JP4324054B2 - サービス品質保証方法、サービス品質保証装置、サービス品質保証プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

サービス品質保証方法、サービス品質保証装置、サービス品質保証プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)を使用した通信において、サービスの品質を保証するサービス品質保証方法、サービス品質保証装置、サービス品質保証プログラムを使用する通信システムに関する。
無線LANは、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers、米国電気電子学会)によりIEEE802.11として仕様の標準化が進められている。その一つであるIEEE802.11eも標準化に向けて検討が行われており、標準化案がドラフト(草稿)として発表されている(非特許文献1参照)。
IEEE802.11eは、無線LANを用いて、端末に対して音楽や動画をリアルタイムかつ高品質に伝送することを目的として検討されている仕様であり、IEEE802.11b(2.4GHz帯での最大11Mbps伝送を規定)やEEE802.11a(5GHz帯で最大54Mbps伝送を規定)を補完するための付加機能を規定したものである。IEEE802.11eによる付加機能とは、無線LANにおけるQoS(Quality of Service)を保証するための機能であり、伝送帯域制御や通信遅延時間制御を規定している。

IEEE802.11eを説明する前に、まず、無線LANの構成を簡単に説明する。無線LANは、図6に示すように、ネットワーク41の一部を構成し、中継基地局装置であるアクセスポイント(以下、「AP」と略称する)42と、AP42との間で無線回線を介して通信を行う端末43とを含んで構成される。端末43は、移動することにより、接続するAP42を変えることができる。なお、図6においては、APは2箇所、端末は3台を記載しているが、APや端末の数はこれに限定されるものではない。
IEEE802.11eでは、QoSを保証するための伝送帯域制御技術として、優先制御型(Enhanced Distributed Channel Access、以下、「EDCA」と略称する)の方式と帯域保証型(HCF Controlled Channel Access、以下、「HCCA」と略称する)の方式を規定している。
EDCAは、AP42と端末43との間を伝送するパケットを優先度別にクラス分けして待ち行列に格納し、優先度の高いパケットを格納した待ち行列(優先度の高い待ち行列)から優先的にパケットを送出し、端末43へ送信する方式である。
具体的には、図7のEDCAの構成図に示すように、AP42の内部に備えられるEDCAのパケットクラス分け手段51は、ネットワーク41を介して受信したパケットのヘッダ部の“QoS Control”に記載されている優先度に従ってパケットをクラス分けし、クラスごとに設置された待ち行列52に格納する。図7では、優先度が低い順に「バックグランド、ベストエフォート、音声、動画」の4つのクラスの待ち行列52が記載されている。格納されたパケットは、各待ち行列52から送信手段53によって送出され、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)方式によって端末43へ送信される。複数の送信手段53からパケットを送信するタイミングが重なった場合には、スケジュール管理手段54が、優先度の高い待ち行列52から送出したパケットを優先して送信する。
この場合、優先度の高いパケットを格納した待ち行列52については、スケジュール管理手段54によって、CSMA/CAに用いられる優先度係数と乱数の振り幅が共に小さく設定されるので、確率的に送信待ち時間が短くなるために、優先的にパケットの通信を行うことができる。
しかしながら、EDCAでは、一つの端末が無線回線を占有して利用できる時間(無線回線占有時間)は、一定時間に送信したパケット数とそのデータサイズとから算出される。一つのAPの近傍に存在する端末の数が増加すると、一つの端末が1回の通信で利用できる無線回線占有時間が確率的に減少するため、優先度の高いパケットであっても、つまり、優先度の高いサービスであっても、所定の無線回線占有時間を確保できないことから、一連のパケットを確実に送信できないことがあり、結果的にサービスの品質(QoS)を保証することが困難になるという問題点を持っている。
一方、HCCAは、送信先の端末ごとにパケットを分類して待ち行列に格納し、待ち行列から該当端末ヘパケットを送信する際の無線回線占有時間を管理することで、サービスの品質を保証する方式である。
具体的には、図8のHCCAの構成図に示すように、AP42の内部に備えるパケットクラス分け手段61は、ネットワーク41を介して受信したパケットのヘッダ部に記載された送信先端末43の端末識別情報(例えば、IPアドレス、MACアドレスなど)に従ってパケットを分類し、端末43ごとに設置された待ち行列62へ格納する。格納されたパケットは、各待ち行列62から送信手段63によって送出され、端末43へ送信される。端末43への送信は、スケジュール管理手段64によるパケットの送信時間を考慮した無線回線のスケジュール管理に従って行われる。
EDCAとHCCAを比較すると、EDCAには前記したような問題があることから、QoSを確実に保証するという観点からは、HCCAが有効である。
しかしながら、HCCAは、APに設置可能な待ち行列の数の最大値を8に規定している。これは、HCCAが、例えば、家庭内での利用などの限定された範囲内で、端末数を1〜2台として、高品位テレビ(High Definition television:HDTV)の動画を伝送するサービスに無線LANを利用する場合を想定していることによるものである。前記したように、HCCAでは、待ち行列は端末ごとに設置されることから、端末の数の最大値も8となる。このため、9台以上の端末が同時期に無線LANのAPに対して接続を要求した場合には、HCCAは対応することができない。これでは、無線LANの重要なアプリケーションの一つであるホットスポット型サービスにおいて、不特定多数の端末が、様々なアプリケーションを用いて、同時期に、APに接続を要求する場合には、HCCAを利用することはできないことになる。このように、接続を要求する端末の数が一定でなく、多くなることが予想される公衆向けの無線LANにおいては、HCCAを用いてサービスの品質を保証することは困難である。
前記問題を解決するために、HCCAにおいて、端末ごとに待ち行列を設置するのではなく、APにアクセスする端末の使用アプリケーションと端末の伝送速度で使用する待ち行列を変更する方式が提案されており、その方式を使用した場合は、接続を要求する端末の数が多くなる公衆向けの無線LANにおいては、HCCAを用いてサービスの品質を保証することが可能となる(非特許文献2参照)。
"Draft Supplement to STANDARD FOR Telecommunications and Information Exchange Between Systems- LAN/MAN Specific Requirements- Part11:Wireless Medium Access Control(MAC) and Physical Layer(PHY) specifications: Medium Access Control(MAC) Enhancements for Quality of Service(QoS)"、IEEE 802 Committee of the IEEE Computer Society、Draft5.0、2003年3月 松本実・黒川章(NTT)、"無線アクセスネットワークにおけるQoS保証実現方式の検討"、信学技法NS2003−300、IN2003−255、2004年3月
