JP2006284126A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼装置を取り外すことなく、加熱炉を稼働させたままで、燃焼装置の炉内側に付着したダストを除去できるようにすること。
【解決手段】燃焼装置中央部の燃料ノズル1を取り囲むように燃焼空気吹込孔2を配置し、燃焼装置Aの炉内側に付着するダストDを除去するための高圧ガス吹込ノズル7を燃焼空気吹込孔2内に、進退可能、かつ長手軸周りに回転可能に設ける。
【選択図】図2
【解決手段】燃焼装置中央部の燃料ノズル1を取り囲むように燃焼空気吹込孔2を配置し、燃焼装置Aの炉内側に付着するダストDを除去するための高圧ガス吹込ノズル7を燃焼空気吹込孔2内に、進退可能、かつ長手軸周りに回転可能に設ける。
【選択図】図2
Description
本発明は、加熱炉、とくに還元鉄を製造する移動炉床炉(還元雰囲気炉)のように炉内に多量のダストが浮遊するタイプの加熱炉の加熱用に設置される燃焼装置に関するものである。
加熱炉に設置される燃焼装置の炉内側にダストが付着すると、燃焼装置の火炎の直進性か阻害され、種々の問題が生じる。とくに還元鉄を製造する移動炉床炉(還元雰囲気炉)のように炉内に多量のダストが浮遊するタイプの加熱炉では、燃焼装置の炉内側にダストが付着しやすい。
このような移動炉床炉において燃焼装置の炉内側にダストが付着すると、火炎の直進性か阻害され、例えば、火炎が舞上がると炉の天井耐火物に火炎が当たり、局部加熱で耐火物を損耗させる。また、火炎が床面に向くと、炉床面の還元製品が過加熱によって溶融したり、バーナーの燃焼空気によって還元製品が再酸化したりして製品品質を低下させる等の要因となる。したがって、燃焼装置の炉内側に付着したダストは定期的に除去する必要がある。
従来、燃焼装置のダスト除去に適用な可能な技術として、特許文献1には、回転かつ進退自在な棒状の清掃手段を備えたノズル部清掃装置が開示されている。しかし、このノズル部清掃装置はノズルを取り外した後に装着されるものであるため、これを燃焼装置のダスト除去装置として適用した場合、炉外へ高温ガスの漏れるという問題があり、また、還元雰囲気炉の場合、空気を吸い込んで炉内雰囲気が損なわれるという問題もある。さらに、これを装着したままにしておくと耐熱的な問題もある。
また、特許文献2には、炉内と連通する導通管の開口から棒状の清掃手段を挿入して導通管及びその先の炉壁の貫通孔を清掃するようにした焼却処理装置が開示されている。さらに、特許文献3には、棒状の清掃手段を進退させて炉壁の貫通孔を清掃する技術が開示されている。しかし、これら清掃手段は大気側と通じる開口から挿入されるものであるため、これを燃焼装置のダスト除去装置として適用した場合、上記特許文献1のものと同様に、炉外への高温ガスの漏れ、炉内雰囲気が損なわれるといった問題が発生する。さらに、特許文献2、3では、単に棒状の清掃手段を進退させて清掃するようにしているため、燃焼装置設置部(バーナーポート)のような「すり鉢」形状部に付着したダストの除去は困難である。
特開平5−261343号公報
実開平3−19999号公報
特開2001−349535号公報
本発明が解決しようとする課題は、燃焼装置を取り外すことなく、加熱炉を稼働させたままで、燃焼装置の炉内側に付着したダストを除去できるようにすることにある。
本発明は、加熱炉の加熱用に設置される燃焼装置において、燃焼装置中央部の燃料ノズルを取り囲むように燃焼空気吹込孔を配置し、燃焼装置の炉内側に付着するダストを除去するための高圧ガス吹込ノズルを前記燃焼空気吹込孔内に設けたことを特徴とする。
本発明の燃焼装置において、高圧ガス吹込ノズルは、燃焼空気吹込孔内で燃焼装置軸方向に進退可能、かつ、長手軸周りに回転可能とすることができる。
また、高圧ガス吹込ノズルへの高圧ガスの供給・遮断のためにはダイヤフラム弁を用いることができる。この高圧ガスの吹込みは、一定の時間毎に自動で実施するようにすることができる。そして、高圧ガスの吹込みを実施する間は、燃料ノズルへの燃料の供給と燃焼空気吹込孔への燃焼空気の供給を停止するようにすることもできる。
本発明によれば、燃焼装置の燃焼空気吹込孔内に高圧ガス吹込ノズルを設けたので、高圧ガス吹込ノズルから高圧ガスを吹き込むことで、燃焼装置を取り外すことなく、加熱炉を稼働させたままで、燃焼装置の炉内側に付着したダストを高圧ガスの圧力により瞬時に除去できる。これによって、燃焼装置の火炎の直進性を維持できると共に、設備稼働率を高めることができる。
