JP2006262869A - コンバイン - Google Patents
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Abstract
【課題】 走行機体の前部に連結された刈取り部の上方に、上下に高さ調節可能な支持アームを配備し、この支持アームに掻込みリールを前後に位置調節可能に装着したコンバインにおいて、掻き込みリールの損傷や変形を未然に回避できるようにする。
【解決手段】 前方移動限度まで位置調節された掻込みリール15が、刈取り部の前端に配備された分草具41の先端よりも前方に突出しないよう掻込みリール15の前方移動限度を設定してある。
【選択図】 図4
【解決手段】 前方移動限度まで位置調節された掻込みリール15が、刈取り部の前端に配備された分草具41の先端よりも前方に突出しないよう掻込みリール15の前方移動限度を設定してある。
【選択図】 図4
Description
本発明は、刈取り部の前部に掻込みリールを駆動回転可能に配備したコンバイに関する。
従来より上記掻込みリールは上下に揺動調節可能な支持アームに前後に位置調節可能に装備されて、作物の生育具合や倒れ具合に適した位置で回転掻き込みを行えるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−121654号公報
上記従来構造の掻込みリールは、刈取り部の先端に配備された分草具よりも前方にまでその回転掻き込み作動範囲を調節できるように構成されており、倒伏の激しい作物を早期のうちに掻き込んで引き上げることで刈り野腰のない収穫が行えるものとなっているのであるが、掻込みリールの後退移動を忘れて非作業走行を行ったような場合に、分草具よりも前方に突出した掻き込みリールを他物にぶつけて損傷するおそれがあった。
周知のように、掻き込みリールは、正多角形(一般に正六角形)に形成されたの左右の回転枠の各頂部に亘って回転支軸を架設し、各回転支軸に下向き姿勢で複数本の掻き込み用タインを並列装着し、回転枠の公転に連動して各回転支軸を逆向きに同調自転させることで各タインが常に所定の下向き姿勢を維持しながら公転移動するように構成された複雑な構造となっており、掻き込みリールの一部が損傷あるいは変形すると好適に作動しなくなるものであり、損傷した掻き込みリ−ルの修復には手間がかかるものであった。
本発明は、このような点に着目してなされたものであって、掻き込みリールの損傷や変形を未然に回避できるようにすることを目的としている。
第1の発明は、走行機体の前部に連結された刈取り部の上方に、上下に高さ調節可能な支持アームを配備し、この支持アームに掻込みリールを前後に位置調節可能に装着したコンバインにおいて、
前方移動限度まで位置調節された前記掻込みリールが、刈取り部の前端に配備された分草具の先端よりも前方に突出しないよう掻込みリールの前方移動限度を設定してあることを特徴とする。
前方移動限度まで位置調節された前記掻込みリールが、刈取り部の前端に配備された分草具の先端よりも前方に突出しないよう掻込みリールの前方移動限度を設定してあることを特徴とする。
上記構成によると、掻込みリールを前方限度位置に位置調節した作業を終えてガレージなどに格納する場合、分草具を壁際ぎりぎりに寄せても掻込みリールがガレージの壁にぶつかることはない。なお、分草具を誤って他物にぶつけてしまうおそれはあるが、分草具は多少変形してもそのまま使用することができ、また、簡単に補修あるいは交換することができる部材であり、損傷や変形によって作業に大きい支障がでることはない。
従って、第1の発明によると、収穫作業の終了ごとに掻込みリールを後退移動させておかなくても、掻込みリールの損傷や変形を未然に回避することができ、手間のかかる修理や交換を必要とすることなく常に良好な掻込み機能を発揮させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、
前記刈取り部の左右端に備えた前記分草具の刈幅内側に、導入した作物を刈幅内方に摺接案内するガイド部材を設け、このガイド部材を前記掻込みリールにおける最横外端のタインよりも横外方に配置してあるものである。
前記刈取り部の左右端に備えた前記分草具の刈幅内側に、導入した作物を刈幅内方に摺接案内するガイド部材を設け、このガイド部材を前記掻込みリールにおける最横外端のタインよりも横外方に配置してあるものである。
