JP2006294445A - 照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケット、照明構造に用いる光調整方法 - Google Patents

照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケット、照明構造に用いる光調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
発光管の端部に対してソケットの装脱着が行われても、輝度が変わることのない照明構造、照明構造に用いる発光管及びソケット、照明構造に用いる光量調整方法を提供する。
【解決手段】
ガラス管体21の両端部21a,21aには、ソケットとしての防湿ソケット30…が、各々着脱可能に嵌着されている。
更に、この防湿ソケット30には、これらの各端部21a,21aと電源や、或いは、隣接配置される他の蛍光ランプ20の防湿ソケット30,30との間を接続する被覆リード線25,25が、各々装脱着可能に接続されている。
端子33は、蛍光ランプ20のガラス管体21の外側面のガラス面に直接、接触することにより、外部電極として機能して、端子33に電力が供給されることにより、蛍光ランプ20が発光される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電飾等の発光看板のバックライトや各種照明装置等の照光に使用される発光管に用いる照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットに関し、特に、外部電極として、カーボンなどの導電材料を設けない発光管本体を用いる照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケット、照明構造に用いる光調整方法を提供するものである。
従来、液晶表示装置1等、屋内で使用される小型の表示装置のバックライトとして、図11に示すように、発光管としての外部電極蛍光ランプ2a…を複数本、隣接させて並設することにより、略面状のバックライト部2を構成するものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
このような従来のものでは、各外部電極蛍光ランプ2aの長尺状のガラス管体の両端部の外側にカーボンなどの導電材料を設けて形成された外部電極部2b,2bを、反射板4の上側外表面に露出された一対の帯状の導電体によって構成される電極連結線3,3に各々接触させて、電源部からの電力が供給されるように構成されている。
次に、この従来の外部電極蛍光ランプ2aを用いた液晶表示装置1の作用について説明する。
このように構成された外部電極蛍光ランプ2aを用いた液晶表示装置1では、各外部電極蛍光ランプ2aの長尺状のガラス管体の両端部の外側に各々形成された外部電極部2b,2bに、前記電極連結線3,3を介して、電源部から電力を供給することにより、並列方式で、全ての外部電極蛍光ランプ2a…が駆動される。
これらの外部電極蛍光ランプ2a…の照光は、拡散板5を介して、図示省略の液晶表示面等を裏面側から略均等に照明する。
また、前記特許文献1には、図12及び図13に示すような上側電極板7と下側電極板8とを合わせて、多重カプセル電極構造物6,6を構成し、内側の凹溝部7a…,8a…を所定の間隔で、凹設することにより、前記各外部電極蛍光ランプ2aの両端部に形成された外部電極部2b,2bを一定間隔で装着させるものも記載されている。
このようなものでは、前記多重カプセル電極構造物6,6から延設される電線9,9を介して、電力が供給されることにより、前記外部電極蛍光ランプ2a,2aが並列駆動されて点灯する。
特開2002−8408号公報(段落0029乃至0057、図1乃至図14)
しかしながら、このような従来の外部電極蛍光ランプ2a…を用いたバックライト部2では、前記カーボンなどの導電材料が設けられた外部電極部2b,2bに直接、前記電極連結線3,3を接触させて通電している。
また、図12及び図13に示すようなものでも、多重カプセル電極構造物6,6内の凹溝部7a…,8a…に、外部電極2b,2bを挿抜して装着するようにしているため、挿抜時に、外部電極部2b,2bの表面に設けられた導電材料が、擦れて剥がれてしまう虞があった。
このため、通電量が変わってしまい、所望の輝度が得られないといった問題があった。
特に、図12及び図13に示すような多重カプセル電極構造物6,6を用いるものでは、1本の外部電極蛍光ランプ2aを交換する際に、他の外部電極蛍光ランプ2a…も挿抜しなければならず、前記導電材料の剥がれ量も増大して更に、安定した輝度を得ることが困難であった。