以下、本発明を、還元鉄を製造する移動炉床炉(還元雰囲気炉)に適用した実施例に基づき、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の燃焼装置の実施例を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のX−X線矢視図、(c)は(a)のY部分の拡大図である。同図に示すように、本発明の燃焼装置Aは、移動炉床炉Bの炉壁B1に設置され移動炉床炉B内に火炎を吹き込んで加熱する。燃焼装置Aの炉壁B1への設置部であるバーナーポートB2は、すり鉢状となっている。移動炉床炉Bは還元雰囲気であり、その移動炉床B3上に還元鉄Cが載置されて還元処理される。
燃焼装置Aは、その中央部に燃料ノズル1を有し、この燃料ノズル1を取り囲むように複数の燃焼空気吹込孔2が配置されている。燃料ノズル1には燃料配管3によって燃料が供給される。燃料配管3には燃料遮断弁4が設けられている。一方、それぞれの燃焼空気吹込孔2の基端部は一体的な空間となっており、この基端部に燃料空気配管5によって燃料空気が供給される。燃料空気配管5には燃料空気遮断弁6が設けられている。
それぞれの燃焼空気吹込孔2内には、高圧ガス吹込ノズル7が配置される。この高圧ガス吹込ノズル7は、バーナーフランジ14に固定された固定基端部7aと、この固定基端部7aに沿って移動可能なように外挿された先端移動部7bとからなり、固定基端部7aに高圧ガス配管8によって高圧ガスヘッダー配管9からの高圧ガス(窒素又は空気)が供給される。高圧ガス配管8には高圧ガスの供給・遮断のためにダイヤフラム弁10が設けられている。ダイヤフラム10は、作動空気配管11によって供給される作動ガスによって作動する。作動空気配管11には作動空気遮断弁12が設けられている。
高圧ガス吹込ノズル7の先端移動部7bには操作ハンドル13が固着されており、この操作ハンドル13を進退(前後進)させることによって、先端移動部7bが固定基端部7aに沿って移動し、結果として高圧ガス吹込ノズル7を燃焼装置軸方向に進退させることができる。また、操作ハンドル13をその長手軸周りに回転させることにより、先端移動部7bをその長手軸周りに回転させることができる。
操作ハンドル13は、図1(c)に示すように、燃料ノズル1の外周面とバーナーフランジ14の内周面との間にパッキン15を介して設けられており、このパッキン15によって、操作ハンドル13を進退及び回転させたとしてもシール性は確保されるようになっている。操作ハンドル13は、燃料ノズル1に沿って、前後及び周方向に摺動できる構造である。
以上の構成において、燃焼装置Aの通常燃焼時には、図1に示すように、高圧ガス吹込ノズル7は燃焼空気吹込孔2の基端部に後退した状態にあり、燃焼装置Aから移動炉床炉B内に火炎が吹き込まれる。このとき、高圧ガス吹込ノズル7は燃焼空気吹込孔2の基端部に位置するので、焼損することがない。
一方、燃焼装置Aの炉内側、すなわち、バーナーポートB2に付着したダストを除去するときには、図2に示すように、操作ハンドル13を前進させることにより、高圧ガス吹込ノズル7の先端移動部7bの先端が燃焼空気吹込孔2から炉内側に若干突出する位置まで前進させる。そして、高圧ガス吹込ノズル7から高圧ガスを吹き込み、この高圧ガスの圧力によりバーナーポートB2に付着したダストDを吹き飛ばして除去する。実施例では、高圧ガス吹込ノズル7の先端移動部7bの先端がバーナーポートB2側を向くように屈曲しているので、効率的にダストDを除去することができる。また、必要に応じて操作ハンドル13を回転させて高圧ガス吹込ノズル7の先端移動部7bを回転させることもできる。
高圧ガス吹込ノズル7により高圧ガスの吹込みを実施する間は、燃料配管3への燃料の供給と燃焼空気吹込孔2への燃焼空気の供給を停止する。すなわち、高圧ガス吹込ノズル7により高圧ガスの吹込みを実施する場合、制御装置16により作動空気遮断弁12を開放してダイヤフラム弁10を開放させ、高圧ガスを吹き込む。これに先立ち、制御装置16により燃料遮断弁4と燃料空気遮断弁6を閉じて、燃料と燃料空気の供給は停止される。また、制御装置16による制御により、上述のような高圧ガスの吹込みを一定の時間毎(例えば8h毎)に自動で実施するようにすることもできる。
ここで、実施例では、高圧ガス吹込ノズル7への高圧ガスの供給・遮断用にダイヤフラム弁10を採用することで、高圧ガスの供給・遮断を瞬時に行えるようにしている。これにより炉内に過剰な高圧ガス(パージガス)を供給することを防止し、パージガスによる炉内雰囲気が損なわれることを軽減するようにしている。
図3は、高圧ガス吹込ノズル7を進退させる操作ハンドル13を進退させるための構成例を示し、(a)は側面図、(b)は(a)のZ−Z矢視図である。同図に示すように、操作ハンドル13の進退は燃焼装置Aに組み込んだ空気シリンダ17によって行うことができる。このとき、空気シリンダ17のストロークエンドのみならず、ストロークの任意の中間位置で停止可能とすることもできる。また、図3の(c)は(a)の空気シリンダ17の取付構造E部を拡大図示したもので、(d)は(c)のI−I矢視図である。ピニオンギア18は空気シリンダ17の空気シリンダロッド17aに取り付けられ、ピニオンギア18は空気シリンダロッド17aと共に回転可能な構造である。ラックギア19は操作ハンドル13に固定されている。このように、空気シリンダ17と操作ハンドル13の接続部にラックピニオンギア機構等を介在させることにより、操作ハンドル13を燃料ノズル1を軸として円周方向に回転させることもできる。
