JP2006280588A - 神経刺激強度設定および心臓治療装置 - Google Patents
神経刺激強度設定および心臓治療装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006280588A JP2006280588A JP2005104114A JP2005104114A JP2006280588A JP 2006280588 A JP2006280588 A JP 2006280588A JP 2005104114 A JP2005104114 A JP 2005104114A JP 2005104114 A JP2005104114 A JP 2005104114A JP 2006280588 A JP2006280588 A JP 2006280588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stimulation
- nerve stimulation
- unit
- avd
- atrial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Electrotherapy Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、所定のレートで心房を刺激する心房刺激部3と、心房刺激部3に応答して迷走神経13を刺激する神経刺激信号を発生する神経刺激部14と、房室伝導時間を計測する房室伝導時間(AVD)計測タイマ28と、神経刺激部14と房室伝導時間(AVD)計測タイマ28に接続する神経刺激信号パラメータ制御部20とを備え、神経刺激信号パラメータ制御部20が、房室伝導時間(AVD)計測タイマ28の出力に応答して神経刺激信号のパラメータを調節するものである。
【選択図】 図1
Description
このような作用を利用して、最近、迷走神経の電気刺激を行うことにより心室性不整脈を治療することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この提案は、頻脈性不整脈を検知した際に、神経刺激用の電流発生器からの賦活電流を迷走神経に送り、心臓の細動を除く(除細動を行う)ものである。
これにより、一定のレートで心房を刺激した状態で、迷走神経刺激に対する房室伝導時間の応答を複数回に渡って計測し、各計測結果を比較することによって、迷走神経刺激強度を最適に制御することができる。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、神経刺激信号の発生が、心房の刺激から所定の遅延時間を経過した後に行われるものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、心房の刺激から神経刺激信号発生までの所定の遅延時間が、房室伝導時間内の時間であることを特徴としている。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、制御手段が、心拍数計測手段の出力に所定値を加算した値を心房刺激手段のレートとして設定するものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、所定値が、計測した心拍数の所定の割合であることを特徴とするものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、更に、心房刺激パルスの発生から第1の所定時間を経過しても心室収縮の検出が得られなかった場合に心室を刺激するための心室刺激パルスを発生する心室刺激手段を備えるものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、更に制御手段が房室伝導時間計測手段と接続する比較手段を備え、比較手段の出力に応答して神経刺激信号のパラメータを調節するものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、比較手段が、第1の心臓サイクルで計測した房室伝導時間と第2の心臓サイクルで計測した房室伝導時間を比較するものである。
また、本発明の神経刺激強度設定装置および心臓治療装置は、第2の心臓サイクルが神軽刺激信号を印加した後の心臓サイクルであり、第1の心臓サイクルが第2の心臓サイクルよりも後の心臓サイクルであることを特徴としている。
図1は、本発明による実施の形態の神経刺激強度設定装置を搭載した、迷走神経刺激に基づく心臓治療装置の例を示すブロック図である。
この制御手段は、第1に、通常の心臓治療制御としての、心臓刺激と迷走神経刺激の制御のための動作を司る通常制御部17と、第2に、最適な迷走神経刺激強度の制御のための動作を司る神経刺激信号パラメータ制御部20との二つを備えている。
通常制御部17は、神経刺激制御部18と心臓刺激制御部19とから構成されており、神経刺激制御部18は、神経刺激部14に接続され、この神経刺激制御部18は神経刺激部14の動作を制御する。
また、神経刺激制御部18と接続される心臓刺激制御部19は、心房収縮検出部2、心房刺激部3、心室収縮検出部6、心室刺激部7にそれぞれ接続されている。
神経刺激信号パラメータ制御部20において、心房収縮検出部2の出力は、OR回路24の一方の比較入力端子に接続されている。OR回路24の比較出力端子は心房刺激のインターバルを計測する心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタート端子に接続されている。
計測AVD比較部31は、神経刺激タイミング部32に接続され、神経刺激タイミング部32は神経刺激部14に接続されている。
そして、計測AVD比較部31には心房刺激インターバル比較部27の出力が接続されており、計測AVD比較部31は、この心房刺激インターバル比較部27の出力のタイミング、すなわち、心房刺激のタイミングで、1回だけ神経刺激タイミング部32に、神経刺激部14を介した迷走神経13の刺激を許可すると共に、その他のタイミングでは迷走神経13の刺激を禁止するようにしている。
図14において、計測AVD比較部31は、最適なAVD基準値が予め記憶された所定値記憶部52と、AVD計測タイマ28から供給されるAVD計測値と所定値記憶部52から読み出される最適なAVD基準値とを比較する比較部51とから構成されている。そして、比較部51は、この比較結果を神経刺激信号パラメータ設定部33に供給するようにしている。