そこで、この発明は、発光管の端部に対してソケットの装脱着が行われても、輝度が変わることのない照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケット、該照明構造に用いる光量調整方法を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、発光管の端部を挿抜入することにより、装脱着可能に形成されたソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触して、外部電極として機能する金属電極を設け、該金属電極に電力を供給することにより、該発光管を発光させる照明構造を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記発光管は、ガラス管体内に通電により発光する放電ガスを封止して発光管本体を構成すると共に、該発光管本体の端部には、前記金属電極が、該端部のガラス外周面に直接、接触されるように装脱着可能に設けられる請求項1記載の照明構造に用いる発光管を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記発光管の端部に、装脱着可能に設けられるソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触することにより、外部電極として機能する金属電極を有する請求項1記載の照明構造に用いるソケットを特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、ソケット本体の一方の発光管側開口部から発光管の端部を、装脱着可能に挿入すると共に、該ソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触して、外部電極として機能する金属電極を設け、該金属電極が該外周面に接触する接触面積を変更することにより、電流の供給により該発光管が発光する際の輝度を調整する請求項1記載の照明構造に用いる光調整方法を特徴としている。
このように構成された本願発明の請求項1記載のものは、発光管の端部が挿抜入されるソケット本体の内部に設けられた金属電極が、該発光管の端部の外表面に直接接触して、外部電極として機能して、電気的に導通が行われる。
このため、前記発光管の端部に、従来のようなカーボンなどの導電材料によって構成される外部電極部を設ける必要がない。
従って、前記ソケット本体の装脱着回数等に影響されず、常に、安定した照度を得ることが出来る。
また、請求項2に記載されたものは、該発光管本体の端部には、前記金属電極が、該端部のガラス外周面に直接、接触されるように構成されているので、従来のようなカーボンなどの導電材料によって構成される外部電極部を設ける必要がない。
このため、発光管の製造工程数及び、カーボンなどの導電材料を削減出来、製造コストを減少させることができる。
更に、請求項3に記載されたものは、ソケット本体の内部に、外部電極として機能する金属電極を有しているので、該ソケットを前記発光管の端部に装脱着するだけで、容易に該金属電極を、該端部に接触させて電流を導通させることができる。
このため、該ソケット本体を用いて、配線も容易に行えると共に、該端部の導電部分の保護を行える。
そして、請求項4に記載されたものは、前記ソケット本体の一方の発光管側開口部から発光管の端部が、挿入されて、該ソケット本体の内部で、前記金属電極の前記端部の外周面に接触する接触面積を変更することにより、電流の供給により該発光管が発光する際の輝度が調整できる。
このため、所望の輝度を得られて、輝度ムラを容易に解消できる。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための最良の実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットについて説明する。
図1乃至図10は、この発明の実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットを示すものである。
まず、構成から説明すると、この実施の形態では、主に発光管としての蛍光ランプ20に、電圧が印可されることにより、ガラス管体21の中空部内部に封止された放電ガス21bを、電磁場を発生させてプラズマとして発光するEEFL駆動方式が採用されている。
このEEFL駆動方式では、ガラス管体21の中空部内部に電極が無いため、比較的、耐久性が良好(CCFL駆動方式が、約40,000時間に対し、EEFL駆動方式が、約60,000〜80,000時間)で、例えば、長期間用いられる発光看板の光源の交換に伴うメンテナンス頻度を減少させることができる。
