JP2006280028A - 携帯電子機器、携帯電子機器の電源の制御回路及び制御方法 - Google Patents

携帯電子機器、携帯電子機器の電源の制御回路及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数の個別の電圧を必要とする電子回路を搭載した携帯電子機器の消費電力を抑えること、携帯電子機器の消費電力を低減することによって、携帯電子機器の駆動時間を長くすること、携帯電子機器の消費電力を低減することによって、携帯電子機器の電子回路を高密度実装することである。
【解決】
複数の変圧器内部に有する電源回路の入力と、メイン電池との間に、DC−DC変換器と抵抗の2パスを構成し、パスの切り替えを、モニタ用の抵抗の両端電圧の計測値又はDC−DC変換器の効率に基づいて行う。また、切り替えを排他的におこなう。電源回路の消費電力が大きく、DCDC変換回路を経由した方が、消費電力を低減できる場合に、DC−DC変換器を経由し、電源回路の消費電力が小さく、抵抗を介した方が、消費電力を低減できる場合に、抵抗を経由する。その結果、電池から電源回路に最適な効率で電力を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数種類の出力電圧を有する電源回路の制御回路に関する。特に、携帯電話機などの携帯電子機器で使用される、複数種類の電源電圧を単一電圧の電源から生成する電源回路の制御回路に関する。
今日、携帯電話機、PDA、PHS、テレビ、パソコンなどの電子機器は小型化・集積化・高機能化の一途をたどり、内部は様々な電子回路が高密度に実装されている。特に、携帯電話機、PHS、PDA、MDプレイヤーなどの、携帯して使用する電子機器では、よりいっそう小型化・集積化が要求される。
電子機器は様々な電子部品から構成される。電子部品は、その物理的な特性により固有の電圧を必要とする場合がある。例えば、LSIはプロセスによって固有の駆動電圧を必要とし、液晶のバックライトはダイオード特性によって固有の駆動電圧を必要とする。その結果、電子機器は、内部に複数種類の電源電圧を必要とする場合がある。
そこで、従来は、個別の電源電圧を必要とする複数の電子部品それぞれに対して、電池との間に電圧変換回路を挿入するという構成が使われてきた。
電圧変換回路の代表例は、レギュレータとDC−DC変換器であるが、電池電圧よりも低い複数の電圧を作る場合には、レギュレータの方が小型化の点で有利である。その理由は、DC−DC変換器は回路規模が大きく、ノイズを発生する原因となりやすいからである。ただし、電池電圧よりも高い電圧を作る場合には、DC−DC変換器を用いるしかない。
レギュレータなどの電圧変換器を使用した回路を用いた電子機器において、電池寿命を延ばす先行技術として、以下の文献がある。
刊行物1には、蓄電部と、蓄電部の出力電圧を変換するレギュレータと、レギュレータの出力を電源とする制御回路と、蓄電部の電力を監視する蓄電量検出回路とを有する回路が開示されており、前記蓄電量検出回路の出力をモニタし、蓄電部からの電圧信号により、電力の残存量が所定値よりも減少した場合に、レギュレータの動作を停止して蓄電部と制御回路とを直接接続することにより、電池使用期間を延ばすことが開示されている(特許文献1)。
刊行物2には、初期状態における電源電圧の半分の電圧で動作可能なLSIを含む回路が開示されており、LSIは電源電圧の出力を1/2にする降圧回路を介して電源に接続され、経年劣化によって電源の出力電圧が低下した場合には、LSIは降圧回路を介さず直接電源に接続を切り替える態様が開示されている(特許文献2)。刊行物2では、経年変化によって電源電圧が低下した場合においても電池を使用することができるので、電池の使用可能な期間を延ばすことができる。
刊行物3には、コードレス電子機器に使用される、電池の出力電圧と整合しないシステム制御回路の安定化電源装置であって、電流モニタを有し、負荷電流が小さい場合には、直列型レギュレータを介して電池の出力をシステム制御回路に供給し、負荷電流が大きい場合には、直列型レギュレータに加えて、高効率のスイッチング型レギュレータからもシステム制御回路に電力を供給する回路が開示されている(特許文献3)。
以上のような従来技術はあるが、一般に、レギュレータは、レギュレータで生ずる入出力間の電圧差と、レギュレータ内部を流れる電流の積の分だけ電力を消費する。レギュレータを使用する回路では、レギュレータの後段の回路の消費電力が大きくなると、レギュレータに流れる電流も多くなり、レギュレータで消費する電力が多くなる。この電力消費は、レギュレータの後段の回路で消費できる電力を減少させるものであり、好ましくない。
電池に蓄電できる電力は有限である。よって、電池を充電する手間を低減し、携帯電子機器を快適に長時間駆動させるためには、携帯電子機器の消費電力を下げる必要がある。また、電力の消費は熱の発生を伴い、高密度実装の妨げにもなる。携帯電子機器は小型化・集積化の要請が強いため、この点からも、携帯電子機器の消費電力を下げる必要がある。
特開2002−034148 特開平01−187614 特開平01−008933
本願発明の解決しようとする課題は、携帯電子機器の消費電力を低減することにある。 また、複数の個別の電圧を必要とする電子回路を搭載した携帯電子機器の消費電力を抑えることも本願発明の解決しようとする課題である。
また、携帯電子機器の消費電力を低減することによって、携帯電子機器の駆動時間を長くすることも本願発明の解決しようとする課題である。
