JP2006296508A - ゴルフ練習用マット及びこれを用いたゴルフ練習用マット・クラブセット - Google Patents
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Abstract
【課題】クラブヘッドのスイートスポットが所定の軌跡(目標直線)描くようにスイングの練習するのに適したゴルフ練習用マット、及び、この練習用マットを用いて練習するのに適したゴルフ練習用マット・クラブセットを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係るゴルフ練習用マットは、基体上に貼りつけられた芝の表面から直線帯状で断面がコ字型の溝を形成し、溝の底部に帯状の電界発光素子を貼り付け、基材に取付けた電源で電界発光素子を発光させ目標直線を表示する。本発明に係るゴルフ練習用マット・クラブセットは、上記のゴルフ練習用マットと、ゴルフクラブの上面で、フェイスのスイートスポットを通る目標直線上に蓄光材を着脱自在に装着したクラブと、からなり、いずれも発光する目標直線と蓄光材の軌跡を同時に視認しなながら練習することができる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るゴルフ練習用マットは、基体上に貼りつけられた芝の表面から直線帯状で断面がコ字型の溝を形成し、溝の底部に帯状の電界発光素子を貼り付け、基材に取付けた電源で電界発光素子を発光させ目標直線を表示する。本発明に係るゴルフ練習用マット・クラブセットは、上記のゴルフ練習用マットと、ゴルフクラブの上面で、フェイスのスイートスポットを通る目標直線上に蓄光材を着脱自在に装着したクラブと、からなり、いずれも発光する目標直線と蓄光材の軌跡を同時に視認しなながら練習することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ゴルフ練習用マット及び、このゴルフ練習用マットを用いて練習するためのクラブをセットにしたゴルフ練習用マット・クラブセットに関し、さらに詳細には、クラブヘッドのスイートスポットの通過すべき直線帯状の軌跡を発光表示したマット、及び、クラブヘッドに装着した蓄光材の発光により示される実際のクラブヘッドの軌跡を、マットに発光表示された通過すべ軌跡と比較しながらスイングの練習ができる夜間練習に適したゴルフ練習用マット・クラブセットに関する。
ゴルフの上達にはクラブヘッドのスイートスポットが意図した状態でボールに当るようにクラブをスイングする練習を積まなければならない。特に、ボールを正確に目標に飛ばすには、クラブヘッドがボールに当る前後で、スイートスポットの軌跡が目標に向う直線に沿うようにスイングすることがスイングの基本である。
このようにクラブヘッド或いはスイートスポットの軌跡を確認しながら、正しい軌跡を描くようにクラブのスイングフォームを矯正する練習を効率的に行うために、様々な練習用具が提案されている。
このようにクラブヘッド或いはスイートスポットの軌跡を確認しながら、正しい軌跡を描くようにクラブのスイングフォームを矯正する練習を効率的に行うために、様々な練習用具が提案されている。
練習用マットにクラブヘッドの軌跡が残るものとしては、例えば、特許文献1に練習用マットにマトリクス状に発光ダイオードと圧電素子を配列し、練習用マット上に置いたボールをクラブヘッドでショットすると、クラブヘッドの圧力を検出した圧電素子に対応する発光ダイオードが発光してクラブヘッドの軌跡が練習用マット上に表示される技術が開示されている。この練習用マットは確実にクラブヘッドの軌跡が表示できる反面、多くの電子部品が必要であるため高価であり、また、例えばティーアップしてボールをショットする場合のように、クラブヘッドが練習用マットに接触しない場合には軌跡は表示されないという問題がある。更に、ボールを使用することが前提となっているので、一般家庭の狭いスペースでの練習には適さない。
