JP2006284994A - 投射光学系ユニット及びそれを用いた投射型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変絞り機構の着脱が可能で、可変絞り機構単体で組立や調整、検査を行うことができ、故障時に容易に交換作業を行うことができる投射光学系ユニットを提供する。【解決手段】 少なくとも2つの曲面ミラー25,28と可変絞り機構26を有し、画像光をスクリーン7に投射する投射光学系5を備えた投射光学系ユニットにおいて、可変絞り機構26は、該可変絞り機構26のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー25,28間の投射基準軸bと、該可変絞り機構26のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラー25への投射基準軸aとが形成する面に略垂直な方向に着脱可能とした。
【選択図】図7

Description

本発明は、投射光学系ユニット及びそれを用いた投射型画像表示装置、詳しくは液晶素子やDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)等の画像形成素子を備えたリアプロジェクションテレビ、ビデオプロジェクタ等の投射型画像表示装置に関するものである。
投射型画像表示装置として、特許文献1には、照明光学系からの照明光をDMDに照射し、該DMDで光変調された画像光を投射光学系により射出し、スクリーンに投射するビデオプロジェクタが開示されている。この装置では、照明光学系に可変絞り機構を設けて、有効光束径を調整することにより、投射画像の明るさを低下させつつコントラストを高めて、暗い周辺環境で観賞しやすくしている。
特許文献2にも、照明光学系からの照明光をDMDに照射し、該DMDで光変調された画像光を投射光学系を介してスクリーンの背面に結像するリアプロジェクションテレビが開示されている。この装置は、照明光学系に絞り調節機構を設けて、フレーム毎に、映像の輝度レベルに応じて有効光束径を調節することで、映像シーンに応じて観賞に適した画面表示を行う。
特開2003−107396号公報 特開2005−3744号公報
前記従来の投射型画像表示装置は、いずれも照明光学系や投射光学系が屈折光学系からなり、投射光学系の光軸(基準軸)が直線状であるので、可変絞り機構の着脱はある程度自由に行える。しかし、ミラーを有する反射光学系からなる投射光学系を備えた投射型画像表示装置では、光路が折り返され、異なる向きのミラーが対向し、かつ、段違いに配置されていることから、ミラー間に配設する可変絞り機構の着脱が困難であった。このため、可変絞り機構単体での、組立や調整、検査ができなかった。また、可変絞り機構は投射光に晒されて発熱するが、メンテナンスや交換が困難であることから、耐熱性の材料で構成する必要があった。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたもので、可変絞り機構の着脱が可能で、可変絞り機構単体で組立や調整、検査を行うことができ、故障時に容易に交換作業を行うことができる投射光学系ユニット及びそれを用いた投射型画像表示装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を講じている。
第1の手段では、 少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
可変絞り機構は、該可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向に着脱可能とした。
前記画像形成素子は、透過型液晶表示素子(LCD)、反射型液晶表示素子(LCOS)、DMDを含む。前記少なくとも3枚の曲面ミラーを有する投射光学系は、画像表示装置を通常の状態に設置したときに、基準軸が折れ曲がりながら上方又は下方に進行するものでもよいし、基準軸が折れ曲がりながら左方又は右方に進行するものでもよい。
前記第1の手段における、可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向は、曲面ミラーにより折り返された光路間よりも広大な空間がある。前記第1の手段は、この比較的広大な空間の方向から可変絞り機構を着脱可能としたので、投射光学系の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構の着脱が容易に行える。
第2の手段では、少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
