JP2006277337A - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 サーバ等を別途も受けることなく、配信システム内において必要な数のレプリカを当該配信システム内の適切な位置に自立的に配置でき、より効率的に必要なコンテンツを配信することを可能とする。
【解決手段】 配信されるべきコンテンツC1乃至C4が、ネットワークを介してノードN間で相互に直接授受される配信システムを構成する各ノードN1乃至N4において、コンテンツを一又は複数記録し、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価値を、各コンテンツC1乃至C4について生成して記憶する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理用プログラムの技術分野に属し、より詳細には、ネットワークを介して配信されるべき映画等のコンテンツ(配信情報)の配信を相互に行う情報処理装置及び情報処理方法並びに当該配信処理を行う情報処理用プログラムの技術分野に属する。
近年、インターネット等のネットワークを介して上記コンテンツを蓄積しているサーバ等に端末装置からアクセスし、その端末装置において視聴が所望されているコンテンツを当該端末装置に配信して視聴する、いわゆるコンテンツ配信を行う配信システムについての研究開発が盛んである。
そして、当該配信システムの一つとして、ネットワークに属する端末装置間で、当該コンテンツが相互に直接授受される配信システム(換言すれば、各コンテンツを複数の端末装置間で分散して共有させる配信システム)であるP2P(Pear to Pear)型の配信システムがある。このP2P型の配信システムは、従来のクライアント・サーバ型のモデルの欠点である、サーバへのアクセス集中や、高い管理コストを解決する手法として注目されている。
また、この分野の研究では、P2P型の配信システムの一つとして、一つのコンテンツに対して複数の複製(以下、単にレプリカと称する)を用意して複数の端末装置に分散配置させておくことで、対故障性やアクセスの分散性を高める手法である「分散型ストレージシステム」が提案されている。
ここで、従来における当該レプリカの作成・配置に関する提案としては、例えば、以下の特許文献1に記載されたものがある。
特開2003−99337号公報
この特許文献1によれば、ネットワーク上のあるサービスグループ内で接続されている各端末装置に存在するレプリカの全体サイズ(全体の情報量)及びその数を参照して、当該サービスグループ内のネットワーク全体でバランスよくレプリカを作成・配置する方法が提案されている。
ここで、登録されているコンテンツ毎に、当該コンテンツに対する端末装置からのアクセスの頻度に大きく差が出るようなサービス形態においては、そのアクセス頻度の高いコンテンツを記録している端末装置に他の端末装置からのアクセスが集中するという問題点がある。この点、他の端末装置からのアクセス数が多い、すなわち人気のあるコンテンツは、本来その人気に応じた数のレプリカを作成することが望ましいが、上記特許文献1に記載の技術においては、各コンテンツに対する人気度は全く考慮されていない。
そして、一般に、アクセスの頻度に応じた最適なレプリカの数を求めるには、上記分散ストレージシステム全体の記憶容量と当該配信システムに登録されている全てのコンテンツのアクセス頻度を求め、これに基づいて各コンテンツに対してそのアクセス頻度に比例した記録容量を与える必要があるが、上記P2P型配信システムにおいてこれを実現しようとすると、当該配信システム全体としてのコンテンツの所在や数を管理するためのサーバが別途必要になり、結果的にそのサーバに対するアクセス集中やコストの高騰が生じてしまうことで、P2P型配信システムとしての本来の利点が没却されてしまうと言う問題点があった。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、その目的の一例は、コンテンツの所在や数を管理するためのサーバ等を別途設けることなく、配信システム内において必要な数のレプリカを当該配信システム内の適切な位置に自律的に配置でき、より効率的に必要なコンテンツを配信することが可能な情報処理装置及び情報処理方法並びに当該配信処理を行う情報処理用プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、配信されるべき配信情報が、ネットワークを介して情報処理装置間で相互に直接授受される情報配信システムを構成する当該情報処理装置において、前記配信情報を一又は複数記録する記録部等の記録手段と、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報を、各前記配信情報について生成して記憶する記録部等の評価情報記憶手段と、を備える。
よって、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されているので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記記録手段に記録されているいずれかの前記配信情報の配信が前記ネットワーク上の他の前記情報処理装置から要求される度に、当該要求された配信情報に対応する前記評価情報の値を増大させる制御部等の評価情報更新手段を更に備える。
よって、配信要求が為される度に評価情報の値が増大するので、実際の配信要求数、すなわち、ネットワーク内の情報処理装置を使用する使用者におけるその配信情報の実際の人気度を対応する評価情報の値が正確に反映することとなり、上記複製数を実際の人気度に応じて適切にネットワーク内に配置することができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報処理装置において、前記評価情報記憶手段は、前記ネットワーク上の他の前記情報処理装置からの伝送要求情報に対応して前記記録手段に記録されているいずれかの前記配信情報を当該他の情報処理装置に伝送した場合において、前記伝送した配信情報の複製を当該他の情報処理装置内に作成した旨の複製作成情報が、当該複製された配信情報に対応する複製係数と共に前記他の情報処理装置から送信されてきたとき、前記他の情報処理装置に前記配信情報を配信した時点における当該配信情報に対応する前記評価情報の値に当該送信されてきた複製係数を乗じて得られる値を、当該配信した配信情報に対応する新たな前記評価情報の値として記憶し、更に前記複製係数が、前記評価情報記憶手段を備える前記情報処理装置と前記複製作成情報を送信してきた前記他の情報処理装置との間の前記ネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するように構成される。
よって、配信先に配信情報の複製が生成されたときに当該配信先から送信されてきた複製係数を当該配信した配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を当該配信情報に対応する新たな評価情報の値とし、且つその複製係数が、配信先の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、配信先の情報処理装置に当該配信した配信情報の複製が生成されたとき、その複製が生成された情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその複製自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、各前記評価情報の値を、予め設定された時間が経過する度に減少させる評価情報更新手段を更に備える。
よって、各配信情報に対応する評価情報の値が、夫々に予め設定された時間経過毎に減少していくので、配信が頻繁に要求される配信情報とそれ以外の配信情報との間の格差を過大にすることなく評価情報を更新することができる。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、配信が要求された前記配信情報が前記記録手段内に記録されていないとき、当該配信要求の対象である前記配信情報を記録した前記記録手段を備える他の前記情報処理装置を前記ネットワーク上において検索する制御部等の検索手段と、前記検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報を転送することを要求する旨の伝送要求情報を送信する通信部等の送信手段と、前記伝送要求情報に対応する前記配信情報を、当該配信情報に対応する前記評価情報と共に前記検索された他の情報処理装置から当該配信情報の複製として取得する通信部等の取得手段と、を備え、前記評価情報記憶手段は、前記検索された他の情報処理装置から前記配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を前記配信情報と共に取得された前記評価情報の値に乗じて得られる値を、当該配信した配信情報に対応する新たな前記評価情報の値として記憶し、更に前記複製係数が、前記検索された他の情報処理装置と前記評価情報記憶手段を備える前記情報処理装置との間の前記ネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するように構成される。
よって、配信が要求された配信情報が記録されていないとき、当該配信情報を記録している他の情報処理装置を検索し、その検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報の伝送要求情報を送信し、その伝送要求情報に対応する配信情報を対応する評価情報と共に当該配信情報の複製として取得し、更にその配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を、対応する新たな評価情報の値として記憶し、且つ当該複製係数が他の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、新たな配信情報を複製として取得したとき、その配信元の情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその取得した配信情報自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の情報処理装置において、前記検索された他の情報処理装置から取得した前記配信情報を複製として前記記録手段に記録させたとき、当該配信情報を複製として前記記録手段に記録した旨の複製作成情報を、当該記録された配信情報に対応する前記複製係数と共に前記検索された他の情報処理装置に送信する通信部等の複製作成情報送信手段を更に備える。
