JP2006279381A - 無線lanシステム、通信装置、及び通信制御方法 - Google Patents

無線lanシステム、通信装置、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 APに帰属する端末局数が増加しても、リアルタイム性を損なうことなく通信でき、帰属端末局の送信優先度及び他社との相互接続性を保証できる無線LANシステムを提供すること。
【解決手段】 EDCA方式により無線通信を行う無線LANシステムにおいて、アクセスポイント(AP)における通信装置と複数の端末装置を有する。前記通信装置のデータ処理装置13は、記憶装置12に記憶されたAP帰属端末装置数及び各アクセスカテゴリー(AC)のコンテンション・ウインドウ(CW)パラメータを比較し、CWパラメータを前記ACごとに更新し、次回送信予定のビーコンに前記更新されたCWパラメータを含めて前記各端末装置に送信する。前記各端末装置は、前記通信装置から受信したビーコンからCWパラメータを抽出し、抽出されたCWパラメータが更新されている場合には送信待ち時間を決定し、データフレームを送信する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、アクセスポイントにおける通信装置を介して複数の端末装置と無線通信を行う無線LANシステム、アクセスポイントにおける通信装置、端末装置通信制御方法に関する。
従来の無線LANシステムにおけるAPの一例が、以下の特許文献1に記載されている。図11に示すように、この従来の無線LANシステムにおけるAPは、パケット通信装置1と、バッファメモリ2と、パケット数監視部3と、CTS(送信許可信号)決定処理部4と、CW決定処理部5と、制御部6と、送信部7と、受信部8と、送受共用部9と、アンテナ装置10とから構成されている。このような構成を有する従来の無線LANシステムにおけるAPはつぎのように動作する。すなわち、帰属端末局からの送信要求信号(RTS)を受けたAPは、パケット数監視部によって監視されているバッファメモリ内のパケット蓄積数を確認し、制御部はその結果をCTS決定処理部へ通知する。
その結果を受けたCTS決定処理部は、パケット蓄積数が事前に設定している閾値Nを超えていた場合はCTSを送信しないよう判断する。それにより、帰属端末局は再度の送信待ち時間を経て送信を行うことになり、結果的にAP側に蓄積されているパケットを先に送信することが可能になる。
また、制御部はバッファメモリ内のパケット蓄積数をCW決定処理部にも通知し、それを受けたCW決定処理部はパケットの蓄積数に応じてCWminおよびCWmaxのどちらか一方もしくは両方を更新し、その値を制御部へ通知する。更新されたCWminとCWmaxを受けた制御部はそれを各帰属端末局へ更新指示を送信する。
特開平10−84343号公報
しかし、上記従来技術には、以下のような問題点がある。第1の問題点は、上記した従来技術ではAPに蓄積された蓄積量に応じてCWパラメータの値を決定するため、パケットの送信が輻輳してから変更の制御が行われるので、通信のリアルタイム性が考慮されないという点である。このため、音声等のリアルタイム性を要求されるアプリケーションには使用できないという問題が生ずる。
第2の問題点は、AP側が端末局側の送信要求を却下して送信の優先度を上げるため端末局側のパケット送信が輻輳するという点である。
第3の問題点は、上記従来技術で想定している方式環境では通信種別毎のパラメータを保持できないため、特定のアプリケーションに特化して処理を行えないという点である。
第4の問題点は、上記従来技術で想定している方式環境では端末局に対しCWパラメータを通知する手段がないため、その通信指示方法は製造元独自の仕様で行わなければならず、通信の相互接続性を保つことができない、すなわち汎用性が低いという点である。
従って本発明の目的は、APに帰属する端末局数が増加しても、リアルタイム性を損なうことなく通信でき、帰属端末局の送信優先度及び他社との相互接続性を保証できる無線LANシステム、アクセスポイントにおける通信装置、端末装置、通信制御方法、プログラム、記録媒体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
本発明に係る無線LANシステムは、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)における通信装置を介して複数の無線LAN(Local Area Network)端末装置と無線通信を行う無線LANシステムであって、前記通信装置が、現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するAP側記憶装置と、前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータを比較し、その比較結果に対応して前記各無線LAN端末装置が送信待ち時間を決定するCW下限値とCW上限値からなるCWパラメータを前記アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新し、当該更新CWパラメータを前記記憶装置へ書き込み、次回送信予定のビーコンに前記更新されたCWパラメータを含めて送信するAP側データ処理装置を有することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)を介して複数の無線LAN(Local