JP2006273197A - 自転車用サドルおよびその成形方法 - Google Patents

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Atsushi Arakawa
淳 荒川
Noriyasu Kato
典保 加藤
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Abstract

【課題】容易に使用者に適合した形状に成形可能な自転車用サドルおよびその成形方法を提供する。
【解決手段】サドル1の表面パッド部2の一部に形状記憶樹脂3を用い、形状記憶樹脂3を可逆相軟化温度以上に加熱して外力を与えることによって、サドル1を使用者の体に適合するように変形させて成形し、その後、可逆相軟化温度よりも温度を下げることによって硬化させてサドル1の適切な形状を維持して使用する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自転車用サドルおよびその成形方法に関し、さらに詳しくは容易に使用者の体に適合した形状に成形可能な自転車用サドルおよびその成形方法に関するものである。
自転車用サドルには様々な材質、形状があり、一般的な構造は例えば、剛体の支持フレーム上にクッション層および表面パッド部が積層、被覆されている。乗り心地性はサドルに要求される重要な性能であり、この性能を向上させるためにクッション層に多孔質弾性体を用いる構造(例えば、特許文献1参照)やその他の構造等が提案されている。
一方で、競技用自転車に用いるサドル等には競技に適した性能が求められ、乗り心地性よりもむしろ、使用者(競技者)の脚力を効率的に自転車に伝達でき、疲労を抑えることが可能な性能が強く求められる。
このような性能を得るには、サドルの形状を使用者の体に適合するように形成することが最も重要となる。従来は、適合した形状のサドルを探すために、何種類ものサドルを購入等して試乗しなければならず、時間とコストがかかるという問題があった。
また、一度、最適な形状のサドルを入手しても、使用条件、使用者の体形の変化、自転車のフレーム等との調整等によって最適なサドル形状が変化することもあり、以前のサドルが無駄になり、複数のサドルを用意しなければならないという問題があった。
特開平5−147563号公報
本発明の目的は、容易に使用者の体に適合した形状に成形可能な自転車用サドルおよびその成形方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の自転車用サドルは、表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成したことを特徴とするものである。
また、本発明の自転車用サドルの成形方法は、表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成した自転車用サドルの成形方法であって、前記形状記憶樹脂を該形状記憶樹脂の可逆相軟化温度以上に加熱した状態で所定の形状に成形し、この成形した形状記憶樹脂を前記可逆相軟化温度未満に冷却して硬化させることを特徴とするものである。
本発明の自転車用サドルによれば、表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成したので、形状記憶樹脂をこの樹脂の可逆相軟化温度以上に加熱することによって、容易に変形させることが可能となり、使用者の体に適合するように成形して最適なサドルの形状を形成することが可能になる。
したがって、何種類ものサドルに試乗して最適なサドルを探す必要がなくなり、使用条件等によって、後にサドル形状を変える必要がある場合であっても、当初のサドルを無駄にすることがなく、複数のサドルを購入、用意等する必要がなくなる。
本発明の自転車用サドルの成形方法によれば、表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成した自転車用サドルの成形方法であって、形状記憶樹脂をこの樹脂の可逆相軟化温度以上に加熱した状態で所定の形状に成形するので、軟化して変化させ易く、容易に使用者の体に適合するサドルの形状にすることができる。
そして、この成形した形状記憶樹脂を可逆相軟化温度未満に冷却して硬化させるので、成形した形状を安定して維持することができる。
以下、本発明の自転車用サドルおよびその成形方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。図1に本発明のサドル1の平面形状、図2に図1のA−A断面を示す。このサドル1は、剛体の支持フレーム4の上に表面パッド部2が被覆されており、表面パッド部2の中央部が形状記憶樹脂3で、その他の部分はサドル1に一般的に使用される硬質樹脂等の材質からなっている。
形状記憶樹脂3としては、トランスポリイソプレン(例えば、(株)クラレ社製クラプレンを使用可)、ポリノルボルネン(例えば、日本ゼオン(株)社製ノーソレックスを使用可)、架橋ウレタン等を例示することができる。
形状記憶樹脂3は、所定温度(可逆相軟化温度)以上に加熱すると軟化して容易に任意の形状に変形させて成形することができる。したがって、このサドル1を適切な形状に成形するには、形状記憶樹脂3を所定温度以上に加熱して外力を与え、サドル1の使用者の体に適合するように変形させる。その後、サドル1(形状記憶樹脂3)をこの所定温度よりも温度を下げることによって硬化させて、その適切な形状を安定して維持する。
形状記憶樹脂3の厚さは、形状の変形可能範囲を確保するために例えば5mm以上とし、コスト等を考慮して例えば20mm以下とする。
成形したサドル1の形状が体にうまく適合しない場合は、再度、所定温度以上に加熱して適切な形状に変形させて成形する。これを繰返すことによって、サドル1を使用者の体に適合する最適な形状に形成することができる。また、使用条件や自転車のフレームの変更、使用者の体形の変化等があった場合にも、同様に形状記憶樹脂3を所定温度以上に加熱して形状変形させることで、一つのサドル1で様々な場合に対応することができ、数多くのサドル1を購入、用意等する必要がなくなる。
上記に例示した形状記憶樹脂3のうち、トランスポリイソプレンは、繰返し復元性に優れており、可逆相軟化温度が60〜80℃程度なので取扱いも容易であり、一般にサドル1は、この可逆相軟化温度以上で使用されることがないので、繰返して形状を変形させる必要があるサドル1、例えば、競技用自転車に使用するサドル1には好適である。
この実施形態では、表面パッド部2の中央部を形状記憶樹脂3で構成しているが、使用者の体に合わせて変形させる必要がある位置に配置すればよい。このように一般的な樹脂よりも高価な形状記憶樹脂3を表面パッド部2の一部に用いることによって形状記憶樹脂3の使用量を必要最小限としてコストを削減しつつ、最大の効果を得ることができる。
サドル1の構造は上記したものに限定されず、図3に示すように剛体の支持フレーム4を設けず、表面パッド部2に支持フレーム4の機能を兼用させて、簡素化、軽量化を図ることもできる。また、表面パッド部2の全体を形状記憶樹脂3にすることもできる。
尚、本発明の自転車用サドルは二輪の自転車用に限定されず、一輪車、三輪車、トレーニング用のサイクルマシン等の自転車同等物に用いられるサドルを含むものである。
本発明の自転車用サドルを例示する平面図である。 図1のA−A縦断面図である。 サドルの他の構造を例示するA−A断面図である。
符号の説明
1 サドル
2 表面パッド部
3 形状記憶樹脂
4 支持フレーム

Claims (3)

  1. 表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成した自転車用サドル。
  2. 前記形状記憶樹脂をトランスポリイソプレンとした請求項1に記載の自転車用サドル。
  3. 表面パッド部の少なくとも一部を形状記憶樹脂で構成した自転車用サドルの成形方法であって、前記形状記憶樹脂を該形状記憶樹脂の可逆相軟化温度以上に加熱した状態で所定の形状に成形し、この成形した形状記憶樹脂を前記可逆相軟化温度未満に冷却して硬化させる自転車用サドルの成形方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015205687A (ja) * 2014-04-21 2015-11-19 巨大機械工業股▲分▼有限公司 サドル接触モードの識別システム

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