よって、配信要求を受けた情報処理装置内に当該配信情報の複製が記録されたとき、その旨を示す複製作成情報を複製係数と共にその配信情報の配信元に送信するので、当該配信元の情報処理装置に記録されている配信情報に対応する評価情報の値を上記複製との関係で適切に更新することができる。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の情報処理装置において、前記記憶された新たな値より小さい値を有する前記評価情報である削除評価情報に対応する前記配信情報を、前記記録手段から削除すべき削除配信情報として指定する制御部等の指定手段を更に備え、前記記録手段における空き記録容量が、次に伝送を受けるべき他の前記配信情報の情報量以下となったとき、前記削除配信情報として指定された前記配信情報を実際に前記記録手段から削除するように構成される。
よって、削除評価情報に対応する配信情報を、削除すべき削除配信情報として指定し、記録手段における空き記録容量が次に伝送を受けるべき他の配信情報の情報量以下となったとき、削除配信情報として指定された配信情報を実際に記録手段から削除するので、次に伝送を受けるべき他の配信情報との関係で、適切な時期に不要となった配信情報を削除して効率的に新たな配信情報の伝送を受けることができる。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報処理装置において、前記指定手段は、前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在するか否かを確認する制御部等の確認手段を備え、当該複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、前記削除評価情報に対応する前記配信情報を前記削除配信情報としての指定対象から除外するように構成される。
よって、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在するか否かを確認し、当該複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、削除評価情報に対応する配信情報を削除配信情報としての指定対象から除外するので、結果として、当該複製がネットワーク上のいずれの情報処理装置にも存在しないときは削除評価情報に対応する配信情報を削除しないので、当該配信情報がネットワーク上から全て消滅してしまうことを防止することができる。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の情報処理装置において、前記確認手段は、当該情報処理装置を含む予め設定された前記ネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの前記情報処理装置に前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が存在するとき、前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在すると確認するように構成される。
よって、予め設定されたネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの情報処理装置に削除評価情報に対応する配信情報の複製が存在するとき、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在すると確認するので、上記探索範囲外にある情報処理装置を配信情報の存在確認範囲から除外することで、迅速に必要な配信情報を探索することができる。
上記の課題を解決するために、請求項10に記載の発明は、請求項3、5から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記複製係数の値は、前記距離が長いほど大きい値となるように予め設定されている。
よって、複製係数の値がネットワーク上の距離が長いほど大きい値となるように設定されているので、ネットワーク上において遠方にある情報処理装置からの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内の情報処理装置間において、当該範囲内の情報処理装置からの配信要求数が多い配信情報を効率的に配分して記録することができる。
上記の課題を解決するために、請求項11に記載の発明は、配信されるべき配信情報が、ネットワークを介して情報処理装置間で相互に直接授受される情報配信システムを構成し、記録手段と、評価情報記憶手段と、を夫々に備える当該情報処理装置において実行される情報処理方法において、前記記録手段に前記配信情報を一又は複数記録させる記録工程と、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報を、各前記配信情報について生成して前記評価情報記憶手段に記憶させる評価情報記憶工程と、を含む。
よって、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されるので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
上記の課題を解決するために、請求項12に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させる。
よって、請求項1に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されているので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
また、請求項2に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信要求が為される度に評価情報の値が増大するので、実際の配信要求数、すなわち、ネットワーク内の情報処理装置を使用する使用者におけるその配信情報の実際の人気度を対応する評価情報の値が正確に反映することとなり、上記複製数を実際の人気度に応じて適切にネットワーク内に配置することができる。
更に、請求項3に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1又は2に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信先に配信情報の複製が生成されたときに当該配信先から送信されてきた複製係数を当該配信した配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を当該配信情報に対応する新たな評価情報の値とし、且つその複製係数が、配信先の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、配信先の情報処理装置に当該配信した配信情報の複製が生成されたとき、その複製が生成された情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその複製自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
更にまた、請求項4に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、各配信情報に対応する評価情報の値が、夫々に予め設定された時間経過毎に減少していくので、配信が頻繁に要求される配信情報とそれ以外の配信情報との間の格差を過大にすることなく評価情報を更新することができる。
また、請求項5に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信が要求された配信情報が記録されていないとき、当該配信情報を記録している他の情報処理装置を検索し、その検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報の伝送要求情報を送信し、その伝送要求情報に対応する配信情報を対応する評価情報と共に当該配信情報の複製として取得し、更にその配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を、対応する新たな評価情報の値として記憶し、且つ当該複製係数が他の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、新たな配信情報を複製として取得したとき、その配信元の情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその取得した配信情報自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
更に、請求項6に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項5に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信要求を受けた情報処理装置内に当該配信情報の複製が記録されたとき、その旨を示す複製作成情報を複製係数と共にその配信情報の配信元に送信するので、当該配信元の情報処理装置に記録されている配信情報に対応する評価情報の値を上記複製との関係で適切に更新することができる。
更にまた、請求項7に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項5又は6に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、削除評価情報に対応する配信情報を、削除すべき削除配信情報として指定し、記録手段における空き記録容量が次に伝送を受けるべき他の配信情報の情報量以下となったとき、削除配信情報として指定された配信情報を実際に記録手段から削除するので、次に伝送を受けるべき他の配信情報との関係で、適切な時期に不要となった配信情報を削除して効率的に新たな配信情報の伝送を受けることができる。
また、請求項8に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項7に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在するか否かを確認し、当該複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、削除評価情報に対応する配信情報を削除配信情報としての指定対象から除外するので、結果として、当該複製がネットワーク上のいずれの情報処理装置にも存在しないときは削除評価情報に対応する配信情報を削除しないので、当該配信情報がネットワーク上から全て消滅してしまうことを防止することができる。