可変絞り機構は、該可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向に着脱可能とした。
前記第2の手段における、可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向は、前記第1の手段における、可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向と同じである。したがって、第2の手段においても、比較的広大な空間の方向から可変絞り機構を着脱可能であり、投射光学系の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構の着脱が容易に行える。
第3の手段では、前記可変絞り機構は、前記投射光学系に対して、該投射光学系に略垂直な方向に設けられる照明光学系と反対側で着脱可能とした。
前記第3の手段では、可変絞り機構は、投射光学系に対して、照明光学系と反対側で着脱可能としたので、照明光学系の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構の着脱が容易に行える。
第4の手段では、少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
前記投射光学系を囲んで保持する保持部材に、前記可変絞り機構のスクリーン側とその反対側に配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とのいずれか2つの基準軸が形成する面に略垂直な方向に、前記可変絞り機構の取付孔を形成するとともに、前記取付孔の縁に前記いずれか2つの基準軸が形成する面に略平行な取付面を設けて、前記取付面に前記可変絞り機構に設けた取付座を着脱可能とした。
前記第4の手段における、可変絞り機構のスクリーン側とその反対側に配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とのいずれか2つの基準軸が形成する面に略垂直な方向は、曲面ミラーにより折り返された光路間よりも広大な空間がある。前記第4の手段は、この比較的広大な空間の方向に、可変絞り機構の取付孔と取付面を設けたので、可変絞り機構の着脱が容易に行える。
第5の手段は、投射型画像表示装置であって、該投射型画像表示装置は、画像形成素子と、該画像形成素子に照明光を照射する照明光学系を備えた照明光学系ユニットと、前記画像形成素子からの画像光をスクリーンに投射する前記第1から第4のいずれかの手段による投射光学系ユニットとからなる。
本発明によれば、比較的広大な空間から可変絞り機構を着脱可能としたので、投射光学系の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構の着脱が容易に行える。このため、可変絞り機構単体で組立や調整、検査を行うことができる。また、故障時には容易に交換作業を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
図1は本発明の投射型画像表示装置の実施形態であるリアプロジェクションテレビ(リアプロTV)1を示す。リアプロTV1のケーシング2内には、反射型画像形成素子の一例であるデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)3、このDMD3に照明光を照射する略水平方向の設けられた照明光学系4、及びDMD3で反射された投射光、すなわち画像を拡大投射する略垂直方向に設けられた投射光学系5が収容されている。また、ケーシング2の前面上方には、投射光学系5で拡大された画像が2枚の平面ミラー6A,6Bを介して投射されるスクリーン7が配設されている。
図2を併せて参照すると、ケーシング2内の下部には、照明光学系4を収容した筐体8に加え、下側光学部品保持部材9と上側光学部保持部材10が収容されている。これら下側及び上側光学部品保持部材9,10により、DMD3と投射光学系5の光学部品が保持されている。
DMD3は、多数の微小なミラー素子を二次元配置してなるミラー面を備え、個々のミラー素子の反射角度は互いに独立して2方向に切り換え可能である。個々の微少ミラー素子がスクリーン7上に投射される画像の画素に対応している。反射角度が2方向のうちの一方に設定されたミラー素子は、「オン」の状態にある。このオン状態のミラー素子で反射された照明光学系4からの光束は、投射光学系5及び平面ミラー6A,6Bを介してスクリーン7上に投射される。一方、反射角度が2方向のうちの他方に設定されたミラーは、「オフ」の状態にある。このオフ状態のミラー素子で反射された照明光学系4からの光束は投射光学系5に入射せず、スクリーン7上では黒い画素として表示される。
