JP2006252387A - 商品情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】販売者が接客時において販売戦略ツールとして活用し、販売促進やサービス向上を図れるようにする。
【解決手段】商品情報管理装置100は、アンテナ130と指輪A〜Fに係わる無線タグ回路素子Toとの通信結果により、各指輪A〜Fが客の手に取られたかどうかを判定する。CPU121の商品データ記録部121Bは各指輪の閲覧又は購入回数データを客ごとに商品情報群として関連づける群化処理を行い、記憶装置121Dのデータベースに読み出し可能に書き込む。このとき、販売員MPによる操作部110の操作等により取得された年代や性別等の客情報を併せて各商品情報群に関連づける。
【選択図】図2

Description

本発明は、顧客が購入しようとする商品を管理する商品管理装置に関する。
商品を管理する商品管理装置として、従来、例えば特許文献1に記載のものが知られている。この従来技術は、商品に無線タグを取り付けるとともに、その商品の陳練棚にアンテナを設け、無線タグと無線通信を行う。そして、商品が陳列棚から取り出されたと判断された場合には、その商品名等のデータを、その都度データベース内に記憶するようになっている。
特開2004−287925号公報
上記従来技術では、商品個々の陳列棚への出し入れの記録を確実にとることが可能であり、これによって、購入には至らなかったものの、顧客が手に取った商品の情報を収集できるようになっている。
しかしながら、各商品それぞれの出し入れについては把握できるものの、当該商品を過去に手に取った客(商品購入者又は商品閲覧者)がその他にどのような商品を閲覧したかという情報や、さらにそれに基づく人気傾向情報等を取得することまでは配慮されていなかった。したがって、販売者は、接客時において当該商品に係わる上述の情報については自己の記憶や経験に頼らざるを得ず、販売促進やサービス向上の面で不十分であった。
本発明の目的は、販売者が接客時において販売戦略ツールとして活用し、販売促進やサービス向上を図ることができる商品情報管理装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、商品購入又は閲覧者により購入又は閲覧された複数の商品の商品情報を、当該商品購入又は閲覧者ごとにひとつの商品情報群として関連づける群化処理手段と、この群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の前記商品情報群を、書込みと読み出しが可能な記憶手段へ書き込む記憶処理手段とを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、例えば商品購入者がその購入等の際に複数の商品を閲覧すると、それら閲覧した商品の商品情報が当該購入した商品の商品情報とともに群化処理手段で一つの商品情報群として関連づけられる(閲覧のみで購入しなかった商品閲覧者についても同様)。そして、このようにして商品購入者(又は商品閲覧者)ごとに1つの商品情報群として関連づけられた複数の商品情報群が、情報処理手段によって記憶手段に書き込まれ、その後書き込み及び読み出し可能に格納される。
これにより、例えばこの後に別の顧客が商品を購入しようとして一つの商品を閲覧した場合、上記記憶手段に書き込まれた商品情報群のうち当該1つの商品の商品情報が含まれるものを検索することで、過去に当該商品を閲覧した商品購入者(又は商品閲覧者)がその際に他にどのような商品を閲覧または購入したかという実績データ及びそれに基づく人気傾向データ等を取得することが可能となり、顧客に勧めることができる。したがって、販売者がこれらデータを当該客への接客時において販売戦略ツールとして活用することで、販売促進やサービス向上を図ることができる。
第2発明は、上記第1発明において、少なくとも一部の商品情報が互いに重複する複数の前記商品情報群を、それら全体を包絡するようにひとつの商品情報大群として関連づける大群化処理手段を有し、前記記憶処理手段は、前記大群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の前記商品情報大群を、前記記憶手段へ書き込むことを特徴とする。
商品購入者(又は商品閲覧者)ごとに1つの商品情報群として関連づけられた複数の商品情報群のうち比較的関連性が深いものを、さらに大きな1つの商品情報大群として関連づけることにより、共通因子(世代、性別等を適宜含む)を備えた多数の商品購入者(又は商品閲覧者)の商品選択の特性や人気傾向等をさらに明確にデータとして得ることができる。この結果、さらに有効な販売戦略ツールとして活用することができる。
第3発明は、上記第1又は第2発明において、前記複数の商品にそれぞれ関連づけて取り扱われる複数の無線タグ回路素子との間で、無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、前記無線タグ回路素子に記憶された、対応する前記商品に係わる前記商品情報を、非接触で前記装置側アンテナを介し受信する受信手段とを有することを特徴とする。
これにより、各商品に対応する無線タグ回路素子と装置側アンテナで無線通信を行い、その商品情報を受信手段で受信して取得することができる。
第4発明は、上記第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、操作者による操作手段の操作情報を入力する操作情報入力手段を有し、前記群化処理手段は、前記操作情報入力手段で入力した操作情報に基づき、前記複数の商品情報をひとつの商品情報群として関連づけることを特徴とする。
販売員やあるいは(商品購入者又は商品閲覧者としての)顧客自らが操作手段を操作することで、その操作情報が操作情報入力手段により取り込まれ、これに基づき群化処理手段が複数の商品情報を1つの商品情報群として関連づけることができる。
第5発明は、上記第4発明において、前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、所定の商品を指定する商品指定情報を入力し、かつ、前記記憶手段に記憶された複数の前記商品情報群又は複数の前記商品情報大群のうち、前記操作情報入力手段で入力した前記商品指定情報で指定された商品情報に対応するものを選択し、その選択した商品情報群又は商品情報大群の中から、前記指定された商品情報に関連する複数の商品情報を検索する情報検索手段を設けたことを特徴とする。
販売員等が操作手段で所定の商品を指定すると、情報検索手段でこの指定商品の商品情報に対応する商品情報群又は商品情報大群が選択され、さらにその中からその商品情報に関連する商品の商品情報等が検索される。これにより、例えば販売員がその検索された商品情報に基づき例えば類似商品やおすすめ商品等をお客に提示することが可能となり、これによって販売促進やサービス向上を図ることができる。
第6発明は、上記第5発明において、前記情報検索手段の検索結果を表示手段に表示するための第1表示信号を生成する第1表示信号生成手段を設けたことを特徴とする。
これによって、表示手段に上記指定商品に関連する商品の検索結果を表示することができる。
第7発明は、上記第4乃至第6発明のいずれか1つにおいて、前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、前記指定した商品又はこの商品に関連する商品の在庫表示を指示する在庫表示指示信号を入力し、かつ、この在庫表示指示信号を入力したときに、対応する在庫情報を表示手段に表示するための第2表示信号を生成する第2表示信号生成手段を設けたことを特徴とする。
販売員等が操作手段において指定商品(又はこれに関連する商品)の在庫表示指示操作を行うと、これに対応する在庫表示指示信号が操作情報入力手段で取り込まれ、第2表示信号生成手段でこれに対応した第2表示信号が生成されて表示手段へ出力される。これによって、表示手段に上記指定商品(又はこれに関連する商品)の在庫情報を表示することができる。
第8発明は、上記第4乃至第7発明のいずれか1つにおいて、前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、前記商品購入又は閲覧者に関する購入・閲覧者情報を入力し、かつ、この購入・閲覧者情報を表示手段に表示するための第3表示信号を生成する第3表示信号生成手段を設けたことを特徴とする。
販売員等が操作手段において商品購入者(又は閲覧者)の年代、性別等の購入・閲覧者情報の入力操作を行うと、これに対応する指示信号が操作情報入力手段で取り込まれ、第3表示信号生成手段でこれに対応した第3表示信号が生成されて表示手段へ出力される。これによって、表示手段に上記購入・閲覧者情報を表示することができる。
第9発明は、上記第8発明において、前記群化処理手段は、前記ひとつの商品情報群に対し、対応する前記購入・閲覧者情報をさらに関連づける処理を行い、前記記憶処理手段は、前記関連づけられた前記商品情報群と前記購入・閲覧者情報とを、前記記憶手段へ読み出し可能に書き込むことを特徴とする。
年代や性別といった購入・閲覧者情報と商品情報群とを関連づけることにより、年代や性別ごとに整理した形で、商品選択特性や人気傾向等に関するデータ収集及び分析等を容易に行うことができる。この結果、さらに有効な販売戦略ツールとして活用することができる。
本発明によれば、販売者が接客時において販売戦略ツールとして活用し、販売促進やサービス向上を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、商品情報管理装置の管理対象の商品の一例として、貴金属店における指輪等の貴金属類(以下単に、指輪という)の対面販売において販売員(店員)が活用する場合の実施形態である。
図1は、本実施形態の商品情報管理装置100を用いて販売員MPが指輪等の販売を行っている状態を表す説明図である。この例では、指輪は陳列棚(ショーケース)SC内に販売員MP側(図中右手前側)からのみ取り出し可能に陳列展示されている。指輪を購入または下見等のために閲覧しようとするお客様(図示せず)は、陳列棚SCを挟んで販売員MPと反対側よりそれら展示された指輪を眺め、陳列棚SCからの取り出しを販売員MPに依頼する。これに応じて、販売員MPが当該指輪(通常は複数個である)を陳列棚SCから取り出し(適宜所定のトレイTY等を用いても良い、後述の図3参照)、当該お客様に提示する。本実施形態ではこのとき、予め陳列棚SCの上部に配置しておいた商品情報管理装置100上に販売員MPがその取り出した複数の指輪を載置し、この状態でお客様に提示する。お客様はその中から自分が特に閲覧してみたいと思ったものを手にとって細かく眺めて購入するかどうか等を検討する。
図2は、上記した本実施形態の商品情報管理装置100の全体構造を表す外観斜視図である。図2において、商品情報管理装置100は、上記のようにお客様へ提示の際に指輪を(適宜トレイTYを介し)載置するための載置台101Aを備えた筐体101と、この筐体101の手前側(販売員MP側)に位置し、後述の「商品確定」「類似商品検索」「在庫検索」等、各種操作指示を行うための適宜のキー、ボタン、スイッチ、パッド等(図示省略)を備えた操作部110(操作手段)と、この操作部110の操作等に対応して所定の表示を行う表示部140とを有している。
図3は、上記商品情報管理装置100の載置台101Aにおける展示の様子を説明するための概念的上面図である。図3において、商品情報管理装置100は、管理対象の複数個の指輪(この例では6個の指輪A〜F)に関連して取り扱われる(添付、貼付、容器に取付、同梱等)無線タグTに備えられた無線タグ回路素子To(詳細は後述)とアンテナ130(装置側アンテナ)を介して無線通信を行い、当該指輪等の位置をスキャン(探索)することで当該指輪等がお客様によって手に取られ閲覧されたことを検出するようになっている。この例では、例えば陳列棚SCごとに商品情報管理装置100がそれぞれ設けられ、各陳列棚SCに展示された所定個数の(例えばすべての)指輪等を順次探索する。
なお、この例では、アンテナ130は、商品情報管理装置100の端部(図3中の下方)に設置されて、後で詳述する方法により順次探索を行うようになっているが、これに限られない。例えば、商品である指輪A〜Fを載置するトレイTYの中央に配置してもよい。
このとき、商品情報管理装置100は、適宜の通信ネットワーク(回線、無線等)NWを介し、例えばレジ近くや別室等の別の場所305に設けた端末300に接続されており、上記探索対象の無線タグTの情報(識別情報であるタグID等)が例えば端末300より通信ネットワークNWを介し商品情報管理装置100の制御部120へ入力され、制御部120はこの情報に基づきアンテナ130を介した探索動作を制御する(詳細は後述)。商品情報管理装置100では当該探索結果及びこれに基づく所定の情報処理結果(詳細は後述)等を制御部120より適宜端末300へと出力する。
図4は、上記端末300及び商品情報管理装置100を含むシステム構成を概略的に表す図である。図4において、端末300は、例えばパソコンで構成されており、操作部300Aと、表示部300Bと、CPUやROMやRAM(いずれも図示省略)を備えた本体部300Cとを備えている。操作部300Aは、操作入力手段として適宜のキー、ボタン、スイッチ、パッド等を備えており、表示やサーチ等に係わる種々の操作入力が行えるようになっている。
図5は、上記商品情報管理装置100の検索(サーチ)対象である商品(この例では指輪A〜F)に添付された無線タグTに備えられた無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を表すブロック図である。
図5において、無線タグ回路素子Toは、商品情報管理装置100のアンテナ130とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行うアンテナ151(タグ側アンテナ)と、このアンテナ151に接続されたIC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部の駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部(後述)157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記商品情報管理装置100のアンテナ130からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの返信信号に基づき、アンテナ130より受信された搬送波を反射変調する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図6は、商品情報管理装置100に備えられた前述の制御部120の機能的構成の詳細を表す機能ブロック図である。図6において、制御部120は、CPU(中央演算装置)121と、上記ネットワークNWを介した信号授受の制御を行うネットワーク通信制御部122と、例えばRAMやROMからなるメモリ123と、アンテナ130を介し無線タグTの上記無線タグ回路素子Toとの通信制御を行う通信制御部124と、上記表示部140の表示を制御する表示制御部125とを備えている。
図7は、上記通信制御部124及びアンテナ130の詳細構成を表す機能ブロック図である。
図7において、アンテナ130は、この例では、1つの送信アンテナ(アンテナ素子)10と、3つの受信アンテナ(アンテナ素子)11A,11B,11Cとから構成されている。
通信制御部124は、上記送信アンテナ10及び受信アンテナ11A,11B,11Cを介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報(無線タグ情報)へアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための送信部212及び受信部213(=高周波回路)と、受信アンテナ11Aに係わる位相制御ユニット203Aと、受信アンテナ11Bに係わる位相制御ユニット203Bと、受信アンテナ11Cに係わる位相制御ユニット203Cと、これら位相制御ユニット203A,203B,203Cからの出力を加算する加算器205とを有し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み取られた信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするためのアクセス情報を生成する機能を含む上記CPU121と接続されている。
位相制御ユニット203A,203B,203Cは、CPU121からの位相制御信号を入力しこれに応じて受信アンテナ11A,11B,11Cにおける受信電波信号の位相を可変に設定する移相器206A,206B,206Cと、CPU121からの信号を入力しこれに応じて移相器206A,206B,206Cから入力した信号を可変に増幅し上記加算器205に出力する可変ゲインアンプ(増幅率可変アンプ)208A,208B,208Cとを備えている。
送信部212は、送信アンテナ10を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信するものであり、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ための搬送波を発生させる搬送波発生部として機能する水晶発振回路215と、上記CPU121から供給される信号に基づいて上記搬送波発生部により発生させられた搬送波を変調(この例ではCPU121からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する搬送波変調部として機能する送信乗算回路216(但し「TX_ASK信号」の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路216により変調された変調波を増幅(この例ではCPU121からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)する変調波増幅部として機能する送信アンプ217とを備えている。そして、上記搬送波発生部により発生される搬送波は、好適には周波数300MHz以上とされ、望ましくは900MHz近傍あるいは2.45GHz近傍とされ、上記送信アンプ217の出力は、送信アンテナ10に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。
受信部213は、受信アンテナ11A,11B,11Cにより受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信アンテナ11A,11B,11Cで受信され上記位相制御ユニット203A,203B,203Cを経て加算器205で合算された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記搬送波発生部により発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路218と、その受信第1乗算回路218の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第1バンドパスフィルタ219と、この第1バンドパスフィルタ219の出力を増幅して第1リミッタ220に供給する受信第1アンプ221と、上記受信アンテナ11A,11B,11Cで受信され上記位相制御ユニット203A,203B,203Cを経て加算器205で合算された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記搬送波発生部により発生された後に移相器227で位相を90°遅らせた搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路222と、その受信第2乗算回路222の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すための第2バンドパスフィルタ223と、この第2バンドパスフィルタ223の出力を入力するとともに増幅して第2リミッタ224に供給する受信第2アンプ225とを備えている。そして、上記第1リミッタ220から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ224から出力される信号「RXS−Q」は、上記CPU121に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ221及び受信第2アンプ225の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路226にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」がCPU121に入力され、CPU121はこの信号強度に応じて通信対象の無線タグTまでの距離を適宜の公知の手法で算出するようになっている(後述の図11のステップS108参照)。このようにして、本実施形態の商品情報管理装置100の通信制御部124では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
CPU121は、上述した高周波回路受信部213からの受信信号、上記操作部110からの操作信号や通信ネットワークNWを介した端末300からの信号等を入力した後、所定の演算処理を行い、上述した高周波回路送信部212への増幅制御信号及び変調制御信号、位相制御ユニット203A,203B,203Cへの位相制御信号、表示部140への画像処理制御信号、その他端末300への信号等を出力する。
なお、上記CPU121は、例えば上記ネットワーク通信制御部122(又はそれとは別の入出力インターフェイス)を介し、図示しないルートサーバ、他の端末、汎用コンピュータ、及び情報サーバ等との間で情報のやりとりが可能なように構成してもよい。
ここで、商品情報管理装置100では、前述したように、指輪A〜Fそれぞれに関連して取り扱われた無線タグTの無線タグ回路素子Toとアンテナ130を介して無線通信を行い、当該指輪等の位置をスキャン(探索)することで当該指輪等がお客様によって手に取られ閲覧されたことを検出する。そして、本実施形態の要部は、上記のような各お客様の挙動データを、お客様ごとにひとつの商品情報群として関連づけ、このように関連づけられた複数の商品情報群を、書込み及び読み出しが可能にデータベース内に書き込み記憶させることにある。以下、そのような詳細内容を順を追って説明する。
図8は、本実施形態の商品情報管理装置100において、上記関連づけにより商品情報群を生成する手法原理を説明するための説明図である。図8において、データ001、データ002、…、データ015は、この例ではそれぞれ一人のお客様による商品(この例では上記の指輪A〜F)の閲覧及び購入挙動を表しており、数字はその閲覧回数を表し、丸数字となっているものは最終的に購入したことを表している。
例えばデータ001のお客様は、指輪Aを2回、指輪Bを1回、指輪Cを2回手にとって閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様である。同様に、データ002のお客様は、指輪Aを2回、指輪Cを2回閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であり、データ003のお客様は、指輪Bを1回閲覧して結局何も買わなかったお客様であり、データ004のお客様は、指輪Aを1回、指輪Bを1回、指輪Eを1回閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であり、データ005のお客様は、指輪Aを1回、指輪Bを1回、指輪Cを1回閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であり、データ006のお客様は、指輪Aを2回、指輪Cを2回、指輪Fを1回閲覧した後、最終的に指輪Cを購入したお客様であり、データ007のお客様は、指輪Aを2回、指輪Bを2回、指輪Cを1回閲覧した後、最終的に指輪Cを購入したお客様であり、データ008のお客様は、指輪Aを1回、指輪Cを1回、指輪Eを1回閲覧した後、最終的に指輪Eを購入したお客様であり、データ009のお客様は、指輪Aを1回、指輪Cを1回、指輪Dを1回閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であり、データ010のお客様は、指輪Aを1回、指輪Bを1回、指輪Cを2回閲覧した後、最終的に指輪Cを購入したお客様であり、データ011のお客様は、指輪Aを1回、指輪Bを1回、指輪Cを1回閲覧した後、最終的に指輪Cを購入したお客様であり、データ012のお客様は、指輪Aを1回、指輪Cを1回、指輪Eを1回閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であり、データ013のお客様は、指輪Bを1回閲覧して結局何も買わなかったお客様であり、データ014のお客様は、指輪Cを1回、指輪Dを1回閲覧した後、最終的に指輪Dを購入したお客様であり、データ015のお客様は、指輪Bを2回、指輪Eを1回閲覧した後、結局何も買わなかったお客様である。
図示のように、まず、それぞれのお客様ごとに、データ001:A2回(購入)、B1回、C2回、データ002:A2回(購入)、C2回…というように、商品情報群として関連づける(=群化処理)、この例では、この群化処理の結果、データ001,002,…015の15個の商品情報群が生成されることとなる。このとき、図中に示すように、適宜、販売員MPによる操作部110の操作等により取得されたお客様情報(購入・閲覧者情報、この例では年代及び性別)や日時(図示せず)を併せて各商品情報群に関連づけている。
そして、それら15個の商品情報群について、さらに少なくとも一部の商品情報が互いに重複するものについてそれら全体を包絡するように商品情報大群を生成する。例えば指輪Aを閲覧した、という情報が重複(共通)するデータ001,002,004,005,006,007,008,009,010,011,012の11個の商品情報群からは、図示のように「A閲覧お客様データ」という商品情報大群が生成される。同様に、指輪Bを閲覧した、という情報が重複(共通)するデータ001,003,004,005,007,010,011,013,015の9個の商品情報群からは、図示のように「B閲覧お客様データ」という商品情報大群が生成される。指輪Cを閲覧した、という情報が重複(共通)するデータ001,002,005,006,007,008,009,010,011,012,014の11個の商品情報群からは、図示のように「C閲覧お客様データ」という商品情報大群が生成される。また、同様にしてデータ001,002,004,005,009,011,012の7個の商品情報群からは「A購入お客様データ」、データ006,007,010の3個の商品情報群からは「C購入お客様データ」という商品情報大群を生成する。さらに、図示を省略しているが、それらの組み合わせ、例えば指輪Aと指輪Cとの両方を閲覧した「AB閲覧お客様データ」、指輪A,B,Cを閲覧した「ABC閲覧お客様データ」、A,Bを閲覧した後にAを購入した「AB閲覧A購入お客様データ」等を生成することもできる。
図9は、上記した手法を実行するために本実施形態の商品情報管理装置100に備えられる制御部120のCPU121の機能的構成を表す機能ブロック図である。
図9において、CPU121は、前述した指輪A〜Fに係わる無線タグ回路素子Toと無線通信を行い位置をスキャン(探索)する制御を行うタグサーチ部121Aと、データベースを構成する記憶装置121D(記憶手段)と、上記スキャンにより検出されたお客様の挙動データに基づき、上記商品情報群及び商品情報大群として関連づけ、上記記憶装置121Dのデータベースに書き込み処理を行う商品データ記録部121Bと、操作部110からの操作信号等に基づき、上記データベース内において所定の検索を行う商品データ検索部121Cとを備えている。
データベースDB内には、この例では、図示のように在庫ファイルF1、基本ファイルF2、大群ファイルF3等が例えばフォルダ形式で備えられている。
在庫ファイルF1は、上記指輪A、指輪B、指輪C、…等それぞれのある時点での在庫情報を記録したものであり、例えば所定時隔ごとに端末300からの信号に基づき数量が更新されているものである。
基本ファイルF2は、この例では前述の図8に示したデータ001、データ002、…ごとにそれぞれ指輪A〜Fに対する閲覧及び購入挙動や、閲覧(開始)時刻や、お客様情報(年代・性別等)等が記録されているものである。
大群ファイルF3は、基本ファイルF2に格納されたデータ001、データ002、…、等を、後述する大群化処理操作に基づいて前述した「A閲覧お客様データ」、「B閲覧お客様データ」、「C閲覧お客様データ」、「A購入お客様データ」、「B購入お客様データ」、「C購入お客様データ」「AB閲覧お客様データ」、「ABC閲覧お客様データ」、「AB閲覧A購入お客様データ」等のように新たにそれぞれ関連づけて大群化し、この例では、それぞれ「A閲覧大群ファイル」、「B閲覧大群ファイル」、「C閲覧大群ファイル」、「A購入大群ファイル」、「B購入大群ファイル」、「C購入大群ファイル」「AB閲覧大群ファイル」、「ABC閲覧大群ファイル」、「AB閲覧A購入閲覧ファイル」等の別ファイルとして格納したものである。
図10は、商品情報管理装置100のCPU121に備えられた上記タグサーチ部121Aが行う無線タグのサーチ(探索)に係わる制御手順を表すフローチャートである。
図10において、例えば、操作部110においてサーチ(探索)開始の指示入力(例えばキー操作)があり、この指令信号がCPU121に入力されると、このフローが開始される。まずステップS5において、探索対象となる指輪A〜Fが閲覧のため手に取られたかどうかを判断する際のよりどころとする、無線タグTまでの距離検出(後述の図11のステップS108参照)を行うための距離初期値を適宜の値に設定する(初期化)。
その後、ステップS10において、通信ネットワークNW及びネットワーク通信制御部122を介し、上記端末300(指令端末)より探索を行うべき所定の無線タグTの無線タグ回路素子Toの識別情報(タグID)をすべて入力する。例えば前述したように陳列棚SCごとに商品情報管理装置100がそれぞれ設けられている場合には、各陳列棚SCに展示された所定個数の(例えばすべての)指輪に係わる無線タグ回路素子ToのIDがすべて入力される。
そして、ステップS15において、サーチ時において受信アンテナ11A,11B,11Cの(受信)指向性を単一方向に保持しつつその方向を変化させるとき(詳細は後述)におけるある基準位置(例えば商品情報管理装置100の操作部110や表示部140と反対側を正面として真左側方向を0°)からの指向性の角度(以下適宜、指向角という)θの初期値をθ=θSTART(この例では0°)に設定する。なお、このθSTARTの値は、予めメモリ123内に固定的に記憶されていてもよいし、書き換え可能に記憶されていてもよいし、サーチの都度操作部110や端末300から入力するようにしてもよい。
その後、ステップS20において、上記ステップS10で入力したモニター対象の複数のタグIDの中から、まず1番目の探索対象のタグID(例えば指輪Aに係わる無線タグ回路素子ToのタグID)を決定する(前述した端末300からのタグID入力時にその順番まで指定しても良いし、商品データ記録部121B側で適宜の手法で自動的に決定するようにしてもよい)。
そして、ステップS100に移り、通信制御部124を介し、受信アンテナ11A,11B,11Cの(受信)指向性を単一方向に保持しつつその方向を変化させる公知のフェイズドアレイ処理(PAA制御)を行い無線タグTのサーチを行い(詳細は後述の図11参照)、無線タグTの存在する方向θT(以下適宜、単にタグ方向θTという)及び距離を検知する。
その後ステップS25において、通信制御部124によって当該サーチ対象の無線タグTが検知されたかどうかを判定する。無線タグTが検知されていたときは判定が満たされ、ステップS70に移る。
ステップS70では、上記ステップS10で入力したモニター対象の複数のタグIDのうち次の2番目の探索対象とするタグID(例えば指輪Bに係わる無線タグ回路素子ToのタグID)を決定する。
なお、上記ステップS25において無線タグTが検知されておらず判定が満たされなかった場合は、ステップS75に移り、表示部140に(又はネットワーク通信制御部122及び通信ネットワークNWを介し上記端末300に)検知不可の旨の信号を出力し、表示部140(又は表示部300B)に対応する表示(エラー表示)を行わせた後、上記ステップS70に移る。
ステップS70が終了するとステップS80に移り、操作部110からサーチ(探索)終了の指示入力(例えばキー操作)が入力されたかどうかを判定する。このような停止指示が入力されていなければ判定が満たされずステップS100に戻って同様の手順を繰り返し、停止指示が入力されたら判定が満たされ、このフローを終了する。
図11は、上記ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。この例では、3つの受信アンテナ11A,11B,11Cに対し1つの返答信号が角度を持って斜めから伝搬した場合にそれら受信アンテナ11A,11B,11Cでその行路長の差だけ受信電波の位相に差が出ることを利用し、無線タグTの存在方向の検出を行う。
まずステップS101において、上記指向角θの値に応じ、受信アンテナ11A,11B,11Cに係る位相を決定し、これに対応した位相制御信号を位相制御ユニット203A,203B,203Cに出力する。具体的には該受信電波の隣接するアンテナでの受信信号の位相差は図12に示すように、隣接する受信アンテナ間隔をd、受信電波の波長をλ、指向角をθとして(2・π・d・cosθ)/λであり、対応する位相差が位相制御ユニット203A,B,Cにそれぞれ与えられる。
その後、ステップS102で、上記のように受信アンテナ11A,11B,11Cの位相を設定した(言いかえれば指向角θを設定した)条件のもと、送信アンテナ10よりサーチ対象の(タグIDにより特定された)無線タグTに対する呼びかけ信号であるScrollID信号を出力させる。詳細には、「TX_ASK」信号を生成して送信乗算回路216に出力し、送信乗算回路216で対応する上記振幅変調が行われアクセス情報としての「Scroll
ID」信号となる。一方、「TX_PWR」信号が生成されて送信アンプ217に出力され、送信アンプ217でその「TX_PWR」信号に基づく増幅率で信号増幅が行われ、最終的に送信アンテナ10を介し送信され、サーチ対象である無線タグTの無線タグ回路素子Toからの返信を促す。
その後、ステップS103で、上記「Scroll ID」信号に対応してサーチ対象の無線タグTの無線タグ回路素子Toから送信された返答信号(=リプライ信号;タグIDを含む無線タグ情報)を受信アンテナ11A,11B,11Cより受信し、位相制御ユニット203A,203B,203Cでその位相を制御し、加算器205及び受信部213を介し取り込む、このときのRSSI回路226からの受信信号強度信号「RSSI」が入力され、その値がステップS104でメモリ123に記憶される。
そしてステップS105で、θが、予め指向角θを順次変化させるときの最終値として設定されたθEND(例えばθEND=180°)に等しくなったかどうかを判定する。最初はθ=θSTARTであるから判定が満たされず、ステップS106で予め定められたθSTEP(例えばθSTEP=30°)だけ加え、ステップS101に戻り、同様の手順を繰り返す。
こうしてステップS101〜ステップS106を繰り返してθの値にθSTEPを小刻みに加え、全受信アンテナ11A,11B,11Cによって生じる指向性を単一方向に保持しつつその指向角θを徐々に変化させながら、信号送信及び受信を繰り返しその都度受信信号を記憶していく。そしてθ=θENDになったらステップS105の判定が満たされ、ステップS107に移る。
ステップS107では、上記繰り返しの間にステップS104で記憶した信号強度に基づき、無線タグTの存在する指向性方向θTを決定する(例えば最も信号強度が大きかった指向角方向とする)。
そして、ステップS108において、上記ステップS107で決定した無線タグTの方向をメモリ123に記憶する。また、無線タグの信号強度RSSIと距離との関係は一般に図13のような距離の自乗に反比例する曲線で表されることから、上記決定した無線タグTの方向に対応する上記受信信号強度(ステップS104参照)に基づき、無線タグTの距離を算出する。
その後、ステップS109に移り、前回メモリ123に記憶しておいた当該無線タグTの方向及び距離と、今回上記ステップS108で決定されたタグTの方向及び距離とを比較し、その比較結果に基づき、対応する商品(この例では指輪A〜Fのいずれか)がお客様によって手に取られ閲覧されたかどうかを判定する。無線タグTの方向については、例えば上記指向角θの変化量が所定のしきい値より大きければ、上記閲覧が行われたと判定することができる。また無線タグTの距離については、例えば前述の図13において、上記信号強度RSSIの今回測定値がR1でそれに対応する距離がK1であり、距離の前回記憶値がK0であったとすると、K1>K0であれば、無線タグTが商品情報管理装置100との遠近方向において前回より離間したこととなるので、その差K1−K0>0が所定のしきい値より大きければ、上記閲覧が行われたと判定できる。角度と距離は、いずれか一方のみを用いても良いし、いずれか一方を他方に関して優先的に用いるようにしても良いし、両者のand条件によって判定するようにしても良い。
上記のようにしてステップS109で閲覧が行われたと判定された場合は、ステップS110へ移り、当該商品(この例では指輪A〜F)について閲覧がなされた旨の信号を、CPU121の上記商品データ記録部121B及び商品データ検索部121Cに出力し、このフローを終了する。ステップS109で閲覧が行われたと判定されなかった場合は、そのままこのフローを終了する。
図14は、上記CPU121の商品データ記録部121Bによって実行される制御手順を表すフローチャートである。
図14において、まず、ステップS205で、タグサーチ部121Aから上述したある商品についての閲覧がなされた旨の検出信号が入力されたかどうかを判定する(図11のステップS110参照)。この信号が入力されたら判定が満たされ、ステップS210へ移る。
ステップS210では、上記ステップS205で入力した閲覧が検出された当該商品の商品情報(例えば「指輪A」等)をメモリ123に記録する。その後、ステップS215へ移り、操作部110より上記群化処理(=それぞれのお客様ごとに、それまでに閲覧した少なくとも1つの商品データを商品情報群として関連づける処理)を行う旨の操作入力(例えばボタン操作等)がされたかどうかを判定する。
販売員Mにより操作部110にて上記群化処理の操作が行われるまでは判定が満たされず、ステップS215の判定が満たされず、ステップS205に戻って同様の手順を繰り返す。これにより、販売員Mが群化処理の操作を行うまでは、お客様が各商品(この例では指輪A〜F)を手にとって閲覧しても、その閲覧した旨の信号がステップS210でメモリ123に順次一時的に記憶されていくのみで、それらの群化処理はなされない。販売員Mが群化処理の操作を行うとステップS215の判定が満たされ、ステップS220へ移る。
このとき、この例では、ステップS215にて販売員Mが群化処理操作を行うときには、販売員MPが操作部110の例えば適宜のボタン等を操作することにより、お客様情報(年代及び性別等)を併せて入力するようになっており、ステップS220では、表示制御部125へ制御信号を出力し、上記入力したお客様情報を確認のために表示部140へ表示させる。
その後、ステップS225へ移り、これまでにメモリ123に記憶された閲覧商品情報を、1つの商品情報群として関連づける群化処理を行う。なおこのとき、上記お客様情報についても併せて関連づけを行う。これにより、例えば図8に示したデータ001のようにひとりのお客様がどの指輪を何回閲覧しどれを購入したか(当該お客様の年代・性別等を含む)が1つの商品データ群(=データ001)として形成される。
その後、ステップS230に移り、上記ステップS225において群化処理され形成された1つの商品情報群を、上記記憶装置121Dのデータベース内の基本ファイルF2へ格納する。これにより、例えば図8に示したデータ001の例で言えば、指輪Aを2回、指輪Bを1回、指輪Cを2回手にとって閲覧した後、最終的に指輪Aを購入した旨の閲覧及び購入挙動、閲覧(開始)時刻、年代・性別等が1つの商品データ群としてファイリングされる。
このとき、通常は、上述のように既に群化処理された複数の商品情報群について、互いに一部の商品情報が共通(重複)するもの(=例えば指輪Aを閲覧したお客様)についてそれら全体を包絡するように商品情報大群が生成されており(=大群化処理、図8も参照)、次のステップS235では、上記ステップS225にて群化処理した1つの商品情報群を、そのような既に生成され記憶装置1211Dのデータベース内に大群ファイルとして格納されている商品情報大群に対して新たに追加して組み込む処理(=新たな大群化及び記憶処理、大群化処理の更新)を行う。データ001の例で言えば、当該お客様は、指輪Aを2回、指輪Bを1回、指輪Cを2回手にとって閲覧した後、最終的に指輪Aを購入したお客様であることから、例えば「A閲覧お客様データ」(図9に示す「A大群ファイル」、以下同様)、「B閲覧お客様データ」、「C閲覧お客様データ」、及び「A購入お客様データ」という商品情報大群に新たにそれぞれ組み込む(まだ生成されていなければ新たにそのような商品情報大群を生成する)ことができる。このステップS235が終了したら、上記ステップS205へ戻って同様の手順を繰り返す。
図15は、上記CPU121の商品データ検索部121Cによって実行される制御手順を表すフローチャートである。
図15において、まず、ステップS305で、タグサーチ部121Aから上述したある商品についての閲覧がなされた旨の検出信号が入力されたかどうかを判定する(図11のステップS110参照)。この信号が入力されたら判定が満たされ、ステップS310へ移る。
ステップS310では、例えば販売員Mにより操作部110の適宜のボタン等(「商品確定」ボタンやキー等)にて、現在探索中の無線タグTに係わる商品の商品情報、すなわちステップS305で入力している商品情報を、後述の類似商品検索や在庫検索等の対象商品として確定する旨の操作入力があったかどうかを判定する。上記対象商品確定入力がなければ判定が満たされず、ステップS305に戻って同様の手順を繰り返す。
上記対象商品確定入力があったらステップS310の判定が満たされ、ステップS315において上記ステップS305で入力した商品情報をメモリ123へ記憶した後、ステップS320へ移る。
ステップS320では、例えば販売員Mにより操作部110の適宜のボタン等(「類似商品検索」ボタンやキー等)にて、この時点までに上記ステップS310で対象商品として確定しステップS315で順次記憶した商品(例えば指輪A→指輪B→指輪C等)について、類似する商品情報の検索を行う旨の操作入力があったかどうかを判定する。
販売員Mにより上記類似商品情報検索の操作がされるとステップS320の判定が満たされ、ステップS330に移る。ステップS330では、この時点で上記ステップS315にてメモリ123に記憶していた商品情報及びその履歴に応じ、記憶装置121Dのデータベースの大群ファイルF3のうち対応する商品情報大群データを用いて所定の検索(=類似商品の検索)を行う。その後ステップS335にて表示制御部125へ制御信号を出力し、表示部140にその検索結果を表示させた後、上記ステップS305に戻って同様の手順を繰り返す。
例えば、前述したデータ001のお客様の例で言うと、最初に指輪Aを閲覧した時点でステップS320にて類似商品検索操作がされると、データベース内の上記A閲覧大群ファイルにおいて検索が行われ、このファイルより、図8に示すように、指輪Aを閲覧したデータ001,002,004,005,006,007,008,009,010,011,012の11個がヒットし、そのうちさらに指輪B(すなわち指輪Aと指輪B)を閲覧したお客様としてデータ001,004,005,007,010,011の6個、あるいはさらに指輪C(すなわち指輪Aと指輪C)を閲覧したお客様としてデータ001,002,005,006,007,008,009,010,011,012の10個がヒットする。したがって、ステップS335では、類似商品として指輪Cや指輪Bがあることを(適宜上記ヒットデータ件数とともに)表示させる。この場合は、販売員MPは指輪Bや指輪Cを例えば類似商品、おすすめ商品としてさらにお客様に提示することができる。
上記に応じてデータ001のお客様がさらに指輪Bを閲覧したとして、その時点でステップS320にて類似商品検索操作がされると、データベース内の上記A閲覧B閲覧大群ファイルにおいて検索が行われ、このファイルより、図8に示すように、指輪A及び指輪Bを閲覧したデータ001,004,005,007,010,011の6個がヒットし、そのうちさらに指輪C(すなわち指輪Aと指輪Bと指輪C)を閲覧したお客様としてデータ001,005,007,010,011の5個がヒットする。したがって、ステップS335では、類似商品として指輪Cがあることを(適宜上記ヒットデータ件数とともに)表示させる。この場合は、販売員MPは指輪Cを類似商品、おすすめ商品としてお客様に提示することができる。
一方、上記ステップS310及びステップS315による対象商品確定及び記憶処理の後、上記ステップS320において販売員Mによって類似商品情報検索操作がされない場合はステップS320の判定が満たされず、ステップS340に移る。ステップS340では、上記ステップS310で対象商品として確定しステップS315で記憶した商品について、例えば販売員Mにより操作部110の適宜のボタン等にて、類似商品検索以外の他機能検索を行う旨の操作入力があったかどうかを判定する。当該他機能検索の例としては、例えば、所定期間で区切った閲覧件数(アクセス)/購入件数等の上位(売れ筋)商品情報、あるいは当該期間の全閲覧件数/購入件数に占める当該商品の割合の情報、さらに年代・性別ごとの検索、これらを適宜組み合わせた検索等が考えられる。これらの検索を行うために上記他機能検索の操作入力があった場合、ステップS340の判定が満たされてステップS345に移り、記憶装置121Dのデータベースの基本ファイルF2を用いて当該検索を行う。その後、上記同様、ステップS335にて表示制御部125へ制御信号を出力して上記ステップS345の検索結果に対応する表示を行わせる。
一方、上記ステップS340で類似商品検索以外の他機能検索を行う旨の操作入力がなかった場合、判定が満たされず、ステップS350に移り、上記ステップS310で対象商品として確定しステップS315で記憶した商品について、例えば販売員Mにより操作部110の適宜のボタン等にて、在庫検索を行う旨の操作入力があったかどうかを判定する。この在庫検索の操作入力があった場合、ステップS340の判定が満たされてステップS350に移り、記憶装置121Dのデータベースの在庫ファイルF1を用いて当該商品の検索を行う。その後、上記同様、ステップS335にて表示制御部125へ制御信号を出力して上記ステップS350の在庫検索結果に対応する表示を行わせる。
以上において、CPU121に備えられる商品データ記録部121Bの実行する図14に示すステップS225が、各請求項記載の、商品購入又は閲覧者により購入又は閲覧された複数の商品の商品情報を、当該商品購入又は閲覧者ごとにひとつの商品情報群として関連づける群化処理手段を構成し、ステップS230が、この群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の商品情報群を、書込みと読み出しが可能な記憶手段へ書き込む記憶処理手段を構成する。またステップS220が、購入・閲覧者情報を表示手段に表示するための第3表示信号を生成する第3表示信号生成手段を構成する。さらに、ステップS235が、少なくとも一部の商品情報が互いに重複する複数の前記商品情報群を、それら全体を包絡するようにひとつの商品情報大群として関連づける大群化処理手段を構成するとともに、大群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の商品情報大群を、記憶手段へ書き込む記憶処理手段をも構成する。
また、商品データ記録部121Bの実行する図14に示すステップS215と、商品データ検索部121Cの実行する図15に示すステップS310とが、操作者による操作手段の操作情報を入力する操作情報入力手段を構成する。また図15のステップS330、ステップS345が、記憶手段に記憶された複数の商品情報群又は複数の商品情報大群のうち、操作情報入力手段で入力した商品指定情報で指定された商品情報に対応するものを選択し、その選択した商品情報群又は商品情報大群の中から、指定された商品情報に関連する複数の商品情報を検索する情報検索手段を構成する。また、ステップS330又はステップS345からステップS335へと至る手順が、情報検索手段の検索結果を表示手段に表示するための第1表示信号を生成する第1表示信号生成手段を構成する。また、ステップS355からステップS335へと至る手順が、在庫表示指示信号を入力したときに、対応する在庫情報を表示手段に表示するための第2表示信号を生成する第2表示信号生成手段を構成する。
また、通信制御部124の受信部213とCPU121のタグサーチ部121A(特にその実行する図9に示すフローのステップS103)とが、無線タグ回路素子に記憶された、対応する商品に係わる商品情報を、非接触で前記装置側アンテナを介し受信する受信手段を構成する。
以上のように構成した本実施形態においては、例えば指輪購入者がその購入等の際に指輪A〜F等を適宜の順番で閲覧すると、最終的に購入した指輪の商品情報とそれまでに閲覧したすべての指輪の商品情報とがCPU121の商品データ記録部121Bによって一つの商品情報群(例えば「データ0○○」等)として関連づけられる(図14のステップS225参照;閲覧のみで購入しなかった商品閲覧者についても同様)。そして、このようにして商品購入者(又は商品閲覧者)ごとに1つの商品情報群として関連づけられた複数の商品情報群(例えば「データ0○○」「データ0××」等)が、記憶装置121Dのデータベースに書き込まれ、その後書き込み及び読み出し可能に格納される(図14のステップS230,ステップS235参照)。
これにより、例えばこの後に別のお客様が商品を購入しようとして一つの商品(例えば指輪A)を手にとって閲覧した場合、このことが無線タグ回路素子Toを介しタグサーチ部121Aによって検出され、さらに商品データ検索部121Cが上記データベースに格納されている商品情報群のうち当該1つの商品の商品情報が含まれるもの(例えば指輪Aの商品情報が含まれる「データ001」「データ002」「データ004」等)を検索する(図15のステップS320参照)。そしてこの検索により、過去に当該商品を閲覧した商品購入者(又は商品閲覧者)がその際に他にどのような商品を閲覧したかという実績データ(ステップS330参照)及びそれに基づく人気傾向データ(ステップS345参照)等を取得することができる。したがって、販売員MPがこれらのデータを当該お客様への接お客様時において販売戦略ツールとして活用することで、販売促進やサービス向上を図ることができる。
また、本実施形態では特に、年代や性別(例えば「20代女性」等)といった購入・閲覧者情報を上記商品情報群(「データ001」等)に併せて関連づけることにより、年代や性別ごとに整理した形で、商品選択特性や人気傾向等に関するデータ収集及び分析等を容易に行うことができる。この結果、さらに有効な販売戦略ツールとして活用することができる。
また、本実施形態では特に、商品購入者(又は商品閲覧者)ごとに1つの商品情報群(「データ001」等)として関連づけられた複数の商品情報群のうち比較的関連性が深いものを、さらに大きな1つの商品情報大群として関連づける(例えば「A閲覧お客様データ」、「B閲覧お客様データ」等)ことにより、共通因子(世代、性別等も適宜含む)を備えた多数の商品購入者(又は商品閲覧者)の商品選択の特性や人気傾向等をさらに明確にデータとして得ることができる。この結果、さらに有効な販売戦略ツールとして活用することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)アダプティブアレイ制御
上記実施形態では、指向性制御を用いたタグ探索処理(ステップS100参照)として、3つの受信アンテナ11A,11B,11Cによる指向性を単一の方向に保持しつつその指向角θをθSTEPずつ順次変化させ、そのときのアンテナ11A,11B,11Cの受信信号強度に応じてサーチ対象の無線タグ回路素子Toの存在方向を推定した(いわゆるフェイズドアレイアンテナ制御)。
しかしながら、ステップS100において実行するCPU121によるタグ探索処理の手法はこれに限られず、他の手法でもよい。図16は、それらのうち、いわゆるアダプティブ制御による制御手順を表すフローチャートであり、前述の図11に相当する図である。図11と同等の手順は同一の符号を付し、説明を省略する。
図16において、この変形例では、前述の実施形態のように受信アンテナ11A,11B,11Cによる指向性を単一方向に保持しつつその指向角θを徐々に変化させるのではなく、各受信アンテナ11A,11B,11Cによる指向性を受信感度が最適となるように変化させる。そのために、CPU121から各受信アンテナ11A,11B,11Cに係る位相制御ユニット203A,203B,203Cへの位相制御信号において各受信アンテナ11A,11B,11Cごとに所定の重み付けを行い、この重み付けを変動させながら送信・受信を繰り返し収束演算を行う。
まず、ステップS111において移相器206A〜Cの位相と可変ゲインアンプ208A〜Cのゲイン(信号の振幅)の初期値を設定する。
その後図11と同様、ステップS102及びステップS103において、送信アンテナ10よりScrollID信号を出力させ、サーチ対象の無線タグTの無線タグ回路素子Toから送信された返答信号を受信アンテナ11A,11B,11Cより位相制御ユニット203A,203B,203Cで受信し、加算器205及び受信部213を介し取り込む。
上記ステップS103が終了した後、ステップS112で、受信信号RXS−I,RXS−Qの値に応じ、受信アンテナ11A,11B,11Cに係る重み付けを決定し、その後ステップS113でこれに対応する位相及び振幅(ゲイン)を設定しこれに応じた位相制御信号を位相制御ユニット203A,203Bに出力する。
このときの重みの値は制御部120内のメモリ123に記憶されながらそれまでに記憶されたものとその大きさが比較されており、後述するようにステップS114の判定が満たされずステップS102に戻って同様の演算を繰り返していくときにそれまでの記憶値に比べ変化が所定値以下とみなされると演算が収束したと判定される。前述のようにこの変形例では受信アンテナ11A,11B,11Cで生成される指向性がその受信信号強度が最大値すなわち最適感度となるように模索する。また妨害信号が検出された場合はこの妨害信号が小さくなるようにさらに指向性が最適化される。重みの値がほぼ一定となり演算が収束した場合はステップS114の判定が満たされるが、それでない場合は判定が満たされず、ステップS102に戻って同様の演算手順を繰り返す。
このようしてステップS102→ステップS103→ステップS112→ステップS113→ステップS114→ステップS102→…と繰り返して受信アンテナ11A,11B,11Cそれぞれについてその受信感度が最適となる指向性が見つかったら演算が終了してステップS114の判定が満たされ、ステップS115に移る。
ステップS115では、上記収束結果に基づき無線タグTの存在する方向θTを推定する。次のステップS108では図11と同様に、上記ステップS115で決定した無線タグTの方向をメモリ123に記憶する。また、上記推定した無線タグTの方向に対応する上記受信信号強度(RSSI回路226で検出し記憶されていたもの)に基づき、無線タグTの距離を算出する。その後、ステップS109及びステップS110は図11と同様であるので、説明を省略する。
以上説明した本変形例のアダプティブ制御による手法によっても、上記実施形態とほぼ同様の効果を得る。
(2)検索用の属性バリエーション
以上においては、商品データ検索部121CがステップS320において検索を行う場合に、単純に、そのときのお客様が手に取っている商品情報(例えば指輪A)そのものを含むデータ(例えば「A閲覧お客様データ」、「AB閲覧お客様データ」、「ABC閲覧お客様データ」、「AB閲覧A購入お客様データ」等)を、データベースの大群ファイルF3から抽出して検索を行ったが、これに限られない。すなわち、当該お客様が手に取った商品の中から決定あるいは推定できる商品の属性(例えば「シック」「エレガント」「モダーン」「ゴージャス」等のデザインや、「18K」「Pt900」等の指輪枠の材質・種類、「立爪型」「伏せ込み型」等のリングの枠のタイプ、「ルビー」「サファイヤ」「ダイヤ」「水晶」等の宝石の材質・種類、「ブルー」「レッド」「グリーン」「ホワイト」「ダイヤ」等の宝石の色、価格等)を抽出し、特にそのときのお客様が手に取っている商品と同じときに閲覧された実績がなくても当該属性が共通または類似するものであれば、併せて基本ファイル又は大群ファイルから抽出するようにしてもよい(大群ファイルの場合は予めそのような抽出属性ごとに「エレガントタイプ閲覧お客様データ」「立爪型閲覧お客様データ」のように大群化処理して記録しておいても良い)。あるいは、そのときのお客様が手に取っている商品と同じときの閲覧実績と、属性の共通・類似性とを併せて参酌して検索を行うようにしてもよい。これらの場合、さらに詳細かつ精密なデータ蓄積や分析を行うことが可能となる。
