JP2006287386A - 画像の天地判定方法及び画像の天地判定装置 - Google Patents

画像の天地判定方法及び画像の天地判定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 被写体表面の陰影の付き方に基づいて天地を正確に判定する。
【解決手段】 多数の画素を配列して構成された画像の天地判定装置であって、前記画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1手段と、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2手段と、前記判定結果により画像の天地を判定する第3手段とを含むことを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、画像の天地判定方法及び画像の天地判定装置に関する。
デジタルカメラで撮影された画像の形状は、短辺と長辺からなる矩形であり、その縦横比は、縦に対して横が長い、たとえば、「1対1.3」である。
図15は、デジタルカメラの撮影時の構え方を示す図である。この図において、デジタルカメラ1で被写体2を撮影するとき、通常は、(a)に示すように、デジタルカメラ1を水平に構えて被写体2を撮影する。このときの撮影画像は、横長の画像になる。他方、背景等の都合などから、しばしば、(b)や(c)に示すように、デジタルカメラ1を縦に構えて被写体2を撮影することもある。このときの撮影画像は、縦長の画像になる。
さて、デジタルカメラ1で撮影した画像を、たとえば、パーソナルコンピュータに取り込んで、そのディスプレイに再生表示して鑑賞する際、縦長の画像が混在していると都合が悪い。パーソナルコンピュータは、横長の画像と縦長の画像を区別できないため、縦長の画像であっても、表示上は横長の画像として取り扱われてしまうからであり、図示の例でいえば、(b)や(c)の被写体2が横に寝た形で表示されるからである。
ここで、被写体2の頭上を“天”、足下を“地”ということにすると、上記の不都合は、デジタルカメラ1の内部、または、パーソナルコンピュータの内部で画像の天地を判定し、常に“天”が上にくるように画像を加工(回転補正)することによって解消できる。
図16は、第1の従来技術の概念図である(特許文献1参照)。この従来技術では、デジタルカメラで撮影された画像3を4つの領域A1〜A4に分け、上二つの領域A1、A2の輝度値と下二つの領域A2、A3の輝度値とを比較し、輝度値が高い(つまり、明るい)方の領域を“天”、暗い方の領域を“地”と判定する。
図17は、第2の従来技術の概念図である(特許文献2参照)。この従来技術では、デジタルカメラで撮影された画像4の4隅の領域E1〜E4の輝度値を取り出し、それら四つの輝度値を相互に比較対照して、輝度値が高い(つまり、明るい)二つの領域を特定し、それらの領域に接する辺を“天”と判定する。
特開2000−184271号公報 特開2000−241846号公報
しかしながら、上記の従来技術にあっては、いずれも、単に撮影画像の明るい方の辺を天と判定しているに過ぎないため、たとえば、以下のような撮影条件の場合に誤判定を招くことがある。
図18は、従来技術の問題点の説明図である。(a)に示すように、被写体5の頭上に太陽等の高輝度体6が位置している場合、上記の従来技術は、被写体5の頭上の辺を天と判定するので、特段の不都合はない。しかし、(b)に示すように、被写体7の背景が暗めで、しかも、その背景の左右いずれかに(図では右側に)偏って、ホワイトボードや白壁または白基調のポスター類若しくは人工照明などの白色物体8が位置している場合、上記の従来技術にあっては、その白色物体8に近い辺(図では右辺)を“天”と誤認する。このため、天を上にするための所要の補正(左90度回転)を行うと、被写体7が横に寝てしまい、画像鑑賞の妨げになるという問題点がある。
そこで、本発明は、被写体表面の陰影の付き方に基づいて天地を正確に判定することにより、仮に背景中に白色物体が存在していた場合であっても、その白色物体に影響されることなく、天地の誤判定を招かない画像の天地判定方法及び画像の天地判定装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、多数の画素を配列して構成された画像の天地判定方法であって、前記画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1ステップと、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2ステップと、前記判定結果により画像の天地を判定する第3ステップとを含むことを特徴とする画像の天地判定方法である。
請求項2記載の発明は、多数の画素を配列して構成された画像の天地判定方法であって、前記画像の特定領域内の画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1ステップと、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2ステップと、前記判定結果により画像の天地を判定する第3ステップとを含むことを特徴とする画像の天地判定方法である。
請求項3記載の発明は、前記第3ステップは、減少傾向が大となる向きを天から地への向きとする請求項1または請求項2いずれかに記載の画像の天地判定方法である。
請求項4記載の発明は、前記画像の撮影時の条件に基づき前記特定領域を設定する第4ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像の天地判定方法である。
請求項5記載の発明は、前記画像がストロボ発光の下で撮影された画像であった場合には前記第1のステップ乃至第3のステップを実行しないようにする第5ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像の天地判定方法である。
請求項6記載の発明は、多数の画素を配列して構成された画像の天地判定装置であって、前記画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1手段と、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2手段と、前記判定結果により画像の天地を判定する第3手段とを含むことを特徴とする画像の天地判定装置である。
請求項7記載の発明は、多数の画素を配列して構成された画像の天地判定装置であって、前記画像の特定領域内の画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1手段と、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2手段と、前記判定結果により画像の天地を判定する第3手段とを含むことを特徴とする画像の天地判定装置である。
請求項8記載の発明は、前記第3手段は、減少傾向が大となる向きを天から地への向きとする請求項6または請求項7いずれかに記載の画像の天地判定装置である。