図3を参照すると、照明光学系4は、投射光学系5に対して略垂直な方向に設けられ、例えば超高圧水銀ランプからなる放電ランプ15、放物面鏡16、コンデンサーレンズ17A,17B、カラーホイール18、インテグレータロッド19、リレーレンズ20A,20B,20C、図示しない絞りとミラー、及び図4に示すエントランスレンズ23を備える。
放電ランプ15から放射された光は放物面鏡16により平行光に変換され、コンデンサーレンズ17A,17Bによりインテグレータロッド19の入射面に集光される。インテグレータロッド19の入射面近傍に配置されたカラーホイール18の円周上には、赤、青、緑の色光をそれぞれ透過するカラーフィルタが配置され、カラーホイール18が回転することで、インテグレータロッド19への入射光は時分割で色分解される。インテグレータロッド19は、直方体のガラスロッドであり、ロッド内面で入射光を全反射させて重ね合わせることで、射出面から均一な強度分布を持つ光束が出射される。インテグレータロッド19は内面に反射面を有する中空ロッドでもよい。リレーレンズ20A〜20B、図示しない絞りとミラー、及び図4に示すエントランスレンズ23により、インテグレータロッド19の射出面の像がDMD3上に形成される。これにより、DMD3は均一な光強度で照明される。
図1と図4を参照すると、投射光学系5は4枚の曲面ミラー25,28,30,31、2枚の収差補正板27,29、及び1個の可変絞り機構26を備える。詳細には、DMD3側から順に、球面からなる凹面ミラー25、可変絞り機構26、第1収差補正板27、回転対称非球面からなる凸面ミラー28、第2収差補正板29、第1自由曲面ミラー30、及び第2自由曲面ミラー31が配置されている。これら投射光学系5が備える光学部品のうち、凹面ミラー25、可変絞り機構26、第1収差補正板27、及び凸面ミラー28が下側光学保持部材9に保持され、第1及び第2自由曲面ミラー30,31が上側光学保持部材10に保持されている。
凹面ミラー25はDMD3と対向して配置され、凸面ミラー28は凹面ミラー25と対向してやや上方に配置されている。同様に、第1自由曲面ミラー30は凸面ミラー28と対向してやや上方に配置され、第2自由曲面ミラー31も第1自由曲面ミラー30と対向してやや上方に配置されている。従って、DMD3からの光束は、凹面ミラー25、凸面ミラー28、第1自由曲面ミラー30、及び第2自由曲面ミラー31で反射されて折れ曲がりつつ上方に向かい、第1平面ミラー6Aへ出射される。
図5は、前記可変絞り機構26を組み込んだ絞りユニット32を示す。絞りユニット32のベース33は、金属(SUS)製の矩形の板で、一端側には固定絞り孔34が形成され、多端側には2つの取付座35が延設されている。ベース33のほぼ中央には磁石36が取り付けられている。ベース33には、ベアリング37が固定され、該ベアリング37に回転軸38が挿通されている。回転軸38の一端には、2つのアーム38A,38Bがベース33と平行に延設されている。一方のアーム38Aには金属(アルミ)製の遮光板40が設置され、他方のアーム38Bにはセンサ支持板41が設置されている。遮光板40とセンサ支持板41はビス42によって回転軸38に固定されている。遮光板40の先端はベース33の固定絞り孔34まで延び、固定絞り孔34と対向する部分にはV字形の切欠き43が形成されている。センサ支持板41の先端にはホール素子44が前記ベース33の磁石36と対向するように取り付けられている。遮光板40の回動によりホール素子44が移動すると、ホール素子44はその移動位置における磁石36の磁束密度に応じた電圧を出力する。磁石36は遮光板40の回動面すなわちホール素子44の移動方向と平行になっているため、ホール素子44の出力電圧は、ホール素子44の位置すなわち遮光板40の回転角の変化に対して線形的に変化する。予め、ホール素子44の出力電圧と、ホール素子44の位置すなわち遮光板40の回転角との関係を示すテーブルを記憶しておくことにより、ホール素子44の出力電圧からホール素子44の位置すなわち遮光板40の回転角を知ることができる。
回転軸38の他端には、V字形のコイル支持フレーム45が設置され、ビス46で固定されている。コイル支持フレーム45には、扇形に巻回されたコイル47が接着により支持されている。ベース33には、コイル47を挟むように一対の磁石48A,48Bが取り付けられている。また、ベース33には、コイル支持フレーム45に当接して遮光板40の回動範囲を規制するストッパ49A、49Bが取り付けられている。ベアリング37の回りには一端がベース33に係止し、他端がコイル支持フレーム45に係止する捻りばね50が装着されている。この捻りバネ50は、遮光板40が固定絞り孔34から完全に待避して全面開口する方向に、回転軸38を付勢している。前記コイル支持フレーム45、コイル47及び1対の磁石48A、48Bは、遮光板40を駆動するアクチュエータ51を構成している。
