JP2006279430A - 携帯端末と固定端末の連携方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は携帯端末と固定端末の連携方法に関し,固定端末にアプリケーションがインストールされてない場合にも,携帯端末との連携を可能にすることを目的とする。
【解決手段】携帯端末に情報処理機能を備えた固定端末と通信を行うためのインタフェース部を備え,携帯端末に携帯端末で実行されない固定端末用のアプリケーションを格納したメモリ領域を設け,携帯端末のインタフェース部を介して固定端末を接続することにより携帯端末と固定端末を連携動作させるよう構成する。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末に情報処理機能を備えた固定端末と通信を行うためのインタフェース部を備え,携帯端末に携帯端末で実行されない固定端末用のアプリケーションを格納したメモリ領域を設け,携帯端末のインタフェース部を介して固定端末を接続することにより携帯端末と固定端末を連携動作させるよう構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は,携帯電話等の携帯端末とパーソナルコンピュータ(PC)等の固定端末の連携方法に関する。
図4は携帯電話とPC間の通信を行うための従来例を示す図であり,この従来例は携帯電話とパーソナルコンピュータのような異なる通信インフラを使用する端末を一体化して相互にデータ転送すると共に並列使用も可能な通信システムの例である(特許文献1参照)。
図4において,携帯電話80は無線公衆網を介してデータ送受信が可能であり,無線公衆網に設けられたメールスプールやサーバ等と接続されてメールや,各種の携帯電話80に対するサービスが可能である。また,パーソナルコンピュータ88は社内LAN等に接続されサービスプロバイダを経由してインターネットと接続できる。インタフェース装置81はPDAインタフェース82と接続され,パーソナルコンピュータ(以下,PCという)88はPCインタフェース83と接続され,その他にインタフェース内でのデータ送受信制御を実行するCPU84,制御プログラムの格納,データの一時格納のためのROM85,RAM86及びユーザに対するデータ処理状況等を表示するユーザインタフェース(UI)87とを備えている。携帯電話80がインタフェース装置81に接続されると,PC88と携帯電話80とはそれぞれパスワードの入力を行い,照合により一致すると両者の間のセッションが確立し,携帯電話80側で利用するネットワーク情報をPC88にダウンロードすることで,PC88がLANに接続された環境では,ユーザは携帯電話80の例えば無線公衆回線とLANを介するネットワークインフラの両方を使用することができる。
このように携帯電話80とPC88の双方に専用アプリケーションを持たせることにより,PC88と携帯電話80間の連携を行うことができる。
この他に従来例として,デジタルカメラと携帯電話やPC等の周辺機器とを接続して,周辺機器で使用するアプリケーションプログラムに関連した特有の情報(アプリケーションプログラムで使用するキャラクタのサイズや解像度等)をデジタルカメラに出力し,デジタルカメラ内で特有情報に基づいて処理した画像データを周辺機器に出力し,周辺機器はこの処理済みの画像データをアプリケーションプログラムに取り込んで実行する技術もある(特許文献2参照)。
図5は携帯端末と固定端末間でのデータのやり取りを行う従来の構成例を示す。図中,90は携帯端末,91は携帯電話部,92はフラッシュロム(FLASH ROM)等のメモリに格納された携帯電話で使用する電話帳データベース(DB),93は固定端末であるパーソナルコンピュータ(PC),94はメモリ,95は電話帳DB,96はPCの表示手段である。
携帯端末90とPC93間でデータのやりとりを行う場合,PC93側に携帯端末90のデータを取り出す処理を行うためのソフトウェアであるアプリケーション94aをメモリ94にインストールする。携帯端末90内の電話帳DB92をPC93側に両者間のデータ通信のインタフェース(USB等)を介してコピーする。次にPC93にインストールされているアプリケーション94aを実行し,コピーした電話帳DB95の編集を行い,編集した電話帳DB95を保存する。続いて,編集済みの電話帳DB95を携帯端末90の電話帳DB92として保存することで,携帯端末90の電話帳DB92が更新される。
特開2001−251376号公報
特開2004−32564号公報
