JP2006245780A - リングネットワークシステムおよびリングノード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回線障害が発生した際に経路の切り替えを迅速に行うリングネットワークシステムおよびリングノード装置を得ること。
【解決手段】上位ネットワーク1と下位ネットワーク2とをデータ中継を行うRPRリングネットワーク3によって接続するネットワーク201において、RPRリングネットワーク3は、下位ネットワーク2と接続して冗長経路を構成する1対の二重化リングノード装置31,32を含むとともに、1対の二重化リングノード装置31,32の少なくとも一方が下位ネットワーク2との間のデータ中継を行い、1対の二重化リングノード装置31が自らと下位ネットワーク2との間の回線障害200を検出すると、対を構成する二重化リングノード装置32が下位ネットワーク2内のネットワークノード20と回線障害を検出した二重化リングノード装置31との間の通信を代行してデータ中継の経路を変更する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、リングネットワークを構成して回線障害時に回線迂回経路を提供するリングネットワークシステムおよびリングノード装置に関するものである。
近年の通信ネットワークシステムの複雑化や高度化に伴い、通信ネットワーク内の回線障害が多く発生している。このため、通信ネットワーク内の回線障害に対して、効率よく迅速に対応することが望まれる。
高速でネットワーク障害を復旧可能なネットワークプロトコル技術として、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.17によって規定されているRPR(Resilient Packet Ring)がある。
例えば、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデル第二層(レイヤ2)レベルでデータの中継を行うネットワーク内にRPRを用いて耐障害性の高いリングネットワークを構成する技術がある。このようなネットワークにおいては、リングネットワークと他のネットワークとを接続する境界で通信経路の冗長化を図るため、リングネットワークを構成する複数のリングノードを他のネットワークを構成するネットワークノードと接続して冗長経路を構成している。そして、従来はSTP(Spanning Tree Protocol(IEEE802.1D))、RSTP(Rapid Spanning Tree Protocol(IEEE802.1W))、MSTP(Multiple Spanning Tree Protocol(IEEE802.1S))などをネットワーク全体に適用して、論理的にループのないネットワークトポロジを形成していた(例えば非特許文献1〜4)。
このため、RPRはリングネットワークの障害迂回機能を有しているものの、リングノードとは異なる別のネットワークのネットワークノード(端末)などとの間で冗長経路を構成した場合、リングノードとネットワークノード(端末)間との回線の障害が発生した際に迂回経路を提供するための手順は規格化されておらず、STPなどを利用する必要があった。
特許文献1に記載の二重化中継装置は、複数のネットワークを相互に接続する中継装置に適用されるものであり、装置全体および中継路を管理する装置管理手段と、回線障害や回線に接続されているネットワーク障害を検出する回線管理手段とから構成され、回線管理手段は回線障害やネットワーク障害を装置管理手段に通知し、装置管理手段は他の中継装置と接続されている通信経路を利用して装置切り替え指示を送信し、装置切り替え中継路を切り替えるとともに、中継装置間でヘルスチェックを行い、相手装置の状態の監視とルーティング情報の交換とを行い、最適な中継路を見つけるようにしたものである。
そして、前記のような構成において、迂回路が構成できない場合、現用中継装置の障害が回復するまでは現用中継装置と予備中継装置の切り戻しを行わず、また予備中継装置が現用中継装置に切り替わった後、現用中継装置がさらにインタフェースの障害を検出した場合、現用中継装置と予備中継装置の通信可能なインタフェースを用いて障害インタフェースの迂回路を構成するようにしている。
IEEE標準, 802.17-D3.3 Telecommunications and information exchange between systems - Local and metropolitan area networks - Specific requirements - Part 17: Resilient packet ring (RPR) access method & physical layer specifications IEEE標準, 802.1D-1998 IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks: Media Access Control (MAC) Bridges IEEE標準, 802.1W-2001 IEEE Standard for Local and metropolitan area networks - Common Specifications - Part 3: Media Access Control (MAC) Bridges: Rapid Configuration IEEE標準, 802.1S-2002 IEEE Standard for Local and Metropolitan Area Networks - Amendment 3 to 802.1Q Virtual Bridged Local Area Networks: Multiple Spanning Trees 特開平11−41282号公報
しかしながら、上記従来の技術では、二重化を構成する中継装置(リングノード)以外の中継装置が例えば二重化を構成する中継装置と接続されている回線の障害を検出してから、自身のルーティングテーブルの書き換えを実行するまでに所定のルーティングプロトコルによって新しい経路の認識が必要となり、経路の切り替えを迅速に行えないといった問題があった。
また、上記従来の技術はOSI参照モデルの第3層におけるデータ中継に冗長性を持たせており、OSI参照モデルの第2層(データリンク層)におけるデータ中継に冗長性を持たせる技術の開示はされていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワークやネットワークノードに対して二重化または複数台で冗長化したリングノード装置と、このリングノード装置以外のネットワークノードとの間に回線障害が発生した際に、経路の切り替えを迅速に行うリングネットワークシステムおよびリングノード装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとをデータ中継を行うリングネットワークによって接続するリングネットワークシステムにおいて、前記リングネットワークは、前記第1の通信ネットワークと接続して冗長経路を構成する1対の二重化リングノード装置を含むとともに、前記1対の二重化リングノード装置の少なくとも一方が前記第1の通信ネットワークとの間のデータ中継を行い、前記1対の二重化リングノード装置の一方が自らと前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害時に該回線障害を検出すると、対を構成する前記二重化リングノード装置の他方が、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記回線障害を検出した前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行してデータ中継の経路を変更することを特徴とする。
この発明によれば、1対の二重化リングノード装置の一方が第1の通信ネットワークとの間の回線障害時に該回線障害を検出すると、対を構成する前記二重化リングノード装置の他方が、回線障害を検出した1対の二重化リングノード装置の一方の間の通信を代行するので、第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとをデータ中継においてデータ中継の経路を変更することが可能となる。
この発明によれば、リングネットワークと接続する第1の通信ネットワークの間の回線障害の発生時に、1対の二重化リングノード装置の一方が他方の通信を代行するので、中継経路の変更を迅速に行なうことが可能になるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるリングノード装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかるリングノード装置を備えたネットワークの構成を示す構成図である。ネットワーク(リングネットワークシステム)201は、上位ネットワーク(第2の通信ネットワーク)1、RPRリングネットワーク3、下位ネットワーク(第1の通信ネットワーク)2からなる。
RPRリングネットワーク3は、IEEE802.17によって規定されている高速でネットワーク障害を復旧可能なRPRが適用されている通信ネットワークである。ここでのRPRは、MACレイヤプロトコルであり、RPRネットワークは2重のリングトポロジである。
RPRリングネットワーク3は、複数のリングノード装置をリング状に接続して構成されている。すなわち、RPRリングネットワーク3はこの発明が適用される複数(1対)の二重化リングノードと1〜複数の一般的なリングノードからなる。ここでは、RPRリングネットワーク3が二重化リングノード(二重化リングノード装置)31,32、リングノード41〜43で構成される場合について説明する。なお、二重化リングノード31,32はそれぞれ同様の機能を有している。
上位ネットワーク1は、RPRリングネットワーク3と接続する上位側の通信ネットワークであり、RPRリングネットワーク3と接続するネットワークノード10を備えて構成されている。ネットワークノード10は、RPRリングネットワーク3のリングノード41と接続されている。