請求項9記載の発明は、前記画像の撮影時の条件に基づき前記特定領域を設定する第4手段をさらに含むことを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の画像の天地判定装置である。
請求項10記載の発明は、前記画像がストロボ発光の下で撮影された画像であった場合には前記第1手段乃至第3手段の動作を停止するする第5手段をさらに含むことを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の画像の天地判定装置である。
本発明では、多数の画素を配列して構成された画像の画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べ、隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるか、つまり、被写体表面の陰影の付き方に応じて画像の天地を判定する。
かかる判定において、ホワイトボードや白壁または白基調のポスター類若しくは人工照明などの白色物体は、上記の陰影がまったく観察されないか、またはきわめて少ないため、画像の天地判定に影響を及ぼさない。
以下、本発明の実施形態を、デジタルカメラを例にして、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あくまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によって本発明の思想が限定されないことは明らかである。また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャおよび周知の回路構成等(以下「周知事項」)についてはその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるので、以下の説明に当然含まれている。
図1は、デジタルカメラ10(画像の天地判定装置)の正面図及び背面図である。この図において、特に限定しないが、デジタルカメラ10は、箱形のカメラボディ11の前面に沈胴式のレンズ鏡筒12、ストロボ発光窓13及びファインダ前面窓14などを配置すると共に、カメラボディ11の上面に電源スイッチ15及びシャッターボタン16などを配置し、さらに、カメラボディ11の背面にファインダ後面窓17、撮影モード/再生モード切り換えスイッチ18、ズーム操作兼再生表示モード切替スイッチ19、MENUボタン20、上下左右方向移動ボタン21、SETボタン22、DISPボタン23、及び、縦横比「1対1.3」の表示画面をもつ液晶モニター24などを配置し、加えて、カメラボディ11の底面に蓋25を設け、この蓋25を開くことによってカメラボディ11の内部に実装されたバッテリ26やカード型メモリやカード型ハードディスクなどの大容量の外部メモリ27を着脱できるようになっている。
図2は、デジタルカメラ10の内部ブロック図である。この図において、デジタルカメラ10は、機能別に、撮像系28、制御系29、画像記憶系30、表示系31及び操作系32などに分類することができる。
これらの系毎に説明すると、撮像系28は、ボディ前面のレンズ鏡筒12に収められたズーム機能及びオートフォーカス機能付の撮影レンズ群33と、この撮影レンズ群33を通過した被写体像を二次元の画像信号、すなわち、縦横比「1対1.3」の、たとえば、I×J画素の画像信号に変換するCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などからなる電子撮像部34と、この電子撮像部34からの画像信号に対して所要の画像処理を施す映像処理部35と、画像処理後の画像信号を一時的に記臆する画像メモリ36とを備えるとともに、レンズ鏡筒12の不図示のフォーカス機構を駆動するフォーカス駆動部37と、同ズーム機構を駆動するズーム駆動部38と、ボディ前面のストロボ発光窓13に設けられたストロボ発光部39(ストロボ)と、このストロボ発光部39を駆動するストロボ駆動部40と、これらの各部(電子撮像部34、映像処理部35、フォーカス駆動部37、ズーム駆動部38、ストロボ駆動部40)を制御するための撮影制御部41とを備える。
制御系29は、上記の各系を制御してデジタルカメラ10の動作を集中的にコントロールするCPU42(第1手段、第2手段、第3手段、第4手段、第5手段)と、このCPU42の動作に必要な各種プログラムやデータを不揮発的に記憶するプログラムメモリ43と、ユーザ固有のデータ、たとえば、後述のMENU処理で任意に設定される画面回転オンオフデータ等を不揮発的且つ書き換え可能に記憶するユーザデータメモリ44と、任意の外部機器、たとえば、パーソナルコンピュータ45との間のデータの入出力を行う外部インターフェース部46とを備える。
画像記憶系30は、メモリインターフェース部47と、このメモリインターフェース部47に着脱可能に接続される外部メモリ27とを備える。表示系31は、CPU42から適宜に出力される表示データを一時的に保持するビデオメモリ(VRAM48)を含む表示制御部49と、表示制御部49の出力信号を表示する液晶モニター24とを備える。
操作系32は、カメラボディ11の各部に設けられた様々な操作ボタン類、すなわち、シャッターボタン16、撮影モード/再生モード切り換えスイッチ18、ズーム操作兼再生表示モード切替スイッチ19、MENUボタン20、上下左右方向移動ボタン21、SETボタン22、DISPボタン23を含む操作入力部50と、この操作入力部50からの操作信号をCPU42に入力するための入力回路51とを備える。
図3は、デジタルカメラ10の全体的な動作フローチャートを示す図である。この図において、デジタルカメラ10の電源スイッチ15がONになると、まず、撮影モード/再生モード切り換えスイッチ18の現在のスイッチ位置を調べて「撮影モード」であるか「再生モード」であるかを判定する(ステップS10)。そして、判定結果が「撮影モード」であれば、所要の撮影モード処理を実行し(ステップS11)、「再生モード」であれば、以下の再生モード処理を実行する。なお、撮影モード処理については、本発明と直接の関連性がないため、説明を省略する。
再生モード処理の流れは、概略、次のとおりである。まず、液晶モニター24に画像が表示されているか否かを判定し(ステップS12)、表示されていれば、後述のステップS21に進み、表示されていなければ、外部メモリ27に画像ファイル(撮影済画像)が格納されているか否かを判定する(ステップS13)。そして、画像ファイルが格納されていなければ、液晶モニター24に所要の警告メッセージ(たとえば“画像がありません”)を表示(ステップS14)して、MENUボタン20の押し下げ操作判定(ステップS15)を経た後、再びステップS10に復帰する。
