JP2006250029A - ディーゼルエンジン及びその燃焼制御方法 - Google Patents

ディーゼルエンジン及びその燃焼制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 予混合燃焼を実行可能な運転領域を拡大する。
【解決手段】 エンジンの運転状態が、予め定められた第一の運転状態よりも低負荷であるときには、第一吸気行程と、第一圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点よりも前に燃料噴射を行い、燃料噴射の終了後、噴射した燃料の一部を燃焼させる第一膨張行程と、第一膨張行程にて発生した既燃ガスと未燃燃料とをシリンダ2内に残留させたまま吸気弁7を開いてシリンダ2内に吸気を再び導入する第二吸気行程と、吸気弁7を閉じて混合気を圧縮する第二圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点近傍において混合気を着火させて、その後、未燃燃料を燃焼させる第二膨張行程と、排気弁8を開いてシリンダ2内ガスを排気する排気行程とを備える6サイクル予混合燃焼運転を実行するものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンの運転状態に基づいて予混合燃焼と拡散燃焼とを切り換えるディーゼルエンジン及びその燃焼制御方法に関するものである。
シリンダ内に燃料を直接噴射する4サイクルディーゼルエンジンでは、シリンダ内が高温・高圧となるピストンの圧縮上死点近傍で燃料を噴射するのが一般的であった。この場合、燃料の噴射中に着火が始まって火炎が形成され、その火炎に後続の燃料が供給されることで燃焼が継続される。このように、燃料の噴射中に着火が始まる燃焼形態は一般的に拡散燃焼と称されているが、この拡散燃焼ではNOxやスモーク等が発生するという問題が指摘されている。
そこで、燃料の噴射時期をピストンの圧縮上死点よりも前にして、燃料の噴射終了後に混合気が着火する(言い換えれば、混合気の着火前に燃料の噴射が終了する)予混合燃焼と称される燃料形態を実現させることが提案されている(特許文献1参照)。
予混合燃焼では、燃料の噴射終了後、ある程度の期間(予混合期間)を経て混合気が着火するので、着火までに混合気が充分に希薄・均一化される。従って、局所的な燃焼温度が下がりNOx排出量が低減するうえ、空気不足状態での燃焼も回避されるのでスモークの発生も抑制される。特に、燃料噴射の早期化に併せてEGR(排気ガス再循環)を実行して混合気の酸素濃度を下げることで、NOx低減効果を高めることができる上、予混合期間及び着火時期の適正化を図ることが可能となる。
特開2003−83119号公報 特開平4−60117号公報
このように排気ガスの改善に有効な予混合燃焼であるが、燃料噴射量の多い高回転・高負荷領域では実行できないという問題があった。
高回転・高負荷領域で予混合燃焼を実行するためには、燃料噴射量に見合うだけの多量の酸素をシリンダ内に供給しつつ、シリンダ内の混合気を低酸素濃度に維持してディーゼルノックを抑制する必要がある。つまり、高回転・高負荷領域で予混合燃焼を実行するためには、多量の空気(新気)と多量の不活性ガス(EGRガス)とをシリンダ内に導入する必要があるが、現時点ではこれを達成するような吸気システム又は過給システムが確立されていない。
また、予混合燃焼を高回転・高負荷領域で実行できない他の理由としては、噴射された燃料が全て混合された後に燃焼する予混合燃焼では、筒内最高圧力が拡散燃焼と比べて高くなるため、燃料噴射量の多い高回転・高負荷領域で実行すると、筒内最高圧力がエンジンの許容最大筒内圧力を越えてしまう点が挙げられる。こうなると、エンジンの大幅な設計変更が必要となり、コストが増大してしまう。
そこで、特許文献1にも示されるように、エンジンの運転状態が低回転・低負荷領域であるときには予混合燃焼を実行し、高回転・高負荷領域であるときには拡散燃焼を実行することが提案されている。しかしながら、上述したように拡散燃焼ではNOx等の排出量が予混合燃焼と比べて多くなるため、予混合燃焼を実行できる運転領域を少しでも拡げることが望まれている。
また、拡散燃焼を実行する運転領域が広いと、排気ガスを浄化するための後処理装置として大型かつ高性能のものが必要となりコストが増大する上、後処理装置のフィルターを再生するための特別な燃料噴射を行う回数が多くなるため、燃費が悪化するという問題もある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、予混合燃焼を実行可能な運転領域を拡大することにある。
