JP2006254211A - データ圧縮装置、圧縮データ復元装置、データ圧縮方法、圧縮データ復元方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エンコーダEは、原音声信号より周期性を有するトーン成分を抽出し、これを適応差分パルス符号変調する。また、この原音声信号よりノイズ成分を抽出し、これも適応差分パルス符号変調する。一方、エンコーダEは、変調後のトーン成分及びノイズ成分を復調したものを原音声信号から差し引いたものにあたる差分成分を生成する。そして、変調後のトーン成分と、変調後のノイズ成分及び差分成分の組とを、互いに別個にエントロピー符号化することで、圧縮音声信号を生成する。デコーダは、これを復号化してトーン成分、ノイズ成分及び差分成分を復元し、互いに加算することで原音声信号を復元する。
【選択図】 図1
Description
データ圧縮の手法には、圧縮により元のデータが表していた情報の一部が失われる非可逆的圧縮(有損失圧縮)と、情報が完全に保たれる可逆的圧縮(無損失圧縮)とがある(例えば、特許文献1参照)。有損失圧縮の例としては、音声データにおけるMP3(MPEG1 audio layer 3)形式による圧縮等があり、一方、無損失圧縮の例としては、ハフマン符号化等のエントロピー符号化が挙げられる。
圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化する圧縮適応成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化する圧縮非適応成分抽出手段と、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す可逆的圧縮手段と、より構成される、
ことを特徴とする。
圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化する周期性成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化するランダム成分抽出手段と、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、より構成される、
ことを特徴とする。
前記エントロピー符号化手段は、前記差分を前記量子化された周期性成分とは別個にエントロピー符号化するものであってもよい。
復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、より構成される、
ことを特徴とする。
復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、より構成される、
ことを特徴とする。
前記復号化手段は、前記差分をエントロピー符号化したものに相当する部分を復号化することにより当該差分を復元する手段を備えていてもよく、
前記加算手段は、復元された、前記量子化された周期性成分、前記量子化されたランダム成分及び前記差分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元するものであってもよい。
圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す、
ことを特徴とする。
圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化し、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化し、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化する、
ことを特徴とする。
復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元し、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する、
ことを特徴とする。
復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元し、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する、
ことを特徴とする。
コンピュータを、
圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化する圧縮適応成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化する圧縮非適応成分抽出手段と、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す可逆的圧縮手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
コンピュータを、
圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化する周期性成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化するランダム成分抽出手段と、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
コンピュータを、
復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
コンピュータを、
復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、
して機能させるためのものであることを特徴とする。
図1は、この発明の実施の形態に係るエンコーダEの構成を示す図である。図示するように、エンコーダEは、ローパスフィルタ(LPF)E1と、ハイパスフィルタ(HPF)E2と、周期性成分抽出部E3と、加算部E4と、トーン用ADPCM(適応差分パルス符号変調)部E5Tと、ノイズ用ADPCM部E5Nと、トーン用逆ADPCM部E6Tと、ノイズ用逆ADPCM部E6Nと、加算部E7と、加算部E8と、圧縮モード切替部E9と、符号化圧縮部E10とより構成されている。
また、ローパスフィルタE1が原音声信号を取得する手法は任意であり、例えば、図示しないインターフェース回路を介して外部の装置やネットワークから取得してもよいし、図示しない記録媒体ドライブ装置にセットされた記録媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMなど)から、この記録媒体ドライブ装置を介して読み取ってもよい。また、ローパスフィルタE1の機能を行っているプロセッサが、自ら実行している他の処理で用いた音声信号を、原音声信号として、ローパスフィルタE1の処理へと引き渡すようにしてもよい。
なお、ローパスフィルタE1及びハイパスフィルタE2の各遮断周波数は、低域成分及び高域成分の重複がなるべく少なくなるように選ばれていることが望ましい。
また、ハイパスフィルタE2が原音声信号を取得する手法は任意であり、例えば、ローパスフィルタE1が原音声信号を取得する取得源から並行して取得してもよいし、ローパスフィルタE1を構成するプロセッサ等から取得してもよい。
通常、ノイズを除いた音声は周期性のある波形を有するため、トーン成分は、原音声信号のうちノイズを除いた音声を表す成分に相当するものとなる。
ノイズ用ADPCM部E5Nは、加算部E4より供給されたノイズ成分を適応差分パルス符号変調し、得られた変調後のノイズ成分を、符号化圧縮部E10及びノイズ用逆ADPCM部E6Nへと供給する。
ノイズ用逆ADPCM部E6Nは、ノイズ用ADPCM部E5Nより供給された変調後のノイズ成分を復調することによって、原音声信号のデータ形式と同一のデータ形式を有するノイズ成分を生成し、得られたこのノイズ成分を加算部E7へと供給する。
加算部E8が供給する成分は、原音声信号をトーン成分及びノイズ成分に分けてそれぞれ適応差分パルス符号化したことにより原音声信号から失われた成分に相当するものである。
一方、変調後のノイズ成分に差分信号が結合されていない場合、このノイズ成分をエントロピー符号化したものを含んだ圧縮音声信号からは、差分信号に相当する分の情報が失われているといえる。すなわち、この場合の圧縮音声信号は、原音声信号を有損失圧縮したものに相当する。
一方、この差分成分に相当する部分を圧縮音声信号に含めないことを選択した場合、圧縮音声信号は原音声信号を有損失圧縮したものに相当することとなる。しかし、差分成分に当たる成分が除外されることにより、無損失圧縮した場合に比べ更に高い圧縮率を確保することができる。
図2は、この発明の実施の形態に係るデコーダDの構成を示す図である。図示するように、デコーダDは、復号化部D1と、トーン用逆ADPCM部D2Tと、ノイズ用逆ADPCM部D2Nと、加算部D3と、加算部D4とより構成されている。
復号化部D1、トーン用逆ADPCM部D2T、ノイズ用逆ADPCM部D2N、加算部D3及び加算部D4は、いずれも、CPUやDSP等のプロセッサや、このプロセッサが実行するためのプログラムを記憶するメモリなどより構成されており、それぞれ後述する処理を行う。
なお、復号化部D1、トーン用逆ADPCM部D2T、ノイズ用逆ADPCM部D2N、加算部D3及び加算部D4の一部又は全部の機能を単一のプロセッサが行うようにしてもよい。
次に、復号化部D1は、分離により得られた2個の成分をそれぞれ復号化することにより、変調後のトーン成分と、変調後のノイズ成分(又は、変調後のノイズ成分に差分成分が結合されたもの)とを復元する。
そして、復号化部D1は、復元された変調後のトーン成分をトーン用逆ADPCM部D2Tに供給し、変調後のノイズ成分をノイズ用逆ADPCM部D2Nに供給する。また、変調後のノイズ成分に差分成分が結合されている場合はこの差分成分を分離し、分離された差分信号を加算部D4に供給する。
ノイズ用逆ADPCM部D2Nは、復号化部D1より供給された変調後のノイズ成分を復調することによって、トーン用逆ADPCM部D2Tが得たトーン信号のデータ形式と同一のデータ形式を有する元のノイズ成分を生成し、得られた当該元のノイズ成分を加算部D3へと供給する。
例えば、原音声信号はPCM形式のデータからなっている必要はなく、原音声信号のデータ形式は任意である。
また、周期性成分抽出部E3が低域成分のうちから一定程度以上の周期性のある成分を抽出する手法は、必ずしもLeakyLMSの手法でなくてもよく、他の任意の手法により周期性のある成分を抽出してもよい。
また、トーン用ADPCM部E5T及びノイズ用ADPCM部E5Nは、必ずしもトーン成分やノイズ成分を適応差分パルス符号変調する必要はなく、例えば、データの量子化を伴う他の手法による符号化を施すようにしてもよい。
この場合、周期性成分抽出部E3は、原音声信号のうち周期性のある成分を抽出する代わりに、符号化圧縮部E10が行う可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られるような成分をトーン成分として抽出するものであればよい。またこの場合、エンコーダEは、ハイパスフィルタE2及び加算部E4に代えて、符号化圧縮部E10が行う可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られないような成分をノイズ成分として抽出するような構成(例えば、周期性成分抽出部E3の抽出したトーン成分を原音声信号から差し引いたものに相当する成分をノイズ成分として抽出する加算部として機能するプロセッサ等)を備えるものとすればよい。
またこの場合、復号化部D1は、圧縮音声信号を、変調後のトーン成分を可逆的圧縮したものと、変調後のノイズ成分(又は、変調後のノイズ成分を差分成分に結合して得られた成分)を可逆的圧縮したものとに分離し、分離により得られた2個の成分をそれぞれ復号化することにより、変調後のトーン成分と、変調後のノイズ成分(又は、変調後のノイズ成分に差分成分が結合されたもの)とを復元するものであればよい。
また、デコーダDも、加算部D3及びD4に代えて、復号化部D1より供給された差分成分(ただし差分成分が存在する場合に限る)、トーン用逆ADPCM部D2Tより供給された元のトーン成分、及びノイズ用逆ADPCM部D2Nより供給された元のノイズ成分の三者の和に相当する成分を生成して原音声信号として出力する1個の加算部を備えるものとしてもよい。
具体的には、例えば、加算部E8は差分成分を生成した場合これを符号化圧縮部E10に直接供給するものとする一方、トーン用逆ADPCM部E6T、ノイズ用逆ADPCM部E6N、加算部E7及び加算部E8が上述の制御信号を取得し、この制御信号が有損失圧縮を指示するものである場合は、トーン用逆ADPCM部E6Tがトーン成分の生成を停止し、ノイズ用逆ADPCM部E6Nがノイズ成分の生成を停止し、加算部E7がトーン成分及びノイズ成分の加算の動作を停止し、加算部E8が原音声信号から加算部E7の出力を減算する動作を停止するものとしてもよい。
また、原音声信号からトーン成分を差し引いた差分をノイズ成分とみなすことができる場合、加算部E4は、原音声信号を直接取得してこれを高域成分と同一に扱うようにしてもよく、この場合、エンコーダEはハイパスフィルタE2を備えている必要はない。
データ圧縮を施す対象のデータのうちコンテンツを表す成分が、ノイズにあたる成分に比べてより顕著な周期性を有していれば、このようなデータは、エンコーダEにより損失なく高い圧縮率で圧縮されることが期待でき、また、エンコーダEにより圧縮されたデータを正しく復元することができる。
例えば、パーソナルコンピュータに上述のローパスフィルタE1、ハイパスフィルタE2、周期性成分抽出部E3、加算部E4、トーン用ADPCM部E5T、ノイズ用ADPCM部E5N、トーン用逆ADPCM部E6T、ノイズ用逆ADPCM部E6N、加算部E7、加算部E8、圧縮モード切替部E9及び符号化圧縮部E10の動作を実行させるためのプログラムを格納した媒体(CD−ROM、MO、フロッピー(登録商標)ディスク等)から該プログラムをインストールすることにより、当該パーソナルコンピュータに、上述のエンコーダEの機能を行わせることができる。
また、パーソナルコンピュータに、上述の復号化部D1、トーン用逆ADPCM部D2T、ノイズ用逆ADPCM部D2N、加算部D3及び加算部D4の動作を実行させるためのプログラムを格納した媒体から該プログラムをインストールすることにより、当該パーソナルコンピュータに、上述のデコーダDの機能を行わせることができる。
図3は、エンコーダEの機能を行うパーソナルコンピュータの処理を示すフローチャートである。
図4は、デコーダDの機能を行うパーソナルコンピュータの処理を示すフローチャートである。
変調後のノイズ成分に差分信号が結合されている場合の圧縮音声信号は、原音声信号を無損失圧縮したものに相当する。一方、変調後のノイズ成分に差分信号が結合されていない場合の圧縮音声信号は、原音声信号を有損失圧縮したものに相当する。
そして、これらのプログラムを起動し、OSの制御下に、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行することができる。
E1 ローパスフィルタ
E2 ハイパスフィルタ
E3 周期性成分抽出部
E4,E7,E8 加算部
E5T トーン用ADPCM部
E5N ノイズ用ADPCM部
E6T トーン用逆ADPCM部
E6N ノイズ用逆ADPCM部
E9 圧縮モード切替部
E10 符号化圧縮部
D デコーダ
D1 復号化部
D2T トーン用逆ADPCM部
D2N ノイズ用逆ADPCM部
D3,D4 加算部
Claims (16)
- 圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化する圧縮適応成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化する圧縮非適応成分抽出手段と、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す可逆的圧縮手段と、より構成される、
ことを特徴とするデータ圧縮装置。 - 圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化する周期性成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化するランダム成分抽出手段と、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、より構成される、
ことを特徴とするデータ圧縮装置。 - 前記圧縮対象のデータより前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を差し引いたものに相当する差分を生成する差分生成手段を更に備え、
前記エントロピー符号化手段は、前記差分を前記量子化された周期性成分とは別個にエントロピー符号化する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ圧縮装置。 - 前記エントロピー符号化手段は、外部より、無損失圧縮を指示する信号を供給されたとき、当該信号に応答して、前記差分を前記量子化されたランダム成分に結合し、当該差分が結合された当該ランダム成分を、前記量子化された周期性成分とは別個にエントロピー符号化するものである、
ことを特徴とする請求項3に記載のデータ圧縮装置。 - 前記周期性成分抽出手段又は前記ランダム成分抽出手段は、前記周期性成分又は前記ランダム成分を適応差分パルス符号変調することにより、前記量子化を行うものである、
