JP2006268894A - 誘電体記録・再生装置および記録方法ならびにその電極 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速かつ超高密度で記録・再生を可能とする誘電体記録再生装置の提供を課題とする。
【解決手段】誘電体記録媒体20の誘電体材料17に電界を印加するために同一側に配置した探針11および補助電極40と、探針11で印加する高周波電界のリターン電極12と、探針下の誘電体材料17に記録された分極状態に対応した情報の再生手段とを備えたことを特徴とする誘電体記録・再生装置。
【選択図】図1
【解決手段】誘電体記録媒体20の誘電体材料17に電界を印加するために同一側に配置した探針11および補助電極40と、探針11で印加する高周波電界のリターン電極12と、探針下の誘電体材料17に記録された分極状態に対応した情報の再生手段とを備えたことを特徴とする誘電体記録・再生装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、誘電体薄膜に高密度で情報を記録・再生する誘電体記録・再生装置の技術分野に属する。
近年、大容量記憶装置に対するニーズが高まっている。高密度大容量でランダムアクセス可能な記録・再生装置として、光ディスク装置やHDD(Hard Disc Drive)装置が知られている。磁性体を記録媒体としたHDDの記録密度は年率100% を超える勢いで上昇している。大容量記憶装置は単に小型大容量であればよいというだけでなく、速い転送レートや省電力性が強く求められている。HDDの記録密度は開発段階では100Gbit/inch 2 を超えようとしているが、垂直磁気記録の技術を使っても記憶密度として1Tbit/ inch 2 程度が限界といわれている。また、光ディスクで光近接場やホログラム方式を適用しても記憶容量として1Tbit/ inch 2程度が限界といわれている。
1Tbit/ inch 2程度が限界といわれている垂直磁気記録密度を、強誘電体を記録材料とする強誘電体記憶装置では、大きく超える可能性がある。外部電界印加による強誘電体記録では自発分極方向の制御が可能であり、自発分極の向きを記録情報に対応させ、垂直磁気記録に類似した情報記録を電気的に実現することができる。このような自発分極の向きは強誘電体結晶における単位格子内の原子の位置で決まり、典型的な強誘電体材料の分極ドメイン壁は3 〜 5 単位結晶格子の厚さであり,強磁性体のドメイン壁の厚さよりもはるかに薄い(非特許文献1)。従って、強誘電体を記録材料とすることで垂直磁気記録の記録密度を大きく超えることができる。
しかしながら、このような特徴を有する強誘電体超高密度記録の研究は磁気記録の研究に比べて遅れていた。これは、磁気と異なり、強誘電体記録の場合はプラスの電荷とマイナスの電荷が表面に独立して存在し、電界印加によって情報を強誘電体記録媒体に分極ドメインとして記録できたとしても、自発分極に基づく表面電荷は空間に存在する単電荷によってすぐに中和されてしまうので、表面電荷を読み出すことが困難であることによる。つまり、強誘電体記録・再生装置を実現するためには、強誘電体分極ドメインの存在を高分解能かつ高速で読み出す技術の確立が必要であった。
本願発明者によって、1994 年にSNDM(Scanning Nonlinear Dielectric Microscope:走査型非線形誘電率顕微鏡)法による強誘電体分極ドメインの検出方法が発明され、SPM(Scanning Probe Microscope:走査型プローブ顕微鏡)で使われる導電性のSPMカンチレバーを使うことで、サブナノメートルの分解能が検証された。これは圧電イメージングによる検出方法などと比べてはるかに高い分解能である。また、SNDMは純電気的な方法で強誘電体分極ドメインを高速で検出することが可能である。したがって、SNDM装置を強誘電体記録・再生装置として使用できればこれまでの常識を超える情報記録・再生装置としての可能性が考えられる。
上記したSNDM装置を強誘電体記録・再生装置として使用する基本発明は特許文献1等で開示されている。その装置の全体機能図を図6に示す。記録密度1.5Tbit/ inch 2の実現可能性が得られている。
