JP2006256681A - エンジンの潤滑油取り換え装置 - Google Patents

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龍彦 日高
Hiroyuki Honchi
博幸 本地
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健 石井
Takahiro Nishimura
高広 西村
Hiroshi Yamaguchi
寛 山口
Hitoshi Yokota
等 横田
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Abstract

【課題】 潤滑油の回収時および給油時において、準備時間や後片付けなどの作業時間を短縮し、容器への満油または規定量を監視する作業員を不要とする。
【解決手段】 ディーゼルエンジン1cおよび潤滑油補助タンク2aに繋がる管路の途中に設けた流路切換手段16bと、回収ポンプ16a(または給油ポンプ)と、回収容器7(あるいは補助タンク2aおよびディーゼルエンジン1c)に設けた液面検出センサ20と、液面検出センサの信号によってポンプを制御する制御手段16fとで回路を形成し、流路切換手段16bと回収ポンプ16aと制御手段16fとを一体にしてユニット化した回収装置16(あるいは給油装置)を備えたもの。
【選択図】 図4

Description

この発明は、例えば、電気・熱源供給システム(コ・ジェネレーションシステム)に使用するディーゼル発電装置などのエンジンの潤滑油取り換え装置に関するものである。
近年、エネルギーの有効活用やエネルギーコスト削減の観点から、分散型エネルギー利用が提唱されるようになってきた。特にその中においても、発電と同時に発生する熱エネルギーを有効に利用する電気・熱源供給システムの設置は年々増加の傾向にあり、特に中小規模の工場における産業用エネルギー供給の中心として注目されている。
このような工場で使用される電気・熱源供給システムは比較的大容量、例えば1000〜2000kW級の定置型のシステムとなっており、またエンジンには複数台のディーゼルエンジンが使用されることが多く、大容量化の傾向とともにエンジン本体も大型となっている。
このようなエンジンには、エンジン内部の回転機構部の潤滑と、さらにエンジン自体の冷却のため所定の潤滑油が封入されている。これらのエンジンにおいては、運転時間の経過と共に潤滑油が燃焼ガスとの接触によって酸化したり、また水分などの不純物が混入し劣化することから、周知のごとく潤滑油の交換は必須条件とされ、潤滑油の取り換え作業は当該システム全体の機能維持のためにも重要な保守要件となっている。
以下、図1〜図3を参照して、従来のエンジンの潤滑油取り換え装置について説明する。
図1は、本願の発明の対象とする電気・熱源供給システムのディーゼル発電装置の概略を示す構成図である。
図1において、1はディーゼル発電装置であり、当該発電装置1は、共通ベース1aと、共通ベース1a上に載架された発電機1b、および、ディーゼルエンジン(以下単にエンジンともいう。)1cと、エンジン1cの下方に設けられた潤滑油を溜めるオイルパン1dと、このディーゼル発電装置1の制御盤1eとで構成されている。さらにエンジン1cには、潤滑油を給油するための給油口1fと、板状型の検油棒1gが挿入される挿入口1hと、エンジン1c内の潤滑油を排油するドレン弁1iとが付属されている。
2は、エンジン1cの潤滑油を増量し交換時期を延長するための潤滑油補助タンク装置であり、この補助タンク装置2は、補助タンク2aと、補助タンク2aの上方コーナーに設けられた給油口2bと、補助タンク2aの潤滑油を排油するドレン弁2cとで構成されている。補助タンク2aの容積は保守のことを鑑み標準的に1基あたり概ね200リットルとされ、このような潤滑油補助タンク装置2が複数器設置されている場合が多い。
また、発電装置1と潤滑油補助タンク装置2の間には、潤滑油を循環させる循環ポンプ3が配管4、5および6を介して接続されており、さらにそれぞれの配管にはバルブV1〜V4が設けられている。
なお、ディーゼル発電装置1の周辺には、エンジン1cから発生する熱を取り出すための熱交換装置(図示しない)が、また、潤滑油補助タンク装置2の上方にはエンジン1cの燃料を補給するための燃料槽(図示しない)が設けられているが、本願とは直接関係ないことから説明を省略している。
図2は、以上のような発電システムにおいて、エンジン1cおよび補助タンク2aから潤滑油を回収する場合の、従来の回収要領を示す回路図で、その回収要領は以下のとおりである。
(1) 回収容器となる空のドラム缶7および回収ポンプ8を準備する。
(2) ドラム缶7と回収ポンプ8とを透明のホース9で接続する。
(3) 回収ポンプ8とオイルパン1d下方のドレン弁1iとを、ホース金具10を介して回収ホース11で接続する。
(4) ドレン弁1iを開き回収ポンプ8を運転し、ドラム缶7に潤滑油を回収する。
(5) 目視にてドラム缶7の満油を確認し、満油であれば回収ポンプ8を停止する。
(6) さらに、エンジン1cおよびオイルパン1dの残量の有無を透明のホース9にて目視確認し、残油がある場合は、別のドラム缶7を用意し回収作業を継続する。
(7) 潤滑油の全量を透明のホース9にて抜き取ったことを目視確認し、回収ポンプ8を停止する。その後ドレン弁1iを閉じる。
(8) 次に、回収ホース11をいったん取り外し、“ア”の矢印に示す方向に回収ホース11を移動し、補助タンク2aのドレン弁2cにホース金具10を介して接続する。
(9) ドレン弁2cを開き回収ポンプ8を運転し、さらに別のドラム缶7に潤滑油を回収する。
(10) 目視にてドラム缶7の満油を確認し、満油であれば回収ポンプ8を停止する。
(11) 潤滑油の全量を透明のホース9にて抜き取ったことを目視確認し、回収ポンプ8を停止する。その後ドレン弁2cを閉じる。
図3は、エンジン1cおよび補助タンク2aに潤滑油を給油する場合の、従来の給油要領を示す回路図で、その給油要領は以下のとおりである。
(1) 新油入りの給油容器であるドラム缶12および給油ポンプ13を準備する。
(2) ドラム缶12と給油ポンプ13とをホース14で接続する。
(3) 給油ポンプ13に給油ホース15を接続する。
(4) 給油ポンプ13を運転し、エンジン1cの給油口1fから潤滑油を給油する。
(5) エンジン1c付属の検油棒1gにて規定量を目視確認し、給油ポンプ13を停止する。
(6) 次に、給油ホース15をいったん取り外し、“イ”の矢印に示す方向に給油ホース15を移動し、補助タンク2aの給油口2bから給油を行う。
(7) 目視にて規定量を確認し、給油ポンプ13を停止する。
従来の潤滑油の取換えにおいては、以上のような手順で潤滑油の回収および給油が行われており、特に、それぞれ容器への回収時または給油時における規定量の確認は、前述したように目視確認で行われるのが一般的であった。
なお、図2および図3に示した従来回路は、たとえば、社団法人 日本内燃力発電設備協会発行「非常用発電設備保全マニュアル」自家用発電設備保全基準(NEGA G701−1995)103ページ記載の、潤滑油量等の点検の項や、同設備協会発行「自家用発電設備専門技術者テキスト(学科編)」7−123ページ記載の、潤滑油の取替えの項に示されている公知の記述を基に回路を構成したものである。
社団法人 日本内燃力発電設備協会「非常用発電設備保全マニュアル」自家用発電設備保全基準(NEGA G701−1995)103ページ。 社団法人 日本内燃力発電設備協会「自家用発電設備専門技術者テキスト(学科編)」7−123ページ。
従来の潤滑油の取り換え方法や装置には下記のような問題点があった。即ち、
(1) 潤滑油の回収・給油時において、回収や給油に使用するホースは現地にてその都度回路を構成することから、余分な準備時間や後片付けなどの作業時間が必要なこと。
(2) また、回収・給油時には、作業員Aが常に満油または規定量を監視しておく必要があり、作業員Aから各々の容器のそれらの状態の指令を受けてポンプを運転・停止する別の作業員Bを必要とし、止むを得ず2人作業となっていること。
(3) このため連絡の不徹底が生じ、回収容器や補助タンクから潤滑油をオーバーフローさせ、周囲を汚損する不具合が生じたり、エンジンの内部に規定量を超える潤滑油を給油することがあった。
この発明は、上記のような従来装置の問題点を解消するためになされたもので、潤滑油の回収装置あるいは給油装置をユニット化することにより、準備時間や片付けに要する作業時間を大幅に短縮することができ、あわせて設備費用の低減を図ることのできるエンジンの潤滑油取り換え装置を提供することを目的とする。
また、潤滑油の回収あるいは給油時おいて、作業員が常に満油または規定量を監視しておく必要がなく、回収容器や補助タンクから潤滑油をオーバーフローさせたり、エンジンの内部に規定量を超える潤滑油を給油する恐れのないエンジンの潤滑油取り換え装置を提供することを目的とする。
この発明に係わるエンジンの潤滑油取り換え装置は、オイルパンを含むエンジンおよび補助タンクの潤滑油を回収容器に回収するエンジンの潤滑油取り換え装置において、エンジン側管路との第1の連結部、補助タンク側管路との第2の連結部、回収容器側管路との第3の連結部、前記第1の連結部と第2の連結部とを接続する接続管路、この接続管路中に配設された流路切換手段、この流路切換手段と前記第3の連結部とを接続する接続管路中に配設されたポンプ、前記回収容器の液面を検出する液面検出手段、前記液面検出手段の検出信号に応じて、上記ポンプを制御する制御手段を備え、前記第1の連結部、第2の連結部、第3の連結部、流路切換手段、ポンプ、および、制御手段によって、ユニット化された回収装置を構成し、この回収装置の前記各連結部を対応するエンジン、補助タンク、回収容器の各管路に接続し、前記流路切換手段により、前記ポンプと、エンジン側管路または補助タンク側管路との接続を切換えて、エンジンおよび補助タンクの潤滑油を回収容器に回収するようにしたものである。
また、オイルパンを含むエンジンおよび補助タンクに潤滑油を給油容器から給油するエンジンの潤滑油取り換え装置において、エンジンの給油口側管路との第1の連結部、補助タンクの給油口側管路との第2の連結部、給油容器側管路との第3の連結部、前記第1の連結部と第2の連結部とを接続する接続管路、この接続管路中に配設された流路切換手段、この流路切換手段と前記第3の連結部とを接続する接続管路中に配設されたポンプ、前記エンジンの液面を検出する第1の液面検出手段、前記補助タンクの液面を検出する第2の液面検出手段、前記液面検出手段の検出信号に応じて、上記ポンプを制御する制御手段を備え、前記第1の連結部、第2の連結部、第3の連結部、流路切換手段、ポンプ、および、制御手段によって、ユニット化された給油装置を構成し、この給油装置の前記各連結部を対応するエンジン、補助タンク、給油容器の各管路に接続し、前記流路切換手段により、前記ポンプと、エンジン給油口側管路または補助タンク給油口側管路との接続を切換えて、給油容器からエンジンおよび補助タンクに潤滑油を給油するようにしたものである。
この発明によれば、潤滑油の回収装置あるいは給油装置をユニット化することにより、作業時間を大幅に短縮することができ、あわせて設備費用の低減を図ることのできるエンジンの潤滑油取り換え装置を得ることができる。
また、液面センサにより液面を自動感知し、ポンプを自動停止させるので、潤滑油の回収あるいは給油時において、作業員が常に満油または規定量を監視しておく必要がなく、回収容器や補助タンクから潤滑油をオーバーフローさせたり、エンジンの内部に規定量を超える潤滑油を給油する恐れのないエンジンの潤滑油取り換え装置を得ることができる。
実施の形態1.
図4は、この発明の実施の形態1の潤滑油の取り換え装置における潤滑油の回収回路を示す構成図である。なお、図中、前記図1〜図3との同一符号は、同一または相当部分を示すもので、詳細説明は省略する。
図4において、16はこの発明におけるユニット化した回収装置である。
C1〜C5は着脱自在のカプラを示し、17はカプラC1を経由してエンジン1cと回収装置16とを接続する回収ホース、18はカプラC2を経由して補助タンク2aと回収装置16とを接続する回収ホース、19はカプラC3を経由してドラム缶7と回収装置16とを接続する回収ホースである。
なお、20はドラム缶7の上方の口金に設けた液面検出センサで、詳細構造については後述する。
16aは潤滑油を回収するための回収ポンプ、16bは、エンジン1c側または補助タンク2a側のいずれかに回収ポンプ16aを接続し回収ポンプとで流路を形成する切換部、16cは回収ポンプ16aと切換部16bとを繋ぐ管路、16dはカプラC4を経由してエンジン1c側のホース17に連通する管路、16eはカプラC5を経由して補助タンク2a側のホース18に連通する管路、16fは、液面検出センサ20のON・OFF信号に従い回収ポンプ16aを制御する制御部である。
また、ユニット化した回収装置16は、回収ポンプ(16a)および切換部(16b)、管路(16c、16d、16e)、カプラ(C3a、C4a、C5a)、制御部(16f)とで構成されている。
さらに、カプラC1〜C5の記号a、bは、カプラを分離した場合のそれぞれのカプラの一片を示し、C1a、C2aはドレン弁1iおよびドレン弁2cに予め装着したカプラC1、C2の他の一片を示したものである。当然ながら回収ホース17の端部にはC1bとC4bが、回収ホース18の端部にはC2bとC5bが、回収ホース19の端部にはC3bが装着されている。
図5は液面検出センサ20の詳細図である。
図5において、20aはドラム缶7の口金7aに取り付けたセンサ取り付け座、20bはセンサ取り付け座20aに固着された軸、20cは軸20bに遊嵌され電磁接点を有する第1のフロート、20dは、第1のフロート20cの不動作をバックアップするための前記と同様な接点を有する第2のフロート、20eは各々のフロートの電気接点を取り出す信号線、20fはセンサ取り付け座20aに設けたエア抜きである。
次に、実施の形態1における潤滑油の回収動作について、図4、図5を参照して説明する。
(1) 液面検出センサ20を備えた空のドラム缶7とユニット化した回収装置16、回収ホース17、18、19を配置する。
(2) 制御部16fに液面検出センサ20の信号線20eを取り込む。
(3) 回収ホース17をカプラC1aとC4aに、回収ホース18をカプラC2aとC5aに、回収ホース19をカプラC3aにそれぞれ繋ぎ込む。
(4) ドレン弁1iおよびドレン弁2cを開ける。
(5) 切換部16bを手動操作してエンジン1c側の回路に切り換える。
(6) 回収ポンプ16aを運転し、エンジン1cの潤滑油をドラム缶7に全量回収する。(ドラム缶7が満油になれば、液面検出センサ20が感知して回収ポンプ16aは自動停止する。)
(7) 次に、切換部16bを手動操作して補助タンク2a側の回路に切り換える。
(8) 同様に回収ポンプ16aを運転し、補助タンク2aの潤滑油をドラム缶7に全量回収する。(ドラム缶7が満油になれば液面検出センサ20が感知して回収ポンプ16aは自動停止する。)
(9) ドレン弁1i、2cを閉じる。
次に、この発明の潤滑油の取り換え装置における給油機能について説明する。
図6は、この発明の実施の形態1の潤滑油の取り換え装置における潤滑油の給油回路を示す構成図である。なお、図中、前記図1〜図3との同一符号は、同一または相当部分を示すもので、詳細説明は省略する。
図6において、21はこの発明におけるユニット化した給油装置である。
C6〜C9は着脱自在のカプラを示し、22はエンジン1cと給油装置21とを接続する給油ホース、23はカプラC6を経由して補助タンク2aと給油装置21とを接続する給油ホース、24はカプラC7を経由して新油入りのドラム缶12と給油装置21とを接続する給油管路である。
なお、25は補助タンク2aの給油口2bに設けた液面検出センサで、その詳細構造については後述する。
21aは潤滑油を給油するための給油ポンプ、21bは、エンジン1c側または補助タンク2a側のいずれかに給油ポンプ21aを接続し給油ポンプとで流路を形成する切換部、21cは給油ポンプ21aと切換部21bとを繋ぐ管路、21dはカプラC8を経由してエンジン1c側の給油口1eに連通する管路、21eはカプラC9を経由して補助タンク2a側のホース23に連通する管路、21fは、補助タンク給油口2bに備えた液面検出センサ25のON・OFF信号に従い給油ポンプ21aを制御する制御部である。
また、ユニット化した給油装置21は、給油ポンプ(21a)および切換部(21b)、管路(21c、21d、21e)、カプラ(C7a、C8a、C9a)、制御部(21f)とで構成されている。
また、26はエンジン1cの検油棒1gの挿入口1hに設けた潤滑油の液面検出センサで、その詳細構造については後述する。
さらに、カプラC6〜C9の記号a、bは、カプラを分離した場合のそれぞれのカプラの一片を示し、当然ながら給油ホース22の端部にはC8bが、給油ホース23の端部にはC6bとC9bが、給油ホース24の端部にはC7bが装着されている。
図7は液面検出センサ25を備えた補助タンク給油口2b近辺の詳細図である。
図7において、25aは補助タンク2aの給油口2b部に取り付けた取り付け座、25bは取り付け座25aに固着された給油先端部、25cは取り付け座25aに固着され先端部が垂直になるように屈曲した軸、25dは軸25cに遊嵌され電磁接点を有する第1のフロート、25eは、第1のフロート25dの不動作をバックアップするための前記と同様な接点を有する第2のフロート、25fは、給油先端部25bから噴出する潤滑油の流れを遮断し第1のフロート25dと第2のフロート25eの誤動作を防止する笠状のカバー、25gは各々のフロートの電気接点を取り出す信号線、25hはセンサ取り付け座25aに設けたエア抜きである。
図8は、光学式の液面検出センサ26を備えたエンジン1cの検油棒1gの挿入口1h近辺の詳細図である。
図8において、26aは透明状の樹脂棒状本体、26bは樹脂棒状本体26aの先端部の矢印状のプリズム部、26cは光を送るための光ファイバー線である。
この液面検出センサ26は光の屈折率の変化を利用したもので、プリズム部26bに送られた光が液体の有無によって光がプリズム部26bで直進または屈折するかによって給油した潤滑油の油面26eを感知するものである。
次に、実施の形態1における潤滑油の給油動作について、図6〜図8を参照して説明する。
(1) 新油入りのドラム缶12、ユニット化した給油装置21、給油ホース22、23、24を配置する。
(2) 制御部21fに補助タンク2aの液面検出センサ25の信号線25gと、エンジン1cの液面検出センサ26の光ファイバー線26cを取り込む。
(3) 給油ホース22をカプラC8aに、給油ホース23をカプラC6aとC9aに、給油ホース24をカプラC7aにそれぞれ繋ぎ込む。
(4) 制御部21fを起動し、切換部21bを手動操作しエンジン1c側の回路に切り換える。
(5) 給油ポンプ21aを運転し、新油入りのドラム缶12の潤滑油をエンジン1cに規定量給油する。(規定量になれば、液面検出センサ26が感知して給油ポンプ21aは自動停止する。)
(6) 次に切換部21bを手動操作し、補助タンク2a側の回路に切り換える。
(7) 同様に給油ポンプ21aを運転し、新油入りのドラム缶12の潤滑油を補助タンク2aに規定量給油する。(規定量になれば、液面検出センサ25が感知して給油ポンプ21aは自動停止する。)
以上のようにこの発明の実施の形態1によれば、ユニット化した回収装置および給油装置を使用するので、準備時間や片付けに要する作業時間を大幅に短縮することができる。発明者らの経験によれば従来方法よりは40〜50%の作業時間の低減が可能となる。
また、液面センサにより液面を自動感知し、ポンプを自動停止させるよう構成しているので、潤滑油の回収あるいは給油時おいて、回収容器や補助タンクから潤滑油をオーバーフローさせたり、エンジンの内部に規定量を超える潤滑油を給油するといった不具合を解消することができる。
また、このため、回収時の回収容器であるドラム缶近辺と、給油時でのエンジンの給油口や潤滑油補助タンクの給油口近辺での作業員の監視の必要がなくなり、作業員の1人作業が可能となる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2の潤滑油の取り換え装置における回収・給油装置ユニットの構成図である。
上述の実施の形態1においては、回収ポンプと給油ポンプを別々のポンプを使用し、回収装置と給油装置それぞれをユニット化するものについて説明したが、図9に示すように、例えば正逆回転可能な1台の共通ポンプを使用し全体をユニット化することもできる。
図9において、30は回収・給油装置ユニットの全体を示し、30aは回収給油ポンプ、30bは切換部、30cは制御部である。なお、エンジンや補助タンクを含む詳細回路については、図4や図6に示す実施の形態1と同様に構成することができる。
この実施の形態2によれば、正逆回転可能な1台の共通ポンプを使用し全体をユニット化することで、回収時と給油時との管路の入れ替え作業が不要となり、準備や片付けに要する時間の短縮がより図れるとともに、あわせて設備費用が低減する。
実施の形態3.
また、上記の実施の形態1では、回収装置および給油装置ごとに、接続する管路となるホース類を設けるようにしたが、図10、図11に示すように、回収時と給油時との管路群を共通にすることで、回収時と給油時での外段取りを容易にし、回収や給油に要する作業時間のより短縮が図れ、あわせて設備費用が低減できる。
図10は潤滑油を回収する場合を示し、27は、回収ポンプ27aと装置内の回収管路27bと制御部27cとを備えた実施の形態3の回収装置、28は、切換部28aを介してドレン弁1iおよび2cに接続されるホース28b(第1の管路)、28c(第2の管路)、および回収ポンプ27aに接続されるホース28d(第3の管路)で構成される管路ユニットである。
なお、その他の構成は、図4と同一であり、同一部分には同一符号を付している。
また、図11は潤滑油を給油する場合を示し、29は、給油ポンプ29aと装置内の給油管路29bと制御部29cとを備えたこの実施の形態3での給油装置、管路ユニット28は、回収時の管路ユニット28と共通にした管路群である。
なお、その他の構成は、図6と同一であり、同一部分には同一符号を付している。
また、図10、11において管路端部にはそれぞれ着脱自在なカプラを装着している。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜実施の形態3では、エンジン側と補助タンク側の回路の切り換えに手動式の切換部を使用したが、手動式に変えて電磁式の切換部とすることで同様な切り換え機能を確保することができ、制御部からの遠隔操作が容易となり、回収および給油の作業がより迅速となり、作業時間が短縮できる。
この発明は、常時運転する電気・熱源供給システム(コ・ジェネレーションシステム)に使用するディーゼルエンジンの潤滑油取り換え装置の他、非常用の発電装置に使用されるディーゼルエンジンや、常時運転する舶用ディーゼルエンジンにおいても同様に適用可能である。
本願発明の対象とする電気・熱源供給システムのディーゼル発電装置を示す構成図である。 従来のエンジンおよび補助タンクの潤滑油の回収要領を示す回路図である。 従来のエンジンおよび補助タンクに潤滑油を給油する場合の給油要領を示す回路図である。 この発明の実施の形態1における潤滑油の回収回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態1における液面検出センサの詳細図である。 この発明の実施の形態1における潤滑油の給油回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態1における液面検出センサを備えた補助タンク給油口の詳細図である。 この発明の実施の形態1における液面検出センサを備えたエンジンの検油棒の挿入口近辺の詳細図である。 この発明の実施の形態2における潤滑油の回収および給油を可能とする回収・給油装置の構成図である。 この発明の実施の形態3における潤滑油の他の回収回路を示す構成図である。 この発明の実施の形態3における潤滑油の他の給油回路を示す構成図である。
符号の説明
1 ディーゼル発電装置
1c エンジン
1d オイルパン
1f エンジンの給油口
1i オイルパンのドレン弁
2 補助タンク装置
2a 補助タンク
2b 補助タンクの給油口
2c 補助タンクのドレン弁
7 回収容器
12 給油容器
16 回収装置
16a 回収ポンプ
16b 切換部
16f 制御部
20 液面検出センサ
21 給油装置
21b 切換部
21f 制御部
25、26 液面検出センサ
27 回収装置
28 管路ユニット
28a 切換部
28b 第1の管路
28c 第2の管路
28d 第3の管路
30 回収・給油装置
30a 回収給油ポンプ
30b 切換部
30c 制御部

Claims (5)

  1. オイルパンを含むエンジンおよび補助タンクの潤滑油を回収容器に回収するエンジンの潤滑油取り換え装置において、エンジン側管路との第1の連結部、補助タンク側管路との第2の連結部、回収容器側管路との第3の連結部、前記第1の連結部と第2の連結部とを接続する接続管路、この接続管路中に配設された流路切換手段、この流路切換手段と前記第3の連結部とを接続する接続管路中に配設されたポンプ、前記回収容器の液面を検出する液面検出手段、前記液面検出手段の検出信号に応じて、上記ポンプを制御する制御手段を備え、前記第1の連結部、第2の連結部、第3の連結部、流路切換手段、ポンプ、および、制御手段によって、ユニット化された回収装置を構成し、この回収装置の前記各連結部を対応するエンジン、補助タンク、回収容器の各管路に接続し、前記流路切換手段により、前記ポンプと、エンジン側管路または補助タンク側管路との接続を切換えて、エンジンおよび補助タンクの潤滑油を回収容器に回収するようにしたことを特徴とするエンジンの潤滑油取り換え装置
  2. オイルパンを含むエンジンおよび補助タンクに潤滑油を給油容器から給油するエンジンの潤滑油取り換え装置において、エンジンの給油口側管路との第1の連結部、補助タンクの給油口側管路との第2の連結部、給油容器側管路との第3の連結部、前記第1の連結部と第2の連結部とを接続する接続管路、この接続管路中に配設された流路切換手段、この流路切換手段と前記第3の連結部とを接続する接続管路中に配設されたポンプ、前記エンジンの液面を検出する第1の液面検出手段、前記補助タンクの液面を検出する第2の液面検出手段、前記液面検出手段の検出信号に応じて、上記ポンプを制御する制御手段を備え、前記第1の連結部、第2の連結部、第3の連結部、流路切換手段、ポンプ、および、制御手段によって、ユニット化された給油装置を構成し、この給油装置の前記各連結部を対応するエンジン、補助タンク、給油容器の各管路に接続し、前記流路切換手段により、前記ポンプと、エンジン給油口側管路または補助タンク給油口側管路との接続を切換えて、給油容器からエンジンおよび補助タンクに潤滑油を給油するようにしたことを特徴とするエンジンの潤滑油取り換え装置
  3. 前記ポンプを、正逆回転可能な回収・給油兼用ポンプを用いて構成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの潤滑油取り換え装置。
  4. 流路切換手段の一方に接続されエンジン側に繋がる第1の管路と、前記流路切換手段の他の一方に接続され補助タンク側に繋がる第2の管路と、前記流路切換手段と接続されポンプ側に繋がる第3の管路とでユニット化した回収および給油の共通管路を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエンジンの潤滑油取り換え装置。
  5. 前記流路切換手段を電磁弁によって構成し、遠隔操作で流路の切換えを行なうようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエンジンの潤滑油取り換え装置。
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