また、この実施の形態に用いられる蛍光ランプ20の管径は、約5.0mmφで、通常の蛍光ランプの管径(約20mm〜40mmφ)に比して、小径である。
そして、これらのガラス管体21の両端部21a,21aには、この実施の形態のソケットとしての防湿ソケット30…が、各々着脱可能に嵌着されている。
更に、この防湿ソケット30には、これらの各端部21a,21aと図示省略の電源や、或いは、隣接配置される他の蛍光ランプ20の防湿ソケット30,30との間を接続する被覆リード線25,25が、各々装脱着可能に接続されている。
次に、防湿ソケット30の構成について詳述する。
この実施の形態の防湿ソケット30には、樹脂成型品によって構成されるソケット本体としての樹脂製ソケット本体31が、設けられている。
この樹脂製ソケット本体31は、図2に示すように、軸方向に沿って中心軸近傍に穿設された端子保持空間部31aを有することにより、両端部に開口形成された発光体側開口部としてのランプ側開口部31bと、リード線側開口部31cとの間が連通された略円筒形形状に形成されている。
また、この樹脂製ソケット本体31の長手方向中央部の外周面には、環状に係止凹溝部31dが、凹設形成されている。
そして、この端子保持空間部31a内に、金属製の金属電極としての端子33が挿入された状態で、前記リード線側開口部31cに嵌着される略小判形状を呈する抜け止め部材32によって抜け止めされて、保持されるように構成されている。
この端子33は、前記蛍光ランプ20のガラス管体21の外側面のガラス面に直接、接触することにより、外部電極として機能して、この端子33に電力が供給されることにより、この蛍光ランプ20が発光されるように構成されている。
この端子33には、長板状の基部33eに、前記ランプ側開口部31bから挿入された前記蛍光ランプ20の端部21aの外周面を、略全面に渡り両側から挟持して電気的に導通させる断面半円弧状の接触片33a,33aが、左,右一対で、下面側では連続して一体となるように構成されている。
この接触片33a,33aは、上面側に設けられたスリット33gによって、縦方向左,右に分割されて前記蛍光ランプ20の端部21aを容易に装脱着可能とするように、拡開方向への弾性変形が許容されて挿入可能とすると共に、これらの接触片33a,33a間に端部21aが挿入された状態では、前記端部21aのガラス外周面に直接、内側面を略均等の圧力で接触させるように、略同一の曲率を有して構成されている。
また、この端子33の基部33eには、前記リード線側開口部31c近傍に位置して、樹脂製ソケット本体31の段部31eと、前記ランプ側開口部31bとの間の位置で、この段部31eと、抜け止め部材32とによって挟持されて固定される立壁部33bが、一体に設けられている。
この立壁部33bには、前記被覆リード線25の端部から露出する金属ワイヤ状の導線25aが挿通されて、リード線接続部を構成する導線用開口部33cが開口形成されている。
そして、この導線用開口部33cの上縁部から、抑え片33dが、下方に向けて一体となるように延設されている。この押え片33dには、ガイド三角凹部33f,33fが左,右一対形成されていて、前記各被覆リード線25,25の挿通によって、導線25a,25aの先端が、このガイド三角凹部33f,33fに当接して、導線25a部分が屈曲して、押圧方向への力が離散しないようにガイドされることにより、これらの導線25aが挿入される方向に向けて、前記抑え片33dを弾性変形させて、下端縁が揺動することより、前記導線用開口部33cの下縁との間に、前記導線25aが、挾まれて係止されるように構成されている。
また、前記抜け止め部材32には、前記被覆リード線25が挿通される丸孔32a,32aが、前記導線用開口部33cの下縁と、抑え片33dの下端縁との間に対応して、左,右一対形成されている。
そして、これらの防湿ソケット30には、前記ランプ側開口部31b側及び、前記リード線側開口部31c側から、樹脂製ソケット本体31を被覆する防湿部材としての略円筒形形状のランプ側シリコンカバー部材34及びリード線側シリコンカバー部材35が、各々外嵌されている。
このうち、図4に示すように、ランプ側シリコンカバ−部材34には、大筒部34aが設けられていて、この大筒部34aの一端部開口周縁には、前記係止凹溝部31dの一側端縁に係止される係止フランジ部34bが、内側に向けて一定の幅で、一体に突設形成されている。
このランプ側シリコンカバー部材34の他端部には、前記蛍光ランプ20のガラス管体21外周面に内周面を圧着させてシールを行う筒状のランプ挿入穴部34cが形成されていて、前記他端部から一定高さh1筒状部分が突設されることにより、シール代が大きくなるように構成されている。
また、前記リード線側シリコンカバー部材35には、大筒部35aが設けられていて、この大筒部35aの一端部開口周縁には、前記係止凹溝部31dの他側端縁に係止される係止フランジ部35bが、内側に向けて一定の幅で、一体に突設形成されている。
このリード線側シリコンカバー部材35の他端部には、前記被覆リード線25,25が各々挿通されると共に、被覆部分の外周面に内周面を圧着させてシールを行う一対のリード線挿通穴部35c,35cが形成されている。
このリード線挿通穴部35c,35cは、前記他端部から一定高さh2、突設されることにより、各被覆リード線25,25との間のシール代が大きくなるように構成されている。
そして、これらの蛍光ランプ20…の各端部に嵌着された前記防湿ソケット30は、隣接配置される蛍光ランプ20の防湿ソケット30と、被覆リード線25…を介して連結接続されて、他の被覆リード線を介して、インバータ装置等の電源に接続されて、電力線を介して、ACアダプタ等から、24V直流電流に減圧された電力が供給されるように構成されている。この実施の形態では、入力される電流が、約80kHz以下の矩形波として、前記上,下各列の各端子33,33に、嵌着される各蛍光ランプ20…を並列駆動させるように供給される構成としている。
次に、この実施の形態の蛍光ランプ20の作用について説明する。
まず、防湿ソケット31の組立順序に沿って説明すると、この実施の形態では、図8に示すように、予め前記端子33を樹脂製ソケット本体31の端子保持空間部31a内に挿入すると共に、前記抜け止め部材32によって、この端子33の立壁部33bが、前記樹脂製ソケット本体31内に形成された段部31eとの間に、挟持されて固定される。
また、図7に示すように、樹脂製ソケット本体31の前記ランプ側開口部31b側及び、前記リード線側開口部31c側から、前記ランプ側シリコンカバー部材34及びリード線側シリコンカバー部材35が、各々この樹脂製ソケット本体31を被覆するように外嵌される。
この際、この実施の形態では、前記防湿部材が、ランプ側シリコンカバー部材34及びリード線側シリコンカバー部材35に二分割されていて、前記樹脂製ソケット本体31のうち、前記外部電極蛍光ランブ20の端部21aが設けられた端部が挿入されるランプ側開口部31bが、ランプ側シリコンカバー部材34で覆われ、また、前記樹脂製ソケット本体31のうち、前記リード線25の導線25aを着脱可能に挿通するリード線側開口部31cが、リード線側シリコンカバー部材35で覆われることにより、容易に水密状態とすることができる。
この嵌着の際、前記ランプ側シリコンカバー部材34の係止フランジ部34bが形成されている端部の開口の内径は、前記樹脂製ソケット本体31の外径よりも小さく設定されていれば良く、このランプ側シリコンカバー部材34を構成するシリコンラバー材が、拡開変形されて、嵌着されると、前記係止フランジ部34bが、前記係止凹溝部31dの一側端縁に係止されると共に、前記樹脂製ソケット本体31の外周面に圧着されて、嵌着させた方向と逆方向への移動が阻止される。
このため、容易に、このランプ側シリコンカバー部材34が、前記樹脂製ソケット本体31から脱落する虞が減少する。
また、前記リード線側シリコンカバー部材35の係止フランジ部35bが形成されている端部の開口の内径は、前記樹脂製ソケット本体31の外径よりも小さく設定されていれば良く、このリード線側シリコンカバー部材35を構成するシリコンラバー材が、拡開変形されて、嵌着されると、前記係止フランジ部35bが、前記係止凹溝部31dの他側端縁に係止されると共に、前記樹脂製ソケット本体31の外周面に圧着されて、嵌着させた方向と逆方向への移動が阻止される。
このため、容易に、このリード線側シリコンカバー部材35が、前記樹脂製ソケット本体31から脱落する虞が減少する。
次に、蛍光ランプ20の両端部21a,21aへ、これらの防湿ソケット30,30が装着される。
すなわち、図2に示すように、前記蛍光ランプ20の端部21aが、この防湿ソケット30のランプ側開口部31b側に設けられた大筒部34aの一端部開口から挿入されて、嵌着される。
前記樹脂製ソケット本体31内部に設けられた端子33の接触片33a,33a間に、前記樹脂製ソケット本体31の一方のランプ側開口部31bから、蛍光ランプ20の端部21aが挿入されることによって、前記上面側に設けられたスリット33gから、縦方向左,右へこれらの接触片33a,33aが拡開されると共に、挿入状態では、弾性復帰力によって、前記端部21aのガラス外周面に直接、内側面が略均等の圧力で接触されて挟持され、このガラス管体21が、端部21aで支持される。