また、携帯電子機器の消費電力を低減することによって携帯電子機器の発熱を抑制し、携帯電子機器の電子回路を高密度実装することも本願発明の解決しようとする課題である。
また、電子回路の負荷の大きさがリアルタイムに変動した場合に、適切な電源の制御を行い、消費電力の低減をすることも本願発明の解決しようとする課題である。
また、レギュレータを使用する回路において、レギュレータに流れる電流に応じて、レギュレータの印可電圧を動的に最適化することも本願発明の解決しようとする課題である。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の制御回路は、
レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、電池の出力をDC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを制御することを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の電源制御回路は、
変圧回路から構成される電源回路と、
前記電源回路に電流を供給する電源と、
前記電源の出力電流を測定する測定回路と、
前記測定回路による測定値が予め定められた値よりも大きい場合には、前記電源の出力をDC−DC変換器を経由して前記電源回路と前記電源の経路を確立する制御部とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項3に記載の電源制御回路は、
変圧回路から構成される電源回路と、
電源と、
前記電源回路と接続された抵抗と、
前記電源回路と接続されたDC−DC変換器と、
前記電源の出力を前記抵抗と前記DC−DC変換器のいずれかに切り替えるスイッチと、
前記電源から出力される電流量に基づいて前記スイッチを制御する制御部とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項4に記載の電源制御回路は、
電池と、
前記電池の出力電圧よりも低い電圧で駆動する電子部品と、
前記電池の出力電圧を前記電子部品の駆動電圧に変換する変圧器と、
前記電池と前記変圧器との間にある抵抗と、
前記電池と前記変圧器との間にあるDC−DC変換器と、
前記電池の接続先を前記抵抗と前記DC−DC変換器とのいずれかに切り替えるスイッチと、
前記抵抗に流れる電流量または前記DC−DC変換器の効率に基づいて前記スイッチを制御する制御部とを備えることを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項5に記載の電源制御回路は、
変圧回路から構成される電源回路と、抵抗と、DC−DC変換器と、スイッチと、電源と、制御回路から構成され、
前記抵抗と前記DC−DC変換器は前記電源回路に接続され、
前記抵抗と前記DC−DC変換器は前記スイッチに接続され、
前記スイッチは前記電源に接続され、
前記制御回路は、
前記電源と前記抵抗が前記スイッチを介して接続されている場合には前記抵抗に流れる電流値に基づいて前記スイッチを制御し、
前記電源と前記DC−DC変換器が前記スイッチを介して接続されている場合には前記DC−DC変換器の内部信号のDUTYに基づいて前記スイッチを制御することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項6に記載の方法は、
レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、電池の出力をDC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを判断することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項7に記載の制御方法は、
変圧回路から構成される電源回路と、前記電源回路に電流を供給する電源との接続の制御方法であって、
前記電源の出力電流を測定し、
前記測定回路による測定値が予め定められた値よりも大きい場合には、前記電源の出力をDC−DC変換器を経由して前記電源回路と前記電源の経路を確立することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項8に記載の制御方法は、
変圧回路から構成される電源回路と、電源との接続の制御方法であって、
前記電源の出力が抵抗を介して前記電源回路と接続されている場合には、前記抵抗に流れる電流量が予め定められた所定値を超えた場合に、前記電源の出力をDC−DC変換器を介して前記電源回路と接続し、
前記電源の出力が前記DC−DC変換器を介して前記電源回路と接続されている場合には、前記DC−DC変換器の効率が予め定められた所定値よりも小さい場合に、前記電源の出力を前記抵抗を介して前記電源回路と接続することを特徴とする。
上記課題を解決するため、請求項9に記載の携帯電子機器は、
レギュレータと、
DC−DC変換器と、
電池と、
前記レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、前記電池の出力を前記DC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを制御する制御回路を備えることを特徴とする。
本願発明によって、負荷の大きさにリアルタイムに追従して最適な電源切り替えを行うことで、消費電力を低減することができる。
本願発明によって、低消費電力を実現できるので、電池を電源とする携帯電子機器の長時間駆動が可能となる。
