JP2006267826A - 表示装置 - Google Patents

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裕二 野津
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Abstract

【課題】
回路規模の増大を抑制し、輝度を向上することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】
本発明の一態様にかかる液晶表示装置100は、カラー表示用走査線107と、カラー表示用走査線107と平行に配設されている輝度調整用走査線108と、カラー表示用走査線107及び輝度調整用走査線108と交差する信号線109とを有し、カラー表示用走査線107と信号線109の交差部及び輝度調整用走査線194と信号線109との交差部に対応して設けられた単位画素117を有する液晶表示装置であって、単位画素117に、着色層が設けられカラー表示用走査線107に対応する着色領域118と、輝度調整用走査線108に対応する高透過領域119とが設けられ、輝度調整用走査線108にカラー表示用走査線107に供給される走査信号を供給するか否かを制御する輝度調整用スイッチ115が設けられているものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、特にカラーフィルタを有する表示装置に関する。
現在、表示装置は、人と機械とをつなぐインターフェースとして広く使用され、目ざましい進展を果たしている。近年、携帯情報端末などの多くの電子機器に、液晶表示装置や有機EL表示装置などの表示装置が組み込まれるようになった。
通常、このような表示装置において、カラー表示をするために、カラーフィルタが使用される。一般的に、表示装置の1ドットに相当する1画素を3分割した単位画素に、R(赤)、G(緑)、B(青)のカラーフィルタをそれぞれ備えた表示装置が知られている。各単位画素からそれぞれ独立した強度の光が出射されることで、カラーフィルタの各部を通る光の加法混色により様々な色のカラー表示を行っている。
しかしながら、R、G、Bのカラーフィルタはそれぞれ一定の透過率しか有さず、入射光の一部がカラーフィルタの各部で吸収されてしまっていた。したがって、R、G、Bの合色で白色表示を実現しても、十分な輝度を得ることができないという問題があった。
このような問題を解決するために、従来から、1画素を4分割した単位画素のそれぞれにR、G、BのカラーフィルタのほかにW(白)のカラーフィルタを設けることによって、輝度を向上させる技術が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
低消費電力型白色有機ELディスプレイ"QT White OLED"、[online]、2004年10月20日、三洋電機株式会社 半導体カンパニー、[平成17年3月16日検索]、インターネット〈URL:http://www.semic.sanyo.co.jp/jpn/news/event/2004/10_fpd/pdf/qt_white_oled.pdf〉
ところで、従来のR、G、Bのカラーフィルタを備えた表示装置において画像表示を行う際には、R、G、Bの3つの単位画素を駆動するために、駆動回路からR、G、Bそれぞれの表示信号が入力される。しかしながら、上述のR、G、B、Wのカラーフィルタを備えた表示装置においては、R、G、B、Wの4つの単位画素を駆動するため、従来のRGB用の駆動回路を使用することはできない。したがって、Wの単位画素を駆動するための表示信号を別に入力する必要があり、駆動回路にWの表示信号を生成する回路を別に設けていた。このため、回路規模が大きくなるという問題があった。
本発明は上記のような事情を背景としてなされたものであって、本発明の目的は、回路規模の増大を抑制し、輝度を向上することが可能な表示装置を提供することである。
本発明の第1の態様にかかる表示装置は、第1の配線と、前記第1の配線と平行に配設されている補助配線と、前記第1の配線及び前記補助配線と交差する第2の配線とを有し、前記第1の配線と前記第2の配線の交差部及び前記第2の配線と前記第補助配線との交差部に対応して設けられた単位画素を有する表示装置であって、前記単位画素に、着色層が設けられ前記第1の配線に対応する着色領域と、前記補助配線に対応する高透過領域とが設けられ、前記補助配線に前記第1の配線に供給される信号を供給するか否かを制御するスイッチが設けられているものである。このような構成を有することによって、簡単な回路構成で、輝度を向上させることができる。
本発明の第2の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、前記第1の配線と前記補助配線が前記単位画素に走査信号を供給する走査線であるものである。このような構成を有することによって、回路規模の増大を抑制できる。
本発明の第3の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、前記第1の配線と前記補助配線が前記単位画素に表示信号を供給する信号線であるものである。このような構成を有することによって、回路規模の増大を抑制することができる。
本発明の第4の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、3つの前記単位画素によって1画素が構成され、前記着色領域は、前記3つの単位画素のそれぞれに対応して3原色の各色に着色されているものである。このような構成を有することによって、輝度の向上と色再現性とを両立することができる。
本発明の第5の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、前記1画素を構成する3つの単位画素の高透過領域はそれぞれ異なる面積を有するものである。このような構成を有することによって、色再現性を向上させることが可能である。
本発明の第6の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、前記1画素を構成する3つの単位画素の高透過領域はそれぞれ異なる透過率を有するものである。このような構成を有することによって、色再現性を向上させることが可能である。
本発明の第7の態様にかかる表示装置は、上記の表示装置において、前記高透過領域は、無色透明の樹脂から形成されるものである。このような構成を有することによって、表示性能を向上させることが可能である。
本発明によれば、回路規模の増大を抑制し、輝度を向上することが可能な表示装置を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。以下の説明は、本発明の実施の形態を説明するものであり、本発明が以下の実施の形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施の形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態.
