JP2006279832A - 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム - Google Patents

通信装置、通信方法及び通信制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2006279832A
JP2006279832A JP2005099285A JP2005099285A JP2006279832A JP 2006279832 A JP2006279832 A JP 2006279832A JP 2005099285 A JP2005099285 A JP 2005099285A JP 2005099285 A JP2005099285 A JP 2005099285A JP 2006279832 A JP2006279832 A JP 2006279832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
transmission
time
transmission time
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005099285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4271162B2 (ja
Inventor
Katsumi Yamato
克己 大和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2005099285A priority Critical patent/JP4271162B2/ja
Priority to US11/389,531 priority patent/US7796976B2/en
Publication of JP2006279832A publication Critical patent/JP2006279832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4271162B2 publication Critical patent/JP4271162B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/02Inter-networking arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】 ピコネットスイッチのタイミングを調整することによりデータ送受信の際の無
駄な待ち時間が生じ難い通信装置を提供する。
【解決手段】 あるネットワークに属する通信機器が他のネットワークに属する通信機器
に対して送信したパケット受信状況と、取得したコネクションのトラヒックパラメータに
基づいて計算した次に送信されるパケットの予想送信時刻を予測し、その時刻、パケット
が送信されるネットワークに接続先を切り替える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の無線通信ネットワーク間にまたがる通信を実現する通信装置、通信方
法及び通信制御プログラムに関する。
近年、2.4GHz帯の周波数を用いる、周波数ホッピング方式を用いて各通信機器間でデー
タの送受信を実現するBluetooth(登録商標、以下同様)通信規格を採用する無線通信機器が増えている。この通信規格を用いることで、比較的近距離に存在する通信機器間で容易に通信を実現することができる。
Bluetooth規格では1つのネットワークをピコネットと呼び、そのうちの1台をマスタ
ー機器とした場合、この機器に接続可能な機器(スレーブ機器)は7台までと限定されて
いる。これを越える台数の機器を接続するには複数のピコネットにおいて、それぞれのピ
コネットに接続された機器が他のピコネットにも属していると認識できるようにしなけれ
ばならない。このような目的で構成されるピコネットのグループをスキャタネット(Scat
ternet)と呼ぶ。スキャタネットを構成するそれぞれのピコネットに属する機器の数は、
8台未満であってもかまわない。
スキャタネットでは、ピコネット間を接続する所定のスレーブ機器が複数のピコネット
を時分割で巡回することで仮想的に多重通信を実現している。この動作をピコネットスイ
ッチと言う。それぞれのピコネットに属する機器は、各ピコネットを時分割で巡回する機
器を介して、他のピコネットに属する機器と通信する。
これらピコネット、スキャタネットの機構概要については特許文献1に開示されている
このとき、ある機器が他のピコネットに属する機器と通信したい場合には、スキャタネ
ットを構成するために時分割で他のピコネットとも多重通信している所定のスレーブ機器
が、通信したい機器の属するピコネットにピコネットスイッチするまで待たされることに
なる。
米国特許出願公開第2004/0136338号明細書(第2図など)
スキャタネットを構成する場合、このスキャタネットを構成する複数のピコネット間の
通信はピコネットスイッチにより実現される。
しかしながら通信相手が属するピコネットとの通信は、スキャタネットを構成するスレ
ーブ機器が目的のピコネットにピコネットスイッチされている時間内に限られる。通信タ
イミングとスキャタネットのピコネットスイッチのタイミングとが合致しない場合、頻繁
に通信開始までの待ちが発生しスループットが低下するだけでなく、たとえば映像や音声
等のリアルタイム性を要求されるサービスに問題を生じる可能性がある。
本発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであり、ピコネットスイッチのタイミング
を調整することによりデータ送受信の際の無駄な待ち時間が生じ難い通信装置を提供する
ことを目的とする。
本発明にかかる通信機器とすれば、
