JP2006277313A - メール通信方法及びメール通信システム - Google Patents

メール通信方法及びメール通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006277313A
JP2006277313A JP2005095297A JP2005095297A JP2006277313A JP 2006277313 A JP2006277313 A JP 2006277313A JP 2005095297 A JP2005095297 A JP 2005095297A JP 2005095297 A JP2005095297 A JP 2005095297A JP 2006277313 A JP2006277313 A JP 2006277313A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
character string
address
determination
server
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005095297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4435006B2 (ja
Inventor
Koji Wakamatsu
広司 若松
Masashi Hasegawa
真史 長谷川
Eiji Ueda
英二 上田
Takeshi Yoshinaga
剛 吉永
Naoki Tanaka
直樹 田中
Hitoshi Fujimoto
仁 藤本
Yuji Tsuzuki
裕二 続木
Yuichi Nakatani
友一 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SoftBank Corp
Original Assignee
Vodafone KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Vodafone KK filed Critical Vodafone KK
Priority to JP2005095297A priority Critical patent/JP4435006B2/ja
Publication of JP2006277313A publication Critical patent/JP2006277313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4435006B2 publication Critical patent/JP4435006B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】
なりすましメールを排除すると共に、必要なEメールは配信することができるメール通信方法を提供する。
【解決手段】
A事業者サーバ50が、プロバイダサーバ31により転送されたEメールを受信すると、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接受信されたEメールではないと判定し、配信要求を行わない。次に、送信元アドレス判定部65は、Eメールヘッダの「From」になりすましドメイン名リストの文字列が含まれると判定し、配信要求を行わない。最後に、ヘッダ文字列判定部62は、Eメールヘッダの「To」に、救済リストにプロバイダサーバ31のEメールアドレスの文字列があることを判定すると、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。したがって、なりすましメールを排除しつつ、必要なEメールは配信することができる。
【選択図】 図11

Description

本発明は、メール通信方法及びメール通信システムに係り、より詳しくは、迷惑メールを排除するメール通信方法及び、その方法を使用したメール通信システムに関する。
従来から、電子メール機能付きの携帯電話に、商業目的の電子メールが大量に送られてくるという、いわゆる迷惑メールの問題が発生している。このような商業目的の電子メールは、一度に大量の電子メールの送信をおこなうため、インターネットに接続されたパソコン等の固定端末から専用のソフトウェアを利用して送信されており、更に、それらの電子メールのヘッダ情報のひとつである送信元を表すアドレスには、商業目的の電子メールであることが容易にわからないように、携帯電話等のアドレスを設定し、あたかも携帯電話から送られた電子メールであるかのようになりすましたメールとして送信される場合が多い。
このような携帯電話からおくられた電子メールになりすました迷惑メールを排除するために、携帯電話の通信を管理する移動通信事業者では、電子メールのヘッダ情報の送信元アドレスを携帯電話のアドレスとしている電子メールで、移動通信事業者の所定の経路を通過していない電子メールについては、移動通信事業者のメールサーバで通過させないとする対策がとられている(非特許文献1等参照。以下、従来例という。)。
"迷惑メールの防止方法"、[online]、ツーカーセルラー東京、[平成17年3月17日検索]、インターネット<URL:www.tu-ka.co.jp/topics/safemail.html>
上述した従来例の技術は、迷惑メールを排除するために有効な技術として利用されているが、携帯電話になりすましていると判断されるメールをすべで排除しているため、迷惑メールと同時に携帯電話の利用者に必要な、迷惑メールでない電子メールも排除してしまっている場合がある。具体的には、パソコンのメールアドレスに送信される電子メールを自分の携帯電話に転送している場合や、いわゆるメーリングリストのメンバに携帯電話のアドレスを登録して、メーリングリストの電子メールを受信する設定をしている場合には、実際の送信元が携帯電話であっても、インターネット上の転送サーバやメーリングリストサーバを経由しているため、移動通信事業者の所定の経路を通過していない電子メールであると判断され、移動通信事業者のサーバにより排除されてしまうこととなってしまう。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、迷惑メールを排除すると共に、必要な電子メールは配信することができるメール通信方法及びその方法を使用したメール通信システムを提供することを目的とする。
本発明のメール通信方法は、メール通信サーバシステムにおけるメール通信方法であって、受信した電子メールが所定経路以外の経路を経由して受信されているかどうかを判定するメール経路判定工程と;前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定工程と;前記電子メールの特定部分に、予め指定された文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定工程と;前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてにおいて肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを配信するメール配信工程と;を備え、前記選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置から、前記メール通信サーバシステムに直接送信される電子メールは、前記所定の経路を経由する、ことを特徴とするメール通信方法である。