また、特許文献2には練習用マットが温度が上がると変色する液晶組成物を含んだ繊維で構成され、アイアンクラブでスイングした場合に、練習用マットのクラブと接触した部分が摩擦熱で変色してクラブの軌跡が表示される技術が開示されている。この技術は、特許文献1に開示された技術に比べて簡単な構成で目的を達成できるが、ウッドクラブの練習には適用できないことは言うまでもない。
クラブヘッドの通過すべき軌跡を練習用マットに示すものとしては、例えば、特許文献3に、クラブヘッドの通過すべき軌跡を示す棒状のガイドを練習用マットの取付けた技術が開示されている。しかし、棒状のガイドが取付けてあるためマットの折りたたみが出来ず、一般家庭の庭や近隣の広場等で練習するために、持ち運んだり、物置に保管するには適さない。
クラブヘッドの軌跡を目視し易くするためにクラブヘッドに目印を付けるものとしては、例えば、特許文献4にクラブヘッドの上面に発光ダイオードを取付けた練習用クラブが開示されている。
また、特許文献5には、クラブヘッドのフェイス面を蛍光材で構成し、クラブの振り方によって蛍光材の見える角度が変わり、蛍光材の目視形状が異なるようにし、好ましい振り方(スイング)の目視形状になるようにスイングを矯正する練習用クラブが開示されている。
しかし、特許文献4及び5の考案は、いずれも練習専用の特殊クラブであり、プレー用のクラブの他に購入さなければならないという経済的負担が使用者に要求される。また、ゴルフは非常にメンタルな競技であり、特にクラブの僅かな違いが成績に影響するので、練習もプレーに使用するのと同じクラブであるのが好ましいが、このような観点からもこれらの練習用クラブは問題がある。
実開平6−57373号公報
特開平11−4927号公報
特開平9−285583号公報
実開昭63−189280号公報
登録実用新案公報第3062833号
また、特許文献5には、クラブヘッドのフェイス面を蛍光材で構成し、クラブの振り方によって蛍光材の見える角度が変わり、蛍光材の目視形状が異なるようにし、好ましい振り方(スイング)の目視形状になるようにスイングを矯正する練習用クラブが開示されている。
しかし、特許文献4及び5の考案は、いずれも練習専用の特殊クラブであり、プレー用のクラブの他に購入さなければならないという経済的負担が使用者に要求される。また、ゴルフは非常にメンタルな競技であり、特にクラブの僅かな違いが成績に影響するので、練習もプレーに使用するのと同じクラブであるのが好ましいが、このような観点からもこれらの練習用クラブは問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、クラブヘッドのスイートスポットが通過すべき軌跡(以下、目標軌跡という)を表示した練習用マット、及び、この練習用マットと、マットに表示された目標軌跡と実際のクラブヘッドの軌跡を比較しながら目視できるようにしたゴルフクラブ(以下、クラブと略す)のセットで、特にクラブは通常のプレー用のクラブを用いることができ、また、暗所の夜間練習に適したゴルフ練習用マット・クラブセットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るゴルフ練習用マットは、基体と、前基体上に貼りつけられた芝とからなるゴルフクラブのスイングの練習用マットであって、
練習用マット表面に直線帯状で断面がコ字型の溝を形成し、溝を帯状に発光させる発光体を備えたことを特徴とする。
また、発光体は溝の底部に貼り付けた帯状の電界発光素子であり、基体に取付けた電源で電界発光素子を発光させることを特徴とする。
また、溝は芝を貫通して基体にも形成されていることを特徴とする。
また、断面がコ字型の溝の底部に、断面の水平方向に広がる嵌合溝を更に設け、該嵌合溝に電界発光素子を着脱自在に装着することを特徴とする。
また、直線帯状の溝の一部に電界発光素子を削除した部分を設け、電界発光素子削除部にティーを形成することを特徴とする。
