JP2006252010A - It物品、その製法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次元コードの誤り訂正機能を活用可能とするIT物品を提供する。
【解決手段】IT物品1、1Aは、二次元コードQがその表面に付された物品であって、その二次元コードQを付した表面を含んで部分1a、1b、1c、1dに分割されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、バーコードと称される一次元コードに比べはるかに情報量の多い二次元コードがその表面に付されたIT物品に関する。
QRコード(登録商標(第4075066号))に代表される二次元コードは、多方面に利用され、物品(二次元コードをその表面に付すことが可能な形態を有するものをいう。)の表面に二次元コードが付されたものは多数存在するが、その二次元コードを付した部分を含んで、分割されたような物品は出願人の知見では存在しない。
例えば、特許文献1には、セラミックナイフの把持部分に二次元コードをレーザーマーキングしたものが開示されているが、このナイフは、この二次元コードの部分で分割されるものではない。
一方、二次元コードは、そのコード表面に多少の付着物などがあって、一定面積のコード部分が読み取れない場合であっても、全体としてコード読み取りが可能であるという誤り訂正機能を備えているが、このことは、二次元コードの部分で、その物品を分割して、読み取り時に組み合わせて読み込む場合に、分割部分での多少のずれ、隙間等があっても、全体としてコード読み取りが可能であるということを示している。
また、分割した部分の全部が揃わなくとも、欠けた部分の面積%が、二次元コードの誤り訂正率(全体としてコード読み取り可能となる、読み取れない部分のコード全体に対する面積の百分率)を超えない場合には、全体としてのコード読み取りが可能であるということも考えられる。
つまり、二次元コードを付した物品(このような物品を、二次元コードによる情報提供機能を持った物品として、「IT物品」という。)を分割されたものとすることで、この二次元コードの誤り訂正機能を活用したさまざまな用い方が可能であるが、そのような提案はこれまでなされていなかった。
特開2004−66299号公報(図8)
本発明は、このような状況に鑑みて提案されるもので、二次元コードの誤り訂正機能を活用可能とするIT物品、その製法を提供することを目的としている。
請求項1記載のIT物品は、二次元コードがその表面に付された物品であって、その二次元コードを付した表面を含んで分割されたものであることを特徴とする。
なお、IT物品には、以下に説明するIT陶磁器、ITタイルに加え、ガラス製のもの、プラスチック製のもの、紙製のもの、木製のもの、金属性のもの、その他複合材料製のものも含め、その表面に外部から読み取り可能に二次元コードが付されたものであればどのようなものでも含まれる。
請求項2記載のIT物品は、請求項1に従属し、前記分割された部分が、それに付された二次元コードの部分面積を合計しても、該二次元コードの誤り訂正率を越えないものを少なくとも1つ含んでいることを特徴とする。
請求項3記載のIT物品は、請求項1または2に従属し、前記二次元コードが、それが付されるIT物品の表面形状に対応させて、該二次元コードを一方向から見た場合に正常に読み取り可能となるように構成されたことを特徴とする。
請求項4記載のIT物品は、請求項1〜3のいずれかに従属し、前記IT物品が、陶磁品であって、前記二次元コードが前記陶磁品の表面に焼き付けられたものであることを特徴とする。
請求項5記載のIT物品は、請求項4に従属し、前記IT物品がタイルであることを特徴とする。
請求項6記載のIT物品の製法は、請求項4または5記載のIT物品の製法であって、すでに製品となった陶磁品の表面に、該陶磁品の製造時の焼成温度より低い温度で、前記二次元コードが焼き付られることを特徴とする。
請求項7記載のIT物品は、請求項6の製法で製造されたことを特徴とする。
請求項1記載のIT物品は、二次元コードがその表面に付された物品であって、その二次元コードを付した表面を含んで分割されたものであるので、二次元コードの誤り訂正機能により、分割後の組み合わせによって生じる多少の誤差があっても読み取ることができ、かかる機能を用いてさまざまな用途に用いることができる。
請求項2記載のIT物品は、請求項1の効果に加え、前記分割された部分が、それに付された二次元コードの部分面積を合計しても、該二次元コードの誤り訂正率を越えないものを少なくとも1つ含んでいるので、係る部分が欠落しても全体として、二次元コードの読み取りが可能となり、かかる機能を用いてさまざまな用途に用いることができる
請求項3記載のIT物品は、請求項1または2の効果に加え、前記二次元コードが、それが付されるIT物品の表面形状に対応させて、該二次元コードを一方向から見た場合に正常に読み取り可能となるように構成されているので、二次元コードを付する表面が平面でなくとも、コードが読み取り可能となる。
請求項4記載のIT物品は、請求項1〜3のいずれかの効果に加え、前記IT物品が、陶磁品であって、前記二次元コードが前記陶磁品の表面に焼き付けられたものであるので、陶磁器としての耐久性等の効果を発揮する。
請求項5記載のIT物品は、請求項4の効果に加え、前記IT物品がタイルであるので、タイルとしての効果を発揮する。
請求項6記載のIT物品の製法は、請求項4または5記載のIT物品の効果に加え、すでに製品となった陶磁品の表面に、該陶磁品の製造時の焼成温度より低い温度で、前記二次元コードが焼き付られるので、個々人の所有するIT物品にも、二次元コードを後付け付加でき、その情報発信機能を利用することができる。
請求項7記載のIT物品は、請求項6の製法で製造されたので、この製法の効果を、IT物品として発揮する。
以下に、本発明の実施の形態(実施例)について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明のIT物品を例示するもので、(a)はその一例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合わせた状態の図、(c)は他例の分離状態の図、(d)は(c)を組み合わせた状態の図、図2(a)は本発明のIT物品の他例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合わせた状態の図である。
これらの図1、2に示すIT物品1、1A、1Bは、平面的な物品の一表面に二次元コードQを付し、その二次元コードQを付した表面を含んで二分割されたものである点で共通し、この点を特徴としている。
図1(a)、(b)のIT物品1は、荷札様の形状であり、二次元コードQを含んで部分1a、1bに分割されている。
このIT物品1は、そのその提げ紐孔1acに提げ紐(不図示)を通して部分1aを照合が必要な物に付けておき、他方の部分1bを持っている人が、両者を組み合わせて、二次元コードQが読み取り可能な場合にのみ、その部分1aを付した物を受けとることができる、といった用い方をすることができる。
この際、二次元コードQの誤り訂正機能により、この組み合わせによって生じる多少の誤差があっても読み取ることができる。また、機械で読み取りができるという事実だけによって、両者の符合を判定することができ、それぞれのコード内容の確認までもする必要がなく、迅速な処理をすることができる。
また、部分1a、1bが揃わないと読み取ることができないので、正規の部分1bの所有者以外が、その分割された二次元コードQを読み取ることによって、その物に関する情報を得ることもできず、その点では、秘密性が高いということができる。
このようなIT物品1は、上記特性に合わせて種々の用い方が可能であり、例えば、旅行者の別送荷物の照合などに用いることができる。
図1(c)、(d)のIT物品1Aは、正方形の平板状のものであって、その平板表面の大部分に二次元コードQが付され、この二次元コードQを含んだ台形状の部分1dと、この部分1dを取り囲む部分1cとに分割されている。
このIT物品1Aは、独立して用いられ、双方の部分1c、1dを図1(d)に示すように組み合わせると、二次元コードQが読み取り可能となる。この際、部分1dは、部分1cの中に填まり込むので、両者の組み合わせが容易で、また、組み合わせた場合の両者のずれが生じにくく、二次元コードQの読み取り精度が向上する。
このようなIT物品1Aは、例えば、部分1c、1dを別々の人あるいはグループなどが所有し、両者の照合をするのに用いることができる。
図2(a)、(b)のIT物品1Bは、図1(c)、(d)のIT物品1Aと同様に、正方形の平板状であるが、このIT物品1Aと異なり、分割の態様がよりファッション性を考慮したものとなっている。つまり、この例では、二次元コードQを含んだハート型の部分1fと、その周囲の部分1eとで構成されている。
このIT物品1Bにおいても、部分1fは、部分1eの中に填まり込むので、両者の組み合わせが容易で、また、組み合わせた場合の両者のずれが生じにくく、二次元コードQの読み取り精度が向上する。
このようなIT物品1Bは、IT物品1Aと同様、それぞれの部分の所有者の照合などに用いることができるが、そのファッション性から、例えば、恋人同士のきずなを確かめるグッズとして利用される可能性がある。
図3(a)は本発明のIT物品の他例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合わせた状態の図である。これより既に説明した部分には同じ符号を付して重複説明を省略する。
このIT物品1Cは、これまでのIT物品1、1A、1Bに比べ、立体的な物品に二次元コードQが付されている点で異なっている。
より具体的には、このIT物品1Cは、それぞれの部分1g、1hが、升形状をしており、両者1g、1hの隙間無く組み合わせることのできる部位に二次元コードQが分割して付され、双方を組み合わせると、この二次元コードQが読み取れるようになっている。
このようなIT物品1Cも、二次元コードQがその表面に付された物品であって、その二次元コードQを付した表面を含んで分割されたものに含まれるものである。
このIT物品1Cの用い方も、上述の特性を生かして、様々なものが考えられるが、例えば、夫婦の契りの記念品として、利用される可能性がある。
図4(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は本発明のIT物品の他例の使用態様を示す図である。
このIT物品1Dは、図1(c)、(d)のIT物品1Aなどと同様に、正方形の平板状であるが、その二次元コードQを付した表面を含んだ分割が、三分割以上の多分割となっている点が異なっている。
このIT物品1Dでは、図4(b)に示すように、7つの部分1i、1j、1k、1m、1n、1o、1pに分割されている。なお、図4(a)は、この分割がなかった場合のIT物品1Dを仮想的に示すものである。
このIT物品1Dは、各部分を組み合わせると図4(c)となり、これは図4(a)とほぼ同じであり、また、上述した二次元コードQの誤り訂正機能から、多少の隙間、ずれがあっても、全体として、コードの読み取りが可能となる。
図4(d)は、IT物品1Dを組み合わせたが、部分1nだけが欠けている状態を示している。しかしながら、この欠けた部分1nの面積が、二次元コードQの誤り訂正率を超えない場合には、全体として、二次元コードQの読み取りが可能である。
図4(e)は、IT物品1Dを組み合わせたが、部分1n、1oが欠けている状態を示している。しかしながら、この欠けた部分1n、1oの合計面積が、二次元コードQの誤り訂正率を超えない場合には、全体として、二次元コードQの読み取りが可能である。
図4(f)は、IT物品1Dを組み合わせたが、部分1n、1oに加え、されに、部分1pが欠けている状態を示している。この場合は、欠けた部分1n、1o、1pの合計面積が、二次元コードQの誤り訂正率を越えることとなり、全体として、二次元コードQの読み取りが不可能となる。
このように、二次元コードQを付して分割したIT物品は、その誤り訂正率を利用して、上述しなような用い方ができる。例えば、このIT物品1Dを、多数の人、グループ間の割符として用いた場合、全員が揃わなくとも、二次元コードQに隠されたコードの読み出しが可能となり、それを利用した用い方が期待される。
図5は、本発明のIT物品を例示するもので、(a)はその他例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合わせた状態の図、(c)は他例の分離状態の図、(d)は(c)を組み合わせた状態の図、(e)は(d)のA矢視図である。
図5(a)、(b)のIT物品1Eは、湯呑み様の部分1q、1rの円周外表面に二次元コードQ1を分割して付したもので、図5(b)に示すように、両者をこの二次元コードQ1が一体化されるように組み合わせて、一定の方向から見ると、平面上に付された二次元コードQのように見えるように、それぞれの部分1q、1rに分割されて付された二次元コードQ1が構成されているものである。
つまり、この二次元コードQ1は、それが付されるIT物品1E(1q、1r)の表面形状に対応させて、該二次元コードQ1を一方向から見た場合に正常に読み取り可能な二次元コードQとなるように構成されている。
このようにすると、平面上に二次元コードを付すことができない場合であっても、二次元コードを利用することができる。
図5(c)、(d)のIT物品1Fは、平板状の部分1sと、その中央部分の凹所に嵌まり込むドーム状の部分1tより構成され、それぞれの部分に二次元コードQ2が分割して付され、両者を組み合わせた状態で、所定の方向Aから見ると、全体として、正常に読み取り可能な二次元コードQとなるように構成されている。
このIT物品1Fも、それに付された二次元コードQ2が、付される部分1s、1tの表面形状に対応させて、該二次元コードQ2を一方向から見た場合に正常に読み取り可能な二次元コードQとなるように構成されている例であり、図5(a)、(b)のIT物品1Eと同様の効果を発揮すると共に、部分1s、1tが嵌まり合うため、組み合わされた二次元コードQ2のずれが少なく、読み取り精度が向上する。
図6(a)、(b)、(c)、(d)は、陶磁器として構成された本発明のIT物品を例示する図、図7(a)、(b)は、陶磁器として構成された本発明のIT物品の製造に用いられる転写紙を例示する図、図8、9、10は、図6のIT物品の使用態様の説明図である。
図6(a)、(b)、(c)、(d)のIT物品2、2A、3、3Aは、二次元コードQが陶磁器の表面に焼き付けされたIT陶磁器2、2A、3、3Aとして構成された点を共通の特徴とする。
これらのIT陶磁器2、2A、3、3Aは、ここでは、その二次元コードQが付された表面を含んで分割されていないものであるが、図1から図5までに説明したように、分割することも可能である。
一方、図1から図5までに説明したようなIT物品1、1A、1B、1C、1D、1E、1Fを陶磁器として構成することも可能である。
図6(a)のIT陶磁器(物品)2は、マグカップ様の陶磁器の円周側部分の外周表面に二次元コードQが付されているものである。この二次元コードQは、IT陶磁器2の円周側部分の径が、二次元コードQの大きさに比べ大きい場合は、平面用の二次元コードQを用いることができるが、そうでない場合には、図5で説明したように、それが付される表面形状に対応させた二次元コードQ3とするのがよい。
図6(b)のIT陶磁器(物品)2Aは、図6(a)のIT陶磁器2と同様のマグカップ様であるが、二次元コードQは、その裏底面に焼き付けられている。このようにすると、IT陶磁器2Aの目立つ円周外周部分を全面的に装飾に用いることができる。
これらのIT陶磁器2、2Aは、それに付された二次元コードQを読み取ることによって、それぞれの陶磁器2、2Aに関する情報を得ることができるものである。
図6(c)のIT陶磁器(物品)3は、タイル様の表面側に二次元コードQが焼き付けられているが、その二次元コードQが該表面に占める面積は、残りの面積より小さなものとなっている。これに比べ、図6(d)のIT陶磁器(物品)3Aでは、同様にタイル様であるが、二次元コードQがその表面のほとんどを占めているものである。
このタイル形状のIT陶磁器3、3Aをその形状から、ITタイル(物品)3、3Aとも呼ぶ。
ITタイル3は、建物の外装や内装などに用いられる一般のタイルと同じ大きさで、多数用いられるタイルの内、必要な部分だけをこのITタイル3とし、このITタイル3に付された二次元コードQを読み取ることで、そのITタイル3が付された建物などに関する情報を得ることができるものである。
ITタイル3Aも、ITタイル3と同様な使用をすることもできるが、この場合は、主として、それに付された二次元コードQから情報を得ることを主目的として用いられるものであり、その耐候性、永年不変化性を活用して、土地の区画や位置表示指標、山中などの道案内指標、草木の個別標識などとして有効利用できる。
これらのIT陶磁器2、2A、3、3Aは、その共通した効果として、二次元コードQそのもの情報発信の効果に加え、その陶磁器としての効果、つまり、焼き付けられた二次元コードQの耐水性、耐薬品性、耐紫外線、耐摩耗性、耐久性、耐高温性が優れ、二次元コードQを焼き付けた部分が、折れ曲がらない、汚れてもすぐきれいにすることができる、紙のように簡単に破れることがない、偽造することができないといった効果を発揮する。
また、分割態様とした場合には、図1から5までに説明したような効果を発揮することができる。一方、図1から5までのIT物品1、1A、1B、1C、1D、1E、1Fを陶磁器として構成した場合には、これらの分割に起因する効果に加えて、これらを陶磁器とした上述の効果を発揮する。
これより、図6を用いて、IT陶磁器2、2A、3、3Aに共通する製法の概要を、ITタイル3Aを例として説明する。
<ITタイル3Aの製法>
1.ITタイル3Aによって発信されるべき図形、メッセージ、文字、写真などの情報を二次元コードに変換する。
二次元コードの種類としては、QRコード(ISO/IEC18004(登録商標(第4075066号)))、マイクロQRコード、PDF417方式のコード、DataMatrix方式のコード、MaxiCodeなどがある。
QRコード、DataMatrix方式のコード、MaxiCodeは、それぞれマトリックスコードの一種である。PDF417は、スタックドバーコードの一種である。
バーコードが、ごく少ない桁数の数字データのコード化しかできないのに対して、これらの二次元コードは、数字データで言えば数百から数千の桁数のデータをコード化することができる。特に、QRコード、PDF417方式のコードは、数千の桁数の数字データをコード化することができる。
また、QRコード、マイクロQRコード、DataMatrix方式のコードは、コード化した部分のサイズが小さく、省スペースであるとの特徴がある。
QRコード、マイクロQRコード、PDF417方式のコード、DataMatrix方式のコードは、四角形のみを組み合わせることで形成することができる図である。これに対して、MaxiCodeは、円を使用している。
2.得られた二次元コードQを転写紙に写す。この転写紙の例が図6に示すものであり、通常一般的に、陶磁器の表面に所望の模様、図形を焼き付けるのに用いられるものである。
3.ITタイル3Aとなる素材の表面に、図6の転写紙から一つの二次元コードQ部分を切り離して、貼り付ける。
4.二次元コードQを貼り付けた素材を800℃〜1000℃程度で焼成するとITタイル3Aが得られる。
なお、二次元コードQの焼き付けは、こうした製品化の過程以外に、既に製品となって、消費者の手元にある陶磁器について、事後的に焼き付けすることも可能である。
その場合には、元々の陶磁器にすでに焼き付けられた模様、色彩などに影響を与えないように、より低い温度、具体的には、600℃程度で焼成するのがよい。
この方法によれば、自分のお気に入りで手元にある陶磁器に、情報発信元である二次元コードQを焼き付けて、保存しておいたり、特定の人に贈ったりすることができる。
ついで、こうして得られたIT陶磁器2、2A、3、3Aの情報発信元としての用い方を、図8〜図10を用いて説明する。
図8は、例えば、IT陶磁器2Aの二次元コードQを、二次元コード読み出し機能付きの携帯電話で読み込んだ状態を示しており、その画面には、ある企業の名称、郵便番号、住所、電話番号が示されている。
このようなデータは、例えば、IT陶磁器2Aの製造や販売の責任者や、このIT陶磁器2Aが販売促進に用いられる場合には、本来の商品の注文先を示すのに用いられる。
図9、10は、例えば、カタログなどに印刷された二次元コードQを二次元コード読み出し機能付きの形態電話で読み込んだ場合の手順を示している。
