JP2006277849A - 磁気ディスク装置、磁気記録再生方法およびリードリトライ方法 - Google Patents

磁気ディスク装置、磁気記録再生方法およびリードリトライ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、TAが発生する場合に、エラーレートの劣化を抑制できるようにする新たな磁気記録再生技術の提供を目的とする。
【解決手段】垂直磁気記録を用いる場合、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc が小さい場合には、DC成分を持つPRターゲットを使用した方のがエラーレートを改善でき、カットオブ周波数fc が大きい場合には、DC成分を持たないPRターゲットを使用した方のがエラーレートが改善できるということを理論的根拠にして、本発明では、TAが発生しない場合には、DC成分を持つPRターゲットを使用してPR等化を行い、TAが発生した場合には、カットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという処理を行うことに合わせて、DC成分を持たないPRターゲットを使用してPR等化を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気ディスク装置と、磁気ディスク装置で実行される磁気記録再生方法と、磁気ディスク装置で実行されるリードリトライ方法とに関する。
さらに具体的に説明するならば、本発明は、垂直磁気記録の再生過程でサーマル・アスペリティ(TA:Thermal Asperity) が発生する場合に、エラーレートの劣化を抑制できるようにする磁気記録再生技術と、サーマル・アスペリティに起因するリードリトライを行う場合に、少ないリトライ回数でリードを実現できるようにするリードリトライ技術とに関するものである。
記録密度の向上が図れることから、磁気記録媒体の磁性膜を垂直方向に磁化するという垂直磁気記録方式の検討が進んでいる。
一方、記録密度の向上を図るときに発生するSN比不足の問題に対処するために、磁界が加わったときに抵抗値が変化する磁気抵抗効果(Magneto Resistive)を使ったMRヘッドが広く使用されるようになってきている。
次に、TAの概要について説明する。なお、TA発生時のヘッド再生信号の振る舞いについては、下記の非特許文献1で詳しく考察されている。
TAは磁気記録媒体上の突起が再生用のMRヘッドに接触することで発生する現象であり、その接触による摩擦熱によりMRヘッドの抵抗値が大きく増大するという特性を示す。このTAについては、ヘッド再生信号のプリアンプ出力がTAスライスを超えた時点でその発生が検出されることになる。
TA発生後のヘッド再生信号の減衰は、再生回路の初段のプリアンプにコンデンサが入っていることから、そのコンデンサと抵抗とで規定される時定数、すなわち、そのコンデンサと抵抗とで構成されるハイパスフィルタのカットオブ周波数fc により決定され、TAが発生していない通常の場合には、ヘッド再生信号を極力そのまま通過させる必要があることから、その時定数を大きくとっている。すなわち、通常はヘッド再生信号を極力そのまま通過させる必要があることから、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を極力小さくしてヘッド再生信号の低域成分をカットしないようにしている。
そして、TAの発生時には、MRヘッドの抵抗値が大きく変わることでヘッド再生信号が大きく変化し、これにより、時定数を大きくとっていると、その影響が長い時間続くことになってしまうということを考慮して、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットすることで、TAにより影響を受ける区間を狭くするようにしている。
このようにして、従来技術では、TAが発生したときに、TAが発生していない通常のままの大きな時定数にしていると、図12(a)に示すように、その影響が長い時間続くことになってしまうということを考慮して、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットすることで、図12(b)に示すように、TAにより影響を受ける区間を狭くするようにしている。
一方、ヘッド再生信号の波形歪みを取り除く技術として、PR法(PR:Partial Response)が広く用いられている。
このPR法では、例えば、〔4,3,−2,−3,−2〕という特性を持つパーシャル・レスポンス・ターゲット(PRターゲット)を使う場合の例で説明するならば、再生信号に対して、
〔4,3,−2,−3,−2〕≡〔4+3D−2D2 −3D3 −2D4
但し、D:遅延演算子
というPRターゲットの演算を施すことで、ヘッド再生信号の波形歪みを取り除くようにしている。
どのようなPRターゲットを用いるのかということにより、ヘッド再生信号の波形歪みを取り除く能力(エラーレートの大きさ)が決められることになる。
これまでに一般的に用いられてきた水平磁気記録方式の場合には、PRターゲットとして、“〔・・・・・〕”の中に記載される値の総和がゼロとなる微分成分を持つものが用いられてきたが、垂直磁気記録方式の場合には、“〔・・・・・〕”の中に記載される値の総和がゼロとならないDC成分を持つものの方がエラーレートを改善できるという報告がある(例えば、非特許文献2参照)。
