JP2004321767A - ゴルフ練習装置 - Google Patents
ゴルフ練習装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004321767A JP2004321767A JP2003207808A JP2003207808A JP2004321767A JP 2004321767 A JP2004321767 A JP 2004321767A JP 2003207808 A JP2003207808 A JP 2003207808A JP 2003207808 A JP2003207808 A JP 2003207808A JP 2004321767 A JP2004321767 A JP 2004321767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- marker
- support member
- mirror
- golf
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】昼間や暗い所で、スイングに支障なく、頭の動き方とスイング軌道をスイング中に容易に知ることができるゴルフ練習装置を提供する。
【解決手段】ゴルフクラブ70でのアドレスで、ゴルフマット14に設けられたゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカー24bとその上方の空間に浮かせて設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bを目線75で結ぶ。また、正面の任意の高さに設けられている鏡27a面は、目線77aで正対した向きにセットされ、顔の一部が写る。さらに、マットに設けられている照明33aで、蓄光性発光体で形成された、くぼみマーカー24b並びにゴルフボール40b及び頭部ぶれ検出用マーカー23bとクラブヘッドに設けられているマーカー部を一定時間照射して蓄光(充光)状態とすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】ゴルフクラブ70でのアドレスで、ゴルフマット14に設けられたゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカー24bとその上方の空間に浮かせて設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bを目線75で結ぶ。また、正面の任意の高さに設けられている鏡27a面は、目線77aで正対した向きにセットされ、顔の一部が写る。さらに、マットに設けられている照明33aで、蓄光性発光体で形成された、くぼみマーカー24b並びにゴルフボール40b及び頭部ぶれ検出用マーカー23bとクラブヘッドに設けられているマーカー部を一定時間照射して蓄光(充光)状態とすることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフ練習において、プレーヤーの頭の動き具合及びクラブの軌道を知ることができるゴルフ練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に、手軽なゴルフ練習装置として、アーム付きゴルフボールのアームを回転自在にゴルフマットに取り付けたゴルフ練習装置や、ゴルフボールに紐を取り付け、その紐をマットにセットしたゴルフ練習装置が公知である。また、パターにおいては、パターヘッドに円形のゴルフボールマークを設けたゴルフ練習装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のゴルフ練習装置においては、スイング中の頭の動きや、スイング軌道、並びに、スイートスポットで球を捕らえているか、及び、使用クラブに対して常に一定したスタンスがとられているかを知るためには、スイングフォームを映像や写真に撮ったり、又は他の人から見てもらわなければならないという問題があった。また、本出願人が先に出願した特願2003−34535号記載の蓄光性発光体からなるマーカーを設けたゴルフクラブでは、その使用におけるスイング軌道を知るために、前記発光体のマーカー部を照射して蓄光を容易にする照明が必要であった。
【0004】
本発明は、ゴルフ練習において、各クラブに対し常に一定したスタンス取りを行い、そのスタンスや目線方向に対して一定した位置にゴルフボールをセットすることを可能にするゴルフ練習装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、スイングやストローク中に頭が動いた場合、その動いた方向や大きさを容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができるゴルフ練習装置を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、一定の暗さ以上において、その暗さを利用して効果の出る練習を可能にし、特にスイング及びストローク時の軌道をスイング及びストローク中に自身で容易に確認できるようにしたゴルフ練習装置を提供するのを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
前記目的を達成するために、本発明に係るゴルフ練習装置は、以下の構成を有する。
(1)スイングやストローク中の頭の動き具合を知るために、アドレス時の目(頭)の位置と、目線先となるマット上面又はグリーン上面との間の空間の任意の高さ位置に、目線上で支点となる任意の形状の頭部ぶれ検出用マーカーを設けている。このような構成とすることによって、頭部ぶれ検出用マーカーを支点にして、上方の目(頭)の位置と、下方のマット又はグリーン上面の目線先位置の三点の位置関係で、頭の位置が動くと、頭部ぶれ検出用マーカー下方の目線先位置が移動する。従って、図37で示すように目線先の移動方向とは逆方向に頭が動いたことになる。このように、スイングやストローク中に頭が動いた場合、その動いた方向や大きさを容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができる(図1、図2、図37、図43参照)
【0006】
(2)前記頭部ぶれ検出用マーカーは、直立して保持され上下方向に垂直に又は一定の傾斜角度をもって伸延する垂直支持部材(縦支持部材)とその垂直支持部材上端に連設し略水平方向に水平に又は一定の角度をもって延びる水平支持部材(横支持部材)からなる逆L字状の形状で、前記水平支持部材の先端に設けられてマーカー支持スタンドを形成している。従って、頭部ぶれ検出用マーカーを、クラブヘッドの軌道上のスイングに支障のない高さ位置で宙に浮いた状態で保持することができる。(図1、図43、図4〜7参照)
【0007】
(3)前記マーカー支持スタンドの頭部ぶれ検出用マーカーの先端には磁石が設けられ、その磁石に吸着してパターのライン方向を示す細長い棒状の棒マーカーが取り付けられている。従って、ライン方向に向かってパターを正確に振ることができる(図17、図46参照)
【0008】
(4)マーカー支持スタンドの水平支持部材先端部には、上向きに顔の一部を写す大きさの頭部ぶれ検出用鏡が設けられて鏡支持体を形成している(図8、図9参照)。従って、スイングやストローク中に頭が動いた場合、前記した頭部ぶれ検出用マーカーと同様に、その動いた方向や大きさを頭部ぶれ検出用鏡を用いて容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができる。また、頭部ぶれ検出用鏡には、外周辺より横方向に突起した頭部ぶれ検出用マーカーを固着して取り付けることもできる。(図12、図13参照)
【0009】
(5)前記鏡支持体の頭部ぶれ検出用鏡の上面には、上向きに水平器を固着又は着脱自在に取り付けており、鏡面を水平にセットしやすくしている。従って、特にパター使用時のように、頭を頭部ぶれ検出用鏡の上方にもってきて顔が鏡に写るように頭部ぶれ検出用鏡をセットする場合、水平器の使用は効果的である。水平器は気泡管等を用いて、できるだけ小型にするのが好ましい。(図14、図15、図54参照)
【0010】
(6)前記スタンドの垂直支持部材及び水平支持部材は、それぞれ軸線方向に伸縮でき、または、軸線周りに回転自在な構造になっている。そして、前記水平支持部材は垂直支持部材との介設部を支点にして、上下及び水平回転自在な構成になっている。従って、クラブによってスタンスや立つ位置がことなっても、頭部ぶれ検出用マーカーを目線にあわせて調整することができる。(図4〜図9参照)
【0011】
(7)前記スタンドの垂直方向に伸縮自在に直立する垂直支持部材の上端には、首振り自在に頭部ぶれ検出用鏡が取り付けられて鏡スタンドを形成し、任意のクラブでのアドレスにおいて、そのアドレス時の顔の姿勢を変えない範囲の高い位置に主に顔の一部又は全部が写る大きさでアドレス前方に設けられている。従って、スイングやストローク中に頭が上下に動いた場合、これを検出してフォームの矯正を図ることができる(図10、図11、図1、図2、図42参照)
【0012】
(8)前記各スタンドの垂直支持部材を直立状態に自立させるために、垂直支持部材の下端には、所定の接地面積を有する台座が設けられて、据置き構造の自立スタンドになっている。従って、ゴルフ練習装置を安定状態にマット上に設置することができる(図26〜図32参照)
【0013】
(9)コンパクトな構造にして持ち運びを容易にするために、スタンド下端の小さめの台座には、折りたたみ構造に回転台座が設けられ、その回転台座には重錘となるゴルフボールを載置することもできる構造となっている。(図29〜図32参照)
【0014】
(10)芝が設けられたゴルフマットには、後述する理由からゴルフボール着座部を兼ねたくぼみを有するくぼみマーカーが任意の位置に設けられている。(図2、図3、図24、図25参照)
【0015】
(11)前記くぼみマーカーの上方空間に保持されている頭部ぶれ検出用マーカー位置は、任意のクラブでのアドレスの目線上で前記くぼみマーカーと重なる位置にセットされている。(図1、図2、図40、図42、図43参照)
【0016】
(12)垂直支持部材と水平支持部材の内、水平支持部材に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡には、下端に重錘を設けた構成からなる下げ振りが吊り下げられている。その下げ振り長さはゴルフボールの載置面よりやや浮いた長さが好ましい。(図18、図19、図49参照)
【0017】
(13)前記下げ振りの重錘の高さは、ゴルフボールの載置面より上方でパターのヘッドが十分通る高さに保持され、前記重錘の外幅の大きさは任意の形状の頭部ぶれ検出用マーカーの外幅より大きく後述するティーマーカーの外幅より小さい大きさに形成されている。そして、頭部ぶれ検出用マーカーと重錘迄の長さは一定の長さを保持されている。この場合、下げ振りを外さなくてよいので、利便性が向上する。(図55、図56参照)
【0018】
(14)練習グリーンにおいては、ゴルフマットに設けられているくぼみマーカーに替えて、グリーンなどでゴルフボールを拾い上げる時に用いるゴルフボールマーク用のティーマーカーの上面側にゴルフボールを載置しやすくするための球面体のくぼみを設けグリーン上に取り付けることもできる。(図20、図21、図49〜図51参照)
【0019】
(15)垂直支持部材と水平支持部材のうち、水平支持部材に設けられている下げ振りを具備する頭部ぶれ検出用マーカーまたは頭部ぶれ検出用鏡において、下げ振り下端の重錘をマットに設けられているくぼみマーカー又はグリーン上のティーマーカーの真上にセットすると、頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡は、必然的にくぼみマーカー又はティーマーカーの真上に位置することとなり、ゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカー又はティーマーカー上にゴルフボールを載置すると、ゴルフボールの中心と頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡の中心を結んだ目線は垂直方向の目線となる。(図43、図45、図49〜図53参照)
【0020】
(16)そして、マットに設けられているくぼみマーカーの上方に頭部ぶれ検出用マーカーをセットするために、スタンスと反対側の長手方向のマットの一端に、またはマットの直近に据置き構造のマーカー支持スタンドを固定配置し、さらに、水平支持部材の頭部ぶれ検出用マーカーを手前に向けて、すなわち、プレーヤーに向けて伸縮自在又は横方向に回転自在にして、頭部ぶれ検出用マーカー位置を調整しやすくしている。(図1、図2、図24、図26、図34、図38、図39、図43参照)
【0021】
(17)軸線方向に伸縮自在な垂直支持部材の上端に任意の高さに鏡を設けた鏡支持スタンドを、任意のクラブでのアドレスで顔を写しやすくするために、スタンスと反対側長手方向のマットの一端に又は同マットの直近に据置き構造の鏡スタンドを固定配置し、鏡面はアドレスの目線上で顔と正対する手前向きで容易に角度調整できる首振り自在な構造とすることができる。(図1、図2、図27、図42、図43参照)
【0022】
(18)くぼみマーカーを設けたゴルフマットの長手方向の一端又はそのマットの直近には、後述する蓄光性発光体部を蓄光(充光)するために、照明スタンドが固着又は据置き状態に設けられ、照明の向きはアドレス時において手前やや下向きのスイングに邪魔にならない位置に配置されている。(図1、図2、図22、図23、図40、図43参照)
【0023】
(19)据置き構造の照明スタンドの台座には、正面方向に向けてマーカー支持スタンドまたは鏡支持体及び直立する鏡スタンドが固着して取り付けられている。(図22、図23参照)
【0024】
(20)パター用ゴルフマットのくぼみマーカーは任意の間隔で複数設けられ、本発明の頭部ぶれ検出用マーカーを用いた複数の距離でのパット練習を可能にし、そのマーカー位置はマットの横幅の中央部が好ましい。(図3、図34参照)
【0025】
(21)夜間などの一定の暗さを利用して効果のある練習を行うため、以下に述べる部分を蓄光性発光体で形成している。すなわち、マットに設けられているくぼみマーカーの少なくともくぼみ底部、また頭部ぶれ検出用マーカー並びに棒マーカー及びパター用マットに設けられているカップの少なくとも底部、または、ゴルフボールの少なくとも表面並びに衝撃と衝撃音を緩和するためにスポンジで形成されたゴルフボール及びパター用マットに設けられているくぼみマーカー近くの一部上面を、蓄光性発光体で形成している。(図33、図34参照)
【0026】
以上、発光体部をマットに設けられた、又はマット直近に据置かれた照明で数十秒または数分間照射して蓄光(充光)を行い、一定以上の暗さにおいて発光体部から鮮明な発光を得ることができる。(図33、図34参照)
【0027】
(22)特願2003−34535号記載の発光体のマーカーを設けたクラブの蓄光(充光)も、前記照明で行い本発明の効果を高めるものとなる。(図33、図34参照)
【0028】
よって、鮮明に光る発光体部を目視により、スイング中の発光部(マーカー)の軌道を知ることができ、または、くぼみマーカー及び頭部ぶれ検出用マーカーとクラブのマーカーの軌道との重なり具合を目視することを可能にしている。(図36、図41参照)
【0029】
ゴルフボールの発光により夜間においても、ゴルフボールの視認を容易にしている。(図33、図34参照)
【0030】
棒マーカーの発光によりストローク中の棒マーカーとクラブのマーカーの重なり具合を見やすくしている。
【0031】
パター用マットの上面に設けられている発光体部の発光により、夜間でのパターヘッドの形状の確認をしやすくしている。(図47、図49参照)
【0032】
マットのカップの発光により夜間でカップを容易に視認できる。(図34参照)
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明に係るゴルフ練習装置を、添付図に示す実施例を参照して説明する。
(図1に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置を、昼間または夜間の一定の暗さを利用した練習に具体的に使用した状態を示す。
図示するように、ゴルフクラブ(図中、ウッドで示す)70でのアドレスで、ゴルフマット14に設けられているくぼみマーカー24bと、芝面上でクラブヘッドが十分通る高さで宙に浮いた状態に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bを、目線75で結んだ位置に、頭部ぶれ検出用マーカー23bの位置をセットする。
次に、ゴルフマット14に設けられているゴルフボール着座部をかねた図44で示す形状のくぼみマーカー24bの上に、ゴルフボール40bを載置する。