本願発明によって、小さな回路規模で効率的な電源回路を実現できるので、携帯電子機器の小型化を実現することができる。
本願発明によって、携帯電子機器の電力の発生を低減させ、発熱を抑制することができるため、回路の高密度実装が可能になる。
本願発明によって複数の変圧回路としてレギュレータを含む電源回路の消費電力を低減することができる。
本願発明によって、レギュレータを使用する回路において、レギュレータに流れる電流に応じて、レギュレータの印可電圧を動的に最適化することができる。
本発明を実施するための最良の形態について説明する。なお、以下説明する実施形態は、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。
本願発明の第1の実施例について説明する。図1は、本願発明に係る電源制御回路を含む携帯電子機器の構成を示したブロック図である。同ブロック図において、本願発明と関係のない回路部分については省略されている。
メイン電池1は携帯電子機器の電源として使用される電池である。好ましくは、リチウムイオン電池や、ニッケル水素電池などである。以下では、リチウムイオン電池を例として説明する。電源回路2は複数の変圧器から構成される電源回路で、単一の入力電圧から複数種類の電圧を出力する。本実施例において、電源回路2は、レギュレータ(以下REGと略す)21、22、24、25と、DC−DC変換器23から構成される。電源回路2の出力は、以下に説明する通信系デバイス3などの複数のデバイスの電源として使用される。
通信系デバイス3は、通信機能を担う回路で、モデム、送信用アンプ、受信用アンプなどから構成される。ダイオード4はバックアップ電池11からの電流の逆流防止用のダイオードである。時計機能デバイス5は時計機能を有する回路である。表示部6はLCDなどから構成される表示回路である。アプリケーション用デバイス7は、音源回路やカメラモジュールなどから構成される回路である。制御系デバイス8は、携帯電子機器全体の制御機能を有する回路であり、CPUやメモリから構成され、バスを通じて、通信系デバイス3等を制御する。
バックアップ用メモリ9は、携帯電子機器自身の呼び出し電話番号等、メイン電池1が動作しない場合においても保持する必要があるデータを保持するためのメモリである。バックアップ電池11は、時計機能デバイス5とバックアップ用メモリ9に電力を供給する電池である。抵抗10はメイン電池1の充電時において、バックアップ電池11の電流を制限するために使用される。
データ入力部12はキーボタン等から構成される部品で、携帯電子機器の使用者のデータ入力に使用される。電源回路用電源電圧検出手段13は電源回路2に供給される入力電圧を検出する回路である。負荷電流検出手段14は、電池電圧検出手段15から供給されるメイン電池1の電圧値と電源回路用電源電圧検出手段13から供給される電源回路2の入力電圧値から、抵抗16に流れる負荷電流を検出する回路である。負荷電流が所定の電流値を超えていた場合は、DC−DC変換器をONする信号を出力する。
負荷電流検出手段14は、DC−DC変換器18が動作状態の場合は動作せず、DC−DC変換器18が非動作状態の場合にのみ動作する。負荷電流検出手段14は、DC−DC変換器18から信号によって、DC−DC変換器18の動作、非動作を判断する。なお、負荷電流検出手段14は、内部に図示しない制御回路を有することで、上記動作を行う。
電池電圧検出手段15はメイン電池1の電圧を測定し出力する回路であって、好ましくは電圧器から構成される。抵抗16はメイン電池1と電源回路2との間に挿入されている、高精度低抵抗の抵抗器である。抵抗16は電流モニタに使用される。スイッチ17は、DC−DC変換器18と負荷電流検出手段14からのスイッチ制御信号に基づいてONまたはOFFされるスイッチである。DC−DC変換器18はスイッチング型の変圧器である。
次に図3乃至図7を参照して、DC−DC変換器18の特性について説明する。
図3は一般的なDC−DC変換器の出力電流と効率との関係を示したものである。ここで、効率とは、入力された電力(電圧×電流)と出力された電力(電圧×電流)の比である。効率が高い方が、入力された電力の多くが出力へ伝達される。図3において、DC−DC変換器は、出力電流が大きい場合に効率が高く、出力の電流が少ない場合は効率が低くなりDC−DC変換器内部での損失が増大する特性を持つことを示している。
本実施例のDC−DC変換器18は、図3のような特性をもち、100mA〜200mAで効率が90%となる。
図4は、メイン電池1の出力を、DC−DC変換器18を介して電源回路2に接続した場合(以下、DC−DC変換器動作という)と、メイン電池1の出力をスイッチ17及び抵抗16を介して電源回路2に接続した場合(以下、電池動作という)とにおけるメイン電池1の出力を比較したグラフである。
線401は、負荷電流200mAの場合の電池動作を表している。線402は、負荷電流200mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線403は、負荷電流100mAの場合の電池動作を表している。線404は、負荷電流100mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線402及び線404では、DC−DC変換器18の出力電圧は3.0Vである。ここで、負荷電流とは電源回路2で必要とする電流を指す。
図5も図4と同様のグラフである。図4と異なるのは、図4では、DC−DC変換器18の出力電圧を3.0Vとしていたところ、図5では、2.8Vとしている点である。