一方、外部メモリ27に画像ファイルが格納されていれば、その画像ファイルの中から、たとえば、最後に撮影された画像ファイルを読み出し(ステップS16)、復号処理(Exif−JPEGフォーマットで圧縮された画像を元の画像に再生する処理)を行い(ステップS17)、次いで、ユーザデータメモリ44に記憶されている画像回転オンオフデータ(詳細は後述)を読み出して、その画像回転オンオフデータが“オン”に設定されているか否かを判定し(ステップS18)、“オン”に設定されていなければ、復号処理後の画像ファイルをそのまま液晶モニター24に表示する(ステップS19)一方、“オン”に設定されている場合には画像回転処理(ステップS20:第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ)を実行した後、画像回転処理後の画像ファイルを液晶モニター24に表示する(ステップS19)。なお、ステップS19で、画像ファイルを液晶モニター24に表示する際に、画像ファイルの画素数が液晶モニター24の画素数を上回っている場合は、液晶モニター24の画素数に合わせて画像ファイルを縮小してから液晶モニター24に表示する。
ここで、“画像回転処理”とは、後で詳しく説明するが、画像ファイルの天地を判定し、画像の上辺以外の辺が天と判定された場合に、その辺が上にくるように画像を回転加工する処理のことをいう。たとえば、画像の右辺が天と判定された場合は画像を左90度回転し、または、画像の左辺が天と判定された場合は画像を右90度回転し、若しくは、画像の下辺が天と判定された場合は画像を180度回転することをいう。
図4は、液晶モニター24に表示される画像例を示す図である。この図において、(a)に示す画像52は、被写体53(ここでは便宜的に人物像とする)の頭上側の上辺を“天”、足下側の下辺を“地”としたものである。すなわち、この画像52は、デジタルカメラ10を水平に構えて撮影したとき(図15(a)参照)のものであり、縦横比「1対1.3」の横長の画像であるから、そのまま同一縦横比の液晶モニター24やパーソナルコンピュータのディスプレイに表示して差し支えない。
これに対して、(b)に示す画像54は、デジタルカメラ10を縦に構えて撮影したとき(図15(b)参照)のものであり、縦横比の点で上記の画像52と一致するものの、被写体55の向き(90度異なっている)の点で上記の画像52と相違する。すなわち、この画像54は、正しくは、被写体55の頭上側の右辺を“天”、足下側の左辺を“地”としなければならないところ、液晶モニター24やパーソナルコンピュータのディスプレイ上では、図示のように、横長の画像として表示されるため、被写体55が横に寝てしまい、見た目の違和感を否めない。
かかる違和感を無くすためには、(c)に示すように、(b)の画像54を左90度回転すると共に、液晶モニター24の縦サイズに収まるように、縦横比を維持したまま縮小補正した画像54′を生成し、その画像54′を液晶モニター24に表示すればよい。ステップS20(及び後述のステップS26)の画像回転処理は、こうした一連の処理、すなわち、画像の天地判定から回転加工及び縮小補正までを実行するためのものである。
画像ファイルを液晶モニター24に表示すると、次に、上下左右方向移動ボタン21の「左側」又は「右側」が押されたか否かを判定する(ステップS21)。そして、いずれかが押されていれば、ユーザの所望による表示画像の入れ替えであると判断して、その押し下げ位置(「左側」又は「右側」)に対応した画像(撮影順番が一つ前の画像又は一つ後の画像)を外部メモリ27から読み出し(ステップS22)、復号処理する(ステップS23)。
次いで、上記のステップS18〜ステップS20と同様に、ユーザデータメモリ44に記憶されている画像回転オンオフデータを読み出して、その画像回転オンオフデータが“オン”に設定されているか否かを判定し(ステップS24)、“オン”に設定されていなければ、復号処理後の画像ファイルをそのまま液晶モニター24に表示する(ステップS25)一方、“オン”に設定されている場合には、上記のステップS20と同様の画像回転処理(ステップS26:第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ)を実行した後、画像回転処理後の画像ファイルを液晶モニター24に表示する(ステップS25)。
ステップS25で画像ファイルを液晶モニター24に表示すると、次に、「インデックス表示選択」か否かを判定する(ステップS27)。“インデックス表示”とは、外部メモリ27に格納されている画像ファイルの縮小画像を液晶モニター24に配列表示することをいう。インデックス表示を所望するユーザは、ズーム操作兼再生表示モード切替スイッチ19の「左側」を押し下げ操作する。また、このインデックス表示は、縮小画像の配列表示だけでなく、ファイル名や撮影日時等の文字情報をリスト表示する態様も含む。このリスト表示を希望するユーザは、ズーム操作兼再生表示モード切替スイッチ19の「右側」を押し下げ操作する。
図5は、液晶モニター24のインデックス表示画面を示す図である。この図において、液晶モニター24にはn枚(ここでは一例として9枚)のインデックス画像56a〜56iが横3列、縦3行のマトリクス状に配列されている。太枠で囲まれたインデックス画像56iは、現在選択中の画像(カーソルが位置している画像)である。
このような配列状態において、SETボタン22が押し下げ操作された場合には、選択中のインデックス画像(図示の例では太枠で囲まれたインデックス画像56i)に対応する画像ファイル(元の大きさの画像)を外部メモリ27から読み出して復号処理を実行(ステップS23)すると共に、ユーザデータメモリ44に記憶されている画像回転オンオフデータを読み出して、その画像回転オンオフデータが“オン”に設定されているか否かを判定し(ステップS24)、“オン”に設定されていなければ、復号処理後の画像ファイルをそのまま液晶モニター24に表示する(ステップS25)一方、“オン”に設定されている場合には、上記のステップS20と同様の画像回転処理(ステップS26)を実行した後、画像回転処理後の画像ファイルを液晶モニター24に表示する(ステップS25)。また、上下左右方向移動ボタン21が押し下げ操作された場合には、その上下左右方向移動ボタン21の押し下げ位置(「左側」又は「右側」)に対応して選択画像を変更する。なお、ステップS25で、画像ファイルを液晶モニター24に表示する際に、画像ファイルの画素数が液晶モニター24の画素数を上回っている場合は、液晶モニター24の画素数に合わせて画像ファイルを縮小してから液晶モニター24に表示する。
次に、上記の再生モード処理のステップS29で実行される「MENU処理」について説明する。
図6は、MENU処理のフローチャートを示す図である。このフローチャートでは、まず、液晶モニター24に再生モード用メニュー画面を表示する(ステップS29a)。次いで、ユーザによるメニュー項目の選択操作に対応した分岐判断を行い(ステップS29b)、いずれのメニュー項目も選択されていなければ、MENUボタン20の再押し下げを判定して(ステップS29c)、押し下げられていなければ、ステップS29bの分岐判断を繰り返す一方、MENUボタン20が押し下げられた場合には、再生モード用メニュー画面を消した後(ステップS29d)、フローチャートを終了する。
