクロン〜18ミクロンの波長帯で放射されることである。
また他の本発明の特徴として上記樹脂薄膜フィルム本体は、ニッケル・銅・銀・アルミおよび鉄等の金属材料を、粉末状またはフレーク状あるいはメッシュ状となすシリカSiO に水と、アルカリ分を加えた無機質反応型の無機質素材が混合されていることである。
また他の本発明の特徴として上記無機質素材が粉末状の場合は、その層の厚みを50μm以上好ましくは50〜100μmとし、また上記のフレーク状にする場合も50μm以上この好ましくは50〜100μmの長短形状 and/or 任意の長短形状としたことである。
また他の本発明の特徴として上記無機質素材が、メッシュ状として複合する場合はその線径を50μm以上としたメッシュ好ましくは50〜100μmとしたメッシュ構成とし、対象とする電磁波の波長に対してλまたはλ/2あるいはλ/4を基本とした、所望若しくは任意の間隔(λ/nとしたメッシュ構成)により構成していることである。
また他の本発明の特徴としては、樹脂薄膜フィルムの左右方向のタワミを除去し張りを持たせる行程とを有することである。
また他の本発明の特徴として上記金型を閉じ、同時に真空バルブを開いて金型内を真空にする行程と、この真空バルブを開く動作と同時にその信号により、金型内の真空時間を制御する行程と、上記金型が閉ざされると同時に、該金型内の樹脂(湯)を射出する行程、および所定時間後、金型を開くと同時に、上記真空バルブを閉じる行程とを有することである。
また他の本発明の特徴として上記金型に設けたカッター手段によって、製品に張設された合成樹脂薄膜フィルムを残して、他の部分を除去する行程と、信号により上記金型完全に開いた状態を確認したのち、上記商品を金型より突出す行程とよりなることである。
総じて発明の効果は、少なくともその一部に合成樹脂薄膜フィルムが張設された製品を、当該フィルムに所謂皺などが発生することなく、美しく合成樹脂薄膜フィルムを張設できることである。
本発明の他の効果は、上記薄膜フィルムが正しく張られた状態で金型内に導かれることである。
本発明の他の効果は、上記の薄膜フィルムを正しい状態で金型内に導くために、当該薄膜フィルムにはY軸方向に限らずX軸方向にも適切なテンションが与えられ、結果合成樹脂薄膜フィルムを皺なく張設できたのである。
本発明の他の効果は、上記薄膜フィルムの金型への導入から製品への張設を、一連の経時間的制御手段でスムーズに行われるようになったことである。
本発明の他の効果は、金型の縦軸線の上方には合成樹脂薄膜フィルムの繰出しロールを下方には巻取りロールを配置し、繰り出しロールより繰出された上記合成樹脂薄膜フィルムを、金型間に介在させる工程を有することにより、簡単な電気的手段とタイマー機構を付加することによって、自動的にかつ確実に薄膜フィルムの繰出し張出しが出来たのである。
また、本発明の他の効果は上記の合成樹脂薄膜フィルムに、所謂ブラックシリカを混合させたものであり、かかるブラックシリカは遠赤外線を発する作用およびマイナスイオンを発する作用があって、この数十年の間急速に普及したテレビやコンピュータ、電子レンジなどの各種電気,電子機器から放出される電磁波の身体の与える悪影響を、かかるマイナスイオンで激減させ得たことである。
即ちイオンは、電気を帯びている小さな物質でその大きさは1/1000mmと言われ、肉眼ではもちろん、一般の顕微鏡でさえ見ることの出来ない微粒子であり、このごくごく小さな物質には、プラスの電気を帯びたもの(プラスイオン)とマイナスの電気を帯びたもの(マイナスイオン)の二種類があり、お互いに結びついてさまざまな物質を作っているのである。
そして人間は、細胞の新陳代謝によって生命を維持しているほかに、呼吸を通して自然界に存在しているイオンを摂取する機能をもっており、摂取されたイオンは細胞へ運ばれ、細胞膜を介してイオン交換が行われるのである。このイオン交換とは、すなわち細胞内の老廃物や炭酸ガスを出して、必要な酸素や栄養素を取り入れるシステムで、そのイオンのバランスによって体のコンディションは大いに左右されるのであが、現代社会は様々な形でプラスイオンの多い環境を作りだしてしまったのである。
具体的には、日々自動車がまき散らす排気ガスがその代表であり、この外この数十年の間急速に普及した携帯電話やテレビやコンピュータ、電子レンジなどの各種電気、電子機器から放出される「電磁波」もプラスイオンの仲間であり、これらの重層的な影響で、マイナスイオンは激減し、プラスイオンばかりが目立って多い大気環境が作り出されたのであり、このようにしてわずかの間に空気中のイオンバランスは崩れてしまったのである。
そんな中で、マイナスイオンの多い空気は、人体の酸化物をアルカリ性に中和して、細胞内に酸素と栄養素を吸収しやすくする。しかも老廃物を排出しやすくして細胞を活性化するのである。つまり、人体の生理作用を快調にするとともに、人間が本来持っている自然治癒力を高める働きがあるのである。
具体的に上記の天然黒鉛珪石(ブラックシリカ)は、少しの振動をあたえることにより、その周囲にマイナスイオを放射するという事実があり、このマイナスイオンの環境への主な作用は、科学的,電気的,放射性物質などが原因の空気汚染を浄化、新建材などから室内に気化して出てくる有害物質(ホルムアルデヒド)などを浄化、タバコの煙や不快なにおいを分解,消臭、殺菌作用(ダニの死骸・糞)による空気汚染の防止、カビの発生防止や臭いの除去、小害虫(蝦・シロアリ)の侵入防止、鉢植え植物の成長を促進が挙げられる。
さらにマイナスイオンは人体組織を活性化して生体作用に抜群の効果として、体内細胞の酸性物質(毒素)を排泄し、アルカリ性に変えて血液の循環を高めたり、細胞の活性化作用、血液の浄化作用、アレルギー体質の改善作用、鎮痛作用がある。
即ち、マイナスイオンの人体への作用効果は、血管が拡張され、血圧は正常になり、血液はアルカリ性傾向となり骨は丈夫になるのなどが知られているのである。
また利尿作用が促進され、呼吸は静減し楽になり、脈拍を減少させ、疲労の回復を促進させる、自律神経機能を鎮静化する、発育を促進し良好なものとするなど現代生活を送るに当たって良いことずくめなのである。
また利尿作用が促進され、呼吸は静減し楽になり、脈拍を減少させ、疲労の回復を促進させる、自律神経機能を鎮静化する、発育を促進し良好なものとするなど現代生活を送るに当たって良いことずくめなのである。
よりよく理解するために「安眠」を例にとったマイナスイオン効果について述べてみると、かかるマイナスイオンを身体に受入れる(マイナスイオンの雰囲気にいること)ことにより、酸化した体内が還元され、気分が穏やかになる。また沈静効果で、興奮した神経も休まり、グッスリ眠れるのである。そして当然のことながら安眠は、ストレスの解消にもつながり副交感神経活性の働きを助けるのである。
これによって、上記のように例えば当該合成樹脂薄膜フィルムを張設した携帯電話の使用者は、かかるマイナスイオンによって精神を安定し気持ちが落ちつき、幸せ感を増幅させるベーター・エンドルフィンを活性化させ、そして脳内ベーター エンドルフィンは、精神安定に作用し免疫力を高めることがたのである。
また本発明の他の効果は、上記樹脂薄膜フィルム本体に無機質反応型の無機質素材が混合させたことによっても、急速発展する情報化社会において、必須とされる電磁波障害対策に多大な功績を上げ、地域社会に貢献できたのである。
そして、本発明は電磁波障害対策を必要とする所用スペースの全面、たとえば曲面、凹凸、円形あるいは形状を問わず、さまざまな物体に、容易に継目のないシールド効果を同一機能状態に保つことができのである。
より本発明を理解するために、図1に示した携帯電話器(A)のボタン操作部(B)に、本発明の合成樹脂薄膜フィルム(3)を張設した状態を先ず説明する。
而してこの発明に使用された合成樹脂薄膜フィルム(3)は、各種樹脂に黒鉛珪石(ブラックシリカ)を混合させたもので、これは日本国北海道の上の山町で天然に産し、その組成は、C :5%,シリカ(SiO2) :80%,Al:5%,Fe:2%,Ca, Mg 他:2%である。また、物理・化学特性として、無機質,弱酸性(Ph5.5 〜7.5), 不燃性, 耐水性,耐磨耗性 (硬度7.0 〜7.5),赤外線の高吸収性, 脆弱性, 導電性を有している。
この黒鉛珪石を合成樹脂に配合する手段は、不飽和ポリエテテル樹脂(積層用樹脂)に黒鉛珪石の粉末を混練し均一に分散させたものである。
念の為その成形方法の一例を説明すると、離型剤を塗布したガラス板を型として、その表面に不飽和ボリエステル樹脂系のゲルコートを吹き付けて硬化させる。ゲルコートの硬化後、上記黒鉛粉末樹脂混練の積層用樹脂を使用してチョップドストランドマット♯450 を4プライ積層し、60°C,2時間で加熱硬化させる。そして、室温冷却後に脱型する。
上記配合・成形方法において、不飽和ポリエステル樹脂と黒鉛珪石の粉末の重量比を99:1,95:5,90:10,67:33の各配合で混練成形した樹脂板(たて5cm×横5cm×厚さ0.5cm)について、徳島県立工業技術センターにおいて測定装置(日本電子 (株) FT−IR6500)によって39.9°C で遠赤外線放射率を測定した結果は図1〜図4に示すとおりである。これにより、黒鉛珪石を樹脂化して成形した板が常温において、遠赤外線を放射することを確認した。
この結果係る樹脂は、常温で遠赤外線放射機能を有する黒鉛珪石を配合したため、黒鉛珪石の遠赤外線放射機能やマイナスイオン発生機能によって樹脂全体から常温で遠赤外線やマイナスイオンが放射されるものである。
ついで、この樹脂を衆知の手段により合成樹脂薄膜フィルムに加工し、後述する手段によって電子機器等に張設すれば、常温における一般的な使用態様で簡易に遠赤外線やマイナスイオンノ効能を享受すること駕出来たのである。
しかもこの遠赤外線は、遠赤外線の中でも常温で、生体細胞を活発にする4ミクロン〜14ミクの波長が強くこの波長の遠赤外線は、育成光線と言われ、生物の細胞分子に共鳴作用し血液や細胞そのものを活性化させます。これにより98%放射し、全身の新陳代謝が促進され、強力な除菌効果と非イオン化をして人体に所謂[癒し]効果を与えその演奏を優れたものとすることに著大な効果がある一方、消臭効果,防菌錆化に加え皮膚外用剤で、美肌を促進させ抗老効果をもたらすのである。
また本発明にあって上記の合成樹脂薄膜フィルム(3)は、各種樹脂にシリカSiO2に水とアルカリ分を加えた無機質反応型の無機質素材に対し、5%〜70%好ましくは30%のニッケル・銅・銀・アルミおよび鉄等の金属材料を粉末状またはフレーク状あるいはメッシュ状にして複合、好ましくはニッケルの粉末状を複合して混合し、上記同様衆知の手段で薄膜フィルム(3)状にしたものを用いてもよい。
なお、一般的な携帯電話のボタン枠にかかる薄膜フィルム(3)を50〜100μm好ましくは50μm以上とし、張設後電磁波測定器での測定した結果、30MHzから1GHzに至る周波数範囲において、平均55dB乃至平均60dBのシールド効果を得ることができたのである。
次に本発明の薄膜フィルム(3)を、電子機器などに張設する実施例を述べる。
図は電子機器の表面のような多数の凸凹がある部材を、ポリウレタンフィルムなどで被覆する場合で、(21)は金型の一方「コア」側であり、(22)は他方「キャビ」側である。(3)は上記ポリウレタンなどの薄膜フィルムで、防錆や防塵や防温や除菌などその成型品の用途に応じた材料が混合され数ミクロン程度の薄膜フィルム状となっている場合が多い。
また(24)は、コア(21)側の中心部にある吸引孔であって、その一済はキャビ(22)側に開口され他済は図示しない吸引装置と連なっている。
また(25)はキャビ側の中心部にある射出ノズルであり、その一済はコア(21)側開口され他済は図示しない射出成型式に連なっている。
而して本発明の一実施例を説明するに当り、先ず本発明の一実施例で概略の作用を述べておくと、先ず図2のようにコア(21)とキャビ(22)は開かれており、夫々の間には以下詳述する薄膜フィルム(3)が、コア(21)とキャビ(22)の表面を覆うように吊下されている。
ここで、薄膜フィルム(3)を挟んでコア(21)とキャビ(22)を対向面方向に移動させ金型を閉じ、ついでキャビ(22)側の中心部にある射出ノズル(25)から、図3のように樹脂(湯)を金型内に噴射させ、携帯電話のような部材を成型すると同時にその表面に薄膜フィルム(3)を張設する。
而して図4のように、金型(2)のコアとキャビを離間させれば、薄膜フィルム(3)が張設された電子部材を得ることが出来たのである。
本発明を実施するための一実施例の装置は、図7以下で示した。而して図で(1)は装置本体で、その上方に上記薄膜フィルム(3)の繰出しロール(4)、下方に巻取りロール(5)が配置されている。
この装置本体(1)の略中央部は、上記一対の金型(2)(2)の一方コア側の金型(21)が垂直に設置されたが、この実施例では上下2個、即ち2個取りの装置本体が示されている。
なお上記金型(2)(2)のそれぞれが相対する他方、即ち、キャビ側の金型(22)は図1では(21)は図2に示すように、真空ポンプ(7)と接続され、金型(2)(2)内の空気が吸引されるようになっている。
さらに詳細な図示はしていないが、上記金型(2)(2)の側方あるいはその周囲方向に上記薄膜フィルム(3)を押さえ、その張力を保たせるなどの目的をもったストッパー機構(6)であり、該ストッパー機構(6)は図示しない油圧機構などで作動するようになっている。
而して図5のように上記極薄い薄膜フィルム(3)は繰出しロール(4)より繰出され、コア側の金型(21)の表面とストッパー機構(6)の間を通り、巻取りロール(5)によって巻取られるようになっている。ここで図示しない油圧機構が作動し、図6のようにこれと連動するストッパー機構(6)が作動して、コア側の金型(21)の表面に薄膜フィルム(3)を押し付け、平たく言えば薄膜フィルム(3)をピーンと張りつめた状態とする。
続いてキャビ側の金型(22)を、コア側の金型(21)方向に摺動させ、それぞれを添わせると、図7のように上記商品が造られる空隙(14)が形成される。
次いでこの状態で真空バルブ(7)を開き、コア側の金型(21)の表面から上記空隙(14)内の空気を吸引すると、薄膜フィルム(3)はコア側の金型(21)の表面にその形状に添って密着される。
然るのち、図8のように上記一対の金型が作る空隙(14)内に合成樹脂(所謂湯と呼ばれる状態の樹脂)(9)を封入し、金型(2)(2)を冷却して固化するのを待って、キャビ側の金型(22)を離し、適宜の突き出し棒(15)で商品(10)を突き出せば、図11に示すような薄膜フィルム(3)が張設された展示ケースが得られるのである。
なおこの場合、上記のように商品(10)には図11で示すように、窪み部(13)があり、この形状に添って薄膜フィルム(3)が溶着されるようになっているから、比較的この溶着の表面積が広く、それだけ薄膜フィルム(3)の張設が確実であるが、これと同時に、上記窪み部(13)の外側即ち商品(10)の外周は、ローレット仕上げ(16)とすることで、商品(10)と薄膜フィルム(3)の固着がより確実であるのみならず、かかる部分をローレット仕上げ(16)とすることで、カッター手段(8)としての、秀れた機能を持ち、薄膜フィルム(3)の商品(10)と不必要部分の別離が、両金型(2)(2)を合わせる作業時に簡単、確実に行われるようになったのである。
よってこの実施例では、金型(2)(2)の縦軸線の上方には合成樹脂薄膜フィルム(3)の繰出しロール(4)を下方には巻取りロール(5)を配置し、繰り出しロール(4)より繰出された上記合成樹脂薄膜フィルム(3)を、金型(2)(2)間に介在させる工程を有することにより、簡単な電気的手段とタイマー機構を付加することによって、自動的にかつ確実に薄膜フィルム(3)の繰出し張出しが出来るようになったのである。
A 携帯電話器
B ボタン操作部
1 装置本体
2 金型
3 合成樹脂薄膜フィルム
4 繰出しロール
5 巻取りロール
6 ストッパー機構
7 真空バルブ
8 カッター手段
9 合成樹脂(所謂湯と呼ばれる状態の樹脂)
10 商品
13 窪み部
14 空隙
15 突き出し棒
16 ローレット仕上げ
21 コア
22 キャビ
24 吸引孔
25 射出ノズル
B ボタン操作部
1 装置本体
2 金型
3 合成樹脂薄膜フィルム
4 繰出しロール
5 巻取りロール
6 ストッパー機構
7 真空バルブ
8 カッター手段
9 合成樹脂(所謂湯と呼ばれる状態の樹脂)
10 商品
13 窪み部
14 空隙
15 突き出し棒
16 ローレット仕上げ
21 コア
22 キャビ
24 吸引孔
25 射出ノズル
Claims (7)
- 樹脂成型装置おける一対の金型のコアおよびキャビ間に、所定方向に引っ張られ適当なテンションが与えられた合成樹脂薄膜フィルム本体を介在させかつ、コア側を移動させて両金型を閉じ、該金型金型内に樹脂材料を射出し所望の樹脂製品を成型すると同時に、その製品表面を上記合成樹脂薄膜フィルム本体に当接させて製品表面を被覆させると共に、上記樹脂商品の裏面側から金型内の空気を吸引し、合成樹脂薄膜フィルム本体を樹脂商品に止着させることが特徴の特殊な形状の成型品の表面に樹脂薄膜フィルムを張設する手段。