下位ネットワーク2は、RPRリングネットワーク3と接続する下位側の通信ネットワークであり、RPRリングネットワーク3と接続するネットワークノード(ネットワークノード装置)20を備えて構成されている。ネットワークノード20は、RPRリングネットワーク3の二重化リングノード31,32と接続され、下位ネットワーク2とRPRリングネットワーク3の間に冗長経路を構成している。
ネットワーク201内の各ノードはそれぞれ別々のインタフェース(回線インタフェース)によって接続されている。例えば、二重化リングノード31は、RPRリングネットワーク3と接続するインタフェースとは異なるインタフェースによってネットワークノード20と接続されている。また、二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3と接続するインタフェースとは異なるインタフェースによってネットワークノード20と接続されている。また、リングノード41は、RPRリングネットワーク3と接続するインタフェースとは異なるインタフェースによってネットワークノード10と接続されている。また、リングノード41〜43や二重化リングノード31,32は、リング装置毎にそれぞれ異なるインタフェースで接続されている。
ネットワークノード10は、上位ネットワーク1と接続するインタフェースとは異なるインタフェースによって上位ネットワーク1とは異なるネットワークのノード(リングネットワーク3のリングノード41)と接続されている。また、ネットワークノード20は、下位ネットワーク2と接続するインタフェースとは異なるインタフェースによって下位ネットワーク2とは異なるネットワークのノード(リングネットワーク3の二重化リングノード31,32)と接続されている。なお、本実施の形態1においては、ネットワークノード10からネットワークノード20までの区間でSTPやそれに類するトポロジ作成プロトコルは使用しない。
つぎに、ネットワーク201の動作処理手順を説明する。図2は、実施の形態1に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。ここでは、図1に示すネットワーク201において二重化リングノード31を現用の二重化リングノード装置(現用)として使用し、二重化リングノード32を障害迂回用の二重化リングノード装置(待機)として機能させた場合について説明する。なお、ここでは説明の便宜上、現用の二重化リングノード装置を現用二重化リングノード31とし、障害迂回用の二重化リングノード装置を待機二重化リングノード32として説明する。
上位ネットワーク1から送出された下位ネットワーク2宛てのデータは、ネットワークノード10からリングノード41に送信され、リングノード41によって中継される。すなわち、リングノード41はネットワークノード10からデータを受信すると、受信したデータをRPRリングネットワーク3内にフラッディングする。具体的には、リングノード41が上位ネットワーク1からのデータをリングノード42,43、現用二重化リングノード31、待機二重化リングノード32に送信する。
現用二重化リングノード31は、受信したデータの宛先が自分と接続しているネットワークノードにあることを学習済みである場合、フラッディングされているデータをネットワークノード20に中継(転送)する。
また、下位ネットワーク2から送出された上位ネットワーク1宛てのデータは、ネットワークノード20から現用二重化リングノード31に送信され、現用二重化リングノード31によって中継される。すなわち、現用二重化リングノード31はネットワークノード10からのデータを受信すると、受信したデータをRPRリングネットワーク3内にフラッディングする。具体的には、現用二重化リングノード31が下位ネットワーク2からのデータをリングノード41〜43、待機二重化リングノード31に送信する。
リングノード41は、現用二重化リングノード31がフラッディングしたデータ(フラッディングデータ)を受信すると、宛先の学習情報にしたがってフラッディングデータをネットワークノード10に中継する。ネットワークノード10は受信したデータを上位ネットワーク1に転送する。このデータが中継される様子は、データ転送経路100として図2に示している。
図2に示すデータ転送経路100によってデータの中継を行うためには、各ノードで通信を行う送信元とデータの宛先(送信先)を学習する必要がある。図3および図4は、図2に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図である。図3は、図1のネットワーク201において未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路102として示している。
ネットワークノード10は、上位ネットワーク1から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のインタフェースに受信データをフラッディングする。
ネットワークノード10からフラッディングされたデータはリングノード41にも転送される。リングノード41は受信したデータをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。リングノード42,43、現用二重化リングノード31は、フラッディングされたデータの宛先が未学習であるため、自身のRPRリングネットワーク3以外のインタフェースにデータをフラッディングする。
現用二重化リングノード31から宛先未学習データを受信したネットワークノード20は、受信したインタフェース以外のインタフェースに受信データをフラッディングする。これにより、下位ネットワーク2と待機二重化リングノード31にフラッディングされたデータが転送される。すなわち、上位ネットワーク1から下位ネットワーク2へのデータ転送は、広く一般に行われているOSI参照モデルの第二層でのデータ中継動作によって行われる。そして、各リングノード装置(リングノード41〜43、二重化リングノード31,32)はデータを受信したインタフェースまたは、このインタフェースに接続されているネットワークに受信データの送信元があることを学習する。
このとき、待機二重化リングノード32は、自身が待機ノード(障害迂回用の二重化リングノード装置)であることを認識しているため、ネットワークノード20から受信したデータのフラッディングを行わない。また、待機二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3内のリングノード41〜43から受信したデータのフラッディングも行わない。
図4は、図1のネットワーク201において未学習のデータが下位ネットワーク2から上位ネットワーク1まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが下位ネットワーク2から上位ネットワーク1まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路103として示している。
ネットワークノード20は、下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のノードである現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32に受信データをフラッディングする。現用二重化リングノード31は受信した未学習データをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。
RPRリングネットワーク3からフラッディングされている宛先未学習データを受信したリングノード41〜43は、受信したデータをRPRリングネットワーク3以外のインタフェースに中継する。リングノード41からフラッディングデータを受信したネットワークノード10は、受信したデータが未学習の宛先のものならば、上位ネットワーク1にフラッディングする。
すなわち、下位ネットワーク2から上位ネットワーク1へのデータ転送は、広く一般に行われているOSI参照モデルの第二層でのデータ中継動作によって行われる。そして、各ノードは、データを受信したインタフェースまたは、このインタフェースに接続されているネットワークに受信データの送信元があることを学習する。
このとき、待機二重化リングノード32は、自身が待機ノードであることを認識しているため、ネットワークノード20から受信したデータのフラッディングを行わない。また、待機二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3内のリングノード41〜43から受信したデータのフラッディングも行わない。
待機二重化リングノード32は、受信したデータのフラッディングは行わないが、受信したデータから未学習データの送信元を学習してもよい。ただし、待機二重化リングノード32は、同じデータをRPRリングネットワーク3内のリングノード装置とネットワークノード20から受信するため、送信元の存在場所の特定を受信インタフェースだけで決定することはできない。
このため、待機二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3にデータをフラッディングしたリングノード装置が現用二重化リングノード31以外のリングノード装置であれば、データの送信元はRPRリングネットワーク3に接続される現用二重化リングノード31以外のリングノード装置またはその延長にあるネットワークに接続されているノード装置等であると判断する。
一方、待機二重化リングノード32は、PRPリングネットワーク3にデータをフラッディングしたリングノード装置が現用二重化リングノード31であれば、データの送信元はネットワークノード20やその延長にある下位ネットワーク2に接続されているノード装置等であると判断する。
