JP2006266061A - ウォータースイベル - Google Patents

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JP2006266061A
JP2006266061A JP2005122932A JP2005122932A JP2006266061A JP 2006266061 A JP2006266061 A JP 2006266061A JP 2005122932 A JP2005122932 A JP 2005122932A JP 2005122932 A JP2005122932 A JP 2005122932A JP 2006266061 A JP2006266061 A JP 2006266061A
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Takenobu Tomota
健伸 友田
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TOMODA TEKKO KK
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TOMODA TEKKO KK
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Abstract

【課題】掘削時の衝撃に強く、環境面に配慮しながら、短期間で安価に製作可能であって、万一破損した場合でも容易に部品の交換が可能な構造のより耐久性に優れた掘削機への薬液を圧送するウォータースイベルを提供する。
【解決手段】 防止板9a、キャップ軸受け9b、パッキン9cとからなる軸カバー9によりスイベル軸の中心の穴以外に被いを設け、スイベル軸の中心孔以外に薬液が接触しない構造とした。又、掘削時の衝撃をVパッキンとスイベル軸の接触面やベアリング等の部品が受けないように衝撃吸収リング10を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、掘削機に利用するウォータースイベルに関する。
ウォータースイベルは回転する回転軸カップリング8に連結されたドリリングロット(図示していない)、該ロット先端のビット(図示していない)及びガイドウォール(図示していない)等の掘削機械の上部に設置される。掘削時ウォータースイベルの上部の試錐ポンプ接続口2と試錐ポンプ(図示していない)間は導管を設け、試錐ポンプから圧送され、掘削穴周辺の土壌が崩れないように安定させるための、薬液(ベントナイト(粘土水等))を下部スイベル軸3、ドリリングロット(図示していない)の中心の孔を通して送込む方式が一般的に使用されており、回転テーブル(図示していない)でドリリングロット(図示していない)を回転させ堀進む工法が主流である。
掘削機の回転掘削部先端に薬液を送りながら掘削する機械の最上部で用いるウォータースイベルは、スイベル軸3を滑らかに回転させるために、2つのベアリング6,7を設け、薬液を中心の孔のみに圧送するために、パッキン4又はヒモ式パッキン材(グリスコートン)等をシール材として使用するのが一般適である。
従来のウォータースイベルは試錐用ポンプ(図示していない)から圧送される薬液の圧力を受けるとVパッキン4が上から押されることにより横に膨らむ、このときスイベル軸3にパッキンが押しあたり、薬液がシールされる。このときスイベル軸3と回転軸カップリング8とドリリングロッド8は掘削のため回転している、又掘削機は掘削する地盤に適した加重をスイベル軸3と回転軸カップリング8とドリリングロット(図示していない)に加え掘削する。
一方掘削のためスイベル軸3が回転しているため、Vパッキン4とスイベル軸3とは常に摩擦状態で稼動している。
軟らかい地盤の中に硬い岩が現れた場合、又硬い地盤の次に軟らかな地盤が現れた場合等、掘削中の掘削機は衝撃を受ける。これらの衝撃をウォータースイベルの回転軸カップリング8とスイベル軸3を通してベアリング6,7およびVパッキン4が受ける。
ベアリング6、7が衝撃を受けると、ベアリングが破損しやすくなり、良好に機能しなくなると、スイベル軸3の回転が不安定となってその結果Vパッキン4とスイベル軸3の双方に磨耗が増大する問題がある。
これを解消する手段の1つとして、Vパッキン4と接して回転するスイベル軸3の接面は耐摩耗性の高い硬質クロムメッキを施していた。しかし硬質クロムメッキはクロムの環境への悪影響から、又ISO14000面からも採用したくない表面処理仕様となって来ている。又コスト高につながり製作期間も長くかかる課題があった。
また前記のような方法でスイベル軸3の耐久性を向上したとしても完全ではなく、薬液とVパッキン4と接して回転するスイベル軸3の摩擦の課題と掘削時の衝撃の課題からやがて破損する。
従来の構造では、ウォータースイベルの機能が劣化した場合、掘削機の稼動を止めてウォータースイベルの主要部品であるVパッキン4、スイベル軸3、ベアリング6、7を取替える必要があり、現場での取替えが出来ず復旧に時間がかかる課題がある。
本発明はこのような課題を解決されたためになされたものであり、掘削機への薬液を圧送するウォータースイベルにおいて、掘削時の衝撃に強く、環境面に配慮しながら、短期間で安価に製作可能であって、万一破損した場合でも容易に部品の交換が可能な構造のより耐久性に優れたウォータースイベルを提供することを目的としている。
掘削作業時、掘削杭孔内に薬液を圧送するウォータースイベルにおいて、薬液を通過させる通過孔を有し、ヘッド部が有する凸状内溝のうち広径側の溝部に機密を維持しながら内接する軸カバー9と、前記軸カバー9の凹溝に内接しながら、前記ヘッド1部の通加孔と同軸に回転するスイベルと、前記スイベル軸3から突出した円盤状部位を回転摺動自在に支持するベアリング7とを備え、前記ベアリング7の支持面と前記ヘッド1部との間に衝撃リング10を軸カバーに直接触れない状態で、かつ隙間なく挟んだ状態で配置したことを特徴とするウォータースイベル。
前記の軸カバー9は、上部ヘッド1より薬液の圧力を受けて中心部に薬液を流し中心穴部以外の気密を保つ防止板9aと,防止板09aを上部で支えながら下部で回転するスイベル軸3の間で気密・回転の相互機能を有するキャップ軸受け9bと、キャップ軸受け9bとスイベル軸3間で気密を保つパッキン9cを備えたことを特徴とする。
上記のように本発明のウォータースイベルは、内部機構において薬液の圧力による摩擦・掘削時の回転・衝撃から生じる劣化を少なくした構造であり、耐磨耗性・防水性・耐衝撃性が確保され寿命が延命した。
又ウォータースイベルの保全はスイベル軸3・Vパッキン・ベアリング6・7の取替えとなっており、掘削機の稼動を止めて取り替える必要があった上、製造元での修理対応となっていた。掘削現場での防止版9a、又はキャップ軸受け9b、又はパッキン9b等の主要部品単位の交換が可能になり、稼動中に一時停止状態での保全が可能となった。
硬質クロムメッキ仕様を廃止でき環境にやさしい製品が実現し、メッキ工程が無くなったことから製作期間が短くなり、原価を下げることが出来た。
ウォータースイベルは試錐ポンプ(図示していない)からの薬液圧力を受ける試錐ポンプ接続口2はヘッド1と一体構造になっており、ヘッド1とベアリングケース5は互いにネジで固着されている。又スイベル軸3と回転軸カップリング8もネジで固着さている。
スイベル軸3の中心の穴以外に被いを設けるための軸カバー9は防止板9a・キャップ軸受け9b、パッキン9cから構成されている。
円柱状で中心部が貫通した形状の防止板9aをキャップ軸受け9b上方でヘッド1の内側との隙間をふさぐ位置に設け、圧力のかかった薬液が中心の孔以外には流れない構造となっている。防止板9aはゴム材を採用しウォータースイベル組み立て時ヘッド1とキャップ軸受け9b間の圧力で気密を保持できる構造となっている。
又、キャップ軸受け9bはスイベル軸3にキャップのようにかぶさる構造で、防止板9aからの圧力のかかったキャップ軸受け9bをスイベル軸3で受けている。
又、パッキン軸受け9bとスイベル軸3間はパッキン9cを挿入し、防止板9aと共に中心の孔以外に薬液が入らないようにシールをしている。パッキン9cは掘削する地盤の種類によっては挿入しないでもパッキン軸受け9bとスイベル軸3間の気密は確保されることもある。
キャップ軸受け9bは薬液の圧力を受けた防止版9aの圧力を受け、掘削時、回転するスイベル軸3の上部と接触するため、金属材料のスイベル軸3とは異なる材質(樹脂等)を採用している。
堀削回転中のドリリングロット(図示していない)等の掘削機の加重をスイベル軸3が受け、スイベル軸3の加重を支えるベアリング7は、掘削する地盤の種類によっては中心部に穴の開いたベアリング7と同じ大きさの樹脂製の部品が代替品としても使用できる。
掘削時の衝撃による破損や劣化を防止するため、ヘッド1とベアリング7の外壁リングに位置する大きさの衝撃吸収リング10を置き、掘削回転中、地盤の硬軟から発生する衝撃をベアリング7の外壁・衝撃吸収リング10・ヘッド1で受ける構造とし、軸カバー9に衝撃のかからない構造とした。
本発明の実施形態を示すウォータースイベルの断面図 従来製品の実施形態を示すウォータースイベルの断面図
符号の説明
1 ヘッド
2 試錐ポンプ接続口
3 スイベル軸
4 Vパッキン
5 ベアリングケース
6 ベアリング
7 ベアリング
8 回転軸カップリング
9 軸カバー
9a 防止板
9b キャップ軸受け
9c パッキン
10 衝撃吸収リング

Claims (2)

  1. 地盤掘削作業時、掘削杭孔内に薬液を圧送するウォータースイベルにおいて、薬液を通過させる通過孔を有し、ヘッド部が有する凸状内溝のうち広径側の溝部に機密を維持しながら内接する軸カバーと、前記軸カバーの凹溝に内接しながら、前記ヘッド部の通加孔と同軸に回転するスイベル軸と、前記スイベル軸から突出した円盤状部位を回転摺動自在に支持するベアリングとを備え、前記ベアリングの支持面と前記ヘッド部との間に衝撃リングを軸カバーに接触しない状態で、かつ密着した状態で配置したことを特徴とするウォータースイベル。
  2. 前記の軸カバーは、上部ヘッドより薬液の圧力を受けて中心部に薬液を流す機能を有し、中心穴部以外の気密を保つ防止板と、防止板を上部で支えながら下部で回転するスイベル軸の間で気密・回転の相互機能を有するキャップ軸受けと、キャップ軸受けとスイベル軸間で気密を保つパッキンを備えたことを特徴とする、請求項1に記載するウォータースイベル。
JP2005122932A 2005-03-24 2005-03-24 ウォータースイベル Pending JP2006266061A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010070969A (ja) * 2008-09-18 2010-04-02 Tatsuhito Takashima 掘削装置
CN101906934A (zh) * 2010-07-29 2010-12-08 重庆平山矿山机电设备有限公司 用于坑道钻机的动力头
CN101906933A (zh) * 2010-07-29 2010-12-08 重庆平山矿山机电设备有限公司 用于坑道钻机的动力头

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