JP2006251663A - 情報表示用パネルの製造方法及び情報表示用パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、あるいは、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に隔壁によって形成されたセル内に、表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、2枚の基板をシールするためのシール材を基板に固定する接着剤やシールするためのシール性接着剤として、あるいは、隔壁を基板に固定する接着剤として、表示媒体を構成する粒子のガラス転移温度(Tg)あるいは軟化温度(Mp)より小さい温度で機能を発現する接着剤を用いるとともに、パネル組立工程における最大の温度を、表示媒体を構成する粒子のガラス転移温度(Tg)あるいは軟化温度(Mp)より小さい温度とする。
【選択図】図1
Description
趙 国来、外3名、"新しいトナーディスプレイデバイス(I)"、1999年7月21日、日本画像学会年次大会(通算83回)"Japan Hardcopy’99"論文集、p.249-252
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBC等がある。
赤色着色剤としては、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3B、C.I.ピグメントレッド2等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
橙色着色剤としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGK、C.I.ピグメントオレンジ31等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な粒子移動が可能となる。
ここで、本発明における粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
表示媒体に粒子群または粉流体を用いる場合、対向する基板間の空間における表示媒体の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には表示媒体の移動の支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
(1)表示媒体を構成する粒子のTg、Mpは示差走査熱量測定(DSC)で測定した。ここで、Tgは中間点ガラス転移温度でありMpは融解ピーク温度である(JISK7121)。
(2)接着剤の硬化温度については、ガラス/接着剤(50μm)/ガラスのサンプルを熱プレスで所定温度、所定時間、0.2MPaでプレスして接着評価用サンプルとして、、引っ張り方向で接着力を測定し、10MPa以上であれば○、それより小さい時は×とした。
(3)使用した表示媒体を構成する粒子は以下の通りとした。
・粒子A:正帯電黒粒子、架橋タイプ、Tg107℃
・粒子B:正帯電黒粒子、未架橋タイプ、Mp85℃
・粒子C:負帯電白粒子、架橋タイプ、Tg109℃
・粒子D:負帯電白粒子、未架橋タイプ、Mp89℃
・粒子Aと粒子Cの組合せ:コントラスト8.5
・粒子Bと粒子Dの組合せ:コントラスト8.1
(5)リブ(隔壁)付基板は30Ω/□のITO電極付ガラス上にリブを形成したリブ高さ40μm、ライン/スペース=30/320μm、格子状のセル形状のものを用いた。
(6)対向基板は30Ω/□のITOガラスを用いた。
セメダイン社製1500(2液型エポキシ接着剤)を等量配合し、接着評価用サンプルを50℃で2時間熱プレスして作製した。このとき接着力は15MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Aと粒子Cの組合せで50℃で2時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ7.5であった。
セメダイン社製1500(2液型エポキシ接着剤)を等量配合し、接着評価用サンプルを50℃で2時間熱プレスして作製した。このとき接着力は15MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで50℃で2時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ7.1であった。
味の素ファインテクノ社製AE901L(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを60℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は21MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Aと粒子Cの組合せで60℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ7.2であった。
味の素ファインテクノ社製AE901L(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを60℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は21MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで60℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ7.3であった。
味の素ファインテクノ社製AE200E(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを90℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は23MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Aと粒子Cの組合せで90℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ7.3であった。
味の素ファインテクノ社製AE20(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを80℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は22MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで80℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ6.7であった。
味の素ファインテクノ社製AE30(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを110℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は22MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Aと粒子Cの組合せで110℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ4.2であった。
味の素ファインテクノ社製AE30(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを110℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は22MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで110℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ1.5であった。
味の素ファインテクノ社製AE200E(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを90℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は23MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで90℃で1時間熱プレスしてパネルを作製し、コントラストを測定したところ3.2であった。
味の素ファインテクノ社製AE30(1液型エポキシ接着剤)で、接着評価用サンプルを80℃で1時間熱プレスして作製した。このとき接着力は7MPaであった。この接着剤をシール材(シール性接着剤)、リブ(隔壁)と基板とを接着する接着剤とし、粒子Bと粒子Dの組合せで110℃で1時間熱プレスでパネルを作製したところ接着していなかった。一応、コントラストを測定したところ6.8であった。
3 表示媒体
3W 白色表示媒体
3B 黒色表示媒体
4 隔壁
5、6 電極
Claims (3)
- 少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に、あるいは、少なくとも一方が透明な対向する2枚の基板間に隔壁によって形成されたセル内に、表示媒体を封入し、表示媒体に電界を付与することによって、表示媒体を移動させて画像等の情報を表示する情報表示用パネルの製造方法において、2枚の基板内をシールするためのシール材を基板に固定する接着剤やシールするためのシール性接着剤として、あるいは、隔壁を基板に固定する接着剤として、表示媒体を構成する粒子のガラス転移温度(Tg)あるいは軟化温度(Mp)より小さい温度で機能を発現する接着剤を用いるとともに、パネル組立工程における最大の温度を、表示媒体のガラス転移温度(Tg)あるいは軟化温度(Mp)より小さい温度とすることを特徴とする情報表示用パネルの製造方法。
- 表示媒体が粒子群または粉流体であることを特徴とする請求項1に記載の情報表示用パネルの製造方法。
- 請求項1または2に記載の情報表示用パネルの製造方法を用いて製造されたことを特徴とする情報表示用パネル。
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