換言すると、ここでの待機二重化リングノード32は、送信元が存在するインタフェースを既に学習している場合に、別のインタフェースから既に学習している送信元のデータを受信した時に、既に存在する学習情報を新しいインタフェースに書き換えなくてもよい。すなわち、ここでの待機二重化リングノード32は、学習した新しいインタフェースに書き換えるのではなく、受信したインタフェースを見極めて学習情報を保持する機能を有している。これにより、待機二重化リングノード32はアドレスの自動学習を行う。以上の手順によって、ネットワーク201上の各ノードがデータの送信元と宛先(送信先)()(アドレス情報)を学習すると、図2に示すデータ転送経路100に従ったデータ通信が可能となる。
つぎに、図2に示すデータ転送経路100に従ったデータ通信の際に、現用二重化リングノード31とネットワークノード20を接続している回線に回線障害200が発生した場合のネットワーク201の動作処理手順について説明する。図5は、図2に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態1に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。
現用二重化リングノード31や待機二重化リングノード32は、ネットワークノード20との間で発生する回線障害を検出する機能を備えている。現用二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、RPRリングネットワーク3上で隣接している、待機二重化リングノード32と接続する回線およびリングノード41と接続する回線の通信を直ちに停止する。換言すると、現用二重化リングノード31が回線障害200を検出すると、現用二重化リングノード31は現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32やリングノード41との間の回線に障害を発生させた状態にしている。
現用二重化リングノード31が現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32やリングノード41との間の回線を停止すると、リングノード41と待機二重化リングノード32は、それぞれ現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線の障害、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線の障害を認識する。この回線の障害を認識したリングノード41と待機二重化リングノード32は、RPR手順に従ってRPRリングネットワーク3上で回線障害が発生したことを互いに通知し合う。すなわち、二重化リングノード32は、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線の障害を通知するTP(Topology and protection)フレームを、リングノード43、リングノード42を介してリングノード41に送信する。また、リングノード41は、現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線の障害を通知するためのTPフレームを、リングノード42、リングノード43を介して二重化リングノード32に送信する。これにより、リングノード41〜43、二重化リングノード32は、現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線の障害、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線の障害を認識する。ここでのTPフレームはIEEE802.17等で規定されるフレームとする。
すなわち、現用二重化リングノード31は回線障害200を検出する機能(第1の障害検出手段)を備えている。また、待機二重化リングノード32は、現用二重化リングノード31による回線停止(二重化リングノード31の両端の障害)などによって二重化リングノード31がネットワークノード20および下位ネットワーク2へデータ中継が不可能となることを検出する機能(第2の障害検出手段)を備えている。また、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32が同様の機能を有しているため、待機二重化リングノード32はネットワークノード20との間の回線障害(図示せず)を検出する機能(第1の障害検出手段)を備え、現用二重化リングノード31は、待機二重化リングノード32による回線停止によって二重化リングノード32がネットワークノード20および下位ネットワーク2へデータ中継が不可能となることを検出する機能(第2の障害検出手段)を備えている。
現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線の障害、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線の障害を認識したリングノード装置のそれぞれは、RPR手順に従って障害回線を避けるようデータの転送経路を変更する。すなわち、リングノード41〜43、二重化リングノード32はこれまでのリングノード41と二重化リングノード32の間の通信経路(二重化リングノード31を介したデータ通信)を変更する。具体的には、リングノード41と二重化リングノード32の間の通信経路を、リングノード42,43を介した通信経路に変更する。ここでの二重化リングノード32は、経路変更手段によって回線障害200に対する通信経路の変更を行なう。
待機二重化リングノード32は、自らの装置とともに二重化を構成している相手(現用二重化リングノード31)がデータの中継を行えなくなったことを認識できるので、直ちに現用二重化リングノード31の代わりにネットワークノード20とRPRリングネットワーク3間のデータ中継を開始する。
ネットワークノード20は、学習済みの送信元のデータを待機二重化リングノード32から受信するため、それに合わせて学習内容の変更を行う。ネットワークノード20は、その後に学習済みの送信元宛のデータを受信したときは、待機二重化リングノード32にデータ中継する。このデータが中継される様子は、データ転送経路101として図5に示している。
また、ネットワークノード20が現用二重化リングノード31間の回線障害を検出し、学習済みのアドレス宛ての経路がなくなったことを認識できる場合であって、ネットワークノード20が次にその宛先(現用二重化リングノード31)へのデータを受信した際に再度宛先未学習のデータとしてフラッディングを行えるノードであれば、さらに無駄のない経路変更を行うことが可能となる。
また、待機二重化リングノード32が待機中の場合もアドレス学習を行うことができれば、現用二重化リングノード31のデータ中継を代行する際にアドレス学習のためのフラッディングを行わずにデータ中継を行うことができ、トラフィックの増加を抑えることが可能となる。
現用二重化リングノード31や待機二重化リングノード32は、学習したアドレスのデータベースをフィルタリングデータベース(Filtering Database)として記憶しておく。現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32のフィルタリングデータベースの状態を同一にしておくために、通常通信時に現用二重化リングノード31が自らのフィルタリングデータベース内の情報(アドレス情報)を待機二重化リングノード32に定期的に通知してもよい。また、通常通信時に待機二重化リングノード32が自らのフィルタリングデータベース内の情報を現用二重化リングノード31に定期的に通知してもよい。この場合、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32の間のフィルタリングデータベース内の情報の通知は、例えばIEEE802.17で規定される制御フレームやデータフレームによって行なう。
また、回線障害200が回復して現用二重化リングノード31が正常にRPRリングネットワーク3に復帰したときは、現用二重化リングノード31が待機中であった待機二重化リングノード32と同様にアドレス学習を行うとともに、待機二重化リングノード32から現用二重化リングノード31にフィルタリングデータベースを定期的に通知しておく。これにより、待機二重化リングノード31に関連した障害などで現用二重化リングノード32に再度切り替わる際に、無駄のない切り替えを実施することが可能となる。
このように、待機二重化リングノード32が、待機時に受信したデータを他のインタフェースに中継しないので、RPRリングネットワーク3に不正なループを発生させることがなくなる。
なお、本実施の形態1においてはリングノード41〜43が一般的なリングノード装置である場合について説明したが、リングノード41〜43を二重化リングノード31,32と同様の機能を有するリングノード装置によって構成してもよい。
このように実施の形態1によれば、50ミリ秒以内の障害切り替えを保証しているRPR規格に則った方法で現用二重化リングノード31とネットワークノード20間の障害を待機二重化リングノード32に認識させられるよう、現用二重化リングノード31とネットワークノード20間に障害が発生した際に現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線に障害を発生させた状態(待機二重化リングノード32と接続する回線の停止)としているため、現用二重化リングノード31から待機二重化リングノード32への中継経路切り替えも50ミリ秒以内に高速に実施することが可能となる。
また、待機二重化リングノード32は待機中もアドレス学習を行うので、無駄なフラッディングのない中継経路切り替えを実現することが可能となる。また、現用二重化リングノード31が自身のフィルタリングデータベースを定期的に待機二重化リングノード32に通知するので、無駄なフラッディングのない中継経路切り替えを実現することが可能となる。
また、現用二重化リングノード31は待機中もアドレス学習を行うので、無駄なフラッディングのない中継経路切り替えを実現することが可能となる。また、待機二重化リングノード32が自身のフィルタリングデータベースを定期的に現用二重化リングノード31に通知するので、無駄なフラッディングのない中継経路切り替えを実現することが可能となる。
実施の形態2.
