JP2006292384A - シート材識別装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート材識別装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート材に印加する衝撃力に基づいて該シート材の種類を識別するシート材識別装置において、シート材識別装置の小型化及び耐久性並びに精度の向上と、画像形成装置内におけるシート材識別装置のレイアウトの拡張及び配線の単純化を図る。
【解決手段】 信号出力手段1は導電性部材であり弾性を持つ伝達手段2により支保持され、衝撃力印加手段4と一体となってシート材9に衝撃力を印加する。印加した衝撃力の反動により信号出力手段1は電気信号を発生させ、発生した電気信号は伝達手段2を通じてリード線10を介し無線送信手段6へ伝達される。信号出力手段1より発生した電気信号は無線信号送信手段6により無線手段によって無線信号受信手段7に伝達され、該信号はシート材識別手段8に伝えられることにより、シート材9の種類が識別される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シート材識別装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、詳しくはシート材に衝撃力を印加することによりシート材の種類を識別するものに関する。
従来、複写機、プリンタ、あるいはFAX等の画像形成装置においては、通常のコピー紙の他、光沢紙、コート紙、フィルム状の透明樹脂等、様々な種類のシート材に画像を形成することに用いられている。
そして、このような様々な種類のシート材に画像を形成するようにした画像形成装置においては、シート材の種類を識別するためのシート材識別装置を備え、このシート材識別装置によってシート材の種類を識別した後、シート材に応じた搬送速度、定着温度等の条件で画像を形成するようにしたものがある。
ここで、このようなシート材識別装置としては、予めシート材自体に例えば数字コードや記号等のマーキングを施しておき、このマーキングを画像形成装置内に設けられたセンサにより読み取るようにしたもの(特許文献1参照。)がある。しかしながら、このシート材識別装置では、シート材にマーキングを施す手間やコストがかかるだけでなく、マーキングの施されていないシート材の種類を判別することができない。
そこで、衝撃印加手段を用いてシート材に衝撃力を印加した際に、衝撃印加手段と一体またはシート材を挟んで対面にある圧力センサより、印加した衝撃力に基づいた信号を出力させ、該出力信号がシート材の種類毎にピーク値やピーク間隔等が異なることを用い、シート材の識別を行うもの(特許文献2参照。)が提案されている。
このようなシート材識別装置の一例を、図8に示す。圧力センサである圧電素子1は固定具23により基盤部3の上部に固定され、基盤部3の下部には衝撃材4と、衝撃力を印加する位置を案内するガイド装置5が設置されている。圧電素子1の+電極側と−電極側には、半田付け半田盛り部22において細いリード線又はボンディングワイヤー24がそれぞれ半田付けされているが、細いリード線又はボンディングワイヤーは配線の引き回しに適さないため、さらに端子台20において通常のリード線10に接続されている。リード線10は、シート材の種類の識別を行うシート材識別信号処理回路ブロック8に接続されている。
圧電素子1、固定具23、基盤部3、衝撃材4が一体となりシート材9に衝撃力を印加した際に、圧電素子1は電気信号を発生し、細いリード線又はボンディングワイヤー24を介してリード線10へ伝わり、シート材識別信号処理回路ブロック8によりシート材9の種類の識別が行われる。
このように、従来、この圧電素子が出力する電流の取り出し、及び圧電素子への給電には、細いリード線やボンディングワイヤーが用いられていたが、フレキシブルプリント基板等を半田付けする(特許文献3参照。)という方法や、圧電素子に半田付けを行うことなく、給電部材で挟持接続することで圧電素子に給電を行う振動装置(特許文献4参照。)も提案されている。
特開平11−314443号公報 欧州特許出願公開第1286156号 実公平6−28954号公報 特開平9−201080号公報
しかしながら、近年、シート材識別装置を備えた画像形成装置全体のサイズ縮小が図られているおり、従来の細いリード線あるいはボンディングワイヤー等を圧電素子に半田付けして、回路に接続するために一旦端子台を介し、機械的に配線の引き回しに耐えうる別の通常のリード線に接続している方法では、半田付けの作業が余分に必要であるだけでなく、メンテナンス等で不具合が生じやすいという問題がある上に、端子台のスペースが必要であるために小型化の妨げとなっている。