上記目的を達成するために本発明は、任意のタイミング及び量でシリンダ内に燃料を噴射可能な燃料噴射装置と、任意のタイミングで開閉可能な可変式の吸気弁及び排気弁と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運転状態検出手段により検出される運転状態に基づいて、上記燃料噴射装置、吸気弁及び排気弁を制御する制御装置と、を有するディーゼルエンジンにおいて、上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、予め定められた第一の運転状態よりも低負荷であるときには、上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する第一吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する第一圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストンの圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料の一部を燃焼させる第一膨張行程と、上記第一膨張行程にて発生した既燃ガスと未燃燃料とをシリンダ内に残留させたまま上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を再び導入する第二吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンによりシリンダ内の混合気を圧縮する第二圧縮行程と、上記ピストンの圧縮上死点近傍において上記混合気を着火させて、その後、上記未燃燃料を燃焼させる第二膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える6サイクル予混合燃焼運転を実行するものである。
ここで、上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記第一膨張行程における混合気の当量比が1よりも大きくなるように、上記燃料噴射装置による燃料の噴射量を制御するようにしても良い。
また、上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、エンジンのクランクシャフトが一回転する間に上記第一吸気行程及び第一圧縮行程を実行し、クランクシャフトが次の一回転する間に上記第一膨張行程、第二吸気行程及び第二圧縮行程を実行し、クランクシャフトが更に次の一回転する間に上記第二膨張行程及び排気行程を実行するようにしても良い。
また、上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記燃料噴射装置による燃料噴射をピストンの圧縮上死点前30度以降に開始するようにしても良い。
また、吸気を加圧するための過給装置をさらに備え、その過給装置は、少なくとも上記6サイクル予混合燃焼運転が実行されるときには吸気を加圧するようにしても良い。
また、上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、上記第一の運転状態よりも低負荷領域に定められた第二の運転状態よりも低負荷であるときには、上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストンの圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料のほぼ全てを燃焼させる膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える4サイクル予混合燃焼運転を実行するようにしても良い。
また、上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、上記第一の運転状態よりも高負荷であるときには、
上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点近傍で上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に混合気を着火させる膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える4サイクル拡散燃焼運転を実行するようにしても良い。
更に本発明は、導入した吸気をピストンにより圧縮し、その圧縮上死点よりも前に燃料噴射を行うと共に、そのときの混合気の当量比を1よりも大きくして噴射した燃料の一部のみを燃焼させ、その後、既燃ガス及び未燃燃料の排気を行わずに吸気を再導入して混合気の当量比を1以下とし、上記未燃燃料のほぼ全てを燃焼させるものである。
