JP2006283419A - 高断熱、床鳴り防止を実現する床の構造 - Google Patents

高断熱、床鳴り防止を実現する床の構造 Download PDF

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Abstract

【課題】高断熱を実現することができ、また、床鳴りの発生を大幅に抑制ないしはなくすことができる床構造を提供する。
【解決手段】例えば、大引2の側面部が床板下面側発泡樹脂断熱材4の側面部でカバーされると共に、大引2の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材5でカバーされ、断熱補強用発泡樹脂断熱材5は、束軸1bに設けられたクリップ6によって落下阻止状態に保持され、大引2の側面部よりも外方に突出し、床板下面側発泡樹脂断熱材4が、その縁部を断熱補強用発泡樹脂断熱材5の突出部5aに支承させて、床板3の下面側に落下阻止状態に保持されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高断熱、床鳴り防止を実現する床の構造に関する。
床構造として、従来より、大引、根太、床板、発泡樹脂断熱材等を備えた様々なものが提供されているが、断熱が必ずしも万全ではなく、また、床鳴りの発生を効果的に低減させたものは、未だ提供されていない。
本発明は、上記のような背景において、高断熱を実現することができ、また、床鳴りの発生を大幅に抑制ないしはなくすことができる床構造を提供することを課題とする。
上記の課題は、束の受けに金属製大引が支承された床構造において、
大引の側面部が床板下面側の発泡樹脂断熱材の側面部でカバーされると共に、大引の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされ、
該断熱補強用発泡樹脂断熱材は、束軸に設けられた保持部によって落下阻止状態に保持されると共に、大引の側面部よりも外方に突出しており、
前記床板下面側発泡樹脂断熱材が、その縁部を前記断熱補強用発泡樹脂断熱材の突出部に支承させて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造によって解決される(第1発明)。
この床構造では、金属製大引の側面部が床板下面側発泡樹脂断熱材の側面部でカバーされると共に、金属製大引の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされているので、金属製大引による断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、床板下面側発泡樹脂断熱材は、断熱補強用発泡樹脂断熱材の側方突出部に支承されることで床板の下面側に落下阻止状態に保持されているので、それらの間の断熱欠損をしっかりなくすことができると共に、床板下面側発泡樹脂断熱材を床板に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができる。
上記の床構造において、束に設けられた保持部がクリップからなり、該クリップが束軸の所定の高さ位置に取り付けられて断熱補強用発泡樹脂断熱材が保持されている場合は、断熱補強用発泡樹脂断熱材を束軸に沿う最適な高さ位置に容易に保持させることができて、断熱補強用発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができる。
上記の床構造において、根太レスであり、床板が前記大引の上に支承されている場合は、根太との接触あるいは接合による床鳴りを防ぐことができ、根太レスであっても、上記のように大引は、床下に対して断熱されているので、床の断熱性能が損なわれることがなく、上記の高断熱をそのまま維持することができる。
また、上記の課題は、大引レスであって根太レスであり、束の上端部に備えられた受け部に床板が支承され、
該受け部の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされると共に、該断熱補強用発泡樹脂断熱材は、束に設けられた保持部によって落下阻止状態に保持され、かつ、厚さ方向の下半部が前記受け部よりも側方に突出し、
床板下面側をカバーする発泡樹脂断熱材が、その縁部を前記断熱補強用発泡樹脂断熱材の側方突出部に支承させて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造によって解決される(第2発明)。
この床構造では、床板の下面側が床板下面側発泡樹脂断熱材でカバーされると共に、束の受け部の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされているので、束の受け部による断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、床板下面側発泡樹脂断熱材は、断熱補強用発泡樹脂断熱材の側方突出部に支承されることで床板の下面側に落下阻止状態に保持されているので、それらの間の断熱欠損をしっかりなくすことができると共に、床板下面側発泡樹脂断熱材を接着剤等で床板に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができる。