ところで、IEEE802.11eが機能を補完する対象であるIEEE802.11aとEEE802.11bにより規定される無線LANでは、APと端末との間の距離が大きくなるにつれて無線回線の伝送品質が劣化する。このため、これらの方式による無線LANでは、伝送品質を維持するために、APと端末との間の距離が大きくなるに従って、無線回線の伝送速度を低下させている(以下、このことを「フォールバック」という)。
具体的には、IEEE802.11bの場合、無線回線の伝送速度は、フォールバックにより、APと端末との間の距離に応じて4段階に変化する。また、IEEE802.11aの場合、無線回線の伝送速度は、8段階に変化する。この結果、同じAPに接続を要求する複数の端末が使用可能な伝送速度は、全て同一にはならない。
非特許文献2の方式は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、無線LANにおけるAPに接続を要求する端末が多数存在し、それぞれの端末が使用可能な伝送速度が全て同一ではない場合であっても、APに設置する待ち行列の数を抑制し、無線LANを用いたサービスの品質を保証することを可能とする。また、APにアクセスする端末の通信間隔が一定であり、かつ、その通信データ量も同一サイズである場合には、APの待ち行列のパケット送信間隔のスケジュール管理を簡易に行うことを可能とする。
しかし、WebアクセスサービスのようにAPにアクセスする端末の通信間隔が不規則であり、かつ、その通信データ量も異なるサイズである場合には、APの待ち行列のパケット送信間隔が端末ごとに異なってしまうため、非特許文献2の特徴である待ち行列数の削減ができなくなる問題がある。したがって、APにアクセスする各端末の使用するアプリケーションによって、非特許文献2によるHCCAとEDCAを使い分け、異なる待ち行列を使用する必要がある。
ただし、非特許文献1のEDCAは、端末の使用するアプリケーションによって待ち行列を使い分けるため、異なる伝送速度で異なるアプリケーションを使用する端末間で同一のAPの無線チャネルを共用すると、無線回線使用時間の分割損が大きくなり、有限な無線回線を効率的に使用できないため、APのスループットが低下する問題がある。
また、無線回線占有時間の利用効率の向上と、APごとのEDCAを使用する端末の通信の公平性とは、トレードオフの関係にある。つまり、無線回線占有時間の利用効率の向上のために特定の待ち行列から優先的にパケットを送出すると、その待ち行列に格納される端末数が多い場合は、その他の優先度の低い待ち行列からのパケットの送出が少なくなり、結果としてAPにアクセスする端末の通信の公平性の実現が難しくなる。
本発明は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、無線LANにおけるAPに接続を要求する端末が多数存在し、それぞれの端末が使用可能な伝送速度やアプリケーションが全て同一でない場合であっても、APのスループットを向上しつつ通信の公平性を実現可能とし、無線LANを用いたサービスの品質を保証する手段を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、本発明では、以下のような方法、装置、プログラムおよびプログラムを記録した記録媒体を用いることとした。
請求項1に記載の発明では、サービス品質保証装置によって、端末に対するサービスの品質を保証するサービス品質保証方法であって、パケットを分類するパケット分類手段が、パケットに記載された、端末が実行するアプリケーションの種類と、端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいてパケットを分類する手順と、パケットを格納するパケット格納手段が、パケット分類手段によって分類されたパケットを、識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納する手順と、パケットを送出するスケジュールを管理するスケジュール管理手段が、パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列からパケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、パケットを送出するパケット送出手段へ通知する手順と、パケット送出手段が、スケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、パケットを送出する手順とを含み、待ち行列として、アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、同じくHCCAを使用し、かつ、無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、を備えることとした。
サービス品質保証方法は、中継基地局装置またはその中継基地局装置と接続された専用の装置内で実行される。パケット分類手段がパケットを分類する際に参照する識別情報は、パケットのヘッダに記載されている。
待ち行列は、無線LANを用いたサービスの利用者とサービスの提供者が、予め契約により定めたサービスの実現に必要となるアプリケーションの種類、必要となる無線回線の伝送速度、送受信するパケットのデータ量などから、必要な種類と数が決定され、設置される。
設置した待ち行列に分類したパケットを格納することから、待ち行列の数は、パケット分類手段で分類した数と一致することになる。パケット格納手段は、分類したパケットを、分類する際に参照した識別情報と一致した種類の待ち行列へ格納する。スケジュール管理手段は、待ち行列にパケットが格納されていることを検出すると、検出した待ち行列を順次登録し、パケットの送信に必要となる伝送時間を算出する。
スケジュール管理手段は、登録情報および伝送時間に基づいて、パケットを送出する待ち行列およびパケットを送出するタイミングを決定し、それらをパケット送出手段へ通知する。パケット送出手段は、スケジュール管理手段からの通知にしたがい、指定された待ち行列から指定されたタイミングでパケットを送出する。
識別情報をアプリケーションの種類、無線回線の伝送速度、送受信パケットのデータ量としたのは、アプリケーションの種類により、端末の伝送速度の違いに影響されるアプリケーションか否かが判断可能になり、これと伝送に必要となる無線回線の伝送速度と送受信パケットのデータ量から、パケットを分類するためである。
また、アプリケーションの種類からEDCAを使用することが識別されたパケットについては、待ち行列として、端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値(「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」)を計算し、所定の閾値で格納する待ち行列を特定することとした。
この場合、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」が大きい値の場合、このパケットの無線回線使用時間が短いことになるため、このパケットは優先度の高い待ち行列に格納される。また、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」が小さい値の場合、このパケットの無線回線使用時間が長いことになるため、このパケットは優先度の低い待ち行列に格納される。
請求項2に記載の発明では、スケジュール管理手段が、パケットのデータ量に関する閾値に基づいて、各待ち行列の送信順序およびパケット送信量を変更し、その待ち行列の送信順序およびパケット送信量をパケット送出手段へ通知する手順を更に含むこととした。
請求項および請求項に記載の発明では、パケット格納手段が、パケットに記載されたアプリケーションの種類に基づいて待ち行列を選択した後、さらにパケットに記載された端末が使用可能な無線回線の伝送速度または送受信パケットの伝送速度に基づいて待ち行列を選択することとした。