このPRターゲットを用いるにあたって、従来技術では、水平垂直のいずれの磁気記録方式を用いる場合にも、出荷段階でどういうPRターゲットを用いるのかということを決定すると、それ以降、それを固定させる構成を採って、磁気記録データの読取時にPRターゲットを動的に変更するというようなことは行っていない。
すなわち、従来技術では、図13のフローチャートに示すように、ヘッド再生信号のプリアンプ出力がTAスライスを超えることでTAの発生を検出すると、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするだけの処理を行い、PRターゲットを動的に変更するようなことは行っていない。
非特許文献2でも、垂直磁気記録方式を用いる場合には、DC成分を持つPRターゲットを使用することでエラーレートを改善できるということについては記載しているものの、TAの発生時に、PRターゲットを動的に変更するというようなことについては一切記載していない。
H.Mutoh,"Study of thermal asperity suppression," The 4th MDFE consortium meeting,Singapore,April 24,1998 M.Madden,M.Oberg,Z.Wu,and R.He,"Read Channel for Perpendicular Magnetic Recording,"IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS,VOL.40,NO.1,pp.241-246,2004
非特許文献2では、垂直磁気記録方式を用いる場合には、DC成分を持つPRターゲットを使用することでエラーレートを改善できるということについて報告している。
ただし、これはあくまで、通常の状態であるTAが発生していない状態を前提とした考察である。すなわち、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc が十分小さいという状態を前提とした考察である。
しかしながら、実際には、TAが発生した場合には、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットすることで、TAにより影響を受ける区間を狭くするようにしている。
これから、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという状態において、DC成分を持つPRターゲットを使用することでエラーレートを改善できるという保証はない。
後述するように、本発明者が行ったシミュレーションによれば、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという状態においては、DC成分を持つPRターゲットよりも、微分成分を持つPRターゲットを使用した方のがエラーレートを改善できるというシミュレーション結果が得られた。
このことから明らかなように、従来技術では、磁気記録データの読取時にPRターゲットを動的に変更するという構成を採っていないことから、TA発生時に、エラーレートが劣化するという問題がある。
また、従来技術では、PRターゲットを動的に変更するという構成を採っていないことから、あるセクタのデータを読み取ることができない場合に、読取条件を色々変えてそのセクタのデータの読み取りを試みるというリードリトライを実行するときにも、PRターゲットを変更してみるということについては行っていない。
これから、従来技術によれば、TAに起因するリードリトライを行う場合に、少ないリトライ回数でリードを実現できないという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、TAが発生する場合に、エラーレートの劣化を抑制できるようにする新たな磁気記録再生技術の提供と、TAに起因するリードリトライを行う場合に、少ないリトライ回数でリードを実現できるようにする新たなリードリトライ技術の提供とを目的とする。
〔1〕TA発生時にエラーレートの劣化の抑制を実現するための本発明の構成
本発明の磁気ディスク装置は、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制できるようにするために、垂直磁気記録を用いる場合にあって、TAが発生したのか否かを検出する検出手段と、TAが発生した場合に、PRターゲットの特性を、TAが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更する変更手段とを備える構成を採る。
ここで、この検出手段および変更手段については、具体的には、磁気ディスク装置に実装される磁気記録再生用LSIが備えることになる。
この構成を採るときにあって、TAが発生した場合に使用するPRターゲットとして、プログラマブルなPRターゲット(パラメータを書き替えることでPR等化の特性を変えることのできるPRターゲット)を使用したり、セレクタブルなPRターゲット(複数のパラメータの中からある一つのパラメータを選択することでPR等化の特性を変えることのできるPRターゲット)を使用することがある。
後述するように、垂直磁気記録を用いることを想定して本発明者が行ったシミュレーションによれば、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc が小さい状態にある場合には、非特許文献2で報告されているように、微分成分を持つPRターゲットを使用するよりも、DC成分を持つPRターゲットを使用した方のがエラーレートを改善できるというシミュレーション結果が得られた。一方、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc が大きい状態にある場合には、DC成分を持つPRターゲットを使用するよりも、微分成分を持つPRターゲットを使用した方のがエラーレートを改善できるというシミュレーション結果が得られた。