ステップS29bの分岐判断では、再生モードにおける様々な設定メニュー、たとえば、「拡大」、「スライドショー」及び「リサイズ」などに加えて、本実施形態特有の「画像回転オンオフ設定」のいずれかの分岐判断を行い、その判断結果に対応した処理を実行する。たとえば、「画像回転オンオフ設定」を判断した場合には、ユーザの設定値(画像回転する/しない)をユーザデータメモリ44に書き込むための画像回転オンオフ設定処理(ステップS29e)を実行する。
図7(a)は、再生モード用メニュー画面57を示す図である。液晶モニター24に表示された再生モード用メニュー画面57には、たとえば、拡大58、スライドショー59、リサイズ60及び画像回転オンオフ設定61などの各メニュー項目が並んでいる。ユーザによっていずれかのメニュー項目が選択されたときに、上記のフローチャートの分岐判断(図6のステップS29b)が成立し、それらの選択メニュー項目に対応した処理が実行される。すなわち、拡大58が選択されると、再生画像の拡大処理が行われ、また、スライドショー59が選択されると再生画像のスライドショー処理が行われ、また、リサイズ60が選択されると再生画像のリサイズ処理が行われる。さらに、画像回転オンオフ設定61が選択されると、ユーザの設定値(画像回転する/しない)をユーザデータメモリ44に書き込むための画像回転オンオフ設定処理(図6のステップS29e)が行われる。
図7(b)は、画像回転オンオフ設定のサブ画面62を示す図である。液晶モニター24に表示されたサブ画面62には、オンボタン63とオフボタン64が配置されている。反転表示中のボタンは現在の設定ボタンを示す。“画像回転する”を希望するユーザによってオンボタン63が押されると、ユーザデータメモリ44の画面回転オンオフデータが“オン”になり、一方、“画像回転しない”を希望するユーザによってオフボタン64が押されると、ユーザデータメモリ44の画面回転オンオフデータが“オフ”になる。
以上のとおり、本実施形態のデジタルカメラ10は、電源スイッチ15をオンにすると、そのときの撮影モード/再生モード切り換えスイッチ18の位置に応じて、ステップS11の撮影モード処理、または、ステップS10〜ステップS29の再生モード処理のいずれか一方が繰り返し実行される。また、再生モード処理中にMENUボタン20が押し下げ操作されると、画像回転オンオフのユーザ設定を行うための画像回転オンオフ設定処理(図6のステップS29e参照)が実行される。
そして、再生モード処理の初回の繰り返しでは、外部メモリ27に記憶されている画像ファイルの有無が判定され、画像ファイルが記憶されている場合には、最終撮影日時の画像ファイルが読み出されて復号処理された後、その復号処理後の画像ファイルが液晶モニター24に表示される。また、再生モード処理の初回と2回目以降の繰り返しでは、上下左右方向移動ボタン21の押し下げ操作に応答して、外部メモリ27に記憶されている別の画像ファイルが読み出されて復号処理された後、その復号処理後の画像ファイルが液晶モニター24に表示される。
本実施形態では、画像ファイルが表示される前に、ユーザによって予め設定された「画像回転する/しない」の判定(図3のステップS18、ステップS24参照)が行われ、その判定結果が「画像回転する」の場合に、画像回転処理(図3のステップS20、ステップS26参照)が実行される。
画像回転処理の目的は、液晶モニター24に画像ファイルを表示する前に、その画像ファイルの天地を判定し、もし、天地が横向き(または逆さま)の場合に、その画像ファイルを90度(または180度)回転加工するとともに、液晶モニター24の縦サイズに収まるように縮小補正した画像ファイルを生成することにある。
画像ファイルの天地判定方法としては、冒頭の従来技術で説明したような画像の明るい方の辺を“天”とし、暗い方の辺を“地”とするものがあるが、この方法は、背景中の白色物体(図18の白色物体8参照)の影響を受けやすく、その白色物体の位置によっては、横長の画像ファイルを間違って回転加工してしまうおそれがある。本実施形態の画像回転処理は、こうした背景中の白色物体の影響を受けることなく、画像ファイルの天地を正しく判定できるようにしたものであり、そのポイントは、単に「画像の明るい方の辺を“天”とし、暗い方の辺を“地”とする」のではなく、被写体表面の陰影の付き方に基づいて天地を判定する点にある。
図8は、本実施形態の画像回転処理の原理図である。特殊な撮影テクニックを除き、一般的に照明光線66は被写体65の“真上または斜め上”から当てられる。照明光線66は昼間の屋外撮影における自然光(太陽光線)であり、あるいは、夜間の屋外撮影における街灯などの人工光である。また、屋内撮影における室内灯などの人工光も照明光線66である。なお、夜間撮影時におけるストロボ39の光は被写体65に対してほぼ正面から当てられるため、図示の照明光線66には含まれない。ストロボ39を利用する場合の対策は後述する。
ここで、被写体65の表面は、ホワイトボードなどの平面体を除き、大小様々な凹凸を有している。たとえば、被写体65を人物の顔とすると、大きなところでは、目、鼻、口、顎、首などの各パーツごとの凹凸があり、さらに、微細なところでは、毛髪、眉毛、皮膚の皺(しわ)などの凹凸がある。これらの凹凸に、“真上または斜め上”から照明光線66を当てると陰影が付く。本発明では、その陰影の付き方から照明光線66の照射方向を判定する。
つまり、(b)に示すように、目、鼻、口、顎、首などの各パーツごとの大きな凹凸については、照明光線66の照射方向に面している側が明るく、影の部分が暗くなり、また、(c)に示すように、毛髪、眉毛、皮膚の皺(しわ)などの微細な凹凸についても、照明光線66の照射方向に面している側が明るく、影の部分が暗くなるから、こうした陰影の付き方を画像処理することにより、被写体65に対する照明光線66の照射方向、したがって、画像の天地を判定することができる。
図9は、被写体65の陰影に基づく天地判定の概念図である。この図において、説明の便宜上、被写体65は半球状の断面を有しているものとする。この被写体65の斜め上方から照明光線66を当てると、被写体65のほぼ上半分が明るくなり、下半分が暗くなる。つまり、被写体65の表面に陰影が付く。
さらに、それらの明るい部分と暗い部分を子細に観察すると、(a)に示すように、明るい部分については、被写体65の上端付近が暗くなっており、その上端付近から下に行くにつれてだんだんと明るさがアップ(暗→明)し、明るい部分のほぼ中央付近で最大の明るさになり、且つ、その中央付近から暗い部分にかけて明るさが減少(明→暗)する。一方、影の部分については、暗から明への変化はほとんど観察されず、ただひたすら、下に行くにつれて明るさが減少(明→暗)し、最後には完全な影になる。
ここで、照明光線66の光軸と観察方向とのなす角θを便宜的に45度とすると、(b)に示すように、被写体65の上端部から少し下がった位置Paの明るさが最大になる。被写体65の表面の明るさは、この位置Paの最大輝度を境にして、スキャン方向に沿って被写体65の上端Pbから下端Pdに行くにつれて、次のように変化する。すなわち、位置Pbからスタートした当初は暗から明(最大輝度)へと変化するが、位置Paで最大輝度に至った後は、明から暗へと明るさの変化方向が逆転し、位置Pcで暗となり、さらに、位置Pdで最も暗くなるといった変化傾向を示す。かかる明るさの変化傾向において、特徴的な点は、暗から明への変化期間の長さ(Pb−Pa)に比べて、明から暗への変化期間(Pa−Pc)の方が長い点にある。つまり、「Pb−Pa>Pa−Pc」の関係を示す点にある。Pb−PaとPa−Pcの長短比率は、照明光線66の光軸と観察方向とのなす角θが90度に近くなるほど大きくなる。