図15は、「AVD2計測値/AVD1計測値と第2の所定値との比較」における計測AVD比較部31の詳細構成を示すブロック図である。
まず、心房収縮検出部2の心房収縮の検出により、心房刺激インターバルタイマ25がスタートする。心房刺激インターバル設定部26には、自脈心拍数よりも高い心拍数に相当する心房収縮間隔、例えば600ms(100回/分)が記憶されており、心房刺激インターバルタイマ25のタイマ値が心房刺激インターバル設定部26に記憶されている設定値に達する前に心房収縮を検出すると、この心房収縮の検出信号がOR回路24を介して心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタート端子に供給され、心房刺激インターバルタイマ25は再びリセットしてスタートする。一方、心房刺激インターバルタイマ25のタイマ値が、心房刺激インターバル設定部26に記憶されている設定値に達しても心房収縮が検出されない場合には、心房刺激インターバル比較部27から出力が発せられ、心房刺激部3、心房電極リード4、及び心房刺激電極5を介して右心房11が刺激される。同時に、心房刺激インターバル比較部27の出力は、OR回路24を介して心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタート端子に供給され、心房刺激インターバルタイマ25はそのタイマ値をリセットして再びスタートする。
図14に示したように、計測AVD比較部31では、所定値記憶部52には最適なAVD基準値が予め記憶されており、比較部51において、AVD計測タイマ28から供給されるAVD計測値と上記所定値記憶部52から読み出される最適なAVD基準値とが比較されて、この比較結果が神経刺激信号パラメータ設定部33に供給される。
これにより、AVD計測値と第2の所定時間との比較に基づいて、迷走神経13の刺激の強度を最適に制御することができる。
すなわち、図15に示す計測AVD比較部31においては、所定割合記憶部56に最適なAVD基準割合が予め記憶されている。AVD1記録部53には、AVD計測タイマ28から供給されるAVD1計測値が格納され、AVD2記録部54には、同じくAVD計測タイマ28から供給されるAVD2計測値が格納される。そして、AVD2/AVD1演算部55において、AVD2記録部54から読み出したAVD2計測値に対するAVD1記録部53から読み出したAVD1計測値との相対的割合が演算される。比較部51は、AVD2/AVD1演算部55で演算されたAVD2計測値に対するAVD1計測値との相対的割合と所定割合記憶部56から読み出される最適なAVD基準割合とを比較して、比較結果を神経刺激信号パラメータ設定部33に供給する。
これにより、AVD計測値の相対的割合と第2の所定値の比較に基づいて、迷走神経13の刺激の強度を最適に制御することができる。
なお、図1に示す心臓治療装置1における計測AVD比較部31の詳細構成としては、図14に示す計測AVD比較部31を用いた場合の動作として説明する。
まず、操作入力部22による入力操作、もしくはタイマ23による所定時刻の計時が、切替制御部21に対する切替命令として入力されることによってスタートする。
上述した切替制御部21に対する切替命令からステップS4の心房刺激回数Nを“0”にする処理までが、初期設定の工程となる。
上述したステップS5の心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタートの処理からステップS9の心房刺激回数Nの判断までが、心房刺激によって心拍数を一定に保つための工程となる。
上述したステップS10の心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタートの処理からステップS15のAVD計測タイマ28の計時開始の処理までが、AVD計測前処理の工程となる。
上述したステップS16の心室収縮の検出の判断からステップS19の心室刺激の処理までが、AVD計測値取得の工程となる。
上述したステップS20のAVD計測値の比較の判断処理からステップS23の通常制御への切替処理までが、AVD計測値に基づく神経刺激信号パラメータ変更の行程となる。
上述したステップS24の心房刺激インターバルタイマ25のタイムアウトの判断からステップS36のカウンタ値Mの判断までが、ステップS11における迷走神経刺激の影響がなくなるまでのM拍待つ工程となる。
ここでは、上述した図2〜図4に示したフローチャートと異なる部分について説明し、同一の処理については、同一のステップ名、工程名を示してその説明を省略する。
ステップS105からステップS109までの処理は、図2のステップS5の心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタートの処理からステップS9の心房刺激回数Nの判断までの、心房刺激によって心拍数を一定に保つための工程と同一となる。
ステップS107の心房刺激において心房刺激部3に対して供給された心房刺激インターバル比較部27の出力は、OR回路24を介して、心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタート端子とAVD計測タイマ28のスタート端子に供給され、心房刺激インターバルタイマ25をリセットしタイマをスタートさせる(ステップS110)とともに、AVD計測タイマ28の計時を開始させる(ステップS111)。この心房刺激インターバル比較部27の出力は、計測AVD比較部31にも供給されており、計測AVD比較部31は、心房刺激インターバル比較部27の出力のタイミング、すなわち、心房刺激のタイミングで1回だけ神経刺激タイミング部32に神経刺激部14を介した迷走神経13の刺激を許可する(ステップS112)と共に、これ以降のタイミングでは迷走神経13の刺激を禁止するように作動する。なお、神経刺激タイミング部32では、心房刺激と同時に神経刺激部14を介して迷走神経13を刺激することもできるし、心房刺激から予め設定した遅延時間を待った後、神経刺激部14を介して迷走神経13を刺激することも可能である。
上述したステップS110の心房刺激インターバルタイマ25のリセット/スタートの処理からステップS114のAVD1計測値の取得/格納の処理までが、迷走神経13の刺激を行った心臓サイクルにおけるAVD1計測値取得/格納の工程となる。