頭部ぶれ検出用マーカー23bを保持するマーカー支持スタンド1は、伸縮自在な垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状をなし、更に水平支持部材は、垂直支持部材との接続部を支点にして上下及び左右に回転自在になっている。
アドレスに対し正面のゴルフマット14の一端には、上端に頭部ぶれ検出用鏡27aが設けられた、上下に伸縮自在な鏡スタンド4が取り付けられ、その一定の高い高さの鏡面は目線方向で正対する向きにセットされ、顔の一部又は全部が写る構成になっている。
また、一定以上の暗さにおける夜間の練習では、ゴルフマット14に設けられている照明33aを用いて、蓄光性発光体から形成されたくぼみマーカー24b、ゴルフボール40b、及び頭部ぶれ検出用マーカー23bとクラブヘッドに設けられているマーカー部に照明光を照射して蓄光(充光)し、発光体部を発光状態にする。
【0034】
(図2に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置の全体構成を示す。
ゴルフマット14の任意の位置には、図44で具体的に示す形状を有するくぼみマーカー24bが設けられ、くぼみマーカー24bの少なくとも底部は蓄光性発光体で覆われ形成されている。そのくぼみの大きさは、ゴルフボールをくぼみ上に容易に載置し、そのくぼみ内にゴルフボールがわずかに沈む程度の大きさになっている。そして、ゴルフマット14の長手方向の一端には、後述する図4及び図5で示す逆L字状のマーカー支持スタンド1と、垂直支持部材34の上端に照明33aが取り付けられた照明スタンド5、及び、後述する図10、図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられている。
マーカー支持スタンド1の水平支持部材の先端に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bは、少なくともゴルフボールが載置できる範囲のマット上で、ゴルフクラブ70のヘッド70aが十分通る高さ位置に宙に浮いた状態に保持されている。また、任意のクラブ70のアドレスにおいて、くぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bは、目線75上で重なる状態に、目線先79をくぼみマーカー24bに合せてセットされている。そして、鏡スタンド4の上端に設けられている頭部ぶれ検出用鏡27aには目線77a方向で顔の中央部が写る位置に鏡27a面が配置されている。そして、照明33aの向きは蓄光性発光体で形成されたくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23b方向に向けて取り付けられている。
【0035】
(図3に示す実施例)
本実施例はパター用のゴルフマット17の構成について説明する。
パター用のゴルフマット17の任意の位置に、図44で示す形状のくぼみマーカー24bが複数設けられ、そのくぼみマーカー24b近くの一部分のマット面と前記くぼみマーカー24b及びカップ37の底部は、蓄光性発光体で覆われて形成されている。
【0036】
(図4及び図5に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンド1の具体的構成について説明する。
マーカー支持スタンド1を形成する垂直支持部材の内、パイプ状の下段の垂直支持部材41a内に、繰り出し自在60aかつ軸線周りに回転自在61aに上段の垂直支持部材41bを挿入して取り付け、その垂直支持部材41bの上端には球体47aを形成している。そして、一端に球体47bを設けた水平支持部材42aの他端側のパイプ形状の軸内には、繰り出し自在60b及び軸線周りの回転自在61bな他の水平支持部材42bが挿入して取り付け、その水平支持部材42bの先端には頭部ぶれ検出用マーカー23aが固着して取り付けている。そして、垂直支持部材41bと水平支持部材42aに形成されている球体47aと球体47bを一対の継手板49で挟んで連結し、逆L字状の形状のマーカー支持スタンド1を形成している。そして、その球体47a、47bと継手板49の接続部は、任意の方向に回転自在(主として、水平回転53及び垂直回転54)な構成になっている。そして、垂直支持部材41aの下端にはねじ穴46が設けられている。このねじ穴46にボルト47を台座55aに設けた貫通穴を挿通して螺合することによって、マーカー支持スタンド1を台座55aに固着状態に立設することができる。
【0037】
(図6及び図7に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンドの他の具体的構成について説明する。
マーカー支持スタンド2を形成する垂直支持部材の内、下段のパイプ状の垂直支持部材43a内に、繰り出し自在60a及び軸線周りの回転自在61a自在に上段の垂直支持部材43bが挿入して取り付けられ、その垂直支持部材43bの上端には、変形コの字状の継手部50が形成されている。そして一端に板状の継手部52を設けた水平支持部材44aの他端側のパイプ状の軸内には、繰り出し自在60b及び軸線周りの回転自在61b自在に他の水平支持部材44bが挿入して取り付けられ、その水平支持部材44bの先端には、頭部ぶれ検出用マーカー23aが固着して取り付けられている。そして、垂直支持部材43bと水平支持部材44aの端部に形成されている継手部50と継手部52を、左右に板状の継手部51bと変形コの字状の継手部51cから形成された継手51aを介して連結し、垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状のマーカー支持スタンド2を形成している。ここで、継手部50と継手51の接続部を支点にして、水平支持部材は、水平回転53と垂直回転54が可能である。そして、垂直支持部材43aの下端にはねじ穴46が設けられている。このねじ穴46にボルト47を台座55aに設けた貫通穴を挿通して螺合することによって、マーカー支持スタンド1を台座55aに固着状態に立設することができる。
【0038】
(図8及び図9に示す実施例)
本実施例も、マーカー支持スタンドの他の具体的構成について説明する。
本実施例に係るマーカー支持スタンドも、図4、5に示すマーカー支持スタンドと同様な構成を有する、即ち、鏡支持体3を形成する垂直支持部材の内、パイプ状の下段の垂直支持部材41a内に、繰り出し自在回転自在に上段の垂直支持部材41bが挿入して取り付けられ、その垂直支持部材41bの上端には球体47aが形成されている。そして、一端に球体47bを設けた水平支持部材42aの他端側のパイプ形状の軸内には、繰り出し自在回転自在になる頭部ぶれ検出用鏡27bを設けた水平支持部材42cが挿入して取り付けられている。そして、垂直支持部材41bと水平支持部材42aに形成されている球体47aと球体47bを一対の継手板49で挟んで取り付け、逆L字状の形状の鏡支持体3を形成している。そして球体47a、47bと継手板49の介設部は、任意の方向に回転自在な構成になっている。そして、垂直支持部材41aの下端には、ねじ穴46が設けられている。
【0039】
(図10及び図11に示す実施例)
下端にねじ穴46を設けたパイプ形状の下段の垂直支持部材45a内に、パイプ状の中段の垂直支持部材45bを繰り出し自在かつ回転自在に挿入して取り付け、その中段の垂直支持部材45bには、上端に球体47aを設けた上段の垂直支持部材45cが繰り出し自在回転自在に挿入して取り付けられている。そして、垂直支持部材45cの上方には、下方に球体47cを設けた頭部ぶれ検出用鏡27aが配置され、前記球体47a、47cを継手板49で挟んで取り付けて高さ調整容易な鏡スタンド4を形成している。そして、その球体47a、47cと継手板49の接続部は、任意の方向に回転自在になって、頭部ぶれ検出用鏡27aの向きを自由に首振り調整62できる構成になっている。
【0040】
(図12及び図13に示す実施例)
本実施例は、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図8及び図9に示す垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状の鏡支持体の水平支持部材42cの先端に設けられている頭部ぶれ検出用鏡27cには、頭部ぶれ検出用鏡27cの外周辺より外側に突起した頭部ぶれ検出用マーカー23aが取り付けられている。
【0041】
(図14に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図14に示すように、水平支持部材42cの先端に上向きに設けられている頭部ぶれ検出用鏡27dの上面の任意の位置に上向きに水平器32が固着して取り付けられている。
【0042】
(図15に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
図15に示す実施例では、水平支持部材42cの先端に上向きに設けられている頭部ぶれ検出用鏡27bの上面に着脱自在に水平器32が配置され、その水平器32には一方の端にリングを設けた紐39が取り付けられている。そして、前記リングを水平支持部材42cに通して不使用時に水平支持部材42cに吊り下げ収納する構成としている。
【0043】
(図16に示す実施例)
本実施例は、以上説明した全ての実施例に適用できるものであり、頭部ぶれ検出用マーカー23bを蓄光性発光体で形成したことに特徴を有する。
【0044】
(図17に示す実施例)
本実施例も、以上説明した全ての実施例に適用できるものであり、頭部ぶれ検出用マーカー23cの先端部に磁石31を固着して設けたことを特徴とする。
【0045】
(図18に示す実施例)
本実施例は、図18に示す実施例では、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48aを設けた構成からなる下げ振り35aが取り付けられ、マーカー支持スタンド1aを形成している。そして、下げ振り35aの不使用時には、水平支持部材に設けられているフック36に掛け止めしている。
【0046】
(図19に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図8及び図9で示す鏡支持体3に図12、13で示す頭部ぶれ検出用マーカー23aが取り付けられ、その頭部ぶれ検出用マーカー23a又は頭部ぶれ検出用鏡27cに、想像線で示す下端に重錘48aを設けた構成からなる下げ振り35aが取り付けられ、鏡支持体3aを形成している。そして、下げ振り35aの不使用時には、水平支持部材に設けられているフック36に掛け止めしている。
【0047】
(図20及び図21に示す実施例)
本実施例は、テイ−マーカー28を具備するゴルフ練習装置を示す。
即ち、図20及び図21に示す実施例では、任意の大きさの円形の薄板の上面に、球面体のくぼみ29が設けられ、その裏側の中央部には下向きに、任意の長さの棒状の差し込み軸30が一体構造に設けられてテイ−マーカー28を形成している。
【0048】
(図22に示す実施例)
本実施例は、ゴルフ練習装置が、さらに照明機能を有する場合である。
即ち、任意の面積を有する台座55aと、同台座55aに固着して取り付けられ、上部に照明33aを有する垂直支持部材34から構成されてなる据置き構造の照明スタンド5に、図18で示すマーカー支持スタンド1aが固着して並設されており、自立型の頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6を形成している。
【0049】
(図23に示す実施例)
本実施例も、ゴルフ練習装置が、さらに照明機能を有する場合である。
即ち、図22で示す照明スタンド5の台座55aに、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と、図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられて、自立頭部ぶれ検出用マーカーを具備する照明鏡スタンド7を形成している。
【0050】
(図24及び図25に記載の実施例)
本実施例は、ゴルフ練習装置の一部を構成するゴルフマットに関する。
図24に示す実施例では、ゴルフマット15の芝部の任意の位置には、芝上面よりくぼんだ図44で示す形状のくぼみマーカー24aが設けられ、そのくぼみの大きさはゴルフボールをくぼみ上に載置してゴルフボールがわずかにくぼみ内に沈む大きさで、ゴルフボールをくぼみ上に容易にセットできる必要最小限近くの大きさになっている。そして、マットの長手方向の一端には図4、5で示すマーカー支持スタンド1が固着して取り付けられた構成になっている。そして、頭部ぶれ検出用マーカー23aはくぼみマーカー24aの上方に配置されている。
【0051】
図25に示す実施例では、図24で示されるくぼみマーカー24aと、マーカー支持スタンド1が設けられたゴルフマット15のマーカー支持スタンド1直近のゴルフマットの一端に図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられてゴルフマット16を形成している。
【0052】
(図26〜図32に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンドと鏡スタンドを固着状態に取り付け、支持する台座に関する。
図26に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1が固着して設けられ、自立構造の自立マーカー支持スタンド8を形成している。
【0053】
図27に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して設けられ、自立構造の自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド9を形成している。
【0054】
図28に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図19で示す鏡支持体3aが自立構造に固着して取り付けられて自立鏡支持体10を形成し、前記鏡支持体3aの頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48aを設けた下げ振り35aと水平支持部材には下げ振り35aを掛け止め収納するフック36が取り付けられている。
【0055】
図29及び図30に示す実施例では、図18で示すマーカー支持スタンド1aを自立及び折りたたみ構造にする為に、マーカー支持スタンド1aの下端に台座56を固着して設け、その台座56には丸棒からなる長四角のリング形状の回転台座57が縦方向に回転自由に取り付けられて自立マーカー支持スタンド11を形成し、図30で示すように折りたたみ可能な構造になっている。
【0056】
図31及び図32に示す実施例では、図29で示す回転台座57を設けた台座56には、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられて折りたたみ構造に、自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド12を形成している。そして、リング形状の回転台座57には、ゴルフボール40aを重錘代りに載置できる構成になっている。
【0057】
(図33及び図34に示す実施例)
本実施例は、照明によって発光する蓄光性発光体の利用に関する。
図33に示す実施例では、図2で示されるゴルフマット14において、照明を点灯し蓄光性発光体からなるくぼみマーカー24bとゴルフボール40b並びに頭部ぶれ検出用マーカー23b及びゴルフクラブ70のマーカー25aに照射して蓄光(充光)を行っている。
【0058】
図34に示す実施例では、図3に示されるゴルフマット17と図22に示される自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6を用いてのパター練習において、照明33aを点灯し蓄光性発光体からなるくぼみマーカー24bとゴルフボール40b並びに頭部ぶれ検出用マーカー23b及びパター71のマーカー25bとマット面の発光部67に照射して蓄光(充光)を行っている。そして、高い位置にある他の照明33bで前記各蓄光性発光体部と主にカップ37を照射して蓄光(充光)を行っている。
前記2つの照明33aと33bの内、より近い位置の照明33aで強い光で蓄光する程より鮮明で長時間の発光が得られる。
【0059】
(図35〜図43に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置を用いた具体的練習方法に関する。
図35及び図36に示す実施例では、夜間の一定の暗さにおける練習では、図33で示されたように各マーカーやゴルフボールを照明で数秒から数分間照射して蓄光(充光)を行った後、照明を消し又は明りを絞り、蓄光部の発光の明るさを十分得た状態において、ゴルフクラブ70でのアドレスで、マットのくぼみマーカー24bとマット上面よりクラブヘッドが十分通る高さの頭部ぶれ検出用マーカー23bを目線75で結んだ位置に頭部ぶれ検出用マーカー23bの位置をセットし、そして、くぼみマーカー24bの上にゴルフボール40bを載置し、スイングを行うと、一定の暗さにおいて、くぼみマーカー24b、頭部ぶれ検出用マーカー23b及びクラブヘッドのマーカー25aやゴルフボール40bは発光し明るく光っているので、図36に示すように、クラブヘッドのマーカー25aの軌跡による軌道87aを十分察知することができる。そして、スイング中の頭の動き具合も、目線75上におけるくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bの重なり具合で確認することができる。
なお、図36では、インパクト後の目線75がアドレスの時と同じくくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bを結んだ状態に保たれている。したがって頭が動いていない理想的なスイングになっている。
【0060】
図37に示す実施例では、ゴルフクラブ70でのテークバックのトップの頭の位置は、アドレス時の目線75で結んだ頭部ぶれ検出用マーカー23b先のマット上面の目線先79a位置とテークバック時の目線75aの頭部ぶれ検出用マーカー23b先の目線先79b位置には、目線先の移動幅81が生じている。したがって頭が右側にスエーしていることが確認できることとなる。
よってアドレス時の目線先位置をマットに設けられているくぼみマーカーに合せて練習を行うと、目線先の移動状態が確認しやすくなる。
【0061】
図38及び図39に示す実施例では、シャフトの長短によるアドレス時のくぼみマーカー24aに対する頭部ぶれ検出用マーカー23a位置の調整状態を示し、短いゴルフクラブ(図中、アイアンで示す)72aでの目線76a上でくぼみマーカー24aと頭部ぶれ検出用マーカー23aとが重なり合う状態から、長いゴルフクラブ(図中、アイアンで示す)72bでの目線76b方向は、スタンス85a位置からマットより離れる右側寄りのスタンス85b位置に移動する。よって、目線76b方向は手前右側に傾斜がゆるくなるので、図38では頭部ぶれ検出用マーカー23aは手前側に伸延幅83程度移動する。一方、図39では、頭部ぶれ検出用マーカー23aは右側に回転幅84程移動する。
【0062】
図40及び図41に示す実施例では、マットのくぼみマーカー24bとマーカー支持スタンド1の頭部ぶれ検出用マーカー23b及びゴルフクラブ70のヘッドのスイートスポットを示す位置に設けられているマーカー25aが蓄光(充光)された発光状態において、ゴルフクラブ70のアドレスの目線75上でくぼみマーカー24bとヘッドのマーカー25a及び頭部ぶれ検出用マーカー23bを重ね合わせた状態でのスイングでは、明るく鮮明な各マーカーは、スイング中においても視認しやすく、図41で示すクラブヘッドのマーカー25aの軌跡の軌道87aが確認しやすい。したがって、アドレス時の各マーカーの重なり状態を保ったスイング練習を行うことが容易となる。図41では、くぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23b及び軌道87aが重なった良いスイングを示している。よって、ゴルフボール40bを打たなくてもスイートスポットでゴルフボールを捕える練習を可能にしている。
【0063】
図42に示す実施例では、ゴルフクラブ70を用いてのアドレスにおいて、ゴルフマット16に設けられているマーカー支持スタンド1の頭部ぶれ検出用マーカー23aは、マット上面よりクラブヘッドが十分通る高さでマットに設けられているくぼみマーカー24aと目線75で結んだ位置にセットされ、そのくぼみマーカー24aの上にゴルフボール40aが載置されている。そして、マーカー支持スタンド1の直近に設けられている上端に鏡27aを有する鏡スタンド4では、任意の高さの鏡27aは、前記アドレス時の目線77aで主に顔の一部が写るよう鏡面を正対させた状態にセットされている。よって、スイングチェック時などで、たとえば、頭が下がった場合の目線77b先の鏡面に写された顔の位置は、頭が下がった分、顔の上部が写ることになる。
【0064】
図43に示す実施例では、パター71でのアドレス状態でゴルフマット17の前方には、図22で示す照明スタンド5にマーカー支持スタンド1aが取り付けられて形成された自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6が配置され、マーカー支持スタンド1aに設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bの高さは、パターのストロークに支障のないクラブヘッドが十分通る高さ位置にあり、ゴルフマット17に設けられているくぼみマーカー24bとパター71のスイートスポットを示すマーカー25bとを目線78で結んだ位置にセットしている。
【0065】
(図44及び図45に示す実施例)
本実施例はゴルフマットに関する。
図44に示す実施例では、ゴルフマット14、15、16、17に設けられているくぼみマーカー24a、24bの大きさは、そのくぼみマーカー24a、24bの上にゴルフボール40a,40b,40cを載置しやすく、くぼみにゴルフボールがわずかに沈む大きさになっている。
【0066】
図45に示す実施例では、ゴルフマット17には、底面が蓄光性発光体からなる複数のくぼみマーカー24bとカップ37の底面を蓄光性発光体で覆っている。そして、任意の位置のくぼみマーカー24bに目線で重なる位置に頭部ぶれ検出用マーカー23bをセットして、複数の距離の頭部ぶれ検出用マーカー23bを用いた練習用ゴルフマットにしている。そして、夜間の練習においては、パター71のヘッドの姿を見えやすくするために、くぼみマーカー24b近くのマット上面の一部を蓄光性発光体で覆って発光部67を設け、その発行部67上でのパター71の使用時では、発行部67の発光によりマット上が明るくなっているのでパター71のヘッドの姿を容易に視認することができる。
【0067】
(図46〜図48に示す実施例)
本実施例は棒マーカーに関する。
即ち、図46及び図47で示す先端に磁石31のついた頭部ぶれ検出用マーカー23cには、パターのライン方向を示す任意の長さの細長い棒マーカー26aが吸着して取り付けられ、棒マーカーの少なくとも中央部には磁石に吸着する金属38を設けて棒マーカー26aを形成し、又は棒マーカーの少なくとも上面を蓄光性発光体で形成した棒マーカー26bとなっている。
【0068】
図48に示す実施例では、任意の高さ位置の頭部ぶれ検出用マーカー23cの先端にライン方向に棒マーカー26aが取り付けられ、くぼみマーカー24a又はテイ−マーカー28の上にゴルフボール40aをセットし、パター71でのアドレス時の目線でゴルフボール40aと棒マーカー26aの長手方向の中央部が重なるようにしている。そして、パター71のマーカー25bと棒マーカー26aも重なる状態にして、スイートスポットでゴルフボールを捕え、ライン方向に沿ってストロークしやすくしている。
【0069】
(図49〜図56に示す実施例)
本実施例は、鏡支持体を用いたグリーン上での実施例に関する。
図19で示す鏡支持体3aをグリーン90上で自立させるため、同スタンドの下端には回転台座57を折りたたみ構造に設けた台座56が固着して取り付けられ、自立鏡支持体13を形成している。そして、前記回転台座57には、スタンドの自立の安定と転倒の防止を図るために、重錘として機能するゴルフボール40aを載置できるようにしている。そして、グリーン90に差し込んで取り付けられたテイ−マーカー28に対し任意の高さの頭部ぶれ検出用マーカー23aを真上にセットするために、頭部ぶれ検出用マーカー23aに取り付けられている下げ振り35aを吊り下げて容易に位置決めを行う。そして、想像線では下げ振り35aを鏡27cの裏面の中央部に設け、鏡27cの真下にテイ−マーカー28を配置することも可能である。
【0070】
図50、図51及び図52に示す実施例では、図49で示す要領でテイ−マーカー28の真上にセットされた頭部ぶれ検出用マーカー23aにおいて、下げ振り35をフック36に掛け止めして収納し、グリーン90上面と面一状態のテイ−マーカー28にゴルフボール40aを載置し、パター71でのアドレス時の目線78は垂直方向とし、頭部ぶれ検出用マーカー23a先の目線先80はゴルフボール40a上面の中央部に位置している。そして上向きに設けられている鏡27c面の向きを目線78a方向に正対させると、任意の大きさの鏡27cには顔の一部の内、目もと部分が写ることとなる。そして、図52で示すごとくストロークを行いパター71のマーカー25bの軌道87bは頭部ぶれ検出用マーカー23aと重なった状態を示し、テイ−マーカー28と頭部ぶれ検出用マーカー23aに写っている顔の目もと部分も、アドレス時と同じ状態のほとんど頭が動いていない実施例になっている。
【0071】
図53に示す実施例では、自立鏡支持体13の鏡27cの形状と大きさは、ゴルフボール40aの外径より小さい外径の円形の形状をなし、パター71のアドレス時の目線上でゴルフボール40aと任意の高さの鏡27cがゴルフボール40aの大きさ内に鏡27cが納まった状態に重なっている。そして、鏡27cには顔の目もと部分が写るアドレスになっている。
【0072】
図54に示す実施例では、鏡支持体3、3aの鏡27d上面に水平器32が設けられ、そのスタンドを用いたパター71でのアドレスで、ゴルフボール40aと上方の丸型構造の鏡27dが重なり、鏡面は水平器32により水平にセットされている。そして、鏡面には顔の目もと部の一部が写っている。
【0073】
図55及び図56に示す実施例では、ゴルフボール40a上方に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48bが設けられて形成された下げ振り35bが吊り下げ状態に取り付けられ、その重錘48bの高さはクラブヘッドが十分通る高さになっている。そして、重錘48bの外幅は、頭部ぶれ検出用マーカー23aの外幅より大きい大きさでゴルフボールの外幅より小さい大きさに形成されている。そして、図56では、真上からの目線78で頭部ぶれ検出用マーカー23aと重錘48b及びゴルフボール40aのそれぞれの中心位置で重なり、頭が動いた状態では、想像線で示す目線78a方向が頭部ぶれ検出用マーカー23aを支点にして変わっている。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、以上説明してきたように構成されるので、以下に記載される効果を得ることできる。
【0075】
スイング中の頭の動き具合を知るために、本発明では、アドレス時の目の位置とマット面又はグリーン面との間の任意の高さ位置に、目線上の支点となる頭部ぶれ検出用マーカーを設けた状態で、目(頭)の位置が変わると頭部ぶれ検出用マーカーを支点にしたマット面又はグリーン上面の目線先位置が移動する。したがって、目線先が動くことにより頭の動きを間接的に知る効果を得る。
【0076】
たとえば、図37で示すようにアドレス時の頭の位置が仮に右に動いた場合、頭部ぶれ検出用マーカーを支点にした下方の目線先位置は左側に移る。したがって、目線先の動く方向とは逆方向に頭が動いたことになる。よって、スイング中において正確に頭の動く方向や大きさを知ることができる。
【0077】
このように、本発明では、アドレス時の目線先位置にマーカーを設けることにより、目線先の移動具合を確認しやすくし、アドレス時において、頭部ぶれ検出用マーカーに対し目線先位置を一定にするので、常に同じアドレスを取るのを容易にすることができる。
【0078】
そして、くぼみマーカー上の一定した位置にゴルフボールをセットしやすくするために、マットのくぼみマーカーは図44で示すようにゴルフボールをわずかに沈めるくぼみを設け、そのくぼみ上にゴルフボールを載置するゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカーとしている。又、グリーン上では上面にくぼみを有するテイ−マーカーとしてゴルフボールを載置しやすくし、頭部ぶれ検出用マーカーに対して常に一定した位置にゴルフボールをセットすることを可能にしている。そして、前記テイ−マーカーはグリーンなどで用いるゴルフボールマーク用のテイ−を兼ねることもできる大きさになっている。
【0079】
また、主にウッドやアイアンにおいて、頭の動きをより細かく確認するために、図1、42で示すようにアドレスでの正面にはアドレスの顔の前傾姿勢を変えない高さの高い位置に、顔に正対状態に顔の一部又は全部を写す大きさに鏡が設けられている。よって、わずかに動いても写る顔の位置が変り、また、鏡からはみ出すこととなるので小さな動きでも確認が容易で、特に頭部ぶれ検出用マーカーの使用では分かりにくい、頭の上下の動きを知るのに効果を発揮するものである。
【0080】
また、パターにおいても、図50〜図52に示すようにマットやグリーン上面より一定の高さ位置に、下向きの顔に正対状態に顔の一部が写る大きさに鏡が上向きに設けられ、わずかに頭が動いた場合、写る顔の位置が変り、また、鏡からはみ出すのでストローク中の頭の動きの確認が容易になっている。また、直接鏡面を目線で見なくても鏡に写った像が動くと気配で感じとることが可能である。
【0081】
また、主にパターにおいて、宙に浮いた状態に保持されている頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡に下げ振りが設けられたものでは、マットのくぼみマーカー又はグリーンでのテイ−マーカー及びその近くの任意の位置の真上に頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡をセットしやすくしている。そして、くぼみマーカー及びテイ−マーカーにはくぼみがもうけられてゴルフボールを載置しやすくしている。よって、頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡に対して常に一定した位置にゴルフボールをセットするので常に安定したアドレス取りが行なえる。
【0082】
また、頭部ぶれ検出用マーカーに設けられている、下げ振りで重錘とゴルフボール載置面との間にパターヘッドが十分通る空間を設けたものにあっては、アドレス時に頭部ぶれ検出用マーカーの中心と重錘の中心及びゴルフボールの中心を重ねた状態の目線は垂直状態にあり、したがってゴルフボールの真上に頭(目)の位置を容易にセットできる効果を有し、ストローク中に頭部ぶれ検出用マーカーと重錘の重なり具合を常に一定に保つと頭が動いていないことになる。そして、下げ振りはストローク中に邪魔にならない高さに保持されているので下げ振りを収納する不便さもないものとなっている。
【0083】
また、図53及び図54で示すように、ゴルフボールの大きさより小さい大きさの円形の鏡にすると、鏡とゴルフボールを重ね合わせると鏡面を直視しやすくなり、鏡面に写った顔(頭)の動きをより正確に察知することができる。そして、図14、15で示す水平器で鏡面を水平調整容易にして、鏡に顔の中央部を写しやすくして鏡面の顔を見やすくしている。
【0084】
また、パターにおいて、マットには複数のくぼみマーカーが設けられているので、本発明の頭部ぶれ検出用マーカーや棒マーカー又は鏡を使った複数の距離の練習が可能となる効果を有する。
【0085】
また、折りたたみ構造のマーカー支持スタンドでは、衣服のポケットやゴルフバックなどに入れやすく携帯便利な大きさになっている。そして、容易に用意できるゴルフボールを重錘として用いると、よりコンパクトなスタンドとなるとともに自立の安定を得ることとなり、練習グリーンなどでの使用を便利にしている。
【0086】
また、頭部ぶれ検出用マーカーにライン方向を示す棒マーカーが設けられたものにあっては、パターのマーカーと棒マーカーを重ね合せるようにストロークすると、スイートスポットで球を捕えラインに沿って真っ直ぐなストローク練習ができやすい構成となっている。
【0087】
また、夜間などの一定の暗さを利用しての練習においては、光りを貯え発光する蓄光性発光体の性質を利用し、その発光色は一定の暗さの中で鮮明になり、その鮮明度はより強い光で発光部を照射するほど鮮明になり、また暗い程明るく鮮明な発光状態を得ることができる。
【0088】
よって、図33及び図34で示すごとく、各発光部への蓄光(充光)を容易にし、強い光を得るために本発明では、マット近くでスイングの支障のない所に照明を設けている。
【0089】
そして、鮮明な発光部を得ると、図36に示すスイング状態では、くぼみマーカーと頭部ぶれ検出用マーカーを目視によりしっかり確認することができ、しかも早い動きをするクラブのマーカーの軌跡(軌道)も目で捕えることができる。したがって、頭の動き具合やスイング軌道をスイング中に知ることを可能にしている。
【0090】
また、図41に示されるスイングでは、くぼみマーカーや頭部ぶれ検出用マーカーに対し、クラブヘッドのスイートスポットを示すマーカーの重なり具合を確認しやすいので、より正しいスイング軌道を得る練習に役に立つものになっている。
【0091】
また、図45に示すパターの練習においては、ストローク中であってもパターのマーカーは確認しやすいので鮮明に光っているゴルフボールの芯に向かってパターのマーカーを合せやすくしている。そして、パターの軌道ができるだけ長くラインに沿ってストロークされているかを容易に察知できるものである。
【0092】
また、くぼみマーカーや頭部ぶれ検出用マーカーに対し、パターのマーカーの重なり具合をストローク中に確認しやすくしている。
【0093】
また、図45に示されるように、くぼみマーカー近くのマット上面の一部は発光部が設けられているので、暗い状態でパターヘッドの姿を十分見えやすく、パターのフェイスをライン方向に合わせるのを容易にして練習をしやすくしている。そして、カップも発光体で形成されているので暗い中でもカップが良く見える構成になっている。
【0094】
また、図48に示される構成の棒マーカーを使用しての練習においては、鮮明に光る棒マーカーとパターのマーカーはストローク中でも確認しやすいので、両マーカーが重なり合った状態又はライン方向を示す棒マーカーにパターの軌道が平面上で平行になる練習を行うことが容易になっている。
【0095】
また、発光体からなるスポンジのゴルフボールを用いると、室内などでもネットを使用せず壁などに向かってクラブの軌道を確認しながら容易にショットの練習が可能で、しかも衝撃や衝撃音がないので壁などに傷を付ける心配や他の人に迷惑をかけることもない練習ができる。
【0096】
そして、夜間などの一定の暗さの中での本発明の練習装置においては、発光部に光を照射して蓄光(充光)を行うという動作が生じるが、通常の練習では息つく暇もない程連続してショットやストロークをする訳ではなく、ショットやストロークの合間を利用して数十秒又は数分間蓄光を行うとかなりの回数の練習を行う時間鮮明な発光を続ける。そして照明にセンサーを設けクラブのヘッドなどでON、OFFを行うとほとんど蓄光する面倒を感じることのない装置になる。
【0097】
このように同じクラブでは常に一定したアドレスを取りやすくし頭の動き具合や軌道を容易に知ることができるが、ゴルフにおいて、頭を動かさずスイング軸を一定に保つことが良いとされているが、頭を全く動かさずスイングするというのはなかなかむつかしく、頭の動き方を知ることにより、各自のスイングの癖や欠点を見つけスイング動作の目標設定に大いに役立つものと思われる。
【0098】
また、頭部ぶれ検出用マーカーの下方にくぼみマーカーやテイ−マーカーがない場合においても昼間においては、マットやグリーン上面の目線先の動きは確認することができるので、前記くぼみマーカーやテイ−マーカーがない場合でも頭部ぶれ検出用マーカーの効果を大きく減ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す側面図である。
【図2】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図3】ゴルフマットの実施例を示す平面図である。
【図4】マーカー支持スタンドの実施例を示す平面図である。
【図5】図3のX1−X1線による矢視図である。
【図6】マーカー支持スタンドの実施例を示す平面図である。
【図7】図6のX2−X2線による矢視図である。
【図8】鏡支持体の実施例を示す平面図である。
【図9】図8のX3−X3線による矢視図である。
【図10】鏡スタンドの実施例を示す正面図である。
【図11】図10のX4−X4線による一部矢視図である。
【図12】鏡と頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部平面図である。
【図13】図12のX5−X5線による矢視図である。
【図14】鏡に水平器を取り付けた実施例を示す一部斜視図である。
【図15】鏡に水平器を取り付けた実施例を示す一部斜視図である。
【図16】頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部拡大図である。
【図17】頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部拡大図である。
【図18】マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図19】鏡支持体の実施例を示す斜視図である。
【図20】テイ−マーカーの実施例を示す平面図である。
【図21】図16のX6−X6線による矢視図である。
【図22】自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図23】自立頭部ぶれ検出用マーカー照明鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図24】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図25】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図26】自立マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図27】自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図28】自立鏡支持体の実施例を示す斜視図である。
【図29】自立マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図30】図29の収納状態の実施例を示す斜視図である。
【図31】自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図32】図31のX7−X7線による矢視図である。
【図33】ゴルフ練習装置の蓄光(充光)状態の実施例を示す斜視図である。
【図34】ゴルフ練習装置の蓄光(充光)状態の実施例を示す斜視図である。
【図35】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す正面図である。
【図36】ゴルフ練習装置を用いたスイングの実施例を示す正面図である。
【図37】ゴルフ練習装置を用いたスイングの実施例を示す正面図である。
【図38】ゴルフ練習装置を用いた2例のアドレスの実施例を示す側面図である。
【図39】図38のX8−X8線による一部矢視図である。
【図40】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの一部の実施例を示す側面図である。
【図41】ゴルフ練習装置を用いたスイングの一部の実施例を示す平面図である。
【図42】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す側面図である。
【図43】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの一部の実施例を示す側面図である。
【図44】ゴルフボールの載置の実施例を示す一部拡大図である。
【図45】ゴルフ練習装置を用いた一部の実施例の平面図である。
【図46】棒マーカー取り付け部の実施例を示す斜視図である。
【図47】棒マーカーの実施例を示す平面図である。
【図48】棒マーカーを用いたアドレスの一部の実施例を示す平面図である。
【図49】自立鏡支持体の実施例を示す側面図である。
【図50】自立鏡支持体を用いたアドレスの一部の側面図である。
【図51】図50のX9−X9線による矢視図である。
【図52】図51の使用の実施例を示す図である。
【図53】自立鏡支持体を用いたアドレスの実施例を示す一部平面図である。
【図54】鏡支持体を用いたアドレスの実施例を示す一部平面図である。
【図55】頭部ぶれ検出用マーカーと下げ振りの実施例を示す一部立面図である。
【図56】図55のX10−X10線による矢視図である。
【符号の説明】
1: マーカー支持スタンド 24a:くぼみマーカー
1a:マーカー支持スタンド 24b:くぼみマーカー
2: マーカー支持スタンド 25a:マーカー
3: 鏡支持体
3a:鏡支持体 25b:マーカー
4: 鏡スタンド 26a:棒マーカー
5: 照明スタンド 26b:棒マーカー
6: 自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド 27a:鏡
7: 自立頭部ぶれ検出用マーカー照明鏡スタンド 27b:鏡
8: 自立マーカー支持スタンド 27c:鏡
9: 自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド 27d:鏡
10: 自立鏡支持体 28:テイ−マーカー
11: 自立マーカー支持スタンド 29:くぼみ
12: 自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド 30:差し込み軸
13: 自立鏡支持体 31:磁石
14: ゴルフマット 32:水平器
15: ゴルフマット 33a:照明
16: ゴルフマット 33b:照明
17: ゴルフマット 34:垂直支持部材
23a: 頭部ぶれ検出用マーカー 35a:下げ振り
23b: 頭部ぶれ検出用マーカー 35b:下げ振り
23c: 頭部ぶれ検出用マーカー 36:フック
37:カップ 51c:継手部
38:金属 52:継手部
39:ひも 53:水平回転
40a:ゴルフボール 54:垂直回転
40b:ゴルフボール 55a:台座
40c:ゴルフボール 55b:台座
41a:垂直支持部材 56:台座
41b:垂直支持部材 57:回転台座
42a:水平支持部材 60a:繰り出し自在
42b:水平支持部材 60b:繰り出し自在
42c:水平支持部材 61a:軸線周りの回転自在
43a:垂直支持部材 61b:軸線周りの回転自在
43b:垂直支持部材 62:首振り
44a:水平支持部材 67:発光部
44b:水平支持部材 70:ウッド
45a:垂直支持部材 70a:クラブヘッド
45b:垂直支持部材 71:パター
45c:垂直支持部材
46:ねじ穴 72a:ゴルフクラブ
47a:球体 72b:ゴルフクラブ
47b:球体 75:目線
47c:球体 75a:目線
48a:重錘 76a:目線
48b:重錘 76b:目線
49:継手板 77a:目線
50:継手部 77b:目線
51a:継手 78:目線
51b:継手部 78a:目線
79:目線先
79a:目線先
79b:目線先
80:目線先
81:移動幅
83:伸延幅
84:回転幅
85a:スタンス
85b:スタンス
87a:軌道
87b:軌道
90:グリーン
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフ練習において、プレーヤーの頭の動き具合及びクラブの軌道を知ることができるゴルフ練習装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的に、手軽なゴルフ練習装置として、アーム付きゴルフボールのアームを回転自在にゴルフマットに取り付けたゴルフ練習装置や、ゴルフボールに紐を取り付け、その紐をマットにセットしたゴルフ練習装置が公知である。また、パターにおいては、パターヘッドに円形のゴルフボールマークを設けたゴルフ練習装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のゴルフ練習装置においては、スイング中の頭の動きや、スイング軌道、並びに、スイートスポットで球を捕らえているか、及び、使用クラブに対して常に一定したスタンスがとられているかを知るためには、スイングフォームを映像や写真に撮ったり、又は他の人から見てもらわなければならないという問題があった。また、本出願人が先に出願した特願2003−34535号記載の蓄光性発光体からなるマーカーを設けたゴルフクラブでは、その使用におけるスイング軌道を知るために、前記発光体のマーカー部を照射して蓄光を容易にする照明が必要であった。
【0004】
本発明は、ゴルフ練習において、各クラブに対し常に一定したスタンス取りを行い、そのスタンスや目線方向に対して一定した位置にゴルフボールをセットすることを可能にするゴルフ練習装置を提供することを目的とする。
本発明は、また、スイングやストローク中に頭が動いた場合、その動いた方向や大きさを容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができるゴルフ練習装置を提供することを目的とする。
本発明は、さらに、一定の暗さ以上において、その暗さを利用して効果の出る練習を可能にし、特にスイング及びストローク時の軌道をスイング及びストローク中に自身で容易に確認できるようにしたゴルフ練習装置を提供するのを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
前記目的を達成するために、本発明に係るゴルフ練習装置は、以下の構成を有する。
(1)スイングやストローク中の頭の動き具合を知るために、アドレス時の目(頭)の位置と、目線先となるマット上面又はグリーン上面との間の空間の任意の高さ位置に、目線上で支点となる任意の形状の頭部ぶれ検出用マーカーを設けている。このような構成とすることによって、頭部ぶれ検出用マーカーを支点にして、上方の目(頭)の位置と、下方のマット又はグリーン上面の目線先位置の三点の位置関係で、頭の位置が動くと、頭部ぶれ検出用マーカー下方の目線先位置が移動する。従って、図37で示すように目線先の移動方向とは逆方向に頭が動いたことになる。このように、スイングやストローク中に頭が動いた場合、その動いた方向や大きさを容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができる(図1、図2、図37、図43参照)
【0006】
(2)前記頭部ぶれ検出用マーカーは、直立して保持され上下方向に垂直に又は一定の傾斜角度をもって伸延する垂直支持部材(縦支持部材)とその垂直支持部材上端に連設し略水平方向に水平に又は一定の角度をもって延びる水平支持部材(横支持部材)からなる逆L字状の形状で、前記水平支持部材の先端に設けられてマーカー支持スタンドを形成している。従って、頭部ぶれ検出用マーカーを、クラブヘッドの軌道上のスイングに支障のない高さ位置で宙に浮いた状態で保持することができる。(図1、図43、図4〜7参照)
【0007】
(3)前記マーカー支持スタンドの頭部ぶれ検出用マーカーの先端には磁石が設けられ、その磁石に吸着してパターのライン方向を示す細長い棒状の棒マーカーが取り付けられている。従って、ライン方向に向かってパターを正確に振ることができる(図17、図46参照)
【0008】
(4)マーカー支持スタンドの水平支持部材先端部には、上向きに顔の一部を写す大きさの頭部ぶれ検出用鏡が設けられて鏡支持体を形成している(図8、図9参照)。従って、スイングやストローク中に頭が動いた場合、前記した頭部ぶれ検出用マーカーと同様に、その動いた方向や大きさを頭部ぶれ検出用鏡を用いて容易に知ることができ、それに基づいてスイングフォームを自ら矯正することができる。また、頭部ぶれ検出用鏡には、外周辺より横方向に突起した頭部ぶれ検出用マーカーを固着して取り付けることもできる。(図12、図13参照)
【0009】
(5)前記鏡支持体の頭部ぶれ検出用鏡の上面には、上向きに水平器を固着又は着脱自在に取り付けており、鏡面を水平にセットしやすくしている。従って、特にパター使用時のように、頭を頭部ぶれ検出用鏡の上方にもってきて顔が鏡に写るように頭部ぶれ検出用鏡をセットする場合、水平器の使用は効果的である。水平器は気泡管等を用いて、できるだけ小型にするのが好ましい。(図14、図15、図54参照)
【0010】
(6)前記スタンドの垂直支持部材及び水平支持部材は、それぞれ軸線方向に伸縮でき、または、軸線周りに回転自在な構造になっている。そして、前記水平支持部材は垂直支持部材との介設部を支点にして、上下及び水平回転自在な構成になっている。従って、クラブによってスタンスや立つ位置がことなっても、頭部ぶれ検出用マーカーを目線にあわせて調整することができる。(図4〜図9参照)
【0011】
(7)前記スタンドの垂直方向に伸縮自在に直立する垂直支持部材の上端には、首振り自在に頭部ぶれ検出用鏡が取り付けられて鏡スタンドを形成し、任意のクラブでのアドレスにおいて、そのアドレス時の顔の姿勢を変えない範囲の高い位置に主に顔の一部又は全部が写る大きさでアドレス前方に設けられている。従って、スイングやストローク中に頭が上下に動いた場合、これを検出してフォームの矯正を図ることができる(図10、図11、図1、図2、図42参照)
【0012】