複数のネットワークのそれぞれに属する複数の通信機器と通信し、該ネットワーク間の前
記通信機器同士の通信を仲介する通信機器であって、前記ネットワークに属する通信機器
が他のネットワークに属する通信機器に対して送信するパケットを受信するパケット受信
手段と、受信した前記パケットのコネクションに関するトラヒックパラメータを記憶する
トラヒックパラメータ記憶手段と、受信した前記パケットの受信状況と前記トラヒックパ
ラメータ記憶手段に記憶したトラヒックパラメータに基づいて、前記パケットが含まれる
一連の送信パケットであって次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めるパ
ケット送信時刻予測手段と、少なくとも前記パケット送信時刻予測手段が計算して求めた
時刻に、送信時刻を予測した対象のパケットが送信されるネットワークに接続先を切り替
える接続先ネットワーク切替手段とを備えることを特徴とする通信機器
が提供される。
また、本発明にかかる通信方法とすれば、
複数のネットワークのそれぞれに属する複数の通信機器と通信し、該ネットワーク間の前
記通信機器同士の通信を仲介するための通信機器の通信方法であって、前記通信機器との
間のコネクション設定時に、該コネクションに関するトラヒックパラメータを取得し、該
コネクションを介して、前記ネットワークに属する通信機器が他のネットワークに属する
通信機器に対して送信するパケットを受信し、受信した前記パケットの受信状況と、取得
した前記トラヒックパラメータに基づいて、前記パケットが含まれる一連の送信パケット
であって次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求め、少なくとも計算して求
めた前記送信時刻に、送信時刻を予測したパケットが送信されるネットワークに接続先を
切り替えることを特徴とする通信方法
が提供される。
さらにこの通信機器を計算機により実現するための通信制御プログラムが提供される。
スキャタネットのような、複数のネットワーク(ピコネット)間を時分割で巡回(ピコ
ネットスイッチ)することで他のネットワークに属する機器同士の多重通信を実現する通
信規格において、時分割のタイミングに起因するデータ送受信の際の無駄な待ち時間を削
減することができる。
(第1の実施形態)
Bluetooth規格によって無線通信する通信機器によって構成されたピコネットからなる
スキャタネットにおいては、ピコネット間の時分割ポリシー(ピコネットスイッチポリシ
ー)が、同一ピコネットに属する機器の通信性能、及び異なるピコネットに属する機器の
通信性能を大きく左右する要因となる。
図1は本実施形態における通信システムの一例を示す図である。図1には、ピコネット
100及びピコネット110という2つのピコネットと、ピコネット100に属するマス
タ機器101、スレーブ機器102及びピコネット110にも属しているように振舞うス
レーブ機器120とが示されている。さらにピコネット110に属するマスタ機器111
、スレーブ機器112が示されている。
ピコネット100及びピコネット110はBluetooth規格にあるような1つのネットワ
ークである。同規格によればピコネットに属する機器のうちの1つであるマスタ機器に対
しスレーブ機器が7台まで属することができる。1つのピコネットはBluetoothに準拠す
る無線通信モジュールの通信範囲内で構成され、一般的に数m〜十数m程度のサービスエ
リアを持つ。
マスタ機器101及びマスタ機器111は、それぞれのピコネット内に1台設定され、
そのピコネットに属するスレーブ機器との通信を仲介する機能を有する。
スレーブ機器102、スレーブ機器112及びスレーブ機器120は、マスタ機器を中
心に構成されるそれぞれのピコネットに属する通信機器である。図1ではスレーブ機器1
02及びスレーブ機器120はピコネット100に属する機器であり、スレーブ機器11
2及びスレーブ機器120はピコネット110に属する機器である。このときスレーブ機
器120はスキャタネット構築のために複数のピコネットに属するスレーブ機器として機
能する。
図2は従来の手法で構成した場合のスキャタネットにおける通信シーケンスの一例を示
したものである。図2では、ピコネット100に属するマスタ機器101、ピコネット1
10に属するマスタ機器111及び両ピコネットに属するスレーブ機器120と、スレー
ブ機器120がいずれのピコネットにピコネットスイッチしているのかを時系列で示して
いる。
スレーブ機器120は、時刻T0からピコネット110にピコネットスイッチしたと仮定
する。つぎに時刻T1の時点でさらにピコネット100にピコネットスイッチした場合を考
える。このときマスタ機器101からスレーブ機器120宛てにデータD01を送信した
場合、スレーブ機器120はピコネット100にピコネットスイッチされているので待た
されることなくスレーブ機器120に受信される。
一方、ピコネット110に属するマスタ機器111からスレーブ機器120にデータD
11を送信しようとした場合、スレーブ機器120がピコネット100にピコネットスイ
ッチされている間はスレーブ機器120に受信されることはない。このときマスタ機器1
11は送信先であるスレーブ機器120がいずれのピコネットにピコネットスイッチされ
ているかを知ることができないため、マスタ機器111はスレーブ機器120による受信
が完了されるまで、データD12、データD13のように再送を繰り返す。
データD12送信後、時刻T2の時点でスレーブ機器120が再びピコネット110にピ
コネットスイッチされると、ピコネット110に属するマスタ機器111から再送された
データD13が初めて受信可能となる。マスタ機器111がデータD11を送信し始めた
時刻からデータD13が受信された時刻までが、データD13の送受信にかかる遅延時間
となる。データの送信を始めた時刻から、ピコネットスイッチによりスレーブ機器が通信