さらに、従来の細いリード線あるいはボンディングワイヤー等を圧電素子に直接半田付けする方法では、細いリード線あるいはボンディングワイヤー線自体の副振動や、半田盛りの不均一性により出力信号の精度の低下が起こる恐れがあった。他に圧電素子から信号を取り出す手段として、フレキシブルプリント基板を用いることもできるが、リード線を用いる場合よりもコストがかかり、また副振動を起こしてしまうという問題がある。また、圧電素子を挟持し、該挟持する部材を用いて出力信号を取り出した場合には、衝撃力を印加した際に挟持部が圧電素子の機械的振動モードを阻害してしまうため、圧電素子の出力が低下してしまうという問題がある。
また、シート材識別装置の圧力センサを小型化するためには圧電素子を利用する必要があるが、圧電素子は比較的機械的破壊に弱いという問題がある。
さらに、シート材識別装置の衝撃力印加手段や圧電素子と、シート材識別手段とをリード線を用いて接続することは、配線が複雑になる上に、画像形成装置内にシート材識装置を設置する上で設置スペースの大きな制約となってしまう。
そこで、本発明の第1の目的は、シート材識別装置及びシート材識別装置から出力を取り出す配線についての省スペース化、及び組み立て作業性の向上と、圧力センサ自体の出力の精度を向上させることにある。
また、本発明の第2の目的は、シート材識別装置のレイアウト設計の自由拡大化と、配線材の削減及び配線の単純化にある。
上記の目的を達成するために、本第1の発明では、シート材に印加する衝撃力に基づいて該シート材の種類を識別するシート材識別装置であって、前記シート材に衝撃力を印加する衝撃力印加手段と、前記衝撃力印加手段により前記シート材に印加した衝撃力に基づく信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段を支持しダンパーの役割をすると共に、前記信号出力手段から出力された信号を伝達する伝達手段と、前記伝達手段から伝達された信号により前記シート材を識別するシート材識別手段と、を備えたことを特徴とする。
さらに、本第2の発明では、シート材に印加する衝撃力に基づいて該シート材の種類を識別するシート材識別装置であって、前記シート材に衝撃力を印加する衝撃力印加手段と、前記衝撃力印加手段により前記シート材に印加した衝撃力に基づく信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段から出力された信号を伝達する伝達手段と、前記伝達手段から取り出した信号を無線で送信する無線信号送信手段と、前記無線信号送信手段から送信された前記信号を受信する無線信号受信手段と、前記無線信号受信手段が受信した前記信号から前記シート材を識別するシート材識別手段と、を備えたことを特徴とする。
本第1の発明によれば、信号出力手段である圧力センサからの出力信号を伝達手段により取り出すことにより、細いリード線やボンディングワイヤー等を用いる必要が無いために、端子台等のスペースが必要無くなる。また、配線が単純化されることにより組み立ての作業性が向上し、さらに細いリード線やボンディングワイヤー等自体の副振動による圧力センサからの出力信号の精度の低下を防ぐことができる。
さらに、本第2の発明によれば、無線信号送信手段及び無線信号受信手段を用いることにより、衝撃力印加手段や信号出力手段等から独立した位置にシート材識別手段を設置することが可能となるため、シート材識別装置のレイアウト設計の自由度が増す。更に、両者の間に配線が不要なため、必要な配線材が削減され、また配線を単純化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシート材識別装置の一例である。信号出力手段である圧電素子1の+電極、−電極それぞれに伝達手段である支持部材2が接続されており、絶縁性を持った基盤部3まで出力信号として伝達する。支持部材2は、弾性を持った部材から構成される。圧電素子1と支持部材2の固定方法は半田付け、導電性接着剤による接着、接着剤による圧接及びこれらの組み合わせによる。
支持部材2の+電極側と−電極側には、それぞれ2本のリード線10が半田により固定されており、無線信号送信手段である無線送信機6に接続されている。無線信号送信機6により送信された信号は、無線信号受信手段である無線受信機7により受信され、シート材識別手段であるシート材識別信号処理回路8へ送信される。