(8)前記各スタンドの垂直支持部材を直立状態に自立させるために、垂直支持部材の下端には、所定の接地面積を有する台座が設けられて、据置き構造の自立スタンドになっている。従って、ゴルフ練習装置を安定状態にマット上に設置することができる(図26〜図32参照)
【0013】
(9)コンパクトな構造にして持ち運びを容易にするために、スタンド下端の小さめの台座には、折りたたみ構造に回転台座が設けられ、その回転台座には重錘となるゴルフボールを載置することもできる構造となっている。(図29〜図32参照)
【0014】
(10)芝が設けられたゴルフマットには、後述する理由からゴルフボール着座部を兼ねたくぼみを有するくぼみマーカーが任意の位置に設けられている。(図2、図3、図24、図25参照)
【0015】
(11)前記くぼみマーカーの上方空間に保持されている頭部ぶれ検出用マーカー位置は、任意のクラブでのアドレスの目線上で前記くぼみマーカーと重なる位置にセットされている。(図1、図2、図40、図42、図43参照)
【0016】
(12)垂直支持部材と水平支持部材の内、水平支持部材に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡には、下端に重錘を設けた構成からなる下げ振りが吊り下げられている。その下げ振り長さはゴルフボールの載置面よりやや浮いた長さが好ましい。(図18、図19、図49参照)
【0017】
(13)前記下げ振りの重錘の高さは、ゴルフボールの載置面より上方でパターのヘッドが十分通る高さに保持され、前記重錘の外幅の大きさは任意の形状の頭部ぶれ検出用マーカーの外幅より大きく後述するティーマーカーの外幅より小さい大きさに形成されている。そして、頭部ぶれ検出用マーカーと重錘迄の長さは一定の長さを保持されている。この場合、下げ振りを外さなくてよいので、利便性が向上する。(図55、図56参照)
【0018】
(14)練習グリーンにおいては、ゴルフマットに設けられているくぼみマーカーに替えて、グリーンなどでゴルフボールを拾い上げる時に用いるゴルフボールマーク用のティーマーカーの上面側にゴルフボールを載置しやすくするための球面体のくぼみを設けグリーン上に取り付けることもできる。(図20、図21、図49〜図51参照)
【0019】
(15)垂直支持部材と水平支持部材のうち、水平支持部材に設けられている下げ振りを具備する頭部ぶれ検出用マーカーまたは頭部ぶれ検出用鏡において、下げ振り下端の重錘をマットに設けられているくぼみマーカー又はグリーン上のティーマーカーの真上にセットすると、頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡は、必然的にくぼみマーカー又はティーマーカーの真上に位置することとなり、ゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカー又はティーマーカー上にゴルフボールを載置すると、ゴルフボールの中心と頭部ぶれ検出用マーカー又は頭部ぶれ検出用鏡の中心を結んだ目線は垂直方向の目線となる。(図43、図45、図49〜図53参照)
【0020】
(16)そして、マットに設けられているくぼみマーカーの上方に頭部ぶれ検出用マーカーをセットするために、スタンスと反対側の長手方向のマットの一端に、またはマットの直近に据置き構造のマーカー支持スタンドを固定配置し、さらに、水平支持部材の頭部ぶれ検出用マーカーを手前に向けて、すなわち、プレーヤーに向けて伸縮自在又は横方向に回転自在にして、頭部ぶれ検出用マーカー位置を調整しやすくしている。(図1、図2、図24、図26、図34、図38、図39、図43参照)
【0021】
(17)軸線方向に伸縮自在な垂直支持部材の上端に任意の高さに鏡を設けた鏡支持スタンドを、任意のクラブでのアドレスで顔を写しやすくするために、スタンスと反対側長手方向のマットの一端に又は同マットの直近に据置き構造の鏡スタンドを固定配置し、鏡面はアドレスの目線上で顔と正対する手前向きで容易に角度調整できる首振り自在な構造とすることができる。(図1、図2、図27、図42、図43参照)
【0022】
(18)くぼみマーカーを設けたゴルフマットの長手方向の一端又はそのマットの直近には、後述する蓄光性発光体部を蓄光(充光)するために、照明スタンドが固着又は据置き状態に設けられ、照明の向きはアドレス時において手前やや下向きのスイングに邪魔にならない位置に配置されている。(図1、図2、図22、図23、図40、図43参照)
【0023】
(19)据置き構造の照明スタンドの台座には、正面方向に向けてマーカー支持スタンドまたは鏡支持体及び直立する鏡スタンドが固着して取り付けられている。(図22、図23参照)
【0024】
(20)パター用ゴルフマットのくぼみマーカーは任意の間隔で複数設けられ、本発明の頭部ぶれ検出用マーカーを用いた複数の距離でのパット練習を可能にし、そのマーカー位置はマットの横幅の中央部が好ましい。(図3、図34参照)
【0025】
(21)夜間などの一定の暗さを利用して効果のある練習を行うため、以下に述べる部分を蓄光性発光体で形成している。すなわち、マットに設けられているくぼみマーカーの少なくともくぼみ底部、また頭部ぶれ検出用マーカー並びに棒マーカー及びパター用マットに設けられているカップの少なくとも底部、または、ゴルフボールの少なくとも表面並びに衝撃と衝撃音を緩和するためにスポンジで形成されたゴルフボール及びパター用マットに設けられているくぼみマーカー近くの一部上面を、蓄光性発光体で形成している。(図33、図34参照)
【0026】
以上、発光体部をマットに設けられた、又はマット直近に据置かれた照明で数十秒または数分間照射して蓄光(充光)を行い、一定以上の暗さにおいて発光体部から鮮明な発光を得ることができる。(図33、図34参照)
【0027】
(22)特願2003−34535号記載の発光体のマーカーを設けたクラブの蓄光(充光)も、前記照明で行い本発明の効果を高めるものとなる。(図33、図34参照)
【0028】
よって、鮮明に光る発光体部を目視により、スイング中の発光部(マーカー)の軌道を知ることができ、または、くぼみマーカー及び頭部ぶれ検出用マーカーとクラブのマーカーの軌道との重なり具合を目視することを可能にしている。(図36、図41参照)
【0029】
ゴルフボールの発光により夜間においても、ゴルフボールの視認を容易にしている。(図33、図34参照)
【0030】
棒マーカーの発光によりストローク中の棒マーカーとクラブのマーカーの重なり具合を見やすくしている。
【0031】
パター用マットの上面に設けられている発光体部の発光により、夜間でのパターヘッドの形状の確認をしやすくしている。(図47、図49参照)
【0032】
マットのカップの発光により夜間でカップを容易に視認できる。(図34参照)
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明に係るゴルフ練習装置を、添付図に示す実施例を参照して説明する。
(図1に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置を、昼間または夜間の一定の暗さを利用した練習に具体的に使用した状態を示す。
図示するように、ゴルフクラブ(図中、ウッドで示す)70でのアドレスで、ゴルフマット14に設けられているくぼみマーカー24bと、芝面上でクラブヘッドが十分通る高さで宙に浮いた状態に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bを、目線75で結んだ位置に、頭部ぶれ検出用マーカー23bの位置をセットする。
次に、ゴルフマット14に設けられているゴルフボール着座部をかねた図44で示す形状のくぼみマーカー24bの上に、ゴルフボール40bを載置する。
頭部ぶれ検出用マーカー23bを保持するマーカー支持スタンド1は、伸縮自在な垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状をなし、更に水平支持部材は、垂直支持部材との接続部を支点にして上下及び左右に回転自在になっている。
アドレスに対し正面のゴルフマット14の一端には、上端に頭部ぶれ検出用鏡27aが設けられた、上下に伸縮自在な鏡スタンド4が取り付けられ、その一定の高い高さの鏡面は目線方向で正対する向きにセットされ、顔の一部又は全部が写る構成になっている。
また、一定以上の暗さにおける夜間の練習では、ゴルフマット14に設けられている照明33aを用いて、蓄光性発光体から形成されたくぼみマーカー24b、ゴルフボール40b、及び頭部ぶれ検出用マーカー23bとクラブヘッドに設けられているマーカー部に照明光を照射して蓄光(充光)し、発光体部を発光状態にする。
【0034】
(図2に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置の全体構成を示す。
ゴルフマット14の任意の位置には、図44で具体的に示す形状を有するくぼみマーカー24bが設けられ、くぼみマーカー24bの少なくとも底部は蓄光性発光体で覆われ形成されている。そのくぼみの大きさは、ゴルフボールをくぼみ上に容易に載置し、そのくぼみ内にゴルフボールがわずかに沈む程度の大きさになっている。そして、ゴルフマット14の長手方向の一端には、後述する図4及び図5で示す逆L字状のマーカー支持スタンド1と、垂直支持部材34の上端に照明33aが取り付けられた照明スタンド5、及び、後述する図10、図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられている。
マーカー支持スタンド1の水平支持部材の先端に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bは、少なくともゴルフボールが載置できる範囲のマット上で、ゴルフクラブ70のヘッド70aが十分通る高さ位置に宙に浮いた状態に保持されている。また、任意のクラブ70のアドレスにおいて、くぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bは、目線75上で重なる状態に、目線先79をくぼみマーカー24bに合せてセットされている。そして、鏡スタンド4の上端に設けられている頭部ぶれ検出用鏡27aには目線77a方向で顔の中央部が写る位置に鏡27a面が配置されている。そして、照明33aの向きは蓄光性発光体で形成されたくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23b方向に向けて取り付けられている。
【0035】
(図3に示す実施例)
本実施例はパター用のゴルフマット17の構成について説明する。
パター用のゴルフマット17の任意の位置に、図44で示す形状のくぼみマーカー24bが複数設けられ、そのくぼみマーカー24b近くの一部分のマット面と前記くぼみマーカー24b及びカップ37の底部は、蓄光性発光体で覆われて形成されている。
【0036】
(図4及び図5に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンド1の具体的構成について説明する。
マーカー支持スタンド1を形成する垂直支持部材の内、パイプ状の下段の垂直支持部材41a内に、繰り出し自在60aかつ軸線周りに回転自在61aに上段の垂直支持部材41bを挿入して取り付け、その垂直支持部材41bの上端には球体47aを形成している。そして、一端に球体47bを設けた水平支持部材42aの他端側のパイプ形状の軸内には、繰り出し自在60b及び軸線周りの回転自在61bな他の水平支持部材42bが挿入して取り付け、その水平支持部材42bの先端には頭部ぶれ検出用マーカー23aが固着して取り付けている。そして、垂直支持部材41bと水平支持部材42aに形成されている球体47aと球体47bを一対の継手板49で挟んで連結し、逆L字状の形状のマーカー支持スタンド1を形成している。そして、その球体47a、47bと継手板49の接続部は、任意の方向に回転自在(主として、水平回転53及び垂直回転54)な構成になっている。そして、垂直支持部材41aの下端にはねじ穴46が設けられている。このねじ穴46にボルト47を台座55aに設けた貫通穴を挿通して螺合することによって、マーカー支持スタンド1を台座55aに固着状態に立設することができる。
【0037】
(図6及び図7に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンドの他の具体的構成について説明する。
マーカー支持スタンド2を形成する垂直支持部材の内、下段のパイプ状の垂直支持部材43a内に、繰り出し自在60a及び軸線周りの回転自在61a自在に上段の垂直支持部材43bが挿入して取り付けられ、その垂直支持部材43bの上端には、変形コの字状の継手部50が形成されている。そして一端に板状の継手部52を設けた水平支持部材44aの他端側のパイプ状の軸内には、繰り出し自在60b及び軸線周りの回転自在61b自在に他の水平支持部材44bが挿入して取り付けられ、その水平支持部材44bの先端には、頭部ぶれ検出用マーカー23aが固着して取り付けられている。そして、垂直支持部材43bと水平支持部材44aの端部に形成されている継手部50と継手部52を、左右に板状の継手部51bと変形コの字状の継手部51cから形成された継手51aを介して連結し、垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状のマーカー支持スタンド2を形成している。ここで、継手部50と継手51の接続部を支点にして、水平支持部材は、水平回転53と垂直回転54が可能である。そして、垂直支持部材43aの下端にはねじ穴46が設けられている。このねじ穴46にボルト47を台座55aに設けた貫通穴を挿通して螺合することによって、マーカー支持スタンド1を台座55aに固着状態に立設することができる。
【0038】
(図8及び図9に示す実施例)
本実施例も、マーカー支持スタンドの他の具体的構成について説明する。
本実施例に係るマーカー支持スタンドも、図4、5に示すマーカー支持スタンドと同様な構成を有する、即ち、鏡支持体3を形成する垂直支持部材の内、パイプ状の下段の垂直支持部材41a内に、繰り出し自在回転自在に上段の垂直支持部材41bが挿入して取り付けられ、その垂直支持部材41bの上端には球体47aが形成されている。そして、一端に球体47bを設けた水平支持部材42aの他端側のパイプ形状の軸内には、繰り出し自在回転自在になる頭部ぶれ検出用鏡27bを設けた水平支持部材42cが挿入して取り付けられている。そして、垂直支持部材41bと水平支持部材42aに形成されている球体47aと球体47bを一対の継手板49で挟んで取り付け、逆L字状の形状の鏡支持体3を形成している。そして球体47a、47bと継手板49の介設部は、任意の方向に回転自在な構成になっている。そして、垂直支持部材41aの下端には、ねじ穴46が設けられている。
【0039】
(図10及び図11に示す実施例)
下端にねじ穴46を設けたパイプ形状の下段の垂直支持部材45a内に、パイプ状の中段の垂直支持部材45bを繰り出し自在かつ回転自在に挿入して取り付け、その中段の垂直支持部材45bには、上端に球体47aを設けた上段の垂直支持部材45cが繰り出し自在回転自在に挿入して取り付けられている。そして、垂直支持部材45cの上方には、下方に球体47cを設けた頭部ぶれ検出用鏡27aが配置され、前記球体47a、47cを継手板49で挟んで取り付けて高さ調整容易な鏡スタンド4を形成している。そして、その球体47a、47cと継手板49の接続部は、任意の方向に回転自在になって、頭部ぶれ検出用鏡27aの向きを自由に首振り調整62できる構成になっている。
【0040】
(図12及び図13に示す実施例)
本実施例は、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図8及び図9に示す垂直支持部材と水平支持部材からなる逆L字状の鏡支持体の水平支持部材42cの先端に設けられている頭部ぶれ検出用鏡27cには、頭部ぶれ検出用鏡27cの外周辺より外側に突起した頭部ぶれ検出用マーカー23aが取り付けられている。
【0041】
(図14に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図14に示すように、水平支持部材42cの先端に上向きに設けられている頭部ぶれ検出用鏡27dの上面の任意の位置に上向きに水平器32が固着して取り付けられている。
【0042】
(図15に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
図15に示す実施例では、水平支持部材42cの先端に上向きに設けられている頭部ぶれ検出用鏡27bの上面に着脱自在に水平器32が配置され、その水平器32には一方の端にリングを設けた紐39が取り付けられている。そして、前記リングを水平支持部材42cに通して不使用時に水平支持部材42cに吊り下げ収納する構成としている。
【0043】
(図16に示す実施例)
本実施例は、以上説明した全ての実施例に適用できるものであり、頭部ぶれ検出用マーカー23bを蓄光性発光体で形成したことに特徴を有する。
【0044】
(図17に示す実施例)
本実施例も、以上説明した全ての実施例に適用できるものであり、頭部ぶれ検出用マーカー23cの先端部に磁石31を固着して設けたことを特徴とする。
【0045】
(図18に示す実施例)
本実施例は、図18に示す実施例では、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48aを設けた構成からなる下げ振り35aが取り付けられ、マーカー支持スタンド1aを形成している。そして、下げ振り35aの不使用時には、水平支持部材に設けられているフック36に掛け止めしている。
【0046】
(図19に示す実施例)
本実施例も、図8及び図9に示す実施例の変容例に係るものである。
即ち、図8及び図9で示す鏡支持体3に図12、13で示す頭部ぶれ検出用マーカー23aが取り付けられ、その頭部ぶれ検出用マーカー23a又は頭部ぶれ検出用鏡27cに、想像線で示す下端に重錘48aを設けた構成からなる下げ振り35aが取り付けられ、鏡支持体3aを形成している。そして、下げ振り35aの不使用時には、水平支持部材に設けられているフック36に掛け止めしている。
【0047】
(図20及び図21に示す実施例)
本実施例は、テイ−マーカー28を具備するゴルフ練習装置を示す。
即ち、図20及び図21に示す実施例では、任意の大きさの円形の薄板の上面に、球面体のくぼみ29が設けられ、その裏側の中央部には下向きに、任意の長さの棒状の差し込み軸30が一体構造に設けられてテイ−マーカー28を形成している。
【0048】
(図22に示す実施例)
本実施例は、ゴルフ練習装置が、さらに照明機能を有する場合である。
即ち、任意の面積を有する台座55aと、同台座55aに固着して取り付けられ、上部に照明33aを有する垂直支持部材34から構成されてなる据置き構造の照明スタンド5に、図18で示すマーカー支持スタンド1aが固着して並設されており、自立型の頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6を形成している。
【0049】
(図23に示す実施例)
本実施例も、ゴルフ練習装置が、さらに照明機能を有する場合である。
即ち、図22で示す照明スタンド5の台座55aに、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と、図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられて、自立頭部ぶれ検出用マーカーを具備する照明鏡スタンド7を形成している。
【0050】
(図24及び図25に記載の実施例)
本実施例は、ゴルフ練習装置の一部を構成するゴルフマットに関する。
図24に示す実施例では、ゴルフマット15の芝部の任意の位置には、芝上面よりくぼんだ図44で示す形状のくぼみマーカー24aが設けられ、そのくぼみの大きさはゴルフボールをくぼみ上に載置してゴルフボールがわずかにくぼみ内に沈む大きさで、ゴルフボールをくぼみ上に容易にセットできる必要最小限近くの大きさになっている。そして、マットの長手方向の一端には図4、5で示すマーカー支持スタンド1が固着して取り付けられた構成になっている。そして、頭部ぶれ検出用マーカー23aはくぼみマーカー24aの上方に配置されている。
【0051】
図25に示す実施例では、図24で示されるくぼみマーカー24aと、マーカー支持スタンド1が設けられたゴルフマット15のマーカー支持スタンド1直近のゴルフマットの一端に図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられてゴルフマット16を形成している。
【0052】
(図26〜図32に示す実施例)
本実施例は、マーカー支持スタンドと鏡スタンドを固着状態に取り付け、支持する台座に関する。
図26に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1が固着して設けられ、自立構造の自立マーカー支持スタンド8を形成している。
【0053】
図27に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して設けられ、自立構造の自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド9を形成している。
【0054】
図28に示す実施例では、任意の大きさの台座55bには、図19で示す鏡支持体3aが自立構造に固着して取り付けられて自立鏡支持体10を形成し、前記鏡支持体3aの頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48aを設けた下げ振り35aと水平支持部材には下げ振り35aを掛け止め収納するフック36が取り付けられている。
【0055】
図29及び図30に示す実施例では、図18で示すマーカー支持スタンド1aを自立及び折りたたみ構造にする為に、マーカー支持スタンド1aの下端に台座56を固着して設け、その台座56には丸棒からなる長四角のリング形状の回転台座57が縦方向に回転自由に取り付けられて自立マーカー支持スタンド11を形成し、図30で示すように折りたたみ可能な構造になっている。
【0056】
図31及び図32に示す実施例では、図29で示す回転台座57を設けた台座56には、図4及び図5で示すマーカー支持スタンド1と図10及び図11で示す鏡スタンド4が固着して取り付けられて折りたたみ構造に、自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド12を形成している。そして、リング形状の回転台座57には、ゴルフボール40aを重錘代りに載置できる構成になっている。
【0057】
(図33及び図34に示す実施例)
本実施例は、照明によって発光する蓄光性発光体の利用に関する。
図33に示す実施例では、図2で示されるゴルフマット14において、照明を点灯し蓄光性発光体からなるくぼみマーカー24bとゴルフボール40b並びに頭部ぶれ検出用マーカー23b及びゴルフクラブ70のマーカー25aに照射して蓄光(充光)を行っている。
【0058】
図34に示す実施例では、図3に示されるゴルフマット17と図22に示される自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6を用いてのパター練習において、照明33aを点灯し蓄光性発光体からなるくぼみマーカー24bとゴルフボール40b並びに頭部ぶれ検出用マーカー23b及びパター71のマーカー25bとマット面の発光部67に照射して蓄光(充光)を行っている。そして、高い位置にある他の照明33bで前記各蓄光性発光体部と主にカップ37を照射して蓄光(充光)を行っている。
前記2つの照明33aと33bの内、より近い位置の照明33aで強い光で蓄光する程より鮮明で長時間の発光が得られる。
【0059】
(図35〜図43に示す実施例)
本実施例は、本発明に係るゴルフ練習装置を用いた具体的練習方法に関する。
図35及び図36に示す実施例では、夜間の一定の暗さにおける練習では、図33で示されたように各マーカーやゴルフボールを照明で数秒から数分間照射して蓄光(充光)を行った後、照明を消し又は明りを絞り、蓄光部の発光の明るさを十分得た状態において、ゴルフクラブ70でのアドレスで、マットのくぼみマーカー24bとマット上面よりクラブヘッドが十分通る高さの頭部ぶれ検出用マーカー23bを目線75で結んだ位置に頭部ぶれ検出用マーカー23bの位置をセットし、そして、くぼみマーカー24bの上にゴルフボール40bを載置し、スイングを行うと、一定の暗さにおいて、くぼみマーカー24b、頭部ぶれ検出用マーカー23b及びクラブヘッドのマーカー25aやゴルフボール40bは発光し明るく光っているので、図36に示すように、クラブヘッドのマーカー25aの軌跡による軌道87aを十分察知することができる。そして、スイング中の頭の動き具合も、目線75上におけるくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bの重なり具合で確認することができる。
なお、図36では、インパクト後の目線75がアドレスの時と同じくくぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23bを結んだ状態に保たれている。したがって頭が動いていない理想的なスイングになっている。
【0060】
図37に示す実施例では、ゴルフクラブ70でのテークバックのトップの頭の位置は、アドレス時の目線75で結んだ頭部ぶれ検出用マーカー23b先のマット上面の目線先79a位置とテークバック時の目線75aの頭部ぶれ検出用マーカー23b先の目線先79b位置には、目線先の移動幅81が生じている。したがって頭が右側にスエーしていることが確認できることとなる。
よってアドレス時の目線先位置をマットに設けられているくぼみマーカーに合せて練習を行うと、目線先の移動状態が確認しやすくなる。
【0061】
図38及び図39に示す実施例では、シャフトの長短によるアドレス時のくぼみマーカー24aに対する頭部ぶれ検出用マーカー23a位置の調整状態を示し、短いゴルフクラブ(図中、アイアンで示す)72aでの目線76a上でくぼみマーカー24aと頭部ぶれ検出用マーカー23aとが重なり合う状態から、長いゴルフクラブ(図中、アイアンで示す)72bでの目線76b方向は、スタンス85a位置からマットより離れる右側寄りのスタンス85b位置に移動する。よって、目線76b方向は手前右側に傾斜がゆるくなるので、図38では頭部ぶれ検出用マーカー23aは手前側に伸延幅83程度移動する。一方、図39では、頭部ぶれ検出用マーカー23aは右側に回転幅84程移動する。
【0062】
図40及び図41に示す実施例では、マットのくぼみマーカー24bとマーカー支持スタンド1の頭部ぶれ検出用マーカー23b及びゴルフクラブ70のヘッドのスイートスポットを示す位置に設けられているマーカー25aが蓄光(充光)された発光状態において、ゴルフクラブ70のアドレスの目線75上でくぼみマーカー24bとヘッドのマーカー25a及び頭部ぶれ検出用マーカー23bを重ね合わせた状態でのスイングでは、明るく鮮明な各マーカーは、スイング中においても視認しやすく、図41で示すクラブヘッドのマーカー25aの軌跡の軌道87aが確認しやすい。したがって、アドレス時の各マーカーの重なり状態を保ったスイング練習を行うことが容易となる。図41では、くぼみマーカー24bと頭部ぶれ検出用マーカー23b及び軌道87aが重なった良いスイングを示している。よって、ゴルフボール40bを打たなくてもスイートスポットでゴルフボールを捕える練習を可能にしている。
【0063】
図42に示す実施例では、ゴルフクラブ70を用いてのアドレスにおいて、ゴルフマット16に設けられているマーカー支持スタンド1の頭部ぶれ検出用マーカー23aは、マット上面よりクラブヘッドが十分通る高さでマットに設けられているくぼみマーカー24aと目線75で結んだ位置にセットされ、そのくぼみマーカー24aの上にゴルフボール40aが載置されている。そして、マーカー支持スタンド1の直近に設けられている上端に鏡27aを有する鏡スタンド4では、任意の高さの鏡27aは、前記アドレス時の目線77aで主に顔の一部が写るよう鏡面を正対させた状態にセットされている。よって、スイングチェック時などで、たとえば、頭が下がった場合の目線77b先の鏡面に写された顔の位置は、頭が下がった分、顔の上部が写ることになる。
【0064】
図43に示す実施例では、パター71でのアドレス状態でゴルフマット17の前方には、図22で示す照明スタンド5にマーカー支持スタンド1aが取り付けられて形成された自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド6が配置され、マーカー支持スタンド1aに設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23bの高さは、パターのストロークに支障のないクラブヘッドが十分通る高さ位置にあり、ゴルフマット17に設けられているくぼみマーカー24bとパター71のスイートスポットを示すマーカー25bとを目線78で結んだ位置にセットしている。
【0065】
(図44及び図45に示す実施例)
本実施例はゴルフマットに関する。
図44に示す実施例では、ゴルフマット14、15、16、17に設けられているくぼみマーカー24a、24bの大きさは、そのくぼみマーカー24a、24bの上にゴルフボール40a,40b,40cを載置しやすく、くぼみにゴルフボールがわずかに沈む大きさになっている。
【0066】
図45に示す実施例では、ゴルフマット17には、底面が蓄光性発光体からなる複数のくぼみマーカー24bとカップ37の底面を蓄光性発光体で覆っている。そして、任意の位置のくぼみマーカー24bに目線で重なる位置に頭部ぶれ検出用マーカー23bをセットして、複数の距離の頭部ぶれ検出用マーカー23bを用いた練習用ゴルフマットにしている。そして、夜間の練習においては、パター71のヘッドの姿を見えやすくするために、くぼみマーカー24b近くのマット上面の一部を蓄光性発光体で覆って発光部67を設け、その発行部67上でのパター71の使用時では、発行部67の発光によりマット上が明るくなっているのでパター71のヘッドの姿を容易に視認することができる。
【0067】
(図46〜図48に示す実施例)
本実施例は棒マーカーに関する。
即ち、図46及び図47で示す先端に磁石31のついた頭部ぶれ検出用マーカー23cには、パターのライン方向を示す任意の長さの細長い棒マーカー26aが吸着して取り付けられ、棒マーカーの少なくとも中央部には磁石に吸着する金属38を設けて棒マーカー26aを形成し、又は棒マーカーの少なくとも上面を蓄光性発光体で形成した棒マーカー26bとなっている。
【0068】
図48に示す実施例では、任意の高さ位置の頭部ぶれ検出用マーカー23cの先端にライン方向に棒マーカー26aが取り付けられ、くぼみマーカー24a又はテイ−マーカー28の上にゴルフボール40aをセットし、パター71でのアドレス時の目線でゴルフボール40aと棒マーカー26aの長手方向の中央部が重なるようにしている。そして、パター71のマーカー25bと棒マーカー26aも重なる状態にして、スイートスポットでゴルフボールを捕え、ライン方向に沿ってストロークしやすくしている。
【0069】
(図49〜図56に示す実施例)
本実施例は、鏡支持体を用いたグリーン上での実施例に関する。
図19で示す鏡支持体3aをグリーン90上で自立させるため、同スタンドの下端には回転台座57を折りたたみ構造に設けた台座56が固着して取り付けられ、自立鏡支持体13を形成している。そして、前記回転台座57には、スタンドの自立の安定と転倒の防止を図るために、重錘として機能するゴルフボール40aを載置できるようにしている。そして、グリーン90に差し込んで取り付けられたテイ−マーカー28に対し任意の高さの頭部ぶれ検出用マーカー23aを真上にセットするために、頭部ぶれ検出用マーカー23aに取り付けられている下げ振り35aを吊り下げて容易に位置決めを行う。そして、想像線では下げ振り35aを鏡27cの裏面の中央部に設け、鏡27cの真下にテイ−マーカー28を配置することも可能である。
【0070】
図50、図51及び図52に示す実施例では、図49で示す要領でテイ−マーカー28の真上にセットされた頭部ぶれ検出用マーカー23aにおいて、下げ振り35をフック36に掛け止めして収納し、グリーン90上面と面一状態のテイ−マーカー28にゴルフボール40aを載置し、パター71でのアドレス時の目線78は垂直方向とし、頭部ぶれ検出用マーカー23a先の目線先80はゴルフボール40a上面の中央部に位置している。そして上向きに設けられている鏡27c面の向きを目線78a方向に正対させると、任意の大きさの鏡27cには顔の一部の内、目もと部分が写ることとなる。そして、図52で示すごとくストロークを行いパター71のマーカー25bの軌道87bは頭部ぶれ検出用マーカー23aと重なった状態を示し、テイ−マーカー28と頭部ぶれ検出用マーカー23aに写っている顔の目もと部分も、アドレス時と同じ状態のほとんど頭が動いていない実施例になっている。
【0071】
図53に示す実施例では、自立鏡支持体13の鏡27cの形状と大きさは、ゴルフボール40aの外径より小さい外径の円形の形状をなし、パター71のアドレス時の目線上でゴルフボール40aと任意の高さの鏡27cがゴルフボール40aの大きさ内に鏡27cが納まった状態に重なっている。そして、鏡27cには顔の目もと部分が写るアドレスになっている。
【0072】
図54に示す実施例では、鏡支持体3、3aの鏡27d上面に水平器32が設けられ、そのスタンドを用いたパター71でのアドレスで、ゴルフボール40aと上方の丸型構造の鏡27dが重なり、鏡面は水平器32により水平にセットされている。そして、鏡面には顔の目もと部の一部が写っている。
