JP2006267314A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
また、複数個の表示ユニットを組み合わせて表示モジュールを構成する場合に、表示モジュールを構成する全ての発光素子に対する輝度と色度の調整を容易にする。
【解決手段】 表示モジュール全体の輝度と色度を変換する第1の色変換手段(22)と、表示ユニット内の輝度と色度を変換する第2の色変換手段(32)とを備えた。
【選択図】 図1
Description
(A) 表示装置1000の構成
図1は本発明の実施の形態1の表示装置1000を示す模式的な構成図である。
図1に示される表示装置1000は、表示モジュール20と、表示モジュール20の外部に配置された画像データ生成部10とを備える。
表示モジュール20は、例えばマトリックス状に配置された表示ユニット30a〜30iと、表示ユニット30a〜30iの外部に配置された画像データ受信部21と、第1の色変換手段22と、第1の記憶手段23と、画像データ送信部24とを備える。
表示ユニット30a〜30i又は表示装置1000の表示光を発する。
図示の画素が複数個、例えばマトリクス状に配置され、各画素の各色のLEDに流す電流を調整することにより、各画素に所望の色を表示させている。
図2に示される第2の色変換手段32は、表示ユニット30a〜30iの各々の内部に発生する輝度及び色度のばらつきをなくすことを目的とした、輝度及び色度の変換を行うものであり、第2の記憶手段33には、第2の色変換手段32で行う色変換(輝度及び色度の変換)のためのパラメータ(第2の輝度色度変換パラメータ)P2を含む情報が格納されている。第2の輝度色度変換パラメータP2は、表示ユニット30a〜30iの各々の内部に発生する輝度及び色度のばらつきをなくすことを目的とし、発光素子の色彩特性情報に基づいて画素毎に求められたものである。
第1の色変換手段22は、画像データDと共に第1の記憶手段23が送信する表示ユニットの機器番号I1とそれに対応する第1の輝度色度変換パラメータP1を受信する。
そして、第1の輝度色度変換パラメータP1に基づいて画像データDの輝度と色度を変換し、変換後の画像データ(「第1の色変換後の画像データ」と言うことがある)D1と表示ユニットの機器番号I1を画像データ送信部24に出力する。
画像データ送信部24は、画像データD1を、表示ユニット30a〜30iの中で、表示ユニットの機器番号I1に該当するものに送信する。
第1の輝度色度変換パラメータP1を用いて画像データDを画像データD1に変換することで、画像データDを表示モジュール20に出力させた時に表示ユニット30a〜30i間で発生する輝度と色度のばらつきをなくすことができる。なお、第1の記憶手段23に記憶されている第1の輝度色度変換パラメータP1は、表示ユニットの機器番号I1に応じて切り替えられるような構成になっている。
図4に画像データ生成部10の模式的な構成図を示す。画像データ生成部10は、アナログ−デジタル変換部(以下「A/D変換部」とも呼ぶ。また図中では「A/D」と記す)11と、画像信号処理部12と、画像データ送信部13とを備える。
画像データ生成部10へ入力されたアナログの画像信号Sは、まずA/D変換部11によりデジタル信号に変換される。そして、デジタル変換後の画像データに対して、画像信号処理部12が入力信号の特性又は表示ユニット30a〜30iの特性に合わせてγ変換や解像度変換等のデジタル画像処理を行う。その後、画像データ送信部13は、画像データDを伝送ライン10Lを介して表示モジュール20へ送信する。
ここでは、式(1)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データD1を、3×3の行列H2で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データD2を導出する。式(1)で、R1は画像データD1の赤色の信号値であり、G1は画像データD1の緑色の信号値であり、B1は画像データD1の青色の信号値であり、R2は画像データD2の赤色の信号値であり、G2は画像データD2の緑色の信号値であり、B2は画像データD2の青色の信号値である。
式(1)で、3×3の行列H2で画像データを変換するためには、第2の輝度色度変換パラメータP2を3×3の行列H2で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
ここでは、式(3)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDを、3×3の行列H1で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データD1を導出する。式(3)で、R0は画像データDの赤色の信号値であり、G0は画像データDの緑色の信号値であり、B0は画像データDの青色の信号値であり、R1は画像データD1の赤色の信号値であり、G1は画像データD1の緑色の信号値であり、B1は画像データD1の青色の信号値である。
式(3)で、3×3の行列H1で画像データを変換するためには、第1の輝度色度変換パラメータP1を3×3の行列H1で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
実施の形態1の表示装置1000においては、表示モジュール20内部に表示ユニット30a〜30iを1段だけ設けて、表示ユニット30a〜30i内部に第2の色変換手段32を設けたが、表示ユニットを複数段設けて、各段の表示ユニットに対して色変換手段を設けてもよい。以下、表示ユニットをN段(Nは2以上の整数)設けると仮定して、その具体的な方法について説明する。なお、以下の説明では、図1の表示装置1000との相違点を中心に述べるものとし、既述の構成要素と同等の構成要素には同一の符号を付してその説明を援用するに留める。
図5は本発明の実施の形態2の表示装置1000Bを示す模式的な構成図である。図5に示すように、表示装置1000Bは、表示モジュール20Bと、既述の画像データ生成部10とを備える。また、表示モジュール20Bは、例えばマトリックス状に配置された第1段の表示ユニット40a〜40iと、既述の画像データ受信部21と、既述の第1の色変換手段22と、既述の第1の記憶手段23と、既述の画像データ送信部24とを備える。
ここでは、式(5)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDNを、3×3の行列HN+1で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データDOを導出する。式(5)で、RNは画像データDNの赤色の信号値であり、GNは画像データDNの緑色の信号値であり、BNは画像データDNの青色の信号値であり、RN+1は画像データDOの赤色の信号値であり、GN+1は画像データDOの緑色の信号値であり、BN+1は画像データDOの青色の信号値である。
式(5)で、3×3の行列HN+1で画像データを変換するためには、第(N+1)の輝度色度変換パラメータPOを3×3の行列HN+1で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
ここでは、式(7)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDを、3×3の行列H1で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データD1を導出する。式(7)で、Rnは画像データDnの赤色の信号値であり、Gnは画像データDnの緑色の信号値であり、Bnは画像データDnの青色の信号値であり、Rn+1は画像データDoの赤色の信号値であり、Gn+1は画像データDoの緑色の信号値であり、Bn+1は画像データDoの青色の信号値である。
式(7)で、3×3の行列Hn+1で画像データを変換するためには、第(n+1)の輝度色度変換パラメータPoを3×3の行列Hn+1で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
実施の形態1の表示装置1000では、表示ユニット30a〜30i内部に輝度と色度の変換を行う第2の色変換手段32を設けたが、代わりに、輝度の変換を行い色度の変換を行わない第2の色変換手段37を設けても良い。
すなわち、表示ユニット30a〜30i内部では輝度のみ変換する構成にすることも可能である。以下、その具体的な方法について説明する。
図8は本発明の実施の形態3の表示装置1000Cを示す模式的な構成図である。図8に示すように、表示装置1000Cは、表示モジュール20Cと、既述の画像データ生成部10とを備える。また、表示モジュール20Cは、例えばマトリックス状に配置された表示ユニット80a〜80iと、既述の画像データ受信部21と、既述の第1の色変換手段22と、既述の第1の記憶手段23と、既述の画像データ送信部24とを備える。
ここでは、式(9)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データD1を、3×3の行列H4で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データD4を導出する。式(9)で、R1は画像データD1の赤色の信号値であり、G1は画像データD1の緑色の信号値であり、B1は画像データD1の青色の信号値であり、R4は画像データD4の赤色の信号値であり、G4は画像データD4の緑色の信号値であり、B4は画像データD4の青色の信号値である。
式(9)で、3×3の行列H4で画像データを変換するためには、第2の輝度変換パラメータP4を3×3の行列H4で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
ここでは、式(11)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDを、3×3の行列H3で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データD1を導出する。式(11)で、R0は画像データDの赤色の信号値であり、G0は画像データDの緑色の信号値であり、B0は画像データDの青色の信号値であり、R1は画像データD1の赤色の信号値であり、G1は画像データD1の緑色の信号値であり、B1は画像データD1の青色の信号値である。
式(11)で、3×3の行列H3で画像データを変換するためには、第1の輝度色度変換パラメータP3を3×3の行列H3で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
次に、赤色の表示ユニット80a〜80i内部のターゲット色の色度xRtarget4,yRtarget4として、発光部36を構成する赤色の発光素子の発光量を最大にして、緑色及び青色の発光素子の発光量をゼロにした場合の色度の測定値xRmeas,yRmeasの平均値を設定する。
実施の形態3の表示装置1000Cにおいては、表示モジュール20C内部に表示ユニット80a〜80iを1段だけ設けて、表示ユニット80a〜80i内部に第2の色変換手段37を設けたが、表示ユニットを複数段設けて、各段の表示ユニットに対して色変換手段を設けてもよい。以下、表示ユニットをN段(Nは2以上の整数)設けると仮定して、その具体的な方法について説明する。
図10は本発明の実施の形態4の表示装置1000Dを示す模式的な構成図である。図10に示すように、表示装置1000Dは、表示モジュール20Dと、既述の画像データ生成部10とを備える。また、表示モジュール20Dは、例えばマトリックス状に配置された第1段の表示ユニット90a〜90iと、既述の画像データ受信部21と、既述の第1の色変換手段22と、既述の第1の記憶手段23と、既述の画像データ送信部24とを備える。
ここでは、式(14)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDN’を、3×3の行列HN+1’で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データDO’を導出する。式(14)で、RN’は画像データDN’の赤色の信号値であり、GN’は画像データDN’の緑色の信号値であり、BN’は画像データDN’の青色の信号値であり、RN+1’は画像データDO’の赤色の信号値であり、GN+1’は画像データDO’の緑色の信号値であり、BN+1’は画像データDO’の青色の信号値である。
式(14)で、3×3の行列N+1’で画像データを変換するためには、第(N+1)の輝度変換パラメータPO’を3×3の行列N+1’で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
ここでは、式(16)に示すように、3×1の行列の形で表された画像データDn’を、3×3の行列Hn+1’で変換することで、3×1の行列の形で表された画像データDo’を導出する。式(16)で、Rn’は画像データDn’の赤色の信号値であり、Gn’は画像データDn’の緑色の信号値であり、Bn’は画像データDn’の青色の信号値であり、Rn+1’は画像データDo’の赤色の信号値であり、Gn+1’は画像データDo’の緑色の信号値であり、Bn+1’は画像データDo’の青色の信号値である。
式(16)で、3×3の行列Hn+1’で画像データを変換するためには、第(n+1)の輝度変換パラメータPoを3×3の行列Hn+1’で表す必要がある。以下、その設定方法について説明する。
Claims (8)
- 複数個の表示ユニットが配列されて表示モジュールを構成する表示装置であって、
前記表示ユニットの表示特性情報に基づいて表示ユニット毎に求められ、表示ユニット間に発生する色のばらつきをなくすことを目的とした第1の色変換用のパラメータを含む情報を格納する第1の記憶手段と、
画像データ及び前記第1の色変換用のパラメータを取得し、前記画像データを前記第1の色変換用のパラメータに基づいて色変換して、第1の色変換後の画像データを出力する第1の色変換手段とを備え、
前記表示ユニットの各々が、
複数の色調の発光素子が画素毎に配置されている発光部と、
前記発光素子の色彩特性情報に基づいて画素毎に求められ、表示ユニット内部に発生する色のばらつきをなくすことを目的とした第2の色変換用のパラメータを含む情報を格納する第2の記憶手段と、
前記第1の色変換後の画像データ及び前記第2の色変換用のパラメータを取得し、前記第1の色変換後の画像データを前記第2の色変換用のパラメータに基づいて色変換する第2の色変換手段と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記第1の色変換用のパラメータが、表示ユニット間に発生する輝度と色度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第1の色変換手段が、前記パラメータに基いて前記色変換として、輝度および色度の変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記第2の色変換用のパラメータが、表示ユニット内部に発生する輝度と色度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第2の色変換手段が、前記第2の色変換のパラメータに基いて、輝度および色度の変換を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記第2の色変換用のパラメータが、表示ユニット内部に発生する輝度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第2の色変換手段が、前記第2の色変換のパラメータに基いて、輝度の変換を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 表示モジュールが複数個の第1段の表示ユニットの配列により構成され、
第n段(nは、1≦n≦N−1を満たす整数。ここで、Nは2以上の整数)の表示ユニットが、複数個の第(n+1)段の表示ユニットの配列により構成され、
前記第1段の表示ユニットの表示特性情報に基づいて前記第1段の表示ユニット毎に求められ、第1段の表示ユニット間に発生する色のばらつきをなくすことを目的とした第1の色変換用のパラメータを含む情報を格納する第1の記憶手段と、
画像データ及び前記第1の色変換用のパラメータを取得し、前記画像データを前記第1の色変換用のパラメータに基づいて色変換して、第1の色変換後の画像データを出力する第1の色変換手段とを備え、
前記第n段の表示ユニットの各々が、
前記第(n+1)段の表示ユニットの表示特性情報に基づいて第(n+1)段の表示ユニット毎に求められ、第(n+1)段の表示ユニット間に発生する色のばらつきをなくすことを目的とした第(n+1)の色変換用のパラメータを含む情報を格納する第(n+1)の記憶手段と、
第nの色変換後の画像データ及び前記第(n+1)の色変換用のパラメータを取得し、第nの色変換後の画像データを前記第(n+1)の色変換用のパラメータに基づいて色変換する第(n+1)の色変換手段とを備え、
前記第N段の表示ユニットの各々が、
複数の色調の発光素子が画素毎に配置されている発光部と、
前記発光素子の色彩特性情報に基づいて画素毎に求められ、第N段の表示ユニット内部に発生する色のばらつきをなくすことを目的とした第(N+1)の色変換用のパラメータを含む情報を格納する第(N+1)の記憶手段と、
第Nの色変換後の画像データ及び前記第(N+1)の色変換用のパラメータを取得し、第Nの色変換後の画像データを前記第(N+1)の色変換用のパラメータに基づいて色変換する第(N+1)の色変換手段と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記第1の色変換用のパラメータが、前記第1段の表示ユニット間に発生する輝度と色度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第1の色変換手段が、前記第1の色変換用のパラメータに基づいて輝度および色度の変換を行う
ことを特徴とする請求項5に記載の表示装置。 - 前記第(n+1)の色変換用のパラメータが、前記第(n+1)段の表示ユニット間に発生する輝度と色度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第(n+1)の色変換手段が、前記第(n+1)の色変換用のパラメータに基づいて輝度および色度の変換を行い、
前記第(N+1)の色変換用のパラメータが、前記第N段の表示ユニット内部に発生する輝度と色度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第(N+1)の色変換手段が、前記第(N+1)の色変換用のパラメータに基いて、輝度及び色度の変換を行う
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置。 - 前記第(n+1)の色変換用のパラメータが、前記第(n+1)段の表示ユニット間に発生する輝度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第(n+1)の色変換手段が、前記第(n+1)の色変換用のパラメータに基づいて輝度の変換を行い、
前記第(N+1)の色変換用のパラメータが、前記第N段の表示ユニット内部に発生する輝度のばらつきをなくすことを目的としたものであり、
前記第(N+1)の色変換手段が、前記第(N+1)の色変換用のパラメータに基いて、輝度の変換を行う
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の表示装置。
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