衝撃力印加手段は、不図示の駆動手段及び衝撃材4から構成される。衝撃材4は、基盤部3を挟んで圧電素子1及び支持部材2と一体であり、衝撃材4の周囲に設置されたガイド装置5により衝撃力を印加する位置を決める。圧電素子1と、支持部材2及び基盤部3、衝撃材4(以下、単に「衝撃力印加部26」とする)は不図示の駆動手段によりシート材9に衝撃力を印加する。
上記構成において、シート材9の識別を行うために、不図示の駆動手段により衝撃力印加部26がシート材9に衝撃力を印加する。ここで、衝撃力印加部26に衝撃力を印加させる駆動手段は、衝撃力印加部26を自由落下させる機構でもよいし、ばねや電磁力、エアー等により衝撃力を印加させるものでもよい。
シート材9に衝撃力を印加した衝撃力印加部26は、印加した衝撃の反動を受ける。同時に、弾性を持つ支持部材2は、この衝撃を受けることにより圧電素子1を伴って振動を行い、上方から下方へ、また下方から上方へと運動方向が変化する際に圧電素子1に力を加えることになり、圧電素子1の形状変化を引き起こす。従って、圧電素子1は電気信号を出力し、支持部材2にその信号を伝達する。この圧電素子1が出力する信号は、シート材9の種類により異なる。支持部材2に半田付けされているリード線10により、圧電素子1による電気信号は無線送信機6に伝達され、無線送信される。
無線送信された信号は、無線受信機7により受信され、シート材識別信号処理回路8へと送信される。シート材識別信号処理回路8は、受け取った信号の波形からシート材9の
識別を行う。
このように、細いリード線又はボンディングワイヤー等を用いることなく、支持部材2により広い接触面から圧電素子の出力を取り出すことで、細いリード線やボンディングワイヤー等の副振動や、半田盛りの不均一性により圧電素子の出力する電気信号の精度が低下することを防ぐことができる。さらに、支持部材2によって、圧電素子1が衝撃力を印加した際に受ける衝撃を緩和できるだけでなく、圧電素子を挟持しないため、振動モードを阻害して該信号の出力を低下させることもない。
なお、本実施例においては圧電素子1を衝撃材4と一体としたが、シート材9を挟んで衝撃材4の対面に配置してもよい。また、シート材9の識別方法は、信号の強度、信号のピーク間隔等を用いてもよい。さらに、信号出力手段はボイスコイルであってもよい。以下に、衝撃力印加部26及び無線送信手段の具体的実施例を挙げる。
(実施例1:支持部材)
図2(a)は、支持部材としてコイルばねを使用した衝撃力印加部26の実施例の側面図である。図2(b)は実施例の上視図、図2(c)はコイルばね13,14と圧電素子1が接触する部分を圧電素子1の下面からみた断面図である。なお、図2において図1と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図2(a)に示すように、支持部材として、導電性部材であり、巻き径の太さが異なる2種類のコイルばねを用いている。図2(b)からわかるように、内側コイルばね14と外側コイルばね13は圧電素子の内側と外側をそれぞれ支える構成となっており、衝撃を与えて弾性変形をした際でも、巻き径の太さが異なることより、互いに接触することはない。圧電素子1とコイルばね13,14は、図2(c)に示すように圧電素子1の下面の電極12に内側コイルばね14が接合され、上面からの電極を折り返して下面まで導いた折り返し電極11に外側コイルばね13が接合されている。
外側コイルばね13及び内側コイルばね14にはそれぞれにリード線10が接続されており、基盤部3に接続されている。また、シート材9は平坦な表面をもつ硬質なシート材支持部25上に置かれている。
衝撃力印加部26は、駆動手段28により一定位置まで持ち上げられた後、駆動手段が図示の方向へ高速に回転することにより自由落下し、シート材支持部25上にあるシート材9へ衝撃力を印加する。
内側コイル14及び外側コイル14により緩和された衝撃力の反動を受けた圧電素子1は電気信号を出力し、その後内側コイル13及び外側コイル14が振動することから、二つのコイルからの力を受け、さらに電気信号を出力する。出力された電気信号は、内側コイル13及び外側コイル14を通じてリード線10へ出力される。
(実施例2:支持部材)
図3は、支持部材として板ばねを使用した衝撃力印加部26の実施例である。図3(a)は実施例の側面図、図3(b)は実施例の上視図、図3(c)は板ばね15,16と圧電素子1が接触する部分の断面図である。なお、図3において図1、図2と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図3(a)に示すように、支持部材として、導電性を持つ板ばね15,16を用いている。図3(b)からわかるように板ばね15,16は圧電素子の長手方向の両端に接続されており、互いに離されて位置に配置されている。