線501は、負荷電流200mAの場合の電池動作を表している。線502は、負荷電流200mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線503は、負荷電流100mAの場合の電池動作を表している。線504は、負荷電流100mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。
本実施例でメイン電池1として使用されるリチウムイオン電池は3.7V付近で平坦な特性になるので、図4及び図5から、3.7V付近では、DC−DC変換器動作の方が、電池動作に比べて、メイン電池1の出力電流が約10%少なくなる。つまり、DC−DC変換器動作の方が、電池動作に比べて、メイン電池1の消費電力が小さい。
図6は、図4及び図5と同様に、DC−DC変換器動作の場合と、電池動作の場合におけるメイン電池1の出力電流を比較したグラフである。
本実施例のDC−DC変換器18は、図3のような特性をもつので、20mA〜40mAでの効率が約70%である。
線601は、負荷電流40mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線602は、負荷電流40mAの場合の電池動作を表している。線603は、負荷電流20mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線604は、負荷電流20mAの場合の電池動作を表している。線601乃至604では、出力電圧、すなわち電源回路2の入力電圧は3.0Vである。
図7も図6と同様のグラフである。図6と異なるのは、図6では、DC−DC変換器18の出力電圧を3.0Vとしていたところ、図7では、2.8Vとしている点である。
線701は、負荷電流40mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線702は、負荷電流40mAの場合の電池動作を表している。線703は、負荷電流20mAの場合のDC−DC変換器動作を表している。線704は、負荷電流20mAの場合の電池動作を表している。
図6及び図7の場合、3.7V付近では、電池動作の方が、DC−DC変換器動作に比べて、メイン電池1の出力電流が約10%少なくする。
上述の通り、DC−DC変換器18の特性から、電源回路2が必要とする電流が大きい場合はDC−DC変換器動作の方が、メイン電池1の消費電力は小さくて済む。一方、電源回路2が必要とする電流が小さい場合は電池動作の方が、メイン電池1の消費電力は小さくて済む。
したがって、メイン電池1の出力電流の大きさに応じて、DC−DC変換器18を介して電源回路2へ電力供給するか否かを制御することにより、消費電力を低減することができることとなる。
次に、本願第1の実施例の電源制御回路の動作について説明する。本実施例では、動作開始時、スイッチ17はONされており、DC−DC変換器18は非動作状態である。携帯電子機器は電源投入と同時に動作し始め、抵抗16及びスイッチ17を介して、電源回路2に電流を供給する。電源回路2は、その内部に有するREG21、22、24、25及びDC−DC変換器23によって、メイン電池1からの入力電圧を、それぞれ、通信系デバイス3、時計機能デバイス5、バックアップ用メモリ9、表示部6、アプリケーション用デバイス7、制御系デバイス8に適合した電圧に変換し出力する。その結果、各デバイスは、そのデバイスに適合する電圧を印加され、正常に動作を開始する。
通信系デバイス3をはじめとする電源回路2の後段の回路群は、動作によって消費電力が変動する。例えば、アプリケーションを動作させたときは、アプリケーション用デバイス7が動作するため、消費電力が増加し、REG24に流れる電流は増加する。また、例えば、通信系通信デバイス3は、携帯電子機器が通信中か否かによって、また、通信中であれば無線通信の環境の変動によって消費電力が変動する。
次に、電源回路用電源電圧検出手段13、負荷電流検出手段14、電池電圧検出手段15、抵抗16、スイッチ17、DC−DC変換器18に基づく動作について説明する。携帯電子機器が電池動作中である場合、通信系デバイス3等電源回路2の後段の回路の消費電力が増加しメイン電池1の出力電流が増えてくると、電源回路2の入力電圧は、負荷電流が抵抗16で起こす電圧降下の分だけ、メイン電池1の出力電圧より降下する。電源回路2の入力電圧は、電源回路用電源電圧検出手段13で検出される。一方、メイン電池1の出力電圧は、電池電圧検出手段15により検出される。これら2つの電圧値と抵抗16の抵抗値により、負荷電流検出手段14は、メイン電池1の出力電流を測定する。
負荷電流検出手段14において、メイン電池1の出力電流が所定値以上であることを検出し、さらにこの状態が一定期間続いた場合、負荷電流検出手段14は、スイッチ17に対してスイッチOFFの信号を出力する。当該信号を受けたスイッチ17はメイン電池1と抵抗16の電流パスを遮断する。
一方、スイッチ17に対するOFF信号の出力と共に、負荷電流検出手段14は、DC−DC変換器18に対して動作開始の信号を出力する。そして、当該信号を受けたDC−DC変換器18は、降圧動作を開始する。
携帯電子機器がDC−DC変換器動作中である場合、メイン電池1の出力電流が減ってくると、後述するように、DC−DC変換器18の内部にあるバッファ120の出力のDUTYが低下する。DUTYの低下が所定値を下回った場合、DC−DC変換器18は、自ら動作を停止し、スイッチ17をONする。