ことを特徴とする請求項2、3又は4に記載のデータ圧縮装置。 - 復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、より構成される、
ことを特徴とする圧縮データ復元装置。 - 復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、より構成される、
ことを特徴とする圧縮データ復元装置。 - 前記圧縮データは、前記復元対象のデータより前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を差し引いたものに相当する差分を前記量子化された周期性成分とは別個にエントロピー符号化したものに相当する部分を含んでおり、
前記復号化手段は、前記差分をエントロピー符号化したものに相当する部分を復号化することにより当該差分を復元する手段を備え、
前記加算手段は、復元された、前記量子化された周期性成分、前記量子化されたランダム成分及び前記差分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元するものである、
ことを特徴とする請求項7に記載の圧縮データ復元装置。 - 圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す、
ことを特徴とするデータ圧縮方法。 - 圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化し、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化し、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化する、
ことを特徴とするデータ圧縮方法。 - 復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元し、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する、
ことを特徴とする圧縮データ復元方法。 - 復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元し、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する、
ことを特徴とする圧縮データ復元方法。 - コンピュータを、
圧縮対象のデータより、所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化する圧縮適応成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、前記所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化する圧縮非適応成分抽出手段と、
前記量子化された圧縮適応成分成分、及び、前記量子化された圧縮非適応成分成分に、互いに別個に前記所定の可逆的圧縮を施す可逆的圧縮手段と、
して機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
圧縮対象のデータより、周期性を有する周期性成分を抽出して量子化する周期性成分抽出手段と、
前記圧縮対象のデータより、周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化するランダム成分抽出手段と、
前記量子化された周期性成分、及び、前記量子化されたランダム成分を、互いに別個にエントロピー符号化するエントロピー符号化手段と、
して機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
復元対象のデータのうち所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られる圧縮適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより当該所定の可逆的圧縮を施した場合に一定程度以上の圧縮率が得られない圧縮非適応成分を抽出して量子化し当該所定の可逆的圧縮を施したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された圧縮適応成分及び前記量子化された圧縮非適応成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、
して機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
復元対象のデータのうち周期性を有する周期性成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第1の部分、及び当該復元対象のデータより周期性を有しないランダム成分を抽出して量子化しエントロピー符号化したものに相当する第2の部分を含んだ圧縮データを取得し、当該第1の部分及び当該第2の部分を互いに別個に復号化することにより、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を復元する復号化手段と、
復元された、前記量子化された周期性成分及び前記量子化されたランダム成分を互いに加算することにより、前記復元対象のデータを復元する加算手段と、
して機能させるためのプログラム。
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- 2005-03-11 JP JP2005069641A patent/JP2006254211A/ja active Pending
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