JP2006245782A - 無線ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能な無線ネットワークシステムを実現する。
【解決手段】 無線ネットワークシステムにおいて、任意の無線通信規格の1つ以上の使用が可能で、無線ネットワークに対応した一意のアドレスを有し、親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを管理する機能を有すると共に自らのレベルを管理する機能を有する複数の無線デバイスを備え、データの宛先に無線デバイスのレベルを設定して転送し、転送されてきたデータを受信した場合に宛先のレベルと自己のレベルとを比較し、不一致であればレベルの大小に基づき子無線デバイス或いは親無線デバイスに転送し、一致していれば自分宛のデータとして処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線ネットワーク形態の1つであるリニア型トポロジで構成される無線ネットワークシステムに関し、特に無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能な無線ネットワークシステムに関する。
従来のリニア型トポロジ等で構成される無線ネットワークシステムに関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平11−032072号公報 特開平11−032073号公報 特開2000−151608号公報 特開2002−198995号公報 特開2003−101555号公報
図13は従来のリニア型トポロジで構成される無線ネットワークシステムの一例を示す構成ブロック図である。図13において1,2,3及び4は無線ネットワークに対応した一意のアドレスや一意の識別子等を有し2つの無線ネットワーク通信路との間で通信が可能なコンピュータ、計測機器、測定機器等の無線デバイスである。
無線デバイスは、無線通信機能として無線LAN(Local Area Network)、ZigBee(IEEE802.15.4)(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の任意の無線通信規格の1つ以上の使用が可能であり、尚且つ、無線ネットワークに対応した一意のアドレス等を有し、親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレス等を管理する機能を有する。
また、図13に示す無線デバイス1はデバイス番号及びアドレスが”#0”であり、同様に、無線デバイス2,3及び4はデバイス番号及びアドレスがそれぞれ”#1”、”#2”及び”#3”であり、デバイス番号の小さい方が親のデバイス、大きい方が子のデバイスであると定義する。
無線デバイス1及び無線デバイス2は図13中”WL01”に示す無線ネットワーク通信路で相互に接続され、無線デバイス2及び無線デバイス3は図13中”WL02”に示す無線ネットワーク通信路で相互に接続される。また、無線デバイス3及び無線デバイス4は図13中”WL03”に示す無線ネットワーク通信路で相互に接続される。
ここで、図13に示す無線ネットワークシステムの動作を図14、図15、図16及び図17を用いて説明する。図14は各無線デバイスの動作を説明するフロー図、図15、図16及び図17は無線ネットワークシステムにおけるデータの転送状況を説明する説明図である。
図14中”S001”において無線デバイスは、無線ネットワークを介してデータを送信するか否かを判断し、もし、データを送信すると判断した場合には図14中”S002”において無線デバイスは、宛先の無線デバイスのアドレスを設定してデータを生成し、無線ネットワーク通信路を介して子の無線デバイスに転送する。
例えば、デバイス番号”#0”の無線デバイス1がアドレスが”#3”の無線デバイス4に対してデータを転送する場合、無線デバイス1は、図15中”SD11”に示すような宛先に無線デバイス4のアドレス”#3”を設定すると共に転送先である子の無線デバイス2のアドレス”#1”を設定したデータを生成して図15中”WL01”に示す無線ネットワーク通信路を介して子のデバイスである無線デバイス2に転送する。
もし、図14中”S001”においてデータ送信はしないと判断した場合には、図14中”S003”において無線デバイスは、無線ネットワークを介してデータを受信したか否かを判断し、もし、データを受信したと判断した場合には、図14中”S004”において当該受信したデータに設定されている宛先のアドレスが自分のアドレスであるか否かを判断する。
もし、図14中”S004”において受信したデータに設定されているアドレスが自分のアドレスではないと判断した場合には、図14中”S005”において無線デバイスは、受信したデータの子無線デバイスに転送する。