この本発明者が得たシミュレーション結果に従って、このように構成される本発明の磁気ディスク装置は、フローチャートの形で示すならば、図1に示すように、TAが発生したことを検出すると、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという処理を行うことに合わせて、PRターゲットの特性を、DC成分を持つPRターゲットからDC成分を持たないPRターゲットに変更することで、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制することを実現する。
例えば、PRターゲットの特性を、DC成分を持つPRターゲットから、〔4,3,−2,−3,−2〕というDC成分を持たないものに変更したり、〔2,4,−2,−3,−1〕というDC成分を持たないものに変更したり、〔3,3,−2,−3,−1〕というDC成分を持たないものに変更するのである。
このようにして、本発明では、垂直磁気記録を用いる場合にあって、TAが発生した場合に、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという処理を行うことに合わせて、PRターゲットをエラーレートを改善できる別のものに変更するように処理することから、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制することができるようになる。
〔2〕少ないリトライ回数でリードを実現するための本発明の構成
本発明の磁気ディスク装置は、TAに起因するリードリトライを行う場合において、少ないリトライ回数でリードを実現できるようにするために、水平磁気記録や垂直磁気記録を用いる場合にあって、TAの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、PRターゲットの特性を変更してリードリトライを実行するリードリトライ実行手段を備える構成を採る。
このように構成される本発明の磁気ディスク装置では、TAの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、PRターゲットの特性を変更してリードリトライを実行する。
このようにして、本発明では、TAの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、従来技術では行われていなかったPRターゲットを変更してみるということについても行いながらリードリトライを実行するように処理することから、TAに起因するリードリトライを行う場合に、従来技術よりも少ないリトライ回数でリードを実現できるようになる。
以上説明したように、本発明によれば、垂直磁気記録を用いる場合にあって、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制することができるようになる。
そして、本発明によれば、TAに起因するリードリトライを行う場合に、従来技術よりも少ないリトライ回数でリードを実現できるようになる。
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
図2に、本発明を具備する磁気ディスク装置に備えられる磁気記録再生用LSIの回路構成を図示する。ここで、図中に示すH(f)は、MRヘッドおよび垂直磁気記録構成を採る磁気記録媒体についての関数を表している。
この図に示すように、本発明を具備する磁気ディスク装置に備えられる磁気記録再生用LSIは、RLLエンコーダ10(RLL:Run Length Limited)と、wpc回路11(wpc:Write Pre Compensation)と、ライトアンプ12と、リードアンプ13と、ハイパスフィルタ14と、AGC回路15(AGC:Automatic Gain Control)と、TA検出回路16と、CTF17(CTF:Continuous Time Filter)と、FIRフィルタ18(FIR:Finite Impulse Response)と、ML検出回路19(ML:Maximum Likelihood) と、エラー検出回路20と、PLL21(PLL:Phase Locked Loop)と、ポスト・プロセッサ(PP)22と、メディア・ノイズ・プロセッサ(MNP)23と、RLLデコーダ24とを備える。
このRLLエンコーダ10は、パリティ付加機能を有して、書込データuk をRLLコードに変換する。wpc回路11は、RLLエンコーダ10の出力信号を入力として、パルスを正規の位置にセットする。ライトアンプ12は、wpc回路11の出力信号を入力として、磁気記録媒体にデータを書き込む。リードアンプ13は、磁気記録媒体に書き込まれたデータを読み取ることでヘッド再生信号を生成する。
ハイパスフィルタ14は、抵抗とコンデンサとで構成され、リードアンプ13の出力信号を入力として、入力信号の低域成分をカットする。AGC回路15は、ハイパスフィルタ14の出力信号を入力として、入力信号のレベルを一定のものに制御する。TA検出回路16は、AGC回路15の出力信号を入力して、入力信号を規定のTAスライスと比較することでTAの発生を検出する。CTF17は、TA検出回路16の出力信号を入力として、入力信号の持つノイズを除去する。FIRフィルタ18は、CTF17の出力信号を入力として、入力信号の波形等化を行う。
ML検出回路19は、FIRフィルタ18の出力信号を入力として、過去のデータ列をもとに元データに最も近いデータ列を見つける。エラー検出回路20は、ML検出回路19により抽出されたエラーを検出する。PLL21は、エラー検出回路20により検出されたエラーに基づいて、位相や周波数を合わせるための制御を行う。ポスト・プロセッサ22は、ML検出回路19の出力信号を入力として、規定の信号処理を実行する。メディア・ノイズ・プロセッサ23は、ポスト・プロセッサ22の出力信号を入力として、エラー訂正を行う。RLLデコーダ24は、メディア・ノイズ・プロセッサ23の出力信号を入力として、RLLコードをデコードすることで書込データuk を復元する。
この構成において、CTF17およびFIRフィルタ18がPRターゲットを構成することになる。
また、ハイパスフィルタ14の備える抵抗は、TA検出回路16の検出結果に応じてその抵抗値を切り替えるもので構成され、この構成に従って、TAが発生していない場合には、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc を小さなものに設定することでヘッド再生信号の低域成分をカットしないように動作し、一方、TAが発生した場合には、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc を大きなものに設定することでヘッド再生信号の低域成分をカットするように動作する。
また、AGC回路15およびPLL21は、TA検出回路16によりTAの発生が検出されると、その制御を中断するように動作する。
この図に示すように、本発明を具備する磁気ディスク装置に備えられる磁気記録再生用LSIの基本的な構成は従来技術と同じものであるが、本発明を実現するためにPRターゲットが従来技術と異なる構成となっている。
図3に、本発明を実現するためのPRターゲットの構成の一例を図示する。
この図に示すように、本発明では、CTF(n) 17α/FIR(n) 18α/MR(n) 19αで構成されて、TAが発生しないときに動作するPRターゲット100αと、CTF(TA)17β/FIR(TA)18β/MR(TA)19βで構成されて、TAが発生したときに動作するPRターゲット100βと、TA検出回路16がTAの発生を検出しないときにはPRターゲット100αを選択し、TA検出回路16がTAの発生を検出したときにはPRターゲット100βを選択するスイッチ30-1,2とを備える。
この構成に従って、本発明を具備する磁気ディスク装置に備えられる磁気記録再生用LSIでは、TAが発生しないときにはPRターゲット100αを使ってPR等化を実行し、TAが発生するときにはPRターゲット100βを使ってPR等化を実行するように処理することになる。
ここで、CTF17およびMR19については共通にするようにして、FIR18のみをFIR(n) 18αとFIR(TA)18βとで切り替えるようにするという構成を採ってもよい。
また、TAの発生時に使用するFIR(TA)18βについては、製造する磁気ディスク装置に合ったものを簡単に設定できるようにするために、パラメータを書き替えることでPR等化の特性を変えることのできるプログラマブルなものを使用したり、複数のパラメータの中からある一つのパラメータを選択することでPR等化の特性を変えることのできるセレクタブルなものを使用することが好ましい。
次に、このようなPRターゲット構成を採る理論的根拠となった本発明者が行ったシミュレーションとその結果について説明する。
このシミュレーションは、ステップ信号が与えられたときの信号の振る舞いを表す図2に示す関数H(F)として、
H(f)=htan〔ln(3)×T/(Tb ×Kp )〕
を想定することで行った。ここで、Tb はサンプリング周波数に対応し、Kp は再生信号の立ち上がりの鋭さを示すパラメータである。
そして、このシミュレーションは、S/N定義としてS(zero-peak)/rms Noiseを用いることを想定し、ρ−Hカーブは無いことを想定し、再生信号は線形畳込みを使って生成することを想定し、CTF17の回路特性としてfc =0.273×Tb ,Boost=3dBを想定し、FIRフィルタ18の回路特性として10タップでLMSアルゴリズムを使用することを想定し、メディア・ノイズ・プロセッサ23のエラー訂正能力として(+,+−+,+−+−+,+−,+0+,+−+−)を持つことを想定し、さらに、ノイズとして〔AWGN,dJitter,dKp, DC EraseNoise〕というものがあるとともに、その大きさとして〔 0.25, 0.3, 0.2, 0.25 〕を想定することで行った。
これらの条件の下、このシミュレーションでは、〔2,3,0,−1〕、〔5,6,0,−1〕、〔5,4,−2,−1〕、〔4,3,−2,−3,−2〕、〔2,4,−2,−3,−1〕、〔3,3,−2,−3,−1〕という特性を持つ6つのPRターゲットを使用する場合に、それぞれのエラーレートがハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc によりどのように変化するのかを調べた。
図4ないし図6に、そのシミュレーション結果を図示する。ここで、これらのシミュレーション結果において、横軸はサンプリング周波数で規格したハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc を示し、縦軸はlog10の値で表現したエラーレートを示している。