以上の構成により、携帯電子機器が電池動作中に、メイン電池1からの電流量が大きくなった場合には、スイッチ17をOFFし、DC−DC変換器18を介して、メイン電池1から電源回路2へ電力を供給し、携帯電子機器がDC−DC変換器動作中に、メイン電池1からの電流量が小さくなった場合には、DC−DC変換器18をOFFし、スイッチ17及び抵抗16を介してメイン電池1から電源回路2へ電力を供給することで、電源回路2の消費電流に動的な変動に対応して最適な電力供給を行うことが可能となる。
上述の所定値は、DC−DC変換器動作と電池動作とで回路の消費電力が反転する値に設定されていることが好ましい。また、各回路の製造ばらつき、回路動作の瞬間的な乱れを考慮し、所定値にヒステリシスを設けても、幅を設けてもよい。例えば、DC−DC変換器動作から電池動作に切り替わる閾値を50mA、電池動作からDC−DC変換器動作に切り替わる閾値を60mAとすることも好ましい。
図2は、本願発明に係る電源制御回路のDC−DC変換器18の構成を示したブロック図である。
抵抗101と抵抗102によりDC−DC変換器18の出力の分圧回路を構成する。基準電圧回路103は基準電圧Vrefを出力する。エラーアンプ105は、分圧回路の出力と基準電圧回路103の出力電圧Vrefを比較し、入力電圧差に比例した電圧を出力する。基準電圧Vrefの方が分圧回路の出力よりも大きければ、正の電圧を出力する。また、基準電圧Vrefの方が分圧回路の出力よりも小さければ、負の電圧を出力する。
発振器104は、交流信号を出力する発振器である。コンパレータ115は、発振器104の出力と、エラーアンプ105の出力を比較する。エラーアンプ105の出力の方が発振器104の出力よりも大きければ、Highを出力する。また、エラーアンプ105の出力の方が発振器104の出力よりも小さければ、Lowを出力する。コンパレータ115は保護回路111の出力とも接続されている。保護回路111の出力がHighの時は、コンパレータ115の出力は、他の2入力の値に関わらずHighを出力する。
バッファ106、116はFETを駆動するためのイネーブル機能つきのバッファである。イネーブルピンにLowが入力されると、バッファが機能し、イネーブルピンにHighが入力されるとバッファの入力の値に関わらず、オープン出力をする。バッファ120は、バッファ106の出力を反転するバッファである。
抵抗117はプルアップ抵抗であり、抵抗118はプルダウン抵抗である。バッファ106、116のイネーブルピンにHighが入力され、出力がオープンの場合にFET107、108の入力レベルが不定にならないために用いる。
トランジスタ107はPchのMOSFETであり、トランジスタ108はNchのMOSFETである。コイル109は、トランジスタ107、108の出力に接続されている。コンデンサ110とコイル109で出力電圧の平滑機能を実現する。
MAXDUTY検出回路112は、バッファ120の出力を監視する回路である。バッファ120の出力のDUTYが予め定められた値以上の場合に、保護回路111に対してHighを出力する。また、バッファ120の出力のDUTYが予め定められた値より小さい場合に、保護回路111に対してLowを出力する。保護回路111は、MAXDUTY検出回路112の出力をバッファしコンパレータ115に入力する。
MINDUTY検出回路113は、バッファ120の出力を監視する回路である。バッファ120の出力のDUTYが予め定められた値以下の場合に、遅延回路114にLowを出力する。また、バッファ120の出力のDUTYが予め定められた値より大きい場合に、遅延回路114にHighを出力する。
遅延回路114は、予め定められた一定期間の間、MINDUTY検出回路113がLowを出力していた場合には、Lowを出力する。一方、予め定められた一定期間の間、MINDUTY検出回路113がLowを出力し続けない場合には、Highを出力する。遅延回路114の出力は、コントローラ119の入力へ接続されている。
コントローラ119は、DC−DC変換器18及びスイッチ17の制御、負荷電流検出手段14との通信制御を行う回路である。コントローラ119は、遅延回路114、バッファ106及び116、スイッチ17、負荷電流検出手段14と接続されている。DC−DC変換器18の動作、非動作をゲート106、116のイネーブル端子への出力で制御する。DC−DC変換器18が動作状態の場合において、遅延回路114からの出力がLowになった場合には、ゲート106、116への出力をHighにすることで、DC−DC変換器18の動作を停止すると共に、スイッチ17をONする。
一方、DC−DC変換器18が非動作状態の場合において、負荷電流検出手段14からDC−DC変換器18をONする制御信号が入力された場合には、ゲート106、116のイネーブル端子への出力をLowにすることで、DC−DC変換器18を動作状態にする。
コントローラ119は、DC−DC変換器18が動作状態であるか非動作状態であるかを、少なくとも動作状態の切り替え毎に負荷電流検出手段14に通知する。
次に、DC−DC変換器18の動作の詳細について説明する。まず、DC−DC変換器18が動作状態の場合について説明する。動作状態の場合は、コントローラ119からバッファ106、116に対してLowが出力され、バッファ106、116は、イネーブル状態であり、通常のバッファとして機能する。また、保護回路111の出力もLowであり、コンパレータ115は発振器104とエラーアンプ105の出力を比較する。
まず、説明のため、発振器104の出力が、バッファ106、116に直接接続されていると仮定する。