上記図4に示す従来例(特許文献1)によれば,携帯端末と固定端末(PC)の双方に専用アプリケーションを持たせることにより,PCと携帯端末間の連携を行うものであり,携帯端末との連携を行うためのアプリケーションがインストールされていない固定端末では携帯端末と連携することが不可能であった。また,上記特許文献2の技術は周辺機器で使用する画像データをデジタルカメラにおいて特有情報により処理を行った上で周辺機器のアプリケーションプログラムに取り込む技術であり,アプリケーションプログラムがインストールされてない固定端末を携帯端末と連携させるものではない。
更に,上記図5に示す従来の構成例では,予め携帯端末との連携を行うアプリケーションが固定端末(PC)にインストールされている必要があり,アプリケーションがインストールされてないと携帯端末のデータについて処理を行うことができないという問題がある。
本発明は固定端末にアプリケーションがインストールされてない場合にも,携帯端末との連携をすることが可能な携帯端末と固定端末の連携方法を提供することを目的とする。
図1は本発明の原理構成を示す図である。図中,1は携帯電話,PDA(Personal Digital Assistant) 等の携帯端末,1aは携帯端末が備える機能を実行する携帯端末処理部,1bは携帯端末で使用するために蓄積したデータを格納するデータ格納部,1cは携帯端末1内に設けられ固定端末2からアクセス可能なメモリ領域,1dはメモリ領域1c内に格納され,携帯端末処理部1aでは使用しないプログラムであるアプリケーション,1eは固定端末と通信を行う通信部である。2はパーソナルコンピュータ(PC)等の固定端末,2aはCPU,RAM等を含む処理部,2bは外部装置またはメモリを駆動するためのインタフェース部,2cはメモリ,2dはメモリ2cに格納したデータ,2eは表示手段,2fは入力手段である。
携帯端末1の保有者は予め外部のパーソナルコンピュータ等の固定端末により実行することができるアプリケーション1dをメモリ領域1cにロードしておく。このローディングは,当該アプリケーションを保持する他のパーソナルコンピュータ等から通信部1eを介して転送するか,当該携帯端末1の製品出荷前に格納するか,また無線通信機能を持っている携帯端末1であれば,携帯端末処理部1aの無線通信機能を用いた外部機器からアプリケーションをメモリ領域1cに格納することができる。また,携帯端末1にはその携帯端末の機能(携帯電話,PDA等)を実行する上で使用するデータ(電話帳や,スケジュールデータ,音楽データ,写真等)がデータ格納部1bに格納されており,アプリケーション1dはその携帯端末で使用するデータの転送,編集等を行う機能を備えている。
ここで,固定端末2からそのインタフェース部2bと携帯端末1の通信部1eとを接続すると,固定端末2は携帯端末1のメモリ領域1cのアプリケーション1dを駆動する。これにより,携帯端末1の中のメモリ領域1cに格納されたアプリケーション1dを実行させ,携帯端末1に保存しているデータ格納部1bに格納されたデータを固定端末2のメモリ2c内にデータ2dとしてコピーする処理をする。このコピーしたデータ2dについて,固定端末2の表示手段2eで表示し,表示された内容を見ながら入力手段2fにより編集等の処理を施してデータ2dを更新することができる。固定端末2で更新されたデータ2dについて携帯端末1に向けて書き込みを行うと,アプリケーション1dの動作によりデータ格納部1bにメモリ2cのデータ2dが書き込まれる(上書きされる)。
このように,携帯端末1側で実行することができないアプリケーションを固定端末2から実行することが可能となり,固定端末2にアプリケーションを搭載しない場合にもアプリケーションを実行させることが可能となる。
本発明により固定端末で実行できるアプリケーションを携帯端末に搭載して,固定端末から携帯端末のアプリケーションを実行することで,携帯端末のデータに対して携帯端末では不便なキーボードやマウス等の入力装置を用いて大型の表示装置及び処理装置を利用して入力,編集等の処理を効率良く,高速に実行することができ,処理結果(更新結果)を携帯端末に書き込むことで,携帯端末の利用者への利便性を向上することができる。また,パーソナルコンピュータ等の固定端末側にアプリケーションが無い場合にも,携帯端末のデータをコンピュータで加工したり,利用することが可能となる。