上述したステップS123のAVD計測値の相対的割合の比較の判断からステップS126の通常制御への切替処理までが、AVD計測値の相対的割合に基づく神経刺激信号パラメータ変更の行程となる。
図8では、心房刺激インターバル設定部26に記憶された設定値の時間間隔で心房刺激(AP)が繰り返し行われ、第3番目の心房刺激(AP)から所定の遅延時間後に迷走神経刺激(VNS)が行われている。
図2〜図4に示したフローチャートの動作では、迷走神経刺激(VNS)が行われた心臓サイクルの次の心臓サイクルにおける、心房刺激(AP)から心室収縮(VS)までの房室伝導時間であるAVD(1)と第2の所定時間を比較することによって迷走神経13の刺激の強度を制御しようとするものである。AVD(1)に代えて、AVD(2)やAVD(3)と第2の所定時間を比較することも可能であるが、迷走神経刺激による房室伝導時間に対する効果は、迷走神経刺激を行った心臓サイクルの次の心臓サイクルで最も大きく、それ以降の心臓サイクルでは段々と効果が減弱していくため、比較を行う房室伝導時間としてはAVD(1)が好適である。
このように、迷走神経刺激とAVD計測値の取得のタイミングにおいては、上述した組み合わせの他、その他の図示しない変形例により各種の組み合わせが可能となる。
以下、AVD計測値と刺激レートに対応した第2の所定値、あるいは第3の所定時間の比較に基づく制御の例について説明する。
図9において、図1に対応する部分には同一符号を付してその説明を省略する。図9では、神経刺激信号パラメータ制御部40のみが図1と異なるので、以下に、神経刺激信号パラメータ制御部40の構成について説明する。
計測AVD比較部31は、比較テーブル記憶部50に記憶される心房刺激レートに対応したAVD基準比較値(第2の所定値、あるいは第3の所定時間)とAVD計測タイマ28のAVD計測値との比較結果を神経刺激信号パラメータ設定部33に供給し、神経刺激信号パラメータ設定部33は、この比較結果に基づいて迷走神経13に対する神経刺激信号のパラメータを決定し、神経刺激部14にそのパラメータ値を設定する。
図16は、「刺激レートに対応した第2の所定値、あるいは第3の所定時間との比較」における計測AVD比較部31の詳細構成を示すブロック図である。
心拍数計測部41は、心房収縮検出部2の心房収縮の検出信号から自脈心拍数を計測して心拍数増分値演算部42に供給し、心拍数増分値演算部42は、この供給された自脈心拍数から、自脈心拍数の所定割合を演算する。心拍数増分値演算部42において演算された自脈心拍数の所定割合は、選択部44を介して加算部45に供給され、加算部45においては、計測された自脈心拍数とその所定割合が加算されて、自脈心拍数よりも少し高い心拍数が出力される。なお、加算部45において加算される値として、心拍数増分値演算部42からの自脈心拍数の所定割合とする代わりに、選択部44を切り替えて、心拍数固定増分値記憶部43に予め記憶された設定値を用いることも可能である。この選択部44に接続された心拍数増分値演算部42と心拍数固定増分値記憶部43のどちらを選択するかは、予め初期設定されている一方を選ぶことも、操作入力部22を介して他方を選ぶことも可能である。加算部45から出力される自脈心拍数よりも少し高い心拍数は、HR/P−P変換部46において時間間隔に変換された後、心房刺激インターバルタイマ25のタイムアウト時間の閾値として心房刺激インターバル比較部27に供給される。
計測AVD比較部31は、比較テーブル記憶部50に記憶した心房刺激レートに対応したAVD基準比較値(第2の所定値、あるいは第3の所定時間)とAVD計測タイマ28のAVD計測値とを比較する。
ここでは、上述した図2〜図4に示したフローチャートと異なる部分について説明し、同一の処理については、同一のステップ名、工程名を示してその説明を省略する。
スタートからステップS201、ステップS202、及びステップS203の処理は図2で説明したステップS1、ステップS2、及びステップS3の処理と同じであり、ステップS208の処理は同じく図2で説明したステップS4の心房刺激回数Nを“0”にする処理と同じである。
まず、心房刺激インターバルタイマ25をリセットしタイマをスタートさせる(ステップS209)。続いて、心房刺激インターバルタイマ25がタイムアウトしたか否かが判断される(ステップS210)。判断ステップS210で心房刺激インターバルタイマ25がタイムアウトしたと判断された場合、すなわち、心房刺激インターバルタイマ25の計時時間がHR/P−P変換部46から供給される心房刺激インターバルタイマ25のタイムアウト時間の閾値を超えると、心房刺激インターバル比較部27から出力が発せられ、心房刺激部3により右心房11が刺激される(ステップS212)。
図11に示すように、まず、計測AVD比較部31において、ステップS212の心房刺激において心房刺激部3に対して供給された心房刺激インターバル比較部27の出力に応答して、後述する心房刺激部3による右心房11の刺激回数をカウントするカウンタ値Nに“N+1”を入れてカウンタ値Nをインクリメントする(ステップS216)。そして、このカウンタ値が所定回数に到達したか否か、すなわち、予め定めた心房刺激部3による右心房11の刺激回数の所定値(N=3〜5)に等しいか否かが判断される(ステップS217)。
まず、計測AVD比較部31において、AVD計測値を取得できたか否かが判断される(ステップS229)。この判断ステップS229において、AVD計測値を取得できたと判断されたとき、すなわちステップS200あるいはステップS222においてAVD計測値を取得できた場合は、計測AVD比較部31は、取得したAVD計測値の平均値をAVD1計測値として、図16に示すAVD1記録部53に格納する(ステップS230)。一方、判断ステップS229において、AVD計測値を取得できなかったと判断されたとき、すなわちステップS219で心室収縮が検出されずにステップS226、ステップS227、ステップS228経由でこの判断ステップS229に進んだ場合、あるいはステップS221で心室収縮が検出されずにステップS223、ステップS224、ステップS225経由でこの判断ステップS229に進んだ場合には、AVD計測値に基づく迷走神経13の刺激の強度の制御ができないため、図13の(D)に進み、通常制御に切り替わる。