加えて、大引レスであって根太レスであるから、床の施工の省力化が可能であると共に、大引や根太との接触あるいは接合による床鳴りを防ぐことができ、また、大引レス、根太レスであっても、床板や束の受け部は、床下に対して断熱されているので、床の断熱性能が損なわれることがなく、上記の高断熱をそのまま維持することができる。
また、上記の課題は、床板と金属製大引との間に、大引の延びる方向に向けられた根太が介設されると共に、床板の下面側から前記根太を除く他の根太が省略され、前記根太間に、床板の下面側をカバーする発泡樹脂断熱材が備えられ、該床板下面側発泡樹脂断熱材と根太とによって床板と前記大引との間が断熱されていることを特徴とする床構造によって解決される(第3発明)。
この構造では、根太が、大引の延びる方向に向けられ、床板と金属製大引との間に介設されているので、金属製大引による断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、根太が、大引の延びる方向に向けられ、大引の上に設置されているので、根太と大引との間に隙間を生じるのを防ぐことができ、大引と根太との関係で発生していた床鳴りをなくすことができる。
上記の床構造において、床板下面側発泡樹脂断熱材が、その側部を根太に係合保持されて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されている場合は、床板下面側発泡樹脂断熱材を床板に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができる。
また、上記の課題は、床板がピース物のスペーサーを介して大引の上に支承されると共に、床板下面側の発泡樹脂断熱材が大引の上に支承されて床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造によって解決される(第4発明)。
この構造では、床板下面側発泡樹脂断熱材が大引の上に支承されているので、床板下面側発泡樹脂断熱材を床板に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができる。しかも、ピース物のスペーサーによって床板とスペーサー、床板下面側発泡樹脂断熱材とスペーサー、大引とスペーサーの各接触面積を小さくすることができて、床鳴りの発生を有効的に防ぐことができる。
上記の床構造において、大引が金属製大引からなり、床板下面側発泡樹脂断熱材がスペーサーを囲むようにして大引の上面部をカバーしている場合は、金属製大引による断熱欠損を大幅に減らせて、高断熱の床を実現することができる。
また、上記の各床構造において、床板下面側の発泡樹脂断熱材と床板とが非接触状態に保持されている場合は、該発泡樹脂断熱材と床板との擦れに起因する床鳴りの発生を効果的に防ぐことができる。
本発明の床構造は、以上のとおりのものであるから、高断熱を実現することができ、また、床鳴りの発生を大幅に抑制ないしはなくすことができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に示す第1発明の実施形態は、束1の金属製の受け部1aに鋼製大引2が支承され、大引2の側面部が床板3の下面側の床板下面側発泡樹脂断熱材4の側面部でカバーされると共に、大引2の下面側と受け部1aの下面側の両方が断熱補強用発泡樹脂断熱材5でカバーされている。
そして、断熱補強用発泡樹脂断熱材5は、束軸1bに設けられた保持部6によって落下阻止状態に保持され、大引2の側面部よりも外方に突出5aし、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、その縁部を断熱補強用発泡樹脂断熱材5の突出部5aに支承させて、床板3の下面側に落下阻止状態に保持され、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3とは非接触状態に保持されている。
また、束1に設けられた上記の保持部6は、クリップからなっており、該クリップ6が束軸1bの最適な高さ位置に側方からの差し込み操作によって取り付けられ、断熱補強用発泡樹脂断熱材5を落下阻止状態に支承保持している。更に、本実施形態では、根太レスであり、床板3が、大引2の上に支承されてビス固定されている。