コイル47に電流を流すと、フレミングの左手の法則に従ってコイル47には力が働き、その結果、遮光板40が回転軸38を中心に回転する。詳しくは、コイル47には周期的な矩形状の定電圧信号が印加される。矩形信号のデューティ比を変えることで回転速度を制御する。また矩形信号の正負を反転させることで回転の方向を変更することができる。ホール素子40からの回転角変化の情報に基づいてコイル47への印加信号を変化させて遮光板40の位置を制御する。
前記遮光板40の回動範囲すなわち回転角は32.5°である。この遮光板40が図6に示すように0°から32.5°まで回動することにより、固定絞り孔34が遮光され、固定絞り孔34の面積に対する遮光板40によって遮光されている部分を除く開口面積の比、すなわち絞り率は、1から0.173までほぼ線形的に変化する。回転角0°の場合、遮光板40は投射光を遮光しないように投射光路外に退避している(前述の退避位置に相当)。
図7は、前記絞りユニット32を所定位置に装着する構造を示す。下側光学保持部材9の側面には、前記絞りユニット32を挿入して取り付けるための矩形の取付穴52が形成されている。この取付孔52は、可変絞り機構26のDMD側とスクリーン側に配置された1番目の凹面ミラー25と2番目の凸面ミラー28との間の投射基準軸bと、1番目の凹面ミラー25への入射投射基準軸aと、2番目の凸面ミラー28からの射出投射基準軸cのいずれか2つの投射基準軸が形成する面(以下、基準軸面という。)に略垂直な方向に開口している。すなわち、入射投射基準軸aと投射基準軸bが形成する面、投射基準軸bと射出投射基準軸cが形成する面、入射投射基準軸aと射出投射基準軸cが形成する面のいずれでもよい。ここで、投射基準軸a,b,cは、DMD3の中心と、投射光学系5の入射瞳中心あるいは投射光学系5の瞳面(光源と共役な面:本実施形態では光源15とインテグレータロッド19の入射面と照明光学系4の瞳面と投射光学系5の瞳面とが共役関係にある)の中心とを結ぶ直線であり、投射光学系5の基準となる軸である。言わば、投射光路の中心軸に相当する。投射光学系5の基準軸は同一平面上にある。取付穴52の対角線方向の角縁には、2つの円柱状の取付面53が設けられている。2つの取付面53は、前記基準軸面と平行になっている。そして、絞りユニット32は、前記基準軸面に垂直で、照明光学系4と反対側の方向から、1番目の凹面ミラー25と2番目の凸面ミラー28との間の投射光路内に挿入し、図8に示すように、2つの取付座35を取付面53に取り付けて図示しないビスで固定する。
可変絞り機構26のDMD側とスクリーン側に配置された1番目の凹面ミラー25と2番目の凸面ミラー28との間の投射基準軸bと、可変絞り機構26のDMD側に配置された1番目の凹面ミラー25の入射投射基準軸aと、可変絞り機構26のスクリーン側に配置された2番目の凸面ミラー28の射出投射基準軸cのいずれか2つの基準軸が形成する面に略垂直な方向は、凹面ミラー25と凸面ミラー28により折り返された光路間よりも広大な空間がある。前記取付状態では、この比較的広大な空間の方向に、絞りユニット32すなわち可変絞り機構26の取付孔52と取付面53を設けたので、可変絞り機構26の着脱が容易に行える。
また、前記取付状態では、絞りユニット32すなわち可変絞り機構26は、投射光学系5を挟んで照明光学系4と反対側で着脱可能となっている。したがって、照明光学系4の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構26の着脱が容易に行える。
このように、比較的広大な空間から絞りユニット32すなわち可変絞り機構26を着脱可能としたので、照明光学系4や投射光学系5の構成部品と干渉することなく、可変絞り機構26の着脱が容易に行える。このため、可変絞り機構26単体で組立や調整、検査を行うことができる。また、故障時には容易に可変絞り機構26の交換作業を行うことができる。
また、図4に示すように、可変絞り機構26の遮光板40は、固定絞り孔34の近傍であって固定絞り孔34のスクリーン側に配置されている。これにより、固定絞り孔34の光源側の光束から受ける熱によって遮光板40が発熱しその可動動作に影響するのを防止することができる。また、遮光板40はDMD3の反射面に対して傾斜している。
1番目の凹面ミラー25と2番目の凸面ミラー28との間の投射光路には、投射光学系5の瞳位置が存在するため、比較的光束径が小さく、光束の周囲に広いスペースが存在する。したがって、前記取付状態では、この広いスペースを利用して、適切な位置に可変絞り機構26が設置されている。