可能なピコネットに切り替わり実際に受信が完了するまでのこれら遅延時間が無視できな
い場合には通信のスループットが悪化する。たとえばリアルタイム性が要求される通信デ
ータ(たとえば映像信号や音声信号など)では必要とする通信品質を確保できない場合も
考えられる。
本実施形態では、マスタ機器の次回の送信時刻を予測し、スキャタネットを構成するス
レーブ機器のピコネットスイッチのタイミングを操作することで、上記のような待ちによ
る遅延時間を生じにくくなるよう制御するものである。
図3は本実施形態におけるスレーブ機器120のブロック構成図の一例を示す図である
図3では、アンテナ301、データ受信部302、ピコネットスイッチ制御部303、タ
イマ部304、ピコネット滞在履歴保持部305、トラヒックパラメータ保持部306及
びピコネットスイッチ実行部307が示されている。
アンテナ301はピコネット100及びピコネット110に属するマスタ機器から無線
電波を受信する機能を有する。
データ受信部302は、アンテナ301で補足した電波信号を選択的に受信し、また信
号処理を施すことで以降の処理で扱うことができるように加工する機能を有する。本実施
形態ではBluetooth規格に準拠した信号処理に必要な機能を備えているものとする。
ピコネットスイッチ制御部303は、本実施形態におけるスレーブ機器120のスキャ
タネット構成のために行うピコネットスイッチ動作のうち、少なくともピコネットスイッ
チの切替時間間隔を制御する機能を有する。
タイマ部304は、時間を計測する機能を有し、ピコネットスイッチ制御部303に対
し時刻情報を提供することによりピコネットスイッチの切替時間間隔決定のために用いら
れる。
ピコネット滞在履歴保持部305は、スレーブ機器120が過去に何時からどのくらい
の間いずれのピコネットにピコネットスイッチされていたかについての履歴情報が保持さ
れている。保持される滞在履歴情報は、少なくとも過去1回前に滞在していた履歴情報を
含んでいるものとする。図4にピコネット滞在履歴保持部305の保持情報400の一例
を示す。
トラヒックパラメータ保持部306は、マスタ機器とのコネクションの設定時あるいは
通信の都度得られるトラヒックパラメータの情報を保持する機能を有する。ここでいうト
ラヒックパラメータとは、たとえば送信データの平均送信間隔、平均送信速度などが該当
する。
ピコネットスイッチ実行部307は、ピコネットスイッチ制御部303からピコネット
スイッチするよう指示を受けて、受信先のピコネットを切り替えるなどスレーブ機器12
0の各所の必要な制御を実行する機能を有する。
図5は、本実施形態における次回の送信予測時刻の算出方法の一例を示した図である。
まず、あるマスタ機器からデータを受信する(ステップS01)。受信したデータの時刻
について、その直前に行われたピコネットスイッチの時刻からの経過時間を測定し、測定
した時間が予め定めた規定値t0以内かどうかを判定する(ステップS02)。t0以内の場
合は、直前に行われたピコネットスイッチの時刻以前からマスタ機器が送信していたデー
タの再送にかかるデータであると判断し、このデータが最初に送信されたのはさらに以前
のピコネットスイッチが実施された直後に送信されたとみなす(ステップS03)。一方
、t0より後に受信されたデータであった場合は、再送にかかるデータではないと判断し受
信した時刻が送信を開始した時刻と同じであるとみなす(ステップS04)。
受信したデータについて、上記のように最初に送信された時刻を予測後、このデータの
送受信に用いられるコネクションの設定時に得られる情報から、このマスタ機器の送信間
隔を計算する(ステップS05)。その後、予測した最初に送信された時刻と、ステップ
S05で求めた送信間隔とにより、マスタ機器が次回送信すると思われる時刻を算出する
ことができる(ステップS06)。以降、図を用いて詳細に説明する。
図6は、本実施形態における、ある受信データが最初に送信された時刻を予測する方法
について説明したものである。
スレーブ機器120は、時刻T0からピコネット110にピコネットスイッチしていると
する。続いて時刻T1の時点でピコネット100に、さらに時刻T2の時点でピコネット11
0にピコネットスイッチされるものとする。
このときスレーブ機器120は時刻T2の直後にデータD20を受信したとする。図6の
ように、データD20を受信した時刻と時刻T2との差が、予め定めた時間間隔t0に満たな
い場合、時刻T1以後T2までの間に最初にデータD20が送信された可能性があると判断し
、この場合にはピコネット100に切り替わった直後、つまり時刻T1に最初に送信された
データD22であると予測する。
逆にデータD21のように、ピコネットスイッチされた時刻T2から、データD21が受
信された時刻までが時間間隔t0よりも長い場合、再送にかかるデータではないと判断して
データD21の受信時刻をデータD23のように送信された時刻と同じであるとみなす。
このときの時間間隔t0は、マスタ機器のデータの再送時間間隔を考慮して決定しなけれ
ばならない。好ましくはマスタ機器のデータの再送時間間隔以上とすれば再送にかかるデ
ータか否かの確実な判断が可能だが、最初のデータ送信にかかる受信データの場合の誤判
断が発生しやすくなる。よって時間間隔t0はこれら誤判断の影響が少なくなるように設定
すべきである。
図7は、本実施形態における次回の送信時刻予測の一例を示す図である。
マスタ機器111が送信したデータD30は、マスタ機器111が属するピコネット11
0に、スレーブ機器120がピコネットスイッチされて初めて受信される。図中のデータ
D31、データD32は、スレーブ機器120がピコネット100にピコネットスイッチ
されていて受信が完了しないことに伴う再送である。時刻T2のピコネットスイッチによっ
て受信可能となった再送データD32は、図示していないが時間間隔t0以内、時刻T2直後
に受信したデータであるから、実際に送信された時刻はデータD35のように時刻T1の時