本発明によれば、予混合燃焼を実行可能な運転領域を従来よりも拡大できるという優れた効果を発揮するものである。
以下、本発明の好適な一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本実施形態に係るディーゼルエンジンの概略図である。なお、図1では明瞭化のため単気筒エンジンとして示しているが、本発明はエンジンの気筒数に関わらず適用可能なものである。
図中1はエンジン本体であり、このエンジン本体1は、シリンダ2、シリンダヘッド3、ピストン4、吸気ポート5、排気ポート6、吸気弁7、排気弁8、インジェクタ9(燃料噴射装置)等を備えている。シリンダ2、シリンダヘッド3及びピストン4で囲まれた空間に燃焼室10が形成される。ピストン4の頂部にはキャビティ11が凹設されており、燃焼室10内に臨んで設けられたインジェクタ9からキャビティ11に向かって燃料が直接噴射される。インジェクタ9の燃料噴射角度は、後述する拡散燃焼運転時及び予混合燃焼運転時にかかわらず、噴射された燃料が常にキャビティ11内に到達するように設計される。これは、燃料がシリンダ2の側壁等に付着すると未燃HCとして排出されるおそれがあるからである。
インジェクタ9はコモンレール24に接続され、そのコモンレール24に貯留された高圧燃料(例えば、20〜200MPa)がインジェクタ9に常時供給される。コモンレール24への燃料圧送は高圧サプライポンプ25により行われる。
吸気弁7及び排気弁8はそれぞれ可変バルブ機構7a,8aを備えており、その開閉タイミングを任意に調節できるようになっている。つまり、本実施形態のエンジンの吸気弁7及び排気弁8は、任意のタイミングで開閉可能な可変式の吸気弁及び排気弁である。
吸気ポート5及び排気ポート6はそれぞれ、吸気管12及び排気管13に接続されており、これら吸気管12及び排気管13にはターボチャージャ14(過給装置)が介設される。
ターボチャージャ14は、排気管13に設けられたタービン15と、吸気管12に設けられたコンプレッサ16とを備え、排気のエネルギを利用して吸気を加圧できるようになっている。コンプレッサ16の上流側には吸気流量を検出するための吸気量センサ17が設けられ、下流側には吸気を冷却するためのインタクーラ18が設けられる。
排気管13におけるタービン15よりも下流側には、排気ガス後処理装置としての連続再生式DPF32が設けられる。連続再生式DPF32は、排気ガス中のNOをNO2 に酸化させる酸化触媒30と、排気中のPMを捕集するDPF31とからなり、エンジンの運転中に排気ガス中のPMをDPF31にて捕集すると共に、酸化触媒30から流入するNO2 によってこの捕集したPMを燃焼させてDPF31の再生を行う。
酸化触媒30は例えば、ハニカム状のコーディエライト、あるいは耐熱鋼からなる担体の表面に、活性アルミナ等をコートしてウォッシュコート層を形成し、このコート層に白金、パラジウム、あるいはロジウム等の貴金属からなる触媒活性成分を担持させたもの等が使用される。
DPF31は、例えば多孔質のコーディエライト、あるいは炭化珪素によって多数のセルが平行に形成され、セルの入口と出口が交互に閉鎖された、所謂ウォールフロー型と呼ばれるハニカムフィルタや、セラミック繊維をステンレス多孔管に何層にも巻き付けた繊維型フィルタが使用される。
本実施形態のエンジンは更に、排気管13内を流れる排気ガスの一部を燃焼室10内に還流するためのEGR装置19を備える。EGR装置19は、吸気管12と排気管13とを結ぶEGR管20と、このEGR管20を通って燃焼室10内に還流されるEGRガス(排気ガス)の流量を調節するためのEGR弁21と、EGR弁21の上流側にてEGRガスを冷却するためのEGRクーラ22とを備える。吸気管12においては、EGR管20との接続部よりも上流側で吸気を適宜絞るための吸気絞り弁23が設けられる。
このエンジンの各種装置を電子制御するためのECU26(制御装置)が設けられており、ECU26は各種センサ類の検出値に基づいてエンジンの運転状態を判断し、そのエンジン運転状態に基づいてインジェクタ9、可変バルブ機構7a,8a、EGR弁21、吸気絞り弁23、高圧ポンプ25等を制御する。センサ類としては上述した吸気量センサ17の他、アクセル開度センサ33、エンジン回転速度センサ34、クランク角度センサ35、コモンレール圧センサ36等が含まれ、これらセンサーの検出値、つまり、吸気量、アクセル開度、エンジン回転速度、クランクシャフト角度、コモンレール圧等がECU26に送信される。