絞りユニット32のアクチュエータ51は、前記基準軸面の側方の空間に配置されている(図3参照)。一方、投射光路内に挿入された絞りユニット32の遮光板40の退避位置は、図4に示すように、1番目の凹面ミラー25から2番目の凸面ミラー28に向かう光束Bと、2番目の凸面ミラー28から3番目の第1自由曲面ミラー30に向かう光束Cの間の空間に配置されている。
画像形成素子から射出して1番目の凹面ミラー25で反射し2番目の凸面ミラー28に向かう光束Bと、2番目の凸面ミラー28で反射し3番目の第1自由曲面ミラー30に向かう光束Cは、未だ光束径が小さいので、それらの光束B,Cの間の空間、およびそれらの基準軸b,cが形成する基準軸面の側方の空間も広い。したがって、この広いスペースを利用して、可変絞り機構26のアクチュエータ51と遮光板40の退避位置が適切な位置に設置されている。
なお、前記実施形態では、画像形成素子としてDMD3を用いたが、本発明は、これに限らず、透過型液晶表示素子(LCD)、反射型液晶表示素子(LCOS)を用いることができる。
投射光学系5は、前記実施形態に限らず、他の光学構成であってもよい。例えば、曲面ミラーの枚数、球面、非球面、自由曲面の並び、あるいは曲面ミラーの面形状、が異なっていてもよい。また、可変絞り機構は、遮光板が投影光を横切るように移動して光量を変化させる本実施形態のタイプに限らず、例えば虹彩絞りを有するものであってもよい。
本発明は、前記実施形態のリアプロジェクションテレビに限らず、ビデオプロジェクタにも適用することができる。
本発明の投射型画像表示装置の実施形態であるリアプロジェクションテレビの概略側面断面図。 図1のリアプロジェクションテレビの内部構成部材の斜視図。 図1のリアプロジェクションテレビの照明光学系の部分破断斜視図。 図1のリアプロジェクションテレビの投射光学系の断面図。 (A)は可変絞り機構の正面図、(B)は(A)の部分拡大図。 遮光板の回転角と絞り値の関係を示す図。 絞りユニットの取付孔と取付面を示す、照明光学系の筐体と投射光学系の下部保持部材の斜視図。 絞りユニットを取り付けた状態を示す、照明光学系の筐体と投射光学系の下部保持部材の側面図。
符号の説明
1 リアプロジェクションテレビ(投射型画像表示装置)
3 DMD(画像形成素子)
4 照明光学系
5 投射光学系
7 スクリーン
25 凹面ミラー
26 可変絞り機構
28 凸面ミラー
40 遮光板
52 取付孔
53 取付面

Claims (5)

  1. 少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
    可変絞り機構は、該可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向に着脱可能としたことを特徴とする投射光学系ユニット。
  2. 少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
    可変絞り機構は、該可変絞り機構のスクリーン側とその反対側とに配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とが形成する面に略垂直な方向に着脱可能としたことを特徴とする投射光学系ユニット。
  3. 前記可変絞り機構は、前記投射光学系に対して、該投射光学系に略垂直な方向に設けられる照明光学系と反対側で着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の投射光学系ユニット。
  4. 少なくとも2つの曲面ミラーと可変絞り機構を有し、画像光をスクリーンに投射する投射光学系を備えた投射光学系ユニットにおいて、
    前記投射光学系を囲んで保持する保持部材に、前記可変絞り機構のスクリーン側とその反対側に配置された曲面ミラー間の投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側と反対側に配置された曲面ミラーへの投射基準軸と、当該可変絞り機構のスクリーン側に配置された曲面ミラーからの投射基準軸とのいずれか2つの基準軸が形成する面に略垂直な方向に、前記可変絞り機構の取付孔を形成するとともに、前記取付孔の縁に前記いずれか2つの基準軸が形成する面に略平行な取付面を設けて、前記取付面に前記可変絞り機構に設けた取付座を着脱可能としたことを特徴とする投射光学系ユニット。
  5. 画像形成素子と、該画像形成素子に照明光を照射する照明光学系を備えた照明光学系ユニットと、前記画像形成素子からの画像光をスクリーンに投射する前記請求項1から4のいずれかに記載の投射光学系ユニットとからなる投射型画像表示装置。
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