上記構成によると、機体の前進移動に伴って左右の分草具の間に導入された作物のうち、分草具に近い箇所の作物はガイド部材に案内されて刈幅内側に寄せられ、分草具の横外側の未刈作物と分離されてゆく。ここで、掻込みリールにおける最横外端のタインの移動軌跡が側面視でガイド部材と交差する状態まで掻込みリールが低く調節した場合、ガイド部材に案内されて刈幅内側に寄せられ作物は、ガイド部材に干渉することなく作動する最横外端のタインによって確実に掻き込まれることになり、分草具近くでの掻き込み洩れのない良好な掻き込みが行われる。
第3の発明は、上記第1または2の発明において、
前記分草具の先端に別部材からなる先鋭部を装着し、この先鋭部を前向きの分草姿勢と、横向きの非作業姿勢とに切換え可能に構成してあるものである。
前記分草具の先端に別部材からなる先鋭部を装着し、この先鋭部を前向きの分草姿勢と、横向きの非作業姿勢とに切換え可能に構成してあるものである。
上記構成によると、収穫作業時には先鋭部を前向きの分草姿勢にすることで、作物を押し倒すことなく良好に分草し、非作業走行時や格納時には横向きの非作業姿勢にしておくことで、分草具に接近した他部を先鋭部で損傷することを未然に回避することができる。
図1に、本発明に係るコンバインの全体側面が、また、図2に、その全体平面がそれぞれ示されている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置1を備えた走行機体2にキャビン付きの運転部3、全稈投入式に構成された軸流型の脱穀装置4、および、スクリュー式のアンローダ5を備えた穀粒タンク6が搭載されるとともに、脱穀装置4の前部に支点p周りに上下揺動自在に連結された刈取り作物搬送用のフィーダ7が配備され、このフィーダ7の前端に機体横幅と略同幅の刈幅を有する刈取り部8が左端側に片寄って連結され、また、前記運転部3における下方にエンジン9が横向きに配備された構造となっている。
前記刈取り部8は、縦壁状に構成された左右一対の分草フレーム11に亘って刈取り装置12と、刈り取った作物を横送りして前記フィーダ7の始端部に送り込むオーガ13が架設された構造となっており、フィーダ7と走行機体2との間に架設された油圧シリンダ14の伸縮作動によって刈取り部8がフィーダ7と一体に昇降されるようになっている。また、刈取り部8の前部上方に、植立した作物を後方に掻き込む掻込みリール15が装備されている。
次に、前記フィーダ7および刈取り部8における各部の構造について説明する。
図6,7に示すように、前記フィーダ7は、前後に貫通した筒形の搬送ケース17の内部に掻上げコンベア18を収容して構成されている。この掻上げコンベア18は、ケース基部に前記支点pと同心に貫通支架されたフィーダ駆動軸19の駆動スプロケット20とケース前端に回転自在に横架支承した遊転ドラム21に亘って左右一対の搬送チェーン22を巻回張設するとともに、左右の搬送チェーン22に亘って搬送バー23を架設して構成されたものであり、ケース前端の作物入口aに供給された作物を搬送チェーン22の下側経路において搬送バー23で掻き上げ搬送してケース基端の作物出口bから搬出して脱穀装置4の扱室始端に投入するように構成されている。
なお、図7中に示すように、フィーダ駆動軸19に連結された左右の駆動スプロケット20の間には大径筒24が介在されており、フィーダ駆動軸19へのワラ屑や雑草の巻き付きが防止されている。
前記刈取り装置12はバリカン型に構成されており、その可動刃を往復駆動する刈刃ケース25が左側の分草フレーム11に装着されている。
図6に示すように、前記オーガ13は、前方から下方に向かう一定方向に回転駆動される大径ドラム26の外周に、刈取り作物をフィーダ7の作物入口a側に向けて横送りするスクリュー27が設けられるとともに、前記作物入口aに対向するドラム外周部分の周方向4箇所に、ドラム回転に伴って出退作動する掻込みフィンガー28が左右2本づつ装備された構造となっており、幅広く刈り取られた作物を横送り合流してフィーダ7の作物入口aに強制的に掻き込み供給するよう構成されている。
ここで、前記スクリュー27の横送り終端部の左右方向位置と、前記掻き込みフィンガー28群のうちの最横外端で作動する掻き込みフィンガー28の左右方向位置と、前記掻上げコンベア18における搬送バー23の両端の左右方向位置とが略一致しており、これによって、スクリュー27で横送りされた後、掻込みフィンガー28で後方に掻き出された作物が円滑に作物入口aに送り込まれるとともに、作物入口aでの停滞や引っ掛かりの発生なく確実かつ円滑に掻上げコンベア18に受け渡されるようになっている。
また、前記大径ドラム26の外周には、スクリュー27による横送り作用域で作動する補助掻込みフィンガー28aが別途装備されており、フィーダ7の作物入口aから横方向に離れた箇所においてオーガ13の前方で搬送デッキ上に倒れ込んだ作物は補助掻込みフィンガー28aによってスクリュー27の横送り作用域にまで掻き込まれ、スクリュー27の横送り作用を受けて掻込みフィンガー28群の作用域に送られるようになっている。
図4に示すように、前記掻込みリール15は、支点c周りに上下揺動自在な左右一対の支持アーム30の前部に支持ブラケット31を介して支架されており、油圧シリンダ32によって支持アーム30を上下揺動することで掻込みリール15の掻込み作用高さを変更することができるとともに、支持ブラケット31を支持アーム30に沿ってスライド調節することで掻込み作用位置を前後に調節することが可能となっている。なお、支持アーム30の基部には直流電動モータM(ワイパーモータ)で伸縮作動する電動シリンダ33によって支点d周りに前後に揺動駆動される操作アーム34が装備されるとともに、この操作アーム34と前記支持ブラケット31が操作ロッド35により連動連結されており、操作アーム34を前後に駆動揺動することで支持ブラケット31を所定の範囲に亘って前後にスライド調節するよう構成されている。
掻込みリール15は、左右の支持アーム30に支持ブラケット31を介して水平に支架されたリール駆動軸36、このリール駆動軸36の左右に連結固定された正六角形状のリールフレーム37、左右のリールフレーム37の六箇所の頂部に亘って自転回動可能に水平支架された回転支軸38、回転支軸38に左右方向に並列装着された多数本のタイン39、リールフレーム37の駆動軸心eに対して後方にずれた偏心軸心fを中心にして回動自在に支持された正六角形状の補助リールフレーム40を備えるとともに、各回転支軸38の端部から後方に向けて固定延出されたアーム38aの先端部が前記補助リールフレーム40の各頂部に枢支連結された構造となっており、リールフレーム37が駆動軸心eを中心にして回動(公転)されると、これに連動して補助リールフレーム40が偏芯軸心fを中心にして同方向に同調回動し、これによって各回転支軸38がリールフレーム37に対して逆方向に自転回動され、もって、各回転支軸38のタイン39が常に下向き姿勢に維持したままで公転移動して掻き込み作用を発揮するように構成されているのである。
ここで、刈取り部8における左右分草フレーム11の前部には先細り形状の分草具41が装着されるとともに、各分草具41の外側および内側には、斜め後方に向かう棒状のガイド部材42,43が設けられており、未刈り作物と刈幅内に導入される刈取り対象の作物とを円滑に押し分けるよう構成されている。そして、図8に示すように、内側のガイド部材43における後端の左右方向位置は、掻込みリール15におけるリールフレーム37の左右方向位置よりも内側に位置し、かつ、最も横外側方のタイン39の左右方向位置よりも外側に位置している。これによって、分草具41の内側面に近い位置の植立作物をガイド部材43で刈幅内方に押しやることで、この作物が掻込みリール15におけるリールフレーム37と分草フレーム11との間に挟み込まれるのを回避するとともに、ガイド部材43によって刈幅内方に押しやられた作物をガイド部材43に干渉することなく回動するタイン39で確実に掻き込むことができるようになっている。
また、前記掻込みリール15を最も下降させた状態では、タイン39の下端回動軌跡が地面近くに位置し、掻込みリール15を最も前方に調節した状態では、分草具41の前端よりも掻込みリール15が前方に出ないように、掻込みリール15の前方移動限界が設定されている。
次に、各部への伝動構造について説明する。
図3に示すように、エンジン9からの動力は走行系と作業系に分けられ、走行系の動力は静油圧式無段変速装置(HST)45に入力されて変速された後、ミッションケース46を介して左右のクローラ走行装置1に伝達される。また、作業系の動力は2系統に分けられ、その一方の分岐動力は脱穀装置4のカウンター軸47にテンション式の脱穀クラッチC1を介してベルト伝達され、他方の分岐動力で油圧ポンプ48、空調用のコンプレッサ49、および、穀粒タンク6の搬出用底スクリュー6aおよびアンローダ5が駆動される。
脱穀装置4のカウンター軸47に伝達された動力はさらに2系統に分けられ、その分岐動力の一方はカウンター軸47を経て脱穀装置4の各作動部に伝達されるとともに、他方の分岐動力がフィーダ7および刈取り部8の駆動用に利用される。
つまり、前記カウンター軸47と前記フィーダ駆動軸19の右側(エンジン側)端部とがテンション式の刈取りクラッチC2を介してベルト連動され、フィーダ駆動軸19に入力された動力で先ずフィーダ7の掻上げコンベア18が駆動される。そして、フィーダ駆動軸19の機体左側への突出端部から取り出された動力で、フィーダ7および刈取り部8の左外側面に沿って配備された巻掛け式の伝動機構50を介して刈取り部8の刈取り装置12、オーガ13、および、掻込みリール15が以下のように駆動されるようになっている。
刈取り部8の左外側には、刈取り部カウンター軸51、リール用伝動軸52、オーガ支軸53、等が配備されており、前記フィーダ駆動軸19の左端部と前記刈取り部カウンター軸51とがチェーン54を介し連動連結されるとともに、このチェーン54の巻回径路途中で前記リール用伝動軸52が巻き掛け連動されている。そして、刈取り部カウンター軸51とオーガ支軸53とがチェーン55を介して連動連結されるとともに、前記刈刃駆動ケース25に備えられた入力軸56と刈取り部カウンター軸51とがベルト57を介して連動連結されている。
前記リール用伝動軸52はベルト式の無段変速装置58の入力軸となっており、無段変速装置58の出力軸59から取り出された変速出力がチェーン60を介して中継軸61に減速伝達された後、チェーン62を介して前記リール駆動軸36に減速伝達されるようになっている。
図5に示すように、中継軸61には無段変速装置58の変速出力がチェーン60を介して減速伝達される大径スプロケット63が遊嵌支持されるとともに、チェーン62を介してリール駆動軸36へ動力伝達する小径スプロケット64が中継軸61の端部に固着され、大径スプロケット63から中継軸61への動力伝達を断続するクラッチC3が装備されている。このクラッチC3は、中継軸61にシフト可能にスプライン外嵌された可動クラッチ部材66を大径スプロケット63に軸心方向から爪咬合させるよう構成されたものであり、可動クラッチ部材66はバネ67によって爪咬合方向に付勢されている。従って、可動クラッチ部材66が大径スプロケット63に咬合されることで大径スプロケット63から可動クラッチ部材66への動力伝達がなされて中継軸61と小径スプロケット64が駆動回転され、また、可動クラッチ部材66がバネ67に抗して後退シフトされることで上記動力伝達が断たれるようになっている。
前記可動クラッチ部材66には、縦向きの支点g周りに横揺動されるシフトフォーク68が係合作用しており、シフトフォーク68から延出された操作レバー69を左右に操作してレバーガイド70のU形溝70aの一端に選択係止しておくことで、可動クラッチ部材66をクラッチ入り位置とクラッチ切り位置に切換えシフトすることができるようになっている。このようにしてクラッチC3を切った状態では掻込みリール15を手回しで正逆転させることができ、掻込みリール15の詰まり除去やタイン39の交換作業などに便利に利用できる。
ここで、大径スプロケット63に設けられた係合爪71および可動クラッチ部材66の係合爪72にはそれぞれ伝動用係合面saと乗り上がり傾斜面sbが形成され、伝動用係合面sa同士が係合することで上記動力伝達が行われるようになっており、乗り上がり傾斜面sbの乗り上がり作用によって、従動側となる可動クラッチ部材66が駆動側の大径スプロケット63に対してリール駆動方向Fに先行回転することが可能となっている。つまり、前記クラッチC3は、従動側が正規のリール駆動方向に先行回転することができる一方向クラッチとしても構成されているのである。
従って、掻込みリール15を掻き込み駆動している状態において刈取りクラッチC2を切ると、無段変速装置58が停止されることで大径スプロケット63が停止するが、掻込みリール15に連動連結されている中継軸61は掻込みリール15の大きい回転慣性を受けてリール駆動方向Fに逆駆動されることになり、この逆駆動力を受けた可動クラッチ部材66が乗り上がり傾斜面sbの乗り上がり作用によってバネ67に抗して咬合離脱方向に自力で後退し、掻込みリール15の慣性回転が持続される。これによって、回転慣性の大きい掻込みリール15が急激に停止されることが抑制されて、無段変速装置58より伝動下手におけるチェーン伝動系での伝動部材の損傷やチェーン62の外れなどが未然に回避されるのである。なお、シフトフォーク68がクラッチ入り位置にある状態でも可動クラッチ部材66が上記のように自力でクラッチ切り位置まで乗り上がり退避できるように、可動クラッチ部材66のフォーク溝66aは退避余裕をもって広く形成されている。
なお、図4中に示すように、前記無段変速装置58は、駆動側の可変径プーリ75と従動側の可変径プーリ76に亘ってベルト77を巻回して構成されており、詳細な構造の説明は省略するが、各可変径プーリ75,76の中心に組み込んだ図示されない回動カム機構を、電動モータ78によって正逆にネジ送り操作される押し引きロッド79で操作することで両可変径プーリ75,76の巻掛け径を背反的に変更して伝動比を無段に変更するように構成されている。そして、前記電動モータ78は運転部3からのスイッチ操作で遠隔操作可能となっており、作業状況を見ながら掻込みリール15の駆動速度を任意に変更調節することが可能となっている。
また、無段変速装置58の変速出力を掻込みリール15に伝達するチェーン62の弛み側経路には、掻込みリール15の大きい前後位置変更に対応してチェーン62の緩みを自動吸収するテンション機構80が備えられている。
[他の実施例]
(1)図9,10に示すように、前記分草具41の先端部に設けた支持ブラケット41aに別部材の先鋭部81を姿勢変更可能に装着して実施することもできる。この場合、前記先鋭部81はバネ82によって支持ブラケット41aに差込み付勢することで図10(イ)に示す前向きの分草姿勢に保持することができ、かつ、先鋭部81をバネ82に抗して支持ブラケットから前方に抜き外したのち、図10(ロ)に示す横向きの非作業姿勢にして支持ブラケット41aに引き寄せ保持しておくことができ、非作業走行時に前記非作業姿勢に切換えておくことで、分草具41の先鋭な先端で他物を損傷してしまうような事故を未然に回避することができる。
(2)図11に示すように、前記分草フレーム11の前部に横向き支点hを中心に上下揺動可能に支持アーム83を取り付けるとともに、この支持アーム83の前端部に分草具41を縦向き支点iを中心に左右揺動可能に取り付け、かつ、支持アーム83を電動モータ84で正逆駆動されるネジ軸85によって上下揺動させるとともに、分草具41を電動モータ86とギヤ機構87で左右揺動駆動可能に構成し、これら電動モータ84,86を運転部からのスイッチ操作で作動制御することで、作業状況を見ながら分草具41を好適な分草位置および姿勢に遠隔調節することができる。
3 走行機体
8 刈取り部
15 掻込みリール
31 支持アーム
39 タイン
41 分草具
43 ガイド部材
81 先鋭部
8 刈取り部
15 掻込みリール
31 支持アーム
39 タイン
41 分草具
43 ガイド部材
81 先鋭部
Claims (3)
- 走行機体の前部に連結された刈取り部の上方に、上下に高さ調節可能な支持アームを配備し、この支持アームに掻込みリールを前後に位置調節可能に装着したコンバインにおいて、
前方移動限度まで位置調節された前記掻込みリールが、刈取り部の前端に配備された分草具の先端よりも前方に突出しないよう掻込みリールの前方移動限度を設定してあることを特徴とするコンバイン。 - 前記刈取り部の左右端に備えた前記分草具の刈幅内側に、導入した作物を刈幅内方に摺接案内するガイド部材を設け、このガイド部材を前記掻込みリールにおける最横外端のタインよりも横外方に配置してある請求項1記載のコンバイン。
- 前記分草具の先端に別部材からなる先鋭部を装着し、この先鋭部を前向きに分草姿勢と、横向きの非作業姿勢とに切換え可能に構成してある請求項1または2記載のコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005089873A JP2006262869A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2005089873A JP2006262869A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | コンバイン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006262869A true JP2006262869A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37199451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005089873A Pending JP2006262869A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006262869A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012244924A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Kubota Corp | 普通型コンバイン |
KR20160067396A (ko) | 2014-12-04 | 2016-06-14 | 엘에스엠트론 주식회사 | 콤바인의 릴 |
-
2005
- 2005-03-25 JP JP2005089873A patent/JP2006262869A/ja active Pending
Cited By (2)
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