図2は実施例の構成を示す。図中,1は携帯電話機の機能を備える携帯端末,10は携帯電話処理部,11は携帯端末1における無線による携帯電話のような通信機能を実行する時に通話相手を選択する場合に使用する電話帳データベース(DB),12は携帯端末1内のメモリ領域,120はメモリ領域12に格納され,パーソナルコンピュータにより実行される電話帳編集ソフト(プログラム)であるアプリケーション,13は外部のパーソナルコンピュータと通信を行うための通信ドライバである。2は固定端末(図1の2)に対応するパーソナルコンピュータ(PC),20はCPU,ROMを含む処理装置,21はUSBドライバ,22はメモリ,23はハードディスク等の外部記憶装置,24は表示装置,25はキーボードやマウス等の入力装置である。なお,この実施例では,パーソナルコンピュータ(PC)2は携帯端末1との通信用のインタフェースとしてUSBドライバ21を使用しているが,他のIEEEや,無線,RS232C等の各種のインタフェースを使用することができる。
図3は実施例のフローチャートであり,図2のパーソナルコンピュータ2において携帯端末1と連携して実行される。
携帯端末1のメモリ領域12には予め,電話帳編集ソフトのアプリケーション120をインストールしておく。その場合,他のパーソナルコンピュータからか,または携帯端末1の携帯電話処理部10を経由したデータ通信等により行われる。
携帯端末1の通信ドライバ13の端子とパーソナルコンピュータ(PC)2のUSBドライバ21の端子を信号線により接続して(図3のS1),パーソナルコンピュータ(PC)2で携帯端末1を一つのドライブとして開くと(同S2),携帯端末1上のアプリケーション120が通信ドライバ13を経由して実行される(同S3)。そのアプリケーション120の動作により,電話帳データベース(DB)11がパーソナルコンピュータ(PC)2のメモリ22内に電話帳データベース(コピー)22aとしてコピーされる。この後,電話帳データベース(DB)22aの編集したい部分を指定することで,表示装置24に内容が表示され,その内容について入力装置25から修正,削除,追加等の編集を行い(図3のS4),編集を終了すると,アプリケーション120の機能により更新した電話帳データベース22aを携帯端末1の電話帳データベース11に上書きの形式で書き込む(同S5)。
このように,パーソナルコンピュータ2に携帯端末1が保持するデータについての編集等を行うためのアプリケーションを備えない場合にも,携帯端末1にアプリケーションプログラムを保持することにより,パーソナルコンピュータ2と接続するだけでアプリケーションを実行することができる。
上記の実施例は,携帯端末の電話帳DBの編集を行う場合について説明したが,携帯電話のカメラで撮影した画像ファイル等をパーソナルコンピュータで参照したり,保存する場合や,携帯電話の音楽ファイルの保存や消去をパーソナルコンピュータにより実行したり,携帯電話のスケジューラのパーソナルコンピュータとの連携や,携帯電話のメールの閲覧,編集,送受信をパーソナルコンピュータにより実行する等に応用することができる。
更に,デジタルカメラを携帯端末として扱えば,メモリカードをパーソナルコンピュータに入力できない場合でも,デジタルカメラにアプリケーションを格納することで,USB等のインタフェースを用いてデジタルカメラで撮影した画像ファイルの保存,消去等をパーソナルコンピュータから実行することが可能となる。
また,デジタルのポータブル音楽端末を携帯端末として扱えば,音楽ファイルの入れ替え,保存消去,音楽ファイルの名前編集等をパーソナルコンピュータにより実行する場合に応用することができる。
(付記1) 無線による通信を行う携帯端末に情報処理機能を備えた固定端末と通信を行うためのインタフェース部を備え,前記携帯端末に携帯端末で実行されない固定端末用のアプリケーションを格納したメモリ領域を設け,前記携帯端末のインタフェース部を介して固定端末を接続することにより携帯端末と固定端末を連携動作させることを特徴とする携帯端末と固定端末の連携方法。
(付記2) 前記固定端末を前記インタフェース部を介して携帯端末と接続した状態で,前記固定端末側で前記携帯端末の前記メモリ領域のアプリケーションを起動することにより前記アプリケーションを実行させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
(付記3) 前記携帯端末に携帯端末の通信に使用するデータベースを設け,前記固定端末を前記インタフェース部を介して携帯端末と接続した状態で,前記固定端末で前記携帯端末の前記メモリ領域のアプリケーションを起動することにより前記アプリケーションを実行させ,前記携帯端末のデータベースを固定端末のメモリにコピーし,固定端末側の表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
