JP2006290025A - 冷蔵・冷凍船における冷風供給構造 - Google Patents

冷蔵・冷凍船における冷風供給構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 冷蔵・冷凍船の船艙に植立されたピラーの下部後方のグレーチングの下方の冷風の流れを円滑にして温度ムラの発生を防止する。
【解決手段】 船体の前後方向に複数の船艙を設け、該各船艙内の上下方向に複数の中間甲板を配置して区画を形成し、該区画内の一側にクーラールームを設け、前記中間甲板上に複数の木製根太32を水平方向かつ所定の間隔を有して配置すると共に、木製根太32上にグレーチング33を配置した風路35を有する床面を形成し、前記区画内に配置されたピラー36の下端を中間甲板上の風路35内に取りつけ、冷風Aを前記風路およびグレーチング33を経て前記区画内に供給する冷蔵・冷凍船において、 前記ピラー32の下端部に前記風路の上流側と下流側とを連通させる開口部39を形成した冷蔵・冷凍船における冷風供給構造。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵・冷凍船における冷風供給構造、より詳しくは野菜や果物、あるいは食肉や魚介類等を冷却しながら海上輸送する場合に使用される冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の改良に関するものである。
一般に、野菜や果物、あるいは食肉や魚介類等を冷却しながら海上輸送する場合、冷蔵・冷凍船が用いられている。この冷蔵・冷凍船は、図7に示すように船体1の前後方向に複数の船艙2a〜2cが構成され、かつ、この船艙2a〜2cには、上下方向に複数の中間甲板3a、3bが上下に配置されて複数の区画4a〜4cが形成されている。
そして、各区画4a〜4cについて、その一例を区画4bとして説明すれば図8に示すように、その一方の側面5b側に空気冷却器6を有するクーラールーム7を設けるとともに中間甲板3b(3a)上には間隔をあけて床面8が配置されている。この床面8は、図9に示すように、中間甲板3b上に所定の間隔で配置された複数の木製根太9とこの木製根太9上に配置されたグレーチング10とにより構成されている。そして、この床面8には、クーラールーム7に連なる多数の風路11が形成されている。
このような区画4a〜4c内には、パレット上に載置された果物等が積載されると空気冷却器6により冷却された冷風Aは、風路11からグレーチング10の小孔を経て区画4b内に供給され、積載されている野菜や果物、食肉あるいは魚介類等を所定の温度に冷却して上昇し、上部の連通孔12から再度クーラールーム7に内に導かれて循環するようになっている。
ところで、このような冷蔵・冷凍船において、区画内に冷風を効率よく供給することは極めて重要であり、そのための手段が、特開2000−85683号(特許文献1)や特開2001−27467号(特許文献2)で提案されている。
特開2000−85683号公報 特開2001−27467号公報
ところが、近来この冷蔵・冷凍船も大型化の傾向にあり、そのため、船艙内に形成される区画内にピラーを配置して、中間甲板を支持することが要求されるようになった。
この場合の一例を説明すれば、図10および図11に示すように区画20内の上下の甲板の間に複数のピラー21が配置されている。そしてこのピラー21の上端部21aは、上部の中間甲板22を支持する縦桁23の下面を支持し、その下端部21bは下部の中間甲板24の上面に取りつけられている。より具体的には、このピラー21は、必要により同一区画内に所定の間隔をおいて4〜6本も林立状態で配置される。
そして、このピラー21の下端部21bは、グレーチング25を貫通し、風路26を塞ぐように下部の中間甲板24上に達して配置されている。なお、27は、グレーチング25を支持する木製根太である。このような構造のため、冷風Aの流れは、図12および図13に示すように、このピラー21の下端部21bの背後面21c側に乱流が生じてグレーチング25の小孔より不均一に噴出することになる。
例えば、かかる冷蔵・冷凍船においては、冷風Aを風速10m/s程度で供給することとなるが、かかる状況とすればピラー21の下流側Bにピラー21の幅の4倍の長さにわたって流れが影響を受け(図12)、その部分の冷風量が不足することとなり、野菜や果物や食肉などの被冷却物を効率的に冷却することができないばかりではなく圧力損失が大きくなり、また、区画20内の温度ムラ、冷却ムラが発生することになる。
本発明は、前記問題点を解決することを目的とするものであって、請求項1記載の発明は、船体の前後方向に複数の船艙を設け、該各船艙内の上下方向にに複数の中間甲板を配置して区画を形成し、該区画内の一側にクーラールームを設け、前記中間甲板上に複数の木製根太を水平方向にかつ所定の間隔を有するように配置すると共に前記木製根太上にグレーチングを配置した風路を有する床面を形成し、前記区画内に配置されるピラーの下端を前記中間甲板上であってかつ前記風路内に取りつけるように構成し、前記クーラールーム内で生成した冷風を前記風路およびグレーチングを経て前記区画内に供給するようにした冷蔵・冷凍船において、前記ピラーの下端部に前記風路の上流側と下流側とを連通させる開口部を形成させるようにした冷蔵・冷凍船における冷風供給構造を提供するものである。
このように構成した冷蔵・冷凍船における冷風供給構造によれば、ピラーの上流側の風路内に供給された冷風は、ピラー下端部の開口部を貫通して後流側の風路内に達することができ、冷却風の乱れを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、開口部が、少なくとも一本の短管で形成されている冷蔵・冷凍船における冷風供給構造である。
このように構成された開口部を有する冷蔵・冷凍船における冷風供給構造によれば、開口部を流れる冷風は短管によりガイドされるためピラーの後方の流れを円滑にすることができ、冷却を均一に行うことができる。
そして請求項3に記載の発明は、開口部の断面形状が、丸形、楕円形または角形の何れから形成されている冷蔵・冷凍船における冷風供給構造である。
このようにピラーの下端に開口部を形成した冷蔵・冷凍船における冷風供給構造によれば、開口部をピラーの強度を保ちながら冷却風の流れをなるべく阻害しないようにすることができる。