【0073】
図55及び図56に示す実施例では、ゴルフボール40a上方に設けられている頭部ぶれ検出用マーカー23aには、下端に重錘48bが設けられて形成された下げ振り35bが吊り下げ状態に取り付けられ、その重錘48bの高さはクラブヘッドが十分通る高さになっている。そして、重錘48bの外幅は、頭部ぶれ検出用マーカー23aの外幅より大きい大きさでゴルフボールの外幅より小さい大きさに形成されている。そして、図56では、真上からの目線78で頭部ぶれ検出用マーカー23aと重錘48b及びゴルフボール40aのそれぞれの中心位置で重なり、頭が動いた状態では、想像線で示す目線78a方向が頭部ぶれ検出用マーカー23aを支点にして変わっている。
【0074】
【発明の効果】
本発明は、以上説明してきたように構成されるので、以下に記載される効果を得ることできる。
【0075】
スイング中の頭の動き具合を知るために、本発明では、アドレス時の目の位置とマット面又はグリーン面との間の任意の高さ位置に、目線上の支点となる頭部ぶれ検出用マーカーを設けた状態で、目(頭)の位置が変わると頭部ぶれ検出用マーカーを支点にしたマット面又はグリーン上面の目線先位置が移動する。したがって、目線先が動くことにより頭の動きを間接的に知る効果を得る。
【0076】
たとえば、図37で示すようにアドレス時の頭の位置が仮に右に動いた場合、頭部ぶれ検出用マーカーを支点にした下方の目線先位置は左側に移る。したがって、目線先の動く方向とは逆方向に頭が動いたことになる。よって、スイング中において正確に頭の動く方向や大きさを知ることができる。
【0077】
このように、本発明では、アドレス時の目線先位置にマーカーを設けることにより、目線先の移動具合を確認しやすくし、アドレス時において、頭部ぶれ検出用マーカーに対し目線先位置を一定にするので、常に同じアドレスを取るのを容易にすることができる。
【0078】
そして、くぼみマーカー上の一定した位置にゴルフボールをセットしやすくするために、マットのくぼみマーカーは図44で示すようにゴルフボールをわずかに沈めるくぼみを設け、そのくぼみ上にゴルフボールを載置するゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカーとしている。又、グリーン上では上面にくぼみを有するテイ−マーカーとしてゴルフボールを載置しやすくし、頭部ぶれ検出用マーカーに対して常に一定した位置にゴルフボールをセットすることを可能にしている。そして、前記テイ−マーカーはグリーンなどで用いるゴルフボールマーク用のテイ−を兼ねることもできる大きさになっている。
【0079】
また、主にウッドやアイアンにおいて、頭の動きをより細かく確認するために、図1、42で示すようにアドレスでの正面にはアドレスの顔の前傾姿勢を変えない高さの高い位置に、顔に正対状態に顔の一部又は全部を写す大きさに鏡が設けられている。よって、わずかに動いても写る顔の位置が変り、また、鏡からはみ出すこととなるので小さな動きでも確認が容易で、特に頭部ぶれ検出用マーカーの使用では分かりにくい、頭の上下の動きを知るのに効果を発揮するものである。
【0080】
また、パターにおいても、図50〜図52に示すようにマットやグリーン上面より一定の高さ位置に、下向きの顔に正対状態に顔の一部が写る大きさに鏡が上向きに設けられ、わずかに頭が動いた場合、写る顔の位置が変り、また、鏡からはみ出すのでストローク中の頭の動きの確認が容易になっている。また、直接鏡面を目線で見なくても鏡に写った像が動くと気配で感じとることが可能である。
【0081】
また、主にパターにおいて、宙に浮いた状態に保持されている頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡に下げ振りが設けられたものでは、マットのくぼみマーカー又はグリーンでのテイ−マーカー及びその近くの任意の位置の真上に頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡をセットしやすくしている。そして、くぼみマーカー及びテイ−マーカーにはくぼみがもうけられてゴルフボールを載置しやすくしている。よって、頭部ぶれ検出用マーカー又は鏡に対して常に一定した位置にゴルフボールをセットするので常に安定したアドレス取りが行なえる。
【0082】
また、頭部ぶれ検出用マーカーに設けられている、下げ振りで重錘とゴルフボール載置面との間にパターヘッドが十分通る空間を設けたものにあっては、アドレス時に頭部ぶれ検出用マーカーの中心と重錘の中心及びゴルフボールの中心を重ねた状態の目線は垂直状態にあり、したがってゴルフボールの真上に頭(目)の位置を容易にセットできる効果を有し、ストローク中に頭部ぶれ検出用マーカーと重錘の重なり具合を常に一定に保つと頭が動いていないことになる。そして、下げ振りはストローク中に邪魔にならない高さに保持されているので下げ振りを収納する不便さもないものとなっている。
【0083】
また、図53及び図54で示すように、ゴルフボールの大きさより小さい大きさの円形の鏡にすると、鏡とゴルフボールを重ね合わせると鏡面を直視しやすくなり、鏡面に写った顔(頭)の動きをより正確に察知することができる。そして、図14、15で示す水平器で鏡面を水平調整容易にして、鏡に顔の中央部を写しやすくして鏡面の顔を見やすくしている。
【0084】
また、パターにおいて、マットには複数のくぼみマーカーが設けられているので、本発明の頭部ぶれ検出用マーカーや棒マーカー又は鏡を使った複数の距離の練習が可能となる効果を有する。
【0085】
また、折りたたみ構造のマーカー支持スタンドでは、衣服のポケットやゴルフバックなどに入れやすく携帯便利な大きさになっている。そして、容易に用意できるゴルフボールを重錘として用いると、よりコンパクトなスタンドとなるとともに自立の安定を得ることとなり、練習グリーンなどでの使用を便利にしている。
【0086】
また、頭部ぶれ検出用マーカーにライン方向を示す棒マーカーが設けられたものにあっては、パターのマーカーと棒マーカーを重ね合せるようにストロークすると、スイートスポットで球を捕えラインに沿って真っ直ぐなストローク練習ができやすい構成となっている。
【0087】
また、夜間などの一定の暗さを利用しての練習においては、光りを貯え発光する蓄光性発光体の性質を利用し、その発光色は一定の暗さの中で鮮明になり、その鮮明度はより強い光で発光部を照射するほど鮮明になり、また暗い程明るく鮮明な発光状態を得ることができる。
【0088】
よって、図33及び図34で示すごとく、各発光部への蓄光(充光)を容易にし、強い光を得るために本発明では、マット近くでスイングの支障のない所に照明を設けている。
【0089】
そして、鮮明な発光部を得ると、図36に示すスイング状態では、くぼみマーカーと頭部ぶれ検出用マーカーを目視によりしっかり確認することができ、しかも早い動きをするクラブのマーカーの軌跡(軌道)も目で捕えることができる。したがって、頭の動き具合やスイング軌道をスイング中に知ることを可能にしている。
【0090】
また、図41に示されるスイングでは、くぼみマーカーや頭部ぶれ検出用マーカーに対し、クラブヘッドのスイートスポットを示すマーカーの重なり具合を確認しやすいので、より正しいスイング軌道を得る練習に役に立つものになっている。
【0091】
また、図45に示すパターの練習においては、ストローク中であってもパターのマーカーは確認しやすいので鮮明に光っているゴルフボールの芯に向かってパターのマーカーを合せやすくしている。そして、パターの軌道ができるだけ長くラインに沿ってストロークされているかを容易に察知できるものである。
【0092】
また、くぼみマーカーや頭部ぶれ検出用マーカーに対し、パターのマーカーの重なり具合をストローク中に確認しやすくしている。
【0093】
また、図45に示されるように、くぼみマーカー近くのマット上面の一部は発光部が設けられているので、暗い状態でパターヘッドの姿を十分見えやすく、パターのフェイスをライン方向に合わせるのを容易にして練習をしやすくしている。そして、カップも発光体で形成されているので暗い中でもカップが良く見える構成になっている。
【0094】
また、図48に示される構成の棒マーカーを使用しての練習においては、鮮明に光る棒マーカーとパターのマーカーはストローク中でも確認しやすいので、両マーカーが重なり合った状態又はライン方向を示す棒マーカーにパターの軌道が平面上で平行になる練習を行うことが容易になっている。
【0095】
また、発光体からなるスポンジのゴルフボールを用いると、室内などでもネットを使用せず壁などに向かってクラブの軌道を確認しながら容易にショットの練習が可能で、しかも衝撃や衝撃音がないので壁などに傷を付ける心配や他の人に迷惑をかけることもない練習ができる。
【0096】
そして、夜間などの一定の暗さの中での本発明の練習装置においては、発光部に光を照射して蓄光(充光)を行うという動作が生じるが、通常の練習では息つく暇もない程連続してショットやストロークをする訳ではなく、ショットやストロークの合間を利用して数十秒又は数分間蓄光を行うとかなりの回数の練習を行う時間鮮明な発光を続ける。そして照明にセンサーを設けクラブのヘッドなどでON、OFFを行うとほとんど蓄光する面倒を感じることのない装置になる。
【0097】
このように同じクラブでは常に一定したアドレスを取りやすくし頭の動き具合や軌道を容易に知ることができるが、ゴルフにおいて、頭を動かさずスイング軸を一定に保つことが良いとされているが、頭を全く動かさずスイングするというのはなかなかむつかしく、頭の動き方を知ることにより、各自のスイングの癖や欠点を見つけスイング動作の目標設定に大いに役立つものと思われる。
【0098】
また、頭部ぶれ検出用マーカーの下方にくぼみマーカーやテイ−マーカーがない場合においても昼間においては、マットやグリーン上面の目線先の動きは確認することができるので、前記くぼみマーカーやテイ−マーカーがない場合でも頭部ぶれ検出用マーカーの効果を大きく減ずることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す側面図である。
【図2】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図3】ゴルフマットの実施例を示す平面図である。
【図4】マーカー支持スタンドの実施例を示す平面図である。
【図5】図3のX1−X1線による矢視図である。
【図6】マーカー支持スタンドの実施例を示す平面図である。
【図7】図6のX2−X2線による矢視図である。
【図8】鏡支持体の実施例を示す平面図である。
【図9】図8のX3−X3線による矢視図である。
【図10】鏡スタンドの実施例を示す正面図である。
【図11】図10のX4−X4線による一部矢視図である。
【図12】鏡と頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部平面図である。
【図13】図12のX5−X5線による矢視図である。
【図14】鏡に水平器を取り付けた実施例を示す一部斜視図である。
【図15】鏡に水平器を取り付けた実施例を示す一部斜視図である。
【図16】頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部拡大図である。
【図17】頭部ぶれ検出用マーカーの実施例を示す一部拡大図である。
【図18】マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図19】鏡支持体の実施例を示す斜視図である。
【図20】テイ−マーカーの実施例を示す平面図である。
【図21】図16のX6−X6線による矢視図である。
【図22】自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図23】自立頭部ぶれ検出用マーカー照明鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図24】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図25】ゴルフマットの実施例を示す斜視図である。
【図26】自立マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図27】自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図28】自立鏡支持体の実施例を示す斜視図である。
【図29】自立マーカー支持スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図30】図29の収納状態の実施例を示す斜視図である。
【図31】自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンドの実施例を示す斜視図である。
【図32】図31のX7−X7線による矢視図である。
【図33】ゴルフ練習装置の蓄光(充光)状態の実施例を示す斜視図である。
【図34】ゴルフ練習装置の蓄光(充光)状態の実施例を示す斜視図である。
【図35】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す正面図である。
【図36】ゴルフ練習装置を用いたスイングの実施例を示す正面図である。
【図37】ゴルフ練習装置を用いたスイングの実施例を示す正面図である。
【図38】ゴルフ練習装置を用いた2例のアドレスの実施例を示す側面図である。
【図39】図38のX8−X8線による一部矢視図である。
【図40】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの一部の実施例を示す側面図である。
【図41】ゴルフ練習装置を用いたスイングの一部の実施例を示す平面図である。
【図42】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの実施例を示す側面図である。
【図43】ゴルフ練習装置を用いたアドレスの一部の実施例を示す側面図である。
【図44】ゴルフボールの載置の実施例を示す一部拡大図である。
【図45】ゴルフ練習装置を用いた一部の実施例の平面図である。
【図46】棒マーカー取り付け部の実施例を示す斜視図である。
【図47】棒マーカーの実施例を示す平面図である。
【図48】棒マーカーを用いたアドレスの一部の実施例を示す平面図である。
【図49】自立鏡支持体の実施例を示す側面図である。
【図50】自立鏡支持体を用いたアドレスの一部の側面図である。
【図51】図50のX9−X9線による矢視図である。
【図52】図51の使用の実施例を示す図である。
【図53】自立鏡支持体を用いたアドレスの実施例を示す一部平面図である。
【図54】鏡支持体を用いたアドレスの実施例を示す一部平面図である。
【図55】頭部ぶれ検出用マーカーと下げ振りの実施例を示す一部立面図である。
【図56】図55のX10−X10線による矢視図である。
【符号の説明】
1: マーカー支持スタンド 24a:くぼみマーカー
1a:マーカー支持スタンド 24b:くぼみマーカー
2: マーカー支持スタンド 25a:マーカー
3: 鏡支持体
3a:鏡支持体 25b:マーカー
4: 鏡スタンド 26a:棒マーカー
5: 照明スタンド 26b:棒マーカー
6: 自立頭部ぶれ検出用マーカー照明スタンド 27a:鏡
7: 自立頭部ぶれ検出用マーカー照明鏡スタンド 27b:鏡
8: 自立マーカー支持スタンド 27c:鏡
9: 自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド 27d:鏡
10: 自立鏡支持体 28:テイ−マーカー
11: 自立マーカー支持スタンド 29:くぼみ
12: 自立頭部ぶれ検出用マーカー鏡スタンド 30:差し込み軸
13: 自立鏡支持体 31:磁石
14: ゴルフマット 32:水平器
15: ゴルフマット 33a:照明
16: ゴルフマット 33b:照明
17: ゴルフマット 34:垂直支持部材
23a: 頭部ぶれ検出用マーカー 35a:下げ振り
23b: 頭部ぶれ検出用マーカー 35b:下げ振り
23c: 頭部ぶれ検出用マーカー 36:フック
37:カップ 51c:継手部
38:金属 52:継手部
39:ひも 53:水平回転
40a:ゴルフボール 54:垂直回転
40b:ゴルフボール 55a:台座
40c:ゴルフボール 55b:台座
41a:垂直支持部材 56:台座
41b:垂直支持部材 57:回転台座
42a:水平支持部材 60a:繰り出し自在
42b:水平支持部材 60b:繰り出し自在
42c:水平支持部材 61a:軸線周りの回転自在
43a:垂直支持部材 61b:軸線周りの回転自在
43b:垂直支持部材 62:首振り
44a:水平支持部材 67:発光部
44b:水平支持部材 70:ウッド
45a:垂直支持部材 70a:クラブヘッド
45b:垂直支持部材 71:パター
45c:垂直支持部材