したがって、このような特徴的な明るさの変化傾向(明→暗の変化期間が長い)から、被写体65の天地方向を判定することができる。すなわち、被写体65を撮像した画像を任意方向にスキャンして、その明るさの変化傾向を把握し、上記の特徴的な明るさの変化傾向(明→暗の変化期間が長い)が観察された場合に、そのスキャン方向を天地方向、詳細には、スキャン開始方向を“天”、終了方向を“地”と判定することができるのである。
かかる判定において、冒頭の従来技術の誤判定要因であった、ホワイトボードや白壁または白基調のポスター類若しくは人工照明などの白色物体(図18の白色物体8参照)は、表面がほぼ均一な平面であり、凹凸が存在しないため、陰影はほとんど生じない。すなわち、上記の特徴的な明るさの変化傾向(明→暗の変化期間が長い)は観察されない。このため、本実施形態の陰影に基づく画像回転処理によれば、仮に背景中に白色物体が存在していとしても、その白色物体に影響されることがないため、天地の誤判定を招かない。
次に、本実施形態の画像回転処理の具体例を説明する。
図10〜図12は、具体的な画像回転処理のプログラムのフローチャートを示す図であり、図13は、その処理対象画素の概念図である。このフローチャートでは、まず、図3のステップS17またはステップS23で復号処理された画像ファイルから判定用画像を作成する(ステップS30)。ここでは、復号処理された画像ファイルを縮小処理して判定用画像を作成する。なお、ステップS30の目的は、以降の判定処理のオーバヘッドを軽くすることにある。したがって、充分な画像処理能力がある場合は、当然ながら復号処理された画像ファイルそれ自体を判定用画像に用いても構わない。つまり、縮小処理(ステップS30)を省略してもよい。本実施形態では、便宜的に、元の画像ファイルがI×J画素で構成された縦横比「1対1.3」の画像であると仮定し、その縦横比を崩さないように、I×J画素からX×Y画素の画像に縮小変換したものを判定用画像とすることにする。ここで、I>X、J>Yであり、Xは横方向(水平方向)の画素数、Yは縦方向(垂直方向)の画素数である。たとえば、I=1024、J=768、X=256、Y=192とすると、Xの一つの画素はIの4個分の画素に相当し、また、Yの一つの画素もJの4個分の画素に相当するので、XとYはそれぞれ発明の要旨に記載の「複数画素からなる画素の集まり」に相当する。なお、一般的にExif等の汎用形式の画像ファイルは、サムネイルと呼ばれる縮小画像をファイル内に保持しているため、そのサムネイルを読み出して上記の判定用画像に利用することができる。但し、そのようにすると、サムネイルをもたない他の形式の画像ファイルに適用できなくなるため都合が悪い。本実施形態では、汎用性を考慮し、敢えてステップS30を入れる(判定用画像を作成する)ことにする。また、本実施形態では、I×Jの画像をX×Yの画像に縮小したものを判定用画像としているが、これに限定されず、たとえば、8×8画素のブロック毎に1画素をサンプリングしたもの、あるいは、ブロック内の明るさの平均値を1画素に担わせたものを判定用画像としてもよい。
判定用画像の作成を完了すると、次いで、変数xと変数yの値を“0”に初期化する(ステップS31)。
次に、現在の注目画素(x,y)の明るさKx,y と垂直方向の隣接画素(x,y+1)の明るさKx,y+1 の明るさの関係Dvx,y を調べる(ステップS32)。ここで、現在の注目画素とは、変数xと変数yで与えられる座標(x,y)に位置する画素のことをいう。今、変数xと変数yは共に初期値“0”であるから、現在の注目画素の座標(x,y)は(0,0)である(図13(a)参照)。また、垂直方向の隣接画素の座標(x,y+1)は(0,1)である。画素の明るさKx,y 、Kx,y+1 とは、輝度値のことである。すなわち、黒レベル“0”から白レベル“255”までの間を離散化して表現した値のことである。明るさの関係Dvx,y は、たとえば、次式(1)によって与えられる。
Dvx,y =Kx,y −Kx,y+1 ・・・・(1)
式(1)は、注目画素(x,y)の明るさKx,y から垂直方向の隣接画素(x,y+1)の明るさKx,y+1 を減算し、その答えを明るさの関係Dvx,y とするものである(図13(b)参照)。式(1)によれば、注目画素(x,y)の明るさKx,y よりも隣接画素(x,y+1)の明るさKx,y+1 が暗い場合、すなわち、垂直方向に連続する二つの画素の明るさが「明→暗」へと変化する場合には、明るさの関係Dvx,y が正極性側に大きくなり、また、注目画素(x,y)の明るさKx,y よりも隣接画素(x,y+1)の明るさKx,y+1 が明るい場合、すなわち、垂直方向に連続する二つの画素の明るさが「暗→明」へと変化する場合には、明るさの関係Dvx,y が負極性側に大きくなり、また、注目画素(x,y)の明るさKx,y と隣接画素(x,y+1)の明るさKx,y+1 が共に同じである場合、すなわち、垂直方向に連続する二つの画素の明るさが「無変化」の場合には、明るさの関係Dvx,y が“0”になる。
このようにして、垂直方向の明るさの関係Dvx,y を調べると、次に、このDvx,y の値から垂直方向に連続する二つの画素の明るさの変化態様、つまり、上記の「明→暗」、「暗→明」及び「無変化」のいずれであるか判定し(ステップS33)、その判定結果でカウンタを更新する(ステップS34)。
ここで、Nviupper は垂直方向用の「明→暗」の出現回数カウンタであり、Nvilower は垂直方向用の「暗→明」の出現回数カウンタであり、Nviungrad は垂直方向用の「無変化」の出現回数カウンタである。
なお、「明→暗」、「暗→明」及び「無変化」の判定は、上記のように、Dvx,y が正極性であるか、負極性であるか、または、0であるかで行ってもよいが、好ましくは、「Dvx,y >0かつ|Dvx,y <=Dthresh」のときに「明→暗」を判定し、「Dvx,y <0かつ|Dvx,y |<=Dthresh」のときに「暗→明」を判定し、「Dvx,y =0または|Dvx,y |>Dthresh」のときに「無変化」を判定するようにしてもよい。
threshは、明るさの変化が“極端に大きい場合”を除外するためのしきい値である。すなわち、明るさの変化が極端に大きい場合は、光源による明るさの変化ではなく、被写体の材質に起因する色の変化であると判断し、そのような明るさの変化を「無変化」としてカウントすることにより、被写体の材質に起因する天地の誤判定を排除するためのしきい値である。
以上のように、垂直方向に連続する二つの画素の明るさの変化態様に対応したカウンタの更新を行うと、次に、同様の手法で、水平方向に連続する二つの画素の明るさの変化態様について調べる。