(3)その他
(A)アンテナ数のバリエーション
以上においては、アンテナとしてアレイアンテナを用いたが、これに限られず、対象商品(指輪等)がお客様によって手に取られたことを検出できる限りにおいて、アンテナの態様や通信態様はどのようなものでも良い。
(B)無線タグTの関連づけ
また、以上においては、無線タグTは対象物(物品・部材等)に直接添付、あるいはその対象物物品(書類等も含む)の梱包される箱に添付、あるいは同梱、さらには対象となる者が所持していたが、これに限られず他の形態でもよく、要するに、関連づけて取り扱われていれば足りる。
(C)記憶手段、表示手段、操作手段等
以上においては、データベースを構成する記憶手段としての記憶装置121Dを商品情報管理装置100の制御部120内に備えていたが、これに限られず、商品情報管理装置100外(例えば端末300内)に設け、ネットワークNWにより接続して情報を出し入れするようにしてもよい。
また操作手段としての操作部110を販売員MP(操作者)が操作することで、その操作信号に基づいてCPU121において各種制御を行ったが、その操作の少なくとも一部をお客様自身(操作者)が行うようにしても良い。また操作部110にも限られず、これに代えて、商品情報管理装置100外部の操作手段、例えば操作部300Aの操作信号に基づいて各種制御を行うようにしてもよい。
さらに、表示手段としての表示部140に各種表示を行わせたのに代えて、商品情報管理装置100外(例えば端末300の表示部300B)に各種表示を行わせるようにしてもよい。
(D)他業種への適用
上記においては、貴金属類の対面販売について本発明を適用した場合を例にとって説明したが、これに限られず、他の商品や業態について適用してもよい。その例としては、洋服店における洋服の購入又は閲覧(試着も含む)、化粧品店における化粧品の購入又は閲覧(試用も含む)等が考えられる。
なお、以上で用いた「Scroll ID」等の信号及びコマンドは、EPC globalが策定した仕様に準拠しているものとする。EPC globalは、流通コードの国際機関である国際EAN協会と、米国の流通コード機関であるUniformed Code Council(UCC)が共同で設立した非営利法人である。なお、他の規格に準拠した信号でも、同様の機能を果たすものであればよい。
本発明の一実施形態の商品情報管理装置を用いて販売員が指輪等の販売を行っている状態を表す説明図である。 図1に示した商品情報管理装置の全体構造を表す外観斜視図である。 載置台における展示の様子を説明するための概念的上面図である。 端末及び商品情報管理装置を含むシステム構成を概略的に表す図である。 無線タグに備えられた無線タグ回路素子の機能的構成の一例を表すブロック図である。 制御部の機能的構成の詳細を表す機能ブロック図である。 通信制御部及びアンテナの詳細構成を表す機能ブロック図である。 関連づけにより商品情報群を生成する手法原理を説明するための説明図である。 CPUの機能的構成を表す機能ブロック図である。 CPUに備えられたタグサーチ部が行う無線タグのサーチに係わる制御手順を表すフローチャートである。 ステップS100の詳細手順を表すフローチャートである。 受信アンテナの位相決定原理を表す説明図である。 信号強度RSSIと距離との関係を表す図である。 CPUの商品データ記録部によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 CPUの商品データ検索部によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 アダプティブ制御を用いた変形例による制御手順を表すフローチャートである。
符号の説明
100 商品情報管理装置
110 操作部(操作手段)
120 制御部
121 CPU
121B 商品データ記録部
121C 商品データ検索部
121D 記憶装置(記憶手段)
124 通信制御部
130 アンテナ(装置側アンテナ)
140 表示部(表示手段)
212 送信部
213 受信部(受信手段)
MP 販売員(操作者)
T 無線タグ
To 無線タグ回路素子

Claims (9)

  1. 商品購入又は閲覧者により購入又は閲覧された複数の商品の商品情報を、当該商品購入又は閲覧者ごとにひとつの商品情報群として関連づける群化処理手段と、
    この群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の前記商品情報群を、書込みと読み出しが可能な記憶手段へ書き込む記憶処理手段とを有することを特徴とする商品情報管理装置。
  2. 請求項1記載の商品情報管理装置において、
    少なくとも一部の商品情報が互いに重複する複数の前記商品情報群を、それら全体を包絡するようにひとつの商品情報大群として関連づける大群化処理手段を有し、
    前記記憶処理手段は、前記大群化処理手段でそれぞれ関連づけられた複数の前記商品情報大群を、前記記憶手段へ書き込むことを特徴とする商品情報管理装置。
  3. 請求項1又は2記載の商品情報管理装置において、
    前記複数の商品にそれぞれ関連づけて取り扱われる複数の無線タグ回路素子との間で、無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナと、
    前記無線タグ回路素子に記憶された、対応する前記商品に係わる前記商品情報を、非接触で前記装置側アンテナを介し受信する受信手段とを有することを特徴とする商品情報管理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項記載の商品情報管理装置において、
    操作者による操作手段の操作情報を入力する操作情報入力手段を有し、
    前記群化処理手段は、前記操作情報入力手段で入力した操作情報に基づき、前記複数の商品情報をひとつの商品情報群として関連づけることを特徴とする商品情報管理装置。
  5. 請求項4記載の商品情報管理装置において、
    前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、所定の商品を指定する商品指定情報を入力し、
    かつ、前記記憶手段に記憶された複数の前記商品情報群又は複数の前記商品情報大群のうち、前記操作情報入力手段で入力した前記商品指定情報で指定された商品情報に対応するものを選択し、その選択した商品情報群又は商品情報大群の中から、前記指定された商品情報に関連する複数の商品情報を検索する情報検索手段を設けたことを特徴とする商品情報管理装置。
  6. 請求項5記載の商品情報管理装置において、
    前記情報検索手段の検索結果を表示手段に表示するための第1表示信号を生成する第1表示信号生成手段を設けたことを特徴とする商品情報管理装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項記載の商品情報管理装置において、
    前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、前記指定した商品又はこの商品に関連する商品の在庫表示を指示する在庫表示指示信号を入力し、
    かつ、この在庫表示指示信号を入力したときに、対応する在庫情報を表示手段に表示するための第2表示信号を生成する第2表示信号生成手段を設けたことを特徴とする商品情報管理装置。
  8. 請求項4乃至7のいずれか1項記載の商品情報管理装置において、
    前記操作情報入力手段は、前記操作情報として、前記商品購入又は閲覧者に関する購入・閲覧者情報を入力し、
    かつ、この購入・閲覧者情報を表示手段に表示するための第3表示信号を生成する第3表示信号生成手段を設けたことを特徴とする商品情報管理装置。
  9. 請求項8記載の商品情報管理装置において、
    前記群化処理手段は、前記ひとつの商品情報群に対し、対応する前記購入・閲覧者情報をさらに関連づける処理を行い、
    前記記憶処理手段は、前記関連づけられた前記商品情報群と前記購入・閲覧者情報とを、前記記憶手段へ読み出し可能に書き込むことを特徴とする商品情報管理装置。
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