本実施の形態2においては、実施の形態1で説明したネットワーク201において、回線障害を検出した現用二重化リングノード31がRPRリングネットワーク3上で隣接している待機二重化リングノード32およびリングノード41にネットワークノード20への中継が不可能となったこと(回線障害200の発生)を通知するために、RPR(IEEE802.17)で規定されているTPフレームを用いて、FS(Force Switch)を全てのリングノード装置に通知する。
TPフレームは、リングネットワーク3に障害がない場合にはリングネットワーク3の状態を通知するため所定の周期で各リングノード装置が送受信しあうフレームであり、障害発生時には検出した障害状態を他のリングノード装置に通知するために送受信される。
また、FSはTPフレームに格納されている回線の状態を示す値であり、FSが示されたリングノード装置間の回線は非活性化される。すなわち、ここでのFSは現用二重化リングノード31と接続する回線を停止したことと同様の効果を有する。したがって、FSを通知した後の通信の切り替えは実施の形態1と同様に行なわれ、通信の切り替えよって実施の形態1と同様の効果を奏する。
すなわち、現用二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、RPRリングネットワーク3上で隣接している待機二重化リングノード32およびリングノード41にネットワークノード20への中継が不可能となったこと(回線障害200の発生)を通知するために、RPRで規定されているTPフレームを用いてFSを全てのリングノード装置に通知する。換言すると、現用二重化リングノード31が回線障害200を検出すると、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線に障害を発生させた状態(現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線の障害、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線の障害の発生を通知)にしている。
これにより、リングノード41と待機二重化リングノード32は現用二重化リングノード31と接続している回線(現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線)に回線障害が発生したと判断し、RPR手順に従ってRPRリングネットワーク3上で回線障害が発生したことを互いに通知し合う。そして、リングノード装置のそれぞれは、RPR手順に従って障害回線を避けるようデータの転送経路を変更する。
このように実施の形態2によれば、50ミリ秒以内の障害切り替えを保証しているRPR規格に則った方法で現用二重化リングノード31とネットワークノード20間の障害を待機二重化リングノード32に認識させられるよう現用二重化リングノード31とネットワークノード20間に障害が発生した際に、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線に障害を発生させた状態(全てのリングノード装置にFSの通知を行って現用二重化リングノード31と接続する回線を停止)としているため、現用二重化リングノード31から待機二重化リングノード32への中継経路切り替えも、50ミリ秒以内に高速に実施することが可能となる。
実施の形態3.
本実施の形態3においては、実施の形態1で説明したネットワーク201において、回線障害を検出した現用二重化リングノード31がRPR(IEEE802.17)で規定されている制御フレームフォーマットを利用して独自の制御フレームを作成して、待機二重化リングノード32に障害を通知(送信)する。
ここでの制御フレームは、TPフレームなどの主にネットワーク201を管理するための情報を含むフレームである。制御フレームは、RPRリングネットワーク3上を最高の優先度で中継されるフレームであるため、RPRリングネットワーク3上を最高の優先度で中継される。このため、待機二重化リングノード32はRPRの障害通知と同様に高速な障害認識が可能となる。
このように現用二重化リングノード31が待機二重化リングノード32に制御フレームを送信して待機二重化リングノード32に障害を通知する場合は、各リングノード装置がRPRリングネットワーク3の障害を認識しないため、RPRリングネットワーク3上のデータの通信経路は変更する必要がない。図6は、図2に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態3に係るデータ転送経路を説明するための図である。図6に示すように、回線障害200の発生時には図2と同様のRPRリングネットワーク3上の通信経路を通り、待機二重化リングノード32がネットワークノード20にデータ中継を行う。
すなわち、現用二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、RPRリングネットワーク3上で隣接している待機二重化リングノード32およびリングノード41にネットワークノード20への中継が不可能となったこと(回線障害200の発生)を通知するために、RPRで規定されている制御フレームフォーマットを利用して独自の制御フレームを作成して、待機二重化リングノード32に障害を通知する。
これにより、リングノード41と待機二重化リングノード32は現用二重化リングノード31と接続している回線(現用二重化リングノード31とリングノード41との間の回線、現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32との間の回線)に回線障害が発生したと判断し、RPR手順に従ってRPRリングネットワーク3上で回線障害が発生したことを互いに通知し合う。この回線障害を認識したリングノード装置のそれぞれは、RPR手順に従って障害回線を避けるようデータの転送経路を変更する。このデータが中継される様子は、データ転送経路104として図6に示している。
このように実施の形態3によれば、実施の形態1,2の効果に加えて、RPRリングネットワーク3の状態は障害でなく正常状態のままであるので、現用二重化リングノード31や待機二重化リングノード32以外の他のリングノード装置のデータ中継に影響を与えることなく、回線障害の発生によって必要なデータ中継に対してのみ迂回経路を提供することが可能となる。
実施の形態4.
本実施の形態4においては、実施の形態1で説明したネットワーク201において、回線障害200を検出した現用二重化リングノード31がRPR(IEEE802.17)で規定されているデータフレームフォーマットを利用して待機二重化リングノード32に独自の切り替え通知を行う。
ここでのデータフレームは、RPRリングネットワーク3内の各ノード装置によって通信可能なデータであり、インターネットなどの一般的な通信で使用されるデータである。データフレームは、データフレームフォーマットにしたがって構成されている。ここでの切り替え通知用のデータフレームは、RPRリングネットワーク3上を最高の優先度で中継されるよう設定しておく。データフレームが最高の優先度で中継される設定は、データフレームのヘッダ部分の設定等によって行なう。
現用二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、RPRリングネットワーク3上で隣接している待機二重化リングノード32にネットワークノード20への中継が不可能となったこと(回線障害200の発生)を通知するために、データフレームフォーマットを利用して待機二重化リングノード32に障害を通知する。すなわち、現用二重化リングノード31は、データフレームフォーマットを利用して待機二重化リングノード32、リングノード41にデータフレームを送信する。
これにより、リングノード41は障害のない時と同様にデータのフラッデングを行なう。また、待機二重化リングノード32は現用二重化リングノード31と接続している回線に回線障害200が発生したと判断し、フラッディングデータのネットワークノード20への中継を開始する。このように現用二重化リングノード31が待機二重化リングノード32にデータフレームを送信して待機二重化リングノード32に障害を通知する場合は、各リングノード装置がRPRリングネットワーク3の障害を認識しないため、実施の形態3と同様にRPRリングネットワーク3上のデータの通信経路は変更する必要がない。
このように実施の形態4によれば、実施の形態3と同様に、現用二重化リングノード31や待機二重化リングノード32以外の他のリングノード装置のデータ中継に影響を与えることなく、回線障害の発生によって必要なデータ中継に対してのみ迂回経路を提供することが可能となる。
実施の形態5.
つぎに、図7〜図11を用いてこの発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態5では、二重化リングノードと複数の下位ネットワークを接続する。これにより、実施の形態1〜4で説明したネットワーク201よりもリングネットワーク3と下位ネットワーク2との冗長化をさらに行う。
図7は、本発明の実施の形態5にかかるリングノード装置を備えたネットワークの構成を示す構成図である。図7の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1のネットワーク201と同一機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。
図7に示すネットワーク202の下位ネットワーク2は、RPRリングネットワーク3と接続するネットワークノード20,21を備えて構成されている。ネットワークノード20,21は、RPRリングネットワーク3の二重化リングノード31,32と接続され、下位ネットワーク2とRPRリングネットワーク3の間に冗長経路を構成している。
本実施の形態5のネットワーク202においても、実施の形態1のネットワーク201と同様にネットワークノード10からネットワークノード20,21までの区間でSTPやそれに類するトポロジ作成プロトコルは使用しない。
つぎに、ネットワーク201の動作処理手順を説明する。図8は、実施の形態5に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。上位ネットワーク1から送出された下位ネットワーク2宛のデータは、ネットワークノード10からリングノード41に中継され、リングノード41によってRPRリングネットワーク3にフラッディングされる。現用二重化リングノード31は、受信したデータの宛先が自分と接続しているネットワークノードにあることを学習済みである場合、フラッディングされているデータをネットワークノード20やネットワークノード21に中継(転送)する。
また、下位ネットワーク2から上位ネットワーク1に宛てて送信されたデータは、ネットワークノード20やネットワークノード21によって現用二重化リングノード31に中継される。現用二重化リングノード31は、ネットワークノード20,21から受信したデータをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。リングノード41は宛先の学習情報にしたがってフラッディングデータをネットワークノード10に中継する。ネットワークノード10は受信したデータを上位ネットワーク1に転送する。このデータが中継される様子は、データ転送経路105,106として図8に示している。
図8に示すデータ転送経路106,106によってデータの中継を行うためには、各ノードで通信を行う送信元とデータの宛先(送信先)を学習する必要がある。図9および図10は、図8に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図である。図9は、図8のネットワーク202において未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路105,106として示している。
上位ネットワーク1から現用二重化リングノード31まで各リングノード装置が送信元を学習しながら、宛先未学習データをフラッディングする動作は実施の形態1の動作と同様の動作を行なうためその説明は省略する。
現用二重化リングノード31はRPRリングネットワーク3(リングノード41)から受信した宛先未学習データを、RPRリングネットワーク3以外のインタフェースと接続されているネットワークノード20,21にフラッディングする。
現用二重化リングノード31から宛先未学習のデータを受信したネットワークノード20,21は、受信したインタフェース以外のインタフェースと接続されている下位ネットワーク2および待機二重化リングノード32に宛先未学習の受信データをフラッディングする。これにより、下位ネットワーク2と待機二重化リングノード31にフラッディングされたデータが転送される。そして、各リングノード装置はデータを受信したインタフェースまたは、このインタフェースに接続されているネットワークに受信データの送信元があることを学習する。
このとき、待機二重化リングノード32は、自身が待機ノードであることを認識しているため、ネットワークノード20,21から受信したデータのフラッディングを行わない。また、待機二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3内のリングノード装置から受信したデータのフラッディングも行わない。
図10は、図8のネットワーク202において未学習のデータが下位ネットワーク2から上位ネットワーク1まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが下位ネットワーク2から上位ネットワーク1まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路107,108として示している。
ネットワークノード20は、下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のノードである現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32に受信データをフラッディングする。
また、ネットワークノード21は、下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のノードである現用二重化リングノード31と待機二重化リングノード32に受信データをフラッディングする。
現用二重化リングノード31は、受信した未学習データをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。現用二重化リングノード31からフラッディングされたデータは、実施の形態1と同様の処理によって上位ネットワーク1に転送されるためその説明を省略する。すなわち、下位ネットワーク2から上位ネットワーク1へのデータ転送は、広く一般に行われているOSI参照モデルの第二層でのデータ中継動作によって行われる。そして、各ノードは、データを受信したインタフェースまたは、このインタフェースに接続されているネットワークに受信データの送信元があることを学習する。
このとき、待機二重化リングノード32は、自身が待機ノードであることを認識しているため、ネットワークノード20,21から受信したデータのフラッディングを行わない。また、待機二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3内のノード(現用二重化リングノード31)から受信したデータのフラッディングも行わない。
なお、待機二重化リングノード32は、待機中であっても実施の形態1と同様の処理によってアドレス学習を行ってもよい。以上の手順によって、ネットワーク202上の各ノードがデータの送信元と宛先(送信先)を学習すると、図8に示すデータ転送経路105に従ったデータ通信が可能となる。
つぎに、図8に示すデータ転送経路105に従ったデータ通信の際に、現用二重化リングノード31とネットワークノード20を接続している回線に回線障害200が発生した場合のネットワーク202の動作処理手順について説明する。図11は、図8に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態5に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。
現用二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、実施の形態3や実施の形態4で説明した独自の専用フレーム等を用いて待機二重化リングノード32に障害を通知する。待機二重化リングノード32は、自らの装置とともに二重化を構成している相手(現用二重化リングノード31)がデータの中継を行えなくなったことを認識できるので、現用二重化リングノード31とネットワークノード20の間のデータ中継を代わりに行う。現用二重化リングノード31とネットワークノード21の間のデータ中継は待機二重化リングノード32が代行せず、そのまま現用二重化リングノード31とネットワークノード21によって行なう。
待機二重化リングノード32は、実施の形態1で説明した処理(現用二重化リングノード31が自らのフィルタリングデータベース内の情報を待機二重化リングノード32に定期的に通知)等によって現用二重化リングノード31のフィルタリングデータベースの内容(情報)を保持していれば、その情報を使用して必要な宛先のデータを中継する。
一方、待機二重化リングノード32が現用二重化リングノード31のフィルタリングデータベースを保持していなければ、待機二重化リングノード32が宛先不明のデータを受信した際に、受信インタフェース以外のインタフェースにデータのフラッディングを行ってデータ中継を開始する。その後、各ノード装置がアドレスを学習しながらデータ中継を行う。このデータが中継される様子は、データ転送経路109,110として図11に示している。ネットワークノード20は、実施の形態1で説明した処理手順によって、待機二重化リングノード32とデータ中継を開始するためのその説明を省略する。
このように実施の形態5によれば、待機二重化リングノード32が待機時に受信したデータを他のインタフェースに中継しないので、ネットワーク202に不正なループを発生させることはない。
また、トポロジの変更や更新を伴うSTPと異なり、障害を通知された待機二重化リングノード32がデータ中継を開始するだけでデータ中継を再開することができる。RPRリングネットワーク3上のデータはフラッディングされており、待機二重化リングノード32はそのフラッディングされているデータの中から宛先を抽出して必要に応じてデータ中継を行えばよいため、回線障害が発生した場合であっても高速な経路切り替えを行なうことが可能となる。
さらに、待機二重化リングノード32が現用二重化リングノード31のフィルタリングデータベースに関する情報を取得していれば、無駄なフラッディングをすることなく効率的に経路切り替えを開始することが可能となる。
実施の形態6.
本実施の形態6においては、実施の形態5で説明したネットワーク202において、回線障害200が発生した際に、障害が発生した経路(現用二重化リングノード31とネットワークノード20を接続する経路)だけではなく、障害が発生した経路の中継を行っていた現用二重化リングノード31と接続する全ての経路を待機二重化リングノード32が代行する。
図12は、図8に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態6に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。図12に示すように、ネットワーク202でのデータ通信中に、回線障害200が発生すると、障害が発生した経路の中継を行っていた現用二重化リングノード31と接続する全ての経路を待機二重化リングノード32が代行する。具体的には、回線障害200が発生すると、待機二重化リングノード32は実施の形態5で説明した処理と同様に現用二重化リングノード31から障害の通知を受ける。これにより、待機二重化リングノード32は、現用二重化リングノード31とネットワークノード20との間のデータ中継に加えて、現用二重化リングノード31とネットワークノード21との間のデータ中継(ネットワークノード21を中継経路とする通信)を行なう。このデータが中継される様子は、データ転送経路111,112として図12に示している。
このように実施の形態6によれば、現用二重化リングノード31とネットワークノード20間の障害が、接続経路そのものではなく現用二重化リングノード31の回路や部品など現用二重化リングノード31に問題がある場合であっても、待機二重化リングノード32によってデータ中継を継続することが可能となる。したがって、例えば現用二重化リングノード31を修復するために現用二重化リングノード31を停止させた場合であっても、待機二重化リングノード32によってデータ中継を継続することが可能となる。
実施の形態7.