パケットを格納する待ち行列の選択は、まず、アプリケーションの種類を参照することによって特定される、パケットが使用するIEEE802.11eの技術(HCCAまたはEDCA)に基づいて行われる。その後、HCCAを選択した場合(請求項の場合)、無線回線の伝送速度の変動がサービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションのパケットについては、端末が使用可能な伝送速度に基づいて、待ち行列の選択が行われる。一方、EDCAを選択した場合(請求項の場合)は、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値に基づいて、待ち行列の選択が行われる。
請求項に記載の発明では、スケジュール管理手段が、スケジュールの管理として、端末が通信を行うことによって無線回線占有時間を算出し、その算出した無線回線占有時間に基づいて、待ち行列からパケットを送出するタイミングを生成し、そのパケットを送出するタイミングで、待ち行列からパケットを送出させることとした。
HCCAを選択した待ち行列に格納されたパケットについては、伝送時の帯域を保証するために、パケットを伝送する際に必要となる無線回線占有時間を算出し、送信するパケットの順序と送信するタイミングを生成しておき、これに基づいて、スケジュール管理手段が、生成したタイミングでパケットを待ち行列から送出させるものである。
EDCAを選択した待ち行列に格納されたパケットについては、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の大きな待ち行列から優先的にパケットを送出する。この際、優先度の高い待ち行列はパケット送信量の比率を高くしてもよい。
また、各待ち行列に送信待ち時間の閾値を設定する。つまり、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の大きな待ち行列から優先的にパケットが送信されるため、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の小さい待ち行列が、送信待ち時間の閾値を超過してもパケット送信できない場合は、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の小さい待ち行列からパケットを送出する。また、優先度の高い待ち行列のパケット送信量の比率を高めるとした。
請求項に記載の発明では、サービス品質保証装置に、パケットに記載された、端末が実行するアプリケーションの種類と、端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいてパケットを分類するパケット分類手段と、パケット分類手段によって分類されたパケットを、識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納するパケット格納手段と、パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列からパケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、パケットを送出するパケット送出手段へ通知するスケジュール管理手段と、スケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、パケットを送出するパケット送出手段と、を備え、待ち行列として、アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、同じくHCCAを使用し、かつ、無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、を備えることとした。
請求項に記載の発明では、サービス品質保証装置に、パケットに記載された、端末が実行するアプリケーションの種類と、端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいてパケットを分類するパケット分類手段と、パケット分類手段によって分類されたパケットを、識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納するパケット格納手段と、中継基地局装置にネットワーク接続されたスケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、パケットを送出するパケット送出手段と、を備え、スケジュール管理手段は、パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列からパケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、パケット送出手段へ通知し、待ち行列として、アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、同じくHCCAを使用し、かつ、無線回線の伝送速度の変動が、サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、を備えることとした。
サービス品質保証装置は、中継基地局装置の一部として、または、中継基地局装置に接続する装置の一部として構成される。その内容に関しては、サービス品質保証方法と同じである。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のサービス品質保証方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとした。
請求項に記載の発明では、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のサービス品質保証方法をコンピュータに実行させるためのプログラムをコンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録することとした。記録媒体には、例えば、ハードディスク、CD−ROM、DVD、フレキシブルディスク、メモリなどがある。
本発明によれば、パケットを伝送する優先度にしたがって分類し、また、待ち行列を優先度別に設置することにより、パケットを優先度にしたがって待ち行列へ格納する。これにより、端末が多数存在し、それぞれの端末が使用可能な伝送速度やアプリケーションが全て同一でない場合であっても、待ち行列の増加を抑制することができるとともに、複数の端末による無線回線使用の時間の分割損を抑制することができる。その結果、パケットを伝送するスケジュールを管理することにより、回線占有時間の減少を防ぐことができるとともに、無線回線の効率的な利用が可能になり、無線LANを用いた品質の保証されたサービスを利用することが可能となる。
本発明によれば、各待ち行列にパケットのデータ量に関する閾値を設定し、その閾値を超過した場合には、パケット送信順序とパケット送信量を変更することにより、APごとにアクセスする端末の通信の公平性を実現することが可能となる。
本発明によれば、パケットを伝送する際の優先度を、端末が実行するアプリケーションの種類、端末が使用可能な無線回線の伝送速度および端末が送受信するデータ量に基づいて規定することができる。
本発明によれば、待ち行列の設置を、端末が実行するアプリケーションの種類、端末が使用可能な無線回線の伝送速度および端末が送受信するデータ量に基づいて行うことができる。
本発明によれば、パケットを優先度に応じて、無線回線の伝送速度の変動がサービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットを格納する待ち行列と、無線回線の伝送速度の変動がサービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットを、無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列とに分けて格納することができるとともに、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」を算出し、この値の大きさにより、無線回線占有時間の長さがわかり、無線回線占有時間ごとに格納する待ち行列に分けて格納することができる。
本発明によれば、アプリケーションの種類、無線回線の伝送速度および送受信パケットのデータ量により規定される優先度に応じて、待ち行列を選択し、パケットを格納することができる。
本発明によれば、算出した無線回線占有時間から生成されたタイミングで待ち行列からパケットを送出して端末へ送信することにより、無線回線を確保してパケットを伝送することができるとともに、無線回線使用時間の分割損を抑制可能となるため、無線回線を効率的に使用した上でサービスの品質を保証することが可能となる。
また、各待ち行列に対してパケット送信待ち時間の閾値を設定し、閾値を超過した場合には、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の小さい待ち行列からパケットを送出するとともに、優先度の高い待ち行列のパケット送信量の比率を高めることで中継基地局装置ごとの各端末の通信の公平性を実現することが可能となる。
本発明によれば、スケジュール管理手段を、サービス品質保証装置間で共有することによって、サービス品質保証装置のコストおよびその設備管理や障害復旧にかかるコストを節減することができる。
本発明によれば、サービス品質保証方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明によれば、サービス品質保証方法をコンピュータに実行させるプログラムを、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録することができる。また、それをコンピュータに読み込ませることにより、プログラムをコンピュータで実行することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、必要に応じて図6を参照することとする。
≪装置の構成≫
図1は、本発明の実施の形態に係る無線LANを用いたサービスの品質を保証するサービス品質保証装置1の構成図である。サービス品質保証装置1は、無線LANの中継基地局装置であるAP42の内部に構成される。
サービス品質保証装置1は、パケットを分類するパケット分類手段11と、パケットを保管する待ち行列12と、パケットを待ち行列12へ格納するパケット格納手段13と、パケットを送出するスケジュールを管理するスケジュール管理手段14と、パケットを待ち行列12から送出するパケット送出手段15とを含んで構成される。なお、ネットワーク41を介したパケットの受信と端末43へのパケットの送信は、AP42が従来から備えているネットワーク接続機器である受信手段421および送信手段422を利用する。
パケット分類手段11は、パケットのヘッダに記載された識別情報、具体的には、端末43が実行するアプリケーションの種類と、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度と、端末43が送受信するパケットのデータ量とに基づいて、パケットを分類する。
待ち行列12は、パケット分類手段11により分類されたパケットを端末43へ送信する前に一時的に保管するものである。サービス利用者とサービス提供者との間の契約で定められた、そのサービスで利用され、端末43が実行するアプリケーションの種類と、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度と、端末43が送受信するパケットのデータ量とから、待ち行列12の種類が規定される。その規定された種類の待ち行列12が、予めサービス品質保証装置1内に設置される。
パケット格納手段13は、パケット分類手段11により分類されたパケットを、パケットの分類時に参照した識別情報(端末43が実行するアプリケーションの種類、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度、端末43が送受信するパケットのデータ量)から判断して適切な待ち行列12へ格納する。
スケジュール管理手段14は、パケットを送出する待ち行列12を選択し、その待ち行列12からパケットを送出するタイミングを決定して、その待ち行列12およびタイミングをパケット送出手段15へ通知する。
パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14からの通知に基づいて、選択された待ち行列12から、決定されたタイミングでパケットを送信手段422へ送出する。
なお、サービス品質保証装置1を構成する各手段は、サービス品質保証装置1に内蔵される所定のメモリに記憶されたプログラムをCPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現される。
<パケット分類手段>
パケット分類手段11によるパケットの分類は、以下の基準に従って行われる。
まず、パケット分類手段11は、パケットのヘッダに記載されているアプリケーションの種類に基づいて、パケットを、その伝送の際にHCCA(帯域保証型方式)を使用するか、または、EDCA(優先制御型方式)を使用するかに分類する。
HCCAを使用するアプリケーションの場合は、端末の移動や電波干渉が原因で発生する無線回線の伝送速度の変動が、無線LANを用いたサービスの品質への影響が少ないアプリケーション(以下、「伝送速度非依存型アプリケーション」という)のパケットか、または、無線回線の伝送速度の変動が、無線LANを用いたサービスの品質への影響が大きいアプリケーション(以下、「伝送速度依存型アプリケーション」という)のパケットかに分類する。
伝送速度非依存型アプリケーションには、例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)で利用されるアプリケーションがある。また、伝送速度依存型アプリケーションには、例えば、ストリーミング通信などのQoSギャランティ型サービスの下で利用されるアプリケーションがある。
伝送速度非依存型アプリケーションのパケットは、伝送速度に依存しないことから、これで分類が確定する。伝送速度依存型アプリケーションのパケットは、伝送速度に依存することから、伝送速度に基づいてさらに分類される。換言すれば、パケット分類手段11は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを、ヘッダに記載されているアプリケーションの実行に必要な伝送速度に基づいて、さらに分類する。しかし、実際には、アプリケーションの実行に必要な伝送速度が多様であることから、複数の伝送速度を一つにまとめた基準を設定し、その基準に該当するパケットを分類することがある。
例えば、ストリーミング通信の場合、伝送速度300kbpsと600kbpsの基準を設定し、伝送速度300kbpsには、ヘッダに200kbps、300kbps、400kbpsの伝送速度が記載されたパケットを分類し、また、伝送速度600kbpsには、ヘッダに500kbps、600kbps、700kbpsの伝送速度が記載されたパケットを分類する。
EDCAを使用するアプリケーションの場合は、HCCAを使用するアプリケーションと比較して、QoSに厳しくないアプリケーション(以下、「ベストエフォート通信」という)であり、EDCAを使用するパケットに分類される。
ベストエフォート通信では、パケット分類手段11が、端末43の無線回線の伝送速度を、端末43の送受信するパケットのデータ量で除算した値(「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値)の大きさでパケットを分類する。すなわち、この値を所定の閾値と比較して、分類する。