なお、本実施形態では、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等が、「特許請求の範囲」における運転状態検出手段を構成する。
インジェクタ9は、ECU26によりON/OFF制御される電磁ソレノイド(図示せず)を有しており、ECU26によってインジェクタ9による燃料噴射時期(タイミング)、噴射期間、噴射量などが任意に調節できるようになっている。ECU26は、エンジン回転速度センサ34やアクセル開度センサ33等の検出値に基づいて、燃料の噴射時期及び噴射期間などの目標値を決定し、それら目標値に従ってインジェクタ9の電磁ソレノイドをON/OFFする。噴射時期及び噴射期間などの目標値は、ECU26に予めマップ等の形式で入力される。
可変バルブ機構7a,8aもまた、ECU26によりON/OFF制御される電磁ソレノイド(図示せず)を有しており、ECU26により吸気弁7及び排気弁8の開放時期(タイミング)や開放期間などを任意に調節できるようになっている。ECU26は、クランク角度センサ35等の検出値に基づいて可変バルブ機構7a,8aの電磁ソレノイドをON/OFFする。
さて、本実施形態のエンジンは、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等により検出されるエンジンの運転状態に基づいて、予混合燃焼と拡散燃焼とを切り換えるものである。
これを図3を用いて具体的に説明すると、本実施形態のエンジンのECU26は、アクセル開度センサ33及びエンジン回転速度センサ34等の検出値に基づいてマップ等から決定した「目標燃料噴射量Q(エンジン負荷に相当)」と、「エンジン回転速度センサ34の検出値Ne」とに基づいてエンジンの運転状態を判断し、その運転状態が、予め定められた第一の運転状態(切換ラインA)よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、通常の(一般的な)4サイクル拡散燃焼運転を実行し、上記運転状態が、第一の運転状態(切換ラインA)よりも低回転速度かつ低負荷であって、かつ第一の運転状態よりも低回転速度かつ低負荷領域に定められた第二の運転状態(切換ラインB)よりも高回転速度かつ高負荷であるときには、後述する6サイクル予混合燃焼運転を実行し、上記運転状態が、第二の運転状態(切換ラインB)よりも低回転速度かつ低負荷であるときには、4サイクル予混合燃焼運転を実行する。
このように、ECU26は、エンジンの運転状態に応じて三つの運転形態を切り換える。各運転形態の内容については後程説明するが、4サイクル予混合燃焼運転を実行する領域(第二の運転状態よりも低回転速度・低負荷領域)は、4サイクル予混合燃焼運転を実行可能な全領域に設定される。即ち、第二の運転状態(切換ラインB)は、従来のディーゼルエンジンにおいて予混合燃焼を実行することが可能な限界ラインと等しい。
図3から分かるように、本実施形態のエンジンでは、第二の運転状態(切換ラインB)よりも高回転速度・高負荷領域であっても、第一の運転状態(切換ラインA)よりも低回転速度・低負荷領域であれば、6サイクル予混合燃焼運転を実行する。即ち、6サイクル予混合燃焼運転とは、4サイクル予混合燃焼運転よりも高回転速度・高負荷領域で実行することが可能なものであり、この運転形態を採用することで予混合燃焼運転領域を拡大することが可能になるのであるが、その理由については後程説明する。
以下、4サイクル拡散燃焼運転、6サイクル予混合燃焼運転、4サイクル予混合燃焼運転の順に各運転形態の内容を説明する。
<4サイクル拡散燃焼運転>
ECU26は、エンジンの運転状態が、予め定められた第一の運転状態(図3の切換ラインA)よりも高回転速度かつ高負荷である場合には、一般的なディーゼルエンジンが実行する4サイクル拡散燃焼運転を行う。
4サイクル拡散燃焼運転は、ピストン4の上死点(TDC)近傍から下死点近傍にかけて吸気弁7を開いてシリンダ2内に吸気を導入する吸気行程と、ピストンの下死点近傍から上死点近傍にかけて吸気弁7を閉じて、上昇するピストン4により吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点近傍でインジェクタ9による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に混合気を着火させる膨張行程と、ピストン4の下死点近傍から上死点近傍にかけて排気弁8を開いてシリンダ2内のガス(既燃ガス)を排気する排気行程とで構成される。
4サイクル拡散燃焼運転では、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、吸排気弁7,8の開放がそれぞれ一回ずつ行われ、インジェクタ9により噴射された燃料は、その噴射が終了する前に着火して火炎となり、その火炎に後続の燃料が供給されることで燃焼が継続される。
<6サイクル予混合燃焼運転>
ECU26は、エンジンの運転状態が、第一の運転状態(図3の切換ラインA)よりも低回転速度かつ低負荷であり、かつ第二の運転状態(図3の切換ラインB)よりも高回転速度かつ高負荷である場合、図2(a)に示すような、6サイクル予混合燃焼運転を実行する。
図から分かるように、6サイクル予混合燃焼運転は、ピストン4の上死点近傍から下死点近傍にかけて吸気弁7を開いて、シリンダ2内に吸気を導入する第一吸気行程と、ピストン4の下死点近傍から上死点近傍にかけて吸気弁7を閉じて、上昇するピストン4により吸気を圧縮する第一圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点よりも前にインジェクタ9による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストン4の圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料の一部を燃焼させる第一膨張行程と、ピストン4の下死点よりも所定期間(所定角度)前から下死点後の所定期間にかけて吸気弁7を開いて、第一膨張行程で発生した既燃ガスと未燃燃料とをシリンダ2内に残留させたままシリンダ2内に吸気を再び導入する第二吸気行程と、ピストン4の下死点後の所定期間から上死点近傍にかけて吸気弁7を閉じて、上昇するピストン4によりシリンダ2内の混合気を圧縮する第二圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点近傍においてシリンダ2内の混合気を着火させて、その後、未燃燃料を燃焼させる第二膨張行程と、ピストン4の下死点近傍から上死点近傍にかけて排気弁8を開いてシリンダ2内のガス(既燃ガス)を排気する排気行程とを備える。
このように、6サイクル予混合燃焼運転とは、インジェクタ9により噴射した燃料を二回に分けて燃焼させるものであり、エンジンのクランクシャフトが三回転する毎に、第一吸気行程→第一圧縮行程→第一膨張行程→第二吸気行程→第二圧縮行程→第二膨張行程→排気行程の六つの行程が行われる。また、エンジンのクランクシャフトが一回転する間に第一吸気行程及び第一圧縮行程が行われ、次の一回転において第一膨張行程、第二吸気行程及び第二圧縮行程が行われ、更に次の一回転において第二膨張行程及び排気行程が行われる。
インジェクタ9による燃料噴射は、クランクシャフトが三回転する間に、ピストン4の圧縮上死点よりも前で一回だけ行われ、その噴射は、第一膨張行程において混合気が着火する前に終了する。
本実施形態では、インジェクタ9による燃料噴射は、ピストン4の圧縮上死点前30度(BTDC30°CA)以降に開始される。これは、燃料の噴射タイミングが早すぎる(BTDC30°CAよりも前)と、シリンダ2内の空気の温度及び密度が低い状態で燃料が噴射されることになるため、混合気の予混合化(希薄化・均一化)が充分に行われず、排気ガスの改善効果が小さくなったり、着火時期のコントロールが困難となったりするからである。また、燃料の噴射タイミングが早すぎると、ピストン4の位置が上死点から大きく離れた状態で燃料が噴射されることになるため、噴射された燃料がシリンダ2の側壁等に付着して未燃HCが発生する可能性もある。
6サイクル予混合燃焼運転では、噴射した燃料を二回に分けて燃焼させるため、インジェクタ9による燃料の噴射量は、第一膨張行程における混合気の当量比(理論空燃比/供給空燃比)が、他の運転形態(4サイクル拡散燃焼運転及び4サイクル予混合燃焼運転)と比べて大きくなるように設定される。より詳しく説明すると、4サイクル拡散燃焼運転及び4サイクル予混合燃焼運転では、噴射された燃料を一回の膨張行程で全て燃焼させるため、当量比が1以下となるように燃料噴射量が設定されるが、6サイクル予混合燃焼運転では、第一膨張行程における混合気の当量比が1よりも大きく(好ましくは2程度)なるように燃料噴射量が設定される。
一方、第二膨張行程では、第一膨張行程で燃焼しなかった未燃燃料と第二吸気行程で導入された新たな吸気とが混合するため、混合気の当量比は1以下のリーンな状態となり、基本的に全ての未燃燃料が燃焼することになる。
6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、ECU26は、EGR装置19により比較的多量のEGRを実行し、第一膨張行程及び第二膨張行程における混合気のEGR率を比較的高く(例えば60%以上)する。また、EGR弁21及び吸気絞り弁23の弁開度を制御して、混合気のEGR率及び酸素濃度を適切に制御し、混合気の予混合期間及び着火時期を適切に制御する。
