JP2006270376A - サイクリックデータ通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】サイクリックデータの送受信の量を減少せずに、送受信の同期化が図られているサイクリックデータ通信システムを提供する。
【解決手段】サイクリックデータ通信システムでは、アプリケーションは、直ちにサイクリックデータを送信することを送信同期処理手段に要求するか否かを意味する送信要求フラグが付加された該サイクリックデータを送信同期処理手段に送り、端末は、入力されるリセット信号に基づき計時を再始動するタイマと、直ちにサイクリックデータを送信することを要求する送信要求フラグが付加されている該サイクリックデータを受けるまでに受けたサイクリックデータを一群のデータとしてまとめてタイマで計時された第1のタイミングで送信する送信同期処理手段と、他の端末から送られてくる一群のデータをタイマで計時された第2のタイミングで受信する受信同期処理手段と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】サイクリックデータ通信システムでは、アプリケーションは、直ちにサイクリックデータを送信することを送信同期処理手段に要求するか否かを意味する送信要求フラグが付加された該サイクリックデータを送信同期処理手段に送り、端末は、入力されるリセット信号に基づき計時を再始動するタイマと、直ちにサイクリックデータを送信することを要求する送信要求フラグが付加されている該サイクリックデータを受けるまでに受けたサイクリックデータを一群のデータとしてまとめてタイマで計時された第1のタイミングで送信する送信同期処理手段と、他の端末から送られてくる一群のデータをタイマで計時された第2のタイミングで受信する受信同期処理手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、イーサネット(登録商標)やATMなどの制御用ネットワークを介して接続される複数の端末間でサイクリックデータの通信を行うサイクリックデータ通信システムに関する。
従来のサイクリックデータ通信システムは、同期化してサイクリックデータを送受信するとき、送信側の端末でサイクリックデータにサム値を付加して送信し、受信側の端末でサム値を検算して、合っていればそのサイクリックデータを受信することによりサイクリックデータの送受信の同期化を図っている(例えば、特許文献1参照)。
また、特定のデータ送受信装置から送信されたデータ中に含まれる装置番号を受信した時点で、他のそれぞれのデータ送受信装置はそれぞれのデータ送受信装置内のインター
バルタイマを再設定することによって、それぞれのデータ送受信装置内に設けられた複数のインターバルタイマの動作タイミングを同期させる(例えば、特許文献2参照)。
また、特定のデータ送受信装置から送信されたデータ中に含まれる装置番号を受信した時点で、他のそれぞれのデータ送受信装置はそれぞれのデータ送受信装置内のインター
バルタイマを再設定することによって、それぞれのデータ送受信装置内に設けられた複数のインターバルタイマの動作タイミングを同期させる(例えば、特許文献2参照)。
しかし、サイクリックデータにサム値を付加するため、送受信できるサイクリックデータの量が減少してしまうという問題がある。また、受信したサイクリックデータに付加されているサム値を検算するため、端末の中央演算装置にかかる負荷が大きくなるという問題がある。
また、特定のデータ送受信装置から受信した装置番号からタイマを再設定することは、ネットワーク上の送信の空き時間を短くするためのものであって、送受信の同期化を図ることではないという問題がある。また、複数のタイマの起動時間をサイクリックデータの受信時に行っており、ネットワークの負荷状態により、タイマがずれる可能があり、リアルタイム性に欠けるという問題がある。
また、特定のデータ送受信装置から受信した装置番号からタイマを再設定することは、ネットワーク上の送信の空き時間を短くするためのものであって、送受信の同期化を図ることではないという問題がある。また、複数のタイマの起動時間をサイクリックデータの受信時に行っており、ネットワークの負荷状態により、タイマがずれる可能があり、リアルタイム性に欠けるという問題がある。
この発明の目的は、サイクリックデータの送受信の量を減少せずに、送受信の同期化が図られているサイクリックデータ通信システムを提供することである。
この発明に係わるサイクリックデータ通信システムは、複数のアプリケーションをそれぞれ有する複数の端末および上記複数の端末を相互に接続する制御用ネットワークが備えられているサイクリックデータ通信システムにおいて、上記アプリケーションは、直ちにサイクリックデータを送信することを送信同期処理手段に要求するか否かを意味する送信要求フラグが付加された該サイクリックデータを上記送信同期処理手段に送り、上記端末は、入力されるリセット信号に基づき計時を再始動するタイマと、上記直ちにサイクリックデータを送信することを要求する送信要求フラグが付加されている該サイクリックデータを受けるまでに受けたサイクリックデータを一群のデータとしてまとめて上記タイマで計時された第1のタイミングで送信する上記送信同期処理手段と、他の端末から送られてくる一群のデータを上記タイマで計時された第2のタイミングで受信する受信同期処理手段と、を有する。