例えば、Webアクセスの場合、閾値を3種類設定し、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値がそれぞれ、100、1,000、10,000として、その閾値内でパケットを分類する。
<待ち行列>
待ち行列12は、端末43への送信の順番待ちのために、パケットを一時的に保管するメモリ上のキュー構造であり、サービス利用者とサービス提供者との間の契約に基づいて、予め設置される。その契約は、サービス利用者が利用するサービスを定めている。
具体的には、予め、契約により定められたサービスの実行に必要となるアプリケーションの種類ごとに待ち行列12が設置され、さらに、アプリケーションの種類によっては、無線LANで使用するAP42の種類から定まる伝送速度ごとに待ち行列12が設置される。前記したパケットを分類する際の識別情報は、この待ち行列12の種類のいずれかと一致している必要がある。
例えば、予め契約により定めたサービスの種類が、前記したVoIP、ストリーミング通信およびWebアクセスの3種類である場合、伝送速度の変動があまり影響しないVoIPのパケットを保管する待ち行列12(A)が設置され、さらに、伝送速度の変動が影響するストリーミング通信には、伝送速度ごとのパケットを保管する待ち行列12(B/C)が設置される。また、Webアクセスには、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値ごとのパケットを保管する待ち行列12(D/E)が設置される。
<パケット格納手段>
パケット格納手段13は、パケット分類手段11により、伝送速度非依存型アプリケーションのパケット、伝送速度依存型アプリケーションの伝送速度に基づいて分類されたパケット、または、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値ごとに分類されたベストエフォート通信のパケットを、アプリケーションの種類、無線回線の伝送速度および送受信パケットのデータ量の同じ種類の待ち行列12へ格納する。
<スケジュール管理手段>
スケジュール管理手段14は、パケットを送出する待ち行列12を選択し、その選択した待ち行列12からパケットを送出するタイミングを決定するスケジュール管理を行う。
具体的には、スケジュール管理手段14は、サービス利用者とサービス提供者との間の契約により定められたサービスの品質に関する情報(例えば、QoSギャランティ型/ベストエフォート型、QoS保証に必要な無線回線占有時間、QoS保証に必要な保証遅延時間など)を、サービスを利用する端末43ごとに管理する。その上で、スケジュール管理手段14は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを格納する待ち行列12を優先的に選択し、その待ち行列12から送出したパケットを端末43へ伝送するのに必要な無線回線占有時間を、QoSに関する情報(QoS保証に必要な無線回線占有時間、QoS保証に必要な保証遅延時間など)を考慮しつつ、算出する。スケジュール管理手段14は、算出した無線回線占有時間を、パケットを端末43へ送信する順番で管理する。スケジュール管理手段14は、パケット送出手段15から、端末43へのパケットの送信が完了したとの通知を受けると、QoSに関する情報を用いて次にパケットを送出するタイミングを決定し、次に送出する待ち行列12とともに、パケット送出手段15へ通知する。
また、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間に、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを格納する待ち行列12を選択し、その待ち行列12と、そこからパケットを送出するタイミングとをパケット送出手段15へ通知する。
さらに、伝送速度依存型アプリケーションおよび伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間に、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを格納する待ち行列12を選択し、その待ち行列12の中から「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値の大きい待ち行列から順に選択するとともに、パケット送信量の比率を高めてパケット送出手段15へ通知する。パケット送信量の比率を高めるには、同一の端末に送信する複数のパケットを連続させる方法などがある。なお、必ずしもパケット送信量の比率を高める必要はなく、1パケットごとに通知してもよい。
≪装置の動作≫
次に、本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置の動作を、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合と、伝送速度非放存型アプリケーションのパケットを伝送する場合と、ベストエフォート通信のパケットを伝送する場合とに分けて説明する。
<伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合>
まず、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合について説明する。
[パケットの格納]
図2(a)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの格納の動作を説明する(適宜図1参照)。サービス品質保証装置1のパケット分類手段11は、AP42のパケット受信手段421からパケットを受け取る(ステップS100)。そして、受け取ったパケットのヘッダに記載されたアプリケーションの種類と、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度とに基づいてパケットを分類し(ステップS101)、パケット格納手段13へ送る(ステップS102)。パケット格納手段13は、パケット分類手段11より受け取ったパケットを、パケットの分類時に用いたアプリケーションの種類および無線回線の伝送速度と同じ種類の待ち行列12(図1の待ち行列B/C)へ格納する(ステップS103)。パケットを格納された待ち行列12は、そのことをスケジュール管理手段14へ通知する(ステップS104)。通知を受けたスケジュール管理手段14は、まず、通知元の待ち行列12が、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、または、ベストエフォート通信を保管する待ち行列12かを判断する(ステップS105)。その判断のための情報は、例えば、待ち行列12からのスケジュール管理手段14への通知インタフェースに含まれるものとする。
判断の結果、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12である場合、スケジュール管理手段14は、契約により定められたサービスの品質に関する情報を用いて、通知元の待ち行列12から送出したパケットを伝送するのに必要な無線回線占有時間を算出する(ステップS106)。スケジュール管理手段14は、算出した無線回線占有時間を待ち行列12からの通知順に内部テーブル上で管理する。
[パケットの送出]
図2(b)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの送出の動作を説明する(適宜図1参照)。スケジュール管理手段14は、パケット送出手段15から、端末43へのパケットの送信が完了した通知を受けると、次にパケットを送出する待ち行列12を選択し、管理している無線回線占有時間に基づいて、パケットを送出するタイミングを決定して、その待ち行列12およびタイミングをパケット送出手段15に通知する(ステップS200)。