例えば、図15中”SD11”に示すようなデータを受信した無線デバイス2は、設定されている宛先のアドレスが自己のアドレスではないので、図16中”TD21”に示すように転送先のアドレスを子の無線デバイス3のアドレス”#2”に変更して図16中”WL02”に示す無線ネットワーク通信路を介して子のデバイスである無線デバイス3に転送する。
同様に、例えば、図16中”TD21”に示すようなデータを受信した無線デバイス3は、設定されている宛先のアドレスが自己のアドレスではないので、図17中”TD31”に示すように転送先のアドレスを子の無線デバイス4のアドレス”#3”に変更して図17中”WL03”に示す無線ネットワーク通信路を介して子のデバイスである無線デバイス4に転送する。
一方、もし、図14中”S004”において受信したデータに設定されているアドレスが自分のアドレスであると判断した場合には、図14中”S006”において無線デバイスは、受信したデータの処理を行う。
例えば、図17中”TD31”に示すようなデータを受信した無線デバイス4は、設定されている宛先のアドレスが自己のアドレスであるので、図17中”PR31”に示すように受信したデータの処理を適宜行う。
ちなみに、図13に示す従来例では親の無線デバイスから子の無線デバイスへ受信したデータを転送する一例を示しているが、勿論、子の無線デバイスから親の無線デバイスにデータを転送する方式であっても、親の無線デバイス及び子の無線デバイスの双方にデータを転送する方式であっても構わない。
この結果、複数台の無線デバイスをリニア型トポロジで無線ネットワークシステムを構成し、宛先のアドレスを設定してデータを当該無線ネットワークシステム上に伝播させ、受信したデータを順次転送することにより、宛先の無線デバイスにデータを到達させることが可能になる。
しかし、図13に示す従来例では、無線デバイスに対するアドレスの動的生成や、無線デバイスのリプレース等に起因するアドレス変更に追従することが難しいと言った問題点があった。
例えば、無線ネットワークの形成に応じて無線デバイスのアドレスが自動生成されるような場合には、目的とする無線デバイスのアドレスの特定が困難になってしまうことになる。
この場合には、一括してアドレスを管理する管理手段等に対して各無線デバイスが自分自身のアドレスを逐次通知して、動的に生成されるアドレスを管理することは可能であるものの、無線デバイスの置き換え等によってアドレスが変更された場合、より具体的には、置換された新たな無線デバイスのアドレスが置換対象である元の無線デバイスのアドレスとは異なってしまった場合にも、目的とする無線デバイスのアドレスの特定が困難になってしまうことになる。
従って本発明が解決しようとする課題は、無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能な無線ネットワークシステムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
無線ネットワークシステムにおいて、
任意の無線通信規格の1つ以上の使用が可能で、無線ネットワークに対応した一意のアドレスを有し、親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを管理する機能を有すると共に自らのレベルを管理する機能を有する複数の無線デバイスを備え、
データの宛先に無線デバイスの前記レベルを設定して転送し、転送されてきたデータを受信した場合に前記宛先のレベルと自己のレベルとを比較し、不一致であればレベルの大小に基づき子無線デバイス或いは親無線デバイスに転送し、一致していれば自分宛のデータとして処理を行うことにより、無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能になる。また、各無線デバイスは隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスのみを管理していれば良く、例えば、親無線デバイス及び子無線デバイス以外の無線デバイスのアドレスの変化に何ら対応する必要性がなく、これに伴う通信も発生しないので無線ネットワークシステムの通信量を低減することができる。さらに、故障やバッテリ切れ等の起因する不具合が生じた無線デバイスの交換に際しては、物理的な位置関係であるレベルが適正に設定されていれば、個々の無線デバイスのアドレスを考慮することなく正常な無線デバイスを代替品として設置することが可能になり、保守性が極めて向上することになる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
前記レベルが、
基準となる無線デバイスからの無線デバイスの物理的な位置関係に基づき設定されるパラメータであることにより、無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能になる。また、各無線デバイスは隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスのみを管理していれば良く、例えば、親無線デバイス及び子無線デバイス以外の無線デバイスのアドレスの変化に何ら対応する必要性がなく、これに伴う通信も発生しないので無線ネットワークシステムの通信量を低減することができる。さらに、故障やバッテリ切れ等の起因する不具合が生じた無線デバイスの交換に際しては、物理的な位置関係であるレベルが適正に設定されていれば、個々の無線デバイスのアドレスを考慮することなく正常な無線デバイスを代替品として設置することが可能になり、保守性が極めて向上することになる。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
無線ネットワークシステムに設置された場合に新規無線デバイスが、
隣接した無線デバイスに対して無線ネットワークへの参加要請を行い、前記隣接した無線デバイスから取得したアドレスを設定し、前記隣接する無線デバイスのアドレスを親無線デバイスのアドレス若しくは子無線デバイスのアドレスとして登録して無線ネットワークシステムに参加することにより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
請求項4記載の発明は、
請求項3記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
前記隣接した無線デバイスが、
前記新規無線デバイスから無線ネットワークへの参加要請があった場合に前記新規無線デバイスを子無線デバイス若しくは親無線デバイスとして登録し、前記新規無線デバイスにアドレスを割り当て、割り当てたアドレス及び自らのアドレスを前記新規無線デバイスに通知することにより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
請求項5記載の発明は、
請求項4記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
前記隣接した無線デバイスが、
アドレスを割り当てる際に、自己のレベルに基づき子無線デバイス、或いは、親無線デバイスのレベルを設定することより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項1記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
無線ネットワークシステムにおいて置換された無線デバイスが、
自己のアドレス設定し、自己に隣接する2つの無線デバイスのアドレスを親無線デバイスのアドレス及び子無線デバイスのアドレスとしてそれぞれ登録することより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
請求項7記載の発明は、
請求項6記載の発明である無線ネットワークシステムにおいて、
前記隣接する無線デバイスが、
登録されている子無線デバイスのアドレス若しくは親無線デバイスのアドレスを前記置換された無線デバイスのアドレスに変更することより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1及び請求項2の発明によれば、データの宛先に無線デバイスのレベルを設定して転送し、転送されてきたデータを受信した場合に宛先のレベルと自己のレベルとを比較し、不一致であればレベルの大小に基づき子無線デバイス或いは親無線デバイスに転送し、一致していれば自分宛のデータとして処理を行うことにより、無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能になる。
また、各無線デバイスは隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスのみを管理していれば良く、例えば、親無線デバイス及び子無線デバイス以外の無線デバイスのアドレスの変化に何ら対応する必要性がなく、これに伴う通信も発生しないので無線ネットワークシステムの通信量を低減することができる。
さらに、故障やバッテリ切れ等の起因する不具合が生じた無線デバイスの交換に際しては、物理的な位置関係であるレベルが適正に設定されていれば、個々の無線デバイスのアドレスを考慮することなく正常な無線デバイスを代替品として設置することが可能になり、保守性が極めて向上することになる。
また、請求項3,4及び請求項5の発明によれば、新規無線デバイスを無線ネットワークシステムに設置した場合、隣接無線デバイスがアドレスを割り当て新規無線デバイスに通知し、新規無線デバイスのアドレスを子無線デバイスのアドレスとして登録すると共に新規無線デバイスが割り当てられたアドレスを設定し親無線デバイスのアドレスを登録することにより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
また、請求項6及び請求項7の発明によれば、親無線デバイスの置換や、子無線デバイスの置換に際して、置換された無線デバイスが、自己のアドレス設定並びにそれぞれ隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを登録すると共に隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスが、登録されている子無線デバイスのアドレス及び親無線デバイスのアドレスを変更することにより、無線ネットワークシステムの再構成が完了し、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る無線ネットワークシステムの一実施例を示す構成ブロック図である。図1において5,6,7及び8は無線ネットワークに対応した一意のアドレスを有し複数の無線ネットワーク通信路との間で通信が可能なコンピュータ、計測機器、測定機器等の無線デバイスである。
無線デバイスは、無線通信機能として無線LAN(Local Area Network)、ZigBee(IEEE802.15.4)(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の任意の無線通信規格の1つ以上の使用が可能であり、尚且つ、無線ネットワークに対応した一意のアドレスを有し、親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを管理する機能を有すると共に自らのレベルを管理する機能を有する。
ここで、レベルとは、基準となる無線デバイスから幾つの無線デバイスを隔てているかを示すパラメータであり、例えば、基準となる無線デバイスを無線デバイス5とした場合には、無線デバイス5が”レベル0”となり、以下同様に、1つの無線デバイスを隔てた無線デバイス6が”レベル1”、2つの無線デバイスを隔てた無線デバイス7が”レベル2”…と順次設定されて行くことになる。
すなわち、レベルとは、基準となる無線デバイスからの各無線デバイスの物理的な配列、或いは、位置関係に基づき設定されるパラメータであり、個々の無線デバイスが有するアドレスとは無関係な情報となっている。
また、図1に示す無線デバイス5はデバイス番号が”#0”であり、同様に、無線デバイス6,7及び8はデバイス番号がそれぞれ”#1”、”#2”及び”#3”であり、デバイス番号の小さい方が親のデバイス、大きい方が子のデバイスであると定義する。
また、無線デバイス5、6、7及び8のアドレスはそれぞれ”0x00”、”0x11”、”0xAF”及び”x”である。
無線デバイス5及び無線デバイス6は図1中”WL41”に示す無線ネットワーク通信路で相互に接続され、無線デバイス6及び無線デバイス7は図1中”WL42”に示す無線ネットワーク通信路で相互に接続される。
また、図2は各無線デバイスの具体例を示す構成ブロック図であり、図2において9は任意の無線通信規格を用いて無線ネットワーク通信路を介して通信を行う無線通信手段、10は無線デバイス全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の演算制御手段、11はファームウェアやアドレス管理情報等が格納される記憶手段である。また、9,10及び11は無線デバイス50を構成している。
無線通信手段9は無線ネットワーク通信路を介して通信を行うと共に入出力が演算制御手段10に相互に接続される。また、記憶手段11の入出力もまた演算制御手段10に相互に接続される。
ここで、図1に示す実施例の動作を図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11及び図12を用いて説明する。図3、図7、図8及び図10は無線デバイスの動作を説明するフロー図、図4、図5、図6、図9、図11及び図12は無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。
先ず、第1に、無線ネットワークシステムの形成時の動作を説明する。図3中”S101”において、新たに設置される無線デバイス(以下、単に、新規無線デバイスと呼ぶ。)は、設置が完了したか否かを判断し、もし、設置が完了したと判断した場合には、図3中”S102”において新規無線デバイスは、隣接した無線デバイス(以下、単に、親無線デバイスと呼ぶ。)に対して無線ネットワークシステムへの参加要請を行うと共に図3中”S103”において新規無線デバイスは、親無線デバイスからアドレスを取得するまで待機する。
例えば、図4中”AD51”に示すように無線デバイス7が新規無線デバイスとして設置された場合、図5中”RQ61”に示すように無線デバイス7(新規無線デバイス)は、図5中”WL42”に示す無線ネットワーク通信路を介して隣接する無線デバイス6(親無線デバイス)に対して無線ネットワークシステムへの参加要請を行う。
さらに具体的には、この時点では”レベル2”が設定されている以外、自らのアドレス、親無線デバイスのアドレス及び子無線デバイスのアドレスは未設定の状態にある。
もし、図3中”S103”においてアドレスを取得したと判断した場合には、図3中”S104”において新規無線デバイスは、割り当てられたアドレスを設定し、図3中”S105”において親無線デバイスのアドレスを登録すると共に図3中”S106”において新規無線デバイスは、無線ネットワークシステムに参加する。
例えば、無線デバイス7(新規無線デバイス)は、図6中”SA71”に示すようにアドレスを取得した場合、図6中”SP71”に示すように割り当てられたアドレスを設定し、親無線デバイスのアドレスを登録すると共に図6中”WL42”に示す無線ネットワーク通信路を介して無線ネットワークシステムに参加する。
さらに具体的には、無線デバイス7(新規無線デバイス)は、取得したアドレス”0xAF”を自らのアドレスとして設定すると共に無線デバイス6(親無線デバイス)のアドレス”0x11”を親無線デバイスのアドレスとして設定する。
一方、図7中”S201”において親無線デバイスは、新規無線デバイスから無線ネットワークシステムへの参加要請があったか否かを判断し、もし、当該参加要請があったと判断した場合には、図7中”S202”において親無線デバイスは、参加要請のあった新規無線デバイスを子無線デバイスとして登録し、図7中”S203”において新規無線デバイス(子無線デバイス)にアドレスを割り当てると共に図7中”S204”において割り当てたアドレス及び自らのアドレスを新規無線デバイス(子無線デバイス)に通知する。
例えば、図5中”RQ61”に示すように無線デバイス7(新規無線デバイス)から無線ネットワークシステムへの参加要請があった場合、無線デバイス6(親無線デバイス)は、図5中”SC61”に示すように無線デバイス7(新規無線デバイス)のアドレスを割り当てると共に子無線デバイスのアドレスとして登録し、図6中”SA71”に示すように無線デバイス7(新規無線デバイス)に通知する。
さらに具体的には、無線デバイス6(親無線デバイス)は、無線デバイス7(新規無線デバイス)のアドレスを”0xAF”として割り当てると共に子無線デバイスのアドレスとして設定する。そして、無線デバイス6(親無線デバイス)は、割り当てた無線デバイス7(新規無線デバイス)のアドレス”0xAF”と自らのアドレス”0x11”とを無線デバイス7(新規無線デバイス)に通知する。
この結果、新規無線デバイスを無線ネットワークシステムに設置した場合、隣接無線デバイス(親無線デバイス)がアドレスを割り当て新規無線デバイスに通知し、新規無線デバイスのアドレスを子無線デバイスのアドレスとして登録すると共に新規無線デバイスが割り当てられたアドレスを設定し親無線デバイスのアドレスを登録することにより、無線ネットワークシステムを形成することが可能になる。
第2に、データ転送時の動作を説明する。但し、無線デバイス5から”レベル2”の無線デバイス(アドレス等は不明)に対してデータを転送する場合を想定する。
図8中”S301”において無線デバイスは、データ転送を行うか否かを判断して、もし、データ転送を行うと判断した場合には、図8中”S302”において無線デバイスは宛先としてレベルを設定した転送するデータを生成する。
例えば、図8中”CD81”示すように”レベル0”である無線デバイス5は、宛先を”レベル2”としたデータを生成する。
そして、図8中”S303”において宛先のレベルと自己のレベルの大小とを比較して宛先のレベルの方が大きいか否かを判断し、もし、宛先のレベルの方が大きいと判断した場合には、図8中”S304”において無線デバイスは、生成したデータをレベルが大きい側の無線デバイス、言い換えれば、子無線デバイスに転送する。
また、もし、宛先のレベルの方が小さいと判断した場合には、図8中”S305”において無線デバイスは、生成したデータをレベルが小さい側の無線デバイス、言い換えれば、親無線デバイスに転送する。
例えば、図9に示すように無線デバイス5は”レベル0”であり、データの宛先は”レベル2”であり、宛先のレベルの方が大きいので、図8中”SD81”に示すように無線デバイス5は生成したデータを子無線デバイスである無線デバイス6に図8中”WL41”に示す無線ネットワーク通信路を介して転送する。
一方、図10中”S401”において無線デバイスは、無線ネットワーク通信路を転送されてきたデータを受信したか否かを判断し、もし、データを受信したと判断した場合には、図10中”S402”において無線デバイスは、受信したデータの宛先のレベルと自己のレベルとを比較する。
例えば、図9中”SD81”に示すようなデータを受信した無線デバイス6は、図11中”CP91”に示すように、受信したデータの宛先のレベル(”レベル2”)と自己のレベル(”レベル1”)とを比較する。
図10中”S403”において無線デバイスは、データの宛先のレベルと自己のレベルとが一致したか否かを判断し、もし、不一致であると判断した場合には図10中”S404”において無線デバイスは、宛先のレベルと自己のレベルとの大小を比較して宛先のレベルの方が大きいか否かを判断し、もし、宛先のレベルの方が大きいと判断した場合には、図10中”S405”において無線デバイスは、受信したデータをレベルが大きい側の無線デバイス、言い換えれば、子無線デバイスに転送する。
また、もし、宛先のレベルの方が小さいと判断した場合には、図10中”S406”において無線デバイスは、受信したデータをレベルが小さい側の無線デバイス、言い換えれば、親無線デバイスに転送する。
例えば、無線デバイス6は、受信したデータの宛先のレベルは自己のレベルと不一致であり、尚且つ、無線デバイス6は”レベル1”であり、データの宛先は”レベル2”であり、宛先のレベルの方が大きいので、図11中”TD91”に示すように無線デバイス6は受信したデータを子無線デバイスである無線デバイス7に図8中”WL42”に示す無線ネットワーク通信路を介して転送する。
さらに、図10中”S403”においてデータの宛先のレベルと自己のレベルとが一致していると判断した場合には、図10中”S407”において無線デバイスは、自分宛のデータとして必要な処理を行う。
一方、例えば、図11中”TD91”に示すようなデータを受信した無線デバイス7は、図12中”CP101”に示すように、受信したデータの宛先のレベル(”レベル2”)と自己のレベル(”レベル2”)とを比較する。
そして、例えば、無線デバイス7は、受信したデータの宛先のレベルは自己のレベルと一致、すなわち、無線デバイス7は”レベル2”であり、データの宛先は”レベル2”であり、双方のレベルが一致するので、図12中”PR101”に示すように無線デバイス7は、受信したデータを自分宛のデータとして必要な処理を行う。
すなわち、データ転送に際して送信先の無線デバイスのアドレスではなく、レベルを宛先として設定して転送することにより、個々の無線デバイスのアドレスではなく物理的な位置関係であるレベルによって無線デバイスを識別することになるので、データ転送時にアドレスの動的な変化を意識する必要性がなくなることになる。
この結果、データの宛先に無線デバイスのレベルを設定して転送し、転送されてきたデータを受信した場合に宛先のレベルと自己のレベルとを比較し、不一致であればレベルの大小に基づき子無線デバイス或いは親無線デバイスに転送し、一致していれば自分宛のデータとして必要な処理を行うことにより、無線デバイスのアドレスや構成が動的に変化する場合に無線デバイスの識別を効率良く行うことが可能になる。
また、各無線デバイスは隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスのみを管理していれば良く、例えば、親無線デバイス及び子無線デバイス以外の無線デバイスのアドレスの変化に何ら対応する必要性がなく、これに伴う通信も発生しないので無線ネットワークシステムの通信量を低減することができる。
これにより、特にバッテリ駆動の無線デバイスや低消費電力を前提とする無線デバイスにおいては消費電力の節約につながることになる。
さらに、故障やバッテリ切れ等の起因する不具合が生じた無線デバイスの交換に際しては、物理的な位置関係であるレベルが適正に設定されていれば、個々の無線デバイスのアドレスを考慮することなく正常な無線デバイスを代替品として設置することが可能になり、保守性が極めて向上することになる。
なお、図1の説明、特に、無線ネットワークシステムの形成時の動作の説明に際しては、無線デバイス6よりもレベルの大きな無線デバイス7を新規追加する動作を例示しているが、勿論、親無線デバイスの置換や、子無線デバイスの置換等であっても勿論かまわない。
この場合には、置換された無線デバイスが、自己のアドレス設定並びにそれぞれ隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを登録すると共に隣接する親無線デバイス及び子無線デバイスが、登録されている子無線デバイスのアドレス及び親無線デバイスのアドレスを変更することにより、無線ネットワークシステムの再構成が完了する。
また、図1の説明、特に、無線ネットワークシステムの形成時の動作の説明に際しては、新規追加される無線デバイス7に予めレベルが設定されている旨例示したが、勿論、親無線デバイス(或いは、子無線デバイス)がアドレスを割り当てる際に、自己のレベルに基づき子無線デバイス(或いは、親無線デバイス)のレベルを設定しても構わない。
また、図1に示す実施例では親の無線デバイスから子の無線デバイスへ受信したデータを転送する一例を示しているが、勿論、子の無線デバイスから親の無線デバイスにデータを転送する方式であっても、親の無線デバイス及び子の無線デバイスの双方にデータを転送する方式であっても構わない。
本発明に係る無線ネットワークシステムの一実施例を示す構成ブロック図である。 各無線デバイスの具体例を示す構成ブロック図である。 無線デバイスの動作を説明するフローである。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 無線デバイスの動作を説明するフローである。 無線デバイスの動作を説明するフローである。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 無線デバイスの動作を説明するフローである。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 無線ネットワークシステムにおける情報の流れを説明する説明図である。 従来のリニア型トポロジで構成される無線ネットワークシステムの一例を示す構成ブロック図である。 無線デバイスの動作を説明するフロー図である。 無線ネットワークシステムにおけるデータの転送状況を説明する説明図である。 無線ネットワークシステムにおけるデータの転送状況を説明する説明図である。 無線ネットワークシステムにおけるデータの転送状況を説明する説明図である。
符号の説明
1,2,3,4,5,6,7,8,50 無線デバイス
9 無線通信手段
10 演算制御手段
11 記憶手段

Claims (7)

  1. 無線ネットワークシステムにおいて、
    任意の無線通信規格の1つ以上の使用が可能で、無線ネットワークに対応した一意のアドレスを有し、親無線デバイス及び子無線デバイスのアドレスを管理する機能を有すると共に自らのレベルを管理する機能を有する複数の無線デバイスを備え、
    データの宛先に無線デバイスの前記レベルを設定して転送し、転送されてきたデータを受信した場合に前記宛先のレベルと自己のレベルとを比較し、不一致であればレベルの大小に基づき子無線デバイス或いは親無線デバイスに転送し、一致していれば自分宛のデータとして処理を行うことを特徴とする無線ネットワークシステム。
  2. 前記レベルが、
    基準となる無線デバイスからの無線デバイスの物理的な位置関係に基づき設定されるパラメータであることを特徴とする
    請求項1記載の無線ネットワークシステム。
  3. 無線ネットワークシステムに設置された場合に新規無線デバイスが、
    隣接した無線デバイスに対して無線ネットワークへの参加要請を行い、
    前記隣接した無線デバイスから取得したアドレスを設定し、
    前記隣接する無線デバイスのアドレスを親無線デバイスのアドレス若しくは子無線デバイスのアドレスとして登録して無線ネットワークシステムに参加することを特徴とする
    請求項1記載の無線ネットワークシステム。
  4. 前記隣接した無線デバイスが、
    前記新規無線デバイスから無線ネットワークへの参加要請があった場合に前記新規無線デバイスを子無線デバイス若しくは親無線デバイスとして登録し、
    前記新規無線デバイスにアドレスを割り当て、
    割り当てたアドレス及び自らのアドレスを前記新規無線デバイスに通知することを特徴とする
    請求項3記載の無線ネットワークシステム。
  5. 前記隣接した無線デバイスが、
    アドレスを割り当てる際に、自己のレベルに基づき子無線デバイス、或いは、親無線デバイスのレベルを設定することを特徴とする
    請求項4記載の無線ネットワークシステム。
  6. 無線ネットワークシステムにおいて置換された無線デバイスが、
    自己のアドレス設定し、
    自己に隣接する2つの無線デバイスのアドレスを親無線デバイスのアドレス及び子無線デバイスのアドレスとしてそれぞれ登録することを特徴とする
    請求項1記載の無線ネットワークシステム。
  7. 前記隣接する無線デバイスが、
    登録されている子無線デバイスのアドレス若しくは親無線デバイスのアドレスを前記置換された無線デバイスのアドレスに変更することを特徴とする
    請求項6記載の無線ネットワークシステム。
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