JP2006275023A - 流量制御機構 - Google Patents

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明久 本郷
Susumu Osawa
將 大澤
Yoshinori Kino
義紀 城野
Hirokuni Hiyama
浩国 檜山
Nobuhiro Mochizuki
宣宏 望月
Masao Shinoda
昌男 信田
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Abstract

【課題】 流路の幅がある程度大きい場合であっても、流体を速やかに混合できるような好ましい流量に調整することができる流量制御機構を提供する。
【解決手段】 本発明に係る流量制御機構は、2つの流体がそれぞれ流れる2つの流路10A,10Bと、2つの流体にそれぞれ接触する2つのダイアフラム15A,15Bと、2つのダイアフラム15A,15Bを往復移動させる1つまたは2つのダイアフラム駆動(16Cまたは16A,16B)とを備える。上記2つのダイアフラム15A,15Bは同調して往復移動するように構成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、微小空間内で複数種の流体どうしを反応させる流体反応装置に好適に用いられる流量制御機構に関するものである。
近年、試薬などの液体どうしを反応させるための流体反応装置として、マイクロリアクタの開発が進められている。このマイクロリアクタは、2種類の液体を微小流路を通過させて液体どうしを混合し、かつ反応させるものである。一般に、流路の幅が小さくなると、レイノルズ数が小さくなり、液体の流れは層流になる。層流領域において液体を速やかに混合させるためには、流路の幅をできるだけ小さくすることが有効である。これは、層流領域では分子拡散が混合の律速因子となり、液体の拡散時間は流路の幅の二乗に比例するからである。すなわち、フィックの法則(T=L/D T:拡散時間 L:移動距離 D:拡散係数)によれば、分子の拡散時間、すなわち液体どうしの混合時間は、合流後の流路幅(Lに相当)の二乗に比例する。したがって、混合時間を短くするためには、流路の幅を小さくすることが効果的である。
しかしながら、例えば、有機系の液体を反応させる場合、流路内のある領域で液体の滞留や偏流があると、その領域において副生成物が堆積しやすくなる。このため、流路の幅を小さくすると、流路が閉塞するという問題が生じてしまう。また、流路の幅を小さくすると圧力損失が大きくなって、特別な圧力発生機構(送液機構)が必要となる。
本発明は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたもので、流路の幅がある程度大きい場合であっても、流体を速やかに混合できるような好ましい流量に調整することができる流量制御機構を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、2つの流体の流量を制御する流量制御機構であって、前記2つの流体がそれぞれ流れる2つの流路と、前記2つの流体にそれぞれ接触する2つのダイアフラムと、前記2つのダイアフラムを往復移動させる1つまたは2つのダイアフラム駆動部とを備え、前記2つのダイアフラムは同調して往復移動することを特徴とする。
一般に、微小空間内では、合流後の2つの流体の流れは層流になる。したがって、合流前におけるそれぞれの流体の流量を規則正しく脈動させれば、2つの流体の界面は波状となる。その結果、界面の面積は大きくなり、混合時間を短くすることができる。本発明によれば、2つのダイアフラムを往復移動させることで、2つの流体の流量を規則的に脈動させることができる。したがって、合流後の2つの流体の界面の面積を大きくすることができ、これによって混合時間を短縮することができる。特に、本発明によれば、流路の幅がある程度大きい場合であっても、混合時間を短くすることが可能となる。したがって、有機溶剤どうしを反応させる場合において、流路を閉塞させることなく速やかに混合させ、かつ反応させることができる。