圧電素子1と板ばね15,16は、図3(c)に示すように、圧電素子1の下面の電極12に板ばね16が接続されており、上面から電極を折り返して下面まで導いた折り返し電極11に板ばね15が接続されている。
外側コイルばね13及び内側コイルばね14にはそれぞれにリード線10が接続されており、基盤部3に接続されている。また、シート材9は平坦な表面をもつ硬質なシート材支持部25上に置かれている。
衝撃力印加部26は、駆動手段28により一定位置まで持ち上げられた後、駆動手段が図示の方向へ高速に回転することにより自由落下し、シート材支持部25上にあるシート材9へ衝撃力を印加する。
衝撃力印加部26が印加した衝撃力の反動により、板ばね15,16は撓むが、二つの板ばねは十分に離れているため、撓んだ際に接触することはない。圧電素子1は、板ばね15,16により緩和された衝撃力の反動を受けることにより電気信号を出力し、出力された電気信号は板ばね15,16を通してリード線10へ送信される。
なお、本実施例においては、二つの板ばねは互いに接触しない距離であるとしたが、絶縁部材両者の間に挟んで接触させてもよい。
(実施例3:支持部材)
図4(a)は、支持部材として導電ゴムを用い、シート材を支える支持台30に凹部30aを設け、信号出力手段である圧電素子1及び支持部材2を凹部30a内に設けた実施例の側面図である。図4(b)は、支持部材2である導電ゴムの17,18及び絶縁部材19の実施例を示した図であり、図4(c)は導電ゴム17,18及び絶縁部材19と圧電素子1が接触する部分の断面図である。なお、図4において図1、図2、図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
図4(a)に示すように、圧電素子1と、圧電素子1を支保持する導電ゴム17,18及び絶縁部材19は支持台30の凹部30aに支えられている。基盤部3及び衝撃材4並びにガイド装置5とはシート材9を挟んで圧電素子の上方にあり、駆動手段28によりシート材9に非接触な状態で固定されている。
圧電素子1を支持する導電ゴム17,18は、図4(b)に示すように絶縁部材19により絶縁され、直方体の導電ゴムの一角を分割した形状となっている。圧電素子1との接触面は、図4(c)に示すように、圧電素子1の下面12に導電ゴム17が接合され、上面からの折り返し電極11に導電ゴム18が接合されている。導電ゴム17,18にはそれぞれリード線10が接続されている。
駆動手段28が図示の方向に高速に回転することにより、圧電素子の上方にある基盤部3及び衝撃材4並びにガイド装置5は自由落下し、シート材9を挟んで圧電素子1に衝撃力を印加する。
圧電素子1に印加された衝撃力は導電ゴム17,18及び絶縁部材19により緩和され、圧電素子1はこの緩和された衝撃力に基づき電気信号を出力する。出力された電気信号は、導電ゴム17,18を介してリード線10へ送信される。
なお、本実施例においては、導電ゴム17,18を立方体の形状としたが、圧電素子の+電極側と−電極側の電気信号を伝達できればその形状はどんなものであってもよい。また絶縁部材19を用いず、互いに接触しない程度に距離を離してもよい。
(実施例4:無線信号送信手段及び無線信号受信手段)
図5は、シート材に印加する衝撃力に基づいて圧電素子が出力する電気信号を、電波を用いて無線通信する実施例のブロック図である。
圧電素子の出力及び該出力を無線送信手段まで伝達する部材は圧電素子ブロック501であり、無線送信手段は電波送信機ブロック502及び電波送出用アンテナ503である。無線信号受信手段は電波受信用アンテナ504及び電波受信機ブロック505であり、シート材識別手段はシート材識別信号処理回路ブロック506である。
圧電素子ブロック501から送られてきた電気信号は、電波送信機ブロック502に送られる。電波送信機ブロック502は、送られてきた電気信号を変調して符号化等の処理を行い、無線搬送可能な電波とする。電波送出用アンテナ503は、電波送信機502により搬送可能となった電波を送出する。
電波送出用アンテナ503より送出された電波は、電波受信用アンテナ504により受信され、電波受信機ブロック505へ送られる。電波受信機ブロック505は、送られてきた変調された信号を、圧電素子ブロック501から送られてきた信号へと復元し、シート材識別信号処理回路506へ送る。シート材識別処理信号回路ブロック506は、受信した信号に基づいてシート材の識別を行う。
(実施例5:無線信号送信手段及び無線信号受信手段)