このメール通信方法では、まず、メール経路判定工程において、受信した電子メールが、所定経路以外の経路を経由しているかどうかを判定する。経由しているかどうかは、電子メールのヘッダ情報の「Received」タグに含まれるサーバ名を確認することによって判定したり、所定の経路の場合には所定のIPアドレスを有する送受信手段で受信されることとして判定する等、ソフトウェア処理かハードウェア処理かにかかわらず、電子メールの経路の一部を確認できる方法であれば、この工程に使用することができる。
次に、送信元アドレス文字列判定工程において、受信した電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、判定に用いられる「送信元とされるアドレス」は、受信した電子メールのヘッダ情報の「From」タグに含まれる文字列であることを意味する。文字列には、メールアドレスのドメイン名を表す文字列をはじめその他の文字列を選定することができる。
次に、特定部分文字列判定工程において、電子メールの特定部分に、予め指定された文字列が含まれないかどうかの判定を行う。この「特定部分」は、電子メールのヘッダ情報の部分や本文の部分であってもよいし、電子メールの実際の送信先等が記録されるエンベロープとよばれる部分であってもよい。最後に、メール配信工程において、これらの3つの判定工程のすべてにおいて、肯定的な判定がされた場合を除き、電子メールが配信される。
ここで、このメール通信方法は、選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置から、メール通信サーバシステムに直接送信される電子メールは、所定の経路を経由する、ことを特徴としている。この「選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置」とは、そのメールアドレスを直接管理するメールサーバ装置を含め、直接管理していなくても、そのメールアドレスから送信される電子メールについて使用されることになっているメールサーバ装置その他の関係するメールサーバ装置を含む意である。「メール通信サーバシステムに直接送信」とは、このメール通信サーバシステムが受信するまでに、別のメールサーバ(SMTPサーバ)を経由しないで送信される意である。要するに、ここでいう所定の経路を経由することは、メールアドレスの所有者等その他の正当な利用者から送信されていることを推定できることになる。
つまり、本発明のメール通信方法によれば、所定の経路を経由している、つまりメールアドレスの正当な利用者から送信された電子メールの場合には電子メールは配信され、また、所定の経路を経由していない場合でも、電子メールの送信元アドレスに選定された文字列を含まない場合には、配信される。更に、所定の経路を経由していない場合で、電子メールの送信元アドレスに選定された文字列を含むときでも、特定部分に指定された文字列を含む場合には配信される。したがって、本発明のメール通信方法によれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された電子メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メール、例えば、選定された文字列を含むメールアドレスの正当な利用者から、転送メールサーバやメーリングリストサーバを経由して特定部分に指定された文字列を含むこととなった電子メールについては、配信されることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてについて肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄工程を更に備える、とすることができる。ここでの「破棄」の意味は、電子メールのデータを記憶装置から破棄することのみを意味するだけでなく、電子メールが送達されなかったことについて、送信者に通知しないことを含むものとする。したがって、不必要な電子メールについては破棄することにより、電子メールの配信を行わないばかりでなく、選定された文字列を含むメールアドレスの利用者が送信元であると偽って送信した者には、エラーを通知せず、送達されたものと思わせることにより、同じ迷惑メールを送信させないことができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記選定された文字列は、移動通信事業者に係るドメイン名である、とすることができる。したがって、移動通信事業者に係る端末から送信されたと偽った電子メールを排除しつつ、必要な電子メールを受信することができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記特定部分は、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分である、とすることができる。ここで、「送信先」とは電子メールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」タグに含まれる文字列を意味する。したがって、必要な電子メールのうち、送信先であるメールアドレスを指定することができるため、送信先のメールアドレスとして、転送されるメールアドレスやメーリングリストのメールアドレスを指定することにより、これらの電子メールについては配信されることができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記特定部分は、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分である、とすることができる。ここで、「送信元」及び「件名」とは、それぞれ電子メールのヘッダ情報の「From」及び「Subject」タグに含まれる文字列を意味する。したがって、必要な電子メールのうち、電子メールのヘッダ情報に含まれる様々な情報を利用できるため、必要な電子メールに複雑な条件が指定される必要がある場合でも、ヘッダ情報に当該条件を指定することにより、必要な電子メールについて配信されることができる。
また、本発明のメール通信方法では、前記メール配信工程により、配信される電子メールの配信先は移動通信端末装置であり、前記予め指定された文字列は、前記移動通信端末装置の利用者により指定される、とすることができる。したがって、移動通信端末装置の利用者は、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽ったメールを排除することができると共に、必要な電子メールについては、特定部分の文字列を指定することにより、配信されることができる。