更に、請求項9に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項8に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、予め設定されたネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの情報処理装置に削除評価情報に対応する配信情報の複製が存在するとき、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在すると確認するので、上記探索範囲外にある情報処理装置を配信情報の存在確認範囲から除外することで、迅速に必要な配信情報を探索することができる。
更にまた、請求項10に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項3、5から9のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、複製係数の値がネットワーク上の距離が長いほど大きい値となるように設定されているので、ネットワーク上において遠方にある情報処理装置からの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内の情報処理装置間において、当該範囲内の情報処理装置からの配信要求数が多い配信情報を効率的に配分して記録することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されているので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
従って、ネットワーク内における配信情報の複製数並びに各複製を記憶させておく情報処理装置の指定をその評価情報に基づいて制御することで、当該ネットワーク内において必要な数の複製を適切なネットワーク上の位置に自律的に配置でき、より効率的に必要な配信情報を配信することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、配信要求が為される度に評価情報の値が増大するので、実際の配信要求数、すなわち、ネットワーク内の情報処理装置を使用する使用者におけるその配信情報の実際の人気度を対応する評価情報の値が正確に反映することとなり、上記複製数を実際の人気度に応じて適切にネットワーク内に配置することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加えて、配信先に配信情報の複製が生成されたときに当該配信先から送信されてきた複製係数を当該配信した配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を当該配信情報に対応する新たな評価情報の値とし、且つその複製係数が、配信先の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、配信先の情報処理装置に当該配信した配信情報の複製が生成されたとき、その複製が生成された情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその複製自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、各配信情報に対応する評価情報の値が、夫々に予め設定された時間経過毎に減少していくので、配信が頻繁に要求される配信情報とそれ以外の配信情報との間の格差を過大にすることなく評価情報を更新することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、配信が要求された配信情報が記録されていないとき、当該配信情報を記録している他の情報処理装置を検索し、その検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報の伝送要求情報を送信し、その伝送要求情報に対応する配信情報を対応する評価情報と共に当該配信情報の複製として取得し、更にその配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を、対応する新たな評価情報の値として記憶し、且つ当該複製係数が他の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、新たな配信情報を複製として取得したとき、その配信元の情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその取得した配信情報自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明の効果に加えて、配信要求を受けた情報処理装置内に当該配信情報の複製が記録されたとき、その旨を示す複製作成情報を複製係数と共にその配信情報の配信元に送信するので、当該配信元の情報処理装置に記録されている配信情報に対応する評価情報の値を上記複製との関係で適切に更新することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5又は6に記載の発明の効果に加えて、削除評価情報に対応する配信情報を、削除すべき削除配信情報として指定し、記録手段における空き記録容量が次に伝送を受けるべき他の配信情報の情報量以下となったとき、削除配信情報として指定された配信情報を実際に記録手段から削除するので、次に伝送を受けるべき他の配信情報との関係で、適切な時期に不要となった配信情報を削除して効率的に新たな配信情報の伝送を受けることができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の効果に加えて、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在するか否かを確認し、当該複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、削除評価情報に対応する配信情報を削除配信情報としての指定対象から除外するので、結果として、当該複製がネットワーク上のいずれの情報処理装置にも存在しないときは削除評価情報に対応する配信情報を削除しないので、当該配信情報がネットワーク上から全て消滅してしまうことを防止することができる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、予め設定されたネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの情報処理装置に削除評価情報に対応する配信情報の複製が存在するとき、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在すると確認するので、上記探索範囲外にある情報処理装置を配信情報の存在確認範囲から除外することで、迅速に必要な配信情報を探索することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項3、5から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、複製係数の値がネットワーク上の距離が長いほど大きい値となるように設定されているので、ネットワーク上において遠方にある情報処理装置からの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内の情報処理装置間において、当該範囲内の情報処理装置からの配信要求数が多い配信情報を効率的に配分して記録することができる。
請求項11に記載の発明によれば、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されるので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
従って、ネットワーク内における配信情報の複製数並びに各複製を記憶させておく情報処理装置の指定をその評価情報に基づいて制御することで、当該ネットワーク内において必要な数の複製を適切なネットワーク上の位置に自律的に配置でき、より効率的に必要な配信情報を配信することができる。
請求項12に記載の発明によれば、請求項1に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報が、各配信情報について記憶されているので、その評価情報に応じてネットワーク内における当該配信情報の複製数等を制御することができる。
従って、ネットワーク内における配信情報の複製数並びに各複製を記憶させておく情報処理装置の指定をその評価情報に基づいて制御することで、当該ネットワーク内において必要な数の複製を適切なネットワーク上の位置に自律的に配置でき、より効率的に必要な配信情報を配信することができる。
また、請求項2に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信要求が為される度に評価情報の値が増大するので、実際の配信要求数、すなわち、ネットワーク内の情報処理装置を使用する使用者におけるその配信情報の実際の人気度を対応する評価情報の値が正確に反映することとなり、上記複製数を実際の人気度に応じて適切にネットワーク内に配置することができる。
更に、請求項3に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1又は2に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信先に配信情報の複製が生成されたときに当該配信先から送信されてきた複製係数を当該配信した配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を当該配信情報に対応する新たな評価情報の値とし、且つその複製係数が、配信先の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、配信先の情報処理装置に当該配信した配信情報の複製が生成されたとき、その複製が生成された情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその複製自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
更にまた、請求項4に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、各配信情報に対応する評価情報の値が、夫々に予め設定された時間経過毎に減少していくので、配信が頻繁に要求される配信情報とそれ以外の配信情報との間の格差を過大にすることなく評価情報を更新することができる。