練習用マット表面に直線帯状で断面がコ字型の溝を形成し、溝を帯状に発光させる発光体を備えたことを特徴とする。
また、発光体は溝の底部に貼り付けた帯状の電界発光素子であり、基体に取付けた電源で電界発光素子を発光させることを特徴とする。
また、溝は芝を貫通して基体にも形成されていることを特徴とする。
また、断面がコ字型の溝の底部に、断面の水平方向に広がる嵌合溝を更に設け、該嵌合溝に電界発光素子を着脱自在に装着することを特徴とする。
また、直線帯状の溝の一部に電界発光素子を削除した部分を設け、電界発光素子削除部にティーを形成することを特徴とする。
本発明に係るゴルフ練習用マット・クラブセットは、ゴルフ練習用マットを用いてスイングの練習をするゴルフ練習用マット・クラブセットであって、上記のゴルフ練習用マットと、ゴルフクラブの上面で、フェイスのスイートスポットを通る目標直線上に蓄光材を着脱自在に装着したクラブと、からなることを特徴とする。
本発明に係る練習用マットによれば、マット上にクラブフェイスのスイートスポットの通過すべき目標直線を帯状に発光表示することにより、一般住宅の庭等で夜間に練習する場合でも、目標直線を明確に目視してスイングの練習ができる。また、目標直線を帯状に発光表示する方法として電界発光素子を用いると電界発光素子は柔軟性があるため、不使用時には練習用マットを丸めて物置等に収納することができる。
また、本発明に係るゴルフ練習用マット・クラブセットを用いると、スイング時にボールをヒットする前後でクラブヘッドを注視していれば、クラブヘッドに取付けた蓄光材の発光が目の残像でクラブヘッドの軌跡を描く線とし瞬間的に視認でき、しかも、マット上に発光表示された目標直線と同時に見ることができるので、クラブヘッドの通過すべき軌跡と実際のクラブヘッドの軌跡を比較して、これによりスイングのフォームを矯正することができる。また、クラブは通常のプレー用のクラブに蓄光材のシートを着脱自在に貼り付けた構成とすることにより、特殊な練習用クラブを用いる必要がない。
また、本発明に係るゴルフ練習用マット・クラブセットを用いると、スイング時にボールをヒットする前後でクラブヘッドを注視していれば、クラブヘッドに取付けた蓄光材の発光が目の残像でクラブヘッドの軌跡を描く線とし瞬間的に視認でき、しかも、マット上に発光表示された目標直線と同時に見ることができるので、クラブヘッドの通過すべき軌跡と実際のクラブヘッドの軌跡を比較して、これによりスイングのフォームを矯正することができる。また、クラブは通常のプレー用のクラブに蓄光材のシートを着脱自在に貼り付けた構成とすることにより、特殊な練習用クラブを用いる必要がない。
以下、図面を用いて本発明を実施する為の最良の形態を述べる。
図1、2は、本発明の概略を示す説明図で、図1は本発明の練習用マット・クラブセットで行う練習の目的を示す説明図、図2は練習者が実際に本発明の練習用マット・クラブセットを用いて練習する方法を示す説明図である。
図1に示すように、ボール1を直線2の方向に打つ場合、クラブ3のクラブヘッド(クラブ先端のボールを打つ部材)4のクラブフェイス(ボールを打つ面)5のスイートスポット(ボールを打つのに尤も適した部分)6の描く軌跡7は、ボール1とスイートスポット6が当る前後は直線2と一致するようにクラブ3をスイングする。
直線2に正しく沿ってボールを飛ばすためには、直線2とスイートスポット6の軌跡7が長い距離(距離B)で一致することが必要で、このような目的でスイングの練習を行う場合は、直線2とスイートスポット6の軌跡7を確認しながらフォームを矯正する。なお、図1にはボール1が図示してあるが、本発明の練習用マット、或いは練習用マット・クラブセットを用いて練習する場合、必ずしもボールを使う必要はなく、素振りの練習が可能である。
図1に示すように、ボール1を直線2の方向に打つ場合、クラブ3のクラブヘッド(クラブ先端のボールを打つ部材)4のクラブフェイス(ボールを打つ面)5のスイートスポット(ボールを打つのに尤も適した部分)6の描く軌跡7は、ボール1とスイートスポット6が当る前後は直線2と一致するようにクラブ3をスイングする。