上記の床構造では、鋼製大引2の側面部が床板下面側発泡樹脂断熱材4の側面部でカバーされると共に、同大引2の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材5でカバーされているので、鋼製大引による断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の側方突出部5aに支承されることで、床板3の下面側に落下阻止状態に保持されているので、それらの間の断熱欠損をしっかりなくすことができると共に、床板下面側発泡樹脂断熱材4を床板3に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材4の施工を容易にすることができる。
また、断熱補強用発泡樹脂断熱材5は束軸1bに取り付けられたクリップ6によって所定の高さ位置に保持されているので、断熱補強用発泡樹脂断熱材5を束軸に沿う最適な高さ位置に容易に保持させることができて、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の施工を容易にすることができる。
また、根太レスであり、床板3が大引2の上に支承されているので、根太との接触あるいは接合による床鳴りを防げ、根太レスであっても、上記のように、大引2は、床下に対して断熱されているので、床の断熱性能が損なわれず、高断熱をそのまま維持することができる。
また、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3とが非接触状態に保持されていることで、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3との擦れに起因する床鳴りの発生を効果的に防ぐことができる。
図4〜図6に示す第2発明の実施形態は、大引レスであって根太レスであり、束1の上端部に備えられた金属製の受け部1aに床板3が支承されている。そして、受け部1aの下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材5でカバーされ、断熱補強用発泡樹脂断熱材5は、束1に設けられた高さ位置可変の保持部6に支承されて落下阻止状態に保持されており、厚さ方向の下半部は束1の受け部1aよりも側方に突出5aし、床板下面側発泡樹脂断熱材4が、その四隅の縁部を、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の側方突出部5aに支承させて、床板3の下面側に落下阻止状態に保持されている。なお、受け部1aは、束軸1bに螺合され、回すことで、その高さ位置を調整し、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の高さ位置の調整を行うことができるようになされている。
本実施形態では、床板下面側発泡樹脂断熱材4の四隅の縁部の厚さ方向の下半部が退入していて、そこに、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の側方突出部5aが入り込んでおり、それにより、床板下面側発泡樹脂断熱材4と断熱補強用発泡樹脂断熱材5との側面部の重なり寸法が大きく確保され、それらの間の断熱欠損がしっかりなくされている。
この床構造では、床板3の下面側が床板下面側発泡樹脂断熱材4でカバーされ、束1の受け部1aの下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材5でカバーされているので、束1の受け部1aによる断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、断熱補強用発泡樹脂断熱材5の側方突出部5aに支承されることで、床板3の下面側に落下阻止状態に保持されているので、それらの間の断熱欠損がしっかりなくされ、また、床板下面側発泡樹脂断熱材4を床板3に取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材の施工を容易にすることができ、更に、図示するように、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3とを非接触状態に保持することができて、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3との擦れに起因する床鳴りの発生を効果的に防ぐことができる。なお、7…はスペーサーであり、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3に介設されて、それらを非接触状態に保つのに役立てられているものである。8はアングル材などからなる斜材で床板3が上下方向の撓むのを防いでいる。
加えて、大引レスであって根太レスであるから、床の施工の省力化が可能であると共に、大引や根太との接触あるいは接合による床鳴りを防ぐことができ、また、大引レス、根太レスであっても、床板3や束1の受け部1aは、床下に対して断熱されているので、床の断熱性能が損なわれることがなく、上記の高断熱をそのまま維持することができる。
図7に示す第3発明の実施形態は、床板3と鋼製大引2,2との間に、大引2の延びる方向に向けられた木、硬質発泡樹脂などからなる根太9,9が介設されると共に、床板3の下面側から前記根太9を除く他の根太が省略され、前記根太9,9間に、床板3の下面側をカバーする発泡樹脂断熱材4が備えられ、該床板下面側発泡樹脂断熱材4と根太9とによって床板3と鋼製大引2との間が断熱されているものである。
また、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、その側部を根太9,9に係合保持されて、床板3の下面側に落下阻止状態に保持されている。具体的には、隣り合う根太9,9の対向側面部9a,9aが、下方に向けて向き合う方向に傾斜する傾斜面に形成されると共に、床板下面側発泡樹脂断熱材4の両側面部4a,4aが下方に向けて肉内方向に傾斜する傾斜面に形成され、これら傾斜面9a,4a及び9a,4a同士が係合することによって床板下面側発泡樹脂断熱材4は落下阻止状態に保持されている。
本実施形態の構造では、根太9が、鋼製大引2の延びる方向に向けられ、床板3と鋼製大引2との間に介設されているので、鋼製大引による断熱欠損がなくされ、高断熱の床を実現することができる。
しかも、根太9が、大引2の延びる方向に向けられ、大引2の上に設置されているので、根太9と大引2との間に隙間を生じるのを防ぐことができ、大引2と根太9との関係で発生していた床鳴りをなくすことができる。
また、本実施形態では、床板下面側発泡樹脂断熱材4が根太9に係合保持されて落下阻止状態に保持されているので、床板下面側発泡樹脂断熱材4を床板3に接着剤等で取り付ける必要がなくなり、床板下面側発泡樹脂断熱材4の施工を容易にすることができる。
なお、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、工場で床板3の下面側に根太9と共に取り付けられてパネル化されてもよいし、あるいは、現場で、大引2の上に根太を設置して床板下面側発泡樹脂断熱材4を支承保持し、床板3の設置を行うというようにして施工されてもよい。また、係合保持の態様は、傾斜面に限らず、床板下面側発泡樹脂断熱材4を上から設置して係合保持されるような構成態様のものであればよい。
そして、本実施形態においても、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3とが非接触状態に保持されており、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3との擦れに起因する床鳴りの発生を効果的に防ぐことができる。
図8及び図9に示す第4発明の第1実施形態は、床板3が、大引2の上に、大引2の延びる方向に間隔的に配置された直方体状をしたピース物のスペーサー10…を根太として機能させ、該スペーサー10…を介して大引2の上に支承させると共に、床板下面側発泡樹脂断熱材4がスペーサー10間において大引2の上に支承されて床板3の下面側に落下阻止状態に保持されている。また、本実施形態では、大引2は、鋼製大引からなり、床板下面側発泡樹脂断熱材4がスペーサー10…を囲むようにして大引2の上面部をカバーしている。11はビスで、各スペーサー10…に備えられている通孔10aを通じて床板3と大引2とを連結している。
この構造では、床板下面側発泡樹脂断熱材4が大引2の上に支承されているので、床板下面側発泡樹脂断熱材4を床板3の下面側に接着剤等で取り付ける必要がなく、床板下面側発泡樹脂断熱材4の施工を容易にすることができる。
しかも、ピース物のスペーサー10…の採用によって、床板3とスペーサー10、床板下面側発泡樹脂断熱材4とスペーサー10、大引2とスペーサー10の各接触面積を小さくすることができて、床鳴りの発生を有効的に防ぐことができる。
加えて、大引2が鋼製大引からなり、床板下面側発泡樹脂断熱材4がスペーサー10…を囲むようにして大引2の上面部をカバーしているので、鋼製大引2による断熱欠損を大幅に減らせて、高断熱の床を実現することができる。
そして、本実施形態においても、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3とが非接触状態に保持されており、床板下面側発泡樹脂断熱材4と床板3との擦れに起因する床鳴りの発生を効果的に防ぐことができる。特に、本実施形態では、スペーサー10…によって非接触状態を保持するようになされているので、ビス11…の締付けを行っても、接触してしまうようなことはない。
なお、床板3、スペーサー10…、床板下面側発泡樹脂断熱材4、ビス11…は、床パネルとしてパネル化されているとよいが、それぞれを現場施工で設置するようにしてもよい。床パネル化する場合は、床板下面側発泡樹脂断熱材4は、床板3に対して接着剤で接合しないようにして組み付けるようにする。
12は、ブチルテープ等の乾式粘着テープであって、スペーサー10…と床板3との間に介設されて両者を接合一体化し、スペーサー10…と床板3との擦れによる床鳴りの発生を効果的に防ぐのに役立てられている。ピース物のスペーサー10…を用いることで、乾式粘着テープ12の使用量も少なくすることができる。