その場合、FET107とFET108は、発振器104の出力周波数にしたがって、互い違いにON、OFFを繰り返す。発振器104の出力のDUTYが50%(High、Lowの割合が1:1)の場合、コイル109の入力は、メイン電池1の出力電圧と、接地である0V電圧が、同じ時間割合でかつ発振器104の出力の周波数に基づいて、交互に接続される。
コイル109、コンデンサ110によって、FET107、108の出力電圧は平滑されDC−DC変換器18から出力される。この場合理想的には、メイン電池1の出力電圧の半分の電圧がDC−DC変換器18から出力される。
しかし、実際のDC−DC変換器18は、発振器104の出力が、バッファ106、116に直接接続されている構成ではなく、DC−DC変換器18の出力を抵抗101、102、基準電圧回路103、エラーアンプ105、コンパレータ115を用いてフィードバックされる構成となっている。
DC−DC変換器18の出力は、抵抗101及び102によって分圧され、分圧された電圧は基準電圧回路113の出力と、エラーアンプ105で比較される。分圧された電圧の方が大きい場合、つまりDC−DC変換器18の出力が所定電圧よりも大きい場合、エラーアンプ105は正の電圧を出力する。
エラーアンプ105が正の電圧を出力することによって、コンパレータ115の出力は、発振器104の交流出力のDUTYよりも高く(Highの時間割合が高く)なる。
その結果、バッファ106、バッファ116の出力のDUTYも高くなる。FET108は、FET107に比べて、より多い時間ONされることとなり、コイル109とコンデンサ110で平滑されたDC−DC変換器18の出力は、低くなる。
DC−DC変換器18の出力が所定電圧よりも小さい場合は、上述の動作の逆の動作を行う結果、DCDC変換回路18の出力は高くなる。このように、DC−DC変換器18の出力の抵抗101、102による分圧電圧が、基準電圧Vrefになるようフィードバックがかかる。
また、DC−DC変換器18の出力電流が大きい場合、コンデンサ110からの流出電流が多いことから、コンデンサ110の電圧はすぐに低下する。よって、上記のメカニズムにより、バッファ106、116の出力のDUTYは小さくなる。一方、逆に、DC−DC変換器18の出力電流が小さい場合、バッファ106、116の出力のDUTYは大きくなる。
バッファ106、116の出力とバッファ120の出力は論理が反転しているので、DC−DC変換器18の出力電流が多くなると、バッファ120の出力のDUTYが高くなり、DC−DC変換器18の出力電流が小さくなると、バッファ120の出力のDUTYが低くなる。
次に、MAXDUTY回路112について説明する。MAXDUTY検出回路112はバッファ120の出力のDUTYが所定値よりも高くなった場合、保護回路111を介して、バッファ115の出力をHighに固定する。その結果、FET107はOFFされ、FET108はONされ、コイル109の入力電圧は0Vになり、コイル109及びコンデンサ110で平滑された出力は0Vに近づく。このように、バッファ106の出力のDUTYが所定閾値を超えることができない構成とすることで、DC−DC変換器18が過剰に電流を出力することを防止する。
次に、MINDUTY検出回路113、遅延回路114、コントローラ119の動作について説明する。
DC−DC変換器18の出力電流が低下する場合には、バッファ120のDUTYが低下する。つまり、バッファ120の出力のDUTYを検出することで、DC−DC変換器18の効率をモニタすることができる。
MINDUTY検出回路113は、バッファ120のDUTYが閾値以下の場合に、Lowを出力する。遅延回路114は、MINDUTY検出回路113の出力が所定の期間Lowである場合に、出力をLowにする。
コントローラ119は、DC−DC変換器18が動作状態の場合において、遅延回路114からの出力がLowになった場合には、ゲート106、116への出力をHighにすることで、DC−DC変換器18の動作を停止すると共に、スイッチ17への制御信号を用いて、スイッチ17をONする。
次に、DC−DC変換器18が非動作状態の場合について説明する。負荷電流検出手段14からDC−DC変換器18をONする制御信号が入力された場合には、コントローラ119は、ゲート106、116のイネーブル端子への出力をLowにし、DC−DC変換器18の動作を開始させる。
次に、タイミングチャートを用いて、本発明の動作を説明する。図8は、電池動作からDC−DC変換器動作に遷移する場合におけるタイミングを表している。図8(a)は、縦軸が電源回路2の入力電圧であり、横軸が時間である。図8(b)は、縦軸がメイン電池1から出力される電流であり、横軸が時間である。図8(c)は、縦軸が負荷電流検出手段14の内部信号である負荷電流検出信号のロジックレベルと、負荷電流検出手段14のDC−DC変換器ON/OFF信号のロジックレベルであり、横軸が時間である。
まず、携帯電子機器の電池動作中において、電源回路2が必要とする電力が増加すると、メイン電池1から出力される電流を増加する。電流の増加に伴い抵抗16で生じる電圧降下が増大する。時刻t0になると、負荷電流検出手段14は、抵抗16の両端の電圧差から、抵抗17に流れる電流が予め定められた最大電流値を超えたことを検出する。
負荷電流検出手段14は、その内部において、負荷電流検出信号をOFFレベルからONレベルにする。続いて、抵抗16に流れる負荷電流が予め定められた所定の期間(t0からt1の間)、最大電流値を超えている場合、負荷電流検出手段14は、DCDC変換回路18のON/OFF信号を、OFFからONに切り替え、スイッチ17をOFFする。