パケット送出手段15は、選択した待ち行列12に対して、決定したタイミングでパケットを送出することを要求し(ステップS201)、待ち行列12は、パケットを格納した順番どおりに送出して、パケット送出手段15へ送る(ステップS202)。パケット送出手段15は、待ち行列12(待ち行列B/C)からパケットを受け取り、AP42が備える送信手段422へ送る(ステップS203)。そして、パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14に対して、パケットの送信が完了したことを通知する(ステッ
プS204)。
<伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合>
次に、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合について説明する。前記したように、この伝送速度非依存型アプリケーションのパケットの伝送は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットの伝送が実行されていない間に行われる。
[パケットの格納]
図3(a)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの格納の動作について説明する(適宜図1参照)。サービス品質保証装置1のパケット分類手段11は、AP42のパケット受信手段421からパケットを受け取る(ステップS300)。そして、受け取ったパケットのヘッダに記載されたアプリケーションの種類と、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度とに基づいて分類し(ステップS301)、パケット格納手段13へ送る(ステップS302)。パケット格納手段13は、パケット分類手段11から受け取ったパケットを、パケットの分類時に用いたアプリケーションの種類および無線回線の伝送速度と同じ種類の待ち行列12(図1の待ち行列A)へ格納する(ステップS303)。パケットを格納された待ち行列12は、そのことをスケジュール管理手段14へ通知する(ステップS304)。通知を受けたスケジュール管理手段14は、まず、通知元の待ち行列12が、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、または、ベストエフォート通信を保管する待ち行列12かを判断する(ステップS305)。
判断の結果、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12である場合、スケジュール管理手段14は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間が生じるまで、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットの送信を待つ(ステップS306)。
[パケットの送出]
図3(b)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの送出の動作について説明する(適宜図1参照)。伝送速度依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間が生じると、スケジュール管理手段14は、パケットを送出する待ち行列12および送出するタイミングを、パケット送出手段15に通知する(ステップS400)。
パケット送出手段15は、通知された待ち行列12に対して、通知されたタイミングでパケットを送出することを要求し(ステップS401)、待ち行列12(待ち行列A)は、パケットを格納した順番どおりに送出してパケット送出手段15へ送る(ステップS402)。パケット送出手段15は、待ち行列12からパケットを受け取り、AP42が備える送信手段422へ送る(ステップS403)。そして、パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14に対して、パケットの送信が完了したことを通知する(ステップS404)。
<ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合>
続いて、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合について説明する。
[パケットの格納]
図4(a)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの格納の動作を説明する(適宜図1参照)。サービス品質保証装置1のパケット分類手段11は、AP42の受信手段421からパケットを受け取る(ステップS500)。そして、受け取ったパケットのヘッダに記載されたアプリケーションの種類と、端末43が使用可能な無線回線の伝送速度と、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値とに基づいてパケットを分類し(ステップS501)、パケット格納手段13へ送る(ステップS502)。パケット格納手段13は、パケット分類手段11から受け取ったパケットを、パケットの分類時に用いたアプリケーションの種類、無線回線の伝送速度、および、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値と同じ種類の待ち行列12(図1の待ち行列D/E)へ格納する(ステップS503)。パケットを格納された待ち行列12は、そのことをスケジュール管理手段14へ通知する(ステップS504)。通知を受けたスケジュール管理手段14は、まず、通知元の待ち行列12が、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列12か、または、ベストエフォート通信を保管する待ち行列12かを判断する(ステップS505)。
判断の結果、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを保管する待ち行列12である場合、スケジュール管理手段14は、伝送速度依存型アプリケーションおよび伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間が生じるまで、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットの送信を待つ(ステップS506)。
[パケットの送出]
図4(b)に示すシーケンスチャートを用いて、パケットの送出の動作について説明する(適宜図1参照)。伝送速度依存型アプリケーションおよび伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを送信していない空き時間が生じると、スケジュール管理手段14は、パケットを送出する待ち行列12および送出するタイミングを、パケット送出手段15に通知する(ステップS600)。
パケット送出手段15は、通知された待ち行列12に対して、通知されたタイミングでパケットを送出することを要求する(ステップS601)。待ち行列12(待ち行列D/E)は、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値が大きい待ち行列Dのパケット送信量の比率を高めて、パケットをパケット送出手段15へ送る(ステップS602)。これは、パケットの伝送時間が短い、すなわち、AP42から近い距離にある端末43に送信するパケットから優先的に、パケット送出手段15へ送ることを意味する。なお、必ずしもパケット送信量の比率を高める必要はなく、1パケットごとに送ってもよい。パケット送出手段15は、待ち行列12よりパケットを受け取り、AP42が備える送信手段422へ送る(ステップS603)。そして、パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14に対して、パケットの送信が完了したことを通知する(ステップS604)。
その後、同様の手順で「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値が小さい待ち行列Eのパケット送出を行う。
図5に示すシーケンスチャートを用いて、各待ち行列に設定された送信待ち時間の閾値を超過した場合におけるパケット送出の動作について説明する(適宜図1参照)。「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値が小さい待ち行列Eが送信待ち時間の閾値を超過してもパケット送信ができない場合、APごとにアクセスする端末の通信の公平性を実現するために、スケジュール管理手段14は、パケットを送出する待ち行列12および送出するタイミングをパケット送出手段15に通知する(ステップS700)。
パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14から通知された待ち行列12に対して、同じく通知されたタイミングでパケットを送出することを要求し(ステップS701)、待ち行列12(待ち行列D/E)は、「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値が小さい待ち行列Eのパケットを送出してパケット送出手段15へ送る(ステップS702)。パケット送出手段15は、待ち行列12からパケットを受け取り、AP42が備える送信手段422へ送る(ステップS703)。そして、パケット送出手段15は、スケジュール管理手段14に対して、パケットの送信が完了したことを通知する(ステップS704)。
その後、同様の手順で「無線回線の伝送速度」÷「送受信パケットのデータ量」の値の閾値が大きい待ち行列Dのパケット送出を行う。この際、待ち行列Dのパケット送信量の比率を高める。なお、必ずしもパケット送信量の比率を高める必要はなく、1パケットごとに送出してもよい。
以上、サービス品質保証装置の動作を、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合と、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合と、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合とに分けて説明した。
これにより、サービス品質保証装置は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列と、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを保管する待ち行列と、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを保管する待ち行列とを用いてパケットを保管することにより、サービス品質保証装置内に設置される待ち行列の数を抑制するとともに、APの無線回線利用効率を向上することができ、IEEE802.11eによる付加機能を利用することによって、無線LANを用いたサービスの品質を保証することが可能となる。
また、ベストエフォート通信の各待ち行列にパケット送信待ち時間の閾値を設定し、その閾値を超過した場合には、パケット送信順とパケット送信量の比率を変更することで、APごとにアクセスする端末の通信の公平性を実現することが可能となる。
なお、本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置は、コンピュータおよびプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録することでその記録媒体によって提供することが可能である。また、そのプログラムをネットワーク経由で提供することも可能である。
≪その他の実施の形態≫
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
前記実施の形態では、サービス品質保証装置1が無線LANのAP42の内部に構成されるように記載したが、サービス品質保証装置1の全体または一部がAP42と無線または有線により接続されて構成されるようにしてもよい。例えば、各サービス品質保証装置1の共通機能であると考えられるスケジュール管理手段14を1つの装置としてネットワーク41に接続し、その装置に対して各AP42におけるサービス品質保証装置1(待ち行列12など)がスケジュール管理を依頼するようにしてもよい。これによれば、スケジュール管理手段14を共有化することによって、サービス品質保証装置1のコストおよびその設備管理や障害復旧にかかるコストを節減することができる。
本発明の実施の形態に係る無線LANを用いたサービスの品質を保証するサービス品質保証装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置の動作を示すシーケンスチャートである。(a)は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの格納について示す。(b)は、伝送速度依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの送出について示す。 本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置の動作を示すシーケンスチャートである。(a)は、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの格納について示す。(b)は、伝送速度非依存型アプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの送出について示す。 本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置の動作を示すシーケンスチャートである。(a)は、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの格納について示す。(b)は、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合のパケットの送出について示す。 本発明の実施の形態に係るサービス品質保証装置の動作を示すシーケンスチャートである。特に、ベストエフォート通信のアプリケーションのパケットを伝送する場合に、各待ち行列で設定した送信待ち時間の閾値を超過した場合でのパケットの送出について示す。 無線LANの構成を示す図である。 優先制御型(EDCA)方式の構成を示す図である。 帯域保証型(HCCA)方式の構成を示す図である。
符号の説明
1 サービス品質保証装置
11 パケット分類手段
12 待ち行列
13 パケット格納手段
14 スケジュール管理手段
15 パケット送出手段
42 アクセスポイント、AP(中継基地局装置)
421 受信手段
422 送信手段

Claims (9)

  1. 端末と無線回線を介して接続された中継基地局装置において、一つのまたは異なる種類で構成される複数の待ち行列を備えたサービス品質保証装置によって、前記端末に対するサービスの品質を保証するサービス品質保証方法であって、
    パケットを分類するパケット分類手段が、前記パケットに記載された、前記端末が実行するアプリケーションの種類と、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、前記端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいて前記パケットを分類する手順と、
    前記パケットを格納するパケット格納手段が、前記パケット分類手段によって分類されたパケットを、前記識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納する手順と、
    前記パケットを送出するスケジュールを管理するスケジュール管理手段が、