(付記4) 前記固定端末のメモリにコピーしたデータベースに対し,前記アプリケーションの実行によりデータを更新し,更新結果を前記携帯端末のデータベースへ上書きすることを特徴とする請求項3に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
(付記5) 前記携帯端末のメモリ領域のアプリケーションを起動させることにより,前記固定端末側のメモリにあるデータを読み取り,前記携帯端末側のメモリに格納することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
1 携帯端末
1a 携帯端末処理部
1b データ格納部
1c メモリ領域
1d アプリケーション
1e 通信部
2 固定端末
2a 処理部
2b インタフェース部
2c メモリ
2d データ
2e 表示手段
2f 入力手段
1a 携帯端末処理部
1b データ格納部
1c メモリ領域
1d アプリケーション
1e 通信部
2 固定端末
2a 処理部
2b インタフェース部
2c メモリ
2d データ
2e 表示手段
2f 入力手段
Claims (3)
- 携帯端末に情報処理機能を備えた固定端末と通信を行うためのインタフェース部を備え,
前記携帯端末に携帯端末で実行されない固定端末用のアプリケーションを格納したメモリ領域を設け,
前記携帯端末のインタフェース部を介して固定端末を接続することにより携帯端末と固定端末を連携動作させることを特徴とする携帯端末と固定端末の連携方法。 - 前記固定端末を前記インタフェース部を介して携帯端末と接続した状態で,前記固定端末側で前記携帯端末の前記メモリ領域のアプリケーションを起動することにより前記アプリケーションを実行させることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
- 前記携帯端末に携帯端末の通信に使用するデータベースを設け,
前記固定端末を前記インタフェース部を介して携帯端末と接続した状態で,前記固定端末で前記携帯端末の前記メモリ領域のアプリケーションを起動することにより前記アプリケーションを実行させ,前記携帯端末のデータベースを固定端末のメモリにコピーし,固定端末側の表示手段に表示することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末と固定端末の連携方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094498A JP2006279430A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 携帯端末と固定端末の連携方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005094498A JP2006279430A (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 携帯端末と固定端末の連携方法 |
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JP2008252339A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Nec Corp | ユーザデータのバックアップ機能を備えた携帯電話装置、バックアップ・システム、方法及びプログラム |
JP2010028479A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Kddi Corp | 分散機器相互制御システムおよび情報処理装置 |
JP2016021614A (ja) * | 2014-07-11 | 2016-02-04 | コニカミノルタ株式会社 | 宛先情報転送システム、宛先情報転送方法、携帯端末装置及び宛先情報転送プログラム |
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CN105323406A (zh) * | 2014-07-11 | 2016-02-10 | 柯尼卡美能达株式会社 | 发送目的地信息转送系统和方法、以及便携式终端装置 |
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