<4サイクル予混合燃焼運転>
ECU26は、エンジンの運転状態が、第二の運転状態(図3の切換ラインB)よりも低回転速度かつ低負荷である場合、図2(b)に示すような、4サイクル予混合燃焼運転を実行する。
図から分かるように、4サイクル予混合燃焼運転は、ピストン4の上死点近傍から下死点近傍にかけて吸気弁7を開いて、シリンダ2内に吸気を導入する吸気行程と、ピストン4の下死点近傍から上死点近傍にかけて吸気弁7を閉じて、上昇するピストン4により吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストン4の圧縮上死点よりも前にインジェクタ9による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストン4の圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料のほぼ全てを燃焼させる膨張行程と、ピストン4の下死点近傍から上死点近傍にかけて排気弁8を開いて、シリンダ2内のガス(既燃ガス)を排気する排気行程とを備える。
4サイクル予混合燃焼運転は、一般的なディーゼルエンジンが実行する予混合燃焼運転に相当し、エンジンのクランクシャフトが二回転する毎に、吸排気弁7,8の開放がそれぞれ一回ずつ行われ、インジェクタ9により噴射された燃料は、燃料の噴射終了後、所定の予混合期間を経た後、着火・燃焼する。
4サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、ECU26は、EGR装置19により比較的多量のEGRを実行し、混合気のEGR率を比較的高く(例えば60%以上)する。また、EGR弁21及び吸気絞り弁23の弁開度を制御して、混合気のEGR率及び酸素濃度を適切に制御し、予混合期間及び着火時期を適切に制御する。
さて、上述したように、本実施形態のエンジンは、6サイクル予混合燃焼運転を採用することで、予混合燃焼運転の実行可能領域の拡大を図ったものであるが、以下、この効果が得られる理由を説明する。
上述したように、6サイクル予混合燃焼運転では、第一膨張行程において混合気の当量比を1よりも大きくして、噴射された燃料の一部のみを燃焼させるので、第一吸気行程では、噴射される燃料の量に適合した(つまり、噴射された燃料を全て燃焼させるのに必要な)量の酸素をシリンダ2内に導入する必要はない。つまり、第一吸気行程において必要とされる吸気量は、燃料の噴射量に対してかなり少なくなる。
第一膨張行程では、燃料過濃(リッチ)の状態で混合気が燃焼するため不完全燃焼となり、未燃燃料(CO、THC等)が多量に生成されるが、酸素量が不足しているため低温燃焼となり、NOxが生成されたり、激しいディーゼルノックが生じることはない。
第二膨張行程では、シリンダ2内に残留する未燃燃料を全て燃やす必要があるため、第二吸気行程では、残留未燃燃料の量に適合した量の酸素をシリンダ2内に導入し、混合気の当量比を1以下(リーン状態)とする必要がある。しかしながら、インジェクタ9により噴射された燃料の一部は、既に第一膨張行程において燃焼しているため、シリンダ2内に残留している未燃燃料の量は、燃料の噴射量から大きく減小している。従って、第二吸気行程において必要とされる吸気量は、燃料の噴射量に対してかなり少なくなる。
このように、6サイクル予混合燃焼運転では、噴射された燃料を二回に分けて燃焼させる、言い換えれば、一回の燃料噴射に対して吸気を導入する機会が二回確保されているので、一回の吸気行程において要求される吸気量がほぼ半減する。従って、燃料噴射量の多い高回転速度・高負荷領域で実行しても、既存の吸気及び過給システムにより充分な量の吸気を確保でき、良好な予混合燃焼を実現させることができる。言い換えれば、4サイクル予混合燃焼運転よりも燃料噴射量を多くすることができ、出力を増加させることができる。
また、6サイクル予混合燃焼運転では、噴射された燃料を二回に分けて燃焼させるため、4サイクル予混合燃焼運転よりも筒内最高圧力が低くなる。従って、従来より高回転速度・高負荷領域で実行しても、筒内最高圧力がエンジンの許容最高筒内圧力を越えることはない。また、エンジンの振動や騒音も4サイクル予混合燃焼運転と比べて低くなる。
更に、6サイクル予混合燃焼運転は、排気ガスの浄化についても優れた特性を有している。