図6は、シート材に印加する衝撃力に基づいて圧電素子が出力する電気信号を、光を用いて無線通信する実施例のブロック図である。なお、図6において図5と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
圧電素子の出力及び該出力を無線送信手段まで伝達する部材は圧電素子ブロック501であり、無線送信手段は光送信機ブロック602及び光送出用発光ダイオード603である。無線信号受信手段は光受信用ホトトランジスタ604及び光受信機ブロック605であり、シート材識別手段はシート材識別信号処理回路506である。
圧電素子ブロック501から送られてきた電気信号は、光送信機ブロック602に送られる。光送信機ブロック602は、送られてきた電気信号を変調して符号化等の処理を行い、無線搬送可能な光信号とする。光送出用発光ダイオード603は、光送信機ブロック602により搬送可能に変調された光信号を送出する。
光送出用発光ダイオード603より送出された光信号は、光受信用ホトトランジスタ604により受信され、光受信機ブロック605へ送られる。光受信機ブロック605は、送られてきた変調された信号を、圧電素子ブロック501から送られてきた信号へと復元し、シート材識別信号処理回路ブロック506へ送る。シート材識別処理信号回路ブロック506は、受信した信号に基づいてシート材の識別を行う。
(実施例6:無線信号送信手段及び無線信号受信手段)
図7は、シート材に印加する衝撃力に基づいて圧電素子が出力する電気信号を、音波を用いて無線通信する実施例のブロック図である。なお、図7において図5、図6と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
圧電素子の出力及び該出力を無線送信手段まで伝達する部材は圧電素子ブロック501であり、無線送信手段は音波送信機ブロック702及び音波送出用スピーカ703である。無線信号受信手段は音波受信用マイクロホン704及び音波受信機ブロック705であり、シート材識別手段はシート材識別信号処理回路ブロック506である。
圧電素子ブロック501から送られてきた電気信号は、音波送信機ブロック702に送られる。音波送信機ブロック702は、送られてきた電気信号を変調して符号化等の処理を行い、無線搬送可能な音波とする。音波送出用スピーカ703は、音波送信機ブロック702により搬送可能に変調された音波を送出する。
音波送出用スピーカ703より送出された音波は、音波受信用マイクロホン704により受信され、音波受信機ブロック705へ送られる。音波受信機ブロック705は、送られてきた変調された信号を、圧電素子ブロック501から送られてきた信号へと復元し、シート材識別信号処理回路506へ送る。シート材識別処理信号回路506は、受信した信号に基づいてシート材の識別を行う。
また、音波による無線信号の伝達では、画像形成装置の他の電気回路との電磁気的結合の影響を受けにくい。さらに、光を用いた無線信号の伝達と比較して、外乱光の影響を受けない。
なお、実施例1、実施例2、実施例3については、シート材識別手段に信号伝達を行う方法として、無線を用いずリード線による伝達方法を用いてもよい。また、実施例4、実施例5、実施例6についても、圧電素子ブロックにおける圧電素子1の電圧発生方法は、伝達手段を用いて取り出したものでなくてもよい。
本発明に係るシート材識別装置の概念図である。 支持部材にコイルばねを用いた図であり、(a)は側面図、(b)は上視図、(c)はコイルばねと圧電素子の接合部分の図である。 支持部材に板ばねを用いた図であり、(a)は側面図、(b)は上視図、(c)は板ばねと圧電素子の接合部分の図である。 支持部材に導電ゴムを用いた図であり、(a)は側面図、(b)は導電ゴムの斜視図、(c)は導電ゴムと圧電素子の接合部分の図である。 無線伝達手段に電波を用いた場合のブロック図である。 無線伝達手段に光を用いた場合のブロック図である。 無線伝達手段に音波を用いた場合のブロック図である。 従来のシート材識別装置の一例の概念図である。
符号の説明
1 信号出力手段(圧電素子)
2 伝達手段(支持部材)
6 無線信号送信手段(無線送信機)
7 無線信号受信手段(無線受信機)
8 シート材識別手段(シート材識別信号処理回路ブロック)
9 シート材
10 リード線
11 折り返し電極
12 電極
13 外側コイルばね
14 内側コイルばね
15、16 板ばね
17,18 導電ゴム
19 絶縁部材
20 端子台
22 半田付け半田盛り部
24 細いリード線又はボンディングワイヤー
26 衝撃力印加部
501 圧電素子ブロック
502 電波送信機ブロック
503 電波送出用アンテナ
504 電波受信用アンテナ
505 電波受信機ブロック