すなわち、現在の注目画素(x,y)の明るさKx,y と水平方向の隣接画素(x+1,y)の明るさKx+1,y の明るさの関係Dhx,y を調べる(ステップS35)。上記と同様に、現在の注目画素とは、変数xと変数yで与えられる座標(x,y)に位置する画素のことをいう。今、変数xと変数yは共に初期値“0”であるから、現在の注目画素の座標(x,y)は(0,0)であり、また、水平方向の隣接画素の座標(x+1,y)は(1,0)である。明るさの関係Dhx,y は、たとえば、次式(2)によって与えられる。
Dhx,y =Kx,y −Kx+1,y ・・・・(2)
式(2)は、注目画素(x,y)の明るさKx,y から水平方向の隣接画素(x+1,y)の明るさKx+1,y を減算し、その答えを明るさの関係Dhx,y とするものである(図13(c)参照)。式(2)によれば、注目画素(x,y)の明るさKx,y よりも隣接画素(x+1,y)の明るさKx+1,y が暗い場合、すなわち、水平方向に連続する二つの画素の明るさが「明→暗」へと変化する場合には、明るさの関係Dhx,y が正極性側に大きくなり、また、注目画素(x,y)の明るさKx,y よりも隣接画素(x+1,y)の明るさKx+1,y が明るい場合、すなわち、水平方向に連続する二つの画素の明るさが「暗→明」へと変化する場合には、明るさの関係Dhx,y が負極性側に大きくなり、また、注目画素(x,y)の明るさKx,y と隣接画素(x+1,y)の明るさKx+1,y が共に同じである場合、すなわち、水平方向に連続する二つの画素の明るさが「無変化」の場合には、明るさの関係Dhx,y が“0”になる。
このようにして、水平方向の明るさの関係Dhx,y を調べると、次に、このDhx,y の値から水平方向に連続する二つの画素の明るさの変化態様、つまり、上記の「明→暗」、「暗→明」及び「無変化」のいずれであるか判定し(ステップS36)、その判定結果でカウンタを更新する(ステップS37)。
Nhiupper は水平方向用の「明→暗」の出現回数カウンタであり、Nhilower は水平方向用の「暗→明」の出現回数カウンタであり、Nhiungrad は水平方向用の「無変化」の出現回数カウンタである。
なお、「明→暗」、「暗→明」及び「無変化」の判定も、上記のように、Dhx,y が正極性であるか、負極性であるか、または、0であるかで行ってもよいが、好ましくは、「Dhx,y >0かつ|Dhx,y <=Dthresh」のときに「明→暗」を判定し、「Dhx,y <0かつ|Dhx,y |<=Dthresh」のときに「暗→明」を判定し、「Dhx,y =0または|Dhx,y >Dthresh」のときに「無変化」を判定するようにしてもよい。
前記と同様に、Dthreshは、明るさの変化が“極端に大きい場合”を除外するためのしきい値である。すなわち、明るさの変化が極端に大きい場合は、光源による明るさの変化ではなく、被写体の材質に起因する色の変化であると判断し、そのような明るさの変化を「無変化」としてカウントすることにより、被写体の材質に起因する天地の誤判定を排除するためのしきい値である。
以上のように、水平方向に連続する二つの画素の明るさの変化態様に対応したカウンタの更新を行うと、次に、変数yを“+1”(ステップS38)した後、変数yの値がY(判定用画像の縦方向の画素数)を越えているか否かを判定する(ステップS39)。そして、変数yの値がYを越えていなければ、まだ、判定用画像のx列(第0列)の処理が完了していないと判断し、再びステップS32以降を繰り返すが、変数yの値がYを越えた場合は、判定用画像のx列(第0列)の処理が完了したものと判断し、この場合は、次列の処理を開始するために、変数xを“+1”(ステップS40)した後、変数xの値がX(判定用画像の横方向の画素数)を越えているか否か、つまり、判定用画像の最終列(第X列)の処理を完了したか否かを判定する(ステップS41)。そして、変数xの値がXを越えていなければ、変数yを初期値“0”に戻して(ステップS42)、再びステップS32以降を繰り返す。
一方、変数xの値がXを越えている場合には、判定用画像の最終列(第X列)の処理を完了したと判断し、判定用画像全体の明るさ方向(天地方向)を判定(ステップS43)する。そして、判定用画像の上辺以外の辺が明るいか否かを判定し(ステップS44)、判定用画像の上辺以外の辺が明るい場合には、その辺が上にくるように対象画像ファイル(元画像または元画像を液晶モニター24の表示サイズに変換したもの)を回転加工(ステップS45)した後、図3のフローチャート(ステップS19またはステップS25)に復帰する。
ステップS43における判定用画像全体の明るさ方向(天地方向)の判定は、以下の手順で行うことができる。
まず、次の三つの条件に従って、判定用画像の各列(垂直方向の画素単位)ごとの明るさの方向を決める。Yは縦方向の画素数、Wlineは列の重み係数である。
「Nviupper >Nvilower かつ|Nviupper −Nvilower |>(Y−Nviungrad)×Wline」が満たされる場合、その列の明るさの方向は上から下に向かって「明→暗」である。
「Nviupper <Nvilower かつ|Nviupper −Nvilower |>(Y−Nviungrad)×Wline」が満たされる場合、その列の明るさの方向は上から下に向かって「暗→明」である。
「Nviupper =Nvilower または|Nviupper −Nvilower |<=(Y−Nviungrad)×Wline」が満たされる場合、その列の明るさの方向は上から下に向かって「無変化」である。
同様に、次の三つの条件に従って、判定用画像の各行(水平方向の画素単位)ごとの明るさの方向を決める。Xは横方向の画素数、Wlineは行の重み係数である。
「Nhiupper >Nhilower かつ|Nhiupper −Nhilower |>(X−Nhiungrad)×Wline」が満たされる場合、その行の明るさの方向は左から右に向かって「明→暗」である。
「Nhiupper <Nhilower かつ|Nhiupper −Nhilower |>(X−Nhiungrad)×Wline」が満たされる場合、その行の明るさの方向は左から右に向かって「暗→明」である。
「Nhiupper =Nhilower または|Nhiupper −Nhilower |<=(X−Nhiungrad)×Wline」が満たされる場合、その行の明るさの方向は左から右に向かって「無変化」である。
次に、判定用画像全体における明るさの変化する方向を推定する。まず、各列(垂直方向)の明るさの変化する方向をスキャンして、明るさの変化方向毎に列数をカウントする。
「明→暗」にカウントされた画素数をNvupper 、「暗→明」にカウントされた画素数をNvlower 、「無変化」にカウントされた画素数Nvungradとし、これらのカウント値(Nvupper 、Nvlower 、Nvungrad)から、画像全体の垂直方向に明るさの変化する方向を、以下の条件にしたがって、3つの場合のいずれかに分類する。Xは横方向の画素数、Wimageは重み係数である。
「Nviupper >Nvilower かつ|Nviupper −Nvilower |>(X−Nviungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は上から下に向かって「明→暗」である。