本実施の形態7においては、実施の形態5で説明したネットワーク202において、二重化リングノード31,32を双方共に現用の二重化リングノードとして使用する。そして、回線障害のないときは、例えば二重化リングノード31はネットワークノード20とのデータ中継を行い、二重化リングノード32はネットワークノード21とのデータ中継を行う。
図13は、実施の形態7に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。ここでは、回線障害の発生していない場合のネットワーク202内のデータ中継経路として、上位ネットワーク1と下位ネットワーク2の間のデータ中継経路を示している。
上位ネットワーク1から送出された下位ネットワーク2宛のデータは、ネットワークノード10からリングノード41に中継され、リングノード41によって中継される。すなわち、リングノード41はネットワークノード10からのデータを受信すると、RPRリングネットワーク3内に受信したデータをフラッディングする。ここでは、リングノード41が上位ネットワーク1からのデータをリングノード42,43、二重化リングノード31,32に送信する。
二重化リングノード31は、受信した(フラッディングされた)データの宛先がネットワークノード20やネットワークノード20を経由した下位ネットワーク2であれば、受信したデータをネットワークノード20に中継する。一方、二重化リングノード31は、受信したデータの宛先がネットワークノード21やネットワークノード21を経由した下位ネットワーク2であれば、二重化リングノード32がそのデータをネットワークノード21に中継するため、受信したデータをネットワークノード20に中継しない。
また、二重化リングノード32は、受信した(フラッディングされた)データの宛先がネットワークノード21やネットワークノード21を経由した下位ネットワーク2であれば、受信したデータをネットワークノード21に中継する。一方、二重化リングノード32は、受信したデータの宛先がネットワークノード20やネットワークノード20を経由した下位ネットワーク2であれば、二重化リングノード31がそのデータをネットワークノード20に中継するため、受信したデータをネットワークノード20に中継しない。
また、ネットワークノード20によって二重化リングノード31に送信(中継)される下位ネットワーク2から上位ネットワーク1宛てに送信されたデータは、二重化リングノード31がRPRリングネットワーク3内にフラッディングする。
一方、ネットワークノード21によって二重化リングノード32に送信される下位ネットワーク2から上位ネットワーク1宛てに送信されたデータは、二重化リングノード32がRPRリングネットワーク3内にフラッディングする。
リングノード41は、二重化リングノード31がフラッディングしたデータを受信すると、宛先の学習情報にしたがってフラッディングデータをネットワークノード10に中継する。ネットワークノード10は受信したデータを上位ネットワーク1に転送する。このデータが中継される様子は、データ転送経路113,114として図13に示している。
図13に示すデータ転送経路113,114によってデータの中継を行うためには、各ノードで通信を行う送信元とデータの宛先(送信先)を学習する必要がある。図14〜図16は、図13に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図である。図14は、図7に示すネットワーク202において未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路115,116として示している。
上位ネットワーク1から二重化リングノード31まで各ノードが送信元を学習しながら、宛先未学習データをフラッディングする処理手順は、実施の形態1の図3で説明した処理手順と同様であるためその説明を省略する。
二重化リングノード31は、フラッディングされたデータの宛先が未学習であるため、自身のRPRリングネットワーク3以外のインタフェースにデータをフラッディングする。ここでは、二重化リングノード31は、RPRリングネットワーク3から受信した宛先未学習データを、ネットワークノード20にフラッディングする。また、二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3(二重化リングノード31)から受信した宛先未学習データを、ネットワークノード21にフラッディングする。
二重化リングノード31から宛先未学習のデータを受信したネットワークノード20は、データを受信したインタフェース以外のインタフェースと接続されている下位ネットワーク2および二重化リングノード32に、宛先未学習の受信データをフラッディングする。
また、二重化リングノード32から宛先未学習のデータを受信したネットワークノード21は、データを受信したインタフェース以外のインタフェースと接続されている下位ネットワーク2および二重化リングノード31に、宛先未学習の受信データをフラッディングする。
このようなデータ中継動作を行いながら、各ノードはデータを受信したインタフェースまたは、このインタフェースに接続されているネットワークに受信データの送信元があることを学習する。
ここで、ネットワークノード20からデータをフラッディングされた二重化リングノード32は、ネットワークノード20へのインタフェースが通常は使用しないインタフェースであることを認識しているため、ネットワークノード20から受信したデータのフラッディングを行わない。
また、ネットワークノード21からデータをフラッディングされた二重化リングノード31は、ネットワークノード21へのインタフェースが通常は使用しないインタフェースであることを認識しているため、ネットワークノード21から受信したデータのフラッディングを行わない。ここでは、未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路115,116として示している。
図15は、図7のネットワーク202において未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード20を経由して上位ネットワーク1まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード21を介して上位ネットワーク1まで中継される経路をデータ転送経路117として示している。
ネットワークノード20は、下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のノードである二重化リングノード31,32に受信データをフラッディングする。
二重化リングノード31は受信した未学習データをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。また、二重化リングノード32は、ネットワークノード20へのインタフェースが通常は使用しないインタフェースであることを認識しているため、ネットワークノード20から受信したデータのフラッディングは行わない。二重化リングノード31がフラッディングしたデータは、実施の形態1と同様の処理によって上位ネットワーク1に転送されるためその説明を省略する。
図16は、図7のネットワーク202において未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード21を経由して上位ネットワーク1まで学習されながら中継される様子を示している。ここでは、未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード21を介して上位ネットワーク1まで中継される経路をデータ転送経路118として示している。
ネットワークノード21は、下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信すると、データを受信したインタフェース以外のノードである二重化リングノード31,32に受信データをフラッディングする。
二重化リングノード32は、受信した未学習データをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。二重化リングノード31は、ネットワークノード21へのインタフェースが通常は使用しないインタフェースであることを認識しているため、ネットワークノード21から受信したデータのフラッディングは行わない。二重化リングノード32がフラッディングしたデータは、実施の形態1と同様の処理によって上位ネットワーク1に転送されるためその説明を省略する。
二重化リングノード31は、受信したデータのフラッディングは行わないが、未学習データの送信元を学習することが可能である。ただし、二重化リングノード31は、同じデータをRPRリングネットワーク3とネットワークノード20から受信するため、送信元の存在場所の特定を受信インタフェースだけで決定することはできない。
このため、二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3にデータをフラッディングしたリングノード装置が二重化リングノード32以外のリングノード装置であれば、データの送信元はRPRリングネットワーク3に接続される二重化リングノード32以外のリングノード装置またはその延長にあるネットワークに接続されているノード装置等であると判断する。
一方、二重化リングノード31は、PRPリングネットワーク3にフラッディングしたリングノード装置が二重化リングノード32であれば、データの送信元はネットワークノード21やその延長にある下位ネットワーク2に接続されているノード装置等であると判断する。
また、二重化リングノード32が二重化リングノード31と同様のアドレス学習手段を有する構成としてもよい。すなわち、二重化リングノード32は、受信したデータのフラッディングは行わないが、受信したデータに基づいて未学習データの送信元を学習してもよい。ただし、二重化リングノード31は、同じデータをRPRリングネットワーク3とネットワークノード20から受信するため、送信元の存在場所の特定を受信インタフェースだけで決定することはできない。
このため、二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3にデータをフラッディングしたリングノード装置が二重化リングノード31以外のリングノード装置であれば、データの送信元はRPRリングネットワーク3に接続される二重化リングノード31以外のリングノード装置またはその延長にあるネットワークに接続されているノード装置等であると判断する。
一方、二重化リングノード32は、PRPリングネットワーク3にフラッディングしたリングノード装置が二重化リングノード31であれば、データの送信元はネットワークノード20やその延長にある下位ネットワーク2に接続されているノード装置等であると判断する。
以上の手順によって、ネットワーク202上の各ノードがデータの送信元と宛先(送信先)を学習すると、図13に示すデータ転送経路113,114に従ったデータ通信が可能となる。
つぎに、図13に示すデータ転送経路113,114に従ったデータ通信の際に、二重化リングノード31とネットワークノード20を接続している回線に回線障害200が発生した場合のネットワーク202の動作処理手順について説明する。
図17は、図13に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態7に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。二重化リングノード31は回線障害200を検出すると、実施の形態3や実施の形態4で説明した独自の専用フレーム等を用いて二重化リングノード32に障害を通知する。二重化リングノード32は、自らの装置とともに二重化を構成している相手(二重化リングノード31)がデータの中継を行えなくなったことを認識できるので、回線障害200が発生した二重化リングノード31とネットワークノード20の間のデータ中継を代わりに行う。このデータが中継される様子は、データ転送経路119,120として図17に示している。
なお、二重化リングノード31とネットワークノード21との間で回線障害が発生した場合、二重化リングノード32とネットワークノード20との間で回線障害が発生した場合、二重化リングノード32とネットワークノード21との間で回線障害が発生した場合も回線障害200が発生した場合と同様の処理によって、データの中継を行えなくなった二重化リングノード装置とネットワークノード20の間のデータ中継を、二重化を構成している相手の二重化リングノード装置が代わりに行う。
二重化リングノード32とネットワークノード21の間のデータ中継は、そのまま二重化リングノード32とネットワークノード21が行なう。二重化リングノード31,32は、実施の形態1で説明した処理等によって現用二重化リングノード31のフィルタリングデータベースの内容(情報)を保持している場合や中継を行わないインタフェースに関するアドレス学習をしている場合は、その情報を使用して必要な宛先のデータを中継できるため、経路切り替え後の無駄なフラッディングを抑制でき、効率的な経路切り替えが可能となる。
このように実施の形態7によれば、二重化リングノード31,32が特定のインタフェースと接続されているノードにデータ中継を行わないので、ネットワークに不正なループを発生させることはない。
また、トポロジの変更や更新を伴うSTPと異なり、障害を通知された二重化リングノード32がデータ中継を開始するだけでデータ中継を再開することができる。RPRリングネットワーク3上のデータはフラッディングされており、二重化リングノード32はそのフラッディングされているデータの中から宛先を抽出して必要に応じてデータ中継を行えばよいため、回線障害が発生した場合であっても高速な経路切り替えを行なうことが可能となる。
さらに、二重化リングノード32が二重化リングノード31のフィルタリングデータベースに関する情報を取得していれば、無駄なフラッディングをすることなく効率的に経路切り替えを開始することが可能となる。また、二重化リングノード31が二重化リングノード32のフィルタリングデータベースに関する情報を取得していれば、無駄なフラッディングをすることなく効率的に経路切り替えを開始することが可能となる。また、二重化リングノード31,32の双方が共に現用の二重化リングノードであるので、通常時のデータ中継などにおいて負荷の分散を図ることが可能となる。
実施の形態8.
本実施の形態8においては、実施の形態7と同様に実施の形態5で説明したネットワーク202において、二重化リングノード31,32を双方共に現用の二重化リングノードとして使用する。そして、二重化リングノード31,32と接続する下位ネットワーク2のネットワークノードとして、複数の同一方向の回線を同時に使用して負荷分散が可能なネットワークノードを適用する。
図18は、実施の形態8に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。ここでは、ネットワーク202内のデータ中継経路として、上位ネットワーク1と下位ネットワーク2の間のデータ中継経路を示している。
図18に示すネットワーク202の下位ネットワーク2は、RPRリングネットワーク3と接続するネットワークノード50,51を備えて構成されている。ネットワークノード50,51は、RPRリングネットワーク3の二重化リングノード31,32と接続され、下位ネットワーク2とRPRリングネットワーク3の間に冗長経路を構成している。
ネットワークノード50、51は、データの送信先のグループ分けを行うことが可能な一般的なノード装置であり、データのグループ分けによって負荷分散を行なう。ネットワークノード50、51は、例えば仮想LAN識別番号(以下、VLANタグという)などによってデータのグループ分けを行い、データを中継する相手ノードを選択する。
まず、上位ネットワーク1から下位ネットワーク2へのデータ中継について説明する。上位ネットワーク1から送出された下位ネットワーク2宛のデータは、ネットワークノード10からリングノード41に中継され、リングノード41によってRPRリングネットワーク3にフラッディングされる。
二重化リングノード31は、フラッディングされたデータが、自身がネットワークノード50と中継を行うグループのデータであり、その宛先がネットワークノード50やネットワークノード50を経由した下位ネットワーク2内であれば、受信したデータをネットワークノード50に中継する。
一方、二重化リングノード31は、受信した(フラッディングされた)データが、自身がネットワークノード51と中継を行うグループのデータであり、その宛先がネットワークノード51やネットワークノード51を経由した下位ネットワーク2内であれば、受信したデータをネットワークノード51に中継する。
また、二重化リングノード32はRPRリングネットワーク3にフラッディングされたデータが、自身がネットワークノード50と中継を行うグループのデータであり、その宛先がネットワークノード50やネットワークノード50を経由した下位ネットワーク2内であれば、受信したデータをネットワークノード50に中継する。
一方、二重化リングノード32は、受信したデータが、自身がネットワークノード51と中継を行うグループのデータであり、その宛先がネットワークノード51やネットワークノード51を経由した下位ネットワーク2内であれば、受信したデータをネットワークノード51に中継する。
つぎに、下位ネットワーク2から上位ネットワーク1へのデータ中継について説明する。下位ネットワーク2からネットワークノード50に送信されたデータは、ネットワークノード50に設定されたグループ分けにしたがって、二重化リングノード31または二重化リングノード32に転送される。
また、下位ネットワーク2からネットワークノード51に送信されたデータは、ネットワークノード51に設定されたグループ分けにしたがって、二重化リングノード31または二重化リングノード32に転送される。
ネットワークノード50,51からデータを受信した二重化リングノード31,32は、受信したデータをRPRリングネットワーク3にフラッディングする。リングノード41は、宛先の学習情報に基づいてフラッディングデータをネットワークノード10に転送する。ネットワークノード10は、受信したデータを上位ネットワーク1に転送する。このデータが中継される様子は、データ転送経路121〜124として図18に示している。
図18に示すデータ転送経路121〜124によってデータの中継を行うためには、各ノードで通信を行う送信元とデータの宛先(送信先)を学習する必要がある。図19および図20は、図18に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図である。図19は、図18に示すネットワーク202において未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される様子を示している。
上位ネットワーク1から二重化リングノード31まで各ノードが送信元を学習しながら、宛先未学習データをフラッディングする処理手順は、実施の形態1の図3で説明した処理手順と同様であるためその説明を省略する。
二重化リングノード31,32は、宛先未学習データをRPRリングネットワーク3から受信すると、二重化リングノード31,32に予め設定されたグループ分けにしたがってデータを転送する。例えば図19に示すデータ中継の場合、二重化リングノード31は、ネットワークノード50に対してデータ中継するようグループ分けされたデータを転送している状態を示している。
そして宛先未学習データを受信したネットワークノード50は、受信したデータを下位ネットワーク2にフラッディングする。ここでは、未学習のデータが上位ネットワーク1から下位ネットワーク2まで学習されながら中継される経路をデータ転送経路125として示している。このようなデータ中継動作を行いながら、各ノード装置は受信データの送信元アドレスを学習していく。
図20は、図19のネットワーク202において、未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード50を経由して上位ネットワーク1まで学習されながら中継される様子を示している。
下位ネットワーク2から宛先未学習データを受信したネットワークノード50は、受信したインタフェース以外のインタフェースであってグループ分けされたインタフェースにしたがって、二重化リングノードに受信データを中継する。ここでは、ネットワークノード50において、受信したインタフェース以外のインタフェースであってグループ分けされたインタフェースが二重化リングノード31である場合について説明する。