まず、計測AVD比較部31において、AVD1記録部53に格納されたAVD1計測値とAVD2記録部54に格納されたAVD2計測値が比較値演算部57に供給される。そして、比較値演算部57からは、AVD2計測値に対するAVD1計測値との相対的割合(AVD2/AVD1)又はAVD2計測値とAVD1計測値との差分(AVD2−AVD1)が出力され、この比較値演算部57の出力とステップS240で取得したAVD基準比較値(第2の所定値、あるいは第3の所定時間)が比較部51において比較される(ステップS244)。
上述したステップS244のAVD計測値の相対的割合あるいは差分とAVD基準比較値(第2の所定値、あるいは第3の所定時間)の比較判断以降が、AVD計測値の相対的割合あるいは差分に基づく神経刺激信号パラメータ変更の工程となる。
Claims (33)
- 心臓の房室伝導時間を計測する房室伝導時間計測手段と、
迷走神経を刺激する神経刺激信号を発生する神経刺激手段と、
前記神経刺激手段と前記房室伝導時間計測手段に接続する制御手段とを備え、
前記制御手段が、前記房室伝導時間計測手段の出力に応答して前記神経刺激信号のパラメータを調節することを特徴とする神経刺激強度設定装置。 - 所定のレートで心房を刺激する心房刺激手段と、心室の収縮を検出する心室収縮検出手段とを更に備え、前記房室伝導時間計測手段が、前記心房刺激手段による心房刺激から前記心室収縮検出手段による心室収縮検出までの時間を計測するものであることを特徴とする請求項1に記載の神経刺激強度設定装置。
- 心拍数を計測する心拍数計測手段を更に備え、
前記制御手段は、さらに前記心房刺激手段と前記心拍数計測手段に接続され、前記心拍数計測手段の出力に基づいて前記心房刺激手段の前記レートを設定することを特徴とする請求項2に記載の神経刺激強度設定装置。 - 前記神経刺激信号の発生が、前記心房の刺激と同時であることを特徴とする請求項2又は3に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記神経刺激信号の発生が、前記心房の刺激から所定の遅延時間を経過した後に行われることを特徴とする請求項2又は3に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記所定の遅延時間は、前記心室収縮の検出前までの時間であることを特徴とする請求項5に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記所定の遅延時間は、房室伝導時間内の時間であることを特徴とする請求項5に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記制御手段が、前記心拍数計測手段の出力に所定値を加算した値を前記心房刺激手段の前記レートとして設定することを特徴とする請求項3に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記所定値が、固定された心拍数値であることを特徴とする請求項8に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記所定値が、前記計測した心拍数の所定の割合であることを特徴とする請求項8に記載の神経刺激強度設定装置。
- 更に、前記心房刺激パルスの発生から第1の所定時間を経過しても前記心室収縮の検出が得られなかった場合に心室を刺激するための心室刺激パルスを発生する心室刺激手段を備えることを特徴とする請求項2〜10のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記迷走神経刺激後の心臓サイクルにおいて前記第1の所定時間を延長することを特徴とする請求項11に記載の神経刺激強度設定装置。
- 更に前記制御手段が前記房室伝導時間計測手段と接続する比較手段を備え、該比較手段の出力に応答して前記神経刺激信号のパラメータを調節することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比較手段が、前記房室伝導時間計測手段出力と第2の所定時間を比較することを特徴とする請求項13に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第2の所定時間が、前記心房刺激手段の刺激レートの関数であることを特徴とする請求項14に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記房室伝導時間計測手段出力が前記第2の所定時間よりも小さいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが増加するように前記パラメータを調節することを特徴とする請求項14又は15に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記房室伝導時間計測手段出力が前記第2の所定時間よりも大きいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが減少するように前記パラメータを調節することを特徴とする請求項14又は15に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第2の所定時間と比較を行う房室伝導時間が、前記神経刺激信号を印可した心臓サイクルよりも後の心臓サイクルにおける房室伝導時間であることを特徴とする請求項14〜17のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比較手段が、第1の心臓サイクルで計測した房室伝導時間と第2の心臓サイクルで計測した房室伝導時間を比較することを特徴とする請求項13に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第1の心臓サイクルが前記神経刺激信号を印加する前あるいは印加したときの心臓サイクルであり、前記第2の心臓サイクルが前記神経刺激信号を印加した後の心臓サイクルであることを特徴とする請求項19に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第2の心臓サイクルが前記神経刺激信号を印加した後の心臓サイクルであり、前記第1の心臓サイクルが前記第2の心臓サイクルよりも後の心臓サイクルであることを特徴とする請求項19に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比較手段が、第1の心臓サイクルで計測した房室伝導時間(AVDl)と第2の心臓サイクルで計測した房室伝導時間(AVD2)の較差(AVD2−AVDl)と第3