506 シート材識別信号処理回路
602 光送信機ブロック
603 光送出用発光ダイオード
604 光受信用ホトトランジスタ
605 光受信機ブロック
702 音波送信機ブロック
703 音波送出用スピーカ
704 音波受信用マイクロホン
705 音波受信機ブロック

Claims (13)

  1. シート材に印加する衝撃力に基づいて該シート材の種類を識別するシート材識別装置であって、
    前記シート材に衝撃力を印加する衝撃力印加手段と、
    前記衝撃力印加手段により前記シート材に印加した衝撃力に基づく信号を出力する信号出力手段と、
    前記信号出力手段を支持しダンパーの役割をすると共に、前記信号出力手段から出力された信号を伝達する伝達手段と、
    前記伝達手段から伝達された信号により前記シート材を識別するシート材識別手段と、
    を備えた、
    ことを特徴とするシート材識別装置。
  2. 前記伝達手段は、前記衝撃力印加手段と前記信号出力手段との間に介在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート材識別装置。
  3. 前記シート材を支える支持台を備え、前記信号出力手段を前記支持台上に設け、前記信号出力手段が前記シート材を介して前記衝撃力印加手段による衝撃力を受圧するシート材識別装置であって、
    前記伝達手段は、前記信号出力手段と前記支持台との間に介在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート材識別装置。
  4. 前記信号出力手段は、圧電素子である、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のシート材識別装置。
  5. 前記信号出力手段は、ボイスコイルである、
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載のシート材識別装置。
  6. 前記伝達手段は、導電性を持つ互いに絶縁された複数のコイルばねで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート材識別装置。
  7. 前記伝達手段は、導電性を持つ互いに絶縁された複数の板ばねで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート材識別装置。
  8. 前記伝達手段は、導電性を持つ互いに絶縁された複数のゴムで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のシート材識別装置。
  9. シート材に印加する衝撃力に基づいて該シート材の種類を識別するシート材識別装置であって、
    前記シート材に衝撃力を印加する衝撃力印加手段と、
    前記衝撃力印加手段により前記シート材に印加した衝撃力に基づく信号を出力する信号出力手段と、
    前記信号出力手段から出力された信号を伝達する伝達手段と、
    前記伝達手段から取り出した信号を無線で送信する無線信号送信手段と、
    前記無線信号送信手段から送信された前記信号を受信する無線信号受信手段と、
    前記無線信号受信手段が受信した前記信号から前記シート材を識別するシート材識別手段と、
    を備えた、
    ことを特徴とするシート材識別装置。
  10. 前記無線信号送信手段手段及び前記無線信号受信手段は、電波を用いて信号伝達を行う、
    ことを特徴とする請求項9記載のシート材識別装置。
  11. 前記無線信号送信手段及び前記無線信号受信手段は、光を用いて信号伝達を行う、
    ことを特徴とする請求項9記載のシート材識別装置。
  12. 前記無線信号送信手段及び前記無線信号受信手段は、音波を用いて信号伝達を行う、
    ことを特徴とする請求項9記載のシート材識別装置。
  13. 画像形成部と、請求項1乃至12の何れか1項に記載のシート材識別装置と、
    を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。

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JP2013044744A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Kun-Ta Lee 衝撃アセンブリに用いる軽量型衝撃ユニット及び衝撃アセンブリ

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