まず、二次元コードQを読み込むと、所定の注文ページにアクセスし、ホームページが表示され、ここで、IT陶磁器2を贈る相手に対する贈り主からのメッセージを入力することができる。
ついで、商品であるIT陶磁器2を選択し、更に、贈り主などの個人情報を入力し、送信すると注文が完了する(図9)。
この注文に基づいて、商品である選択されたIT陶磁器2が購入者である贈り主に発送され、これを受けとった購入者が贈り先である受取人にIT陶磁器2を渡す。受取人は、受けとったIT陶磁器2に焼き付けられた二次元コードQを読み取って、ホームページにアクセスし、贈り主からのメッセージを確認することができる。
この二次元コードQによるホームページへのアクセスができない場合には、図10に示した所定の方法でもメッセージの確認ができる。
一方、注文者のID(識別コード)、パスワードなどの個人データは、サーバに保存され、管理者にメールされ、購入者(注文者)に確認メールされる。
管理者は、注文の確認をして商品の発送を行うが、この際、購入者にその旨のメール送信をし、また、ID、パスワードが印刷された用紙を商品に添付する。
こうして、IT陶磁器2を用いて、贈り主と送り先との間で、単なる品物のやり取りだけでなく、その品物に託されたメッセージのやり取りもすることができる。
本発明のIT物品、その製法は、二次元コードの誤り訂正機能を活用した用途が期待されるあらゆる産業分野に用いることができる。
本発明のIT物品を例示するもので、(a)はその一例の分離状態の図、( b)は(a)を組み合わせた状態の図、(c)は他例の分離状態の図、(d)は(c )を組み合わせた状態の図 (a)は本発明のIT物品の他例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合 わせた状態の図 (a)は本発明のIT物品の他例の分離状態の図、(b)は(a)を組み合 わせた状態の図 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f)は本発明のIT物品の他 例の使用態様を示す図 本発明のIT物品を例示するもので、(a)はその他例の分離状態の図、( b)は(a)を組み合わせた状態の図、(c)は他例の分離状態の図、(d)は(c )を組み合わせた状態の図、(e)は(d)のA矢視図 (a)、(b)、(c)、(d)は、陶磁器として構成された本発明のIT 物品を例示する図 (a)、(b)は、陶磁器として構成された本発明のIT物品の製造に用い られる転写紙を例示する図 図6のIT物品の使用態様の説明図 図6のIT物品の使用態様の説明図 図6のIT物品の使用態様の説明図
符号の説明
二次元コード
1 IT物品
1a 分割された部分
2 IT陶磁品(IT物品)
3 ITタイル(IT物品)

Claims (7)

  1. 2次元コードがその表面に付された物品であって、その2次元コードを付した表面を含んで分割されたものであることを特徴とするIT物品。
  2. 前記分割された部分が、それに付された2次元コードの部分面積を合計しても、該2次元コードの誤り訂正率を越えないものを少なくとも1つ含んでいることを特徴とする請求項1記載のIT物品。
  3. 前記2次元コードが、それが付されるIT物品の表面形状に対応させて、該2次元コードを一方向から見た場合に正常に読み取り可能となるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のIT物品。
  4. 前記IT物品が、陶磁品であって、前記2次元コードが前記陶磁品の表面に焼き付けられたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載のIT物品。
  5. 前記IT物品がタイルであることを特徴とする請求項4記載のIT物品。
  6. 請求項4または5記載のIT物品の製法であって、
    すでに製品となった陶磁品の表面に、該陶磁品の製造時の焼成温度より低い温度で、前記2次元コードが焼き付られることを特徴とするIT物品の製法。
  7. 請求項6の製法で製造されたことを特徴とするIT物品。
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