点で送信されたとみなされる。
次にマスタ機器111の送信間隔t1を求める。送信間隔は次のような方法で求めること
ができる。
(1)トラヒックパラメータの一つである平均送信間隔情報を用いる
コネクションの設定時にマスタ機器111より申告されるトラヒックパラメータにて、
送信データの平均送信間隔(W秒)が含まれる場合、これを用いて送信間隔t1を算出する
ことができる。このときは、予測した送信時刻をtとすると、下記式にて次回のデータの
送信時刻t’が予測できる。
t’ = t + W
(2)トラヒックパラメータの一つである平均送信速度情報を用いる
コネクションの設定時にマスタ機器111より申告されるトラヒックパラメータにて、
送信データの平均送信速度(aオクテット/秒)が含まれる場合、これを用いて送信間隔
t1を算出することができる。このときは、前回受信したデータサイズをnオクテットとす
ると、下記式にて次回のデータの送信時刻t’が予測できる。
t’ = t + n/a
データD32が、時刻T1の時点で送信されたとみなされた場合、上記計算方法により予
測される次回送信予測時刻は、時刻T1の送信間隔t1後、つまりデータD36に示すような
送信時刻t’となるはずである。
このようにしてマスタ機器111の次回の送信時刻t’が予測できるならば、時刻t’に
マスタ機器111が属するピコネットにピコネットスイッチすることで、マスタ機器11
1とは別のピコネットにピコネットスイッチされていることによって発生する待ち時間の
発生を防止することが可能となる。このとき、図6に示すように時刻t’が含まれるよう
に、スレーブ機器120のピコネット110への滞在時間を延長するようにピコネットス
イッチのタイミングを操作しても良いし、あるいは他のピコネットにピコネットスイッチ
していても少なくとも時刻t’の時点にはピコネット110にピコネットスイッチするよ
うに制御するようにしてもかまわない。
スレーブ機器120が時刻t’の時点が含まれるようにピコネット110にピコネット
スイッチして待機中、実際に受信したデータはデータD37のように時間的にずれる場合
が考えられる。これは時刻T1から時刻T2のいずれの時刻に送信されたデータであっても、
データD32で受信したデータの最初の送信時刻を時刻T1であるとみなしたためである。
このときは実際に受信したデータD37を次回の送信予測時刻の情報として用いればよい
。このようにすると次回の送信予測時刻はデータD37受信後の時間間隔t1後であるデー
タD38の時点であると予測されるので、この時刻には再びピコネット110にピコネッ
トスイッチされるように制御すればスレーブ機器120の受信待ちによる遅延は発生しな
い。
(第1の実施形態の変形例)
本実施形態におけるマスタ機器111の送信間隔t1を求める方法について、直前の受信
実績から予測するのではなく、過去の予測情報をもとに求めるようにしてもよい。
(1)トラヒックパラメータの一つである平均送信間隔情報を用いる
過去のx回前に予測したマスタ機器111の送信予測時刻t’(x)をもとに求めることが
できる。たとえばトラヒックパラメータとして平均送信間隔をW秒と申告しているコネク
ションで送信されるデータが次回に送信される予測時刻t’’は、下記式にて表すことが
できる。
t’’ = t’(x) + x × W 但し、x≧1
(2)トラヒックパラメータの一つである平均送信速度情報を用いる
過去のx回前に受信したデータのデータサイズn(x)のマスタ機器111における送信予
測時刻t’(x)をもとに求めることができる。たとえばトラヒックパラメータとして平均送
信速度をaオクテット/秒と申告しているコネクションで送信されるデータが次回に送信
される予測時刻t’’は、下記式にて表すことができる。

t’’ = t’(x) + Σn(i)/a 但し、x≧1
i=1
過去x回前に受信したデータの送信予測時刻に基づき次回のデータの送信時刻を予測す
る場合、基準となるxの選択方法としては過去x回前に受信したデータが、マスタ機器が
属するピコネットにピコネットスイッチしてから所定の時間経過後(つまり時間間隔t0後
)に受信したデータであることが望ましい。なぜなら再送にかかる受信データの場合は最
初の送信時刻が不正確になる場合があるため、t0経過後に受信した、マスタ機器の送信時
刻が受信時刻と同じ時刻であるとみなせる情報であるほうが望ましいからである。
あるいは過去に受信した複数個のデータ各々に対して当該データの送信予測時刻から次
回のデータ送信時刻を予測し、データの個数分得られる次回の送信予測時刻までの最小値
を送信間隔として次回のデータ送信予測時刻を定める方法も考えられる。この場合でも、
採用する複数個の受信データはマスタ機器が属するピコネットへピコネットスイッチして
から所定の時間経過後に受信したデータであることが望ましい。
このように構成することにより、過去に予測した情報のうち精度の高い情報を用いて次
回の送信予測時刻を求めることにより、より精度の高い次回送信時刻予測が可能となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要
旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示され
ている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実
施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実
施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