直線2に正しく沿ってボールを飛ばすためには、直線2とスイートスポット6の軌跡7が長い距離(距離B)で一致することが必要で、このような目的でスイングの練習を行う場合は、直線2とスイートスポット6の軌跡7を確認しながらフォームを矯正する。なお、図1にはボール1が図示してあるが、本発明の練習用マット、或いは練習用マット・クラブセットを用いて練習する場合、必ずしもボールを使う必要はなく、素振りの練習が可能である。
図1、2に示すように、練習用マット8にはボールの飛ぶべき方向(矢印2)を想定して、スイートスポット6の描くべき直線、即ち直線2(目標直線)を表す溝9が形成される。本実施例では溝(目標直線)を発光表示する手段として溝9の底部には帯状の電界発光素子(図示せず)が埋め込まれている。クラブ3のクラブヘッド4の上面には蓄光材10が装着され、スイングの練習者11がクラブ3をスイングすると、スイートスポット6の軌跡7が蓄光材10の発光の目の残像として、マットに発光表示された目標直線と同時に視認できる。
以下、具体的に本発明の構成を説明する。
図3は本発明の練習用マットで、図3(a)は練習用マットの平面図、図3(b)は図3(a)のA−A断面図、図3(c)は斜視図である。
練習用マット8は、合成ゴム材等の柔軟性のある基体12上面に、ポリエステル、ポリアミド等の芝(人工芝)13が接着材で貼り付けられている。基体12の下面(練習用マットの裏面)は練習用マットの沈み込みとずれを防止する突起が分布した形状にするか、又は、突起状の滑り止めを貼り付けてあることが好ましい。
練習用マット8の寸法は、長さ(寸法C)は50cm、幅(寸法D)は25cmであるが、この寸法に限定するものではない。
図3は本発明の練習用マットで、図3(a)は練習用マットの平面図、図3(b)は図3(a)のA−A断面図、図3(c)は斜視図である。
練習用マット8は、合成ゴム材等の柔軟性のある基体12上面に、ポリエステル、ポリアミド等の芝(人工芝)13が接着材で貼り付けられている。基体12の下面(練習用マットの裏面)は練習用マットの沈み込みとずれを防止する突起が分布した形状にするか、又は、突起状の滑り止めを貼り付けてあることが好ましい。
練習用マット8の寸法は、長さ(寸法C)は50cm、幅(寸法D)は25cmであるが、この寸法に限定するものではない。
練習用マット8の幅方向の略中央部には、長手方向に練習用マット8を縦断する溝9が形成される。
溝9の断面形状は、開放部が上を向いたコ字型で、溝9の底部には帯状の電界発光素子(有機EL素子:有機Elentro Luminescence素子、又は、無機EL:無機Elentro Luminescence素子)14が貼り付けてられる。勿論、溝を発光表示する方法は、ELの他、発光ダイオードを用いる方法、蓄光材又は蛍光材を用いる方法等、様々な方法が可能である。
本実施例では、図3(a)に示すように溝9の一箇所にティー15を設けられる。本実施例ではティー15の位置(距離E)は溝9の一端から4cmである。そして、ティー15から溝9の一端までは電界発光素子14を貼り付けない部分(電界発光素子削除部)となっており、ティー15から溝9の他端まで電界発光素子14が貼り付けられている。また、溝9のティー15の両側に電界発光素子14を設けことも可能である。
また、ティー17を設けない構成も可能である。
溝9の断面形状は、開放部が上を向いたコ字型で、溝9の底部には帯状の電界発光素子(有機EL素子:有機Elentro Luminescence素子、又は、無機EL:無機Elentro Luminescence素子)14が貼り付けてられる。勿論、溝を発光表示する方法は、ELの他、発光ダイオードを用いる方法、蓄光材又は蛍光材を用いる方法等、様々な方法が可能である。
本実施例では、図3(a)に示すように溝9の一箇所にティー15を設けられる。本実施例ではティー15の位置(距離E)は溝9の一端から4cmである。そして、ティー15から溝9の一端までは電界発光素子14を貼り付けない部分(電界発光素子削除部)となっており、ティー15から溝9の他端まで電界発光素子14が貼り付けられている。また、溝9のティー15の両側に電界発光素子14を設けことも可能である。
また、ティー17を設けない構成も可能である。
この電界発光素子を発光させるための電源ボックス16が、練習用マット8にビス17で取付けられる。電源ボックス16内には例えば乾電池4個とブースターが備えられ、乾電池を直列に接続し、ブースターで昇圧された電圧が、電源コード(図示せず)で電界発光素子14に印加される。
電界発光素子14の電源としては、電界発光素子の種類、特性に応じて適宜選択される。
電界発光素子14の電源としては、電界発光素子の種類、特性に応じて適宜選択される。
図4は図3(b)の円18の部分(溝部分)の拡大図である。
溝9の深さIと幅Fに関して、溝9の底面に貼り付けた電界発光素子14がクラブが当った衝撃で損傷しないようにするためには、幅Fは狭く、深さIは深い方が好ましい。一方、練習者が斜め方向(水平面に対して角度α)から溝9の底の電界発光素子14を幅広く見るためには、幅Fは広く、深さIは浅い方が好ましい。
ゴルフの練習に用いるマットの芝の厚さGは通常2〜4mmであるが、芝の厚さGを4mmとしても、溝9を芝13部分のみの深さに形成したのでは、溝底の電界発光素子はクラブの衝撃に絶えられない場合がある。従って、本実施例では、溝9を基体12に及ぶ深さに形成している。本実施例では、基体12は柔軟性のある合成ゴムで形成している。合成ゴムは弾性率の大きい物質であるが、例えば人工芝の厚さGが2mm以上あれば、クラブの衝撃で基体12が1mm以上凹むことはない。電界発光素子14の厚さは0.8mm程度であり接着材の厚さを加えても1mm程度であるから、基体12部分の溝深さは2mm以上あればよい。基体12の厚さJは溝9の部分で3mm程度の厚さが確保できるように5〜7mmとする。
以上の理由により、人工芝13の厚さGを2〜4mmとして、基体12部分の溝深さHは2〜4mmとし、溝全体の深さIは4〜8mmとする。
クラブが人工芝13に当った場合に、その衝撃の反動が練習者の手に伝わり、その微妙な感触が実際のゴルフコースに近いことが重要であるので、そのような観点から人工芝13の厚さGは決定される。ポリエステル製を用いた場合、Gは2.6〜3.4mmとするのが好ましい。また、基体部分の溝深さHは耐衝撃性に余裕を持たせるために2.6〜3.4mmとするのが好ましい。
溝9の深さIと幅Fに関して、溝9の底面に貼り付けた電界発光素子14がクラブが当った衝撃で損傷しないようにするためには、幅Fは狭く、深さIは深い方が好ましい。一方、練習者が斜め方向(水平面に対して角度α)から溝9の底の電界発光素子14を幅広く見るためには、幅Fは広く、深さIは浅い方が好ましい。
ゴルフの練習に用いるマットの芝の厚さGは通常2〜4mmであるが、芝の厚さGを4mmとしても、溝9を芝13部分のみの深さに形成したのでは、溝底の電界発光素子はクラブの衝撃に絶えられない場合がある。従って、本実施例では、溝9を基体12に及ぶ深さに形成している。本実施例では、基体12は柔軟性のある合成ゴムで形成している。合成ゴムは弾性率の大きい物質であるが、例えば人工芝の厚さGが2mm以上あれば、クラブの衝撃で基体12が1mm以上凹むことはない。電界発光素子14の厚さは0.8mm程度であり接着材の厚さを加えても1mm程度であるから、基体12部分の溝深さは2mm以上あればよい。基体12の厚さJは溝9の部分で3mm程度の厚さが確保できるように5〜7mmとする。
以上の理由により、人工芝13の厚さGを2〜4mmとして、基体12部分の溝深さHは2〜4mmとし、溝全体の深さIは4〜8mmとする。
クラブが人工芝13に当った場合に、その衝撃の反動が練習者の手に伝わり、その微妙な感触が実際のゴルフコースに近いことが重要であるので、そのような観点から人工芝13の厚さGは決定される。ポリエステル製を用いた場合、Gは2.6〜3.4mmとするのが好ましい。また、基体部分の溝深さHは耐衝撃性に余裕を持たせるために2.6〜3.4mmとするのが好ましい。
溝9の幅Fは、練習者がα=60°の角度から見て6〜10mmの幅の電界発光素子の帯が見えるように設定するのが視覚的感覚上好ましい。このような理由から、上記溝深さに対応する溝幅Fは7.5〜15mmで、好ましくは9〜13mmある。
なお、人工芝13の厚さGは人工芝13の材質によって決まるので、人工芝13が厚い場合には、必ずしも、溝9が基体に及ぶ深さまで形成する必要がない場合もあるし、また、溝9の周囲に別途保護部材を設けるなどして溝深さIを浅くするなど、様々な変形例が可能であることはいうまでもない。
なお、人工芝13の厚さGは人工芝13の材質によって決まるので、人工芝13が厚い場合には、必ずしも、溝9が基体に及ぶ深さまで形成する必要がない場合もあるし、また、溝9の周囲に別途保護部材を設けるなどして溝深さIを浅くするなど、様々な変形例が可能であることはいうまでもない。
図5は、図4の別の実施例を示す断面図である。
図5に示すように、この実施例では溝3の底部に水平方向に両側に広がる嵌合溝19が設けられ、電界発光素子14はこの嵌合溝19に着脱自在に挿入される。
図5に示すように、この実施例では溝3の底部に水平方向に両側に広がる嵌合溝19が設けられ、電界発光素子14はこの嵌合溝19に着脱自在に挿入される。
電界発光素子14は例えばアルミキノリノール錯体等の有機材料をベースとした有機EL素子、或いはZnS等の無機材料をベースにした無機ELである。有機EL素子、無機EL素子ともに微量添加物によって様々な色の発光をするものがあり、特に限定するものではないが、目視して眩しくなく、精神的にも落ち着く色としては緑色、青色系統が好ましい。
本実施例では無機EL素子(例えばATN製、商品名紙ランプ)を使用する。
本実施例では無機EL素子(例えばATN製、商品名紙ランプ)を使用する。
図6は本発明のゴルフ練習用マット・クラブセットに用いるクラブのヘッド部分を示す図で、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)の右から見た側面図である。
図6に示すようにクラブヘッド4の上面で、クラブフェイス5のスイートスポット6を通る目標直線2上に蓄光材10が装着される。
蓄光材10はシート形状で、これを両面接着テープで、着脱自在にクラグヘッド5に装着するのが好ましい。このような装着方法により、ゴルフコースでプレーに用いるクラブをゴルフ練習用マット・クラブセット用のクラブにすることができ、また、逆にゴルフ練習用マット・クラブセットで用いたクラブをプレー用クラブに戻すことができる。
図6に示すようにクラブヘッド4の上面で、クラブフェイス5のスイートスポット6を通る目標直線2上に蓄光材10が装着される。
蓄光材10はシート形状で、これを両面接着テープで、着脱自在にクラグヘッド5に装着するのが好ましい。このような装着方法により、ゴルフコースでプレーに用いるクラブをゴルフ練習用マット・クラブセット用のクラブにすることができ、また、逆にゴルフ練習用マット・クラブセットで用いたクラブをプレー用クラブに戻すことができる。
蓄光材10の種類は限定するものではない。本実施例では、例えばSrAl2O4、Sr4Al14O25等を母結晶としEu(ユウロビウム)、Dy(ジスプロシウム)を賦活材として加えたもの(根本特殊化学株式会社製、商品名:N夜光ルミノーバ)で、シート状のものを用いる。
蓄光材10は、前述したように、クラブをスイングした時にその蓄光材16の発光の目の残像によって、恰も、連続的につながった線のように軌跡が瞬間的に見えるようにするための部材であるので、その形状が線の軌跡の幅等の見え方に影響する。また、所定の発光量を確保する必要がある。このような理由から、蓄光材10の幅Kは8〜12mm、長さLは30〜50mmとするのが好ましい。また、直径8〜12mmの円形の蓄光材10を直線状に3〜5個並べてもよい。