このため、容易に装着出来ると共に、金属製の接触片33a,33aが直接、ガラス製の蛍光ランプ20の外周面に接触される。
また、前記リード線側開口部31c側の丸孔32a,32aから、前記被覆リード線25が挿通されると、導線用開口部33cの下縁と、前記抑え片33dの下縁との間に前記導線25aが、挾まれて係止されることにより、被覆リード線25が接続されて、電気的に導通される。
このため、前記蛍光ランプ20の両端部21a,21aに、従来のようなカーボンなどの導電材料によって構成される外部電極部を設ける必要がない。
従って、前記防湿ソケット30の装脱着回数等に影響されず、常に、安定した照度を得ることが出来る。
更に、この実施の形態では、前記上面側に設けられたスリット33gによって、縦方向左,右に分割されている部分以外は、全周域に渡り、円弧形状の接触片33a,33aの内側面が、前記端部21aのガラス外周面に直接、略均等に接触されている。
このように、ガラス管体21の端部21aには、前記金属電極が、端部21aのガラス外周面に直接、接触されるように構成されているので、更に、電気的な導通は良好で、従来のようなカーボンなどの導電材料によって構成される外部電極部を設ける必要がない。
このため、蛍光ランプ20の製造工程数及び、カーボンなどの導電材料を削減出来、製造コストを減少させることができる。
更に、前記樹脂製ソケット本体31の内部に、外部電極として機能する端子33を有しているので、樹脂製ソケット本体31,31を前記蛍光ランプ20のガラス管体21の両端部21a,21aに装脱着するだけで、容易に金属電極を、端部21aに接触させて電流を導通させることができる。
このため、樹脂製ソケット本体31を用いて、被覆リード線25の配線が容易に行えると共に、端部21a,21aの電気的導電部分を、この防湿ソケット30で覆うことにより、物理的衝撃からの保護を行える。
更に、この実施の形態では、前記ランプ側シリコンカバー部材34及びリード線側シリコンカバー部材35が嵌着されることによって、前記樹脂製ソケット本体31の外側が被覆される。
これらの被覆によって、前記蛍光ランプ20は、ガラス管体21の外周面部が、前記ランプ挿入穴部34cの内周面に、一定の高さ寸法h1で圧着されると共に、前記リード線25の被覆部分の外周面が、前記リード線挿通穴部35cの内側面に圧着されて、シールが行われ、端部21aと、端子33との接触する部分及び前記リード線25の導線25aと端子33との接触部分が、前記樹脂製ソケット本体31の内側で、密閉されて、水密状態とすることができる。
また、図8中、二点鎖線若しくは一点鎖線で示すように、防湿ソケット30への前記端部21aの挿入寸法を変更することにより、樹脂製ソケット本体31の内部で、前記端子33の接触片33a,33aと、前記ガラス管体21の端部21aの外周面とが、接触する長手方向接触長さL1,L2…Lを自在に変更出来、電気的導通に用いられる接触面積を容易に変更させることが出来る。
例えば、接触面積が比較的大きい寸法Lの接触面積の方が、比較的小さい寸法L1,L2(L1<L2)よりも、輝度を明るくすることが出来る。
このため、一定の電流の供給が行われていても、挿入寸法のみを変更することにより、蛍光ランプ20が発光する際の輝度が調整出来、所望の輝度を得られて、輝度ムラを容易に解消できる。
特に、この実施の形態では、図1に示すように、各蛍光ランプ20の両端部に個別に、前記防湿ソケット30,30が設けられているので、複数本の蛍光ランプ20を平面状の発光看板の光源として用いる場合等、容易に個別の輝度調整が行えて、照明ムラを減少させることができる。
前記両側の端子33,33に電力を供給する電源としてのインバータの入力電圧が、24Vに固定されている。
この際の前記蛍光ランプ20の全光束は、335〜427cd/平方メートルで、殆ど変わらないが、輝度が約11000cd/平方メートルとなるように、前記防湿ソケット30への前記端部21aの挿入寸法が調整されて、樹脂製ソケット本体31の内部で、前記端子33の接触片33a,33aと、前記ガラス管体21の端部21aの外周面とが、接触する長手方向接触長さL1,L2…Lを自在に変更することにより安定させた。
このため、例えば、輝度の調整のために、インバータの入力電圧を可変制御(例えば、約19V〜24V等)する必要が無くなり、可変制御回路等の構成が不要で、回路構成の簡略化により、製造コストの増大を抑制できる。
また、出力の異なるインバータが複数種類存在する場合でも、同一の端子33を有する防湿ソケット30で共用できるため、少品種を大量に量産することにより、製造コストを減少させることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