46:ねじ穴 72a:ゴルフクラブ
47a:球体 72b:ゴルフクラブ
47b:球体 75:目線
47c:球体 75a:目線
48a:重錘 76a:目線
48b:重錘 76b:目線
49:継手板 77a:目線
50:継手部 77b:目線
51a:継手 78:目線
51b:継手部 78a:目線
79:目線先
79a:目線先
79b:目線先
80:目線先
81:移動幅
83:伸延幅
84:回転幅
85a:スタンス
85b:スタンス
87a:軌道
87b:軌道
90:グリーン
Claims (32)
- プレーヤーがゴルフボール載置位置を目視する目線上で、かつ、クラブヘッド軌道上で同クラブヘッドが十分通る高さで宙に浮いた状態に配置する頭部ぶれ検出用マーカーと、同頭部ぶれ検出用マーカーを支持するマーカー支持体とを具備するゴルフ練習装置。
- 前記マーカー支持体は、地面上に立設した垂直支持部材と、基端部を垂直支持部材の上端部に連結すると供に前記プレーヤーに向けて水平方向に伸びる水平支持部材とを具備する逆L字状のマーカー支持スタンドによって構成され、前記水平支持部材の先端部に前記頭部ぶれ検出用マーカーを取り付けたことを特徴とする請求項1記載のゴルフ練習装置。
- 前記マーカー支持スタンドの前記垂直支持部材は、軸線方向に伸縮可能かつ軸線周りに回転可能に構成し、前記マーカー支持スタンドの前記水平支持部材は軸線方向に伸縮可能に構成したことを特徴とする請求項2記載のゴルフ練習装置。
- 前記マーカー支持スタンドの前記水平支持部材を、前記垂直支持部材に対して折り畳み可能に形成したことを特徴とする請求項2又は3記載のゴルフ練習装置。
- 前記水平支持部材方向の先端に取り付けた頭部ぶれ検出用マーカーに、前記垂直支持部材の高さより短い長さの下げ振りを取り付けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記水平支持部材方向の先端に取り付けた頭部ぶれ検出用マーカーに、下端に重錘を具備する下げ振りを、前記頭部ぶれ検出用マーカーと前記重錘間に一定の高さを保持して取り付け、前記重錘の外幅は前記頭部ぶれ検出用マーカーの外幅より大きくゴルフボールの外幅より小さい大きさで、前記重錘の下端高さはゴルフボール載置面よりクラブヘッドが十分通る高さ位置に設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記頭部ぶれ検出用マーカーに、着脱自在に細長い棒状マーカーを取り付けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記垂直支持部材下端に、前記マーカー支持スタンドを据置き構造に自立させる台座を取り付けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- プレーヤーがゴルフボール載置位置を目視する目線上に配置する頭部ぶれ検出用鏡と、同頭部ぶれ検出用鏡を支持する鏡支持体とを具備するゴルフ練習装置。
- 前記鏡支持体は、地面上に立設した垂直支持部材と、基端部を垂直支持部材の上端部に連結すると供に前記プレーヤーに向けて水平方向に伸びる水平支持部材とを具備する逆L字状の鏡支持スタンドによって構成され、前記水平支持部材の先端部に前記頭部ぶれ検出用鏡を取り付けたことを特徴とする請求項9記載のゴルフ練習装置。
- 前記鏡支持スタンドの前記垂直支持部材を、軸線方向に伸縮可能かつ軸線周りに回転可能に構成し、前記鏡支持スタンドの前記水平支持部材を、軸線方向に伸縮可能かつ軸線周りに回転可能に構成したことを特徴とする請求項10記載のゴルフ練習装置。
- 前記鏡支持スタンドの前記水平支持部材を、前記垂直支持部材に対して折り畳み可能に形成したことを特徴とする請求項10又は11記載のゴルフ練習装置。
- プレーヤーがゴルフボール載置位置を目視する目線上に配置する頭部ぶれ検出用マーカーを、前記頭部ぶれ検出用鏡の外周面であって前記水平支持部材の軸線の延長線上に取り付けたことを特徴とする請求項10〜12のうちいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記水平支持部材方向の先端に取り付けた頭部ぶれ検出用鏡に、前記垂直支持部材の高さより短い長さの下げ振りを取り付けたことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記頭部ぶれ検出用鏡の上面に水平器を設けたことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 垂直支持部材と一端に鏡が設けられた水平支持部材から形成された逆L字状の形状からなる鏡支持体で、前記垂直支持部材下端には、前記鏡支持体を据置き構造に自立させる台座が取り付けられた請求項10〜15のいずれか1項に記載のゴルフ練習装置。
- 前記台座を、重錘を形成するゴルフボールを載置可能な構成としたことを特徴とする請求項8又は18に記載のゴルフ練習装置。
- 前記台座には、直立する垂直支持部材の上端に前後に首振り自在な鏡を設け、前期垂直支持部材は軸線方向の上下に伸縮自在及び軸回転自在に形成された鏡スタンドを取り付けたことを特徴とする請求項8又は16記載のゴルフ練習装置。
- 下端に台座を設け、同台座に固着した垂直支持部材の上端に照明を取り付けて据置き構造の照明スタンドを構成し、前記台座に、さらに、垂直支持部材と一端に頭部ぶれ検出用マーカーを設けた水平支持部材から形成された逆L字状のマーカー支持スタンドを取り付けたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 垂直支持部材と、一端に頭部ぷれ検出用鏡と頭部ぶれ検出用マーカーを設けた水平支持部材とからなる逆L字状の形状の鏡支持体を構成し、前記垂直支持部材の下端に、前記鏡支持体を据置き構造に自立させる台座を取り付けられたゴルフ練習装置。
- 下端に台座を設け、同台座に固着した垂直支持部材の上端に照明を取り付けて据置き構造の照明スタンドを構成し、垂直支持部材の一端に、先端に頭部ぶれ検出用鏡と頭部ぶれ検出用マーカーを設けた水平支持部材をとりつけたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 下端に台座を設け、同台座に固着した垂直支持部材の上端に照明を取り付けて据置き構造の照明スタンドを構成し、前記台座に、直立する垂直支持部材の上端に前後に首振り自在な鏡を設け、前記垂直支持部材を軸線方向の上下に伸縮自在及び軸回転自在に形成した鏡スタンドを取り付けたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 芝を設けたゴルフマットにおいて、そのマットの長手方向の一端に、垂直支持部材と、一端に頭部ぶれ検出用マーカーが設けられた水平支持部材から形成された逆L字状のマーカー支持スタンドを取り付け、前記マット上にセットしたゴルフボール上方であって、プレーヤーがゴルフボール載置位置を目視する目線上に頭部ぶれ検出用マーカーを配置したことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 芝を設けたゴルフマットにおいて、そのマットの長手方向の一端に、直立する垂直支持部材の上端に前後に首振り自在な頭部ぶれ検出用鏡を設け、前記垂直支持部材を軸線方向に伸縮可能及び軸線周りに回転自在に形成することによって構成したことを特徴とするゴルフ練習マット。
- 芝を設けたゴルフマットにおいて、同マットの長手方向の一端に、垂直支持部材の上端に照明を設けた照明スタンドを固着して取り付けたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 芝を設けたゴルフマットにおいて、同マットの芝部の任意の位置に、ゴルフボールを載置かつ位置決めするゴルフボール着座部を兼ねたくぼみマーカーを設けたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 垂直支持部材と一端に頭部ぶれ検出用マーカーを設けた水平支持部材から形成された逆L字状のマーカー支持スタンドを形成し、同マーカー支持スタンドの垂直支持部材下端に台座を設けた自立構造のマーカー支持スタンドをグリーン上に据置した状態において、前記頭部ぶれ検出用マーカー下方のグリーン上面に、ゴルフボールを載置かつ位置決めするくぼみを設け、その裏側に棒状のさし込み軸を一体構造に成形した構造のティーマーカーをグリーン上面と略面一状態に埋め込んで取り付けるようにしたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- ゴルフマットの芝部に設けられているくぼみマーカーにおいて、同くぼみマーカーの少なくとも底面を蓄光性発光体で形成したゴルフ練習装置。
- 垂直支持部材と一端に頭部ぶれ検出用マーカーを設けた水平支持部材から形成された逆L字状のマーカー支持スタンド又は頭部ぶれ検出用マーカーを設けた鏡支持体において、前記頭部ぶれ検出用マーカーを蓄光性発光体で形成したことを特徴とするゴルフ練習装置。
- 芝を設けたゴルフマットの内、パター用のゴルフマットに設けられているくぼみマーカー近くの一部マット上面と、マットに設けられているカップの少なくとも底面を蓄光性発光体で覆って形成するようにしたことを特徴とするゴルフ練習装置。
- ゴルフボールの少なくとも表面を蓄光性発光体で形成したゴルフ練習装置。
- ゴルフボールはスポンジからなり少なくともゴルフボールの表面を蓄光性発光体で形成したゴルフ練習装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003207808A JP2004321767A (ja) | 2003-02-13 | 2003-08-19 | ゴルフ練習装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003034535 | 2003-02-13 | ||
JP2003055219 | 2003-03-03 | ||
JP2003207808A JP2004321767A (ja) | 2003-02-13 | 2003-08-19 | ゴルフ練習装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004321767A true JP2004321767A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33514528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003207808A Pending JP2004321767A (ja) | 2003-02-13 | 2003-08-19 | ゴルフ練習装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004321767A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296508A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Best Shinkukan Seisakusho:Kk | ゴルフ練習用マット及びこれを用いたゴルフ練習用マット・クラブセット |
KR200472248Y1 (ko) * | 2012-09-13 | 2014-04-14 | 정범식 | 골프 퍼팅 연습장치 |
KR101720671B1 (ko) * | 2016-04-14 | 2017-04-03 | 강영복 | 골프스윙 보조기구 |
US9761013B2 (en) | 2012-12-21 | 2017-09-12 | Casio Computer Co., Ltd. | Information notification apparatus that notifies information of motion of a subject |
JP2022109191A (ja) * | 2021-01-14 | 2022-07-27 | 株式会社 ベスコン | パッティング練習装置 |
-
2003
- 2003-08-19 JP JP2003207808A patent/JP2004321767A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296508A (ja) * | 2005-04-15 | 2006-11-02 | Best Shinkukan Seisakusho:Kk | ゴルフ練習用マット及びこれを用いたゴルフ練習用マット・クラブセット |
KR200472248Y1 (ko) * | 2012-09-13 | 2014-04-14 | 정범식 | 골프 퍼팅 연습장치 |
US9761013B2 (en) | 2012-12-21 | 2017-09-12 | Casio Computer Co., Ltd. | Information notification apparatus that notifies information of motion of a subject |
KR101720671B1 (ko) * | 2016-04-14 | 2017-04-03 | 강영복 | 골프스윙 보조기구 |
WO2017179884A1 (ko) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | 강영복 | 골프스윙 보조기구 |
JP2022109191A (ja) * | 2021-01-14 | 2022-07-27 | 株式会社 ベスコン | パッティング練習装置 |
JP7262063B2 (ja) | 2021-01-14 | 2023-04-21 | 株式会社 ベスコン | パッティング練習装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5860871A (en) | Golf club swing training apparatus | |
US6071202A (en) | Golf swing training method | |
US5513842A (en) | Golf swing training aid | |
US6059672A (en) | Golf training device particularly for the short game | |
US7572192B1 (en) | Golf swing training aid | |
US8986128B2 (en) | Golf swing practice apparatus | |
WO1999065574A2 (en) | An apparatus to aid colfers achieve a consistent golf swing | |
CN106714913B (zh) | 高尔夫推杆矫正装置 | |
US9468831B2 (en) | Golf swing apparatus | |
US5709612A (en) | Golf putting device | |
US8951137B2 (en) | Golf putting aiming aid | |
JP2004321767A (ja) | ゴルフ練習装置 | |
US4786057A (en) | Golf swing training device | |
KR101235649B1 (ko) | 골프 시뮬레이팅 장치 및 방법 | |
JP2015226778A (ja) | パターアライメント装置 | |
US20080064519A1 (en) | Golf swing trainer | |
US20040132539A1 (en) | Putting practice kit and method | |
US6881068B2 (en) | Golf training apparatus and method | |
JP2010158332A (ja) | ゴルフクラブの選定方法 | |
US20060230628A1 (en) | Method of and an apparatus for establishing a golf practice range | |
US5520391A (en) | Golf backswing training device | |
US20050181885A1 (en) | Apparatus For Practicing The Golf Putting Stroke | |
RU107951U1 (ru) | Тренажер для большого тенниса "теннисан" | |
TW200422076A (en) | Volley target exercise device | |
TWI739570B (zh) | 上桿輔助裝置及高爾夫球桿 |