第1の実施形態における通信システムの一例を示す図である。 従来の手法で構成した場合のスキャタネットにおける通信シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施形態におけるスレーブ機器のブロック構成図の一例を示す図である。 ピコネット滞在履歴保持部の保持情報の一例を示す図である。 第1の実施形態における次回の送信予測時刻の算出方法の一例を示した図である。 第1の実施形態における、ある受信データが最初に送信された時刻を予測する方法の一例を示す図である。 第1の実施形態における次回の送信時刻予測の一例を示す図である。
符号の説明
100、110:ピコネット
101、111:マスタ機器
102、112、120:スレーブ機器
301:アンテナ
302:データ受信部
303:ピコネットスイッチ制御部
304:タイマ部
305:ピコネット滞在履歴保持部
306:トラヒックパラメータ保持部
307:ピコネットスイッチ実行部

Claims (15)

  1. 複数のネットワークのそれぞれに属する複数の通信機器と通信し、該ネットワーク間の
    前記通信機器同士の通信を仲介する通信機器であって、
    前記ネットワークに属する通信機器が他のネットワークに属する通信機器に対して送信
    するパケットを受信するパケット受信手段と、
    受信した前記パケットのコネクションに関するトラヒックパラメータを記憶するトラヒ
    ックパラメータ記憶手段と、
    受信した前記パケットの受信状況と前記トラヒックパラメータ記憶手段に記憶したトラ
    ヒックパラメータに基づいて、前記パケットが含まれる一連の送信パケットであって次に
    送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めるパケット送信時刻予測手段と、
    少なくとも前記パケット送信時刻予測手段が計算して求めた時刻に、送信時刻を予測し
    た対象のパケットが送信されるネットワークに接続先を切り替える接続先ネットワーク切
    替手段と
    を備えることを特徴とする通信機器。
  2. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信間隔が含まれ、
    前記パケット送信時刻予測手段は、前記パケットの受信時刻と前記平均送信間隔に基づい
    て次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴とする請求項1に
    記載の通信機器。
  3. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信速度が含まれ、
    前記パケット送信時刻予測手段は、前記パケットの受信時刻、データサイズ及び前記平均
    送信速度に基づいて次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴
    とする請求項1に記載の通信機器。
  4. 前記パケット送信時刻予測手段は、前記送信時刻を以前に受信したパケットのうちのい
    ずれか1つを基準として用い、予測すべき送信回数にあたる送信パケットの予想送信時刻
    を計算して求めることを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  5. 前記接続先ネットワーク切替手段は、前記パケット送信時刻予測手段が計算して求めた
    送信時刻以外の時間は、予測した対象のパケットが送信されるネットワーク以外のネット
    ワークに接続先を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  6. 複数のネットワークのそれぞれに属する複数の通信機器と通信し、該ネットワーク間の
    前記通信機器同士の通信を仲介するための通信機器の通信方法であって、
    前記通信機器との間のコネクション設定時に、該コネクションに関するトラヒックパラ
    メータを取得し、
    該コネクションを介して、前記ネットワークに属する通信機器が他のネットワークに属
    する通信機器に対して送信するパケットを受信し、
    受信した前記パケットの受信状況と、取得した前記トラヒックパラメータに基づいて、
    前記パケットが含まれる一連の送信パケットであって次に送信されるパケットの予想送信
    時刻を計算して求め、
    少なくとも計算して求めた前記送信時刻に、送信時刻を予測したパケットが送信される
    ネットワークに接続先を切り替える
    ことを特徴とする通信方法。
  7. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信間隔が含まれ、
    送信時刻を予測する際、前記パケットの受信時刻と前記平均送信間隔に基づいて次に送信
    されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴とする請求項6に記載の通信
    方法。
  8. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信速度が含まれ、
    送信時刻を予測する際、前記パケットの受信時刻、データサイズ及び前記平均送信速度に
    基づいて次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴とする請求
    項6に記載の通信方法。
  9. 送信時刻を予測する際、前記送信時刻を以前に受信したパケットのうちのいずれか1つ
    を基準として用い、予測すべき送信回数にあたる送信パケットの予想送信時刻を計算して
    求めることを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  10. 予測した前記送信時刻までの間、予測した対象のパケットが送信されるネットワーク以
    外のネットワークに接続先を切り替えることを特徴とする請求項6に記載の通信方法。
  11. 複数のネットワークのそれぞれに属する複数の通信機器と通信し、該ネットワーク間の