このシミュレーションでは、サンプリング周波数で規格したKp の値を "1.0","1.25","1.5" と変化させて、そのとき、〔4,3,−2,−3,−2〕という特性を持つPRターゲットを使用するときのカットオブ周波数fc が0.01%におけるエラーレートが概略10-4となるようにとS/N比を調整することで行った。
図4のシミュレーション結果は“Kp =1.0”のシミュレーション結果を示し、図5のシミュレーション結果は“Kp =1.25”のシミュレーション結果を示し、図6のシミュレーション結果は“Kp =1.5”のシミュレーション結果を示す。
これらのシミュレーション結果から、垂直磁気記録を用いる場合、
(1)実線でシミュレーション結果が表される微分成分を持つPRターゲットを使用す る場合には、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc が大きくなってもエ ラーレートはあまり変化せず、ほぼ一定を示し、
(2)破線でシミュレーション結果が表されるDC成分を持つPRターゲットを使用す る場合には、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc が大きくなるに従っ てエラーレートが増大し、
(3)ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc が小さい状態にある場合には、実 線で表される微分成分を持つPRターゲットを使用するよりも、DC成分を持つ PRターゲットを使用した方のがエラーレートを改善できるという、
ということが明らかとなった。
例えば、図6に示す〔5,6,0,−1〕、〔3,3,−2,−3,−1〕のシミュレーション結果のみを抽出した図7から分かるように、
(1)微分成分を持つPRターゲットを使用する場合には、ハイパスフィルタ14のカ ットオブ周波数fc が大きくなってもエラーレートはあまり変化せず、
(2)DC成分を持つPRターゲットを使用する場合には、ハイパスフィルタ14のカ ットオブ周波数fc が大きくなるに従ってエラーレートが増大し、
(3)ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc が小さい状態にある場合には、微 分成分を持つPRターゲットを使用するよりも、DC成分を持つPRターゲット を使用した方のがエラーレートを改善できるという、
ということが明らかとなったのである。
一般的には、TAが発生する場合には、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc が1%〜10%程度まで上げられている。
これから、本発明では、この点とこのシミュレーション結果とを踏まえて、図3に示した構成を使うことで、図8に示すように、TAが発生していない場合には、〔5,6,0,−1〕といったようなDC成分を持つPRターゲットを使用し、TAが発生した場合には、〔3,3,−2,−3,−1〕といったような微分成分を持つPRターゲットを使用することで、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制することを実現するのである。
この構成に従って、DC成分を持つPRターゲットを使用していたのでは、TA発生時に2桁以上のエラーレートが劣化してしまうのに対して、そのエラーレートの劣化を1桁程度に抑制することができるようになる。
TAが発生した場合に使用する微分成分を持つPRターゲットとして、どのようなものを使用したらよいのかについては、図4ないし図6のシミュレーション結果から分かるように、Kp によって変わることになる。
すなわち、Kp の値が小さい場合には、図4のシミュレーション結果から分かるように、〔2,4,−2,−3,−1〕という特性を持つPRターゲットを用いるとエラーレートを抑えることができるので好ましい。また、Kp の値がそれもよりも大きくなる場合には、図5のシミュレーション結果から分かるように、〔4,3,−2,−3,−2〕という特性を持つPRターゲットを用いるとエラーレートを抑えることができるので好ましい。また、Kp の値がさらに大きくなる場合には、図6のシミュレーション結果から分かるように、〔3,3,−2,−3,−1〕という特性を持つPRターゲットを用いるとエラーレートを抑えることができるので好ましい。
このようにして、本発明では、垂直磁気記録を用いる場合にあって、TAが発生した場合に、ハイパスフィルタ14のカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという処理を行うことに合わせて、PRターゲットをエラーレートを改善できる別のものに変更するように処理するのである。
この実現にあたって、図3に示した構成例では、図9(a)に示すように、TAが発生しないときに動作するPRターゲット100αと、TAが発生したときに動作するPRターゲット100βという2つのPRターゲットを用意して、それを切り替えることでエラーレートの劣化を抑制するという構成を開示したが、図9(b)に示すように、PRターゲットは1つにして、そのPRターゲットに対して、TAが発生したときに、TAが発生しないときに設定するパラメータとは別のパラメータを設定することでこれを実現するという構成を採ることも可能である。
すなわち、PRターゲットを1つ用意して、そのPRターゲットに対して、TAが発生しないときには、DC成分を持つPRターゲットとして動作するパラメータを設定し、TAが発生したときには、微分成分を持つPRターゲットとして動作するパラメータを設定することにより、エラーレートの劣化を抑制するという構成を採ることも可能である。
本発明では、従来技術と異なって、PRターゲットの特性を変更できるようにするという構成を採っている。
これから、図10に示すように、本発明の磁気ディスク装置1では、リードリトライ実行部3が、あるセクタのデータを読み取ることができない場合に、読取条件を色々変えてそのセクタのデータの読み取りを試みるというリードリトライを実行するときに、図2に示した構成を採る磁気記録再生用LSI2の持つPRターゲットについても読取条件の変更対象としてリードリトライを実行することで、従来技術よりも少ないリトライ回数でリードを実現することを可能にしている。
ここで、この構成については、垂直磁気記録を用いる場合のみならず水平磁気記録を用いる場合にも適用可能である。
図11に、このリードリトライ実行部3の実行するフローチャートの一例を図示する。
次に、このフローチャートに従って、本発明により実行されるリードリトライ処理について説明する。
リードリトライ実行部3は、あるセクタのデータを読み取ることができないことでリードリトライの実行に入ると、図11のフローチャートに示すように、先ず最初に、ステップ10で、これから実行するリードリトライがTAに基づくリードリトライであるのか否かを判断する。
この判断処理に従って、これから実行するリードリトライがTAに基づくリードリトライであることを判断する場合には、ステップ11に進んで、磁気記録再生用LSI2の持つPRターゲットの変更を含めた形で読取条件を変更してリードを試行し、続くステップ12で、この試行によりリードできたのか否かを判断して、リードできないことを判断するときには、ステップ11に戻ることを繰り返していくことで、リードリトライの対象となるセクタのデータのリードを実現する。
一方、ステップ10の判断処理に従って、これから実行するリードリトライがTAに基づくリードリトライでないことを判断する場合には、ステップ13に進んで、磁気記録再生用LSI2の持つPRターゲットの変更を含めない形で読取条件を変更してリードを試行し、続くステップ14で、この試行によりリードできたのか否かを判断して、リードできないことを判断するときには、ステップ13に戻ることを繰り返していくことで、リードリトライの対象となるセクタのデータのリードを実現する。
このようにして、本発明では、TAの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、従来技術では行われていなかったPRターゲットを変更してみるということについても行いながらリードリトライを実行するように処理するのである。
本発明では、垂直磁気記録を用いる場合にあって、TAが発生した場合に、ヘッド出力のハイパスフィルタのカットオブ周波数fc を上げてヘッド再生信号の低域成分をカットするという処理を行うことに合わせて、PRターゲットをエラーレートを改善できる別のものに変更するように処理することから、TA発生時におけるエラーレートの劣化を抑制することができるようになる。
また、本発明では、TAの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、従来技術では行われていなかったPRターゲットを変更してみるということについても行いながらリードリトライを実行するように処理することから、TAに起因するリードリトライを行う場合に、従来技術よりも少ないリトライ回数でリードを実現できるようになる。
(付記1) 磁気ディスク装置で実行される磁気記録再生方法において、複数のパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記2) 垂直磁気記録を用いる磁気ディスク装置で実行される磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生したのか否かを検出し、サーマル・アスペリティが発生した場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を、サーマル・アスペリティが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記3) 付記2に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に、DC成分を持つパーシャル・レスポンス・ターゲットからDC成分を持たないパーシャル・レスポンス・ターゲットに変更することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記4) 付記2又は3に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、プログラマブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記5) 付記2又は3に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、セレクタブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記6) 付記2ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔4,3,−2,−3,−2〕という特性を持つものを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記7) 付記2ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔2,4,−2,−3,−1〕という特性を持つものを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記8) 付記2ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録再生方法において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔3,3,−2,−3,−1〕という特性を持つものを使用することを、特徴とする磁気記録再生方法。
(付記9) 磁気ディスク装置において、複数のパーシャル・レスポンス・ターゲットが使用できるように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記10) 垂直磁気記録を用いる磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生したのか否かを検出する検出手段と、サーマル・アスペリティが発生した場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を、サーマル・アスペリティが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更する変更手段とを備えることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記11) 付記10に記載の磁気ディスク装置において、上記変更手段は、サーマル・アスペリティが発生した場合に、DC成分を持つパーシャル・レスポンス・ターゲットからDC成分を持たないパーシャル・レスポンス・ターゲットに変更することを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記12) 付記10又は11に記載の磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、プログラマブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用するように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記13) 付記10又は11に記載の磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、セレクタブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用するように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記14) 付記10ないし13のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔4,3,−2,−3,−2〕という特性を持つものを使用するように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記15) 付記10ないし13のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔2,4,−2,−3,−1〕という特性を持つものを使用するように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記16) 付記10ないし13のいずれか1項に記載の磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、〔3,3,−2,−3,−1〕という特性を持つものを使用するように構成されることを、特徴とする磁気ディスク装置。
(付記17) 磁気ディスク装置に実装される磁気記録再生用LSIにおいて、複数のパーシャル・レスポンス・ターゲットが使用できるように構成されることを、特徴とする磁気記録再生用LSI。
(付記18) 垂直磁気記録を用いる磁気ディスク装置に実装される磁気記録再生用LSIにおいて、サーマル・アスペリティが発生したのか否かを検出する検出手段と、サーマル・アスペリティが発生した場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を、サーマル・アスペリティが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更する変更手段とを備えることを、特徴とする磁気記録再生用LSI。
(付記19) 付記18に記載の磁気記録再生用LSIにおいて、上記変更手段は、サーマル・アスペリティが発生した場合に、DC特性を持つパーシャル・レスポンス・ターゲットからDC特性を持たないパーシャル・レスポンス・ターゲットに変更することを、特徴とする磁気記録再生用LSI。
(付記20) 付記18又は19に記載の磁気記録再生用LSIにおいて、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、プログラマブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用するように構成されることを、特徴とする磁気記録再生用LSI。
(付記21) 付記18又は19に記載の磁気記録再生用LSIにおいて、サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、セレクタブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用するように構成されることを、特徴とする磁気記録再生用LSI。
(付記22) 磁気ディスク装置で実行されるリードリトライ方法において、サーマル・アスペリティの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を変更してリードリトライを実行することを、特徴とするリードリトライ方法。
(付記23) 磁気ディスク装置において、サーマル・アスペリティの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を変更してリードリトライを実行するリードリトライ実行手段を備えることを、特徴とする磁気ディスク装置。
本発明の処理をフローチャートの形で示した図である。 本発明を具備する磁気ディスク装置に備えられる磁気記録再生用LSIの回路構成図である。 本発明を実現するためのPRターゲットの構成の一例を示す図である。 本発明の有効性を示すシミュレーション結果の説明図である。 本発明の有効性を示すシミュレーション結果の説明図である。 本発明の有効性を示すシミュレーション結果の説明図である。 本発明の有効性を示すシミュレーション結果の説明図である。 本発明で用いるPRターゲットの持つ特性の一例を示す図である。 本発明を実現するためのPRターゲットの構成の説明図である。 本発明によるリードリトライを実現する構成の説明図である。 本発明によるリードリトライ処理のフローチャートである。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
10 RLLエンコーダ
11 wpc回路
12 ライトアンプ
13 リードアンプ
14 ハイパスフィルタ
15 AGC回路
16 TA検出回路
17 CTF
18 FIRフィルタ
19 ML検出回路
20 エラー検出回路
21 PLL
22 ポスト・プロセッサ
23 メディア・ノイズ・プロセッサ
24 RLLデコーダ

Claims (10)

  1. 磁気ディスク装置で実行される磁気記録再生方法において、
    複数のパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、
    特徴とする磁気記録再生方法。
  2. 垂直磁気記録を用いる磁気ディスク装置で実行される磁気記録再生方法において、
    サーマル・アスペリティが発生したのか否かを検出し、
    サーマル・アスペリティが発生した場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を、サーマル・アスペリティが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更することを、
    特徴とする磁気記録再生方法。
  3. 請求項2に記載の磁気記録再生方法において、
    サーマル・アスペリティが発生した場合に、DC成分を持つパーシャル・レスポンス・ターゲットからDC成分を持たないパーシャル・レスポンス・ターゲットに変更することを、
    特徴とする磁気記録再生方法。
  4. 請求項2又は3に記載の磁気記録再生方法において、
    サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、プログラマブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、
    特徴とする磁気記録再生方法。
  5. 請求項2又は3に記載の磁気記録再生方法において、
    サーマル・アスペリティが発生した場合に使用するパーシャル・レスポンス・ターゲットとして、セレクタブルなパーシャル・レスポンス・ターゲットを使用することを、
    特徴とする磁気記録再生方法。
  6. 磁気ディスク装置において、
    複数のパーシャル・レスポンス・ターゲットが使用できるように構成されることを、
    特徴とする磁気ディスク装置。
  7. 垂直磁気記録を用いる磁気ディスク装置において、
    サーマル・アスペリティが発生したのか否かを検出する検出手段と、
    サーマル・アスペリティが発生した場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を、サーマル・アスペリティが発生していない場合に使用するものとは異なるものに変更する変更手段とを備えることを、
    特徴とする磁気ディスク装置。
  8. 請求項7に記載の磁気ディスク装置において、
    上記変更手段は、サーマル・アスペリティが発生した場合に、DC成分を持つパーシャル・レスポンス・ターゲットからDC成分を持たないパーシャル・レスポンス・ターゲットに変更することを、
    特徴とする磁気ディスク装置。
  9. 磁気ディスク装置で実行されるリードリトライ方法において、
    サーマル・アスペリティの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を変更してリードリトライを実行することを、
    特徴とするリードリトライ方法。
  10. 磁気ディスク装置において、
    サーマル・アスペリティの発生によりリードリトライする必要が生じた場合に、パーシャル・レスポンス・ターゲットの特性を変更してリードリトライを実行するリードリトライ実行手段を備えることを、
    特徴とする磁気ディスク装置。
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