従来の強誘電体記録・再生装置の構成図を図6(特許文献1の図10に相当する)に示す。記録密度1.5Tbit/ inch 2の実現可能性が得られている。本発明は5Tbit/ inch 2以上の記録密度でしかも高速に書き込むことを実現する技術を提供するものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載した、誘電体記録媒体の誘電体材料に電界を印加するために、同一側に配置した探針および補助電極と、探針で印加する高周波電界のリターン電極と、探針下の誘電体材料に記録された分極状態に対応した情報の再生手段とを備えたことを特徴とする誘電体記録・再生装置。
請求項2に記載した、前記誘電体材料がタンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶薄膜であることを特徴とする請求項1記載の誘電体記録・再生装置。
請求項3に記載した、前記タンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶薄膜が10ないし150nm厚であることを特徴とする請求項2記載の誘電体記録・再生装置。
請求項4に記載した、導体を有する誘電体記録媒体の誘電体材料に情報を書き込む際に、前記導体と補助電極間に所定の直流電圧を印加した状態で、前記導体と探針間にオフセット電圧を有する情報パルスを印加することを特徴とする記録方法。
請求項5に記載した、導体を有する誘電体記録媒体の誘電体材料に情報を書き込む際に、前記導体と補助電極間に所定の直流電圧を印加した状態で、前記導体と探針間には情報パルスのみを印加することを特徴とする記録方法。
請求項6に記載した、誘電体記録媒体を保持するトレー側に、探針とリターン電極とインダクタと発振器と補助電極とが配置されていることを特徴とする請求項1、2、3記載の誘電体記録・再生装置。
請求項7に記載した、探針とリターン電極とインダクタと発振器と補助電極とが一体化した構造を特徴とする請求項6記載の誘電体記録・再生装置。
請求項8に記載した、円形ないし方形の外周から中心部に向かって切り込みを有することを特徴とする誘電体記録・再生装置用の電極。
請求項1、4、5の発明によれば、従来技術と比較して、より低いパルス電圧で、より小さなサイズの分極ドメインが高速(狭いパルス幅)で生成でき、超高密度記録が実現できる。
請求項2、3の発明によれば、強誘電体を使用するので、一層の記録密度向上が期待できる。
請求項5、6、7、8の発明によれば、誘電体記録・再生装置の小型化が期待できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本願発明者は、図2(a)に書き込み原理図を示すように、誘電体材料217に接触させた探針211(図1の11に相当する)に、直流オフセット電圧252を重畳した書き込みパルス251を印加すると、従来技術と比して、より低いパルス電圧で、より小さな分極ドメインが高速で生成できることを新たに見出した。このように、低いパルス電圧・狭いパルス幅のパルスを印加しても、小さな分極ドメインの形成・安定化を可能とする、誘電体表面に印加する直流バイアス電圧を、本願では直流オフセット電圧と定義する。
本願発明者は、図2(a)に書き込み原理図を示すように、誘電体材料217に接触させた探針211(図1の11に相当する)に、直流オフセット電圧252を重畳した書き込みパルス251を印加すると、従来技術と比して、より低いパルス電圧で、より小さな分極ドメインが高速で生成できることを新たに見出した。このように、低いパルス電圧・狭いパルス幅のパルスを印加しても、小さな分極ドメインの形成・安定化を可能とする、誘電体表面に印加する直流バイアス電圧を、本願では直流オフセット電圧と定義する。
図3(a)に探針211に印加する書き込みパルス波形を示す。本実験では、誘電体材料217として、市販されている一致溶融組成のタンタル酸リチウム(Congruent LiTaO3:以下ではCLTと略記する)と定比組成のタンタル酸リチウム(Stoichiometric LiTaO3:以下ではSLTと略記する)とを使用した。SLTの抗電界はCLTに比べて非常に小さい。このことは、分極反転速度が速いことを意味する。一方、CLTではSLTと比してより微小な分極ドメインの生成が期待できる。
図3(b)に誘電体材料217として厚さ28.8nmのCLTに書き込んだ試料のSNDMで観測した分極ドメイン像を示す。黒いドットが分極ドメインである。10nsのパルス幅で、オフセット電圧が0.5Vでは10Vのパルス電圧を印加しても分極ドメインを生成できないが、オフセット電圧を1.0Vにすることにより、パルス電圧9V以上で分極ドメインを生成できた。