    前記通信機器同士の通信を仲介するための、計算機で実行可能なプログラムであって、
    前記通信機器との間のコネクション設定時に、該コネクションに関するトラヒックパラ
    メータを取得し、
    該コネクションを介して、前記ネットワークに属する通信機器が他のネットワークに属
    する通信機器に対して送信するパケットを受信し、
    受信した前記パケットの受信状況と、取得した前記トラヒックパラメータに基づいて、
    前記パケットが含まれる一連の送信パケットであって次に送信されるパケットの予想送信
    時刻を計算し、
    少なくとも計算して求めた前記送信時刻に、送信時刻を計算した対象のパケットが送信
    されるネットワークに接続先を切り替える
    ことを特徴とする通信制御プログラム。
  12. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信間隔が含まれ、
    送信時刻を予測する際、前記パケットの受信時刻と前記平均送信間隔に基づいて次に送信
    されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴とする請求項11に記載の通
    信制御プログラム。
  13. 前記トラヒックパラメータには少なくとも送信パケットの平均送信速度が含まれ、
    送信時刻を予測する際、前記パケットの受信時刻、データサイズ及び前記平均送信速度に
    基づいて次に送信されるパケットの予想送信時刻を計算して求めることを特徴とする請求
    項11に記載の通信制御プログラム。
  14. 送信時刻を予測する際、前記送信時刻を以前に受信したパケットのうちのいずれか1つ
    を基準として用い、予測すべき送信回数にあたる送信パケットの送信時刻を計算して求め
    ることを特徴とする請求項11に記載の通信制御プログラム。
  15. 予測した前記送信時刻までの間、予測した対象のパケットが送信されるネットワーク以
    外のネットワークに接続先を切り替えることを特徴とする請求項11に記載の通信制御プ
    ログラム。
JP2005099285A 2005-03-30 2005-03-30 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム Expired - Fee Related JP4271162B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099285A JP4271162B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム
US11/389,531 US7796976B2 (en) 2005-03-30 2006-03-27 Communication mediation apparatus that mediates communication between networks, communication method and computer readable medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005099285A JP4271162B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006279832A true JP2006279832A (ja) 2006-10-12
JP4271162B2 JP4271162B2 (ja) 2009-06-03

Family

ID=37214051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005099285A Expired - Fee Related JP4271162B2 (ja) 2005-03-30 2005-03-30 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7796976B2 (ja)
JP (1) JP4271162B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011199601A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Toyota Motor Corp 通信制御装置、通信システム及び通信制御方法
KR101951564B1 (ko) * 2017-09-07 2019-02-22 한양대학교 산학협력단 이동체 기기 및 이의 데이터 전송 방법

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2756416A4 (en) * 2011-09-12 2015-06-03 Intel Corp USE OF DISCOVERY TO UNDERSTAND USER BEHAVIOR, INTERESTS AND PREFERENCES
US9817911B2 (en) * 2013-05-10 2017-11-14 Excalibur Ip, Llc Method and system for displaying content relating to a subject matter of a displayed media program
US9924297B2 (en) * 2014-04-28 2018-03-20 International Business Machines Corporation Timed and variable duration for multiple device synching

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3618917B2 (ja) * 1996-08-05 2005-02-09 株式会社東芝 情報収集方法