その結果、時刻t1において、DC−DC変換器18は動作を開始し、スイッチ17はメイン電池1と抵抗16の電流パスを遮断する。
次に、図9を用いてDC−DC変換器動作から電池動作への切り替えについて説明する。図9(a)は、縦軸が電源回路2の入力電圧であり、横軸が時間である。図9(b)は、縦軸がメイン電池1から出力される電流であり、横軸が時間である。図9(c)段は、縦軸がバッファ120の出力であるPWM信号のロジックレベルであり、横軸が時間である。図9(d)は、縦軸がそれぞれMINDUTY検出回路の出力ロジックレベルと、遅延回路114の出力ロジックレベルであり、横軸が時間である。
DC−DC変換器動作状態にある携帯電子機器は、機器全体の消費電力が低下し、メイン電池1からの出力電流が低下した場合、DC−DC変換器18内のPWM信号のDUTYが低下する。DCDC変換回路18内部の、MINDUTY検出回路112は、PWM信号のDUTYが予め定めた閾値を低下した場合、出力をHighからLow切り替える(時刻t0)。MINDUTY検出回路113の出力がLowになってから所定時間経過後(t1)、遅延回路114の出力もLowになる。
遅延回路114の出力がLowになると、コントローラ119は、バッファ106、116のイネーブルをHighにすることで、DC−DC変換器18は動作を停止させ、スイッチ17をONすることで、携帯電子機器を電池動作に移行させる。
図10は、DC−DC変換器動作と電池動作の切り替えの流れを示したものである。S1001、S1002、S1003から構成されるのがDC−DC変換器動作の状態で、S1004、S1005、S1006か構成されるのが電池動作の状態である。
携帯電子機器の電源投入をすることにより、処理がスタートし、電池動作が開始する(S1004)。次に、抵抗16の両端電圧差を測定し、電圧差が所定値を超えていないかどうかを判断する(S1005)。所定値を超えていない場合は(S1005、NO側)、繰り返し抵抗16の両端電圧差の測定を行い、所定と超えているかの判断を行う。一方、所定値を越えている場合は(S1005、YES側)、所定値を超えた状態で所定時間が経過するか否かを判断する(S1006)。抵抗16の両端電圧差が所定値を超えた状態で、所定時間経過しなかった場合は(S1006、NO側)、電池動作を継続し、S1005へ戻る。一方、抵抗16の両端電圧差が所定値を超えた状態で、所定時間経過した場合は(S1006、YES側)、電池動作を終了させ、DC−DC変換器動作の動作を開始する(S1001)。
次に、DC−DC変換器動作が開始すると、バッファ106の出力のDUTYを検出する。検出したDUTYが最低値を下回ったか否かを判断する(S1002)。最低値を下回っていない場合は(S1002、NO側)、繰り返し検出したDUTYが最低値を下回ったか否かの判断を行う。一方、最低値を下回った場合は(S1002、YES側)、最低値を下回った状態で所定時間が経過するか否かを判断する(S1003)。バッファ106の出力のDUTYが最低値を下回った状態で、所定時間経過しなかった場合は(S1003、NO側)、DC−DC変換器動作を継続し、S1002へ戻る。一方、バッファ106の出力のDUTYが最低値を下回った状態で、所定時間経過した場合は(S1003、YES側)、DC−DC変換器動作を終了され、電池動作を開始する(S1004)。
他の実施例として、第1の実施例に対するバリエーションを記載する。
実施例1では、図10において、スタート直後は電池動作を開始する態様を示したが、スタート直後からDC−DC変換器動作を開始してもよい。
図4及び図5から、電池電圧が3.2V近辺で、電池動作とDC−DC変換器動作の効率が逆転することがわかる。よって、電池電圧が3.2Vよりも小さい場合には、メイン電池1の電流量が多くなってもDC−DC変換器動作に以降しないように制限を設けてもよい。
実施例1では、負荷電流検出手段14の内部の制御回路および、DC−DC変換器18のコントローラ119にて、DC−DC変換器動作と電池動作の切り替えを行う態様を示したが、制御系デバイス8を用いて、機能を実現してもよい。
実施例1では、電池動作の停止又は開始とDC−DC変換器動作の開始又は停止を同時に行う態様で示したが、電源回路2への電力供給の瞬断を避けるため、これと異なる制御を行ってもよい。例えば、図8に沿って説明すると、電池動作を停止しDC−DC変換器動作を開始する際に、DC−DC変換器の動作開始タイミングをt1よりも早めてもよい。また、例えば、電源回路2の入力に瞬断を避けるための大容量コンデンサを挿入することも可能である。
実施例1では、携帯電子機器の動作開始時において、スイッチ17がON状態、DC−DC変換器18は非動作状態で、電池動作を行う態様で示したが、逆に、携帯電子機器の動作開始時は、スイッチ17がOFF状態、DC−DC変換器18が動作状態で、DC−DC変換器動作をおこなってもよい。
実施例1において、電源回路2は、複数のREG、DC−DC変換器を有していたが、この態様には制限されない。例えば、電源回路2がREGを1つだけ含む場合や、DC−DC変換器を含まない場合であっても本発明は適応できる。REGの入力の前段で、REGと電池とを、DC−DC変換器を介して接続するか否かの切り替えが可能であればよい。