「Nviupper <Nvilower かつ|Nviupper −Nvilower |>(X−Nviungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は上から下に向かって「暗→明」である。
「Nviupper =Nvilower または|Nviupper −Nvilower |>(X−Nviungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は上から下に向かって「無変化」である。
同様に、各行(水平方向)の明るさの変化する方向をスキャンして、明るさの変化方向毎に行数をカウントする。「明→暗」にカウントされた画素数をNhupper 、「暗→明」にカウントされた画素数をNhlower 、「無変化」にカウントされた画素数Nhungradとし、これらのカウント値(Nhupper 、Nhlower 、Nhungrad)から、画像全体の水平方向に明るさの変化する方向を、以下の条件にしたがって、3つの場合のいずれかに分類する。Yは縦方向の画素数、Wimageは重み係数である。
「Nhiupper >Nhilower かつ|Nhiupper −Nhilower |>(Y−Nhiungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は左から右に向かって「明→暗」である。
「Nhiupper <Nhilower かつ|Nhiupper −Nhilower |>(Y−Nhiungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は左から右に向かって「暗→明」である。
「Nhiupper =Nhilower または|Nhiupper −Nhilower |>(Y−Nhiungrad)×Wimage」が満たされる場合、その画像の明るさの方向は左から右に向かって「無変化」である。
最後に、画像の上下方向を判定する。すなわち、判定用画像全体における垂直方向と水平方向の明るさの変化する方向の組み合わせを用いて、以下のように画像の上下方向、すなわち、天地方向を判定する。
(A)垂直方向が「明→暗」で、かつ水平方向が「無変化」の場合には、 画像の上辺が実際の上方向(天方向)に一致した横長画像であると判定する。
(B)垂直方向が「暗→明」で、かつ水平方向が「無変化」の場合には、画像の下辺が実際の上方向(天方向)に一致した逆さまの横長画像であると判定する。
(C)垂直方向が「無変化」で、且つ水平方向が左から右にかけて「暗→明」の場合には、画像の右辺が実際の上方向(天方向)に一致した横向きの縦長画像であると判定する。
(D)垂直方向が「無変化」で、かつ水平方向が左から右にかけて「明→暗」の場合には、画像の左辺が実際の上方向(天方向)に一致した横向きの縦長画像であると判定する。
以上の判定結果(A)〜(D)のうち(A)については、画像の上辺が実際の上方向(天方向)に一致した横長画像であるため、そのまま表示しても差し支えなく、回転加工は不要であるが、他の判定結果(B)〜(D)については、画像の回転加工は欠かせない。つまり、(B)の場合は、画像の下辺が実際の上方向(天方向)に一致した逆さまの横長画像であるので、180度の回転加工が必要である。また、(C)の場合は、画像の右辺が実際の上方向(天方向)に一致した横向きの縦長画像であるので、左90度の回転加工が必要であり、(D)の場合は、画像の左辺が実際の上方向(天方向)に一致した横向きの縦長画像であるので、右90度の回転加工が必要である。さらに、(C)や(D)の場合は、回転加工後に、液晶モニター24の縦サイズに合わせた縮小加工(但し、縦横比を保ったままの縮小加工)も必要である。
以上のとおり、図10〜図13で示した具体的な画像回転処理では、画像内の画素単位に隣接画素との明るさの方向を判定し、その判定を、画像を構成する列と行毎に繰り返し行うとともに、それらの列及び行の判定結果に基づいて画像全体の明るさの方向(天地方向)を判定している。かかる処理手法は、原理的には、前記のとおりの、被写体表面の凹凸の陰影の付き方を画素単位に微細に観察し、その観察結果に基づいて、画像全体の明るさの方向、すなわち、天地の方向を判定していることに他ならない。
したがって、冒頭の従来技術の誤判定要因であった、ホワイトボードや白壁または白基調のポスター類若しくは人工照明などの白色物体(図18の白色物体8参照)は、表面がほぼ均一の平面であり、凹凸が存在しないため、当然ながら陰影はほとんど観察されないから、仮に背景中に白色物体が存在していても、その白色物体に影響されることはなく、その結果、天地の判定精度を大幅に向上することができるのである。
なお、本発明は、その技術思想の範囲内において、様々な変形例や発展例を包含することはもちろんである。たとえば、図10〜図13で示した具体的な画像回転処理では、画像内のすべての画素を対象にして明暗方向の判定処理を行っているが、つまり、画像全体を処理対象にしているが、これに限定されない。
図14は、本発明の変形例を示す図である。画像67の特定領域、たとえば、(a)に示すように、一つ乃至は複数の列からなる縦領域68と、同じく一つ乃至は複数の行からなる横領域69とに含まれる画素だけを対象にして明暗方向の判定を行ってもよいし、あるいは、(b)に示すように、画像67の略中央部分のフォーカス領域70に含まれる画素だけを対象にして明暗方向の判定を行ってもよい。このようにすると、画像回転処理のオーバヘッドを軽減できる。
または、前記のとおり、ストロボ39の光は、被写体65(図8参照)に対してほぼ正面から当てられるため、陰影が付きにくく、画像回転処理に不都合を来すおそれがあるが、この対策としては、ストロボ39を発光させて撮影した画像である場合には、図3のステップS18及びステップS24の判定結果を“NO”に固定するようにしてもよい。このようにすると、ストロボ39の発光時には、図3のステップS20及びステップS26の画像回転処理が実行されないため、ストロボ39の発光に伴う不本意な画像の回転加工を回避することができる。
また、撮影レンズ群33に組み込まれている光学レンズの特性、とりわけ、周辺減光の影響により、画像の周辺部分における判定精度が不十分になることが考えられるが、この対策としては、たとえば、画像ファイル内の撮影情報に、使用した撮影レンズの情報を書き込む(Exif形式の画像ファイルの場合はそのための情報格納エリアを標準で備えている)ようにしておき、画像回転処理を行う際に、その撮影レンズ情報から判定に適さない周辺領域(画像の周辺部であって、当該レンズの周辺減光の影響を受ける領域)を特定して、その周辺領域を判定対象範囲から除外してもよい。
さらに、以上の説明では、デジタルカメラ10への適用を例にしたが、これに限定されない。要は、画像の天地を判定し、その判定結果に基づいて画像の回転加工を行う画像処理機器であればよく、または、それらの画像処理機器に実装されるアプリケーションプログラムであってもよい。このような画像処理機器としては、たとえば、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、プロジェクタ、画像表示機能付きの携帯電話機などが考えられ、また、アプリケーションプログラムとしては、たとえば、画像加工や画像編集用のソフトウェア、それらの機能を有する他のソフトウェアなどが考えられる。