US7050420B2 (en) * 2001-03-21 2006-05-23 Broadcom Corporation System for maintaining synchronization between multiple asynchronous communication links
KR100547788B1 (ko) * 2003-07-31 2006-01-31 삼성전자주식회사 피코넷들의 디바이스들 간의 통신이 가능한 고속 개인용무선 네트워크 및 데이터 전송 방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011199601A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Toyota Motor Corp 通信制御装置、通信システム及び通信制御方法
KR101951564B1 (ko) * 2017-09-07 2019-02-22 한양대학교 산학협력단 이동체 기기 및 이의 데이터 전송 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20060252412A1 (en) 2006-11-09
US7796976B2 (en) 2010-09-14
JP4271162B2 (ja) 2009-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101293372B1 (ko) 멀티플 인터페이스들을 통한 비디오 스트리밍
US8422462B2 (en) Mobile communication device and mobile communication method using a plurality of different types of radio communication interfaces
US8019372B2 (en) Controller apparatus, mobile terminal, and communication control method
JP2020191640A5 (ja)
KR100651466B1 (ko) 이동통신 시스템에서 방송 서비스 스트림의 동기화 시스템및 방법
US8837354B2 (en) Apparatus and method for supporting wireless actuators and other devices in process control systems
JP2004274745A (ja) 無線によるデジタルデータ送信の性能を改良する方法
US10178652B2 (en) Method for operating a network element of a wireless communication network and network element
JP2021536167A (ja) 情報伝送方法および装置、通信機器
EP1696687A1 (en) Selecting a communication channel based on the arrival time of packets and packet acknowledgement signals
JP4271162B2 (ja) 通信装置、通信方法及び通信制御プログラム
US8446866B2 (en) Base station apparatus and wireless resource allocation method
EP2498474A1 (en) Communication terminal and communication method
US10813023B2 (en) Handover between a source access node and a target access node using a control device
EP1657860A1 (en) Controller device, mobile terminal and mobile communication method
US9094879B2 (en) Handover method of wireless communication system, and wireless base station and wireless terminal of the same system
CN101938758B (zh) 用户面连接状态获取方法及装置
KR20090063040A (ko) 무선 센서 네트워크에서의 데이터 전송 방법
CN111447026A (zh) 处理数据的方法和处理数据的装置
JP2006128853A (ja) 無線パケット通信方法および無線パケット通信装置
JP6845448B2 (ja) 通信装置、通信方法、及び通信システム
Katsaros et al. Analytical model of RTT-aware SCTP
JP6545827B2 (ja) 無線通信ネットワークにおけるハンドオーバのための通信デバイスおよびそこでの方法
CN117278177A (zh) 通信方法以及相关装置
CN116848864A (zh) 用于控制无线电信标信号的提供的网络控制节点

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090220

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130306

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140306

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees