JP2006277347A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望のデータを再生する際に、自装置で保持していないデータであってもホストコンピュータ等の他装置が保持するデータを転送して、自装置で保持しているデータと同様の操作感で再生操作が可能となる情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】 携帯端末1は、コンテンツデータ格納部6に格納したデータをデータ再生部9で再生する。ユーザが一覧表示されたデータから再生させるデータを指定した場合、携帯端末1は当該データが格納されているかどうかを判別し、ない場合は当該データを保持するホストコンピュータ2とデータ通信部8を介して当該データを転送させて自装置内に格納し、データ再生部9で再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信機能付きのPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯型の情報処理装置及びそれを用いた情報処理方法に関し、特に接続先のパーソナルコンピュータ(PC)やサーバ等のホストコンピュータからデータを取り込む情報処理装置及び情報処理方法に関する。
現在、一般的な携帯情報機器では、ホストコンピュータが保持する様々なデータを通信手段によりダウンロードして閲覧等することができる。また、携帯情報機器側で作成、修正されたデータをホストコンピュータのデータに反映させるとことができるものもある。これらの処理は、一般に「データの同期化」と呼ばれる。
このような携帯情報機器では、概して、データ記憶容量がホストコンピュータよりも小さいことから、ホストコンピュータが保持するデータの一部分のみを同期化の対象としている。これまでにも、同期化の対象とする部分データを抽出する方法及びそれを用いた機器が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−22839公報
しかしながら、上述したような従来の技術では、ホストコンピュータが保持するデータのうち携帯情報機器が保持する部分データ以外のデータに対して、ユーザは当該携帯情報機器から操作することができず、そのようなデータの存在でさえ知ることができないという問題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、所望のデータを再生する際に、自装置で保持していないデータであってもホストコンピュータ等の他装置が保持するデータを転送して、自装置で保持しているデータと同様の操作感で再生操作が可能となる情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、
コンテンツデータを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されているコンテンツデータを再生する再生手段と、
コンテンツデータを保持する他装置と通信する通信手段と、
前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータから前記再生手段で再生させるコンテンツデータを選択する選択手段と、
前記選択手段によって選択されたコンテンツデータが前記格納手段に格納されているか否かを判別する判別手段とを備える情報処理装置であって、
前記判別手段によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていると判別された場合、前記再生手段は該コンテンツデータを再生し、
前記判別手段によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていないと判別された場合、前記通信手段は前記他装置から前記コンテンツデータを転送して前記格納手段に格納し、前記再生手段は該格納手段に格納された前記コンテンツデータを再生する
ことを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、
コンテンツデータを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納されているコンテンツデータを再生する再生手段と、
コンテンツデータを保持する他装置と通信する通信手段とを備える情報処理装置を用いた情報処理方法であって、
前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータから前記再生手段で再生させるコンテンツデータを選択する選択工程と、
前記選択工程によって選択されたコンテンツデータが前記格納手段に格納されているか否かを判別する判別工程と、
前記判別工程によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていると判別された場合、前記再生手段に対して該コンテンツデータを再生させる第1の再生工程と、
前記判別工程によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていないと判別された場合、前記通信手段に前記他装置から前記コンテンツデータを転送させて前記格納手段に格納し、前記再生手段に対して該格納手段に格納された前記コンテンツデータを再生させる第2の再生工程と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、所望のデータを再生する際に、自装置で保持していないデータであってもホストコンピュータ等の他装置が保持するデータを転送して、自装置で保持しているデータと同様の操作感で再生操作が可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システムは、携帯型の情報処理装置である携帯端末1と、当該携帯端末1とデータの通信が可能なデータを保持する複数のホストコンピュータ2、3、4とがネットワーク5を介して相互に接続されている。
図1に示すように、携帯端末1は、当該端末において再生することができる静止画像、動画像、音声、文書等のコンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部6、後述するメタデータを格納するメタデータ格納部7、ホストコンピュータ2、3、4等とデータの通信(送受信等)を行うデータ通信部8、コンテンツデータの表示等の再生を行うデータ再生部9、ユーザの各種入力操作を行うユーザ入力部10、コンテンツデータの一覧を管理するコンテンツデータ一覧管理部11、及びコンテンツデータに対する操作を行う操作部11を備える。
一方、図1に示すように、ホストコンピュータ2は、コンテンツデータを格納するコンテンツデータ格納部13、コンテンツデータから後述するメタデータを生成するメタデータ生成部14、生成されたメタデータを格納するメタデータ格納部15、コンテンツデータのデータ形式を携帯端末1で再生できる形式に変換するコンテンツデータ変換部16、携帯端末1とホストコンピュータ2との間でデータの整合性を保つデータ同期部17、及び携帯端末1とデータの通信を行うデータ通信部18を備える。
尚、ホストコンピュータ3、4は、ホストコンピュータ2と同様の構成をしているものとし、携帯端末1との間のデータ送受信等の情報処理内容については同様であるため、以下では、携帯端末1とホストコンピュータ2との間の情報処理を例に挙げて説明する。
尚、ホストコンピュータ2では、コンテンツデータ格納部13に新しいコンテンツデータが加わったり、或いは削除されたりする度に、メタデータ生成部14は当該コンテンツデータに関する最新のメタデータを生成し、当該最新のメタデータがメタデータ格納部15に格納されることとなる。
図7は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムで用いられるメタデータのデータ構造を示す図である。図7において、40はメタデータ全体を示しており、一つのコンテンツデータに対応するエントリ41のリストである。一つのエントリ41は、当該コンテンツデータのデータ種別42、データ作成日付43、当該コンテンツデータの概略データ45への参照44、当該コンテンツデータが格納されているホストコンピュータとその中の格納場所を表すURL文字列47への参照46、コンテンツデータ格納装置6内の位置を表すファイルパス文字列49への参照48、コンテンツデータのタイトルを表す文字列51への参照50、次のエントリへの参照52から構成される。また、このエントリのリストは、次への参照52によってエントリ53まで続き、リストの最後は54の様にNULL参照になっている。
ここで、コンテンツデータの概略データとは、コンテンツデータが、静止画像の場合は、例えば、その縮小画像であるサムネイルである。また、コンテンツデータが動画像の場合は、例えば、当該動画像の一定時間間隔ごとに抽出したフレーム群、或いは、当該動画像の画像サイズ又はビットレートを落としてデータサイズを縮小した動画像である。さらに、コンテンツデータが音声データの場合は、例えば、当該音声データ中の一定時間部分を切り出したデータ、或いは当該音声データのビットレートを落とすことによりデータサイズを縮小した音声データである。さらにまた、コンテンツデータが文書データの場合は、例えば、当該文書全体の要約を示す文字列を概略データとする。
図8は、図7に示した概略データ45について様々なデータ型の場合を説明するための図である。図8において、55は、コンテンツデータが静止画像である場合の概略データであり、サムネイルデータ56への参照となっている。また、57は、コンテンツデータが動画像である場合の概略データであり、当該動画像を代表する1枚或いは一定時間間隔で抽出された複数枚のサムネイルデータ58と、コンテンツデータの画像画像サイズを縮小して低ビットレート化してデータサイズを小さくした低ビットレート動画像データ59への参照から構成される。
さらに、図8において、60は、コンテンツデータが音声データである場合の概略データであり、音声データであることを示すサムネイルデータ61と、コンテンツデータの音声を低ビットレート化してサイズを小さくしたデータ62への参照から構成される。さらにまた、63はコンテンツデータが文書データである場合の概略データであり、文書データを示すサムネイルデータ64と、コンテンツデータ(文書データ)を要約したテキスト(要約テキスト)65への参照から構成される。
ここで、静止画像55のサムネイルデータ56は、当該コンテンツデータ(静止画像)の画像サイズを小さくした縮小画像であり、動画像57のサムネイルデータ58は当該動画像コンテンツの最初の一コマを切り出して縮小した縮小画像である。また、本実施形態では、音声データ60のサムネイルデータ61は音声データに共通のもので全ての音声データで共有されるものとし、文書データ64のサムネイルデータ64も同様に全ての文書データで共有されるものとする。
図2は、本発明の一実施形態に係る携帯端末1の外観図である。図2に示すように、20は図1に示すデータ再生部9の一要素である液晶ディスプレイ(LCD)であり、携帯端末1で現在再生させることができるコンテンツデータの一覧がサムネイル等で表示されている。また、図2において、21は上下左右の4方向に加えて中心部を押し込むことができる5通りのキーを統合した十字キー、22はLCD20にメニューを表示させるためのメニューキーであり、それぞれ図1におけるユーザ入力部10の構成要素である。さらに、図2において、23はネットワーク5への無線接続を行うためのアンテナである。さらにまた、図2において、24はUSB(Universal Serial Bus)のコネクタであって、ホストコンピュータ2等に直接ケーブル接続するために用いられる。
図18は、図2に示す携帯端末1のハードウエア構成図である。図18において、301はCPUであり、携帯端末1における後述する処理の手順を実現するプログラムに従って動作する。302はRAMであり、上記プログラムの動作に必要な記憶領域を提供する。303はROMであり、後述する処理の手順を実現するプログラムを保持する。304は液晶表示装置(LCD)であり、静止画像や動画像等のコンテンツデータやそのサムネイルの表示等を行う。305はCCD等の画像撮影部であり、画像を取得する。306はA/Dコンバータである。
尚、画像撮像部305は必須の構成要素ではなく、携帯端末1がデジタルカメラ等でなければ備えていなくてもよい。307はスピーカであり、音声ガイドの出力等を行う。308は通信デバイスであり、無線通信でネットワークに接続し、ホストコンピュータ2との通信を行う。309は上記各部を互いに接続する内部バスである。
図19は、図1に示すホストコンピュータ2のハードウエア構成図である。図19において、401はCPUであり、ホストコンピュータ2における後述する処理の手順を実現するプログラムに従って動作する。402はRAMであり、上記プログラムの動作に必要な記憶領域を提供する。403はROMであり、後述する処理の手順を実現するプログラムを保持する。404はハードディスク(HDD)でありコンテンツデータ等を保持している。405は通信デバイスであり、無線通信でネットワークに接続し、携帯端末1との通信を行う。406は上記各部を互いに接続する内部バスである。
図3は、図2に示す携帯端末1のLCD20に表示されるコンテンツデータを一覧表示した画面例を示す図である。図3に示すように、LCD20上には、当該携帯端末1で再生させるための様々なコンテンツデータを示すサムネイルが一覧表示される。尚、図3においては、25、27、28は静止画像データ、26は文書データ、29は動画像データ、30は音楽データを示すサムネイルであるものとする。また、図3において、静止画像データ25は現在操作対象になっているカレントデータであって、その状態を示すために太枠のカーソル表示がされている。また、25、29、30のデータはコンテンツデータ格納部6にコンテンツデータが格納されており、26、27、28のデータの背景が網掛けになっているデータ(コンテンツデータ格納部6にコンテンツデータがないもの)と区別できるようになっている。
図4は、ホストコンピュータ2に接続できない状態におけるLCD20に一覧表示される画面例を示す図である。図4において、概略データ31、32には、そのコンテンツデータが格納されているホストコンピュータに現在接続することができない状態であることを示す「×印」が付されている。尚、ユーザに対して概略データ31、32についてのコンテンツデータを格納するホストコンピュータに現在接続できないことを示すものであれば、その表示方法は「×印」に限られることはない。
図2、図3及び図4に示されて画面表示状態において、ユーザが十字キー21を上下左右方向に押下すると、概略データ25を示していたカレントデータを示すカーソル枠が上下左右方向に移動し、カレントデータを変更することができる。また、サムネイル数が一画面に収まらない場合は、カーソル枠が現在LCD20の最上部又は最下部に位置する状態でさらに十字キー21の上方向又は下方向が押下されると、表示画面がスクロールして前ページ或いは次ページのサムネイルが表示される。
また、十字キー21の真中が押下されると、カレントデータの内容が再生される。ここで、カレントデータが静止画像又は動画像の場合は、LCD20の全面を使った静止画像又は動画像の再生がされる。また、カレントデータが音楽データの場合は、当該音楽が再生される。尚、動画像及び音楽再生時の音量調節は、十字キーの上下を使って行うことが可能である。そして、いずれの場合も、ユーザが十字キー21の真中を押下することによって元の一覧画面に戻り、また再生の途中であっても同様に元の画面に戻る。
図5は、図3に示す状態においてカーソル枠を静止画像の概略データ26に移動した後にメニューボタン22を押したときの状態を示す図である。図5に示されるように、メニューボタン22を押下することで、カレントデータに対して行われる操作一覧を選択するためのポップアップメニュー33が表示される。そして、図5に示すようにポップアップメニュー33が表示されている状態で十字キー21の上下方向にキー押下がされると、選択すべき操作を切り替えることができる。また、操作を選んだ後に十字キー21の真中を押下することによって、コンテンツデータ操作部12によりその操作が実行される。
図6は、図5においてポップアップメニュー33から「ホスト名」で表示されるメニューを実行したときに表示される画面例を示す図である。図6に示すように、この場合は、カレントデータが格納されているホスト名が符号34で示すようにポップアップ表示される。尚、当該このポップアップ表示34は、もう一度十字キー21の真中を押下することによって画面上から消える。
図9は、図3又は図4に示す携帯端末1のLCD20上にサムネイルデータを一覧表示をするためのデータ構造を示す図である。図9において、70は一覧の順番を示すリスト構造を示しており、それぞれの構成要素がメタデータエントリ72、73等を示している。尚、LCD20上へのサムネイル一覧表示は、メタデータのリストにある全てのデータのサムネイルを表示するわけではなく、指定されているデータ種別のみを、指定される順序でソートして表示することができる。また、図9において、データ72はリスト70の最後から参照されているため一覧の最後に表示され、データ73はリスト70から参照されていないので、一覧表示には現れないことをそれぞれ示す。
次に、上述した構成を備える携帯端末1を用いたコンテンツデータ表示処理動作の一例を説明する。図10は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置(携帯端末1)を用いたコンテンツデータ処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末1は、ユーザの指示によって図8に示すようなサムネイルデータを用いたコンテンツデータの一覧表示を行う(ステップS1)。その後、ユーザによるキーの操作(すなわち、ユーザ操作)を待つ(ステップS2)。そして、ユーザによる携帯端末1への操作内容を押されたキーの種類を判別することによって識別する(ステップS3)。
ここで、ステップS3の判別処理によって、ユーザ操作が十字キー21の上下左右方向への押下であると判別された場合は、前述したようにLCD20上に表示されたサムネイルに付されたカレント枠を移動してカーソルを移動する(ステップS4)。そして、カーソルの移動によって、スクロール処理が必要かどうかを判別する(ステップS5)。その結果、スクロール処理が必要ないと判別された場合(No)はステップS1に戻る。一方、スクロール処理が必要であると判別された場合(Yes)は、表示開始データ(すなわち、画面の左上に来るデータ)を前述したように次ページ或いは前ページのデータに変更する(ステップS6)。そして、この処理の後、ステップS1に戻る。
また、ステップS3において、十字キー21の真中(決定)が押下されたと判別された場合は、図7に示すデータ構造において、カレントデータに相当するエントリをリストの一番後ろに付け替える(ステップS7)。その後、カレントデータに相当するエントリのファイルパスへの参照48が指し示す先がNULLであるかどうか、すなわちNULL参照であるか否かを判別する(ステップS8)。
その結果、NULLでないと判別された場合(No)は選択されたコンテンツデータはコンテンツデータ格納部6に存在すると判別され、当該コンテンツデータを再生する(ステップS11)。一方、ステップS8においてNULLであると判別された場合(Yes)は、図7のURL47で示されるホストコンピュータに現在アクセス可能であるかどうかを判別する(ステップS9)。その結果、アクセスが不可であると判別された場合(No)は、ステップS12に移る。
一方、ステップS9においてアクセスが可能であると判別された場合(Yes)は、コンテンツデータをそのアクセスが可能なホストコンピュータから転送して格納する(ステップS10)。尚、ステップS10の処理の詳細については後述する。そして、コンテンツデータ格納部6内のファイルパス49で示されるコンテンツデータを再生する(ステップS11)。当該コンテンツデータの再生が終了した後は、ステップS1に戻る。
ステップS12は、ステップS9においてアクセスが不可と判別された場合の処理であり、カレントデータに相当するエントリを遅延リストに加え、ステップS1に戻るものである。
また、ステップS3において、メニューキー22の操作であると判別された場合は、前述したようなポップアップメニュー33の表示を行う(ステップS13)。次いで、ユーザによる新たなキー操作を待つ(ステップS14)。そして、ユーザによって押下されたキーの種類を判別する(ステップS15)。
その結果、ステップS15において、十字キー21の上下操作であると判別された場合は、操作に応じてメニューアイテムを変更する(ステップS16)。尚、メニューが表示された場合で選択されているアイテムが存在せず、メニューの一番上で上方向のキー押下を、一番下で下方向のキー押下がなされると、選択なしの状態になる。そこで、選択なしの状態で下方向を押下すると一番上が、上方向を押下すると一番下が新たな選択状態になるようにしてもよい。そして、この処理が終わるとステップS14に戻る。
また、ステップS15において十字キーの真中(決定)が押下された場合は、選択アイテムに対応する処理を実行する(ステップS17)。例えば、処理が「削除」の場合はメタデータのエントリを削除し、またカレントデータのエントリのファイルパスがNULLでなければそれで参照されるコンテンツデータ格納部内のコンテンツデータも削除する。尚、選択アイテムが存在しない場合には当該操作によっては何も実行されない。そして、ステップS17の操作実行の後、ポップアップメニュー33を消去する(ステップS18)。
以上の処理において、ステップS7からステップS10又はステップS12までの処理は、後述の遅延ロード処理との競合を防ぐためにセマフォ(semaphore)を用いた排他制御を行う。
図11は、図10に示すフローチャートのエントリを遅延リストに加える処理(ステップS12)において使用される遅延リストの構造を示す図である。図11において、74は遅延リストを示しており、当該遅延リスト74はNULL参照75で終了している。また、図11において、76は遅延リストに入っているエントリを示し、77は遅延リストに入っていないエントリを示す。
次に、図12を用いて、図10のステップS10におけるデータ転送と格納処理の詳細について説明する。図12は、図10に示すフローチャートにおけるデータ転送・格納処理(ステップS10)の詳細を説明するためのフローチャートである。
まず、携帯端末1は、図7に示すURL文字列47で示されるホストコンピュータにデータ通信部8を用いて接続する(ステップS101)。次いで、携帯端末1は、ホストコンピュータにURL文字列47で示されるデータのサイズを問い合わせる(ステップS102)。そして、携帯端末1は、ファイルパスがNULLでない最初のエントリを削除候補エントリとする(ステップS103)。そして、得られたデータのサイズを格納する余地(残容量)がコンテンツデータ格納部6にあるかどうかを判別する(ステップS104)。
その結果、コンテンツデータを格納する余地がコンテンツデータ格納部6にあると判別された場合(Yes)は、ステップS108に移る。一方、ステップS104においてコンテンツデータ格納部6に十分な余地なしと判別された場合(No)は、削除候補エントリのファイルパス49で示されるコンテンツデータをコンテンツデータ格納部6から削除する(ステップS105)。次いで、削除候補エントリのファイルパスをNULLとする(ステップS106)。そして、次のファイルパスがNULLでないエントリを新たな削除候補エントリとし(ステップS107)、ステップS104に戻る。
ステップS108では、データ通信部8を用いて干すコンピュータから転送されてきたコンテンツデータを受信する。尚、転送元のホストコンピュータにおいては、コンテンツデータ格納部13にあるコンテンツデータを携帯端末2で扱える形式にコンテンツデータ変換部16で変換した後、データ通信部18を介して携帯端末1のデータ通信部8に転送するようにする。
そして、携帯端末1は、転送されてきたコンテンツデータをコンテンツデータ格納部6に格納する(ステップS109)。その後、当該コンテンツデータの格納先をファイルパスにセットする(ステップS110)。
次に、本実施形態に係るコンテンツデータの遅延転送の処理について説明する。尚、この遅延処理については、効率化のため、図10で示したユーザの入力を受け付けるメインの処理とは別のプロセスとする。ここで、図13は、本実施形態に係る携帯端末1における遅延転送処理の手順を説明するためのフローチャートである。
携帯端末1では、ネットワーク5或いはケーブル等によるホストコンピュータとの接続が検知されるのを待つ(ステップS201)。そして、接続が検知されると、図11に示す遅延リスト74の先頭をカレント要素とする(ステップS202)。次いで、カレント要素がNULLであるかどうか(すなわち、リストが空、若しくはリストの最後であるかどうか)を判別する(ステップS203)。その結果、カレント要素がNULLである場合(Yes)はステップS201に戻る。
一方、カレント要素がNULLでない場合(No)は、当該カレント要素が指し示すエントリ76のURL47中のホストがアクセス可能であるかどうかを判別する(ステップS204)。その結果、アクセスが不可である場合(No)は、ステップS207に移る。また、アクセスが可能な場合(Yes)は、図12に示すデータの転送と格納の処理を行う(ステップS205)。そして、カレント要素を遅延リスト74から外して(ステップS206)、ステップS207に進む。
ステップS207では、次の要素をカレント要素としてステップS203に戻る。尚、ステップS202からステップS201に戻る間は、図10で示した処理との競合を防ぐために、セマフォを用いた排他制御を行うこととする。
また、図12におけるステップS101或いは図13に示すステップS201において、携帯端末1がホストコンピュータと接続した場合は、同時にメタデータ格納部7に格納されているメタデータのリストに基づいて、接続先のホストコンピュータにあるデータのエントリだけを抜出したものがデータ通信部8を通じて当該ホストコンピュータに送られる。そして、ホストコンピュータ側では、データ通信部18を通じてメタデータがデータ同期部17に送られる。データ同期部17では、送られたメタデータとメタデータ格納部15に格納されているメタデータとが比較され、送られたメタデータ内に存在しないメタデータについては、携帯端末内で削除操作がされたものとして、コンテンツデータ格納部13からそのデータを削除して、メタデータも削除する。
図14は、図5に示すポップアップメニュー33の中から「検索」を選んだときに表示されるデータ検索用のダイアログ画面例を示す図である。図14において、80は検索すべきコンテンツデータのタイトルを入力する領域、81は検索すべきコンテンツデータの作成日付の範囲を入力する領域である。ここで、領域80、81へのユーザによる文字入力は、例えば、十字キー21の上下キーでこれらの領域へフォーカスを移した後に真中部分を押下してソフトキーボードを表示させ、そのキーボードに対してさらに十字キー21を用いて文字を選ぶようにする。
また、図14において、82はデータ型を指定するコンボボックスであり、同図ではデータ型として文書が選ばれている。また、ボックス82にフォーカスがある状態で十字キー21の真中部分が押下されると、データ型のリストが表示され、それらの中から一つをまた十字キー21で選択することによって指定を変更することができる。さらに、83はデータ型が文書の場合にのみ表示される領域であり、検索のキーワードとなる文字列の入力を上記領域80、81と同様にソフトキーボードを用いて行うことが可能である。
さらにまた、84は検索開始ボタンであり、ここがフォーカスされている状態で十字キー21の真中部分が押下されると検索を開始して、その検索結果を図3に示すような一覧画面に表示する。さらにまた、85はキャンセルボタンであり、ユーザがこれを選んで押下することによって検索処理を行わずに元の一覧画面に戻ることとなる。
図15は、図14に示すデータ型選択コンボボックス82を用いて画像を選択した時に表示される画面例を示す図である。この場合、図15に示すように、図14における画面の領域83があった部分に、選択類似画像検索指定のラジオボタン87とスケッチ類似検索指定のラジオボタン88が表示されている。ここで図15に示すように、ラジオボタン87が選ばれたまま検索が開始されると、このダイアログを開く前に一覧画面でカレントとなっていた静止画像を検索のための参照画像とし、それに類似した画像の検索を行う。尚、一覧画面でカレントとなっていたデータが静止画像でない場合は、ラジオボタン87は選択不可能となる。
図16は、図15においてラジオボタン88が選ばれた時に表示される画面例を示す図である。図16において、89は類似検索の参照画像とするために十字キー21を用いて描かれたスケッチであり、90はスケッチのために色やペンの太さを変えるのに用いるパレットである。そして、ユーザがパレット90から「終了」を選択すると、図15に示す画面(但し、ラジオボタン88が選択されている)に戻り、さらにユーザが検索開始ボタン84を選ぶと、図16に示すスケッチ89を参照画像として類似検索を行う。
図17は、図14又は図15に示すにおいて検索ボタン84を押した後の検索処理を説明するためのフローチャートである。まず、図7に示すようなメタデータリスト40の先頭をカレントエントリ41とする(ステップS301)。次いで、カレントエントリ41が存在するかどうか、すなわちNULLでないかどうかを判別する(ステップS302)。その結果、カレントエントリがNULLである場合(No)はステップS313に移行する。
一方、カレントエントリがNULLでない場合(Yes)は、ボックス82において選択されたデータ型とカレントエントリのデータ型42の値とを比較する(ステップ303)。その結果、データ型がマッチしていない場合(No)は、ステップS312に移行する。一方、ステップS303においてデータ型がマッチしたと判別された場合(Yes)は、図7に示す作成日付43が領域81において指定された日付の範囲内に入っているかどうか(すなわち、日付がマッチしているかどうか)を判別する(ステップS304)。
その結果、作成日付43の範囲が指定されている場合(Yes)は、範囲内に入っていると判別して、ステップS305に進む。一方、作成日付43の範囲が指定されていない場合(No)は、範囲内に入っていないとしてステップS312に移行する。
ステップS305では、領域80において入力されたタイトルと図7のタイトル51とがマッチするか否かを判別する。ここで、タイトル51が空欄の場合は常にマッチするものとする。ステップS305の判別の結果、タイトルがマッチしない場合(No)はステップS312に移行する。一方、タイトルがマッチすると判別された場合(Yes)は、データ型が文書若しくは静止画像か、或いはそれ以外であるかを判別する(ステップS306)。
その結果、データ型が文書でも静止画像でもない場合(すなわち、それ以外の場合)はステップS311に移行する。一方、ステップS306においてデータ型が文書又は静止画像であった場合は、参照48が実際のファイルパスを指しているかNULLであるかを判別する(ステップS307)。
その結果、参照48がファイルパスを指していた場合(Yes)、すなわちコンテンツデータを保持していた場合は、次のステップS310で行われる検索対象を、当該パスで示すデータである(保持している)コンテンツデータとする(ステップS308)。一方、ステップS307において参照48がNULLの場合(No)、すなわちファイルパスがなく、コンテンツデータを保持していない場合は、次のステップS310で行われる検索対象を概略データ、すなわち、静止画像の場合はサムネイルデータとし、文書の場合は要約テキストとする(ステップS309)。
ステップS308及びステップS309の処理の後、検索キーが検索対象にマッチしているかどうかの処理が行われる(ステップS310)。ここで、データ型が文書の場合は、領域83に入力された文字列が検索対象の文書内に存在するかどうかを判別するようにする。また、データ型が画像の場合は、図15又は図16で指定された参照画像と検索対象の画像の類似度を求め、当該類似度が決められた値よりも大きいかどうかを判別するようにする。尚、画像の類似度の計算はこれまでに提案されている各種アルゴリズムのいずれか、例えば、色ヒストグラムの比較を用いればよい。
ステップS310の判別結果から、マッチしていないと判別された場合(No)はステップS312へ移行する。一方、ステップS310において検索キーが検索対象にマッチしていると判別された場合(Yes)は、カレントエントリを一覧表示のためのリスト70に加える(ステップS311)。その後、参照52で参照される次のエントリをカレントエントリとして、ステップS302に戻る。
また、ステップS302でカレントエントリがNULLであった場合(No)、すなわち全てのメタデータリストを調べ終わった場合は、検索結果である一覧表示リストを用いて一覧表示を行う(ステップS313)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ホストコンピュータに保持されているが携帯端末には保持しないコンテンツデータに対して、携帯端末でその一覧表示を行うことができる。また、各コンテンツデータに対して再生等の操作を行う場合、そのデータが携帯端末に保持されていなくても、保持されている場合と同様の操作感で再生等の操作を行うことができる。
また、上述した実施形態において、図1のコンテンツデータ変換部16をホストコンピュータ2側でなく、携帯端末1側に保持させるようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態において、携帯端末1側は画像の表示機能がなく、音声データのみ取り扱えることができるものであってもよい。この場合、図3、図4、図5及び図6で説明したコンテンツデータの概略データ一覧が、LCDへの表示で示されるのではなく、音声出力による音声データのタイトル読み上げという一覧再生方法である点が異なる。また、コンテンツデータが携帯端末1のコンテンツデータ格納部に存在するかどうかの確認や、ホストコンピュータ2へのアクセス状態の確認は、例えば、タイトルの声色を変えることにより区別するようにすればよい。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末1の外観図である。 図2に示す携帯端末1のLCD20に表示されるコンテンツデータを一覧表示した画面例を示す図である。 ホストコンピュータ2に接続できない状態におけるLCD20に一覧表示される画面例を示す図である。 図3に示す状態においてカーソル枠を静止画像の概略データ26に移動した後にメニューボタン22を押したときの状態を示す図である。 図5においてポップアップメニュー33から「ホスト名」で表示されるメニューを実行したときに表示される画面例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムで用いられるメタデータのデータ構造を示す図である。 図7に示した概略データ45について様々なデータ型の場合を説明するための図である。 図3又は図4に示す携帯端末1のLCD20上にサムネイルデータを一覧表示をするためのデータ構造を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理装置(携帯端末1)を用いたコンテンツデータ処理動作を説明するためのフローチャートである。 図10に示すフローチャートのエントリを遅延リストに加える処理(ステップS12)において使用される遅延リストの構造を示す図である。 図10に示すフローチャートにおけるデータ転送・格納処理(ステップS10)の詳細を説明するためのフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末1における遅延転送処理の手順を説明するためのフローチャートである。 図5に示すポップアップメニュー33の中から「検索」を選んだときに表示されるデータ検索用のダイアログ画面例を示す図である。 図14に示すデータ型選択コンボボックス82を用いて画像を選択した時に表示される画面例を示す図である。 図15においてラジオボタン88が選ばれた時に表示される画面例を示す図である。 図14又は図15に示すにおいて検索ボタン84を押した後の検索処理を説明するためのフローチャートである。 図2に示す携帯端末1のハードウエア構成図である。 図1に示すホストコンピュータ2のハードウエア構成図である。
符号の説明
1 携帯端末
2、3、4 ホストコンピュータ
5 ネットワーク
6、13 コンテンツデータ格納部
7、15 メタデータ格納部
8、18 データ通信部
9 データ再生部
10 ユーザ入力部
11 コンテンツデータ一覧管理部
12 コンテンツデータ操作部
14 メタデータ生成部
16 コンテンツデータ変換部
17 データ同期部

Claims (19)

  1. コンテンツデータを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータを再生する再生手段と、
    コンテンツデータを保持する他装置と通信する通信手段と、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータから前記再生手段で再生させるコンテンツデータを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択されたコンテンツデータが前記格納手段に格納されているか否かを判別する判別手段とを備える情報処理装置であって、
    前記判別手段によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていると判別された場合、前記再生手段は該コンテンツデータを再生し、
    前記判別手段によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていないと判別された場合、前記通信手段は前記他装置から前記コンテンツデータを転送して前記格納手段に格納し、前記再生手段は該格納手段に格納された前記コンテンツデータを再生する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータの概略データと該コンテンツデータの所在を特定するための参照情報とを含むメタデータを保持する保持手段と、
    前記概略データの一覧を提示する提示手段と、
    一覧提示された前記概略データから概略データを指定する指定手段とをさらに備え、
    前記選択手段は、前記指定手段によって指定された前記概略データに対応する前記参照情報に基づいて、前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通信手段によって前記他装置から前記コンテンツデータを転送できなかった場合、該コンテンツデータの転送を遅延させて転送が可能な状態になった時に前記通信手段に対して前記コンテンツデータの転送を行わせる遅延手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記再生手段は、前記通信手段によって前記他装置から前記コンテンツデータの転送ができなかった場合、該コンテンツデータの概略データを再生することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記格納手段のデータ格納容量の残容量が前記通信手段によって転送される前記コンテンツデータのサイズよりも小さい場合、該格納手段に格納されているコンテンツデータを削除して前記通信手段によって転送されるコンテンツデータを格納する入替手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記他装置が保持するコンテンツデータに変更が生じた場合、該変更の内容に応じて前記保持手段に保持された前記コンテンツデータに関するメタデータの更新を行う更新手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 前記他装置から転送される前記コンテンツデータが前記再生手段によって再生できない形式である場合、該コンテンツデータを前記再生手段によって再生可能な形式に変換する変換手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記選択手段によって選択された前記コンテンツデータに対する処理を指示する指示手段と、
    前記指示手段によって処理が指示された前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されている場合は該コンテンツデータに対して前記処理を行う処理手段と、
    前記指示手段によって処理が指示された前記コンテンツデータが前記他装置に保持されている場合は、前記通信手段によって前記他装置と通信可能になった際に該他装置に対して前記処理を実行させる実行手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. コンテンツデータの検索指示を行う検索指示手段と、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータに対しては該コンテンツデータを検索対象として検索し、前記他装置が保持しているコンテンツデータに対しては、前記保持手段に保持された、前記他装置が保持するコンテンツデータの概略データを検索対象として検索する検索手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  10. 