本発明は、還元鉄を製造する移動炉床炉のみならず、その他の加熱炉にも適用可能である。
A 本発明の燃焼装置
B 移動炉床炉
B1 炉壁
B2 バーナーポート
B3 移動炉床
C 還元鉄
D ダスト
1 燃料ノズル
2 燃焼空気吹込孔
3 燃料配管
4 燃料遮断弁
5 燃料空気配管
6 燃料空気遮断弁
7 高圧ガス吹込ノズル
7a 固定基端部
7b 先端移動部
8 高圧ガス配管
9 高圧ガスヘッダー配管
10 ダイヤフラム弁
11 作動空気配管
12 作動空気遮断弁
13 操作ハンドル
14 バーナーフランジ
15 パッキン
16 制御装置
17 空気シリンダ
17a 空気シリンダロッド
18 ピニオンギア
19 ラックギア
B 移動炉床炉
B1 炉壁
B2 バーナーポート
B3 移動炉床
C 還元鉄
D ダスト
1 燃料ノズル
2 燃焼空気吹込孔
3 燃料配管
4 燃料遮断弁
5 燃料空気配管
6 燃料空気遮断弁
7 高圧ガス吹込ノズル
7a 固定基端部
7b 先端移動部
8 高圧ガス配管
9 高圧ガスヘッダー配管
10 ダイヤフラム弁
11 作動空気配管
12 作動空気遮断弁
13 操作ハンドル
14 バーナーフランジ
15 パッキン
16 制御装置
17 空気シリンダ
17a 空気シリンダロッド
18 ピニオンギア
19 ラックギア
Claims (6)
- 加熱炉の加熱用に設置される燃焼装置において、燃焼装置中央部の燃料ノズルを取り囲むように燃焼空気吹込孔を配置し、燃焼装置の炉内側に付着するダストを除去するための高圧ガス吹込ノズルを前記燃焼空気吹込孔内に設けたことを特徴とする燃焼装置。
- 高圧ガス吹込ノズルを燃焼空気吹込孔内に燃焼装置軸方向に進退可能に設けた請求項1に記載の燃焼装置。
- 高圧ガス吹込ノズルがその長手軸周りに回転である請求項1又は2に記載の燃焼装置。
- 高圧ガス吹込ノズルへの高圧ガスの供給・遮断のためにダイヤフラム弁を用いた請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼装置。
- 高圧ガス吹込ノズルによる高圧ガスの吹込みを、一定の時間毎に自動で実施するようにした請求項1〜4のいずれかに記載の燃焼装置。
- 高圧ガス吹込ノズルにより高圧ガスの吹込みを実施する間は、燃料ノズルへの燃料の供給と燃焼空気吹込孔への燃焼空気の供給を停止するようにした請求項1〜5のいずれかに記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106779A JP2006284126A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005106779A JP2006284126A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006284126A true JP2006284126A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37406240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005106779A Withdrawn JP2006284126A (ja) | 2005-04-01 | 2005-04-01 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006284126A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014068275A1 (en) * | 2012-10-29 | 2014-05-08 | Edwards Limited | Burner inlet assembly |
-
2005
- 2005-04-01 JP JP2005106779A patent/JP2006284126A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014068275A1 (en) * | 2012-10-29 | 2014-05-08 | Edwards Limited | Burner inlet assembly |
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