本発明を適用可能な具体的なアプリケーションプログラムとしては、たとえば、「電子アルバム」がある。電子アルバムは、デジタルカメラで撮影した画像ファイルやインターネットからダウンロードした画像ファイルなどを整理保管する汎用のソフトウェアである。多くの電子アルバムは、撮影日や撮影内容などの分類毎に画像ファイルを仕分けして管理できるようになっており、さらに、画像の回転や画質の調整などもできるようになっている。さて、かかる電子アルバムを用いて、画像ファイルを整理保管するときに縦撮り画像が混在していると見た目が悪い。縦撮り画像の被写体が横に寝てしまうからである。普通の写真アルバムの場合、縦撮り写真であっても、横撮り写真と同様に被写体が正立するように縦に貼り付けるが、これと同じことを電子アルバムで行おうとすると、縦撮り画像が出現するたびに、手作業で編集メニューを開き画像の回転コマンドを選択しなければならない。数枚の画像であれば支障はないが、大量の縦撮り画像が存在する場合は相当な手間がかかり、きわめて効率が悪い。
かかる電子アルバムの欠点は、本発明の技術を適用することによって解消することができる。すなわち、横撮りと縦撮りの画像が混在した大量の画像を電子アルバムに取り込む(インポートする)際に、本発明の技術を用いて各画像毎の天地を判定し、上辺側が天と判定された画像についてはそのまま取り込む一方、短辺側が天と判定された画像については左または右90度の回転加工を施した後で取り込み、また、下辺側が天と判定された画像については180度の回転加工を施した後で取り込むことにより、いちいち、手作業で編集メニューを開き画像の回転コマンドを選択することなく、つまり、完全に自動化した状態ですべての画像の被写体を正立させることができるからである。したがって、本発明を適用した「電子アルバム」によれば、きわめて使い勝手がよいものとなり、本発明を適用しない他の電子アルバムとの明らかな差別化を図ることができる。
デジタルカメラ10の正面図及び背面図である。 デジタルカメラ10の内部ブロック図である。 デジタルカメラ10の全体的な動作フローチャートを示す図である。 液晶モニター24に表示される画像例を示す図である。 液晶モニター24のインデックス表示画面を示す図である。 MENU処理のフローチャートを示す図である。 再生モード用メニュー画面57を示す図及び画像回転オンオフ設定のサブ画面62を示す図である。 本実施形態の画像回転処理の原理図である。 被写体65の陰影に基づく天地判定の概念図である。 具体的な画像回転処理のプログラムのフローチャートを示す図(1/3)である。 具体的な画像回転処理のプログラムのフローチャートを示す図(2/3)である。 具体的な画像回転処理のプログラムのフローチャートを示す図(3/3)である。 処理対象画素の概念図である。 本発明の変形例を示す図である。 デジタルカメラの撮影時の構え方を示す図である。 第1の従来技術の概念図である。 第2の従来技術の概念図である。 従来技術の問題点の説明図である。
符号の説明
S20 ステップ(第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ)
S26 ステップ(第1ステップ、第2ステップ、第3ステップ)
10 デジタルカメラ(画像の天地判定装置)
39 ストロボ発光部(ストロボ)
42 CPU(第1手段、第2手段、第3手段、第4手段、第5手段)

Claims (10)

  1. 多数の画素を配列して構成された画像の天地判定方法であって、
    前記画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1ステップと、
    隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2ステップと、
    前記判定結果により画像の天地を判定する第3ステップと
    を含むことを特徴とする画像の天地判定方法。
  2. 多数の画素を配列して構成された画像の天地判定方法であって、
    前記画像の特定領域内の画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1ステップと、
    隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2ステップと、
    前記判定結果により画像の天地を判定する第3ステップと
    を含むことを特徴とする画像の天地判定方法。
  3. 前記第3ステップは、減少傾向が大となる向きを天から地への向きとする請求項1または請求項2いずれかに記載の画像の天地判定方法。
  4. 前記画像の撮影時の条件に基づき前記特定領域を設定する第4ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像の天地判定方法。
  5. 前記画像がストロボ発光の下で撮影された画像であった場合には前記第1のステップ乃至第3のステップを実行しないようにする第5ステップをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像の天地判定方法。
  6. 多数の画素を配列して構成された画像の天地判定装置であって、
    前記画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1手段と、
    隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2手段と、
    前記判定結果により画像の天地を判定する第3手段と
    を含むことを特徴とする画像の天地判定装置。
  7. 多数の画素を配列して構成された画像の天地判定装置であって、
    前記画像の特定領域内の画素または複数画素からなる画素の集まりを明るさ計測単位として明るさを調べる第1手段と、
    隣接する前記明るさ計測単位の明るさが所定の向きに対し増加傾向にあるか減少傾向にあるかを判定する第2手段と、
    前記判定結果により画像の天地を判定する第3手段と
    を含むことを特徴とする画像の天地判定装置。
  8. 前記第3手段は、減少傾向が大となる向きを天から地への向きとする請求項6または請求項7いずれかに記載の画像の天地判定装置。
  9. 前記画像の撮影時の条件に基づき前記特定領域を設定する第4手段をさらに含むことを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の画像の天地判定装置。
  10. 前記画像がストロボ発光の下で撮影された画像であった場合には前記第1手段乃至第3手段の動作を停止するする第5手段をさらに含むことを特徴とする請求項6乃至請求項7のいずれかに記載の画像の天地判定装置。
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