また、請求項5に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信が要求された配信情報が記録されていないとき、当該配信情報を記録している他の情報処理装置を検索し、その検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報の伝送要求情報を送信し、その伝送要求情報に対応する配信情報を対応する評価情報と共に当該配信情報の複製として取得し、更にその配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を配信情報に対応する評価情報の値に乗じて得られる値を、対応する新たな評価情報の値として記憶し、且つ当該複製係数が他の情報処理装置との間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、新たな配信情報を複製として取得したとき、その配信元の情報処理装置とのネットワーク上の距離及びその取得した配信情報自体との関係で評価情報を適切に更新することができる。
更に、請求項6に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項5に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、配信要求を受けた情報処理装置内に当該配信情報の複製が記録されたとき、その旨を示す複製作成情報を複製係数と共にその配信情報の配信元に送信するので、当該配信元の情報処理装置に記録されている配信情報に対応する評価情報の値を上記複製との関係で適切に更新することができる。
更にまた、請求項7に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項5又は6に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、削除評価情報に対応する配信情報を、削除すべき削除配信情報として指定し、記録手段における空き記録容量が次に伝送を受けるべき他の配信情報の情報量以下となったとき、削除配信情報として指定された配信情報を実際に記録手段から削除するので、次に伝送を受けるべき他の配信情報との関係で、適切な時期に不要となった配信情報を削除して効率的に新たな配信情報の伝送を受けることができる。
また、請求項8に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項7に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在するか否かを確認し、当該複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、削除評価情報に対応する配信情報を削除配信情報としての指定対象から除外するので、結果として、当該複製がネットワーク上のいずれの情報処理装置にも存在しないときは削除評価情報に対応する配信情報を削除しないので、当該配信情報がネットワーク上から全て消滅してしまうことを防止することができる。
更に、請求項9に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項8に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、予め設定されたネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの情報処理装置に削除評価情報に対応する配信情報の複製が存在するとき、削除評価情報に対応する配信情報の複製がネットワーク上のいずれかの情報処理装置に存在すると確認するので、上記探索範囲外にある情報処理装置を配信情報の存在確認範囲から除外することで、迅速に必要な配信情報を探索することができる。
更にまた、請求項10に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合は、請求項3、5から9のいずれか一項に記載の情報処理装置として当該コンピュータが機能する場合に加えて、複製係数の値がネットワーク上の距離が長いほど大きい値となるように設定されているので、ネットワーク上において遠方にある情報処理装置からの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内の情報処理装置間において、当該範囲内の情報処理装置からの配信要求数が多い配信情報を効率的に配分して記録することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、インターネット等のネットワークを用いて上記コンテンツの配信を行う上記P2P型の配信システムにおいて、一の端末装置において実行されたコンテンツの配信要求操作に応じて他の端末装置から所望されるコンテンツを当該一の端末装置に配信する場合に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。また、以下の説明においては、上記端末装置を一般的に「ノード」と称することとする。
初めに、各実施形態に係る配信システムにおいてネットワークにより相互接続されている各ノードの概要構成について図1を用いて説明する。なお、図1は実施形態に係るノードの概要構成を示すブロック図である。また、本実施形態に係るP2P型の配信システムに属する各ノードは、基本的に全て同一のハードウエア構成を有するものであるので、それらを代表して一般のノードNの構成について、図1を用いてその概要を説明する。
図1に示すように、実施形態に係る配信システムに含まれているノードNは、演算機能を有するCPU、作業用RAM(Random Access Memory)、各種データ及びプログラムを記録するROM(Read Only Memory)等から構成された評価情報更新手段、検索手段、指定手段及び確認手段としての制御部11と、上記コンテンツ自体としてのコンテンツデータ、その配信に必要な各種ルーティング用データ及びその他の必要なプログラム等を記録保存(格納)するためのHDD(Hard Disc Drive)等から構成された記憶手段及び評価情報記憶手段としての記録部12と、受信されたコンテンツデータを一時蓄積するバッファメモリ13と、当該コンテンツデータに含まれるエンコード(符号化)されたビデオデータ(映像情報)及びオーディオデータ(音声情報)等をデコード(データ伸張や復号化等)するデコーダ部14と、当該デコードされたビデオデータ等に対して所定の描画処理を施しビデオ信号として出力する映像処理部15と、当該映像処理部15から出力されたビデオ信号に基づき映像表示するCRT(Cathode Ray Tube)又は液晶ディスプレイ等よりなる表示部16と、上記デコードされたオーディオデータをアナログオーディオ信号にD/A(Digital/Analog)変換した後これを増幅器等により増幅して出力する音声処理部17と、当該音声処理部17から出力されたオーディオ信号を音波として出力するスピーカ18と、ネットワーク8を通じて他のノード装置1との間の情報の通信制御を行うための送信手段、取得手段及び複製作成情報送信手段としての通信部20と、夫々の使用者からの指示を受け付け当該指示に応じた指示信号を制御部11に出力する入力部(例えば、キーボード、マウス或いは、操作パネル等)21と、を備えて構成され、制御部11、記録部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、及び通信部20はバス22を介して相互にデータの授受が可能に接続されている。
そして、制御部11におけるCPUが記録部12等に記録された各種プログラムを実行することにより、制御部11が、実施形態に係るノードNとしての全体動作を統括制御する。
(I)コンテンツの配信動作及びレプリカの作成動作の第1実施形態
次に、上記ノードNにおける実施形態に係るコンテンツの配信動作並びにそれに付随して実行されるレプリカの作成動作について、図2乃至図6を用いて説明する。なお、図2乃至図5は当該各動作を示すフローチャートであり、図6は当該各動作の結果を例示する図である。
以下に説明する実施形態に係る配信システムにおいては、各ノードNがその記録部12内に記憶されている各コンテンツ毎に、当該コンテンツの配信要求数(すなわち、他のノードNからそのコンテンツの配信を要求された回数)に対応した値を有する評価値が付加されている。
そして、当該配信システムにおいて、一のノードに対するコンテンツの配信を要求する操作が(以下、当該配信要求対象であるコンテンツをコンテンツ(X)とする)、当該一のノード(以下、配信要求操作が実行された当該一のノードをノードjとする)において実行されると、コンテンツXをノードjに配信することを要求するコンテンツ要求メッセージ(X、j)が、当該ノードjからそのコンテンツXをその記録部12内に記憶している他のノードに送信される(以下、受信したコンテンツ要求メッセージ(X、j)に対応して自らが記憶しているコンテンツ(X)をそのノードjに送信する上記他のノードをノードkとする)。
そして、そのコンテンツ(X)がノードjに送信されることで、配信元のノードkの記録部12に記憶されていたコンテンツ(X)のレプリカがノードjの記録部12内に作成されると、当該レプリカが作成されたノードjから、配信元であるノードkに対して複製作成メッセージ(X、W)が送信される。ここで、上記複製作成メッセージ(X、W)に含まれているパラメータWは、配信元のノードk内に記憶されていたコンテンツ(X)のレプリカが配信先のノードj内に作成されたことに起因して、実施形態に係る配信システム全体としてコンテンツ(X)の評価値を調整するために用いられる複製係数である。
なお、当該レプリカが作成されたノードjにおいては、当該作成されたレプリカを用いて上記配信要求操作に対応するそのレプリカ(すなわち、コンテンツ(X))の再生処理等が実行される。
次に、実施形態に係るコンテンツの配信動作並びにレプリカの作成動作について、具体的に図2乃至図6を用いて説明する。
先ず、当該各動作の全体について、図2を用いて説明する。なお、実施形態に係る配信システムにおいては、いずれのノードNも上記ノードj又はノードkとなり得るので、図2は、一つのノードNがノードjとなった場合とノードkとなった場合とを纏めて示している。
図2に示すように、実施形態に係るコンテンツの配信動作並びにレプリカの作成動作においては、先ず、一のノードNにおいては、そのノードNにおいてコンテンツの配信要求操作が実行されたか否かが常に監視されており(ステップS1)、当該配信要求操作がその一のノードNで実行された場合、すなわち、当該一のノードNが上記ノードjとなった場合は(ステップS1;yes)、当該要求されたコンテンツ(X)を取得するための処理が当該ノードjにおいて実行される(ステップS4)。
そして、当該コンテンツ(X)の取得処理完了後は、そのノードjの電源がオフとされたか否かが確認され(ステップS9)、電源がオフとされたときは(ステップS9;yes)そのままノードjにおける各動作を完了し、電源が引き続きオンのままであるときは(ステップS9;no)、次のコンテンツの取得処理に移行すべく上記ステップS1の処理に戻る。
一方、上記ステップS1の判定においてコンテンツの配信要求操作が実行されないときは(ステップS1;no)、次に、他のノードNから当該一のノードNに対して上記コンテンツ要求メッセージ(X、j)が送信されてきたか否かが判定される(ステップS2)。そして、当該コンテンツ要求メッセージ(X、j)が送信されてきた場合、すなわち、当該一のノードNが上記ノードkとなった場合は(ステップS2;yes)、現在当該ノードkが記憶しているコンテンツ(X)の評価値を取得(算出)する評価値取得処理が実行され、その取得結果が当該取得結果を示すパラメータVの値として一時的に記憶される(ステップS5)。
その後、上記ステップS2においてコンテンツ要求メッセージ(X、j)が送信されてきた(すなわち、ノードkに記憶されているコンテンツ(X)の配信要求操作が他の一のノードN(現時点におけるノードj)において実行された)ことに起因して、当該一時記憶されているパラメータVの値を「1」だけインクリメントして現在の当該コンテンツXについての評価値(当該コンテンツXについての評価値を、以下VALUE(X)とする)とした後(ステップS6)、現時点のノードjから配信要求されたコンテンツ(X)のデータをその要求操作が為されたノードjに送信し(ステップS7)、上記ステップS9に移行して以後上述した処理を実行する。
他方、上記ステップS2の判定においてコンテンツ要求メッセージ(X、j)がいずれのノードNからも送信されて来ないときは(ステップS2;no)、次に、現在ノードjとなっている他のノードNから現在ノードkとなっている当該一のノードNに対して、(要求されたコンテンツXの配信後における)上記複製作成メッセージ(X、W)が送信されて来たか否かが判定される(ステップS3)。そして、当該複製作成メッセージ(X、W)が送信されて来た場合、すなわち、現在のノードjにおいてコンテンツXのレプリカが作成された場合は(ステップS3;yes)、その配信したコンテンツ(X)についての上記評価値取得処理が現在の評価値VALUE(X)について実行され、新たな取得結果が上記パラメータVの値として一時的に記憶される(ステップS5)。
その後、送信されてきた複製作成メッセージ(X、W)に含まれていた複製係数Wを、上記ステップS5の処理において一時記憶されているパラメータVの値に乗じたものを現在の評価値VALUE(X)とした後(ステップS8)、上記ステップS9に移行して以後上述した処理を実行する。
次に、上記ステップS5としてのコンテンツ(X)についての評価値取得処理の詳細について、図3を用いて説明する。なお、図3は当該評価値取得処理の詳細を示すフローチャートである。
図3に示すように、第1実施形態に係るコンテンツ(X)についての評価値取得処理においては、先ず、当該評価値取得処理に係る三つのパラメータT、Tg及びTuを、夫々、「現在の時刻」、「最後に(すなわち直近過去に)ステップS5の処理を実行してコンテンツ(X)についての評価値をノードjにおいて取得した時刻」及び「24時間」と設定する(ステップS40。当該「24時間」は、本願の請求項4における「予め設定された時間」に相当する)。なお、パラメータTgとしての初期値は、当該コンテンツ(X)についての評価値VALUE(X)が予め設定された方法で最初に決められた時刻であることになる。
各パラメータの設定が完了すると、次に、現在、
T≧Tg+Tu
となっているか否か、すなわち、現在時刻が、最後にコンテンツ(X)についての評価値をノードjにおいて取得した時刻から24時間以上経過した時刻であるか否かを確認する(ステップS41)。
そして、現在時刻が、最後に当該評価値をノードjにおいて取得した時刻から24時間以上経過した時刻でないときは(ステップS41;no)、現時点ではコンテンツ(X)の評価値に何ら変更を加えることなくそのまま図2に示すステップS6又はS8に移行する。
一方、ステップS41の判定において、現在時刻が、最後に当該評価値をノードjにおいて取得した時刻から24時間以上経過した時刻であるときは(ステップS41;yes)、パラメータTgを、元のパラメータTgにパラメータTuを加算して得られる値に更新し(すなわち、パラメータTgの値を24時間分更新し)(ステップS42)、更に現在の評価値VALUE(X)の値を10%だけ減らして(ステップS43)、上記ステップS41に戻る。
以上説明したように、図3に示す評価値取得処理が常に実行されていることで、最後に評価値VALUE(X)が更新(ステップS43)されてから24時間経過する度に当該評価値VALUE(X)の値が10%ずつ減少していくことが、各コンテンツについて相互に独立に実行されることになる。よって、この結果として、第1実施形態の配信システムにおいては、対応する評価値が高いコンテンツも低いコンテンツも夫々独立にその評価値が24時間毎に10%ずつ低減されていくことになる。これにより、配信が過去に頻繁に要求され、その後要求頻度が減少したコンテンツの評価値が、それ以外のコンテンツの評価値に比べて過大になることなく評価値を更新することができるのである。
次に、上記ステップS4としてのコンテンツ(X)の取得処理の詳細について、図4を用いて説明する。なお、図4は当該取得処理の詳細を示すフローチャートである。
図4に示すように、第1実施形態に係るコンテンツ(X)の取得処理においては、先ず、当該コンテンツ(X)の取得要求操作が実行されたノードj内の記録部12に形成されている一時バッファメモリ(すなわち、再生用に一時的にコンテンツ(X)を記憶する記録部12内の領域)を初期化し(ステップS10)、次に、当該記録部12内の例えば不揮発性領域内にその所望されているコンテンツ(X)が既に記憶されているか否かを確認する(ステップS11)。そして、当該不揮発性領域内にそのコンテンツ(X)が既に記憶されているときは(ステップS11;yes)、改めて他のノードNからそのコンテンツ(X)の配信を受ける必要はないので、当該既に記憶されているコンテンツ(X)を初期化された(ステップS10)一時バッファメモリ内に保存し(ステップS18)、図2に示すステップS9に移行する。
一方、ステップS11の判定において、ノードjの記録部12内にコンテンツ(X)が記憶されていない場合は(ステップS11;no)、そのコンテンツ(X)が記憶されている記録部12を備える他のノードN(すなわち、ノードk)を、第1実施形態に係る配信システム内において検索する(ステップS12、S13)。なお、当該検索の具体的な方法としては、上記P2P型の配信システムの場合、いわゆるDHT(Distributed Hash Table;離散ハッシュテーブル)を用いた検索方法等を用いるのが好適である。
そして、当該ノードkとなるべき他のノードNが発見できないときは(ステップS13;no)、第1実施形態に係る配信システム内においては所望されているコンテンツ(X)が取得できないので、その旨をノードjにおける表示部16等を用いて使用者に告知し(ステップS19)、図2に示すステップS9に移行する。
他方、ステップS13の判定において、ノードkとなるべき他のノードNが発見できたときは(ステップS13;yes)、次に、当該ノードkに対してノードjから上記コンテンツ要求メッセージ(X、j)を送信し(ステップS14)、当該コンテンツ要求メッセージ(X、j)に対する返信としてのコンテンツ(X)のデータ自体の配信を待つ(ステップS15、S15;no)。そして、コンテンツ(X)のデータの配信がノードkから為されたときは(ステップS15;yes)、その配信されたコンテンツ(X)をノードjの上記一時バッファ内に一時的に記憶し(ステップS16)、その後、当該ノードjにおける再生処理に用いる。そして、一時バッファ内のコンテンツ(X)は当該再生処理が終了したのち、必要に応じて消去される。
なお、当該一時バッファ内とは別に、他のノードに対して提供可能なコンテンツの複製を作るべく、後述する複製作成処理(X、k)を実行し(ステップS17)、図2に示すステップS9に移行する。
なお、上記ステップS12又はS15の処理が実行される際には、これらと並行して、検索されたノードkとコンテンツ(X)の配信を受けるノードjとの間における当該配信の際にコンテンツ(X)が経由される図示しないルータの数(以下、当該数をホップ数と称する)を記録部12内に一時的に記憶する。なお、上記ホップ数は、例えばインターネットであれば、IPパケット中のTTL(Time To Live)フィールドの値を予めいくつにして送信するかをネットワーク内において規定しておき、IPパケット受信時にそれがいくつ減少しているかによって認識することができる。
最後に、上記ステップS17としての複製作成処理(X、k)の詳細について、図5を用いて説明する。なお、図5は当該複製作成処理の詳細を示すフローチャートである。
また、図5に示すフローチャートにおいて、パラメータMはノードjの記録部12に記憶されているコンテンツの数を示すパラメータであり、パラメータD[i](パラメータi=1、2、3、…、M)は当該記録部12に記憶されているコンテンツであってi番目に評価値VALUE(X)が小さいコンテンツを示すパラメータであり、パラメータSrは当該記録部12におけるコンテンツ記憶用の領域のうちコンテンツが未記録である領域(以下、単に未記録領域と称する)の情報量(以下、単に未記録領域情報量と称する)を示すパラメータであり、パラメータSIZE(X)はコンテンツ(X)のデジタルデータとしての情報量を示すパラメータである。
図5に示すように、第1実施形態に係るノードjにおいて実行される複製作成処理(X、k)においては、先ず、ノードj内の記録部12に記憶されているコンテンツのうち削除されるべきコンテンツのリストを示す削除データリストR[ ]を初期化し(ステップS20)、次に、そのときに上記一時バッファに記憶されているコンテンツ(X)を読み出し(ステップS21)、更に当該コンテンツ(X)に対応する複製係数Wを設定する(ステップS22)。
ここで、当該複製係数Wの値は、図4に示すステップS12又はS15において一時的に記憶していた上記ホップ数が大きいほど、すなわちノードjから見て遠方にあるノードkから送信されてきたコンテンツ(X)ほど大きく設定される。より具体的には、例えば、上記ホップ数が十未満であるときは「0.5」とされ、当該ホップ数が十以上であるときは「0.8」とされる。なお、上記したようにホップ数が大きいほど複製係数Wを大きくする理由については、後ほど詳述する。
ステップS22において複製係数Wが設定されると、次に、上記評価値取得処理が現在の評価値VALUE(X)について実行され、新たな取得結果が上記パラメータVの値として一時的に記憶される(ステップS5)。そして、当該一時記憶されているパラメータVに対して上記複製係数Wを乗算したものを新たなパラメータVとして設定し(ステップS23)、更に当該最新のパラメータVをそのときの評価値VALUE(X)として設定する(ステップS24)。
次に、パラメータiを「1」に初期化すると共に、現在のパラメータSrの値がコンテンツ(X)を記録するにあたってどの程度不足しているか(すなわち、記録部12の未記録領域内にコンテンツ(X)を記録することが可能か否か)を示すパラメータSを、
S=SIZE(X)−Sr
として算出する(ステップS25)。
そして、パラメータSが「0」以下となるか否か、すなわち、未記録領域情報量がコンテンツ(X)の情報量よりも多くなるか否かを確認し(ステップS26)、パラメータSが「0」以下となって未記録領域情報量がコンテンツ(X)の情報量よりも多くなるときは(ステップS26;yes)、そのときに削除データリストR[ ]内に記述されているコンテンツ(後述するように、評価値が低いことにより記録部12内から削除可能と判断されたコンテンツである)を全て削除し(ステップS31)、更に一時バッファ内に記憶されていたコンテンツ(X)を記録部12におけるコンテンツ記憶用の領域のうちの空いた(ステップS31参照)領域内に記憶し(ステップS32)、更にコンテンツ(X)を配信してきたノードkに対してその時に取得(ステップS22参照)されている複製係数Wを含む上記複製作成メッセージ(X、W)を送信する(ステップS33)。そして、ノードj内の記録部12に新たなコンテンツ(X)のレプリカが作成されたことを従来と同様の技術を用いて公開して(ステップS34)、図2に示すステップS9に(図4ステップS17を介して)移行する。
一方、ステップS26の判定において、パラメータSが「0」以下ではなく未記録領域情報量がコンテンツ(X)を記録するには未だ不足であるときは(ステップS26;no)、次に、パラメータiの値が値「M」までインクリメントされたか否かを確認する(ステップS27)。
そして、当該パラメータiの値が値「M」以下であるときは(ステップS27;yes)、次に、上記評価値取得処理がパラメータD[i]で示されるコンテンツD[i]に対応する現在の評価値VALUE(D[i])について実行され、新たな取得結果がパラメータVdの値として一時的に記憶される(ステップS5)。
次に、その一時的に記憶されているパラメータVdの値が現在のパラメータVの値(ステップS23参照)以下であるか否かを確認し(ステップS28)、パラメータVdの値が現在のパラメータVの値以下である場合は(ステップS28;yes)、コンテンツD[i]はその評価値VALUE(D[i])(=Vd)が低いがゆえに記録部12内から削除しても良いものであるとして上記削除データリストR[ ]内にそのコンテンツD[i]を追加する(ステップS29)。
そして、パラメータiを「1」だけインクリメントし、パラメータSを現在の値からパラメータSIZE(D[i])の値を引いたものに更新し(すなわち、コンテンツD[i]を将来削除すること(ステップS31参照)により当該コンテンツD[i]の分だけ未記録領域が増大したことを示すようにし)、更に現在のパラメータVの値をパラメータVdの分だけ減じて(すなわち、更に評価値の低いコンテンツを記録部12内において検索するための基準を下げて)(ステップS30)、上記ステップS26の処理に戻って以後上述した処理を繰り返す。
一方、上記ステップS28の判定において、パラメータVdの値が現在のパラメータVの値より大きい場合は(ステップS28;no)、現在のパラメータVdに対応するコンテンツ(D[i])はその評価値が高いために削除すべきものではないとして、そのまま図2に示すステップS9に(図4ステップS17を介して)移行する。
また、上記ステップS27の判定において、現在のパラメータiの値が値「M」より大きいときは(ステップS27;no)、削除すべきコンテンツは存在しないとして、同じくそのまま図2に示すステップS9に(図4ステップS17を介して)移行する。
ここで、上述したホップ数と複製係数Wの値との関係につき、ホップ数が大きいほど複製係数Wを大きくした理由について説明する。
一般に、ネットワークシステムを全体として効率的に動作させるためには、トラフィック(データの伝送)の集中がなく、全体的に平均してトラフィックが分散されていることが望ましい。一方で、一般的なネットワークは、いわゆるトポロジーに局所性を有しており、ネットワーク上の距離が多いノード同士が通信を行うことは、当該距離が近いノード同士が通信を行うことに比べてコストがかかり、またトラフィックの集中を生む。すなわち、なるべく近いノード同士が通信を行う方が(つまり、狭いエリア内で閉じた通信を行う方が)、ネットワーク全体としては利用効率が良くなるのである。こうした観点からすると、ネットワーク上の距離が遠い(すなわち上記ホップ数が大きい)ノードNからの配信要求は、ある特定地域内のネットワークを含む配信システムから見ると好ましい要求ではないので、なるべく少なくすべきである。しかしながら一方で、そのような遠方から配信を要求して来たと言うことは、逆に言えばその配信要求元のノードNの近辺には所望されるコンテンツを記憶した他のノードNが存在していなかったとも言える。そこで、第1実施形態のように、そのような遠方からの配信要求に対応する複製係数Wについてはその値を大きく(第1実施形態の場合「0.8」)設定し、一度配信された後はその配信先において削除され難いレプリカを作成させれば、その遠方地域内のノードNから再び配信要求がされる可能性を小さくすることができることになるのである。
次に、上記図2乃至図5に示す処理が実行されるときに、配信システム内に存在する各ノードN間において、コンテンツの授受並びにそれに伴う各コンテンツの評価値の変化がどのように進行するかについて、具体的に図6及び図7を用いて説明する。
なお、図6及び図7を用いて説明する例においては、配信システム内にコンテンツを記憶するノードN(すなわち、ノードkとなり得るノードN)がノードN1乃至N4の四つ存在し、一つのノードN内に記憶可能なコンテンツの数は二つまでであり、更に複製係数Wを「0.5」とする。また、以下の例では、一つのノードNについて一つのコンテンツ要求メッセージが送信されてくる度に対応する評価値は「1」だけインクリメントされ(図2ステップS6参照)、更に一つのレプリカがノードj内に作成されると(図5ステップS32参照)夫々の評価値に対して複製係数W(=0.5)が乗じられてその値が半分になることになる(図2ステップS8参照)。
すなわち、先ず図6に例示する場合は、第1実施形態に係る配信システム内のノードkたる四つのノードN1乃至N4夫々の記録部12内には、現状、図6(a)に例示するように、ノードN1の記録部12内には評価値が「3」であるコンテンツC1及び評価値が「1」であるコンテンツC2が記憶されており、ノードN2の記録部12内には評価値が「0」であるコンテンツC2及び評価値が「1」であるコンテンツC3が記憶されており、ノードN3の記録部12内には評価値が「1」であるコンテンツC3及び評価値が「0」であるコンテンツC4が記憶されており、ノードN4の記録部12内には評価値が「1」であるコンテンツC4及び評価値が「3」であるコンテンツC1が記憶されている。このとき、第1実施形態に係るP2P型の配信システムでは、各コンテンツC1乃至C4夫々の配信システム内の数は夫々同一となっている。
次に、図6(a)の状態において、例えば、ノードN2においていずれかのノードからコンテンツC1の伝送を要求する(図2ステップS1;yes参照)場合、先ず、当該ノードN2は、所望されるコンテンツC1を記憶している例えばノードN1を取得し(図4ステップS13;yes参照)、当該ノードN1に対してコンテンツC1の伝送を要求する旨のコンテンツ要求メッセージ(C1,N2)を送信する(図4ステップS14参照)。
次に、図6(b)に例示するように、当該コンテンツ要求メッセージ(C1,N2)を受信したノードN1は、自己が記憶しているコンテンツC1の評価値を「1」だけインクリメントして「4」とした後(図2ステップS6参照)、当該コンテンツC1をノードN2に伝送する(図2ステップS7参照)。
これにより、ノードN2は、図6(c)に例示するように当該送信されてきたコンテンツC1を受信し、当該コンテンツC1の評価値にその時の複製係数W(=0.5)を乗じた新たなコンテンツC1の評価値(=2)を取得する(図5ステップS22及びS23参照)。
次に、ノードN2は、現在自身の記憶部12内に記憶しているコンテンツの中で最も評価値が低いコンテンツC2の当該評価値(=0)が「2」以下であるため(図5ステップS28;yes)、当該コンテンツC2を削除して(図5ステップS29及びS31参照)、新たなコンテンツC1のレプリカを作成する(図5ステップS32参照)。
そして、ノードN2は、当該レプリカの作成が完了すると、その旨を示す複製作成メッセージ(C1,W)を作成し、図6(c)に例示するようにコンテンツC1の供給元であるノードN1に送信する(図5ステップS33参照)。
これにより、当該ノードN1は当該複製作成メッセージ(C1,W)を受信すると(図2ステップS3;yes参照)、コンテンツC1の現在の評価値(=4)に送信されてきた複製係数W(=0.5)を乗じ、その結果(=2)をコンテンツC1の新しい評価値として記憶する(図2ステップS8参照)。
以上例示した一連の動作により、図6(d)に示すように、各コンテンツC毎の評価値が最終的に配信システム内で再度バランスの取れたものとされる。
次に、第1実施形態に係る他の具体例について図7を用いて例示しつつ説明する。
すなわち、図7(a)に示すように、図6(a)に示すものと同様の状態において、ノードN4においていずれかのノードからコンテンツC2の伝送を要求する(図2ステップS1;yes参照)とする。このとき、当該ノードN4は、所望されるコンテンツC2を記憶している例えばノードN2を発見し(図4ステップS13;yes参照)、当該ノードN2に対してコンテンツC2の伝送を要求する旨のコンテンツ要求メッセージ(C2,N4)を送信する(図4ステップS14参照)。
次に、図7(b)に例示するように、当該コンテンツ要求メッセージ(C2,N4)を受信したノードN2は、自己が記憶しているコンテンツC2の評価値を「1」だけインクリメントして「1」とした後(図2ステップS6参照)、当該コンテンツC2をノードN4に伝送する(図2ステップS7参照)。
これにより、ノードN4は、図7(c)に例示するように当該送信されてきたコンテンツC2を受信し、当該コンテンツC2の評価値にその時の複製係数W(=0.5)を乗じた新たなコンテンツC2の評価値(=0.5)を取得する(図5ステップS22及びS23参照)。
次に、ノードN4は、現在自身の記憶部12内に記憶しているコンテンツの中で最も評価値が低いコンテンツC4の当該評価値(=1)が「0.5」以下ではないため(図5ステップS28;no)、受信したコンテンツC2のレプリカは作成せずにそのまま処理を終了する。
以上説明したように、第1実施形態に係る配信システムの動作によれば、少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価値が、各コンテンツについて記憶されているので、その評価値に応じて配信システム内における当該コンテンツのレプリカの数等を制御することができる。
従って、配信システム内におけるレプリカ数並びに各レプリカを記憶させておくノードNの指定をその評価値に基づいて制御することで、当該配信システム内において必要な数のレプリカを適切なネットワーク上の位置に自律的に配置でき、より効率的に必要なコンテンツを配信することができる。
また、配信要求が為される度に評価値が増大するので、実際の配信要求数、すなわち、配信システム内のノードNを使用する使用者におけるそのコンテンツの実際の人気度を対応する評価値が正確に反映することとなり、上記レプリカ数を実際の人気度に応じて適切に配信システム内に配置することができる。
更に、配信先にコンテンツのレプリカが生成されたときに当該配信先から送信されてきた複製係数を当該配信したコンテンツに対応する評価値に乗じて得られる値を当該コンテンツに対応する新たな評価値とし、且つその複製係数が、配信先のノードNとの間のネットワーク上の距離(すなわち上記ホップ数)に対応した1未満の値を有するので、配信先のノードNに当該配信したコンテンツのレプリカが生成されたとき、そのレプリカが生成されたノードNとのネットワーク上の距離及びそのレプリカ自体との関係で評価値を適切に更新することができる。
更にまた、各コンテンツに対応する評価値が、夫々に予め設定された時間経過毎に減少していくので、配信が頻繁に要求されるコンテンツとそれ以外のコンテンツとの間の格差を過大にすることなく評価値を更新することができる。
また、配信が要求されたコンテンツが記録されていないとき、当該コンテンツを記録している他のノードNを検索し、その検索された他のノードNに対してコンテンツ要求メッセージを送信し、そのコンテンツ要求メッセージに対応するコンテンツを対応する評価値と共に当該コンテンツのレプリカとして取得し、更にそのコンテンツを取得したとき、当該取得したコンテンツに対応する複製係数をコンテンツに対応する評価値に乗じて得られる値を、対応する新たな評価値として記憶し、且つ当該複製係数が他のノードNとの間のネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有するので、新たなコンテンツをレプリカとして取得したとき、その配信元のノードNとのネットワーク上の距離及びその取得したコンテンツ自体との関係で評価値を適切に更新することができる。
更に、配信要求を受けたノードN内に当該コンテンツのレプリカが記録されたとき、その旨を示す複製作成メッセージを複製係数と共にそのコンテンツの配信元に送信するので、当該配信元のノードNに記録されているコンテンツに対応する評価値を上記レプリカとの関係で適切に更新することができる。
更にまた、評価値に応じて削除すべき削除コンテンツとして指定し、記録部12における空き記録容量が次に伝送を受けるべき他のコンテンツの情報量以下となったとき、削除コンテンツとして指定されたコンテンツを実際に記録部12から削除するので、次に伝送を受けるべき他のコンテンツとの関係で、適切な時期に不要となったコンテンツを削除して効率的に新たなコンテンツの伝送を受けることができる。
また、複製係数の値がネットワーク上の距離が長いほど大きい値となるように設定されているので、ネットワーク上において遠方にあるノードNからの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内のノードN間において、当該範囲内のノードNからの配信要求数が多いコンテンツを効率的に配分して記録することができる。
(II)コンテンツの配信動作及びレプリカの作成動作の第2実施形態
次に、本発明に係る他の実施形態である第2実施形態について、図8及び図9を用いて説明する。なお、図8は当該第2実施形態に係る複製作成処理を示すフローチャートであり、図9は当該複製作成処理の結果を例示する図である。
上述した第1実施形態においては、評価値がそのときの閾値(パラメータV)より低くなってしまったコンテンツは全てそれらを記憶していたノードN内から削除することとした(図5ステップS31参照)が、以下に説明する第2実施形態では、配信システム内の他のノードN内にレプリカが存在しないコンテンツは、その評価値に拘わらず削除しないこととする。
なお、第2実施形態に係る配信システムにおける動作については、図8に示す複製作成処理(ステップS17)以外は第1実施形態に係る配信システムにおける動作と同一であるので、細部の説明は省略する。更に、図8に示す複製作成処理において、図5に示す第1実施形態に係る複製作成処理と同様の処理については、同様のステップ番号を付して細部の説明を省略する。
図8に示すように、第2実施形態に係るノードjにおいて実行される複製作成処理(X、k)においては、先ず、第1実施形態に係る当該複製作成処理(X、k)と同様の、ステップS20乃至S22、S5、S23乃至S28並びにS31乃至S34が実行される。
そして、ステップS28の判定において、パラメータVdの値が現在のパラメータVの値以下である場合は(ステップS28;yes)、コンテンツD[i]が記憶されている記録部12を備える他のノードN(すなわち、ノードk)を、第2実施形態に係る配信システム内において検索する(ステップS40、S41)。
ここで、当該検索により当該他のノードNが発見できたか否かの判断(ステップS41)の際には、予め設定されたホップ数に想到するネットワーク上の範囲にまで探索範囲を広げても目的とする他のノードNが発見されない場合には、「発見できず(ステップS41;no)」との判断をすることとする。
ステップS41の判定において、目的とするコンテンツ(D[i])を記憶するノードkが発見できたときは(ステップS41;yes)、その評価値VALUE(D[i])(=Vd)が低いがゆえにノードj内の記録部12内から削除しても良いものであるとして上記削除データリストR[ ]内にそのコンテンツD[i]を追加する(ステップS29)。
そして、パラメータSを現在の値からパラメータSIZE(D[i])の値を引いたものに更新し(すなわち、コンテンツD[i]を将来削除すること(ステップS31参照)により当該コンテンツD[i]の分だけ未記録領域が増大したことを示すようにし)、更に現在のパラメータVの値をパラメータVdの分だけ減じ(すなわち、更に評価値の低いコンテンツを記録部12内において検索するための基準を下げて)(ステップS42)、更にパラメータiを「1」だけインクリメントした(ステップS43)後、上記ステップS26の処理に戻って以後上述した処理を繰り返す。
一方、上記ステップS41の判定において、目的とするコンテンツ(D[i])を記憶するノードkが発見できなかったときは(ステップS41;no)、配信システム内のいずれのノードNにもコンテンツ(D[i])が存在せず、従って当該コンテンツ(D[i])を現在のノードjからも削除してしまうともはや当該配信システム内にはそのコンテンツ(D[i])が存在しなくなって以後その配信が不可能となるため、コンテンツ(D[i])を削除データリストR[ ]内に追加することはせずに、上記ステップS29及びS43を経ずそのまま上記ステップS43へ移行する。
次に、上記図8に示す複製作成処理を含む第2実施形態に係る各動作が実行されるときに、配信システム内に存在する各ノードN間において、コンテンツの授受並びにそれに伴う各コンテンツの評価値の変化がどのように進行するかについて、図6において例示した場合を援用して具体的に図9を用いて説明する。
すなわち、各ノードN1乃至N4内の各コンテンツC1乃至C4の評価値が図9(a)に夫々( )で示す値となっていたとする。なお、図9に示す各ノードN1乃至N4に対する配信要求元につき、ノードN1内のコンテンツC1に対する配信要求の一つはノードN2が配信要求元(ノードN2内には現在コンテンツC1が記憶されていないため)であったとし、同じくノードN1内のコンテンツC1に対する配信要求の他の一つはノードN4が配信要求元(ノードN4内にも現在コンテンツC1が記憶されていないため)であったとし、更にノードN2に対してそれに記憶されていないコンテンツC1の配信要求が、ノードN3を配信要求元として為されたとする。
そして、上記の条件の下、第2実施形態に係る複製作成処理(図4ステップS17参照)及び評価値の調整処理(図2ステップS8参照)が終了した後は、第一段階として図9(b)に示すように、ノードN2内のコンテンツC3がその評価値が「0」であったことに起因してノードN2内から消去されると共に、これに代えてノードN1内のコンテンツC1のレプリカがノードN2内に作成され(図9ステップS32参照)、更にノードN1内のコンテンツC1の評価値及びノードN2内の新たなコンテンツC1(のレプリカ)の評価値が、夫々「4」及び「3」とされる(図2ステップS8及び図4ステップS17参照)。
次に、第二段階として図9(c)に示すように、ノードN4内のコンテンツC3がその評価値が「0」であったことに起因してノードN4内から消去されると共に、これに代えてノードN1内のコンテンツC1のレプリカがノードN4内に作成され(図9ステップS32参照)、更にノードN1内のコンテンツC1の評価値及びノードN4内の新たなコンテンツC1(のレプリカ)の評価値が、夫々「2」とされる(図2ステップS8及び図4ステップS17参照)。更に同様に、ノードN3内のコンテンツC4がその評価値が「0」であったことに起因してノードN3内から消去される(これは、第2実施形態に係る配信システム内には、ノードN3内のコンテンツC4を削除したとしても、まだノードN4内にコンテンツC4が残っていることで、当該ノードN3内のコンテンツC4の削除が許可される(図8ステップS41;yes参照)ことによる)と共に、これに代えてノードN2内のコンテンツC1のレプリカがノードN3内に作成され(図9ステップS32参照)、更にノードN2内のコンテンツC1の評価値及びノードN3内の新たなコンテンツC1(のレプリカ)の評価値が、夫々「2」及び「1」とされる(図2ステップS8及び図4ステップS17参照)。これにより、図9(c)に示すように、各コンテンツC毎の評価値が配信システム内で再度バランスの取れたものとされる。
以上説明したように、第2実施形態に係る複製作成処理(X、k)によれば、第1実施形態に係る配信システムの動作による効果に加えて、削除すべきコンテンツのレプリカが配信システム内のいずれかのノードNに存在することが確認された場合を除き、当該削除すべきコンテンツをその削除指定対象から除外するので、結果として、当該レプリカが配信システム内のいずれのノードNにも存在しないときは削除すべきコンテンツであっても記録部12から削除しないので(図10ステップS41;no参照)、当該コンテンツが配信システム内から全て消滅してしまうことを防止することができる。
また、予め設定されたネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかのノードNに削除すべきコンテンツのレプリカが存在するとき、当該削除すべきコンテンツのレプリカが配信システム内のいずれかのノードNに存在すると確認するので、上記探索範囲外にあるノードNをコンテンツの存在確認範囲から除外することで、ネットワーク上において遠方にあるノードNへの配信要求の発生をある程度防止することができ、ネットワーク上におけるある範囲内のノードN間において、当該範囲内のノードNからの配信要求数が多いコンテンツを効率的に配分して記録することができる。
なお、上記した複製係数Wの値については、上述したホップ数によるものの他に、例えば、配信システム内のレプリカの数に基づいて決定しても良く、これらは、これまでのコンテンツの配信状況からホップ数又はレプリカ数夫々の平均値を求める等により経験的に求めることができる。
更に、上述した図2乃至図5及び図10に示すフローチャートに対応するプログラムを、フレキシブルディスク又はハードディスク等の情報記録媒体に記録しておき、又はインターネット等を介して取得して記録しておき、これらを汎用のコンピュータで読み出して実行することにより、当該コンピュータを実施形態に係る制御部11として機能させることも可能である。
以上夫々説明したように、本発明はネットワークを介したコンテンツの配信の分野に利用することが可能であり、特にダウンロード形式によるコンテンツの配信の分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
第1実施形態に係るノードの概要構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るノードにおける各動作を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るノードにおける評価値取得処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るノードにおけるコンテンツ取得処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るノードにおける複製作成処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るノード間におけるコンテンツの配信状態を例示する図であり、(a)は配信の第一段階を例示する図であり、(b)は配信の第二段階の状態を例示する図であり、(c)は配信の第三段階を例示する図であり、(d)は配信の第四段階を例示する図である。 第1実施形態に係るノード間におけるコンテンツの他の配信状態を例示する図(II)であり、(a)は配信の第一段階を例示する図であり、(b)は配信の第二段階の状態を例示する図であり、(c)は配信の第三段階を例示する図である。 第2実施形態に係るノードにおける複製作成処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るノード間におけるコンテンツの配信状態を例示する図であり、(a)は複製作成処理の第一段階を例示する図であり、(b)は複製作成処理の第二段階の状態を例示する図であり、(c)は複製作成処理の第三段階の状態を例示する図である。
符号の説明
11 制御部
12 記録部
13 バッファメモリ
14 デコーダ部
15 映像処理部
16 表示部
17 音声処理部
18 スピーカ
20 通信部
21 入力部
22 バス
N、N1、N2、N3、N4 ノード
C1、C2、C3、C4 コンテンツ

Claims (12)

  1. 配信されるべき配信情報が、ネットワークを介して情報処理装置間で相互に直接授受される情報配信システムを構成する当該情報処理装置において、
    前記配信情報を一又は複数記録する記録手段と、
    少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報を、各前記配信情報について生成して記憶する評価情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記記録手段に記録されているいずれかの前記配信情報の配信が前記ネットワーク上の他の前記情報処理装置から要求される度に、当該要求された配信情報に対応する前記評価情報の値を増大させる評価情報更新手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理装置において、
    前記評価情報記憶手段は、前記ネットワーク上の他の前記情報処理装置からの伝送要求情報に対応して前記記録手段に記録されているいずれかの前記配信情報を当該他の情報処理装置に伝送した場合において、前記伝送した配信情報の複製を当該他の情報処理装置内に作成した旨の複製作成情報が、当該複製された配信情報に対応する複製係数と共に前記他の情報処理装置から送信されてきたとき、前記他の情報処理装置に前記配信情報を配信した時点における当該配信情報に対応する前記評価情報の値に当該送信されてきた複製係数を乗じて得られる値を、当該配信した配信情報に対応する新たな前記評価情報の値として記憶し、
    更に前記複製係数が、前記評価情報記憶手段を備える前記情報処理装置と前記複製作成情報を送信してきた前記他の情報処理装置との間の前記ネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    各前記評価情報の値を、予め設定された時間が経過する度に減少させる評価情報更新手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    配信が要求された前記配信情報が前記記録手段内に記録されていないとき、当該配信要求の対象である前記配信情報を記録した前記記録手段を備える他の前記情報処理装置を前記ネットワーク上において検索する検索手段と、
    前記検索された他の情報処理装置に対して当該配信情報を転送することを要求する旨の伝送要求情報を送信する送信手段と、
    前記伝送要求情報に対応する前記配信情報を、当該配信情報に対応する前記評価情報と共に前記検索された他の情報処理装置から当該配信情報の複製として取得する取得手段と、
    を備え、
    前記評価情報記憶手段は、前記検索された他の情報処理装置から前記配信情報を取得したとき、当該取得した配信情報に対応する複製係数を前記配信情報と共に取得された前記評価情報の値に乗じて得られる値を、当該配信した配信情報に対応する新たな前記評価情報の値として記憶し、
    更に前記複製係数が、前記検索された他の情報処理装置と前記評価情報記憶手段を備える前記情報処理装置との間の前記ネットワーク上の距離に対応した1未満の値を有することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置において、
    前記検索された他の情報処理装置から取得した前記配信情報を複製として前記記録手段に記録させたとき、当該配信情報を複製として前記記録手段に記録した旨の複製作成情報を、当該記録された配信情報に対応する前記複製係数と共に前記検索された他の情報処理装置に送信する複製作成情報送信手段を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項5又は6に記載の情報処理装置において、
    前記記憶された新たな値より小さい値を有する前記評価情報である削除評価情報に対応する前記配信情報を、前記記録手段から削除すべき削除配信情報として指定する指定手段を更に備え、
    前記記録手段における空き記録容量が、次に伝送を受けるべき他の前記配信情報の情報量以下となったとき、前記削除配信情報として指定された前記配信情報を実際に前記記録手段から削除することを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記指定手段は、
    前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在するか否かを確認する確認手段を備え、
    当該複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在することが確認された場合を除き、前記削除評価情報に対応する前記配信情報を前記削除配信情報としての指定対象から除外することを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記確認手段は、当該情報処理装置を含む予め設定された前記ネットワーク上の探索範囲内にあるいずれかの前記情報処理装置に前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が存在するとき、前記削除評価情報に対応する前記配信情報の複製が前記ネットワーク上のいずれかの前記情報処理装置に存在すると確認することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項3、5から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記複製係数の値は、前記距離が長いほど大きい値となるように予め設定されていることを特徴とする情報処理装置。
  11. 配信されるべき配信情報が、ネットワークを介して情報処理装置間で相互に直接授受される情報配信システムを構成し、記録手段と、評価情報記憶手段と、を夫々に備える当該情報処理装置において実行される情報処理方法において、
    前記記録手段に前記配信情報を一又は複数記録させる記録工程と、
    少なくとも配信要求数に基づいた値を有する評価情報を、各前記配信情報について生成して前記評価情報記憶手段に記憶させる評価情報記憶工程と、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理用プログラム。
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