の所定時間を比較することを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第3の所定時間が、前記心房刺激手段の刺激レートの関数であることを特徴とする請求項22に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記較差(AVD2−AVDl)が前記第3の所定時間よりも小さいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが増加するように前記パラメータを調節することを特徴とする請求項22又は23に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記較差(AVD2−AVDl)が前記第3の所定時間よりも大きいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが減少するように前記バラメータを調節することを特徴とする請求項22又は23に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比較手段が、第1の心臓サイクルで計測した房室伝導時間(AVDl)と第2の心臓サイクルで計測した房室伝導時間(AVD2)の比(AVD2/AVDl)と第2の所定値を比較することを特徴とする請求項19〜21のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記第2の所定値が、前記心房刺激手段の刺激レートの関数であることを特徴とする請求項26に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比(AVD2/AVDl)が前記第2の所定値よりも小さいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが増加するように前記パラメータを調節することを特徴とする請求項26又は27に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記比(AVD2/AVDl)が前記第2の所定値よりも大きいときに、前記神経刺激信号の刺激エネルギが減少するように前記バラメータを調節することを特徴とする請求項26又は27に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記神経刺激信号が単発パルスの信号であることを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記神経刺激信号が複数のパルスからなるバースト信号であることを特徴とする請求項1〜29に記載の神経刺激強度設定装置。
- 前記神経刺激信号のパラメータの調節が、パルス振幅とパルス幅の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜29のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置。
- 請求項1〜32のいずれかに記載の神経刺激強度設定装置を有し、生体へ植え込み可能な筐体を有することを特徴とする心臓治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104114A JP4812319B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 神経刺激強度設定装置および心臓治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005104114A JP4812319B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 神経刺激強度設定装置および心臓治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006280588A true JP2006280588A (ja) | 2006-10-19 |
JP4812319B2 JP4812319B2 (ja) | 2011-11-09 |
Family
ID=37403106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005104114A Expired - Fee Related JP4812319B2 (ja) | 2005-03-31 | 2005-03-31 | 神経刺激強度設定装置および心臓治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4812319B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012057208A1 (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-03 | オリンパス株式会社 | 神経刺激装置 |
US9616234B2 (en) | 2002-05-03 | 2017-04-11 | Trustees Of Boston University | System and method for neuro-stimulation |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0838625A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-02-13 | Pacesetter Ab | 心臓治療装置 |
JP2004275427A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
JP2004283463A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
JP2005065742A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
-
2005
- 2005-03-31 JP JP2005104114A patent/JP4812319B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0838625A (ja) * | 1994-06-24 | 1996-02-13 | Pacesetter Ab | 心臓治療装置 |