流路の流れ方向において流体の濃度差が不均一となると、流体が反応によって生じた物質が原流体とさらに反応して副生成物が生じることがある。このような、いわゆるオーバーリアクションを防止するためには、流れ方向の混合時間を、流路の幅方向の混合時間以下にしなければならない。したがって、脈動の波長の1/2を合流後の流路幅以下にすることが好ましい。
本発明の好ましい態様は、前記2つの流路の幅はそれぞれ10〜500μmであることを特徴とする。
流路の容積が大きいと、流体の弾性や流路を構成する材料の弾性の影響で、脈動が効率よく伝播することができない。したがって、流路の幅を小さくすることにより、正確な脈動を発生させることができる。
本発明の好ましい態様は、前記1つまたは2つのダイアフラム駆動部は圧電素子であることを特徴とする。
圧電素子は高周波電圧に対して良好な応答性を示し、ダイアフラムを高い周波数で振動(往復移動)させることができる。したがって、高周波の脈動を流体に発生させることができる。
本発明の好ましい態様は、前記2つのダイアフラムは同期して互いに反対方向に往復移動することを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記2つのダイアフラムの往復移動の周波数は10000Hz〜1000000Hzであることを特徴とする。
本発明の他の態様は、流体を貯留する複数の容器と、流体を混合させる混合部と、混合した流体を反応させる反応部と、上記流量制御機構とを備えたことを特徴とする流体反応装置である。
本発明によれば、流体の流量を脈動させることにより、流体の界面の面積を大きくすることができ、流体どうしの混合効果を高めることができる。
以下、本発明の一実施形態に係る流量制御機構について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係る流量制御機構を備えたマイクロリアクタ(流体反応装置)を示す概略図である。図1に示すように、マイクロリアクタは、流体Aおよび流体Bがそれぞれ貯留される2つの貯槽(容器)1A,1Bと、これらの貯槽1A,1Bにそれぞれ接続される圧力発生機構(流体移送機構)2A,2Bと、圧力発生機構2A,2Bにより移送される流体Aおよび流体Bの流量を一定に調整する流量調整弁3A,3Bと、チェック弁5A,5Bを介して流量調整弁3A,3Bに接続される流量制御機構6と、流量制御機構6を通過した流体Aと流体Bとを混合させる混合部(混合チップ)30と、混合部30で混合した流体Aおよび流体Bを反応させる反応部(反応チップ)40とを備えている。流量調整弁3A,3Bは圧力発生機構2A,2Bの下流側に配置され、流量制御機構6は流量調整弁3A,3Bの下流側に配置されている。
貯槽1A内の流体Aは圧力発生機構2Aにより流量調整弁3Aに移送管8Aを介して移送され、ここで流体Aの流量が一定となるように調整される。同様に、流体Bは圧力発生機構2Bにより貯槽1Bから流量調整弁3Bに移送管8Bを介して移送され、その流量が一定となるように調整される。圧力発生機構2A,2Bとしてはピストンポンプ、遠心ポンプ、またはギヤポンプなどが好適に用いられ、流量調整弁3A,3Bとしては液体マスフローコントローラが好適に用いられる。
流量調整弁3A,3Bを通過した流体Aおよび流体Bは、チェック弁5A,5Bを通過した後、流量制御機構6に流れ込み、ここで流体Aおよび流体Bの流量が同期して脈動するようにそれぞれの流量が制御される。このとき、合流後の流体(流体Aと流体Bとの混合流体)の流量が一定となるように流体Aおよび流体Bの流量の脈動が制御される。流量制御機構6を通過した流体Aおよび流体Bは混合部30にそれぞれ流入し、合流点30aで流体Aおよび流体Bが合流する。そして、流体Aおよび流体Bは混合部30内の流路を通過しながら混合され、反応が開始される。さらに、混合した流体は反応部40に流入し、蛇行流路40aを通過しながら所定の温度に加温されつつ反応が促進される。反応部40を通過した反応生成物は最終的に採取槽9に回収される。なお、混合部30および反応部40は図示しない温度調整機構によりそれぞれ所定の温度に調整される。なお、このマイクロリアクタに導入される流体は液体、気体であり、回収される物質は液体、気体、固体またはこれらの混合体である。本実施形態に用いられる流体の具体例としては、試薬、有機溶剤、生化学物質などが挙げられる。
図2は図1に示す流量制御機構の構造を示す模式図である。図2に示すように、流量制御機構6は、流体Aおよび流体Bの流量を脈動させる2つの脈動発生部11A,11Bと、脈動発生部11A,11Bの動作を同調させる1つの同調制御部12とを備えている。脈動発生部11A,11Bは配線13により同調制御部12に接続されている。脈動発生部11A,11Bは同一の構成を有しているので、以下では脈動発生部11Aのみについて説明する。
脈動発生部11Aは、流体Aが流れる流路10Aと、この流路10Aに連通するバッファ室14Aと、バッファ室14A内に設けられたダイアフラム15Aと、ダイアフラム15Aを往復移動させるダイアフラム駆動部16Aとを備えている。ダイアフラム15Aはバッファ室14Aの壁の一部を構成し、バッファ室14A内の流体Aはダイアフラム15Aに接触している。ダイアフラム駆動部16Aの前面はダイアフラム15Aの裏面(バッファ室14Aと反対側の面)に固定されている。ダイアフラム駆動部16Aはダイアフラム15Aをバッファ室14Aに向かって押し出すとともに、ダイアフラム15Aをバッファ室14Aと反対側に引き戻すように構成されている。このように、ダイアフラム15Aを往復移動させることにより、バッファ室14Aの容積を増減させることができる。ダイアフラム15Aおよびダイアフラム駆動部16Aはハウジング17A内に収容されており、流体Aが外部に漏出することが防止されている。
流量調整弁3A,3Bにより流量が一定に調整された流体A,Bは、チェック弁5A,5Bを通過した後、入口18A,18Bから流量制御機構6の流路10A,10Bに流入する。流路10A,10Bはバッファ室14A,14Bにそれぞれ通じているので、ダイアフラム15A,15Bをバッファ室14A,14Bと反対側の方向に動かせば、流路10A,10Bを通過する流体A,Bの一部がバッファ室14A,14Bに吸い込まれ、これにより出口19A,19Bから流出する流体A,Bの流量が少なくなる。一方、ダイアフラム15A,15Bをバッファ室14A,14Bに向けて動かすと、バッファ室14A,14B内の流体A,Bが流路10A,10Bに送り込まれ、これにより出口19A,19Bから流出する流体A,Bの流量が増加する。同調制御部12は、ダイアフラム15Aおよびダイアフラム15Bが同期して互いに逆方向に往復移動するように、ダイアフラム駆動部16A,16Bを制御するようになっている。
ここで、ダイアフラム15A,15Bの移動距離をT、ダイアフラム駆動部16A,16Bの直径をDとすると、1ストローク当たりの容積変化はD×(π/4)×Tで与えられる。ダイアフラム15A,15Bが流体A,Bを押し出すときに流体A,Bが逆流してしまうことを防止するために、チェック弁5A,5Bは入口18A,18Bのすぐ上流側に設置されている。
図3は流量調整機構6の他の構成例を示す模式図である。図3に示すように、ハウジング17Cの内部には流路10A,10B、バッファ室14A,14B、および2つのダイアフラム15A,15Bが設けられている。ダイアフラム15A,15Bは互いに対向するように配置されており、これらのダイアフラム15A,15Bの間には往復動部材20が挟まれている。この往復動部材20はロッド21を介してダイアフラム駆動部16Cに連結されている。ハウジング17Cの側面にはケーシング28が固定されており、このケーシング28の内面にはダイアフラム駆動部16Cが固定されている。図2に示す構成例と同様に、ダイアフラム15A,15Bはバッファ室14A,14Bの壁の一部を構成しており、これらのバッファ室14A,14Bは流路10A,10Bにそれぞれ連通している。その他の構成は図2に示す構成例と同様であるので、その重複する説明を省略する。
往復動部材20はダイアフラム駆動部16Cによりダイアフラム15A,15Bの面と垂直な方向に往復移動し、これにより2つのダイアフラム15A,15Bは同期して互いに反対方向に往復移動する。したがって、流路10A,10Bを通過する流体A,Bの流量は往復移動するダイアフラム15A,15Bにより脈動する。なお、この構成例では、流体A,Bの脈動は機械的に同調するので、同調制御部を設ける必要がない。
図4は2つのダイアフラムのストロークを示す波形と、流量の脈動を示す波形を示したグラフである。上述したように、ダイアフラム15Aおよびダイアフラム15Bは同期して互いに逆方向に往復移動するように構成されている。すなわち、図4に示すように、ダイアフラム15Aの押し込み開始のタイミング(a1)とダイアフラム15Bの引き戻し開始のタイミング(b1)とは一致しており、さらにダイアフラム15Aの引き戻し開始のタイミング(a2)とダイアフラム15Bの押し込み開始のタイミング(b2)とは一致している。したがって、流体Aの流量のピーク(最大値)c1と、流体Bの流量のボトム(最小値)d1とは同時に現れ、流体Aの流量のボトムc2と流体Bの流量のピークd2とは同時に現れる。
図5(a)は図1に示す混合部内で流体の流量が脈動している様子を示す図であり、図5(b)は流体の流量が脈動していない様子を示す図である。図5(a)では、流体Aの流量のピークと流体Bの流量のピークとが交互に発生し、かつ総流量(合流後の流体の流量)は一定に維持されている。したがって、流体Aおよび流体Bの界面は、図5(a)に示すように波状になり、界面面積が増大する。このように、2つの流体の界面面積が増大すると、2つの流体の分子の出会う機会が増えるため、混合時間が短くなる。
ここで、ダイアフラム15A,15Bにより吸引される流体A,Bの容量は、流体A,Bの流量とダイアフラム15A,15Bの振幅の大きさに依存する。吸引時の流体A,Bの流量がゼロに近づくに従い、混合部30での2つの流体の界面面積は大きくなる。一方、脈動がない流れの場合は、図5(b)に示すように、界面は直線状となり、混合時間は長くなる。
図5(b)において、流体Aおよび流体Bどうしが完全に混合するまでの拡散距離Lは、流路幅Wの1/2(L=1/2W)となる。図5(a)において、流量が脈動する場合の混合時間を、流量が脈動しない場合の混合時間よりも短くするためには、流れ方向の最大拡散距離を流路幅の1/2よりも小さくする必要がある。このような観点から、脈動の波長の1/4は流路幅の1/2以下であることが好ましい。具体的には、好ましい脈動の周波数は以下の式から算出することができる。
60×V/F≦2W
ただし、Vは流体の速度、Fは脈動の周波数、Wは流路幅である。
上記式から導かれるように、脈動の周波数Fは30×V/W以下であることが好ましい。この場合、マイクロリアクタの大きさ、反応の促進、および脈動の伝搬性を考慮すると、合流後の流路内の流速は0.5〜5m/s、流路幅は10〜500μmであることが好ましい。したがって、ダイアフラムの往復動作の周波数は10000〜1000000Hzであることが好ましく、さらには100000〜500000Hzであることが好ましい。
フィックの法則によれば、反応時間を短くするためには流路幅を小さくすることが好ましいが、流路の閉塞、圧力損失を考慮すると、流路10A,10Bの幅は10〜500μmであることが好ましく、さらには25〜100μmであることが好ましい。なお、ダイアフラム駆動部16A,16B,16Cとしては、電磁石を用いた駆動部でもよいが、周波数応答特性と機構の微小化を考慮すると、圧電素子(圧電アクチュエータ)を用いることが好ましい。
図6は図2に示す同調制御部の構成を示す模式図である。図6に示すように、同調制御部12は、所定の周波数を持つ信号を生成する周波数発信器22と、信号の振幅や位相を調整する調整部23と、信号を電圧に変換する駆動電源24A,24Bとを備えている。さらに、調整部23は、入力抵抗25A,25Bと、オペレーショナルアンプ(演算増幅器)26A,26Bと、ゲイン調整器27A,27Bとを備えている。脈動の周波数の変更は周波数発信器22により行われ、ダイアフラム駆動部16A,16Bのストローク、すなわちダイアフラム15A,15Bの変位量はゲイン調整器27A,27Bにより調整される。
周波数発信器22は、入力抵抗25Aを介してオペレーショナルアンプ26Aの非反転入力端子に接続されるとともに、入力抵抗25Bを介してオペレーショナルアンプ26Bの反転入力端子に接続されている。このような構成により、オペレーショナルアンプ26Bから出力される信号の位相は反転する。オペレーショナルアンプ26A,26Bから出力された信号の振幅はゲイン調整器27A,27Bによりそれぞれ調整される。さらに、信号は駆動電源24A,24Bにより電圧に変換され、これらの電圧が脈動発生部11A,11Bのダイアフラム駆動部16A,16Bに印加される。このようにして、2つのダイアフラム駆動部16A,16Bは同期して駆動され、2つのダイアフラム15A,15Bを互いに反対方向に移動させる。なお、流体Aおよび流体Bの混合比を変えるにはそれぞれのダイアフラム駆動部16A,16Bのストロークに差を持たせてもよく、あるいはダイアフラム駆動部16A,16Bのうちの一方の運転を停止させてもよい。
マイクロリアクタを量産化するに際して、流路幅を大きくして取扱う流体の流量を大きくしたいという要請がある場合がある。このような場合でも、脈動の振幅を大きくすることにより、混合時間を短縮することができる。また、流体として有機系の液体を用いる場合、液体の滞留や偏流があると、副生成物が流路内に堆積しやすくなる。このため、流路の幅を小さくするのには限界がある。このような場合でも、脈動の振幅を大きくすることによって、流路が大きいまま混合時間を短縮することができる。したがって、流路が閉塞することのないマイクロリアクタが実現できる。
本発明の一実施形態に係る流量制御機構を備えたマイクロリアクタを示す概略図である。 図1に示す流量制御機構の構造を示す模式図である。 流量調整機構の他の構成例を示す模式図である。 2つのダイアフラムのストロークを示す波形と、流量の脈動を示す波形を示したグラフである。 図5(a)は図1に示す混合部内で流体の流量が脈動している様子を示す図であり、図5(b)は流体の流量が脈動していない様子を示す図である。 図1に示す同調制御部の構成を示す模式図である。
符号の説明
1A,1B 貯槽
2A,2B 圧力発生機構
3A,3B 流量調整弁
5A,5B チェック弁
6 流量制御機構
8A,8B 移送管
9 採取槽
10A,10B 流路
11A,11B 脈動発生部
12 同調制御部
13 配線
14A,14B バッファ室
15A,15B ダイアフラム
16A,16B,16C ダイアフラム駆動部
17A,17B,17C ハウジング
18A,18B 入口
19A,19B 出口
20 往復動部材
21 ロッド
22 周波数発信器
23 調整部
24A,24B 駆動電源
25A,25B 入力抵抗
26A,26B オペレーショナルアンプ
27A,27B ゲイン調整器
28 ケーシング
30 混合部
40 反応部

Claims (6)

  1. 2つの流体の流量を制御する流量制御機構であって、
    前記2つの流体がそれぞれ流れる2つの流路と、
    前記2つの流体にそれぞれ接触する2つのダイアフラムと、
    前記2つのダイアフラムを往復移動させる1つまたは2つのダイアフラム駆動部とを備え、
    前記2つのダイアフラムは同調して往復移動することを特徴とする流量制御機構。
  2. 前記2つの流路の幅はそれぞれ10〜500μmであることを特徴とする請求項1に記載の流量制御機構。
  3. 前記1つまたは2つのダイアフラム駆動部は圧電素子であることを特徴とする請求項1または2に記載の流量制御機構。
  4. 前記2つのダイアフラムは同期して互いに反対方向に往復移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の流量制御機構。
  5. 前記2つのダイアフラムの往復移動の周波数は10000Hz〜1000000Hzであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の流量制御機構。
  6. 流体を貯留する複数の容器と、
    流体を混合させる混合部と、
    混合した流体を反応させる反応部と、
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の流量制御機構とを備えたことを特徴とする流体反応装置。
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