    前記パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列からパケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、前記パケットを送出するパケット送出手段へ通知する手順と、
    前記パケット送出手段が、前記スケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、前記パケットを送出する手順とを含み、
    前記待ち行列として、
    前記アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、前記端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、
    同じくHCCAを使用し、かつ、前記無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、
    前記アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、
    を備えることを特徴とするサービス品質保証方法。
  2. 前記スケジュール管理手段が、前記パケットのデータ量に関する閾値に基づいて、各待ち行列の送信順序およびパケット送信量を変更し、その待ち行列の送信順序およびパケット送信量を前記パケット送出手段へ通知する手順
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のサービス品質保証方法。
  3. 前記パケット格納手段は、
    前記パケットに記載されたアプリケーションの種類に基づいて前記待ち行列を選択した後、さらに、前記パケットに記載された、端末が使用可能な無線回線の伝送速度に基づいて前記待ち行列を選択する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のサービス品質保証方法。
  4. 前記パケット格納手段は、
    前記パケットに記載されたアプリケーションの種類に基づいて前記待ち行列を選択した後、さらに、前記パケットに記載された、端末が使用可能な無線回線の伝送速度および送受信パケットのデータ量に基づいて前記待ち行列を選択する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載のサービス品質保証方法。
  5. 前記スケジュール管理手段は、前記スケジュールの管理として、
    前記端末が通信を行うことによって前記無線回線を占有する時間を算出する手順と、
    前記算出した無線回線を占有する時間に基づいて、前記待ち行列から前記パケットを送出するタイミングを生成する手順と、
    前記パケットを送出するタイミングで、前記待ち行列から前記パケットを送出させる手順と、
    を含んで実行することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のサービス品質保証方法。
  6. 端末と無線回線を介して接続された中継基地局装置において、一つのまたは異なる種類で構成される複数の待ち行列を備え、前記端末に対するサービスの品質を保証するサービス品質保証装置であって、
    パケットに記載された、前記端末が実行するアプリケーションの種類と、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、前記端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいてパケットを分類するパケット分類手段と、
    前記パケット分類手段によって分類されたパケットを、前記識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納するパケット格納手段と、
    前記パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列から前記パケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、前記パケットを送出するパケット送出手段へ通知するスケジュール管理手段と、
    前記スケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、前記パケットを送出するパケット送出手段と、を備え、
    前記待ち行列として、
    前記アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、前記端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、
    同じくHCCAを使用し、かつ、前記無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、
    前記アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、
    を備えることを特徴とするサービス品質保証装置。
  7. 端末と無線回線を介して接続された中継基地局装置において、一つのまたは異なる種類で構成される複数の待ち行列を備え、前記端末に対するサービスの品質を保証するサービス品質保証装置であって、
    前記サービス品質保証装置は、
    パケットに記載された、前記端末が実行するアプリケーションの種類と、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度と、前記端末が送受信するパケットのデータ量とを含む識別情報に基づいてパケットを分類するパケット分類手段と、
    前記パケット分類手段によって分類されたパケットを、前記識別情報と同じ種類の待ち行列へ格納するパケット格納手段と、
    前記中継基地局装置にネットワーク接続されたスケジュール管理手段から通知された待ち行列から、同じく通知されたタイミングで、前記パケットを送出するパケット送出手段と、
    を備え、
    前記スケジュール管理手段は、
    前記パケットを送出する待ち行列およびその待ち行列から前記パケットを送出するタイミングを決定し、その決定した待ち行列およびタイミングを、前記パケット送出手段へ通知し、
    前記待ち行列として、
    前記アプリケーションの種類から、帯域保証型伝送帯域制御方式であるHCCAを使用し、かつ、前記端末の移動または電波干渉により発生する無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼさないアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを格納する待ち行列と、
    同じくHCCAを使用し、かつ、前記無線回線の伝送速度の変動が、前記サービスの品質に影響を及ぼすアプリケーションを用いた通信のパケットと識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度ごとに格納する待ち行列と、
    前記アプリケーションの種類から、優先制御型伝送帯域制御方式であるEDCAを使用すると識別されたパケットを、前記端末が使用可能な無線回線の伝送速度を送受信パケットのデータ量で除算した値の閾値ごとに格納する待ち行列と、
    を備えることを特徴とするサービス品質保証装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のサービス品質保証方法をコンピュータに実行させるためのサービス品質保証プログラム。
  9. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載のサービス品質保証方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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