以下図1ないし図6を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の要部拡大側面図であり、図2はその平面図である。
これらの図において、30は、区画31を形成する下部の中間甲板であり、この下部の中間甲板30上に木製根太32とグレーチング33とよりなる床面34が配置されるとともに風路35が形成されている。
36はピラーであって、このピラー36の下端は、グレーチング33を貫通し、風路35を塞ぐようにして中間甲板30に達して取りつけられている。そして、このピラー36の下端部には、開口部37が形成されている。この開口部37は、ピラー36の上流側の風路35aと下流側の風路35bとを連通させるものであって、上流側に拡開する導入部38を有する二本の短管39を貫通するように配置して構成されている。
前記構成による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造によれば、図示しない空気冷却器により生成された冷風Aは、クーラールームから風路35内に供給される。そしてこの風路35内に供給された冷風Aは、図3および図4に示すように一部は上流側の風路35aから区画31内に、また残りの冷風Aは、ピラー36の下端部に設けられた開口部37やピラー36の側面と木製根太32との間隙を経て後流側の風路35bに至り、ここから区画31内にそれぞれ分散して噴出・供給されこの区画32内に積載されている野菜や果物等を所定の温度に冷却することができるのである。
この場合、特にピラー36の後流側35b(背面)にも効率よく冷風Aを供給することがきるため、冷却効率(あるいは冷凍効率)を高めることができることは有効である。
前記実施例でピラー36の下端部に二本の短管39を貫通させることにより開口部37を形成したが、この開口部37は、これに限定されるものではなく、たとえば、一本の短管を貫通させて形成させてもよい。
図5は、本発明による他の実施例による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の要部拡大側面図、図6は図5のX−X線断面図であって、ピラー41の下端部には開口部42が形成されている。
この開口部42は、ピラー41の上流側41aと下流側41bとにそれぞれ角形の開口部42a、42bを形成し、この開口部42a、42bによって、上流側の風路43aと下流側の風路43bとを連通させるようにしたものである。
もちろん、この開口部42の形状はこの角形に限られるものではなく、丸形、楕円形などから適宜選択される。そして、開口部の大きさは、ピラーの強度、風路の形状やピラーの風路断面に占める割合などを考慮して適宜設定することとなる。
本発明の説明には野菜や果物、食肉や魚介類等の冷蔵を主体として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、冷蔵船は勿論、冷凍船のいずれにも使用できるものであり、したがって貨物としては、バナナ等の果物、食肉、魚介類などを冷蔵できる。
なお、冷蔵船を冷凍船に適用する場合は、調整する温度も冷凍する貨物に対応させて変化させることが必要であるが、ピラーによる冷風の流れを円滑にする作用効果は全く同じである。
本発明による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の要部の正断面図である。 本発明による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の要部の平面図である。 本発明による冷風供給構造の冷風の気流の状態を示す概念図である。 本発明による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の冷風の気流概念平面図である。 本発明による他の実施例による冷蔵・冷凍船における冷風供給構造の要部の正面図である。 図5のX−X断面図である。 冷蔵・冷凍船の概略側面図である。 従来の冷蔵・冷凍船内における冷風供給方法の説明用側断面図である。 従来の冷蔵・冷凍船内における冷風供給部の一部正断面図である。 ピラー配置部付近の冷蔵・冷凍船の区画内の一部断面図である。 ピラー配置部付近の冷蔵・冷凍船の区画内の一部平面図である。 ピラー配置部付近の冷蔵・冷凍船の区画内の冷風の気流概念平面図である。 ピラー配置部付近の冷蔵・冷凍船の区画内の冷風の気流概念側面図である。
符号の説明
1・・・船体(冷蔵・冷凍船)
2a〜2c・・・船艙
3a、3b、22、24、30・・・中間甲板
4a〜4c、20、31・・・区画
6・・・空気冷却器
7・・・クーラールーム
8、34・・・床面
9、27、32・・・木製根太
10、25、33・・・グレーチング
11、26、35・・・風路
12・・連通孔
21、36、41・・・ピラー
23・・・縦桁
37、42・・・開口部
39・・・短管

Claims (3)

  1. 船体の前後方向に複数の船艙を設け、該各船艙内の上下方向に複数の中間甲板を配置して区画を形成し、該区画内の一側にクーラールームを設け、前記中間甲板上に複数の木製根太を水平方向にかつ所定の間隔を有するように配置すると共に前記木製根太上にグレーチングを配置した風路を有する床面を形成し、前記区画内に配置されるピラーの下端を前記中間甲板上であってかつ前記風路内に取りつけるように構成し、前記クーラールーム内で生成した冷風を前記風路およびグレーチングを経て前記区画内に供給するようにした冷蔵・冷凍船において、前記ピラーの下端部に前記風路の上流側と下流側とを連通させる開口部を形成させたことを特徴とする冷蔵・冷凍船における冷風供給構造
  2. 開口部が、少なくとも一本の短管で形成されてなる請求項1に記載の冷蔵・冷凍船における冷風供給構造。
  3. 開口部の断面が、丸形、楕円形または角形の何れからなる請求項1に記載の冷蔵・冷凍船における冷風供給構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105644759A (zh) * 2014-11-10 2016-06-08 中集船舶海洋工程设计研究院有限公司 Cng运输船
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