本発明に係る第1の実施例の電源制御回路である。 本発明に係る第1の実施例のDC−DC変換器である。 一般的なDC−DC変換器の効率 DC−DC変換器使用時と不使用時での電池の出力電流を示す図である。 DC−DC変換器使用時と不使用時での電池の出力電流を示す図である。 DC−DC変換器使用時と不使用時での電池の出力電流を示す図である。 DC−DC変換器使用時と不使用時での電池の出力電流を示す図である。 電池動作からDC−DC変換器動作へ切り替わる際の動作を示す図である。 DC−DC変換器動作から電池動作へ切り替わる際の動作を示す図である。 本発明に係る第1の実施例の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 メイン電池
2 電源回路
3 通信系デバイス
4 逆流防止ダイオード
5 時計機能デバイス
6 表示部
7 アプリケーション用デバイス
8 制御系デバイス
9 バックアップ用メモリ
10 抵抗
11 バックアップ電池
12 データ入力部
13 電源回路用電源電圧検出手段
14 負荷電流検出手段
15 電池電圧検出手段
16 抵抗
17 スイッチ
18 DC−DC変換器
21 レギュレータ
22 レギュレータ
23 DC−DC変換器
24 レギュレータ
25 レギュレータ
101 抵抗
102 抵抗
103 基準電圧回路
104 発振器
105 エラーアンプ
106 イネーブルピン入力つきバッファ
107 PチャネルFET
108 NチャネルFET
109 コイル
110 コンデンサ
111 保護回路
112 MAXDUTY検出回路
113 MINDUTY検出回路
114 遅延回路
115 コンパレータ
116 イネーブルピン入力つきバッファ
117 プルアップ抵抗
118 プルダウン抵抗
119 コントローラ

Claims (9)

  1. レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、電池の出力をDC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを制御する制御回路。
  2. 変圧回路から構成される電源回路と、
    前記電源回路に電流を供給する電源と、
    前記電源の出力電流を測定する測定回路と、
    前記測定回路による測定値が予め定められた値よりも大きい場合には、前記電源の出力をDC−DC変換器を経由して前記電源回路と前記電源の経路を確立する制御部とを備える電源制御回路。
  3. 変圧回路から構成される電源回路と、
    電源と、
    前記電源回路と接続された抵抗と、
    前記電源回路と接続されたDC−DC変換器と、
    前記電源の出力を前記抵抗と前記DC−DC変換器のいずれかに切り替えるスイッチと、
    前記電源から出力される電流量に基づいて前記スイッチを制御する制御部とを備える電源制御回路。
  4. 電池と、
    前記電池の出力電圧よりも低い電圧で駆動する電子部品と、
    前記電池の出力電圧を前記電子部品の駆動電圧に変換する変圧器と、
    前記電池と前記変圧器との間にある抵抗と、
    前記電池と前記変圧器との間にあるDC−DC変換器と、
    前記電池の接続先を前記抵抗と前記DC−DC変換器とのいずれかに切り替えるスイッチと、
    前記抵抗に流れる電流量または前記DC−DC変換器の効率に基づいて前記スイッチを制御する制御部とを備える携帯電子機器の電源制御回路。
  5. 変圧回路から構成される電源回路と、抵抗と、DC−DC変換器と、スイッチと、電源と、制御回路から構成され、
    前記抵抗と前記DC−DC変換器は前記電源回路に接続され、
    前記抵抗と前記DC−DC変換器は前記スイッチに接続され、
    前記スイッチは前記電源に接続され、
    前記制御回路は、
    前記電源と前記抵抗が前記スイッチを介して接続されている場合には前記抵抗に流れる電流値に基づいて前記スイッチを制御し、
    前記電源と前記DC−DC変換器が前記スイッチを介して接続されている場合には前記DC−DC変換器の内部信号のDUTYに基づいて前記スイッチを制御する電源制御回路。
  6. レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、電池の出力をDC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを判断する方法。
  7. 変圧回路から構成される電源回路と、前記電源回路に電流を供給する電源との接続の制御方法であって、
    前記電源の出力電流を測定し、
    前記測定回路による測定値が予め定められた値よりも大きい場合には、前記電源の出力をDC−DC変換器を経由して前記電源回路と前記電源の経路を確立する制御方法。
  8. 変圧回路から構成される電源回路と、電源との接続の制御方法であって、
    前記電源の出力が抵抗を介して前記電源回路と接続されている場合には、前記抵抗に流れる電流量が予め定められた所定値を超えた場合に、前記電源の出力をDC−DC変換器を介して前記電源回路と接続し、
    前記電源の出力が前記DC−DC変換器を介して前記電源回路と接続されている場合には、前記DC−DC変換器の効率が予め定められた所定値よりも小さい場合に、前記電源の出力を前記抵抗を介して前記電源回路と接続する制御方法。
  9. レギュレータと、
    DC−DC変換器と、
    電池と、
    前記レギュレータに対する入力電流を計測し、前記計測結果に基づいて、前記電池の出力を前記DC−DC変換器を経由して前記レギュレータと接続するか、前記DC−DC変換器を経由せずに前記レギュレータと接続するかを制御する制御回路を備える携帯電子機器。
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