この発明に係わるサイクリックデータ通信システムの効果は、端末のアプリケーションがサイクリックデータの一部をサム値として使用しなくてもよく、サイクリックデータの効率化が得られる。また、専用信号線を用いて、ネットワークに接続された端末の同期化を図れ、精度のよい処理が得られる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。図2は、実施の形態1に係わる端末の機能ブロック図である。図3は、実施の形態1に係わる送信同期処理手段の機能ブロック図である。図4は、実施の形態1に係わる受信同期処理手段の機能ブロック図である。
図1は、この発明の実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。図2は、実施の形態1に係わる端末の機能ブロック図である。図3は、実施の形態1に係わる送信同期処理手段の機能ブロック図である。図4は、実施の形態1に係わる受信同期処理手段の機能ブロック図である。
この実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1は、工場などで稼働しているフィールド機器2をコントロールする複数の端末3と、複数の端末3をループ状に接続して通信を行う制御用ネットワーク4、周期的にOFFレベルからONレベルにリセット信号のレベルを切り換える信号制御装置5、端末3と信号制御装置5とをそれぞれ接続する専用信号線6が備えられている。
端末3は、送受信のタイミングの同期を図るためのタイマ10、フィールド機器2からのデータと他の端末3からのサイクリックデータに基づき演算し、サイクリックデータを得る3つのアプリケーション11a、11b、11c、サイクリックデータを他の端末3と同期して送信する送信同期処理手段15、制御用ネットワーク4を介して送られてくるサイクリックデータを他の端末3と同期して受信する受信同期処理手段16を有している。
制御用ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)またはATMである。
端末3は、送受信のタイミングの同期を図るためのタイマ10、フィールド機器2からのデータと他の端末3からのサイクリックデータに基づき演算し、サイクリックデータを得る3つのアプリケーション11a、11b、11c、サイクリックデータを他の端末3と同期して送信する送信同期処理手段15、制御用ネットワーク4を介して送られてくるサイクリックデータを他の端末3と同期して受信する受信同期処理手段16を有している。
制御用ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)またはATMである。
タイマ10は、専用信号線6からのリセット信号のOFFレベルからONレベルへのレベルの変化を検出し、割込信号を発生する信号検出部18、割込信号が発生したとき、計時を再始動するタイマ制御ハンドラ19を有している。信号制御装置5は、例えば、リセット信号を1秒ごとにOFFレベルからONレベルに切り換え、その後所定の時間経過後OFFレベルに戻す。
このように各端末3のタイマ10で計時されている時間は、高精度で一致することになる。なお、各端末3のタイマ10は、再始動後数秒するとタイマ誤差が生じるので、信号制御装置5は、1秒毎にリセット信号のレベルをOFFレベルからONレベルに切り換えている。
このように各端末3のタイマ10で計時されている時間は、高精度で一致することになる。なお、各端末3のタイマ10は、再始動後数秒するとタイマ誤差が生じるので、信号制御装置5は、1秒毎にリセット信号のレベルをOFFレベルからONレベルに切り換えている。
アプリケーション11は、演算結果をサイクリックデータとして直ちに送信することを望むとき、送信要求フラグに1を設定し、他のアプリケーション11のサイクリックデータが送信されるとき一緒に送信することでいいとき、送信要求フラグに0を設定し、サイクリックデータにその送信要求フラグを付加して、送信同期処理手段15に送る。
送信同期処理手段15は、アプリケーション11から送られてくるサイクリックデータが書き込まれるサイクリックデータ部21、送られてくるサイクリックデータの送信要求フラグに1が設定されているとき送信起動フラグにONを設定し、送られてくるサイクリックデータの送信要求フラグに0が設定されているとき送信起動フラグをOFFのままに維持するフラグ設定部22、送信起動フラグにONが設定されたとき起動信号を発する送信起動ハンドラ23、起動信号を受信したとき、現時点が予め決められている送信タイミングであるか否かを判定する送信タイミング判定部24、送信タイミングと判定されたときサイクリックデータ部21に書き込まれているサイクリックデータを一群のデータとして送信し、送信後送信起動フラグにOFFを設定するデータ送信部25を有する。
受信同期処理手段16は、他の端末3から制御用ネットワーク4を介して一群のデータが送信されてきたとき、受信起動フラグにONを設定する受信割込ハンドラ26、現時点が予め決められている受信タイミングであるか否かを判断する受信タイミング判定部27、受信タイミングであると判定されたとき、送信されてきた一群のデータを受信して、サイクリックデータ部29に保管し、受信要求フラグに1を設定し、受信起動フラグにOFFを設定するデータ受信部28、受信した一群のデータを保管するサイクリックデータ部29を有している。
次に、送信同期処理手段15により3つのアプリケーション11からの3つのサイクリックデータを送信することについて図5を参照して説明する。図5は、送信同期処理手段15がサイクリックデータを同期化して送信する手順を示すフローチャートである。
なお、この説明において、端末3aからサイクリックデータを送信するとして説明する。端末3aのアプリケーション11a、11b、11cからのサイクリックデータA、B、Cに付加されている送信要求フラグとして0、0、1が設定され、アプリケーション11a、11b、11cの順番に送信同期処理手段15に当該のサイクリックデータを送る。
また、端末3aの送信タイミングは、再始動した時間を0として、100ms、200ms、300ms、・・・の100ms間隔の時点として予め決められているとする。
また、送信同期処理手段15において、アプリケーション11からのサイクリックデータの入力および送信タイミングの待ちは1ms毎として説明する。
なお、この説明において、端末3aからサイクリックデータを送信するとして説明する。端末3aのアプリケーション11a、11b、11cからのサイクリックデータA、B、Cに付加されている送信要求フラグとして0、0、1が設定され、アプリケーション11a、11b、11cの順番に送信同期処理手段15に当該のサイクリックデータを送る。
また、端末3aの送信タイミングは、再始動した時間を0として、100ms、200ms、300ms、・・・の100ms間隔の時点として予め決められているとする。
また、送信同期処理手段15において、アプリケーション11からのサイクリックデータの入力および送信タイミングの待ちは1ms毎として説明する。
S101で、サイクリックデータ部21は、アプリケーション11からのサイクリックデータを保管する。フラグ設定部22は、送信要求フラグに基づき送信起動フラグを設定する。
S102で、送信起動ハンドラ23は、送信起動フラグにONが設定されたとき、起動信号を発し、送信起動フラグにOFFが設定されているとき、S106へ進む。
S102で、送信起動ハンドラ23は、送信起動フラグにONが設定されたとき、起動信号を発し、送信起動フラグにOFFが設定されているとき、S106へ進む。
アプリケーション11aからのサイクリックデータAとアプリケーション11bからのサイクリックデータBとが入力されたとき、送信要求フラグがともに0なので、送信起動フラグがOFFのまま据え置かれる。次に、アプリケーション11cからのサイクリックデータCが入力されたとき、送信要求フラグが1なので、送信起動フラグにONが設定される。
そして、送信起動ハンドラ23は、送信起動フラグにONが設定されたので、起動信号を発する。
そして、送信起動ハンドラ23は、送信起動フラグにONが設定されたので、起動信号を発する。
S103で、送信タイミング判定部24は、起動信号を受信すると、現時点が予め決められている送信タイミングであるか否かを判定し、現時点が送信タイミングのときS104へ進み、現時点が送信タイミングでないときS106へ進む。
S104で、データ送信部25は、サイクリックデータ部21に保管されている一群のデータを送信する。
S105で、データ送信部25は、送信起動フラグにOFFを設定して、S106へ進む。
S106で、1ms間待機してS101へ戻る。
S104で、データ送信部25は、サイクリックデータ部21に保管されている一群のデータを送信する。
S105で、データ送信部25は、送信起動フラグにOFFを設定して、S106へ進む。
S106で、1ms間待機してS101へ戻る。
このように複数のアプリケーション11からのサイクリックデータを一群のデータとしてまとめて送信することができる。
また、信号制御装置5から送信されたリセット信号によりタイマ10が同期化され、予め定められた同期化されたタイミングで送信することができる。
また、信号制御装置5から送信されたリセット信号によりタイマ10が同期化され、予め定められた同期化されたタイミングで送信することができる。
次に、受信同期処理手段16における受信について図6を参照して説明する。図6は、受信同期処理手段16が一群のデータを同期化して受信する手順を示すフローチャートである。
なお、以下の一群のデータの受信の説明において、端末3bで受信がおこなわれ、サイクリック送信処理が50ms以内で完了しているとし、受信タイミングは、再始動した時間を0として、150ms、250ms、350ms、・・・の100ms間隔の時点として予め決められているとする。
なお、以下の一群のデータの受信の説明において、端末3bで受信がおこなわれ、サイクリック送信処理が50ms以内で完了しているとし、受信タイミングは、再始動した時間を0として、150ms、250ms、350ms、・・・の100ms間隔の時点として予め決められているとする。
S201で、受信割込ハンドラ26は、サイクリック受信が行われているか判断し、サイクリック受信が行われているとき受信起動フラグにONを設定しS202へ進み、サイクリック受信が行われていないときS205へ進む。