これを説明すると、6サイクル予混合燃焼運転では、第一膨張行程において混合気を不完全燃焼(リッチ燃焼)させてNOxの発生を確実に防ぎ、第二膨張行程において混合気をリーン燃焼させて、第一膨張行程で発生したTHC、CO等を完全に燃焼させるため、NOxとTHC及びCOの発生を確実に防止できる。つまり、噴射された燃料を二回に分けて燃焼させると共に、一回目の燃焼をリッチ(当量比1よりも大)、二回目の燃焼をリーン(当量比1以下)とすることで、両者の同時低減を確実に達成できるのである。
また、第二膨張行程時は、第一膨張行程により混合気の温度が充分に上昇しているため、THC、CO等を確実に燃焼させることができ、燃焼効率が向上する。
また、第二膨張行程では、第一膨張行程で発生した既燃ガスが内部EGRガス(不活性ガス)として作用するため、EGR装置19による外部EGRとも相まって混合気の酸素濃度が充分に低減される。従って、NOxが生成されたり、激しいディーゼルノックが発生することはない。
以上説明してきたように、本実施形態のエンジンによれば、図3に示す如く、予混合燃焼を実行する領域を従来の限界ライン(切換ラインB)よりも高回転速度・高負荷側に拡大することができる。
従って、NOx等の汚染物質の排出量が従来と比べて低減するので、後処理装置(ここでは、連続再生式DPF32)を小型化したり、貴金属の担持量を減らすなどして、コスト低減を図ることができる。
また、連続再生式DPF32では、排気ガスの温度が低いとDPF31に捕集されたPMを燃焼させることができないため、排気ガスの温度が低い場合、PMの捕集量が一定量に達したときに、特別な燃料噴射制御を行って排気ガス温度を上昇させる必要があるが、本実施形態のエンジンによれば、PMの排出量が従来と比べて少なくなるので、排気ガス温度上昇用の燃料噴射を行う回数が少なくなり、燃費の向上につながる。
ここで、上記実施形態では、エンジンの運転状態が第二の運転状態(図3の切換ラインB)よりも低回転速度・低負荷であるときには、4サイクル予混合燃焼運転に切り換えるとしたが、本発明はこの点において限定されず、第二の運転状態よりも低回転速度・低負荷領域においても6サイクル予混合燃焼運転を実行するようにしても良い。
この場合、極低回転速度・極低負荷領域では燃料噴射量が極めて少なくなるため、第一膨張行程における混合気の当量比が1以下となり、噴射された燃料が全て燃焼してしまうおそれがあるが、これについては、吸気絞り弁31の弁開度を小さくしたり、第一吸気行程の期間を短くするなどしてシリンダ2内に導入する吸気量を少なくすること等で対応可能である。
なお、上記実施形態では、ターボチャージャ14(過給装置)として、エンジンの運転状態に関わらず常に作動するタイプを示したが、本発明はこの点において限定されず、ECU26により作動・非作動を切り換えることが可能なタイプを用いても良い。この場合、少なくとも6サイクル予混合燃焼運転を実行するときにはターボチャージャ14を作動して、吸気を加圧する必要がある。
また、上記実施形態では、吸気弁7及び排気弁8がそれぞれ可変バルブ機構7a,8aを備えるとしたが、本発明はこの点において限定されず、4サイクル予混合燃焼運転及び4サイクル拡散燃焼運転用のカムシャフトと、6サイクル予混合燃焼運転用のカムシャフトとを設け、エンジンの運転状態に基づいて吸気弁7及び排気弁8を駆動するカムシャフトを適宜選択するようにしても良い。
本発明の一実施形態に係るディーゼルエンジンの概略図である。 (a)本発明の一実施形態のエンジンが実行する6サイクル予混合燃焼運転の制御内容の一例を示す図である。(b)本発明の一実施形態のエンジンが実行する4サイクル予混合燃焼運転の制御内容の一例を示す図である。 予混合燃焼運転と拡散燃焼運転の実行領域を示す図である。
符号の説明
2 シリンダ
4 ピストン
7 吸気弁(可変式吸気弁)
7a 可変バルブ機構
8 排気弁(可変式排気弁)
8a 可変バルブ機構
9 インジェクタ(燃料噴射装置)
14 ターボチャージャ(過給装置)
19 EGR装置
26 ECU(制御装置)
32 連続再生式DPF(後処理装置)
33 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
34 エンジン回転速度センサ(運転状態検出手段)

Claims (8)

  1. 任意のタイミング及び量でシリンダ内に燃料を噴射可能な燃料噴射装置と、任意のタイミングで開閉可能な可変式の吸気弁及び排気弁と、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記運転状態検出手段により検出される運転状態に基づいて、上記燃料噴射装置、吸気弁及び排気弁を制御する制御装置と、を有するディーゼルエンジンにおいて、
    上記制御装置は、
    上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、予め定められた第一の運転状態よりも低負荷であるときには、
    上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する第一吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する第一圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストンの圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料の一部を燃焼させる第一膨張行程と、上記第一膨張行程にて発生した既燃ガスと未燃燃料とをシリンダ内に残留させたまま上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を再び導入する第二吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンによりシリンダ内の混合気を圧縮する第二圧縮行程と、上記ピストンの圧縮上死点近傍において上記混合気を着火させて、その後、上記未燃燃料を燃焼させる第二膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える6サイクル予混合燃焼運転を実行する
    ことを特徴とするディーゼルエンジン。
  2. 上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記第一膨張行程における混合気の当量比が1よりも大きくなるように、上記燃料噴射装置による燃料の噴射量を制御する
    請求項1記載のディーゼルエンジン。
  3. 上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、エンジンのクランクシャフトが一回転する間に上記第一吸気行程及び第一圧縮行程を実行し、クランクシャフトが次の一回転する間に上記第一膨張行程、第二吸気行程及び第二圧縮行程を実行し、クランクシャフトが更に次の一回転する間に上記第二膨張行程及び排気行程を実行する
    請求項1又は2記載のディーゼルエンジン。
  4. 上記制御装置は、上記6サイクル予混合燃焼運転を実行する場合、上記燃料噴射装置による燃料噴射をピストンの圧縮上死点前30度以降に開始する
    請求項1〜3いずれか記載のディーゼルエンジン。
  5. 吸気を加圧するための過給装置をさらに備え、その過給装置は、少なくとも上記6サイクル予混合燃焼運転が実行されるときには吸気を加圧する
    請求項1〜4いずれかに記載のディーゼルエンジン。
  6. 上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、上記第一の運転状態よりも低負荷領域に定められた第二の運転状態よりも低負荷であるときには、
    上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点よりも前に上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、その燃料噴射の終了後、ピストンの圧縮上死点近傍で混合気を着火させて、噴射した燃料のほぼ全てを燃焼させる膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える4サイクル予混合燃焼運転を実行する
    請求項1〜5いずれか記載のディーゼルエンジン。
  7. 上記制御装置は、上記運転状態検出手段により検出された運転状態が、上記第一の運転状態よりも高負荷であるときには、
    上記吸気弁を開いてシリンダ内に吸気を導入する吸気行程と、上記吸気弁を閉じて、上昇するピストンにより吸気を圧縮する圧縮行程と、ピストンの圧縮上死点近傍で上記燃料噴射装置による燃料噴射を行い、燃料の噴射中に混合気を着火させる膨張行程と、上記排気弁を開いてシリンダ内ガスを排気する排気行程とを備える4サイクル拡散燃焼運転を実行する
    請求項1〜6いずれか記載のディーゼルエンジン。
  8. 導入した吸気をピストンにより圧縮し、その圧縮上死点よりも前に燃料噴射を行うと共に、そのときの混合気の当量比を1よりも大きくして噴射した燃料の一部のみを燃焼させ、その後、既燃ガス及び未燃燃料の排気を行わずに吸気を再導入して混合気の当量比を1以下とし、上記未燃燃料のほぼ全てを燃焼させる
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの燃焼制御方法。
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