どれだけ狭い間隔で分極ドメインを生成できるかを確かめる目的で、誘電体材料217をXYピエゾステージに取り付けてXY方向に移動させて書き込み実験を実施した例を図4に示す。オフセット電圧を1.0V、パルス電圧9.5V、パルス幅50nsとして、書き込み可能な平均ビット間隔は8.7nmであった。面記録密度8.5Tbit/ inch 2が達成できるビット間隔である。
このように、オフセット電圧を加えることにより、狭いパルス幅(高速)と低いパルス電圧(低消費電力)で、小さな分極ドメイン(高密度)を生成できるが、この効果を得るには、書き込みパルスが終わったあとも、ドメイン安定化に要する時間以上(好ましくは1ms以上)探針211を書き込み位置に停止させて、オフセット電圧を持続させる必要がある。
この対策として、図2(b)に示すように、探針211の極近傍に誘電体材料217と対向して広域にわたって補助電極240を配置して直流電圧250を印加する。こうすれば、探針211を誘電体材料217に接触させて書き込みパルスを印加したあとで、探針211を誘電体材料217表面から離して誘電体材料217を移動させても、生成された分極ドメインは補助電極240直下に移動しているので、補助電極240によりオフセット電圧を長い時間(1ms以上)誘電体材料217に印加でき、分極ドメインは安定化される。
図2(b)に示す補助電極240を用いれば、書き込みパルス自身にオフセット電圧を付加しなくても、補助電極240による誘導電界により、探針211の書き込み位置にオフセット電圧が付加された書き込みパルスが印加されることになる。
上にのべた原理を利用して製作した強誘電体記録・再生装置の概念図を図1に示す。
図1の誘電体記録・再生装置は、誘電体記録媒体20の誘電体材料17に電界を印加する探針11および補助電極40と、探針11が印加する高周波電界が戻るリターン電極12と、探針11とリターン電極12の間に設けられるインダクタLと、インダクタLと探針11の直下の誘電体材料に形成される書き込み情報に対応して分極したドメインの容量Csとで決まる共振周波数で発振する発振器13と、記録・再生時に回路接続を切り替えるスイッチ30及びスイッチ36と、記録すべき情報により書き込み信号を発生する書き込み信号生成部31と、探針11に印加する交流信号を発生する交流信号発生部32と、探針11の直下の誘電体材料が有する容量で変調されるFM変調信号を復調するFM復調器33と、復調された信号からデータを検出するPSK復調器34と、復調された信号からトラッキングエラー信号を検出するトラッキングエラー検出部35とを備えて構成される。
この誘電体記録・再生装置は、誘電体記録媒体20に対する記録と再生の機能を併せ持つ装置であって、スイッチ30及びスイッチ36によって記録と再生の回路接続を切り替えると共に、再生時に交流信号を探針11と誘電体材料17の間に印加することを特徴とする。
補助電極40には先に説明した情報書き込み時に必要とされるオフセット電圧を誘電体材料17に印加するに足りる所定の直流電圧が直流電源50によって印加される。誘電体材料17の材質(誘電率、厚さ等)、補助電極40と誘電体材料17との間隙寸法で印加すべき直流電圧の値は変化する。したがって、具体的な条件が決まったら、あらかじめ実験等で求めておけばよい。なお、安全性から10V以下に設定するのが望ましい。
まず、書き込み時には、スイッチ30の端子30aを端子30bに接続し、また、スイッチ36の端子36aを端子36bに接続して書き込み信号生成部31からの書き込み信号を探針11と誘電体材料17との間に印加する。スイッチ36の端子36bは直接探針11に接続されるため、インダクタLのインダクタンスの影響を避けることが可能となる。
一方、再生時にはスイッチ30の端子30aを端子30cに接続し、スイッチ36の端子36aを端子36cに接続してインダクタLと容量Csとで共振回路を構成させる。
再生は分極状態に対応した容量Csを検出することで行われる。即ち、容量Csが係わる発振周波数の変化を検出することでデータの再生が行われる。リターン電極12は、探針11から誘電体材料17に印加した電界が戻る電極であって、探針11の近傍に設けられている。リターン電極12は、探針11直下に形成される極微な静電容量よりもリターン電極12の下に形成される静電容量が十分大きくなる形状、配置であれば何れの形態でも良い。
また、図1の誘電体記録媒体20は、基板15の上に電極16が、また、電極16の上に誘電体材料17が積層されて形成されている。
また、図1の誘電体記録媒体20は、基板15の上に電極16が、また、電極16の上に誘電体材料17が積層されて形成されている。