Area Network)端末装置と無線通信を行う前記APにおける通信装置であって、現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するAP側記憶装置と、前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータとの比較結果に対応して送信待ち時間を決定するCW下限値とCW上限値からなるCWパラメータを前記各アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新し、次回送信予定のビーコンに前記更新されたCWパラメータを含め、当該更新CWパラメータを前記記憶装置へ書き込むAP側データ処理装置を有することを特徴とする。
本発明に係る無線LAN端末装置は、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイントにおける通信装置を介して無線通信を行う無線LAN(Local Area Network)端末装置であって、現在のネットワークで使用され、別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶する端末側記憶装置と、前記通信装置から受信したビーコンに含まれたCWパラメータを抽出し、ユーザインターフェース部からのデータを受け、前記抽出されたCWパラメータを用いて送信までの送信待ち時間を決定し、データフレームを送信する端末側データ処理装置を有することを特徴とする。
本発明に係る通信制御方法は、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)を介して複数の無線LAN端末装置と無線通信を行う前記APにおける通信制御方法であって、現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するステップと、前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータとを比較し、現行のCWパラメータを維持するか、若しくは該現行のCWパラメータを更新するか否か決定するステップと、その比較結果に対応して現行のCWパラメータを更新する場合、前記現行のCWパラメータを前記アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新するステップと、前記更新されたCWパラメータを次回送信予定のビーコンに含めて送信するステップ有することを特徴とする。
本発明による第1の効果は、再送によるCWパラメータの増加を引き起こす前に、帰属している端末局の増加に応じて前もってCWパラメータを変更でき、これにより、再送を発生させずに衝突の確率を低減させることが可能になるため、APに帰属する端末局数が増加しても、リアルタイム性を損なうことなく通信できることにある。
本発明による第2の効果は、AP側の送信だけでなく、帰属端末局側の送信に対して適切なCWパラメータを指示できるため、帰属端末局の送信優先度を保証できる点である。
本発明による第3の効果は、EDCA方式に適用することにより、CWパラメータの更新を各カテゴリで独立に行えるため、特定カテゴリの通信に特化して通信のリアルタイム性を保証できることにある。
本発明による第4の効果は、標準方式であるEDCA方式で動作するAP、端末局に適用可能になるため、他社との相互接続性を保証できる、すなわち汎用性が高いことである。
図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1はEDCA方式の無線LANを用いて様々なカテゴリの通信を行っている様子を示した図である。PC等の有線端末局2、IP電話機等の有線端末局3、ビデオカメラ等の無線LAN端末局6、IP携帯電話等の無線LAN端末局7、及び無線LANカードを備えた無線LAN端末局8は、互いに外部ネットワーク1、イーサネット(登録商標)4、及び無線LANカードを備えたアクセスポイント(AP)5を介して、データ通信、VolP電話、動画ストリーミングが行われている。
EDCA方式では、別々の送信優先度を持った4つのAC(Access Category)でデータ通信を行い、QoS(Quality of Service)を実現している。ACにはVoice、Video、Best Effort、Backgroundがあり、それぞれ音声、動画像、一般のデータ通信、その他のデータ通信用に使用されることを想定している。
EDCA方式では、送信の優先度を上げるための方法の1つとして、AC毎に別々のCW(Contention Window)パラメータを定義することが可能になっている。CWパラメータには、各無線LAN端末局がバックオフアルゴリズムを行う際に、送信待ち時間を決定する乱数発生範囲の下限(CWmin[AC])と上限(CWmax[AC])があり、これらの値を調整することで、AC毎に送信の優先度に差をつけてフレーム送信を行えることが可能になっている。
EDCA方式においては、CWパラメータをAP(Access Point)が送信するビーコンを用いて帰属している各無線LAN端末局へ通知することが可能である。
図2に、ビーコンに含まれるACパラメータ通知IE(Information Element)のフレームフォーマットを示す。図2に示されるフォーマットのうち、ECWmin及びECWmaxフィールドから、各帰属端末局は以下の数式(1)及び数式(2)を用いてCWパラメータを取得し、フレーム送信の際に使用する。
CWmin[AC]=2ECWmin−1 ・・・・・・(1)
CWmax[AC]=2ECWmax−1 ・・・・・・(2)
各無線LAN端末局は、あるフレームの初回送信の際にそのネットワークで指定されたCWの最小値CWmin[AC]を乱数発生範囲として用い、衝突により再送が発生すると次回の衝突確率を下げるために乱数発生範囲を増加させ、最終的にはCWの最大値CWmax[AC]まで乱数発生範囲を広げていく。
本発明の無線LANシステムは、図1に示すように、1台のAPと複数の端末局からなる。また、図3に示すように、APにおける通信装置の内部構成は無線ネットワークインターフェース部11と、記憶装置12と、データ処理装置13と、有線ネットワークインターフェース部14からなる。
帰属端末局数記憶部21は、現在APに帰属している端末局数を記憶している。また、CWパラメータ記憶部22は、現在のネットワークで使用されている各ACのCWパラメータを記憶している。CWパラメータ決定手段31は、帰属端末局数記憶部21から、帰属している端末局数を受け取り、CWパラメータ記憶部22に記憶されている現在のCWパラメータと比較を行い、適正なCWパラメータを決定してビーコン生成手段32へ通知する。ビーコン生成手段32は、CWパラメータ決定手段31の結果を受け取り、次回送信予定のビーコンにその値を含め、更新されたCWパラメータをCWパラメータ記憶部22へ書き込む。
データフレーム生成手段33は、有線ネットワークインターフェース部4から送られてきたデータを受け取り、データフレームを生成した上で、無線ネットワークインターフェース部1へデータフレームを渡す。無線ネットワークインターフェース部1は、CWパラメータ記憶部22に記憶されているCWパラメータを用いて乱数値を決定し、ランダムな送信待ち時間を経てデータフレームを送信する。
また、図4にあるように、端末局の内部構成は無線ネットワークインターフェース部15と、記憶装置16と、データ処理装置17と、ユーザインターフェース部18からなる。CWパラメータ記憶部61は、現在のネットワークで使用されている各ACのCWパラメータを記憶している。
ビーコン解析手段71は、APから受信したビーコンを解析し、その中からCWパラメータを抜き出してCWパラメータ記憶部61で保持するよう動作する。データフレーム生成手段72は、ユーザインターフェース部8から送られてきたデータを受け取り、データフレームを生成した上で、無線ネットワークインターフェース部5へデータフレームを渡す。無線ネットワークインターフェース部5は、CWパラメータ記憶部61に記憶されているCWパラメータ、すなわちAPによって指示された範囲の乱数値を用いて送信までの送信待ち時間を決定し、データフレームを送信する。
以上のように、APにおける通信装置は帰属した端末局数から適正なCWパラメータを算出し、そのCWパラメータをネットワーク内の全端末が使用することが可能となる。このようにして、従来技術では、乱数発生範囲は衝突が発生しなければ変化しなかったのに対し、本実施の形態によれば乱数発生範囲をあらかじめ適正な値にしておくことにより、各帰属端末局の初回送信における衝突確率の上昇を抑え、音声等のデータのリアルタイム性を損なうことなく通信を行える。
図3及び図4を参照して本発明の実施の一形態について実施例1として説明する。図3、図4を参照すると、APの内部構成は無線ネットワークインターフェース部1と、記憶装置2と、データ処理装置3と、有線ネットワークインターフェース部4からなり、端末局の内部構成は無線ネットワークインターフェース部5と、記憶装置6と、データ処理装置7と、ユーザインターフェース部8からなる。
無線ネットワークインターフェース部1及び5は、例えばIEEE802.11aやIEEE802.11b/gなどで代表される、5GHz帯や2.4GHz帯の無線LANインターフェースで実現される。記憶装置2及び6にはROMやRAMを用い、データ処理装置3及び7は通常の中央処理装置(Central Proccessing Unit)を用いて実現可能である。
有線ネットワークインターフェース部4は、例えば10BASE−Tや100BASE−TXなどのインターフェースで実現可能であり、端末局のユーザインターフェース部8は、例えばPCIインターフェースなどで実現可能である。
AP側における記憶装置2は、帰属端末局数記憶部21と、CWパラメータ記憶部22とを備えている。帰属端末局数記憶部21は、図5に示すように、現在帰属している端末局のMACアドレスやその端末局数を記憶している。APは、新しい端末局が帰属を終えるたびに、このテーブルに帰属した端末局のMACアドレスを追加し、合計の帰属端末局数を更新する。
CWパラメータ記憶部22は、図6に示すように、各ACにおけるCWパラメータのCWmin[AC]とCWmax[AC]を記憶している。このテーブルは、CWパラメータがビーコン生成手段32によって更新通知されるたびに新しい値に書き換えられる。AP側におけるデータ処理装置3はCWパラメータ決定手段31と、ビーコン生成手段32と、データフレーム生成手段33とを備えている。
CWパラメータ決定手段31は、ビーコン生成手段32よりCWパラメータ確認要求を受け、帰属端末局数記憶部21へ帰属している無線LAN端末局数を、CWパラメータ記憶部22へ現在のCWパラメータを問い合わせる。その後、問い合せによって得られた帰属端末局数とCWパラメータの比較を行い、適正なCWパラメータを決定してビーコン生成手段32へ通知する。
CWパラメータの適正値の決定手段として、例えば帰属端末局数がCWmin[AC]を超えた場合、新しいCWmin[AC]’に(CWmin[AC]+1)×2−1を設定する、等がある。
ビーコン生成手段32は、一定時間毎のビーコン送信タイミングで、CWパラメータ決定手段31へ、CWパラメータの更新がないか問い合わせる。問い合せによってCWパラメータ決定手段31の結果を受け取り、CWパラメータの更新があった場合は次回送信予定のビーコンにその値を含めて送信する。その後、更新されたCWパラメータをCWパラメータ記憶部22へ書き込む。
データフレーム生成手段33は、有線ネットワークインターフェース部4から送出されたデータからデータフレームを生成し、無線ネットワークインターフェース部1へ受け渡す。このデータフレームを受け取った無線ネットワークインターフェース部1は、CWパラメータ記憶部22に記憶されているCWパラメータを用いて乱数値を決定し、ランダムな送信待ち時間を経てデータフレームを送信する。
端末局側における記憶装置6は、CWパラメータ記憶部61を備えている。CWパラメータ記憶部61はAPと同様の構成であり、図6に示すように、APから受信したビーコンに含まれている、各ACにおけるCWパラメータのCWmin[AC]とCWmax[AC]を記憶している。この値は通常ビーコンには含まれないが、CWパラメータに更新があった場合には含まれて送信される。
端末局側におけるデータ処理装置7はビーコン解析手段71と、データフレーム生成手段72とを備えている。ビーコン解析手段71は、APからビーコンを受信後、そのフレームの中身を解析し、更新されたCWパラメータが含まれていた場合には、CWパラメータ記憶部61へ通知し、保持する。
データフレーム生成手段72は、ユーザインターフェース部8から受け取ったデータをもとに、データフレームを生成し、無線ネットワークインターフェース部5へ受け渡す。このデータフレームを受け取った無線ネットワークインターフェース部1は、CWパラメータ記憶部61に記憶されているCWパラメータ、すなわちAPによって指示された乱数発生範囲を用いて乱数値を決定し、ランダムな送信待ち時間を経てデータフレームを送信する。
以下、図3、図4、図7、及び図8を参照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。まず、ビーコン生成手段32がビーコン送信タイミングを検知し、CWパラメータ決定手段31へCWパラメータの更新がないか問い合わせる。
CWパラメータ決定手段31は帰属端末局数記憶部21へ帰属端末局数を問い合わせる。この問い合わせによって得られた帰属端末局数をAとする(ステップA1)。
次に、CWパラメータ決定手段31は、CWパラメータ記憶部22へ現在のCWmin[AC]、CWmax[AC]を問い合わせる(ステップA2)。CWパラメータ決定手段31は、問い合わせによって得られた帰属端末局数AとCWmin[AC]を比較し(ステップA3)、CWmin[AC]のほうが小さい場合は、新しいCWmin[AC]’として、(CWmin[AC]+1)×2−1を設定する(ステップA4)。
CWパラメータ決定手段31は再度帰属端末局数AとCWmin[AC]’を比較し(ステップA5)、まだ帰属端末局数Aのほうが大きい場合は再度ステップA4の処理を行う。ステップA5において、帰属端末局数AよりCWmin[AC]’が大きかった場合、次は更新されたCWmin[AC]’とCWmax[AC]の比較を行う(ステップA6)。
CWmax[AC]の値が更新されたCWmin[AC]’よりも大きい値であれば、CWパラメータ決定手段31はビーコン生成手段32へ新しいCWmin[AC]’のみを通知する(ステップA7)。CWmax[AC]の値が更新されたCWmin[AC]’以下の値であれば、CWパラメータ決定手段31は新しいCWmax[AC]’として、(CWmin[AC]+1)×2−1を設定する(ステップA8)。その場合、CWパラメータ決定手段31は新しいCWmin[AC]’とCWmax[AC]’をビーコン生成手段32へ通知する(ステップA9)。
ステップA3からステップA9までの手順を全てのACで行ったか確認し(ステップA10)、まだ比較していないACがある場合は再度ステップA3の手順から比較を行う。また、ステップA3において、帰属端末局数AがCWmin[AC]よりも小さい場合は、ステップ4からステップ9の処理は行わず、ステップA10の手順へ進む。
全てのACにおいてステップA3からステップA9の手順が終了後、CWパラメータ決定手段31はCWパラメータの更新有無を確認し(ステップA11)、更新があった場合は、ビーコン生成手段32へ更新されたパラメータを通知する。
ビーコン生成手段32はCWパラメータの更新を受けた場合、CWパラメータをビーコンに含めて送信する(ステップA12)。CWパラメータ決定手段31は、CWパラメータの更新がなかった場合ビーコン生成手段32へは“更新なし”を通知し、全てのACで“更新なし”の通知を受けたビーコン生成手段32は、ビーコンにCWパラメータを含めずに送信する(ステップA13)。
AP側動作におけるステップA12を経て、更新されたCWパラメータが含まれたビーコンを受信した端末局は、図8のフローチャートのように動作する。
まず、ビーコンを受信した端末局の無線ネットワークインターフェース部5は、ビーコン解析手段71へビーコンを受け渡す。ビーコン解析手段71は、ビーコンの中身を解析し(ステップB1)、その中に更新されたCWパラメータが含まれているか確認する(ステップB2)。更新されたCWパラメータが含まれていた場合、CWパラメータ記憶部61へ新しいCWパラメータを書き込む(ステップB3)。
CWパラメータの更新がなかった場合、ビーコン内にはCWパラメータを示す要素は含まれず、ビーコン解析手段71もCWパラメータの更新は行わない(ステップB4)。CWパラメータの更新後、各帰属端末局は、更新されたCWパラメータを用いてフレームの送信を行う。
図5に示すように、例えば、帰属端末局数21には13台の端末局が帰属していることが記憶されている。また、図6に示すように、CWパラメータ記憶部22には各ACのCWmin[AC]及びCWmax[AC]が記憶されている。
まず、ビーコン送信タイミングを検知したビーコン生成手段32からCWパラメータ更新問い合わせを受けたCWパラメータ決定手段31は、帰属端末局数記憶部21に現在の帰属端末局数を問い合わせ、それを受けた帰属端末局数記憶部21は帰属端末局数A=13を返す(ステップA1)。
次に、CWパラメータ決定手段31はCWパラメータ記憶部22へ現在のCWパラメータを問い合わせ、それを受けたCWパラメータ記憶部22は図6に示す、各ACのCWmin[AC]、CWmax[AC]を返す(ステップA2)。
CWパラメータ決定手段31はまずVoiceカテゴリのCWmin[Voice]と帰属端末局数Aとの比較を行う(ステップA3)。比較の結果、CWmin[Voice]=3<13であるので、新しいCWmin[Voice]’をCWmin[Voice]’=(3+1)×2−1=7とする(ステップA4)。
新しいCWmin[Voice]’と帰属端末局数Aを再度比較し(ステップA5)、CWmin[Voice]’=7≦13であるので、再度CWmin[Voice]’を更新する。新しいCWmin[Voice]’’はCWmin[Voice]’’=(7+1)×2−1=15となる(ステップA4)。
更新後のCWmin[Voice]’’を再度帰属端末局数Aと比較すると、CWmin[Voice]’’=15>13となり、ステップA5の条件を満たすので、更新されたCWmin[Voice]’’とCWmax[Voice]の比較を行う(ステップA6)。現在のCWmax[Voice]=7≦CWmin[Voice]’’=15であるので、CWmax[Voice]’=(CWmin[Voice]’’+1)×2−1=(15+1)×2−1=31とする(ステップA8)。
CWmin[Voice]’’とCWmax[Voice]’の2つを更新したので、CWパラメータ決定手段31は、CWmin[Voice]’’及びCWmax[Voice]’をビーコン生成手段32へ通知する(ステップA9)。
この時点でまだ他のACについて比較を行っていないため、次はVideoカテゴリについて再度ステップA3からステップA9の手順を行う(ステップA10)。VideoカテゴリについてもVoiceカテゴリと同様にステップA3からステップA5の手順を行い、CWmin[Video]’=15となる。ここで、CWmin[Video]’とCWmax[Video]の比較を行うと(ステップA6)、CWmax[Video]=31>CWmin[Video]’=15であり、CWmax[Video]については更新せず、ビーコン生成手段32へはCWmin[Video]’のみを通知する(ステップA7)。
次にBest EffortカテゴリについてはステップA3において帰属端末局数A=13<CWmin[Best Effort]=15となるので、ステップA4からステップA9の処理は行わず、ステップA10の手順へ進む。
BackgroundカテゴリについてもBest Effortカテゴリと同様の手順を行い、これで全てのACについて比較済みとなる。その後ビーコン生成手段32は、VoiceカテゴリとVideoカテゴリに更新があることを確認し(ステップA11)、ビーコンに更新されたCWパラメータを含めて送信を行う(ステップA12)。このとき、全てのACにおいてCWパラメータの更新がなかった場合、ビーコンにはCWパラメータを含めずに送信する(ステップA13)。
CWパラメータが更新されたビーコンを受信した端末局は、まずビーコン解析部71にてビーコンの中身を解析する(ステップB1)。CWパラメータが更新されていることを確認し(ステップB2)、ビーコンに含まれているCWパラメータから、CWmin[Voice]’’ 、CWmax[Voice]’及びCWmin[Video]’を取り出す。これらのパラメータを端末局側のCWパラメータ記憶部61へ書き込む(ステップB3)。
その後、更新されたCWパラメータを元にデータフレームの送信を開始する。CWパラメータが更新されていなかった場合、端末局はCWパラメータの更新を行わず(ステップB4)、現在のCWパラメータをそのまま使用してデータフレームの送信を行う。
図8〜図10を参照して本発明の実施の一形態について実施例2として説明する。本実施例は、上記した実施例1と同様の内部構成を持つが、実施例1では、CWmin[AC]及びCWmax[AC]を増加させていたのに対し、本実施例ではCWmin[AC]及びCWmax[AC]を減少させる点が異なる。
図9において、ステップA101からA102までは上記した実施例1と同様に行われる。CWパラメータ決定手段31は、問い合わせによって得られた帰属端末局数から算出される値(A×2−1)とCWmin[AC]を比較し(ステップA103)、CWmin[AC]のほうが大きい場合は、新しいCWmin[AC]’として、(CWmin[AC]+1)/2−1を設定する(ステップA104)。
CWパラメータ決定手段31は再度(A×2−1)とCWmin[AC]’を比較し(ステップA105)、まだCWmin[AC]’のほうが大きい場合は再度ステップA104の処理を行う。ステップA105において、(A×2−1)がCWmin[AC]’以下であった場合、次は更新されたCWmin[AC]’から算出される(CWmin[AC]’+1)×2−1)とCWmax[AC]の比較を行う(ステップA106)。
CWmax[AC]の値が(CWmin[AC]’+1)×2−1)以下の値であれば、CWパラメータ決定手段31はビーコン生成手段32へ新しいCWmin[AC]’のみを通知する(ステップA107)。CWmax[AC]の値が(CWmin[AC]’+1)×2−1)よりも大きい値であれば、CWパラメータ決定手段31は新しいCWmax[AC]’として、(CWmax[AC]+1)/2−1を設定する(ステップA108)。その場合、CWパラメータ決定手段31は新しいCWmin[AC]’とCWmax[AC]’をビーコン生成手段32へ通知する(ステップA109)。
AP側動作であるステップA110からA113までの処理、及び図8のフローチャートに示した端末側動作は上記した実施例1と同様に行われる。本実施の形態では衝突確率をある一定のラインに保ちつつ、乱数発生範囲を小さくすることが可能であり、結果として送信までの送信待ち時間を縮小させることとなり、スループットの向上が期待できる。また、上記した実施例1において拡大された乱数発生範囲を、端末局数の減少後に再度元に戻す効果もある。
以上、帰属端末数に応じて動的にCWパラメータを変更し、初回送信における衝突の確率を低減させる無線LANシステムに関して説明したが、CWパラメータを変更するアルゴリズムは一例であり、実現の際には自由に変更が可能である。
また、帰属端末局数の替わりに、EDCA方式で規定されているAdmission Control(受付制御)を行った端末局数からCWパラメータを適応的に変化させる応用も可能である。この場合、実際にそのカテゴリを使う端末局数が明確になるため、より詳細なCWパラメータの制御が可能となっている。
また、図10に示すように、IEEE802.11eに規定されているフレームフォーマットのうち、端末局から送信されるデータフレーム内Qosコントロールフィールドに存在するQueue Sizeフィールドの値から端末局側のフレーム蓄積数を読み取り、端末側の蓄積数に応じてCWパラメータを変更し、衝突確率の上昇を抑制する無線LANシステムの構築も可能である。
また、上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
EDCA方式の無線LANを用いての複数カテゴリ通信の概要を示した図である。 ビーコンに含まれるACパラメータ通知IEのフレームフォーマットを示した図である。 アクセスポイントにおける通信装置の内部構成を示した図である。 無線LAN端末局の内部構成を示した図である。 帰属端末局数記憶部が記憶しているテーブルを示した図である。 CWパラメータ記憶部が記憶している各ACにおけるCWパラメータ設定値を示した図である。 第1の実施例に係るシステム内のアクセスポイントにおける通信装置の動作を示したフローチャートである。 第1の実施例に係るシステム内の端末局の動作を示したフローチャートである。 第2の実施例に係るシステム内のアクセスポイントにおける通信装置の動作を示したフローチャートである。 IEEE802.11eに規定されているフレームフォーマットを示した図である。 従来の無線LANシステムのアクセスポイントにおける通信装置の内部構成を示した図である。
符号の説明
1 外部ネットワーク
2,3 有線端末局
4 イーサネット(登録商標)
5 AP
6,7,8 無線LAN端末局
11,15 無線ネットワークインターフェース部
12,16 記憶装置
13,17 データ処理装置
14 有線ネットワークインターフェース部
18 ユーザインターフェース部
21 帰属端末局数記憶部
22,61 CWパラメータ記憶部
31 CWパラメータ決定手段
32 ビーコン生成手段
33,72 データフレーム生成手段
71 ビーコン解析手段

Claims (18)

  1. EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)における通信装置を介して複数の無線LAN(Local Area Network)端末装置と無線通信を行う無線LANシステムにおいて、
    前記通信装置は、
    現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するAP側記憶装置と、
    前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータを比較し、その比較結果に対応して前記各無線LAN端末装置が送信待ち時間を決定するCW下限値とCW上限値からなるCWパラメータを前記アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新し、当該更新CWパラメータを前記記憶装置へ書き込み、次回送信予定のビーコンに前記更新されたCWパラメータを含めて送信するAP側データ処理装置
    を有することを特徴とする無線LANシステム。
  2. 前記更新CWパラメータは、前記CW下限値及び前記CW上限値を増加させるようなアルゴリズムを用いて設定されることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  3. 前記CWパラメータの決定は、前記CW下限値が前記帰属端末装置数より大きくなるまで所定のアルゴリズムで前記CW下限値を更新し、前記CW上限値が前記更新されたCW下限値を超えるまで所定のアルゴリズムで前記更新されたCW下限値をさらに更新するように設定されることを特徴とする請求項2記載の無線LANシステム。
  4. 前記CWパラメータは、前記CW下限値及び前記CW上限値を減少させるようなアルゴリズムを用いて設定されることを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  5. 前記通信装置は、前記記憶されたCWパラメータを用いて乱数値を決定し、所定の送信待ち時間経過後データフレームを送信するAP側無線ネットワークインターフェース部を有することを特徴とする請求項1記載の無線LANシステム。
  6. 前記AP側記憶装置は、現在APに帰属している端末装置数を記憶する帰属端末局数記憶部と、現在のネットワークで使用されている各アクセスカテゴリーのCWパラメータを記憶するAP側CWパラメータ記憶部を有していることを特徴とする請求項5記載の無線LANシステム。
  7. 前記AP側データ処理装置は、
    前記帰属端末装置数記憶部から帰属している端末装置数を受け、当該端末装置数と前記AP側CWパラメータ記憶部に記憶されている現在のCWパラメータを比較し、その比較結果に応じて現行のCWパラメータを維持するか、該現行のCWパラメータを更新するか否か決定するCWパラメータ決定手段と、
    CWパラメータが更新された場合、次回送信予定のビーコンに当該更新CWパラメータを含めて送信するビーコン生成手段と、
    有線ネットワークインターフェース部から送られてきたデータを受け、データフレームを生成した上で、前記無線ネットワークインターフェース部へデータフレームを送信するAP側データフレーム生成手段
    を有することを特徴とする請求項6記載の無線LANシステム。
  8. 前記無線LAN端末装置は、
    現在のネットワークで使用されている各アクセスカテゴリーのCWパラメータを記憶する端末側記憶装置と、
    前記通信装置から受信したビーコンからCWパラメータを抽出し、抽出されたCWパラメータが更新されている場合にはそのCWパラメータを前記端末側CWパラメータ記憶部に記憶保持させる端末側データ処理装置
    を有することを特徴とする請求項7記載の無線LANシステム。
  9. 前記無線LAN端末装置は、前記端末側CWパラメータ記憶部に記憶されているCWパラメータに基づく乱数値を用いて送信までの送信待ち時間を決定し、データフレームを送信する端末側無線ネットワークインターフェース部を有することを特徴とする請求項8記載の無線LANシステム。
  10. 前記端末側データ処理装置は、
    APから受信したビーコンを解析し、その中からCWパラメータを抽出して、それを端末側CWパラメータ記憶部に書き込むビーコン解析手段と、
    前記ユーザインターフェース部からのデータを受け、データフレームを生成した上で、前記無線ネットワークインターフェース部へデータフレームを送信する端末側データフレーム生成手段
    を有することを特徴とする請求項9記載の無線LANシステム。
  11. EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)を介して複数の無線LAN(Local Area Network)端末装置と無線通信を行う前記APにおける通信装置において、
    現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するAP側記憶装置と、
    前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータとの比較結果に対応して送信待ち時間を決定するCW下限値とCW上限値からなるCWパラメータを前記各アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新し、次回送信予定のビーコンに前記更新されたCWパラメータを含め、当該更新CWパラメータを前記記憶装置へ書き込むAP側データ処理装置
    を有することを特徴とする通信装置。
  12. EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイントにおける通信装置を介して無線通信を行う無線LAN(Local Area Network)端末装置において、
    現在のネットワークで使用され、別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶する端末側記憶装置と、
    前記通信装置から受信したビーコンに含まれたCWパラメータを抽出し、ユーザインターフェース部からのデータを受け、前記抽出されたCWパラメータを用いて送信までの送信待ち時間を決定し、データフレームを送信する端末側データ処理装置
    を有することを特徴とする無線LAN端末装置。
  13. EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)を介して複数の無線LAN端末装置と無線通信を行う前記APにおける通信制御方法において、
    現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するステップと、
    前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータとを比較し、現行のCWパラメータを維持するか、若しくは該現行のCWパラメータを更新するか否か決定するステップと、
    その比較結果に対応して現行のCWパラメータを更新する場合、前記現行のCWパラメータを前記アクセスカテゴリーごとに、所定のアルゴリズムを用いて更新するステップと、
    前記更新されたCWパラメータを次回送信予定のビーコンに含めて送信するステップ
    有することを特徴とする通信制御方法。
  14. 前記APを介して受信したビーコンからCWパラメータを抽出するステップと、
    抽出されたCWパラメータが更新されているか否か確認するステップと、
    抽出されたCWパラメータが更新されている場合にはそのCWパラメータを記憶するステップと、
    ユーザインターフェース部からのデータを受け、前記更新されたCWパラメータを用いて送信までの送信待ち時間を決定するステップと、
    前記送信待ち時間経過後データフレームを送信するステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の通信制御方法。
  15. 前記CWパラメータ更新ステップにおいて、前記更新CWパラメータの設定は、前記パラメータを構成するCW下限値及び前記CW上限値を増加させるようなアルゴリズムを用いて行われることを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  16. 前記CWパラメータ更新ステップにおいて、前記更新CWパラメータの設定は、前記パラメータを構成するCW下限値及び前記CW上限値を減少させるようなアルゴリズムを用いて行われることを特徴とする請求項14に記載の通信制御方法。
  17. コンピュータに、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)方式によりアクセスポイント(以下、アクセスポイントをAPと略称する)を介して複数の無線LAN端末装置と無線通信を行う前記APにおける通信制御を行わせるプログラムであって、
    現在APに帰属している端末装置数及び現在のネットワークで使用されている別々の送信優先度を持つ各アクセスカテゴリーのコンテンション・ウインドウ(以下、コンテンション・ウインドウをCWと略称する)パラメータを記憶するステップと、
    前記帰属している端末装置数と現在のCWパラメータとを比較し、現行のCWパラメータを維持するか、若しくは該現行のCWパラメータを更新するか否か決定するステップと、
    その比較結果に対応して現行のCWパラメータを更新する場合、前記現行のCWパラメータを所定のアルゴリズムを用いて更新するステップと、
    前記更新されたCWパラメータを次回送信予定のビーコンに含めて送信するステップ
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項17に記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取可能な情報記録媒体(コンパクトディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気テープ、または、半導体メモリを含む。)。
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