本発明のメール通信サーバシステムは、少なくとも1つのメール通信サーバ装置を含むメール通信サーバシステムであって、受信した電子メールが所定経路以外の経路を経由して受信されているかどうかを判定するメール経路判定手段と;前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定手段と、前記電子メールの特定部分に、予め指定された文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定手段と;前記メール経路判定手段、前記送信元アドレス文字列判定手段及び前記特定部分文字列判定手段のすべてにおいて肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを配信するメール配信手段と;を備え、前記選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置から、直接送信される電子メールは、前記所定の経路を経由する、ことを特徴とするメール通信サーバシステムである。
このメール通信サーバシステムにおける用語等の意味は、前述のメール通信方法における場合と同じである。したがって、本発明のメール通信サーバシステムによれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された電子メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メール、例えば、選定された文字列を含むメールアドレスの正当な利用者から、転送メールサーバやメーリングリストサーバを経由して特定部分に指定された文字列を含むこととなった電子メールについては、配信されることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、本発明のメール通信サーバシステムでは、前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてについて肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄手段を更に備える、とすることができる。ここでの「破棄」の意味は、前述のメール通信方法の場合と同じ意味で用いられている。したがって、不必要な電子メールについては破棄することにより、電子メールの配信を行わないばかりでなく、選定された文字列を含むメールアドレスの利用者と偽って送信した者には、エラーを通知せず、送達されたものと思わせることにより、同じ迷惑メールを送信をさせないことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明のメール通信方法及びメール通信サーバシステムによれば、選定された文字列を含むメールアドレスを送信元と偽って送信された迷惑メールは原則的に排除しつつ、例外的に特定部分に指定された文字列を含む電子メールについては、配信することができ、利用者の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜図12を参照しつつ説明する。なお、これらの図においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の説明においては、インターネットを介して、移動通信端末や固定端末に送受信することができる電子メールを「Eメール」とする。
図1には、本発明のメール通信システムを含む一実施形態である通信ネットワークシステム100の構成が模式的に示されている。図1に示されるように、この通信ネットワークシステム100は、(a)Eメールの送受信機能を有する移動通信端末装置であって、Eメールアドレスを「keitai10@carrier40.ne.jp」とする携帯電話10と、(b)同じくEメール送受信機能を有し、Eメールアドレスを「keitai20@carrier21.ne.jp」するEメールを送信する携帯電話20と、(c)携帯電話10に対して、Eメールのヘッダの送信元アドレスを携帯電話20の「keitai20@carrier21.ne.jp」と偽ってメールを送信する固定端末32と、(d)インターネット網30と、(e)携帯電話10と無線通信を行うと共に、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するA事業者移動網40と、(f)携帯電話20との無線通信を行うと共に、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するB事業者移動網21と、(g)固定端末32が、インターネット網30に接続するためのプロバイダ機能を有するメールサーバ装置であり、送信先のEメールアドレスを「keitai10@provider31.ne.jp」とするEメールを受信した場合には、携帯電話10のEメールアドレスである「keitai10@carrier40.ne.jp」に転送する機能を有するプロバイダサーバ31と、(h)送信先のEメールアドレスを「information@ml.provider33.ne.jp」とするEメールを受信した場合には、携帯電話10のEメールアドレス及びその他の登録されたEメールアドレスにEメールを送信する、いわゆるメーリングリスト機能を有するメールサーバ装置であるメーリンクリストサーバ33と、を備えている。
ここで、A事業者移動網40は、携帯電話10と直接無線通信を行う基地局41と、インターネット網30に接続するためのメールサーバであるA事業者サーバ50と、を備えている。また、B事業者移動網21は、携帯電話10と直接無線通信を行う基地局22と、インターネット網30に接続するためのメールサーバであるB事業者サーバ23と、を備えている。以下の説明では、A事業者サーバ50が受信するEメールのうち、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに含まれるEメールアドレスが、B事業者の管理するアドレスであって、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されていないEメールのことを、送信元を偽って送信しているか否かにかかわらず、「なりすまし」メールであると定義する。
図2には、携帯電話10の外観構成が概略的に示されている。図2に示されるように、携帯電話10は、(i)電話番号を入力するためのテンキー、及び、動作モードの切替等の各種指令を入力するためのファンクションキーを有する操作部12と、(ii)携帯電話10の操作案内や動作状況の表示、及び作成したEメールや受信したEメールの表示を行う表示装置13と、(iii)通話時に通信相手から送られてきた音声信号を再生する通話用スピーカ14と、(iv)集音時に音を入力したり、通話時に音声を入力したりするためのマイクロフォン15と、(v)着信音や案内音を発生するための案内用スピーカ16と、(vi)基地局41と無線通信を行うためのアンテナ17とを備えている。なお、携帯電話20も携帯電話10と同様の構成である。
図3には、A事業者サーバ50内部の制御システムが概略的に示されている。A事業者サーバ50は、システム全体を統括制御する制御部52と、インターネット網30との通信を行うインターネット網送受信部51と、A事業者移動網40内との通信を行うA事業者網送受信部53とを備えている。
ここで、制御部52は、(a)主にインターネット網30から受信したEメールを一時的に保存するEメール一時保存部54と、(b)主にEメール一時保存部54に一時保存されたEメールを各携帯電話に配信するかどうかの判定を行い、Eメールの配信を管理するメール配信管理部55と、(c)A事業者網送受信部53及び基地局41を介して、携帯電話10にEメールを配信するEメール配信部56とを備えている。
更に、メール配信管理部55は、(i)一時保存されているEメールが、B事業者サーバ23から直接送信されたものであるかどうかを判定するEメール経路判定部61と、(ii)一時保存されているEメールのヘッダ情報に含まれる送信元アドレスを表す「From」タグの内容に、予め選定されたドメイン名の文字列が含まれるかどうかを判定する送信元アドレス判定部65と、(iii)一時保存されているEメールのヘッダ情報の特定部分に、予め登録されたリストの文字列が含まれるかどうかを判定するヘッダ文字列判定部62と、(iv)一時保存されたEメールをEメール一時保存部54から削除するEメール削除部63とを備えている。
ここで、送信元アドレス判定部65は、前述の予め選定されたドメイン名の文字列リストである、なりすましドメイン名リスト66を含む。また、ヘッダ文字列判定部62は、前述の予め登録されたリストである救済リスト64を含んでいる。
次に、上記のように構成された通信ネットワークシステム100のA事業者サーバ50におけるメール通信方法について説明する。
図4には、携帯電話10の利用者が、なりすましドメイン名リスト66及び救済リスト64を設定するための、携帯電話10の表示装置13に表示される画面の遷移の様子が示されている。まず、利用者は、図4の画面71において、B事業者の携帯電話になりすまして送信されたEメールを排除するために、B事業者のラジオボタンを「受け取らない」に設定し、次の画面72へ遷移する。
画面72において、B事業者の携帯電話になりすまして送信されたEメールと判定されてしまうEメールのうち、利用者が利用している転送メールのEメールについては受信できるように、救済リスト1の欄に「keitai10@provider31.ne.jp」の文字列を入力し、ラジオボタンを「転送/メーリングリスト」に設定する。次に、利用者が利用しているメーリングリストのEメールについても受信できるように、救済リスト2の欄に「provider33」の文字列を入力し、ラジオボタンを「ヘッダ内フリーワード」に設定し、決定ボタンを押下する。
これらの画面の設定により、なりすましドメイン名リスト66には、B事業者の携帯電話のEメールアドレスのドメイン名である「carrier21.ne.jp」が選定されて登録される。救済リストは、図5に示されるように、Eメールのヘッダ情報に含まれるタグのうち、送信先である「To」及び「Cc」タグに含まれる文字列が指定される第一領域(特定部分)と、送信元である「From」タグ、送信先である「To」・「Cc」タグ及び件名である「Subject」タグに含まれる情報以外のヘッダ情報の文字列を指定する第二領域(特定部分)に分かれている。前述の図4の画面72に示される画面遷移の操作により、第一領域には、「keitai10@provider31.ne.jp」の文字列が、第二領域には、「provider33」の文字列が指定され、登録される。
図6には、携帯電話20から、直接、携帯電話10へEメールが送信された場合における、A事業者サーバ50の処理についてのシーケンス図が示されている。図4に示される設定の後、携帯電話20の利用者が、携帯電話20でEメールを作成し、携帯電話10を送信先として送信すると、EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を介し、A事業者サーバ50に送信される。送信されたEメールは、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定部61にメール経路判定の要求をする。
判定の要求をされたEメール経路判定部61はEメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。本実施形態では、Eメールのヘッダ情報の「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報が、B事業者サーバであることを示す「carrier23」の文字列を含むかどうかによって判断している。
この図6のシーケンスの場合には、B事業者サーバ23から直接送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報に、「carrier23」の文字列を含み、ステップS11では肯定的な判定がされる。したがって、図7のステップS13へ移行し、Eメール配信部56に配信要求がされ、Eメール経路判定処理S10を終了することとなる。図6に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
図8には、固定端末32から、携帯電話10に送信する場合のシーケンス図が示されているが、Eメールのヘッダ情報のうち送信元アドレスがB事業者のドメイン名である「carrier21.ne.jp」の文字列を含むものであると偽って送信されている。まず、固定端末32において、送信元アドレスを偽ったEメールを作成し、携帯電話10へEメールを送信すると、Eメールはプロバイダサーバ31とインターネット網30を介し、A事業者サーバ50に送信される。
送信されたEメールは、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定部61にEメール経路判定処理S10の要求をする。判定の要求をされたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。
この図8のシーケンスの場合には、プロバイダサーバ31から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図8に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「carrier21.ne.jp」を含み、なりすましドメイン名リスト66には、同じ文字列「carrier21.ne.jp」が登録されているため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。一方、ステップS31で否定的な判定がされた場合には、図7のステップ13と同様に、配信要求がされる。
図8に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「keitai10@carrier40.ne.jp」のみであり、第一領域に保存された文字列は「keitai10@provider31.ne.jp」であるため、否定的な判定がされることとなる。
したがって、図10のステップS22に移行し、「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグに含まれる情報以外のヘッダ情報に、救済リスト64の第二領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、第二領域に保存された情報は「provider33」であり、Eメールのヘッダ情報には含まれていないため、ステップ22においても否定的な判定がされ、ステップS23に移行し、Eメールの削除要求がされる。図8に戻り、削除要求がされたEメール削除部63は、Eメール一時保存部54に一時保存されているEメールを削除する。
図11には、携帯電話20から、Eメールアドレス「keitai10@provider31.ne.jp」へ送信した場合の処理を示すシーケンス図である。まず、携帯電話20において、Eメールを作成し、送信先アドレスを「keitai10@provider31.ne.jp」としてEメールを送信する。EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を経由して、プロバイダサーバ31で受信される。プロバイダサーバ31は、あらかじめ設定された通り、送信先を「keitai10@carrier40.ne.jp」に変更し、携帯電話10宛てにEメールを転送する。ここで、転送の際には、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの内容は変更されず、「keitai10@provider31.ne.jp」のままであり、不図示のエンベロープと呼ばれる領域に、実際の送信先アドレスである「keitai10@carrier40.ne.jp」が記載されて、送信される。
転送されたEメールは、再びインターネット網30を経由して、A事業者サーバ50に送信される。送信されたEメールは、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定処理S10の要求をし、判定の要求を受けたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうか確認する。
この図11のシーケンスの場合には、最終的にプロバイダサーバ31から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図11に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「keitai20@carrier21.ne.jp」であり、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列「carrier21.ne.jp」を含んでいるため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。
図11に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に登録された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「keitai10@provider31.ne.jp」であり、第一領域に保存された文字列は「keitai10@provider31.ne.jp」であるため一致し、ステップS21では肯定的な判定がされることとなる。
ステップS21で肯定的な判定がされると、ステップS24に移行し、配信要求がされる。図11に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
図12は、携帯電話20から、Eメールアドレス「information@ml.provider33.ne.jp」へ送信した場合の処理を表すシーケンス図である。まず、携帯電話20において、Eメールを作成し、送信先アドレスを「information@ml.provider33.ne.jp」としてEメールを送信する。EメールはB事業者サーバ23とインターネット網30を経由して、メーリングリストサーバ33に受信される。メーリングリストサーバ33は、あらかじめ登録された送信リストの1つである「keitai10@carrier40.ne.jp」を送信先として、Eメールを送信する。ここで、送信の際には、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの内容は変更されず、「information@ml.provider33.ne.jp」のままであり、不図示のエンベロープと呼ばれる領域に、実際の送信先アドレスである「keitai10@carrier40.ne.jp」が記載される。また、同じくヘッダ情報には、メーリングリストサーバ33を経由したことが示されるように、「Received」タグが追加され、「provider33.com」が記載される。
送信されたEメールは、再びインターネット網30を経由して、図6のシーケンス図の場合と同様に、A事業者サーバ50のインターネット網送受信部51で受信され、Eメール一時保存部54に一時保存される。一時保存をしたEメール一時保存部54は、Eメール経路判定処理S10の要求をし、判定の要求を受けたEメール経路判定部61は、Eメール経路判定処理S10を行う。Eメール経路判定処理S10は、図7に示されるように、先ず、ステップS11において、B事業者サーバ23から直接受信されたものであるかどうかを確認する。
この図12のシーケンスの場合には、最終的にメーリングリストサーバ33から送信されているため、「Received」タグに示される情報のうち、最後に経由したメールサーバを表す情報には、「carrier23」の文字列を含まず、ステップS11では否定的な判定がされ、ステップS12へ移行する。ステップS12では、送信元アドレスの判定要求がされる。
図12に戻り、送信元アドレスの判定要求がされた送信元アドレス判定部65は、送信元アドレス判定処理S30を行う。送信元アドレス判定処理S30は、図9に示されるように、ステップS31において、Eメールのヘッダ情報の「From」タグ内の文字列に、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列があるかどうかが判定される。ここで、「From」タグ内の文字列は、「keitai20@carrier21.ne.jp」であり、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列「carrier21.ne.jp」を含んでいるため、肯定的な判定がされ、ステップS32に移行する。ステップS32では、ヘッダ文字列の判定要求がされる。
図12に戻り、ヘッダ文字列の判定要求がされると、ヘッダ文字列判定部62はヘッダ文字列判定処理S20を行う。ヘッダ文字列判定処理S20は、図10に示されるように、ステップS21において、Eメールのヘッダ情報の「To」及び「Cc」のタグに含まれる情報に、救済リスト64の第一領域に保存された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれる情報は「information@ml.provider33.ne.jp」であり、第一領域に保存された文字列は「keitai10@provider31.ne.jp」であるため、第一領域に保存された文字列は、Eメールの「To」及び「Cc」タグに含まれず、ステップS21では否定的な判定がされることとなる。
ステップS21で否定的な判定がされると、ステップS22に移行する。ステップS22では、Eメールのヘッダ情報の「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグの情報以外のヘッダ情報に、救済リスト64の第二領域に保存された文字列が含まれるかどうかを判定する。ここで、第二領域に保存された情報は「provider33」であり、Eメールのヘッダ情報のうち「Received」タグには、メーリングリストサーバ33を経由した際に付された「provider33.com」が記載されているため、第二領域に保存された情報の「proveder33」が、「From」、「To」、「Cc」及び「Subject」タグの情報以外のヘッダ情報に含まれ、肯定的な判定がされる。
ステップS22で肯定的な判定がされると、ステップS24に移行し、配信要求がされる。図11に戻り、配信要求がされたEメール配信部56は、Eメール一時保存部54からそのEメールを取り出し、携帯電話10へ配信する。
以上説明したように、本実施形態では、図6に示される携帯電話20から直接携帯電話10にEメールが送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールであると判定し、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
また、図8に示されるように、送信元アドレスを携帯電話20と偽って、固定端末32から送信された場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の中に、救済リスト64に登録されている文字列がないことを判定すると、Eメール削除の要求をする。Eメールの削除を要求されたEメール削除部63は、Eメールを削除する。
また、図11に示されるように、携帯電話20から送信されたEメールが、プロバイダサーバ31により転送されて携帯電話10に送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の「To」タグの中に、救済リスト64に登録されているプロバイダサーバ31のEメールアドレスの文字列があることを判定すると、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
また、図12に示されるように、携帯電話20から送信されたEメールが、プロバイダサーバ31により転送されて携帯電話10に送信される場合には、Eメール経路判定部61は、B事業者サーバ23から直接A事業者サーバ50に送信されたEメールではないと判定し、送信元アドレス判定部65に更に判定を要求する。送信元アドレス判定部65は、Eメールのヘッダ情報の「From」タグに、なりすましドメイン名リスト66に登録された文字列が含まれることを判定すると、ヘッダ文字列判定部62に更に判定を要求する。ヘッダ文字列判定部62は、Eメールのヘッダ情報の「Received」タグの中に、救済リスト64に登録されているメーリングリストサーバ33のサーバ名の文字列があることを判定すると、配信要求を行う。配信要求を受けたEメール配信部56は、携帯電話10にEメールを配信する。
したがって、本実施形態によれば、携帯電話10の利用者は、B事業者のドメイン名を含むアドレスを送信元とするEメールであって、B事業者以外のメールサーバを最後に経由したEメールについては、なりすましメールとして原則的に排除しつつ、救済リストに指定された転送メールサーバやメーリングリストサーバからの必要なEメールについては配信されるため、利用者の利便性を向上することができる。
また、本実施形態では、選定された文字列をなりすましドメイン名リスト66に登録した文字列とし、携帯電話のメールアドレスのドメイン名であるとしているため、利用者は、移動通信事業者に係る端末から送信されたEメールになりすましたEメールを排除しつつ、必要なEメールを受信することができる。
また、本実施形態では、特定部分を、Eメールのヘッダ情報のうち、送信先メールアドレスである「From」タグの内容とし、転送されるメールアドレスを指定しているため、利用者は、転送されるメールアドレスに送信されたEメールついて、受信することができる。
また、本実施形態では、特定部分を、Eメールのヘッダ情報のうち、送信先である「To」及び「Cc」タグ、送信元である「From」タグ及び件名である「Subject」タグの内容以外の部分であるとし、メーリングリストサーバ名の一部を指定しているため、利用者は、メーリングリストのアドレスに送信されたEメールについて、受信することができる。
また、本実施形態では、配信されるEメールの配信先は移動通信端末装置である携帯電話10であり、予め指定された文字列は、携帯電話10の利用者が指定しているため、なりすましメールを排除することができると共に、必要なEメールについては、特定部分の文字列を指定することにより、受信することができる。
なお、上記実施形態においては、メール通信サーバシステムは、移動通信事業者の事業者サーバシステムであるとしたが、移動通信事業者以外のサーバシステムにおいて用いることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、メール通信サーバシステムは、ひとつのサーバ装置ににより実現されることとしたが、複数のサーバ装置により実現されることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、メーリングリストサーバ33から送信されるEメールを受信するために、救済リストの第二領域にメーリングリストサーバのサーバ名の一部である「provider33」を登録することとしたが、救済リストの第一領域にメーリングリストのメールアドレスである「information@ml.provider33.ne.jp」を登録することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、Eメール経路判定工程の所定の経路を、Eメールのヘッダ情報を利用することによって経路を判定することとしたが、所定の経路を経由するEメールは、本発明のメール通信サーバシステムの所定のIPアドレスを有する送受信手段により受信させる等、ハードウェアにより判定させることとしてもよい。
また、上記実施形態においては、配信しないと判定されたEメールは削除することとしたが、配信されない旨を送信元とされるEメールアドレスへ返信することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、Eメールの特定部分をヘッダ情報の送信先タグ「To」及び「Cc」の領域と、ヘッダ情報の送信元タグ「From」、送信先タグ「To」・「Cc」及び件名タグ「Subject」以外の領域としたが、これら以外のヘッダ情報や、Eメールの実際のあて先が示されたエンベロープの情報部分等その他のEメールに含まれる情報部分であってもよい。
また、上記実施形態においては、救済リストの対象となるEメールを、転送されたEメール及びメーリングリストにより送信されたEメールとしたが、Webサーバから送信されるいわゆるWebメールその他のサーバ装置が経由される電子メールについても救済リストの対象とできるのは勿論である。
また、上記実施形態においては、携帯電話のメールアドレスを送信元と偽った固定端末からEメールが送信されることとしたが、携帯電話以外の端末装置のメールアドレスを送信元と偽った場合にも、選定されたメールアドレスを変更することにより、用いることができる。
以上説明したように本発明のメール通信方法及びメール通信システムは、メールサーバ機能を有するメール通信システムに適用することができる。
本発明のメール通信システムを含む一実施形態である通信ネットワークシステム100を概略的に示す図である。 図1の携帯電話10の外観構成を概略的に示す図である。 図1のA事業者サーバ50の内部の制御システムを概略的に示す図である。 図3に示されたなりすましドメイン名リスト66及び救済リスト64へ、文字列を登録の際の画面遷移を示す図である。 図3の救済リスト64のデータ構造を示す図である。 図1のB事業者サーバ23から直接Eメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図6のEメール経路判定処理S10を説明するためのフローチャートである。 図1のプロバイダサーバ31から送信元アドレスを偽装したEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図8の送信元アドレス判定処理S30を説明するためのフローチャートである。 図8のヘッダ文字列判定処理S20を説明するためのフローチャートである。 図1のプロバイダサーバ31により転送されたEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。 図1のメーリングリストサーバ33からEメールが送信された場合のA事業者サーバ50の処理を表すシーケンス図である。
符号の説明
10、20…携帯電話、12…操作部、13…表示装置、14…通話用スピーカ、15…マイクロフォン、16…案内用スピーカ、17…アンテナ、21…B事業者移動網、22…基地局、23…B事業者サーバ、30…インターネット網、31…プロバイダサーバ、32…固定端末、33…メーリングリストサーバ、40…A事業者移動網、41…基地局、50…A事業者サーバ、51…インターネット網送受信部、52…制御部、53…A事業者網送受信部、54…Eメール一時保存部、55…Eメール配信管理部、56…Eメール配信部(メール配信手段)、61…Eメール経路判定部(メール経路判定手段)、62…ヘッダ文字列判定部(特定部分文字列判定手段)、63…Eメール削除部、64…救済リスト、65…送信元アドレス判定部(送信元アドレス文字列判定手段)、66…なりすましドメイン名リスト、100…通信ネットワークシステム。

Claims (8)

  1. メール通信サーバシステムにおけるメール通信方法であって、
    受信した電子メールが所定経路以外の経路を経由して受信されているかどうかを判定するメール経路判定工程と;
    前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定工程と;
    前記電子メールの特定部分に、予め指定された文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定工程と;
    前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてにおいて肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを配信するメール配信工程と;を備え、
    前記選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置から、前記メール通信サーバシステムに直接送信される電子メールは、前記所定の経路を経由する、ことを特徴とするメール通信方法。
  2. 前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてについて肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のメール通信方法。
  3. 前記選定された文字列は、移動通信事業者に係るドメイン名である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のメール通信方法。
  4. 前記特定部分は、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先とされるメールアドレスの部分である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のメール通信方法。
  5. 前記特定部分は、電子メールのヘッダ情報のうち、送信先、送信元及び件名以外の部分である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のメール通信方法。
  6. 前記メール配信工程により、配信されるメールの配信先は移動通信端末装置であり、
    前記予め指定された文字列は、前記移動通信端末装置の利用者により指定される、ことを特徴とする、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のメール通信方法。
  7. 少なくとも1つのメール通信サーバ装置を含むメール通信サーバシステムであって、
    受信した電子メールが所定経路以外の経路を経由して受信されているかどうかを判定するメール経路判定手段と;
    前記電子メールの送信元とされるメールアドレスに、予め選定された文字列を含むかどうかを判定する送信元アドレス文字列判定手段と、
    前記電子メールの特定部分に、予め指定された文字列が含まれないかどうかを判定する特定部分文字列判定手段と;
    前記メール経路判定手段、前記送信元アドレス文字列判定手段及び前記特定部分文字列判定手段のすべてにおいて肯定的な判定がされた場合を除き、前記電子メールを配信するメール配信手段と;を備え、
    前記選定された文字列を含むメールアドレスに関係するメールサーバ装置から、直接送信される電子メールは、前記所定の経路を経由する、ことを特徴とするメール通信サーバシステム。
  8. 前記メール経路判定工程、前記送信元アドレス文字列判定工程及び前記特定部分文字列判定工程のすべてについて肯定的な判定がされた場合には、前記電子メールを破棄するメール破棄手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載のメール通信サーバシステム。

JP2005095297A 2005-03-29 2005-03-29 メール通信方法及びメール通信サーバ Active JP4435006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095297A JP4435006B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 メール通信方法及びメール通信サーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095297A JP4435006B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 メール通信方法及びメール通信サーバ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006277313A true JP2006277313A (ja) 2006-10-12
JP4435006B2 JP4435006B2 (ja) 2010-03-17

Family

ID=37212019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005095297A Active JP4435006B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 メール通信方法及びメール通信サーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4435006B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063425A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Mitsubishi Space Software Co Ltd 詐称メール検出装置及びサイバー攻撃検出システム及びコンピュータプログラム及び詐称メール検出方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014063425A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Mitsubishi Space Software Co Ltd 詐称メール検出装置及びサイバー攻撃検出システム及びコンピュータプログラム及び詐称メール検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4435006B2 (ja) 2010-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2400807C (en) Method and system for messaging across cellular networks and a public data network
US8291030B2 (en) System and method for integrating electronic mail accounts
US7587482B2 (en) Multimodal interface for mobile messaging
CA2213889C (en) E-mail paging system
US8909721B2 (en) System and method for providing information on a received communication for an electronic communication device
JP3943949B2 (ja) 電子メール処理システム、方法、プログラム及び記憶媒体
US20070283039A1 (en) Mail application with integrated text messaging functionality
KR100627500B1 (ko) 모바일폰의 단문 메시지 제공시스템 및 그 제공방법
US20060256816A1 (en) Integrating access to audio messages and instant messaging with VOIP
WO2010092425A1 (en) Device and method for handling messages
US7450932B2 (en) Apparatus and method for forwarding e-mail
JP2004054340A (ja) インスタントメッセージング装置、インスタントメッセージングシステム、インスタントメッセージング方法、プログラム及び記録媒体
JP5000628B2 (ja) 電子メール操作システム、電子メール操作装置、及び、電子メール操作方法
JP4435006B2 (ja) メール通信方法及びメール通信サーバ
JP4783264B2 (ja) 電子メール作成方法及び通信端末装置
KR100669579B1 (ko) 저장 데이터를 요청하고 제공하는 시스템 및 방법
JP2006235841A (ja) 移動体通信端末
JP2002185492A (ja) メール転送方法及び装置
CA2547294C (en) Method and system for messaging across cellular networks and a public data network
JP5131494B2 (ja) 電子メールシステムおよび電子メール通信方法
JP2002207677A (ja) メールサーバ、端末装置、電子メールの受信規制方法
JP2003052071A (ja) 携帯電話装置および通信方法
JP2007206831A (ja) 送受信メールのグループ処理機能を有する携帯電話
JP2002328872A (ja) 電子メールシステム及び電子メール返信方法
JP2006005408A (ja) 携帯通信端末用電子メール処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4435006

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130108

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160108

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250