- 上記樹脂薄膜フィルムは、遠赤外線およびマイナスイオンを発する黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子を配合した薄膜フィルムであることが特徴の特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
- 上記請求項2の黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子は、炭素4〜6%,マグネシウム0.35〜0.55%,シリカ70〜90%,チタン1.0〜2.0%,二酸化鉄0.4〜0.6%,ナトリウム 0.06〜0.1,アルミニウム5〜8%,カリウム 0.8〜2.0%,カルシウム 0.01〜0.03,水分 0.25〜0.4の成分からなることを特徴とした特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
- 上記請求項2の黒鉛珪石(ブラックシリカ)の微粒子は、常温にて遠赤外線の放射率が90〜99%で、生育光線,健康光線といわれる2ミクロン〜18ミクロンの波長帯で放射されることが特徴の特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
- 上記請求項1の樹脂薄膜フィルム本体は、ニッケル・銅・銀・アルミおよび鉄等の金属材料を、粉末状またはフレーク状あるいはメッシュ状となすシリカSiO に水と、アルカリ分を加えた無機質反応型の無機質素材が混合されていることが特徴の特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
- 上記請求項5の無機質素材が粉末状の場合は、その層の厚みを50μm以上好ましくは50〜100μmとし、また上記のフレーク状にする場合も50μm以上この好ましくは50〜100μmの長短形状 and/or 任意の長短形状としたことが特徴の特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
- 上記請求項5の無機質素材がメッシュ状として複合する場合はその線径を50μm以上としたメッシュ好ましくは50〜100μmとしたメッシュ構成とし、対象とする電磁波の波長に対してλまたはλ/2あるいはλ/4を基本とした、所望若しくは任意の間隔(λ/nとしたメッシュ構成)により構成することが特徴の特殊な形状の成型品の表面に張設する樹脂薄膜フィルム。
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JP2011058697A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Suminoe Textile Co Ltd | 遠赤外線を放射する電気カーペット |
JP2013539429A (ja) * | 2010-09-27 | 2013-10-24 | エルジー・ハウシス・リミテッド | 3次元パターン形成用成形モールド及びそれを用いた家電製品外装材の製造方法 |
CN110181758A (zh) * | 2019-06-20 | 2019-08-30 | 东莞市艾丰无限光学科技有限公司 | 3d钢化膜及其制备工艺 |
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2005
- 2005-04-20 JP JP2005121765A patent/JP2006297729A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011058697A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Suminoe Textile Co Ltd | 遠赤外線を放射する電気カーペット |
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