本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる表示装置の一例である液晶表示装置100の構成を示す概略模式図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、カラーフィルタの1つの画素の構成を示す図である。本実施の形態においては、STN(Super Twisted Nematic)型のパッシブマトリクス方式の液晶パネル101を用いた例について説明する。また、ここでは、電圧を印加しない時に黒表示となるノーマリーブラックの液晶パネル101を用いており、液晶パネル101には白色光が照射されているものとする。図1に示すように、液晶表示装置100は、液晶パネル101、駆動回路102を備えている。液晶パネル101は、第1の基板103、第2の基板104、シール材105、液晶106、カラー表示用走査線107、輝度調整用走査線108、信号線109、カラーフィルタ110、配向膜111、スペーサ112などを備えている。駆動回路102は、コモン駆動回路113、カラー表示用スイッチ114、輝度調整用スイッチ115、モード切り替え回路116を備えている。
液晶パネル101は、入力される表示信号に基づいて画像表示を行う。第1の基板103と第2の基板104を接着するシール材105との間の空間に液晶106を封入した構成を有している。第1の基板103及び第2の基板104は、例えば、光透過性のあるガラス、ポリカーボネート、アクリル樹脂などにより矩形状に形成されている。
第1の基板103には、カラー表示用走査線107及び輝度調整用走査線108が設けられている。カラー表示用走査線107と輝度調整用走査線108とは交互に、水平方向に一定間隔を隔てて平行に並設される。一方、他方の基板の内面には、信号線109及びカラーフィルタ110が積層されて設けられている。信号線109は、走査線に直交する垂直方向に一定間隔を隔てて、互いに平行に配設される。カラー表示用走査線107、輝度調整用走査線108及び信号線109は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)などの透明導電性薄膜から形成されている。カラーフィルタ110のピッチと信号線109のピッチとは、略一致している。
カラー表示用走査線107と信号線109との交差部及び輝度調整用走査線108と信号線109との交差部が単位画素117に対応する。すなわち、1つの単位画素117中にカラー表示を行う部分と、輝度を調整する部分とを含んでいる。カラーフィルタ110のカラー表示用走査線107と信号線109との交差部に対応する位置には、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれかに着色された樹脂からなる着色領域118が配置される。一方、カラーフィルタ110の輝度調整用走査線108と信号線109との交差部に対応する位置には、無色透明の樹脂からなる高透過領域119が配置される。したがって、カラーフィルタ110の1つの単位画素117中には、R(赤)、G(緑)、B(青)いずれかに着色された着色領域118と、無色透明の高透過領域119の両方が設けられる。
ここで、図3を用いて1つの画素の構成について説明する。1つの画素120は、3つの単位画素117から構成される。図3に示すように、単位画素117は、Rの着色領域118Rと高透過領域119R、Gの着色領域118Gと高透過領域119G、又はBの着色領域118Bと高透過領域119Bの3つのうちのいずれかから構成される。すなわち、単位画素110はR、G、Bいずれか1つの着色領域118と1つの高透過領域119とから構成される。1つの画素120は、R、G、Bの着色領域118を有する3つの隣接する単位画素117から構成される。なお、着色領域118の各色の間には、図2に示すように、BM(Black Matrix:ブラックマトリックス)121が設けられるが、図3では図示を省略している。BM121は、各色の着色領域118及び高透過領域119の間からの光の漏れを防止し、コントラストを向上させる役割を果たす。
また、図2に示すように、着色領域118、高透過領域119及びBM121の上には、略全面にわたってオーバーコート層122が形成される。STN型液晶表示装置は、TN型と比較して、ねじれ角が大きく、セル内の平坦性が要求される。このため、オーバーコート層122は着色領域118、高透過領域119及びBM121の凹凸をなくすために設けられる。オーバーコート層122の材料としては、アクリルなどの有機物が用いられる。
高透過領域119には、着色領域118の他の色(R、G、B)に着色された樹脂と同じ厚さで透明樹脂を配置することが好ましい。無色透明の樹脂を配置することによって、表面を平坦化することができる。また、高透過領域119に、透明樹脂を設けない構造としてもよい。この場合、カラーフィルタ110が平坦となるように、高透過領域119に、上述したオーバーコート層122を着色領域118の他の色(R、G、B)に着色された樹脂と同じ厚さとなるように形成することが好ましい。また、高透過領域119に着色領域118よりも高い透過率を有する着色樹脂を配置してもよい。このとき、同一単位画素において、同色の着色樹脂とすることが好ましい。
また、第1の基板103及び第2の基板104の対向する面にはそれぞれ所定の方向に配向された配向膜111が設けられている。両基板103、104の間は、スペーサ112によって、所定の間隔になるように維持されている。これら両基板103、104は、枠状のシール材105により周辺を接着され、両基板103、104とシール材105とで形成される空間に液晶106が封入される。これら両基板に挟持された液晶106は、配向膜111によって所定の方向に配向する。それぞれの基板の外側表面には、偏光板123が貼着される。例えば、反視認側、視認側の偏光板123は、それぞれの透過軸が垂直となるように配置される。
図1に示す駆動回路102は、電気的に液晶パネル101に接続され、外部から入力される画像データに基づいて、画像の表示に必要な各種の制御信号、走査信号及び表示信号などを出力するものである。本実施の形態においては、駆動回路102内に信号線109に表示信号を供給するセグメント駆動回路(不図示)及びカラー表示用走査線107と輝度調整用走査線108とに走査信号を供給するコモン駆動回路113などを1つのチップとして構成する構成としたが、これに限定されず、別々に構成することも可能である。
駆動回路102は、COG(Chip On Glass)技術を用いて、基板上に直接、実装される。なお、COG技術に限られず、それ以外の技術を用いて、液晶パネル101と駆動回路102とが接続された構成としてもよい。例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いて、FPC(Flexible Printed Circuit)の上にICチップがボンディングされたTCP(Tape Carrier Package)を液晶パネル101に電気的に接続する構成としてもよい。また、ICチップをハード基板にボンディングするCOB(Chip On Board)技術を用いてもよい。
カラー表示用走査線107及び輝度調整用走査線108は複数の画素120からなる表示領域の外側に基板上に形成された引き回し配線(不図示)によって、駆動回路102に接続されている。一方、信号線109は、表示領域の外側に形成された引き回し配線によって、駆動回路102に接続されている。
駆動回路102に設けられたカラー表示用スイッチ114は、画像表示のオン/オフを制御する。また、輝度調整用スイッチ115は、高輝度モードと、高色純度モードとを切り替える。高輝度モードは、輝度調整用走査線108に走査信号を供給し、表示輝度を向上させる。一方、高色純度モードは、輝度調整用走査線108に走査信号を供給せずに、R、G、Bに着色された着色領域118を用いて、高色純度の画像表示を行う。この2つのモードの切り替え方法については、後に詳述する。
モード切り替え回路116は、高輝度モードと高色純度モードとを切り替える切り替え信号を出力する。この切り替え信号に応じて、上述したカラー表示用スイッチ114及び輝度調整用スイッチ115はオンまたはオフのいずれかの状態となる。モードの切り替えは、利用者が切り換えてもよく、外部の明るさに応じて自動的に切り替わるようにしてもよい。
1つのコモン駆動回路113の出力端子には、カラー表示用スイッチ114を介してカラー表示用走査線107と、輝度調整用スイッチ115を介して輝度調整用走査線108とが接続される。すなわち、カラー表示用スイッチ114及び輝度調整用スイッチ115とが同時にオンとなっている場合、1つの単位画素117を構成するカラー表示用走査線107と輝度調整用走査線108とは接続されている。したがって、カラー表示用走査線107と輝度調整用走査線108には、同じ走査信号が供給される。カラー表示用スイッチ114及び輝度調整用スイッチ115は、モード切り替え回路116にそれぞれ電気的に接続されている。
液晶パネル101の背面には、バックライトユニット(不図示)が備えられている。バックライトユニットは、液晶パネル101の反視認側から当該液晶パネル101に対して白色光を照射する。バックライトユニットとしては、例えば、光源となる冷陰極管の他、導光板、輝度上昇フィルム、偏光分離膜(DBEF:3M社製)などの構成を備えた一般的な構成のものを用いる。また、バックライトユニットの光源として、3波長LED(Laser Emitting Diode)や白色有機EL(Electro Luminescence)などを用いることもできる。
ここで、上述した液晶表示装置100の駆動について説明する。まず、高輝度モードについて説明する。上述したように、高輝度モードでは、輝度調整用走査線108に走査信号を供給し、輝度を向上させる。高輝度モードが選択されると、モード切り替え回路116から高輝度モードが選択されたことを指示する切り替え信号が送信される。この切り替え信号に応じて、カラー表示用スイッチ114と輝度調整用スイッチ115とが両方オンとなる。そして、コモン駆動回路113は、オンとなったカラー表示用スイッチ114と輝度調整用スイッチ115とをそれぞれ介して、1つの単位画素117を構成するカラー表示用走査線107及び輝度調整用走査線108に同じ走査信号を供給する。
このように、1つの単位画素117を構成するカラー表示用走査線107及び輝度調整用走査線108には、同じ走査信号が供給される。したがって、従来のR、G、Bのカラーフィルタを備えた表示装置において画像表示を行う際に用いられていた、R、G、Bの3つの単位画素を駆動するための従来のコモン駆動回路と同じものを用いることができる。
すなわち、輝度調整用走査線108と信号線との交差部に対応する高透過領域119を駆動する特別の信号を生成する必要がない。このため、コモン駆動回路113に高透過領域119用の表示信号を生成する回路を別に設ける必要がなく、回路規模の増大を抑制することができる。
一方、セグメント駆動回路(不図示)は、各信号線109に表示信号を供給する。各走査信号によって選択された1つの単位画素117を構成する1つのカラー表示用走査線107及び1つの輝度調整用走査線108と、信号線109との電位差に応じて、その間の液晶106の配列が変化する。反視認側の偏光板123を透過した直線偏光は、液晶によって偏光方向が制御され、視認側偏光板123を透過する光の透過率が制御される。これによって、バックライトユニットから入射される光の透過量が制御される。
液晶表示素子101の各画素120において、R、G、Bに着色された着色領域118では、透過する光量に応じた色の濃淡とRGBいずれかの色表示によりさまざまな色合いの表示を行う。一方、それぞれの単位画素117の一部に設けられた高透過領域119は、着色された他の色の着色領域118と比較すると、光の吸収率が低い。したがって、入射した光を高透過率で透過させることができる。これにより、より高輝度な表示を行うことが可能である。
次に、高色純度モードについて説明する。上述したように、高色純度モードは、輝度調整用走査線108に走査信号を供給せずに、R、G、Bの着色領域118を用いて、色純度の高い画像表示を行う。高色純度モードが選択されると、モード切り替え回路116から高色純度モードが選択されたことを指示する切り替え信号が送信される。この切り替え信号に応じて、カラー表示用スイッチ114はオンとなり、一方輝度調整用スイッチ115はオフとなる。この場合、走査信号は、輝度調整用走査線108には供給されない。したがって、コモン駆動回路113はカラー表示用走査線107にのみ走査信号を供給する。
上述したようにセグメント駆動回路(不図示)は、各信号線に表示信号を供給する。各走査信号によって選択された1つのカラー表示用走査線107と信号線109との電位差に応じて、その間の液晶106の配列が変化する。液晶表示素子101の各画素120において、R、G、Bに着色された着色領域118では、透過する光量に応じた色の濃淡とRGBいずれかの色表示によりさまざまな色合いの表示を行う。一方、輝度調整用走査線108には、走査信号が入力されない。このため、高透過領域119の液晶106に印加される電圧が低くなる。すなわち、高透過領域119の液晶106に印加される電圧が、高輝度モードに比べて走査信号分低くなる。このように、高色純度モードでは、画像表示にR、G、Bに着色された着色領域118しか用いないので、色純度の高い良好な表示を行うことができる。
したがって、例えば、写真を表示する場合には高輝度モードを選択し、明るい表示とすることができる。また、アイコンなどを表示する場合には高色純度モードを選択し、色純度の高い表示とすることができる。
Rの着色領域118Rを含む単位画素117における高透過領域119Rの透過率と、Gの着色領域118Gを含む単位画素117における高透過領域119Gの透過率と、Bの着色領域118Bを含む単位画素117における高透過領域119Bの透過率とが異なるようにしてもよい。すなわち、1画素を構成する3つの単位画素117の高透過領域119R、119G、119Bの透過率が異なるようにしてもよい。このとき、各高透過領域119R、119G、119Bの透明樹脂内に光散乱物質を混入し、光散乱物質の混入量を制御して、透過率を異ならせてもよい。また、各単位画素117の着色領域118に用いる着色樹脂の色と同色で、かつ、高透過率の樹脂を高透過領域119に配設して、透過率をそれぞれ異ならせてもよい。
また、Rの着色領域118Rを含む単位画素117における高透過領域119Rの面積と、Gの着色領域118Gを含む単位画素117における高透過領域119Gの面積と、Bの着色領域118Bを含む単位画素117における高透過領域119Bの面積とを異なるようにしてもよい。すなわち、単位画素117中の高透過領域119の占める面積が、R、G、Bの各色ごとに異なる構成とすることもできる。
ここでは、走査線をカラー表示用走査線107と輝度調整用走査線108とに2分割した場合について説明したが、これに限定されず、さらに複数に分割してもよい。また、信号線109を2分割することもできる。図4に、信号線109を2分割した場合の、カラーフィルタ110の1つの画素120を模式的に示す。図4に示すように、R、G、Bそれぞれの単位画素117中に、信号線109に沿って高透過領域119を設けるようにすることができる。
また、カラーフィルタの配列としてストライプ配列のカラーフィルタを用いた例を説明したが、デルタ配列やモザイク配列など他の配列のカラーフィルタにも適用することが可能である。図5は、デルタ配列のカラーフィルタに本発明を適用した場合の、配置の一例を示す図である。図5に示すように、R、G、Bそれぞれの単位画素117の一部に高透過領域119を設け、単位画素117の駆動に対応して高透過領域119が点灯するようにすることも可能である。
実施例.
単位画素117中の高透過領域119の占める面積を、R、G、Bの各色ごとに異なる構成とした場合において、高輝度モードでの、白色表示の輝度、色度及びGamutの評価を行った。図6は、輝度、色度及びGamutの評価結果を示す図である。高透過領域119には、透明樹脂を配置しない構成とした。
図6(a)は、BM121を除いた単位画素117中に占める着色領域118の割合が100%であり、高透過領域119の割合が0%であるカラーフィルタ110を配置した場合の結果を示している。すなわち、従来のR、G、Bストライプ配列のカラーフィルタ110を用いた場合である。図6(b)はBM121を除いた単位画素117中に占める着色領域118の割合が95%であり、高透過領域119の割合が5%であるカラーフィルタ110を配置した場合であり、図6(c)はBM121を除いた単位画素117中に占める着色領域118の割合が90%であり、高透過領域119の割合が10%であるカラーフィルタ110を配置した場合を示している。図6(d)は、BM121を除いた単位画素117中に占める着色領域118の割合85%であり、高透過領域119の割合が15%であるカラーフィルタ110を配置した場合である。
図6に示すように、それぞれの単位画素117中に占める高透過領域119の割合を高くすることによって、R、G、B各色の透過率Tを向上させることができ、より高い輝度で表示をすることができた。また、x−y色度については、それぞれの単位画素117中に占める高透過領域119の割合を変化させてもわずかにずれる程度であり、表示品質の低下を防止できた。
しかしながら、それぞれの単位画素117中に占める高透過領域119の割合を高くするにつれて、Gamutは小さくなり、色再現範囲が狭くなってしまうため、両者のバランスを考えて高透過領域119の割合を決定することができる。
なお、上述の説明では、STN型のパッシブマトリクス方式の液晶パネルを用いた例について説明したが、これに限定されない。TN型のアクティブマトリクス方式など他の方式の液晶パネルについても適用可能である。本実施の形態においては、液晶表示装置を例として説明したが、これに限定されず、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなど他の表示装置にも適用できる。また、カラー表示用スイッチ114及び輝度調整用スイッチ115は、液晶パネル101を構成する第1の基板103又は第2の基板104上に設けてもよい。
実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示す概略模式図である。 図1のA−A断面図である。 実施の形態に係るカラーフィルタの1画素の構成を示す図である。 実施の形態に係るカラーフィルタの1画素の他の構成を示す図である。 本発明にかかるカラーフィルタの他の構成を示す図である。 白色表示時の輝度、色度及びGamutの評価結果を示す図である。
符号の説明
100 液晶表示装置
101 液晶パネル
102 駆動回路
103 第1の基板
104 第2の基板
105 シール材
106 液晶
107 カラー表示用走査線
108 輝度調整用走査線
109 信号線
110 カラーフィルタ
111 配向膜
112 スペーサ
113 コモン駆動回路
114 カラー表示用スイッチ
115 輝度調整用スイッチ
116 モード切り替え回路
117 単位画素
118 着色領域
119 高透過領域
120 画素
121 BM
122 オーバーコート層
123 偏光板

Claims (7)

  1. 第1の配線と、
    前記第1の配線と平行に配設されている補助配線と、
    前記第1の配線及び前記補助配線と交差する第2の配線とを有し、
    前記第1の配線と前記第2の配線の交差部及び前記第2の配線と前記補助配線との交差部に対応して設けられた単位画素を有する表示装置であって、
    前記単位画素に、着色層が設けられ前記第1の配線に対応する着色領域と、前記補助配線に対応する高透過領域とが設けられ、
    前記補助配線に前記第1の配線に供給される信号を供給するか否かを制御するスイッチが設けられている表示装置。
  2. 前記第1の配線と前記補助配線が前記単位画素に走査信号を供給する走査線である請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1の配線と前記補助配線が前記単位画素に表示信号を供給する信号線である請求項1に記載の表示装置。
  4. 3つの前記単位画素によって1画素が構成され、
    前記着色領域は、前記3つの単位画素のそれぞれに対応して3原色の各色に着色されている請求項1、2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記1画素を構成する3つの単位画素の高透過領域はそれぞれ異なる面積を有する請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記1画素を構成する3つの単位画素の高透過領域はそれぞれ異なる透過率を有する請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記高透過領域は、無色透明の樹脂から形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8159509B2 (en) 2007-03-30 2012-04-17 Oki Semiconductor Co., Ltd. Color display device and method for reproducing color with an increased number of gradation levels
KR101253896B1 (ko) * 2008-05-16 2013-04-16 캐논 가부시끼가이샤 유기 발광 소자, 화상 표시 장치, 카메라

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