前記コンテンツデータが静止画像の場合、前記保持手段が、前記概略データとして該静止画像の縮小画像を保持しており、前記提示手段が前記縮小画像を提示するとともに、前記検索手段が前記縮小画像を検索対象として検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記コンテンツデータが動画像の場合、前記保持手段が、前記概略データとして、該動画像の所定フレームと、該動画像の画像サイズ又はビットレートを落としてデータサイズを縮小した縮小動画像を保持しており、前記提示手段が前記縮小フレームを提示するとともに、前記検索手段が前記縮小動画像を検索対象として検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記コンテンツデータが音声データの場合、前記保持手段が、前記概略データとして、音声データを示す指標画像と、該音声データの所定時間部分を切り出した音声データ又はビットレートを落とすことによりデータサイズを減少させた音声データを保持しており、前記提示手段が前記指標画像を提示するとともに、前記検索手段がデータサイズを減少させた前記音声データを検索対象として検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  13. 前記コンテンツデータが文書データの場合、前記保持手段が、前記概略データとして、文書データを示す指標画像と、該文書データの要約を示す文字列を保持しており、前記提示手段が前記指標画像を提示するとともに、前記検索手段が前記文字列を検索対象として検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  14. 前記検索指示手段が、任意の静止画像を指示し、
    前記検索手段が、前記検索指示手段によって指示された前記静止画像を用いて、前記格納手段に格納されている静止画像又は前記保持手段に保持された前記他装置が保持する静止画像の縮小画像との類似度を比較することによって静止画像を検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  15. ユーザに対して手書き図形を描画させる描画手段をさらに備え、
    前記検索手段が、前記描画手段によって描画された前記手書き図形を用いて、前記格納手段に格納されている静止画像又は前記保持手段に保持された前記他装置が保持する静止画像の縮小画像との類似度を比較することによって静止画像を検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  16. 文字列を入力する入力手段をさらに備え、
    前記検索手段が、前記入力手段によって入力された前記文字列を用いて、前記格納手段に格納されている文書データ又は前記保持手段に保持された前記他装置が保持する文書データの要約を示す文字列との類似度を比較することによって文書データを検索することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  17. コンテンツデータを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータを再生する再生手段と、
    コンテンツデータを保持する他装置と通信する通信手段とを備える情報処理装置を用いた情報処理方法であって、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータから前記再生手段で再生させるコンテンツデータを選択する選択工程と、
    前記選択工程によって選択されたコンテンツデータが前記格納手段に格納されているか否かを判別する判別工程と、
    前記判別工程によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていると判別された場合、前記再生手段に対して該コンテンツデータを再生させる第1の再生工程と、
    前記判別工程によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていないと判別された場合、前記通信手段に前記他装置から前記コンテンツデータを転送させて前記格納手段に格納し、前記再生手段に対して該格納手段に格納された前記コンテンツデータを再生させる第2の再生工程と
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  18. コンテンツデータを格納する格納手段と、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータを再生する再生手段と、
    コンテンツデータを保持する他装置と通信する通信手段とを備えるコンピュータに、
    前記格納手段に格納されているコンテンツデータ又は前記他装置が保持するコンテンツデータから前記再生手段で再生させるコンテンツデータを選択する選択手順と、
    前記選択手順によって選択されたコンテンツデータが前記格納手段に格納されているか否かを判別する判別手順と、
    前記判別手順によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていると判別された場合、前記再生手段に対して該コンテンツデータを再生させる第1の再生手順と、
    前記判別手順によって前記コンテンツデータが前記格納手段に格納されていないと判別された場合、前記通信手段に前記他装置から前記コンテンツデータを転送させて前記格納手段に格納し、前記再生手段に対して該格納手段に格納された前記コンテンツデータを再生させる第2の再生手順と
    を実行させるためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020184105A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 シャープ株式会社 制御装置、制御方法、プログラム、記録媒体、電子機器

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