即ち、前記実施の形態では、接触片33a,33aと、前記ガラス管体21の端部21aの外周面とが、接触する長手方向接触長さL1,L2…Lを自在に変更することにより、接触面積の調整を行っているが、特にこれに限らず、予め前記接触片33a,33a部分の長手方向寸法を長短させて形成することにより、接触面積の調整を行っても良く、接触片33aの形状、寸法及び材質が特に限定されるものではない。
また、例えば、前記実施の形態のように、上面部にスリットが設けられた円筒状に限らず、三角筒状、四角筒状或いは楕円筒状や、他の多角筒状であっても良く、形状、材質及び数量が特に限定されるものではない。
この発明の最良の実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、要部の構成を説明する分解斜視図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、図1中A−A線に沿った部分での断面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットに用いる防湿ソケットの構成を説明し、リード線側シリコンカバー部材を外した状態の端面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、ランプ側シリコンカバー部材のランプ挿入穴部を説明する端面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、ランプ側シリコンカバー部材及びリード線側シリコンカバー部材が、ソケット本体に嵌着された状態を示す側面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、リード線側シリコンカバー部材のリード線挿通穴部を説明する端面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットを説明し、ランプ側シリコンカバー部材及びリード線側シリコンカバー部材を、ソケット本体に嵌着する様子を示す側面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、要部の構成を説明する縦断面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、図8中B−B線に沿った位置での断面図である。 実施の形態の照明構造、該照明構造に用いる発光管及びソケットで、図8中C−C線に沿った位置での断面図である。 一従来例の液晶表示装置の構成を説明する分解斜視図である。 他の従来例の液晶表示装置に用いられる発光管に使用する多重カプセル電極構造物の分解斜視図である。 他の従来例の液晶表示装置で、多重カプセル電極構造物を発光管に用いる様子を説明する分解斜視図である。
符号の説明
20 蛍光ランプ(発光管)
21 ガラス管体(発光管本体)
21a,21a 端部
25 被覆リード線
30 防湿ソケット(ソケット)
31 樹脂製ソケット本体(ソケット本体)
33,33 端子(金属電極)

Claims (4)

  1. 発光管の端部を挿抜入することにより、装脱着可能に形成されたソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触して、外部電極として機能する金属電極を設け、該金属電極に電力を供給することにより、該発光管を発光させることを特徴とする照明構造。
  2. 前記発光管は、ガラス管体内に通電により発光する放電ガスを封止して発光管本体を構成すると共に、該発光管本体の端部には、前記金属電極が、該端部のガラス外周面に直接、接触されるように装脱着可能に設けられることを特徴とする請求項1記載の照明構造に用いる発光管。
  3. 前記発光管の端部に、装脱着可能に装着されるソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触することにより、外部電極として機能する金属電極を有することを特徴とする請求項1記載の照明構造に用いるソケット。
  4. ソケット本体の一方の発光管側開口部から発光管の端部を、装脱着可能に挿入すると共に、該ソケット本体の内部に、該端部の外周面に直接接触して、外部電極として機能する金属電極を設け、該金属電極が該外周面に接触する接触面積を変更することにより、電流の供給により該発光管が発光する際の輝度を調整することを特徴とする請求項1記載の照明構造に用いる光調整方法。

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