JP2006257322A - スチレン系重合体およびその製造方法並びに屈折率変換材料および光−熱エネルギー変換蓄積材料 - Google Patents

スチレン系重合体およびその製造方法並びに屈折率変換材料および光−熱エネルギー変換蓄積材料 Download PDF

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Abstract

【課題】 側鎖にアントラセンに由来の基を有する新規なスチレン系重合体およびその製造方法、該重合体よりなる屈折率変換材料および光−熱エネルギー変換蓄積材料の提供。
【解決手段】 側鎖に下記式で表わされる基を有するスチレン系重合体を使用する。
Figure 2006257322

【選択図】 なし

Description

本発明は、スチレン系重合体およびその製造方法、並びにこのスチレン系重合体よりなる屈折率変換材料および光−熱エネルギー変換蓄積材料に関する。
ノルボルナジエン(以下、「NBD」ともいう。)は、紫外線の照射により、分極率の低いクワドリシクラン(以下、「QC」ともいう。)に光原子価異性化し、また、QCは、触媒との接触および短波長の光の照射により、放熱を伴ってNBDに異性化する特性を有することから、NBD構造を有する化合物は、光エネルギーを熱エネルギーに変換して蓄積する光−熱エネルギー変換蓄積材料として注目されている。
また、NBD構造を有する化合物は、異性化したQC構造を有する化合物と異なる屈折率を有する、すなわち光の照射によって屈折率が変化する特性を有することから、例えば光記憶素子や光スイッチシステムに用いられる屈折率変換材料への応用が期待されている。
一方、NBDのような光可逆的な反応系としては、アントラセンの光二量化反応などが挙げられ、このアントラセンは、特定の光(具体的には波長365nmの光)の照射により、光二量化し、また、アントラセンの二量体は、上記特定の光とは異なる光(具体的には波長254nmの光)の照射により、アントラセンに異性化する特性を有することから、光スイッチング材料などへの応用が検討されている。具体的には、例えばアントラセン環の9位において主鎖に結合するアントラセン基(アントラセンに由来の基)を有するメチルメタクリル系重合体が、紫外線を受けることによって光異性化反応が進行し、紫外線が照射されることによって屈折率が変化する特性を有するものであることが開示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
しかしながら、アントラセンが理論的に65kJ/molの蓄熱量を有するものであるにも関わらず、光−熱エネルギー変換蓄積材料への応用についての研究はなされていない。
「スィンソリッドフィルムズ(Thin Solid Films)」,1996年,第288巻,p150−154
本発明は、以上のような事情を背景として、側鎖にアントラセンに由来の基を有する重合体について種々の研究を行った結果として得られたものである。
本発明の第1の目的は、側鎖にアントラセンに由来の基を有する新規なスチレン系重合体およびその製造方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、屈折率の変化量が大きく、しかも、容易に成膜することができる屈折率変換材料を提供することにある。
本発明の第3の目的は、蓄熱量が大きく、しかも、容易に成膜することができる光−熱エネルギー変換蓄積材料を提供することにある。
本発明のスチレン系重合体は、下記一般式(1)で表される繰り返し単位により構成されていることを特徴とする。
Figure 2006257322
〔式中、R1 は、下記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示す。nは繰り返し数である。〕
Figure 2006257322
本発明のスチレン系重合体は、一般式(1)におけるR1 が上記式(a)で表される基または式(b)で表される基であることが好ましい。
本発明のスチレン系重合体の製造方法は、下記一般式(2)で表される繰り返し単位により構成されているスチレン系重合体および下記一般式(3)で表される化合物を反応させることにより、上記のスチレン系重合体を得ることを特徴とする。
Figure 2006257322
〔式中、Xは、塩素原子または臭素原子を示す。nは繰り返し数である。〕
Figure 2006257322
〔式中、R1 は、上記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示す。〕
本発明の屈折率変換材料は、上記のスチレン系重合体よりなることを特徴とする。
本発明の光−熱エネルギー変換蓄積材料は、上記のスチレン系重合体よりなることを特徴とする。
本発明のスチレン系重合体は、光照射によって屈折率が変化し、かつ、屈折率の変化量が大きく、また、蓄熱量が大きいものである。
本発明のスチレン系重合体の製造方法によれば、特定のスチレン系重合体を有利に製造することができる。
本発明の屈折率変換材料は、屈折率の変化量が大きく、しかも、容易に成膜することができるものである。
本発明の光−熱エネルギー変換蓄積材料は、蓄熱量が大きく、しかも、容易に成膜することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明のスチレン系重合体は、上記一般式(1)で表される繰り返し単位を含有する構成の重合体(以下、「特定のスチレン系重合体」ともいう。)である。
特定のスチレン系重合体を示す一般式(1)において、R1 は、上記式(a)〜式(d)のいずれかで表されるアントラセンに由来の基(アントラセン基)であり、特に一層大きな屈折率の変化量が得られることから、アントラセン基がアントラセン環の1位において主鎖に結合する構成の式(a)で表される基、またはアントラセン基がアントラセン環の2位において主鎖に結合する構成の式(b)で表される基であることが好ましい。また、nは繰り返し数である。
特定のスチレン系重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されるポリスチレン換算数平均分子量Mn(以下、「数平均分子量Mn」という。)が、例えば2,000〜300,000であり、同分子量分布Mw/Mnが1.1〜20.0である。
このような特定のスチレン系重合体は、反応式(1)に示すように、上記一般式(2)で表されるスチレン系重合体(以下、「原料重合体」ともいう。)と、上記一般式(3)で表される化合物(以下、「原料化合物」という。)とを反応させることにより得ることができる。
Figure 2006257322
〔式中、R1 は、上記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示し、Xは、塩素原子または臭素原子を示す。nは繰り返し数である。〕
原料重合体は、上記一般式(2)で表されるものであり、この一般式(2)において、Xは、塩素原子または臭素原子であるが、塩素原子であることが好ましい。
また、原料重合体は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されるポリスチレン換算数平均分子量Mnが、例えば2,000〜300,000であり、同分子量分布Mw/Mnが1.1〜20.0である。
反応式(1)で示される反応は、適宜の溶媒中において、塩基を用いて行うことができる。
溶媒としては、N−メチル−2−ピロリドンなどを用いることができる。
塩基としては、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンなどを用いることができる。また、塩基の使用割合は、原料重合体中の−X−CH3 基1molに対して0.6〜3.0molであることが好ましい。
反応条件としては、例えば反応温度が20〜100℃、反応時間が2〜48時間である。
原料重合体と、原料化合物との使用割合は、原料重合体中の−X−CH3 基1molに対して原料化合物が1mol以上であることが必要とされ、好ましくは1.05〜2.5molである。
以上のような本発明に係る特定のスチレン系重合体は、その繰り返し単位中に、アントラセンに由来の光反応性基を有するため、後述する実施例から明らかなように、特定の光、例えば紫外線を受けることによって屈折率が変化する特性を有し、かつ、屈折率の変化量が大きいものである。また、本発明に係る特定のスチレン系重合体は、光エネルギーを熱エネルギーに変換して蓄積する特性を有し、かつ、蓄熱量が大きいものであり、しかも、スチレン重合体自体の有する優れた成形性が得られることから、容易に成膜することができる。従って、本発明に係る特定のスチレン系重合体は、光記憶素子や光スイッチシステムなどに用いられる屈折率変換材料として極めて有用であり、また、光−熱エネルギー変換蓄積材料として極めて有用である。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〈実施例1〉
数平均分子量Mnが22500であり、分子量分布Mw/Mnが1.69であるポリ(p−クロロメチル)スチレン(以下、「原料重合体(1)」ともいう。)0.157g(0.001mol)と、一般式(3)においてR1 が式(a)である化合物(以下、「原料化合物(1)」ともいう。)0.255g(0.001mol)と、1.8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(以下、「DBU」ともいう。)0.171g(0.0011mol)と、N−メチル−2−ピロリドン(以下、「NMP」ともいう。)1mLとを混合し、70℃で6時間の条件で反応させることにより、収率80%で反応生成物を得た。
1H−NMR分析およびGPC分析の結果から、得られた反応生成物は、一般式(1)においてR1 が式(a)で表される基である繰り返し単位よりなる重合体(以下、「スチレン系重合体(1)」ともいう。)であって、数平均分子量Mnが40500であり、分子量分布Mw/Mnが2.06であることが確認された。原料重合体(1)におけるエステル化率は100%であった。
〈実施例2〉
原料重合体(1)0.158g(0.001mol)と、一般式(3)においてR1 が式(b)である化合物(以下、「原料化合物(2)」ともいう。)0.266g(0.001mol)と、DBU0.180g(0.0011mol)と、NMP1mLとを混合し、70℃で6時間の条件で反応させることにより、収率86%で反応生成物を得た。
1H−NMR分析およびGPC分析の結果から、得られた反応生成物は、一般式(1)においてR1 が式(b)で表される基である繰り返し単位よりなる重合体(以下、「スチレン系重合体(2)」ともいう。)であって、数平均分子量Mnが20800であり、分子量分布Mw/Mnが1.54であることが確認された。原料重合体(1)におけるエステル化率は100%であった。
〈実施例3〉
原料重合体(1)0.157g(0.001mol)と、一般式(3)においてR1 が式(c)である化合物(以下、「原料化合物(3)」ともいう。)0.265g(0.001mol)と、DBU0.177g(0.0011mol)と、NMP1mLとを混合し、70℃で6時間の条件で反応させることにより、収率95%で反応生成物を得た。
1H−NMR分析およびGPC分析の結果から、得られた反応生成物は、一般式(1)においてR1 が式(c)で表される基である繰り返し単位よりなる重合体(以下、「スチレン系重合体(3)」ともいう。)であって、数平均分子量Mnが22000であり、分子量分布Mw/Mnが2.33であることが確認された。原料重合体(1)におけるエステル化率は100%であった。
〈実施例4〉
原料重合体(1)0.168g(0.001mol)と、一般式(3)においてR1 が式(d)である化合物(以下、「原料化合物(4)」ともいう。)0.339g(0.0011mol)と、DBU0.174g(0.0011mol)と、NMP1.5mLとを混合し、70℃で6時間の条件で反応させることにより、収率80%で反応生成物を得た。
1H−NMR分析およびGPC分析の結果から、得られた反応生成物は、一般式(1)においてR1 が式(d)で表される基である繰り返し単位よりなる重合体(以下、「スチレン系重合体(4)」ともいう。)であって、数平均分子量Mnが39200であり、分子量分布Mw/Mnが2.09であることが確認された。原料重合体(1)におけるエステル化率は100%であった。
〔スチレン系重合体の特性〕
(1)光反応特性:
スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々により、薄膜を形成した。得られた薄膜に対して、キセノンランプを用い、1.80〜2.00mW/cm2 の条件で、光照射時間を変えながら光照射処理を行うと共に、紫外分光光度計により、当該薄膜における紫外線の吸光度の変化を測定することにより、光異性化反応の完了に要する光照射時間、光異性化反応に係る一次速度定数を確認した。結果を表1に示す。
Figure 2006257322
表1の結果から、スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々は、紫外線を受けることによって光異性化反応が進行することが確認された。また、光異性化反応に係る一次速度定数は、スペーサー構造を有するものの方が大きな値となることが明らかとなった。
(2)熱的特性:
スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々により、薄膜を形成した。得られた薄膜に対して、キセノンランプにより、1時間光照射処理を行った。この薄膜について、示差走査熱量計(DSC)を用い、示差走査熱分析を行うことにより、蓄熱量を測定した。結果を表2に示す。
Figure 2006257322
表2の結果から明らかなように、スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々は、紫外線が照射されることにより、当該紫外線エネルギーを熱エネルギーとして蓄積する特性を有し、また、蓄熱量が大きいものであり、光−熱エネルギー変換蓄積材料として有用なものであることが確認された。
(3)光異性化の繰り返し耐久性:
スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々により、石英セル内に薄膜を形成した。得られた薄膜の紫外線の吸光度(以下、「基準吸光度」ともいう。)を紫外分光光度計を用いて測定した後、当該石英セル内に形成された薄膜に対して、スチレン系重合体(1)については6分間、スチレン系重合体(2)については7分間、スチレン系重合体(3)については9分間、スチレン系重合体(4)については5分間光照射することにより、下記反応式(2)で示されるA構造からB構造へ異性化させ、その後、この薄膜を、180℃で4分間の条件で加熱することにより、B構造からA構造へ異性化させ、紫外分光光度計を用いて紫外線の吸光度を測定した。この操作を1サイクルとして50回繰り返す耐久性試験により、光異性化の繰り返し耐久性を評価した。結果を表3および図1に示す。
表3には、50サイクル目の吸光度の基準吸光度に対する比を「耐久度」として示すと共に、熱重量−示差熱分析を行うことにより確認された重量減少開始温度(熱分解温度)を示す。
図1には、スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々について、各サイクルにおける吸光度(An )の基準吸光度(A0 )に対する比(An /A0 )の変化を示す。この図1においては、スチレン系重合体(1)に係る値を「■(黒四角)」、スチレン系重合体(2)に係る値を「●(黒丸)」、スチレン系重合体(3)に係る値を「◆(黒菱形)」、スチレン系重合体(4)に係る値を「▲(黒三角」)」で示した。
Figure 2006257322
〔式中、R1 は、上記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示し、R2 は、下記式(イ)〜(ニ)のいずれかで表される基を示す。nは繰り返し数である。〕
Figure 2006257322
ここに、R1 が式(a)で表される基であるA構造は、R2 が式(イ)で表される基であるB構造に異性化され、R1 が式(b)で表される基であるA構造は、R2 が式(ロ)で表される基であるB構造に異性化され、R1 が式(c)で表される基であるA構造は、R2 が式(ハ)で表される基であるB構造に異性化され、また、R1 が式(d)で表される基であるA構造は、R2 が式(ニ)で表される基であるB構造に異性化される。
Figure 2006257322
表3および図1の結果から、スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々は、サイクル数が増加するに従って吸光度の基準吸光度に対する比(An /A0 )が減少するが、耐久性を有するものであることが確認された。
なお、比(An /A0 )の減少の原因は、光照射によって副反応として架橋反応が起こったためであると考えられ、また、特に熱分解温度の低いものに関しては、熱による熱分解が起こったためであると考えられる。
(4)屈折率変化:
スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々により、スピンコート法によって厚みが約0.3μmの薄膜を形成した。得られた薄膜に対して紫外線を照射し、エリプソメーターを用い、波長632.8nmのレーザー光により、紫外線照射前後における屈折率をそれぞれ測定し、屈折率の変化量を求めた。結果を表4に示す。
Figure 2006257322
表4の結果から明らかなように、スチレン系重合体(1)、スチレン系重合体(2)、スチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)の各々は、紫外線が照射されることによって屈折率が変化する特性を有し、また、屈折率の変化量が大きいものであり、屈折率変換材料として有用なものであることが確認された。
更に、特にアントラセン基がアントラセン環の1位または2位において主鎖に結合する構成のスチレン系重合体(1)およびスチレン系重合体(2)は、アントラセン基がアントラセン環の9位において主鎖に結合する構成のスチレン系重合体(3)およびスチレン系重合体(4)に比して屈折率の変化量が極めて大きいことが確認された。
実施例1〜実施例4に係るスチレン系重合体の光異性化の繰り返し耐久性試験において、各サイクルにおける吸光度の基準吸光度に対する比の変化を示す図である。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される繰り返し単位により構成されていることを特徴とするスチレン系重合体。
    Figure 2006257322
    〔式中、R1 は、下記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示す。nは繰り返し数である。〕
    Figure 2006257322
  2. 一般式(1)におけるR1 が上記式(a)で表される基または式(b)で表される基であることを特徴とする請求項1に記載のスチレン系重合体。
  3. 下記一般式(2)で表される繰り返し単位により構成されているスチレン系重合体および下記一般式(3)で表される化合物を反応させることにより、請求項1または請求項2に記載のスチレン系重合体を得ることを特徴とするスチレン系重合体の製造方法。
    Figure 2006257322
    〔式中、Xは、塩素原子または臭素原子を示す。nは繰り返し数である。〕
    Figure 2006257322
    〔式中、R1 は、下記式(a)〜式(d)のいずれかで表される基を示す。〕
    Figure 2006257322
  4. 請求項1または請求項2に記載のスチレン系重合体よりなることを特徴とする屈折率変換材料。
  5. 請求項1または請求項2に記載のスチレン系重合体よりなることを特徴とする光−熱エネルギー変換蓄積材料。
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