S202で、受信タイミング判定部27は、現時点が端末3bとして予め決められている受信タイミングであるか否かを判断し、現時点が受信タイミングであれば、S203へ進み、受信タイミングでないときS205へ進む。
S203で、データ受信部28は、受信したサイクリックデータをサイクリックデータ部29に保管し、アプリケーション11に受信を知らせるために受信フラグに1を設定し、S204へ進む。
S204で、データ受信部28は、受信起動フラグにOFFを設定する。
S205で、1ms間待機してからS201へ戻る。
このように、信号制御装置5から送信されたリセット信号によりタイマ10が同期化され、予め決められている同期化されたタイミングで受信することができる。
S202で、受信タイミング判定部27は、現時点が端末3bとして予め決められている受信タイミングであるか否かを判断し、現時点が受信タイミングであれば、S203へ進み、受信タイミングでないときS205へ進む。
S203で、データ受信部28は、受信したサイクリックデータをサイクリックデータ部29に保管し、アプリケーション11に受信を知らせるために受信フラグに1を設定し、S204へ進む。
S204で、データ受信部28は、受信起動フラグにOFFを設定する。
S205で、1ms間待機してからS201へ戻る。
このように、信号制御装置5から送信されたリセット信号によりタイマ10が同期化され、予め決められている同期化されたタイミングで受信することができる。
このようなサイクリックデータ通信システム1は、専用信号線6を介してリセット信号が各端末3に供給されるので、制御用ネットワーク4を介して送られるサイクリックデータの量を減少することなく各端末3のタイマ10の同期化を図ることができる。
また、端末3毎に送受信するサイクリックデータが一群として扱われるので、サイクリックデータとしての同期化が図られる。
また、一群のデータが予め決められているタイミングで送受信されるので、送受信の間での同期化が図られる。
また、端末3毎に送受信するサイクリックデータが一群として扱われるので、サイクリックデータとしての同期化が図られる。
また、一群のデータが予め決められているタイミングで送受信されるので、送受信の間での同期化が図られる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2に係わる端末の機能ブロック図である。図8は、実施の形態2に係わる送信同期処理手段の機能ブロッック図である。
実施の形態2に係わるサイクリックデータ通信システムは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1と端末3Bが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
また、実施の形態2に係わる端末3Bは、図7に示すように、実施の形態1に係わる端末3にバッファ17が追加されているとともに実施の形態1に係わる端末3とアプリケーション11Bと送信同期処理手段15Bとが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
図7は、この発明の実施の形態2に係わる端末の機能ブロック図である。図8は、実施の形態2に係わる送信同期処理手段の機能ブロッック図である。
実施の形態2に係わるサイクリックデータ通信システムは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1と端末3Bが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
また、実施の形態2に係わる端末3Bは、図7に示すように、実施の形態1に係わる端末3にバッファ17が追加されているとともに実施の形態1に係わる端末3とアプリケーション11Bと送信同期処理手段15Bとが異なっており、その他は同様であるので、同様な部分に同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態2に係わる複数のアプリケーション11Ba、11Bb、11Bcは、順番にサイクリックデータをバッファ17に蓄積し、最後にサイクリックデータをバッファ17に蓄積するアプリケーション11Bcは、バッファ17に蓄積されているサイクリックデータを一群のデータとして送信同期処理手段15Bに送る。
実施の形態2に係わる送信同期処理手段15Bは、図8に示すように、バッファ17に蓄積されていた一群のデータがアプリケーション11Bcから送られてきたとき送信起動フラグにONを設定するフラグ設定部22B、送信起動フラグにONが設定されたとき起動信号を発する送信起動ハンドラ23、起動信号を受信したとき、現時点が予め決められている送信タイミングであるか否かを判定する送信タイミング判定部24、送信タイミングと判定されたとき一群のデータを送信し、送信後送信起動フラグにOFFを設定するデータ送信部25Bを有する。
このようなサイクリックデータ通信システムは、アプリケーション11Bが一旦サイクリックデータをバッファ17に蓄積し、最後のアプリケーション11Bcがバッファ17に蓄積されているすべてのサイクリックデータを一群のデータとして送信同期処理手段15Bに送信要求するので、送信同期処理手段15Bでアプリケーション毎に送信要求の有無を判断する必要がなく、高速にデータ送信ができる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。
実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1とリセット信号の経路が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cが適用されるプラントでは、フィールド機器2が端末3とフィールドネットワーク7を介して通信が行われている。そして、フィールド機器2に入力される信号が端末3に転送されることができるようになっている。なお、フィールドネットワーク7の例として、Profibus、CC−Link、LonWork(登録商標)などが挙げられる。
そして、信号制御装置5は、フィールド機器2に専用信号線8を介して接続されており、信号制御装置5から送られたリセット信号はフィールド機器2でフィールドネットワーク7に転送されて、端末3に到達する。
図9は、この発明の実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。
実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1とリセット信号の経路が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cが適用されるプラントでは、フィールド機器2が端末3とフィールドネットワーク7を介して通信が行われている。そして、フィールド機器2に入力される信号が端末3に転送されることができるようになっている。なお、フィールドネットワーク7の例として、Profibus、CC−Link、LonWork(登録商標)などが挙げられる。
そして、信号制御装置5は、フィールド機器2に専用信号線8を介して接続されており、信号制御装置5から送られたリセット信号はフィールド機器2でフィールドネットワーク7に転送されて、端末3に到達する。
このようなサイクリックデータ通信システム1Cは、専用の信号線を信号制御装置5と端末3の間に配線することなく、すでに端末3に接続されているフィールド機器2を介してリセット信号が供給できるので、配線工事が簡単になる。
なお、実施の形態3において、実施の形態1に係わる端末3を用いたサイクリックデータ通信システムについて説明したが、実施の形態2に係わる端末3Bを用いても、同様に配線工事が簡単になる。
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。
実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システム1Dは、実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cとリセット信号の経路が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システム1Dが適用されるプラントでは、端末3の一部がフィールド機器2とフィールドネットワーク7を介して通信が行われているが、残りの端末3にはフィールド機器2が接続されていない。
そこで、リセット信号の発生源である信号制御装置5は、フィールド機器2がフィールドネットワーク7を介して接続されている端末3の場合、第1の専用信号線8を介してフィールド機器2に接続されており、フィールド機器2が接続されていない端末3の場合、第2の専用信号線6を介して直接端末3に接続されている。
図10は、この発明の実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。
実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システム1Dは、実施の形態3に係わるサイクリックデータ通信システム1Cとリセット信号の経路が異なっており、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
この実施の形態4に係わるサイクリックデータ通信システム1Dが適用されるプラントでは、端末3の一部がフィールド機器2とフィールドネットワーク7を介して通信が行われているが、残りの端末3にはフィールド機器2が接続されていない。
そこで、リセット信号の発生源である信号制御装置5は、フィールド機器2がフィールドネットワーク7を介して接続されている端末3の場合、第1の専用信号線8を介してフィールド機器2に接続されており、フィールド機器2が接続されていない端末3の場合、第2の専用信号線6を介して直接端末3に接続されている。
このようなサイクリックデータ通信システム1Dは、すでに端末3に接続されているフィールド機器2がある場合、フィールド機器2を介してリセット信号を供給し、フィールド機器2がない場合、第2の専用信号線6を介して端末3に供給するので、既存の構成を最大限利用することができ、配線工事などの費用を低減することができる。
なお、実施の形態4において、実施の形態1に係わる端末3を用いたサイクリックデータ通信システム1Dについて説明したが、実施の形態2に係わる端末3Bを用いても、同様に配線工事が簡単になる。
実施の形態5.
図11は、この発明の実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。図12は、実施の形態5に係わるマスタの端末の機能ブロック図である。
実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システム1Eでは、制御用ネットワーク4に接続されている端末3Eが1つのマスタの端末3Eaと2つのスレーブの端末3Eb、3Ecとに分けられる。
そして、実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システム1Eは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1とリセット信号の供給が異なり、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
図11は、この発明の実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システムのブロック図である。図12は、実施の形態5に係わるマスタの端末の機能ブロック図である。
実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システム1Eでは、制御用ネットワーク4に接続されている端末3Eが1つのマスタの端末3Eaと2つのスレーブの端末3Eb、3Ecとに分けられる。
そして、実施の形態5に係わるサイクリックデータ通信システム1Eは、実施の形態1に係わるサイクリックデータ通信システム1とリセット信号の供給が異なり、その他は同様であるので、同様な部分は同じ符号を付記して説明は省略する。
実施の形態1においては、リセット信号を信号制御装置5から供給しているが、実施の形態5においては、図11に示すように、リセット信号としてのタイマリセットパケットをマスタの端末3Eaから制御用ネットワーク4を介してスレーブの端末3Eb、3Ecに送信している。
そして、マスタの端末3Eaでは、タイマリセットパケットの送信と同期してタイマ10Eを再始動する。一方、スレーブの端末3Eb、3Ecでは、タイマリセットパケットを受信するとそれに同期してタイマ10Eを再始動する。
なお、タイマリセットパケットは、ブロードキャストデータまたはマルチキャストデータである。
そして、マスタの端末3Eaでは、タイマリセットパケットの送信と同期してタイマ10Eを再始動する。一方、スレーブの端末3Eb、3Ecでは、タイマリセットパケットを受信するとそれに同期してタイマ10Eを再始動する。
なお、タイマリセットパケットは、ブロードキャストデータまたはマルチキャストデータである。
そして、実施の形態5に係わるタイマ10Eは、図12に示すように、タイマリセットパケットを受信するとタイマ10Eを再始動するタイマ制御ハンドラ19Eを有している。
また、端末3Eは、タイマリセットパケットを周期的に、例えば1秒毎に、送受信するパケット通信部30を有している。
また、端末3Eは、タイマリセットパケットを周期的に、例えば1秒毎に、送受信するパケット通信部30を有している。
このようなサイクリックデータ通信システム1Eでは、タイマリセットパケットを制御用ネットワーク4の回線を一部占有して送信するので、データの送受信容量が減少するが、専用の信号線や信号制御装置を新たに設ける必要がないので、安価に端末のタイマの同期を図ることができる。
なお、実施の形態5において、実施の形態1に係わる端末3を用いたサイクリックデータ通信システム1Eについて説明したが、実施の形態2に係わる端末3Bを用いても、同様に配線工事が簡単になる。
1 サイクリックデータ通信システム、2 フィールド機器、3 端末、4 制御用ネットワーク、5 信号制御装置、6、8 専用信号線、7 フィールドネットワーク、10 タイマ、11 アプリケーション、15 送信同期処理手段、16 受信同期処理手段、17 バッファ、18 信号検出部、19 タイマ制御ハンドラ、21、29 サイクリックデータ部、22 フラグ設定部、23 送信起動ハンドラ、24 送信タイミング判定部、25 データ送信部、26 受信割込ハンドラ、27 受信タイミング判定部、28 データ受信部、30 パケット通信部。
Claims (6)
- 複数のアプリケーションをそれぞれ有する複数の端末および上記複数の端末をループ状に接続する制御用ネットワークが備えられているサイクリックデータ通信システムにおいて、
上記アプリケーションは、直ちにサイクリックデータを送信することを送信同期処理手段に要求するか否かを意味する送信要求フラグが付加された該サイクリックデータを上記送信同期処理手段に送り、
上記端末は、
入力されるリセット信号に基づき計時を再始動するタイマと、
上記直ちにサイクリックデータを送信することを要求する送信要求フラグが付加されている該サイクリックデータを含む該サイクリックデータを受けるまでに受けたサイクリックデータを一群のデータとしてまとめて上記タイマで計時された予め決められている第1のタイミングで送信する上記送信同期処理手段と、
他の上記端末から送信された一群のデータを上記タイマで計時された予め決められている第2のタイミングで受信する受信同期処理手段と、
を有することを特徴とするサイクリックデータ通信システム。 - 複数のアプリケーションを有する複数の端末および上記複数の端末をループ状に接続する制御用ネットワークが備えられているサイクリックデータ通信システムにおいて、
上記複数のアプリケーションは、順番にサイクリックデータをバッファに蓄積し、最後にサイクリックデータをバッファに蓄積する上記アプリケーションは、上記バッファに蓄積されているサイクリックデータを一群のデータとして送信同期処理手段に送り、
上記端末は、
入力されるリセット信号に基づき計時を再始動するタイマと、
上記アプリケーションにより複数のサイクリックデータが一旦蓄積される上記バッファと、
上記アプリケーションから上記一群のデータが送られてきたとき、上記タイマで計時された予め決められている第1のタイミングで該一群のデータを送信する上記送信同期処理手段と、
他の上記端末から送信された一群のデータを上記タイマで計時された予め決められている第2のタイミングで受信する受信同期処理手段と、
を有することを特徴とするサイクリックデータ通信システム。 - 上記複数の端末にそれぞれ専用信号線を介して接続され、周期的に上記リセット信号を上記専用信号線を介して上記端末に送信する信号制御装置が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載するサイクリックデータ通信システム。
- 上記複数の端末にそれぞれフィールドネットワークを介して接続され、受信した上記リセット信号を上記フィールドネットワークを介して上記端末に転送するフィールド機器と、上記フィールド機器にそれぞれ専用信号線を介して接続され、周期的に上記リセット信号を上記専用信号線を介して上記フィールド機器に送信する信号制御装置と、が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載するサイクリックデータ通信システム。
- 上記複数の端末の一部にそれぞれフィールドネットワークを介して接続され、受信した上記リセット信号を上記フィールドネットワークを介して上記端末に転送するフィールド機器と、上記フィールド機器にそれぞれ第1の専用信号線を介して接続され、上記複数の端末の残りにそれぞれ第2の専用信号線を介して接続され、周期的に上記リセット信号を上記第1の専用信号線を介して上記フィールド機器に、かつ上記第2の専用信号線を介して上記端末に送信する信号制御装置と、が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載するサイクリックデータ通信システム。
- 上記複数の端末は、マスタの端末とスレーブの端末とからなり、
上記入力されるリセット信号は、上記マスタの端末が送信するタイマリセットパケットであり、
上記マスタの端末のタイマは、上記タイマリセットパケットの送信に同期して計時を再始動し、
スレーブの上記端末のタイマは、上記タイマリセットパケットの受信に同期して計時を再始動することを特徴とする請求項1または2に記載するサイクリックデータ通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
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US8358681B2 (en) | 2008-07-10 | 2013-01-22 | Sony Corporation | Communication apparatus and communication calibration method |
JP2017059115A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 横河電機株式会社 | 制御装置および制御方法 |
-
2005
- 2005-03-23 JP JP2005084086A patent/JP2006270376A/ja active Pending
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US10401817B2 (en) | 2015-09-18 | 2019-09-03 | Yokogawa Electric Corporation | Control device and control method |
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