JP2004275427A (ja) * | 2003-03-14 | 2004-10-07 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
JP2004283463A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
JP2005065742A (ja) * | 2003-08-26 | 2005-03-17 | Terumo Corp | 心臓治療装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9616234B2 (en) | 2002-05-03 | 2017-04-11 | Trustees Of Boston University | System and method for neuro-stimulation |
WO2012057208A1 (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-03 | オリンパス株式会社 | 神経刺激装置 |
JP2012090888A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Olympus Corp | 神経刺激装置 |
US8838253B2 (en) | 2010-10-28 | 2014-09-16 | Olympus Corporation | Nerve stimulating device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4812319B2 (ja) | 2011-11-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6473644B1 (en) | Method to enhance cardiac capillary growth in heart failure patients | |
US8041423B2 (en) | System and method for testing neural stimulation threshold | |
US9101770B2 (en) | Hypertension therapy device with longevity management | |
AU2008336077B2 (en) | System for delivering neurostimulation from pulmonary artery | |
US7277761B2 (en) | Vagal stimulation for improving cardiac function in heart failure or CHF patients | |
US20100114227A1 (en) | Systems and Methds for Use by an Implantable Medical Device for Controlling Vagus Nerve Stimulation Based on Heart Rate Reduction Curves and Thresholds to Mitigate Heart Failure | |
US6606517B1 (en) | Methods and apparatus for preventing atrial arrhythmias by overdrive pacing and prolonging atrial refractoriness using an implantable cardiac stimulation device | |
US8812108B2 (en) | Autonomic balance monitoring to control intermittent therapy | |
US9561374B2 (en) | Systems, devices and methods for modulating autonomic tone | |
US8886310B2 (en) | System and method for controlling a heart stimulator | |
EP2797663B1 (en) | Managing cross therapy delivery in a multiple therapy implantable device | |
JP2007516796A (ja) | 肺動脈中の圧受容体を刺激するためのリード | |
JPH09504982A (ja) | 心房心室ペーシングの方法及びそのための装置 | |
EP1620175B1 (en) | Apparatus for atrioventricular search | |
US7164944B1 (en) | Analgesic therapy for ICD patients | |
US7079891B1 (en) | System and method for providing cardioversion therapy and overdrive pacing using an implantable cardiac stimulation device | |
US7113822B1 (en) | System and method for providing cardioversion therapy and overdrive pacing using an implantable cardiac stimulation device | |
JP4812319B2 (ja) | 神経刺激強度設定装置および心臓治療装置 | |
US6862475B1 (en) | Pediatric rate varying implantable cardiac device | |
JP4630653B2 (ja) | 心臓治療装置 | |
JP2005013504A (ja) | 心臓治療装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110412 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110726 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |