JP2006250481A - 把手装置及びそれを用いた冷蔵庫 - Google Patents

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守幸 坂井
Toshio Sone
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Abstract

【課題】 表面に配されるハンドルトリムの変形や破損の発生を防止できる把手装置及びそれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 扉2a、3aの前面に密着する複数の脚部11、12を有して脚部11、12間の空間7に使用者が手指を挿入して把持し、扉2a、3aを開閉する把手装置5、6において、脚部11、12が形成されるとともに脚部11、12間に橋架される橋架部13を有する樹脂製のハンドルベース10と、橋架部13の前面に取り付けられる金属製のハンドルサポート20と、ハンドルサポート20の前面を覆う樹脂製のハンドルトリム30とを備え、ハンドルトリム30の長手方向の両端に被せてハンドルトリム30を係止する第1、第2ハンドルキャップ40、50をハンドルベース10に設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、扉の前面に配されて使用者が把持する把手装置及びそれを用いた冷蔵庫に関する。
従来の把手装置は特許文献1に開示されている。この把手装置は扉に密着して扉にネジ止めされる脚部を両端に有している。脚部間の空間に使用者が手指を挿入し、両脚部を連結する把手部を把持して扉を開閉できるようになっている。脚部は樹脂成形品から成るハンドルベース(ハンドルボディ)に形成され、ハンドルベースには両脚部間に橋架される橋架部が形成される。
ハンドルベースの前面は樹脂成形品から成るハンドルトリム(ボディカバー)により覆われている。ハンドルトリムは側面に係合爪が突設され、ハンドルベースの側面に設けた係合孔に係合する。これにより、ハンドルベースに形成されるリブや脚部を固定するネジを隠して把手装置の美感が向上されている。
上記把手装置は大きな扉に設ける際に使用者が把持する両脚部間が例えば上下方向に長く延びて形成される。これにより、使用者の身長に応じて両脚部間の下方や上方を把持して扉を開閉することができる。ハンドルベースは樹脂から成るため両脚部間の距離が長くなると把持して引いた際に破損する場合がある。このため、把手装置にはハンドルベースに一体化してハンドルベースを補強する金属製のハンドルサポートが設けられている。
特開平9−178333号公報(第3頁−第5頁、第3図)
しかしながら、上記従来の把手装置によると、金属から成るハンドルサポートと樹脂から成るハンドルベースやハンドルトリムとの熱膨張係数が異なる。外気温が変化すると、ハンドルベース、ハンドルサポート及びハンドルトリムが一体に伸縮し、これらには熱膨張係数の差による応力が加わる。この時、ハンドルベースには脚部や橋架部を支持するためのリブが形成されるため剛性が高く応力による変形が生じにくい。これに対して、ハンドルトリムはハンドルベースの表面に配されて薄いため応力によって変形や破損が生じる問題があった。
本発明は、表面に配されるハンドルトリムの変形や破損の発生を防止できる把手装置及びそれを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の把手装置は、扉の前面に密着する複数の脚部を有して前記脚部間の空間に使用者が手指を挿入して把持し、扉を開閉する把手装置において、前記脚部が形成されるとともに前記脚部間に橋架される橋架部を有する樹脂製のハンドルベースと、前記橋架部の前面に取り付けられる金属製のハンドルサポートと、前記ハンドルサポートの前面を覆う樹脂製のハンドルトリムとを備え、前記ハンドルトリムの長手方向の両端に被せて前記ハンドルトリムを係止する第1、第2係止部を前記ハンドルベースに設けたことを特徴としている。
この構成によると、扉にはハンドルベースの脚部が取り付けられ、脚部間に橋架される橋架部の前面にハンドルサポートが設けられる。ハンドルサポートの前面は樹脂製のハンドルトリムにより覆われる。把手装置はハンドルサポートにより強化され、両脚部間を引いた際の破損が防止されるとともに、ハンドドルトリムにより美観が向上される。ハンドルトリムは長手方向の両端に被せられた第1、第2係止部によりハンドルベースに取り付けられる。
また本発明は、上記構成の把手装置において、周部を前記ハンドルベースに密着して内側に空間を形成する第1、第2ハンドルキャップを前記ハンドルベースの長手方向の両端に設け、第1、第2係止部がそれぞれ第1、第2ハンドルキャップから成ることを特徴としている。
この構成によると、ハンドルベースの長手方向両端には第1、第2ハンドルキャップが取り付けられる。第1、第2ハンドルキャップの内側にはハンドルベースとの間に空間が形成され、該空間内にハンドルトリムの両端が嵌められる。これにより、ハンドルトリムの両端に被せられる第1、第2係止部が構成される。
また本発明は、上記構成の把手装置において、第1、第2ハンドルキャップの少なくとも一方は、前記ハンドルベースの側壁に設けた係止溝に係合する係止爪を有し、前記係止溝は前記ハンドルベースの長手方向に延びるとともに屈曲して前方を開放したL字型に形成されることを特徴としている。
この構成によると、例えば、第1ハンドルキャップの側壁には係止爪が設けられる。ハンドルベースの前方から係止溝内に係止爪が挿入され、第1ハンドルキャップを長手方向にスライドして係止爪が係止溝に係止される。これにより、第1ハンドルキャップが前方へ抜けないようになっている。
また本発明は、上記構成の把手装置において、前記ハンドルサポートは前記脚部を挟んで扉にネジ止めされる台部を有することを特徴としている。この構成によると、例えば、台部及び脚部に挿通孔が設けられ、挿通孔に挿通されるネジを扉に設けたネジ部に螺合して把手装置が扉に取り付けられる。台部にネジ部を螺設してもよい。
また本発明は、上記構成の把手装置において、前記ハンドルトリムは第1、第2係止部に覆われる段差部を長手方向の両端に有し、前記段差部の側壁と第1、第2係止部との間に隙間を設けたことを特徴としている。この構成によると、ハンドルトリムの両端には表面から側壁を介して凹む段差部が設けられ、段差部が第1、第2係止部により覆われる。このとき、段差部から立ち上がった該側壁と第1、第2係止部の端面との間には隙間が設けられ、ハンドルトリムは側壁と第1、第2係止部とが当接する位置まで長手方向に摺動移動可能になっている。
また本発明は、上記構成の把手装置において、前記ハンドルトリムは前記橋架部の側面を覆う断面コ字型の透明部材から成り、前記ハンドルトリムの背面側を塗装するとともに、前記ハンドルトリムの側壁内面が平坦面から成ることを特徴としている。この構成によると、ハンドルトリムは背面を塗装してハンドルサポートが見えないようになっており、側壁の内面は突起や凹部が形成されない平坦面になっている。これにより、ハンドルトリムは正面から見て両側壁の厚み分だけ透明に見えるとともに、側方から見て前壁の厚み分だけ透明に見える。
また本発明は、上記構成の把手装置において、第1、第2係止部で係止される前記ハンドルトリムの前面の曲率半径が、第1、第2係止部による係止を解除した状態の前記ハンドルトリムの前面の曲率半径よりも小さいことを特徴としている。この構成によると、曲率半径の大きいハンドルトリムは弾性変形して第1、第2係止部により係止される。
また本発明の冷蔵庫は、上記各構成の把手装置が取り付けられる開閉扉と、前記開閉扉により開閉して貯蔵物を冷却保存する冷却室とを備えたことを特徴としている。
本発明によると、ハンドルベースに設けた第1、第2係止部をハンドルトリムの長手方向の両端に被せてハンドルトリムを係止したので、外気温が変化した際にハンドルトリムは第1、第2係止部と摺動して長手方向に伸縮できる。従って、ハンドルサポートとハンドルトリムとの熱膨張係数の差によるハンドルトリムの応力が軽減され、ハンドルトリムの変形や破損を防止することができる。
また本発明によると、周部をハンドルベースに密着して内側に空間を形成する第1、第2ハンドルキャップをハンドルベースの長手方向の両端に設けたので、ハンドルトリムの長手方向両端を係止する第1、第2係止部を容易に実現することができる。
また本発明によると、第1ハンドルキャップまたは第2ハンドルキャップは係止爪がハンドルベース側壁に設けたL字型の係止溝に係止されるので、容易に前方に抜けない。従って、ハンドルトリムが前方に脱落することを防止することができる。
また本発明によると、ハンドルサポートは脚部を挟んで扉にネジ止めされる台部を有するので、把手装置を引いた際のハンドルベースの脚部と橋架部との連結部分の破損を防止して把手装置の強度をより向上することができる。
また本発明によると、ハンドルトリムの両端に設けた段差部の側壁と段差部を覆う第1、第2係止部との間に隙間を設けたので、外気温の変化によりハンドルトリムが第1、第2係止部と摺動して容易に伸縮できる。更に、ハンドルトリムの表面と第1、第2係止部の表面を同じ曲面内に形成して把手装置の美観を向上することができる。
また本発明によると、断面コ字型のハンドルトリムの背面側を塗装するとともに、ハンドルトリムの側壁内面が平坦面から成るので、ハンドルトリムは正面から見た時の両側壁や側方から見たときの前壁が透明に見える。従って、把手装置は透明感があってスマートな外観となり、把手装置の美観を向上することができる。
また本発明によると、曲率半径の大きなハンドルトリムを弾性変形して第1、第2係止部により係止するので、長手方向に摺動移動可能なハンドルトリムのがたつきを防止することができる。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の把手装置を備えた冷蔵庫を示す斜視図である。冷蔵庫1は上部に冷凍室2が配置され、下部に冷蔵室3が配置される。冷凍室2及び冷蔵室3はそれぞれ発泡断熱材を充填した開閉扉2a、3aにより開閉される。開閉扉2a、3aの前面には把手装置5、6が設けられている。使用者が把手装置5、6を把持して引くことにより開閉扉2a、3aを開くことができる。
把手装置5、6は同様の構造になっている。図2は把手装置5の側面断面図を示している。把手装置5は樹脂成形品から成るハンドルベース10に設けた脚部11、12が開閉扉2aの前面に密着して取り付けられる。両脚部11、12間は把持部5aで連結され、把持部5aと開閉扉5との間の空間7に使用者が手指を挿入して把持部5aを把持することにより開閉扉5が開閉される。
ハンドルベース10の前面には補強用の金属製のハンドルサポート20が取り付けられる。ハンドルサポート20の前面は樹脂成形品から成るハンドルトリム30で覆われる。ハンドルトリム30はハンドルベース10に取り付けられた第1、第2ハンドルキャップ40、50により長手方向の両端が係止されている。
図3、図4はハンドルベース10を示す正面図及び側面図である。ハンドルベース10の両端の脚部11、12は内部に空間を有する箱状に形成され、補強用の複数のリブ17a、17bが突設されている。脚部11にはネジが挿通される挿通孔14a、14bが形成される。脚部12にはネジが挿通される挿通孔14cが形成されている。
脚部11、12間には橋架部13が橋架されている。橋架部13は内部に空間を有する箱状に形成され、補強用の複数のリブ17cが突設されている。橋架部13内には複数のネジ孔15a〜15cが螺設されている。ネジ孔15a、15b間及びネジ孔15b、15c間には内部に空間16aを有した箱状の係止部16が突設される。また、橋架部13及び脚部11、12の側壁により形成されるハンドルベース10の前面側の表面10aは曲率半径R1の曲面から成っている。
脚部11側のハンドルベース10の側面には係止溝19a、19bが凹設される。係止溝19aは平面形状が矩形に形成される。係止溝19bは平面形状がL字型に形成され、一端が前面側に開放して他端がハンドルベース10の長手方向に延びている。また、脚部12側のハンドルベース10の側面には係止爪18が突設されている。
図5、図6はハンドルサポート20を示す正面図及び側面図である。ハンドルサポート20は板金成形により形成され、ハンドルベース10の橋架部13のリブ17c上に設置可能なように所定の曲率半径を有している。ハンドルベース10のネジ孔15a〜15cに対応する位置には挿通孔22a〜22cが設けられる。挿通孔22a〜22cに挿通されるネジ(不図示)をネジ孔15a〜15cに螺合することによりハンドルサポート20が橋架部13を覆ってハンドルベース10に取り付けられる。
また、挿通孔22a、22b間及び挿通孔22b、22c間には切り起こして断面L字型に屈曲される突起部23が形成される。突起部23がハンドルベース10の係止部16に係合してハンドルサポート20の位置決めを行うとともにネジ止めを容易にできるようになっている。
ハンドルサポート20の長手方向の両端は屈曲して立ち上がり部24が形成され、立ち上がり部24を更に屈曲して開閉扉5に平行な台部21が設けられる。台部21はハンドルベース10の脚部11、12内に配され、脚部11、12の内壁11b、12bに沿って立ち上がり部24が配される。
台部21には、脚部11、12に設けられた挿通孔14b、14cに対応する位置に挿通孔21a、21bが設けられる。挿通孔21a、21bに挿通されるネジ8a、8b(図2参照)が挿通孔14b、14cを貫通し、開閉扉5に螺設したネジ孔(不図示)に螺合される。また、ハンドルベース10の挿通孔14aには挿通されるネジ8c(図2参照)が開閉扉5に螺設したネジ孔(不図示)に螺合される。これにより、把手装置5が開閉扉2aに取り付けられる。
ハンドルサポート20によって把持部5aを補強して使用者が把持部5aを把持して引いた際の把持部5aの破損を防止する。また、立ち上がり部24及び台部21を設けることにより、脚部11、12と把持部5aの連結部分を補強して該連結部分の破損を防止する。
図7、図8は第1ハンドルキャップ40を示す側面断面図及び平面図である。第1ハンドルキャップ40は樹脂成形品から成り、断面コ字型に形成される。第1ハンドルキャップ40の長手方向の一端面40aは開放され、他端面40bは塞がれている。端面40aには外壁を薄く形成した凹部42が設けられている。凹部42の前壁42aによって後述するようにハンドルトリム30を係止する。
第1ハンドルキャップ40の側壁40cはハンドルベース10の側面を覆い、側壁40cの内面には係止爪41a、41bが突設されている。係止爪41a、41bがハンドルベース10の係止溝19a、19bと係合して、第1ハンドルキャップ40がハンドルベース10に取り付けられる。これにより、第1ハンドルキャップ40は周部をハンドルベース10に密着して内側に空間を形成する。
第1ハンドルキャップ40は取り付け時に係止爪41bをL字型の係止溝19bに前方から挿入してハンドルベース10の長手方向にスライドされる。その後、前方から押圧して係止爪41aが係止溝19aに係合する。これにより、係止爪41bの突出量が大きくても第1ハンドルキャップ40を容易に取り付けることができる。加えて、係止爪41bが容易に外れないため第1ハンドルキャップ40が前方に抜けることを防止できる。従って、第1ハンドルキャップ40に係止されるハンドルトリム30が前方に脱落することを防止することができる。
図9、図10は第2ハンドルキャップ50を示す側面断面図及び平面図である。第2ハンドルキャップ50は樹脂成形品から成り、断面コ字型に形成される。第2ハンドルキャップ50の長手方向の一端面50aは開放され、他端面50bは塞がれている。端面50aには外壁を薄く形成した凹部53が設けられている。凹部53の前壁53aによって後述するようにハンドルトリム30を係止する。
第2ハンドルキャップ50の側壁50cはハンドルベース10の側面を覆い、側壁50cの内面には係止溝51が凹設されている。第2ハンドルキャップ50の図中、下面には係止爪52が突設されている。第2ハンドルキャップ50はハンドルベース10の長手方向に押入され、係止溝51にハンドルベース10の係止爪18が係合するとともに係止爪52が脚部12の内壁12c(図3参照)に係合する。これにより、第2ハンドルキャップ50は周部をハンドルベース10に密着して内側に空間を形成する。
図11、図12、図13はハンドルトリム30を示す正面図、側面図及び平面図である。ハンドルトリム30は透明な樹脂から成り、断面コ字型に形成される。ハンドルトリム30の側壁30bはハンドルベース10の側面を覆い、背面30c及び側壁30bの内面は塗装されている。
ハンドルトリム30の前壁30aには、長手方向の両端に段差部31、32が設けられる。段差部31、32は前壁30aの表面から傾斜した側壁31a、32aを介して凹んで形成されている。段差部31、32の前面は第1、第2ハンドルキャップ40、50の凹部42、53の前壁42a、53aにより覆われる。
これにより、ハンドルトリム30の長手方向の両端の前面に第1、第2ハンドルキャップ40、50を被せてハンドルトリム30がハンドルベース10に係止される。従って、第1、第2ハンドルキャップ40、50はハンドルトリム30を係止する第1、第2係止部を構成する。他の構成の第1、第2係止部によりハンドルトリム30の長手方向の両端を係止してもよい。また、ハンドルトリム30の表面と第1、第2ハンドルキャップ40、50の表面が同じ曲面内に形成されるため、把手装置5、6の美観を向上することができる。
ハンドルトリム30の段差部31、32は第1、第2ハンドルキャップ40、50の凹部42、43内に配され、段差部31、32の側壁31a、32aと第1、第2ハンドルキャップ40、50の端面40a、50aの間には隙間が形成される。これにより、ハンドルトリム30は段差部31、32の側壁31a、32aが第1、第2ハンドルキャップ40、50の端面40a、50aに当接する位置まで長手方向に摺動移動可能になっている。
ハンドルトリム30の前壁30aは所定の曲率半径R2で形成されている。曲率半径R2はハンドルベース10の表面10aの曲率半径R1(図3参照)よりも大きく形成されている。ハンドルトリム30はハンドルベース10に取り付ける際に表面10aに沿って弾性変形し、第1、第2ハンドルキャップ40、50に係止される。従って、摺動移動可能なハンドルトリム30のがたつきを防止することができる。
本実施形態によると、ハンドルベース10に設けた第1、第2ハンドルキャップ40、50をハンドルトリム30の長手方向の両端に被せてハンドルトリム30を係止したので、外気温が変化した際にハンドルトリム30は第1、第2ハンドルキャップ40、50と摺動して長手方向に伸縮できる。従って、ハンドルサポート20とハンドルトリム30との熱膨張係数の差によるハンドルトリム30の応力を軽減し、ハンドルトリム30の変形や破損を防止することができる。
特に、貯蔵物を冷却保存する冷凍室2や冷蔵室3等の冷却室の開閉扉2a、3aに把手装置5、6を設けると、取り付け用のネジ8a〜8cを介してハンドルサポート20に冷却室の冷熱が伝えられる。これに対して、ハンドルトリム30は外気に曝される。このため、ハンドルサポート20とハンドルトリム30は温度差が生じて熱膨張の差が更に大きくなる。
従って、ハンドルトリム30の長手方向の両端に第1、第2ハンドルキャップ40、50を被せてハンドルトリム30を係止することにより、ハンドルサポート20とハンドルトリム30との温度の差によるハンドルトリム30の変形や破損を防止することができる。
また、断面コ字型のハンドルトリム30の背面30c側を塗装してハンドルサポート30やリブ17a〜17c等を見えなくし、ハンドルトリム30の側壁30b内面はハンドルトリム30を係止するための突起や凹部が設けられずに平坦面に形成される。このため、ハンドルトリム30は正面から見た時の両側壁30bや側方から見たときの前壁30aが透明に見える。従って、把手装置5、6は透明感があってスマートな外観となり、把手装置5、6の美観を向上することができる。
尚、本実施形態において、把手装置5、6は上下非対称に形成されるが、上下対称に形成してもよい。また、把手装置5、6を引き出し式の扉に設けてもよく、機器の上面を開閉する扉に設けてもよい。
本発明は、使用者が把持して扉を開閉する把手装置に利用することができる。
本発明の実施形態の把手装置を備えた冷蔵庫を示す斜視図 本発明の実施形態の把手装置を示す側面断面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルベースを示す正面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルベースを示す側面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルサポートを示す正面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルサポートを示す側面図 本発明の実施形態の把手装置の第1ハンドルキャップを示す側面断面図 本発明の実施形態の把手装置の第1ハンドルキャップを示す平面図 本発明の実施形態の把手装置の第2ハンドルキャップを示す側面断面図 本発明の実施形態の把手装置の第2ハンドルキャップを示す平面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルトリムを示す正面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルトリムを示す側面図 本発明の実施形態の把手装置のハンドルトリムを示す平面図
符号の説明
1 冷蔵庫
2 冷凍室
2a、3a 開閉扉
3 冷蔵室
5、6 把手装置
5a 把持部
7 空間
10 ハンドルベース
11、12 脚部
13 橋架部
18 係止爪
19a、19b 係止溝
20 ハンドルサポート
21 台部
30 ハンドルトリム
30a 前壁
30b 側壁
31、32 段差部
31a、32a 側壁
40 第1ハンドルキャップ
41a、41b 係止爪
42 凹部
50 第2ハンドルキャップ
51 係止溝
52 係止爪
53 凹部

Claims (8)

  1. 扉の前面に密着する複数の脚部を有して前記脚部間の空間に使用者が手指を挿入して把持し、扉を開閉する把手装置において、前記脚部が形成されるとともに前記脚部間に橋架される橋架部を有する樹脂製のハンドルベースと、前記橋架部の前面に取り付けられる金属製のハンドルサポートと、前記ハンドルサポートの前面を覆う樹脂製のハンドルトリムとを備え、前記ハンドルトリムの長手方向の両端に被せて前記ハンドルトリムを係止する第1、第2係止部を前記ハンドルベースに設けたことを特徴とする把手装置。
  2. 周部を前記ハンドルベースに密着して内側に空間を形成する第1、第2ハンドルキャップを前記ハンドルベースの長手方向の両端に設け、第1、第2係止部がそれぞれ第1、第2ハンドルキャップから成ることを特徴とする請求項1に記載の把手装置。
  3. 第1、第2ハンドルキャップの少なくとも一方は、前記ハンドルベースの側壁に設けた係止溝に係合する係止爪を有し、前記係止溝は前記ハンドルベースの長手方向に延びるとともに屈曲して前方を開放したL字型に形成されることを特徴とする請求項2に記載の把手装置。
  4. 前記ハンドルサポートは前記脚部を挟んで扉にネジ止めされる台部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の把手装置。
  5. 前記ハンドルトリムは第1、第2係止部に覆われる段差部を長手方向の両端に有し、前記段差部の側壁と第1、第2係止部との間に隙間を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の把手装置。
  6. 前記ハンドルトリムは前記橋架部の側面を覆う断面コ字型の透明部材から成り、前記ハンドルトリムの背面側を塗装するとともに、前記ハンドルトリムの側壁内面が平坦面から成ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の把手装置。
  7. 第1、第2係止部で係止される前記ハンドルトリムの前面の曲率半径が、第1、第2係止部による係止を解除した状態の前記ハンドルトリムの前面の曲率半径よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の把手装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の把手装置が取り付けられる開閉扉と、前記開閉扉により開閉して貯蔵物を冷却保存する冷却室とを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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