JP2006267304A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Masashi Mitsui
雅志 三井
Tokuo Koma
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Abstract

【課題】 液晶層が配向分割された液晶表示装置において、さらなる視野角の拡大を図る。
【解決手段】 本発明は、複数の表示画素1の各々に、第1の透明電極13が形成された第1の透明基板10と、配向分割用の突起部24及び第2の透明電極23が形成された第2の透明基板20と、前記第1及び第2の透明基板10,20に挟まれた液晶層30(ネマティック液晶から成る)と、を備えた透過型の液晶表示装置である。そして、第2の透明基板10上には、負の位相差(負の一軸性屈折率を有する液晶から成る)21が形成されている。この負の位相差板21により、充分に高い電圧の印加時においてネマティック液晶の複屈折による位相差が打ち消されて、視野角が従来例に比してさらに拡大されるように補償される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、液晶ダイレクタの配向を制御して広視野角を実現した液晶表示装置に関する。
従来より、液晶表示パネル(LCD;Liquid Crystal Display)を用いた表示装置では、視野角によって表示品位の劣化(例えば階調の反転等)が生じる視野角依存性が問題となっており、広視野角の実現が求められている。視野角を広げる手段としては、その一つとして、液晶層の液晶ダイレクタ(液晶分子の長軸の平均的な配列方向)を2つ以上の領域毎に異なる方向に制御して階調の平均化を図る方式(以降、「配向分割」と略称する)が知られている。
次に、液晶層が配向分割された従来例に係る液晶表示装置について図7を参照して説明する。図7では、マトリクス状に配置される複数の表示画素1のうち、その1つの断面を示している。また、この液晶表示装置は、正の一軸性屈折率を有するネマティック液晶から成る液晶層30を有してねじれネマティック(Twisted Nematic:以降、「TN」と略称する)モードで駆動するものであり、バックライト用光源100を備えた透過型の液晶表示装置であるものとする。
図7に示すように、例えばガラス基板から成る第1の透明基板10と第2の透明基板20とが液晶層30を挟んで対向して配置されている。第1の透明基板10の裏面には、偏光子である第1の偏光板12が配置されている。また第1の透明基板の表面には、例えばITO(Indium Tin Oxide)から成る第1の透明電極13及び第1の配向膜15が積層されている。一方、第2の透明基板20の裏面には、第1の偏光板に対してクロスニコル配置された検光子である第2の偏光板22が配置されている。また、第2の透明基板20の表面には、例えばITOから成る第2の透明電極23が配置されている。そして、第2の透明電極23上には、液晶ダイレクタ31の配向を異なる2方向に制御するための配向制御部である突起部24が形成され、その上に第2の配向膜25が形成されている。
この液晶表示装置では、図7(A)に示すように、第1及び第2の透明電極13,23の間に電圧が印加されず液晶層30に電界が生じていない状態では、液晶ダイレクタ31は初期配向状態を保っている。一方、図7(B)に示すように、第1及び第2の透明電極13,23の間に電圧が印加されて液晶層30に電界が生じると、液晶ダイレクタ31は垂直方向に立ち上がるが、その傾きは、突起部24の位置における第1の透明基板20の法線によって区分される領域毎に異なる2つの方向に傾斜する。これにより、表示面を正面以外の方向(例えば左右方向)から視認するときの白表示もしくは黒表示の階調が平均化されて表示品位が向上する。即ち、表示面に対する視野角を広げることができる。
なお、本願に関連する技術文献としては、以下の特許文献が挙げられる。
特開平7−311383号公報
上述した液晶表示装置では、第1及び第2の透明電極13,23の間に充分高い電圧を印加すると、液晶ダイレクタ31は、第1及び第2の透明基板20,30に対してほぼ垂直に立ち上がる。しかしながら、第1及び第2の透明電極13,23の界面では液晶分子はそれら各透明基板との相互作用が強いため、液晶ダイレクタ31は完全には垂直に立ち上がらない。
そのため、正の一軸性屈折率を有した液晶分子の光学的異方性によって複屈折が生じ、垂直方向に進む直線偏光に対して光学的位相差が存在することになり、完全な黒表示を得ることができない。即ち、上記位相差に応じて正面以外の方向からの表示画像のコントラストの劣化や階調反転が起きて、表示品位が低下していた。
そこで本発明は、液晶層が配向分割された液晶表示装置において、さらなる視野角の拡大を図る。
本発明の液晶表示装置は、上記課題に鑑みて為されたものであり、複数の表示画素を有し、各表示画素は、第1の透明電極が形成された第1の透明基板と、第2の透明電極が形成された第2の透明基板と、第1の透明基板と第2の透明基板との間に形成された配向分割用の配向制御部(突起部やスリット部)と、正の一軸性屈折率を有する液晶から成り第1及び第2の透明基板に挟まれた液晶層と、を備えた透過型の液晶表示装置であって、第2のガラス基板上に負の一軸性屈折率を有した位相差板(負の一軸性屈折率を有する液晶から成る)が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、液晶層が配向分割された液晶表示装置において、視野角を従来例に比してさらに拡大することができる。
次に、本発明の第1の実施形態に係る表示装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る表示装置を説明する概略平面図であり、図2はそのX−X線に沿った断面図である。図1及び図2では、図7に示したものと同様の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、この液晶表示装置には、複数の表示画素1がマトリクス状に配置されているが、それらのうちの1つを示している。
なお、本実施形態の液晶表示装置は、マトリクス状に配置された複数の表示画素1毎に不図示のTFT(Thin Film Transistor)を備えたアクティブマトリクス型であり、バックライト用光源100を備えた透過型の液晶表示装置であるものとして説明を行う。
図1に示すように、表示画素1をその表示面側から見ると、不図示の透明基板上に形成された透明電極上に、表示面を2つの領域に区分するようにして、例えばレジスト材料から成る突起部24(即ち配向制御部)が形成されている。さらにこの突起部24を覆うようにして、不図示の第1の配向膜が形成されている。次に、そのX−X線に沿った断面から見た構造について説明する。
図2に示すように、この表示画素1では、不図示の回路領域に不図示のTFTを備えた第1の透明基板10と、それに対向する第2の透明基板20との間に液晶層30が配置されている。この液晶層30は、上記2つの基板間で90度ねじれるように螺旋状に配列され正の誘電率異方性及び正の一軸性屈折率を有したネマティック液晶から成り、TNモードによって駆動するものである。また、液晶層30の液晶ダイレクタ31(液晶分子の平均的な配列方向)のプレチルト角は、第1の透明基板10に対して限りなく零度であることが好ましい。その他の構成については、図7に示した表示画素1と同様である。
本実施形態では、さらに、第2の透明基板20の裏面に、負の一軸性屈折率を有する位相差板21(以降、「負の位相差板」と略称する)が形成されている。負の一軸性屈折率とは、光軸方向(ここでは負の位相差板21の表面の垂線方向)の屈折率nzが、光軸方向と直交する面内の2つの方向の屈折率nx,ny(ただしnx=ny)よりも小さくなるような光学的異方性を意味する。この負の位相差板21は、負の一軸性屈折率を有する液晶、例えば、円盤状の分子から成るディスコティック液晶(discotic liquid Crystal)化合物をTAC(トリアセチルセルロース)等の透明支持体上にコーティングし、架橋することによって形成されることが好ましい。
ここで、図3の概念図に示すように、負の一軸性屈折率を有する液晶(例えばディスコティック液晶)と、液晶層30の正の一軸性屈折率を有する液晶であるネマティック液晶とでは、光軸方向の屈折率nzと、光軸方向と直交する面内の2つの方向の屈折率nx,ny(ただしnx=ny)との大小関係が逆になっている。これにより、負の位相差板21は、ネマティック液晶の複屈折により生じた光学的位相差を打ち消すことができる。
次に、本実施形態の液晶表示装置の動作について、図面を参照して説明する。図2(A)に示すように、第1及び第2の透明電極13,23の間に電圧が印加されない状態では、液晶層30に電界が生じないため、液晶ダイレクタ31は初期配向状態を保っている。このとき、第1の偏光板12を透過して直線偏光されたバックライト用光源100からの光は、その旋光性により液晶層30を通って第2の偏光板22を透過して白表示となる。
一方、第1及び第2の透明電極13,23の間に充分高い電圧が印加されて液晶層30に電界が生じると、図2(B)に示すように、液晶ダイレクタ31は、突起部24の傾斜に沿った電界の方向に従うようにして、第1及び第2の基板10,20に対してほぼ垂直に立ち上がる。これにより、液晶層30に入射した光は旋光せずに第2の偏光板22に遮断されて黒表示となる。
このとき、ほぼ垂直に立ち上がった液晶ダイレクタ31と上記ディスコティック液晶の光学的異方性により、光軸方向に対する各屈折率nx,ny,nzの関係がnx=ny=nzとなる。そのため、液晶ダイレクタ31、即ち上記ネマティック液晶の複屈折により生じた光学的位相差は、負の位相差板21によって打ち消される。そのため、液晶層30に入射した光が遮断されて黒表示となる際に、配向分割による広い視野角が従来例に比してさらに拡大されるように補償される。
なお、上述した第1の実施形態の液晶層30は、螺旋状に配置されたネマティック液晶から成り、TNモードで駆動するものとしたが、本発明はこれに限定されない。即ち、本発明の第2の実施形態として、図4に示すように、液晶層30Eは、ホモジニアス配列(第1の透明基板10もしくは第2の透明基板20と水平に一様の方向で配列)されて正の誘電率異方性及び正の一軸性屈折率を有したネマティック液晶から成り、いわゆる電界制御複屈折(Electrically Controlled Birefrigence;以降、「ECB」と略称する)モードにより駆動するものであってもよい。本実施形態のその他の構成については、図1及び図2に示した第1の実施形態と同様である。
ここで、図4(A)に示す第1及び第2の透明電極13,23の間に電圧が印加されない状態では、液晶層30Eに電界が生じないため、その液晶ダイレクタ31Eは初期配向状態を保っている。このとき、第1の偏光板12を透過して直線偏光されたバックライト用光源100からの光は、液晶層30Eを通り、そのネマティック液晶の複屈折により楕円偏光される。そして、その光の一成分が第2の偏光板22を透過して白表示となる。
一方、図4(B)に示す第1及び第2の透明電極13,23の間に充分高い電圧が印加された状態では、液晶層30Eに電界が生じて、液晶ダイレクタ31Eは、突起部24の傾斜に沿った電界の方向に従うようにして、第1及び第2の基板10,20に対してほぼ垂直に立ち上がる。これにより、液晶層30Eに入射した光は、その偏光軸を変えないまま液晶層30Eを通り、第2の偏光板22に遮断されて黒表示となる。
このときも第1の実施形態と同様に、ほぼ垂直に立ち上がった液晶ダイレクタ31Eと上記ディスコティック液晶の光学的異方性により、光軸方向に対する各屈折率nx,ny,nzの関係がnx=ny=nzとなる。そのため、液晶ダイレクタ31E、即ち上記ネマティック液晶の複屈折により生じた光学的位相差は、負の位相差板21によって打ち消される。そのため、液晶層30Eに入射した光が遮断されて黒表示となる際に、配向分割による広い視野角が従来例に比してさらに拡大されるように補償される。
なお、上述した第1及び第2の実施形態における負の位相差板21は、ディスコティック液晶から成るものとしたが、これに限定されず、負の一軸性屈折率を有したものであれば、ディスコティック液晶以外の液晶もしくは結晶から成るものであってよい。例えば負の位相差板21は、所定のポリカーボネートから成るものであってもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、第2の透明電極23には配向分割のための配向制御部として突起部24が形成されていたが、それぞれ図5及び図6に示すように、突起部24の替わりにスリット部24Sがエッチング等により形成されていてもよい。この場合においても突起部24が形成された場合と同様に、液晶ダイレクタ31,31Eが配向分割されて広い視野角を得ることができる。また、図示しないが、本実施形態は、第2の透明基板20上に所定のカラーフィルタを備え、カラー表示に対応したものであってもよい。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を説明する概略平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を説明する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の負の位相差板を説明する概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置を説明する断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置を説明する断面図である。 従来例に係る液晶表示装置を説明する断面図である。
符号の説明
1 表示画素 10 第1の透明基板 12 第1の偏光板
13 第1の透明電極 15 第1の配向膜 20 第2の透明基板
21 負の位相差板 22 第2の偏光板 23 第2の透明電極
24 突起部 24S スリット部 25 第2の配向膜
30,30E 液晶層 31,31E 液晶ダイレクタ 100 バックライト用光源

Claims (5)

  1. 複数の表示画素を有し、各表示画素は、第1の透明電極が形成された第1の透明基板と、第2の透明電極が形成された第2の透明基板と、前記第1の透明基板と前記第2の透明基板との間に形成された配向分割用の配向制御部と、正の一軸性屈折率を有する液晶から成り前記第1及び第2の透明基板に挟まれた液晶層と、を備えた透過型の液晶表示装置であって、
    前記第2のガラス基板上に、負の一軸性屈折率を有する位相差板が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記位相差板は、負の一軸性屈折率を有する液晶から成ることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶層を構成する正の一軸性屈折率を有する液晶は、螺旋状に配列されたネマティック液晶であり、ねじれネマティックモードにより駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記液晶層を構成する正の一軸性屈折率を有する液晶は、ホモジニアス配列されたネマティック液晶であり、電界制御複屈折モードにより駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記配向制御部は、前記第2の透明電極に形成された突起部又はスリット部であることを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれかに記載の液晶表示装置。
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