図10及び図11に示す第4発明の第2実施形態では、スペーサー10…が細筒状のピース物からなっているもので、床板下面側発泡樹脂断熱材4による大引2の上面側の断熱カバー面積を広く確保することができると共に、スペーサー10…と床板下面側発泡樹脂断熱材との接触面接を小さくして床鳴りの発生をより一層効果的になくすことができる。
第1発明の実施形態の床構造を示す正面図である。 図(イ)は大引、束、断熱補強用発泡樹脂断熱材、クリップを分離状態にして示す斜視図、図(ロ−1)はそれらを設置した状態の正面図である。 図(ロ−2)は床板下面側発泡樹脂断熱材の設置方法を示す正面図、図(ロ−3)は床板の設置方法を示す正面図である。 第2発明の実施形態の床構造を示す分解斜視図である。 図(イ)は同一部断面正面図、図(ロ)は要部拡大一部断面正面図、図(ハ−1)は床板下面側発泡樹脂断熱材の設置方法を示す正面図である。 図(ハ−2)は床板下面側発泡樹脂断熱材が設置された状態の正面図、図(ハ−3)は床板の設置方法を示す一部断面正面図である。 第3発明の実施形態を示すもので、図(イ)は床板下面側発泡樹脂断熱材の保持状態を示す断面正面図、図(ロ)は要部拡大部、図(ハ−1)は根太、床板下面側発泡樹脂断熱材、床板等を分離状態にして示す断面正面図、図(ハ−1)はそれらの設置状態を示す断面正面図である。 第4発明の第1実施形態の床構造を示すもので、図(イ)はスペーサー部分における断面正面図、図(ロ)はスペーサー間における断面正面図である。 床板、スペーサー、床板下面側発泡樹脂断熱材、ビス等を分離状態にして示す斜視図である。 第4発明の第2実施形態の床構造を示すもので、図(イ)はスペーサー部分における断面正面図、図(ロ)はスペーサー間における断面正面図である。 床板、スペーサー、床板下面側発泡樹脂断熱材、ビス等を分離状態にして示す斜視図である。
符号の説明
1…束
1a…受け部
1b…束軸
2…大引
3…床板
4…床板下面側発泡樹脂断熱材
5…断熱補強用発泡樹脂断熱材
5a…側方突出部
6…クリップ(保持部)
9…根太
10…スペーサー

Claims (9)

  1. 束の受けに金属製大引が支承された床構造において、
    大引の側面部が床板下面側の発泡樹脂断熱材の側面部でカバーされると共に、大引の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされ、
    該断熱補強用発泡樹脂断熱材は、束軸に設けられた保持部によって落下阻止状態に保持されると共に、大引の側面部よりも外方に突出しており、
    前記床板下面側発泡樹脂断熱材が、その縁部を前記断熱補強用発泡樹脂断熱材の突出部に支承させて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造。
  2. 束に設けられた保持部がクリップからなり、該クリップが束軸の所定の高さ位置に取り付けられて断熱補強用発泡樹脂断熱材が保持されている請求項1に記載の床構造。
  3. 根太レスであり、床板が前記大引の上に支承されている請求項1に記載の床構造。
  4. 大引レスであって根太レスであり、束の上端部に備えられた受け部に床板が支承され、
    該受け部の下面側が断熱補強用発泡樹脂断熱材でカバーされると共に、該断熱補強用発泡樹脂断熱材は、束に設けられた保持部によって落下阻止状態に保持され、かつ、厚さ方向の下半部が前記受け部よりも側方に突出し、
    床板下面側をカバーする発泡樹脂断熱材が、その縁部を前記断熱補強用発泡樹脂断熱材の側方突出部に支承させて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造。
  5. 床板と金属製大引との間に、大引の延びる方向に向けられた根太が介設されると共に、床板の下面側から前記根太を除く他の根太が省略され、前記根太間に、床板の下面側をカバーする発泡樹脂断熱材が備えられ、該床板下面側発泡樹脂断熱材と根太とによって床板と前記大引との間が断熱されていることを特徴とする床構造。
  6. 床板下面側発泡樹脂断熱材が、その側部を根太に係合保持されて、床板の下面側に落下阻止状態に保持されている請求項5に記載の床構造。
  7. 床板がピース物のスペーサーを介して大引の上に支承されると共に、床板下面側の発泡樹脂断熱材が大引の上に支承されて床板の下面側に落下阻止状態に保持されていることを特徴とする床構造。
  8. 前記大引が金属製大引からなり、床板下面側発泡樹脂断熱材がスペーサーを囲むようにして大引の上面部をカバーしている請求項7に記載の床構造。
  9. 前記床板下面側の発泡樹脂断熱材と床板とが非接触状態に保持されている請求項1乃至8のいずれか一に記載の床構造。
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