本実施例ではクラブはウッドを示したが、アイアンクラブ、パターに蓄光材10を装着して、スイングの練習に用いることも可能である。
蓄光材10は、前述したように、クラブをスイングした時にその蓄光材16の発光の目の残像によって、恰も、連続的につながった線のように軌跡が瞬間的に見えるようにするための部材であるので、その形状が線の軌跡の幅等の見え方に影響する。また、所定の発光量を確保する必要がある。このような理由から、蓄光材10の幅Kは8〜12mm、長さLは30〜50mmとするのが好ましい。また、直径8〜12mmの円形の蓄光材10を直線状に3〜5個並べてもよい。
本実施例ではクラブはウッドを示したが、アイアンクラブ、パターに蓄光材10を装着して、スイングの練習に用いることも可能である。
以上説明した本発明のゴルフ練習用マット及びこれを用いたゴルフ練習用マット・クラブセットの実施例は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変更可能であることは言うまでもない。
1 ボール
2 目標直線
3 クラブ
4 クラブヘッド
5 クラブフェイス
6 スイートスポット
7 スイートスポットの描く軌跡
8 練習用マット
9 溝
10 蓄光材
11 練習者
12 基体
13 芝
14 電界発光素子
15 ティー
16 電源ボックス
19 嵌合溝
2 目標直線
3 クラブ
4 クラブヘッド
5 クラブフェイス
6 スイートスポット
7 スイートスポットの描く軌跡
8 練習用マット
9 溝
10 蓄光材
11 練習者
12 基体
13 芝
14 電界発光素子
15 ティー
16 電源ボックス
19 嵌合溝
Claims (6)
- 基体と、前記基体上に貼りつけられた芝とからなるゴルフクラブのスイングの練習用マットであって、
前記練習用マット表面に直線帯状で断面がコ字型の溝を形成し、前記溝を帯状に発光
させる発光体を備えたことを特徴とするゴルフ練習用マット。 - 前記発光体は前記溝の底部に貼り付けた帯状の電界発光素子であり、前記基体に取付けた電源で前記電界発光素子を発光させることを特徴とする請求項1に記載のゴルフ練習用マット。
- 前記溝は前記芝を貫通して前記基体にも形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフ練習用マット。
- 前記断面がコ字型の溝の底部に、断面の水平方向に広がる嵌合溝を更に設け、該嵌合溝に前記電界発光素子を着脱自在に装着することを特徴とする請求項3に記載のゴルフ練習用マット。
- 前記直線帯状の溝の一部に電界発光素子を削除した部分を設け、前記電界発光素子削除部にティーを形成することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のゴルフ練習用マット。
- 前記ゴルフ練習用マットを用いてスイングの練習をするゴルフ練習用マット・クラブセットであって、
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のゴルフ練習用マットと、
ゴルフクラブの上面で、フェイスのスイートスポットを通る目標直線上に蓄光材を着脱自在に装着したクラブと、
からなることを特徴とする練習用マット・クラブセット。
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JP2005118960A JP2006296508A (ja) | 2005-04-15 | 2005-04-15 | ゴルフ練習用マット及びこれを用いたゴルフ練習用マット・クラブセット |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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