基板15は例えばシリコンであり、その強固さと化学的安定性、加工性等において好適な材料である。CDROMやDVDROMに用いられるプラスチック基板や、磁気ディスクに用いられるガラス基板でもよい。電極16は探針11との間で電界を発生させるための導体で、誘電体材料17に抗電界(残留分極を打ち消すために必要な電界強度)以上の電界を印加して分極ドメインを生成させる。データに対応して分極方向を定めることにより書き込みが行われる。探針11は針状のものやカンチレバー状等のものが具体的な形状として知られている。本実施例では探針として先端半径25nm の導電性カンチレバーを用いた。
誘電体材料17は、本実施例では強誘電体であるLiTaO3を用い、分極の+面と−面が180度のドメインの関係であるLiTaO3のZ面に対して書き込みを行なった。他の誘電体材料を用いてもよい。
図5(a)に記録再生を実施する機構部の概念図を示す。円形の誘電体記録媒体200を収納するトレー400は、補助電極440、探針11とリターン電極12とインダクタLと発振器13等が収納された記録再生ヘッド410、誘電体記録媒体200の支持台450、誘電体記録媒体200のクランプ455で構成される。図1の電極16に相当する誘電体記録媒体200の電極216はクランプ455でスイッチ30等に接続される。
誘電体記録媒体200はトレー400の支持台450の上に載せられて、クランプ455により保持される。支持台450の回転と、支持台450の中心点に向かう記録再生ヘッド410の移動により、情報の書き込み読み出し番地が特定される。支持台450と記録再生ヘッド410はサーボ機構により駆動が制御される。支持台450と補助電極440は1〜10μm程度の段差を持ち、回転する誘電体記録媒体200が補助電極440と接触しないように配置されているので、補助電極440によって、誘電体記録媒体200にオフセット電圧が印加される。
この誘電体記録・再生装置は、書き込み動作に入る前に、誘電体記録媒体200に書き込まれている誘電体記録媒体200の特性情報(製造会社名、製品仕様等)と、誘電体記録媒体200と補助電極440の間隙とを、記録再生ヘッド410が読み取り、書き込みに最適な直流電源50の電圧値を自動設定するが、必要に応じて、手動で直流電源50の電圧値を設定できる構造・手段としてもよい。
誘電体記録媒体200をトレー400に収容した図が図5(b)である。誘電体記録媒体200の誘電体材料面が下側に装着される。このように、誘電体記録・再生装置も、市販のCDROMドライブやDVDROMドライブとほぼ同様な形態で実現できる。
図5(a)の変形例を、図5(c)に示す。図5(a)では誘電体記録媒体200に補助電極440を用いてオフセット電圧を印加するが、図5(c)では補助電極40は探針11とリターン電極12とインダクタLと発振器13等と記録再生ヘッド411で一体化されている。トレー窪み部441は支持台450に誘電体記録媒体200を装着するためのガイドの役割を果たしている。誘電体記録媒体200の電極216はクランプ455でスイッチ30等に接続される。
誘電体記録媒体200はトレー400の支持台450の上に載せられて、クランプ455により保持される。支持台450の回転と、支持台450の中心点に向かう補助電極40付き記録再生ヘッド411の移動により、情報の書き込み読み出し番地が特定される。支持台450と補助電極40付き記録再生ヘッド411はサーボ機構により駆動が制御される。この場合、支持台450とトレー窪み部441の段差は数100μm以上あってもよく、誘電体記録媒体200へのオフセット電圧は補助電極付き記録再生ヘッド411の補助電極40により印加される。
この誘電体記録・再生装置でも、書き込み動作に入る前に、誘電体記録媒体200に書き込まれている誘電体記録媒体200の特性情報(製造会社名、製品仕様等)と、誘電体記録媒体200と補助電極40の間隙とを、記録再生ヘッド411が読み取り、書き込みに最適な直流電源50の電圧値を自動設定するが、必要に応じて、手動で直流電源50の電圧値を設定できる構造・手段としてもよい。
図5(c)で、誘電体記録媒体200をトレー400に収容した図が図5(d)である。誘電体記録媒体200の誘電体材料面が下側に装着される。
本発明の特定の実施形態を説明してきたが、当業者であれば、上記実施形態をさらに改良、変更、修正ができることは明らかである。本発明の技術的思想または特許請求の範囲に記載の範囲内であれば、このような全ての改良、変更、修正は、本発明に包含されるものと考える。
11 探針
12 リターン電極
13 発振器
15 基板
16 電極
17 誘電体材料
20 誘電体記録媒体
30 切り替えスイッチ
31 書き込み信号生成部
32 交流信号発生部
33 FM復調器
34 PSK復調器
35 トラッキングエラー検出部
36 切り替えスイッチ
40 補助電極
50 直流電源
200 誘電体記録媒体
211 探針
216 電極
217 誘電体材料
250 直流電源
251 パルス電圧
400 トレー
410 記録再生ヘッド
411 補助電極付き記録再生ヘッド
440 補助電極
441 トレー窪み部
450 支持台
455 クランプ
12 リターン電極
13 発振器
15 基板
16 電極
17 誘電体材料
20 誘電体記録媒体
30 切り替えスイッチ
31 書き込み信号生成部
32 交流信号発生部
33 FM復調器
34 PSK復調器
35 トラッキングエラー検出部
36 切り替えスイッチ
40 補助電極
50 直流電源
200 誘電体記録媒体
211 探針
216 電極
217 誘電体材料
250 直流電源
251 パルス電圧
400 トレー
410 記録再生ヘッド
411 補助電極付き記録再生ヘッド
440 補助電極
441 トレー窪み部
450 支持台
455 クランプ
Claims (8)
- 誘電体記録媒体の誘電体材料に電界を印加するために、同一側に配置した探針および補助電極と、探針で印加する高周波電界のリターン電極と、探針下の誘電体材料に記録された分極状態に対応した情報の再生手段とを備えたことを特徴とする誘電体記録・再生装置。
- 前記誘電体材料がタンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶薄膜であることを特徴とする請求項1記載の誘電体記録・再生装置。
- 前記タンタル酸リチウム(LiTaO3)単結晶薄膜が10ないし150nm厚であることを特徴とする請求項2記載の誘電体記録・再生装置。
- 導体を有する誘電体記録媒体の誘電体材料に情報を書き込む際に、前記導体と補助電極間に所定の直流電圧を印加した状態で、前記導体と探針間にオフセット電圧を有する情報パルスを印加することを特徴とする記録方法。
- 導体を有する誘電体記録媒体の誘電体材料に情報を書き込む際に、前記導体
と補助電極間に所定の直流電圧を印加した状態で、前記導体と探針間には情報パルスのみを印加することを特徴とする記録方法。 - 誘電体記録媒体を保持するトレー側に、探針とリターン電極とインダクタと発振器と補助電極とが配置されていることを特徴とする請求項1、2、3記載の誘電体記録・再生装置。
- 探針とリターン電極とインダクタと発振器と補助電極とが一体化した構造を特徴とする請求項6記載の誘電体記録・再生装置。
- 円形ないし方形の外周から中心部に向かって切り込みを有することを特徴とする誘電体記録・再生装置用の電極。
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JP2005081209A JP2006268894A (ja) | 2005-03-22 | 2005-03-22 | 誘電体記録・再生装置および記録方法ならびにその電極 |
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
US7965535B2 (en) | 2008-03-27 | 2011-06-21 | Fujifilm Corporation | Electrode master for ferroelectric recording and method for recording on ferroelectric recording medium |
WO2023189452A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 国立大学法人東北大学 | 誘電体再生装置および誘電体記録再生装置 |
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2005
- 2005-03-22 JP JP2005081209A patent/JP2006268894A/ja active Pending
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WO2023189452A1 (ja) * | 2022-03-30 | 2023-10-05 | 国立大学法人東北大学 | 誘電体再生装置および誘電体記録再生装置 |
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