ネットワークノード50は、二重化リングノード31に受信データを中継する。二重化リングノード31は、ネットワークノード50から受信した未学習データを、RPRリングネットワーク3にフラッディングする。また、所定の設定によってデータの転送がブロックされていないことを条件として、二重化リングノード31はネットワークノード50から受信した未学習データをネットワークノード51にフラッディングする。
二重化リングノード32は、RPRリングネットワーク3へデータをフラッディングしたノードが二重化リングノード31であるため、RPRリングネットワーク3から受信したデータのフラッディングは行わない。
二重化リングノード31がフラッディングしたデータは、実施の形態1と同様の処理によって上位ネットワーク1に転送されるためその説明を省略する。ここでは、未学習のデータが下位ネットワーク2からネットワークノード50を介して上位ネットワーク1まで中継される経路をデータ転送経路126として示している。このようなデータ中継動作を行いながら、各ノードは受信データの送信元アドレスを学習していく。
以上の手順によって、ネットワーク202上の各ノードがデータの送信元と宛先(送信先)を学習すると、図18に示すデータ転送経路121〜124に従ったデータ通信が可能となる。
このような正常な通信(回線障害が発生していない通信)が行われている状態で、二重化リングノード31,32はフィルタリングデータベースを互いに通知しあい、障害発生時の経路切り替えに備えておく。
つぎに、図18に示すデータ転送経路121〜124に従ったデータ通信の際に、二重化リングノード31とネットワークノード50を接続している回線に回線障害200が発生した場合のネットワーク202の動作処理手順について説明する。
図21は、図18に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態8に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。二重化リングノード31は、回線障害200を検出すると、実施の形態3や実施の形態4で説明した独自の専用フレーム等を用いて二重化リングノード32に障害を通知する。
二重化リングノード32は、自らの装置とともに二重化を構成している相手(二重化リングノード31)がデータの中継を行えなくなったことを認識できるので、回線障害200が発生した二重化リングノード31とネットワークノード50の間のデータ中継を代わりに行う。その他の二重化リングノード31,32とネットワークノード50,51間の中継経路の状態は、そのまま変更しない。
図21に示すデータ転送経路130は、下位ネットワーク2からRPRリングネットワーク3に送信されるデータのうち、ネットワークノード50から二重化リングノード31を経由すべきデータが回線障害200によって迂回する経路である。
ネットワークノード50は、負荷分散が可能な高機能なノード装置であるため、回線障害200を検出すると二重化リングノード31宛のデータを冗長経路となる二重化リングノード32に転送する。ネットワークノード50は、回線障害200が発生した際に、意識的に障害迂回を行えない場合でも、回線障害200の発生によって今までの経路がなくなってしまうので別の経路にフラッディングを行える。
二重化リングノード32は、受信データをフィルタリングデータベースにしたがって、RPRリングネットワーク3内にフラッディングする。この後、ネットワーク202は、回線障害200の発生していない場合と同様の処理によってデータ中継を行なう。このデータが中継される様子は、データ転送経路130〜133として図21に示している。
図22は、図18に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態8に係る新たなデータ転送経路の他の一例を説明するための図である。下位ネットワーク2から送信されたデータは、回線障害200の発生前は例えば二重化リングノード31がネットワークノード50へ中継している。また、回線障害200の発生前の二重化リングノード32は、二重化リングノード31がRPRリングネットワーク3内に中継したフレームを重複して中継することを防ぐため、二重化リングノード31が中継したデータの中継を行なっていない。このデータが中継される様子は、データ転送経路134として図22に示している。
二重化リングノード31とネットワークノード50の間が回線障害200になった後も、二重化リングノード31はRPRリングネットワーク3に受信フレームをフラッディングする。二重化リングノード31から回線障害200を通知された二重化リングノード32は、回線障害200を契機に、二重化リングノード31がリングネットワーク3にフラッディングしているデータであっても必要に応じてネットワークノード50に中継する。すなわち、二重化リングノード32は、回線障害200の発生時には、二重化リングノード31がRPRリングネットワーク3内に中継したフレームであっても二重化リングノード31から受信したフレームをネットワークノード50に中継する機能、情報を有している。
このように実施の形態8によれば、二重化リングノード31,32が所定のグループごとにデータを中継するインタフェースを決めることができるとともに、二重化を構成する相手の二重化リングノードのフィルタリングデータベース情報を通知しあうので、二重化リングノード31,32と冗長経路を構成する下位ネットワーク2のネットワークノード50,51の間の障害発生時には、二重化リングノード31,32は二重化構成相手のフィルタリングデータベースを利用して二重化構成相手のデータ中継を肩代わりすることが可能となる。したがって、正常な通信時および障害発生の通信時においてループを発生させることなく、冗長経路を提供することが可能となる。
以上のように、本発明にかかるリングネットワークシステムおよびリングノード装置は、回線障害時にリングネットワーク上での回線迂回経路の提供に適している。
本発明の実施の形態1にかかるリングノード装置を備えたネットワークの構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。 図2に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(1)である。 図2に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(2)である。 図2に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態1に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。 図2に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態3に係るデータ転送経路を説明するための図である。 本発明の実施の形態5にかかるリングノード装置を備えたネットワークの構成を示す構成図である。 実施の形態5に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。 図8に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(1)である。 図8に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(2)である。 図8に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態5に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。 図8に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態6に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。 実施の形態7に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。 図13に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(1)である。 図13に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(2)である。 図13に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(3)である。 図13に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態7に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。 実施の形態8に係るネットワーク内のデータ中継経路を説明するための図である。 図18に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(1)である。 図18に示すデータ中継を行うためのアドレス学習を説明するための図(2)である。 図18に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態8に係る新たなデータ転送経路を説明するための図である。 図18に示すデータ転送経路において回線障害が発生した際の実施の形態8に係る新たなデータ転送経路の他の一例を説明するための図である。
符号の説明
1 上位ネットワーク
2 下位ネットワーク
3 リングネットワーク
10,20,21,50,51 ネットワークノード
31,32 二重化リングノード
41〜43 リングノード
100〜126,130〜134 データ転送経路
201,202 ネットワーク

Claims (18)

  1. 第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとをデータ中継を行うリングネットワークによって接続するリングネットワークシステムにおいて、
    前記リングネットワークは、
    前記第1の通信ネットワークと接続して冗長経路を構成する1対の二重化リングノード装置を含むとともに、前記1対の二重化リングノード装置の少なくとも一方が前記第1の通信ネットワークとの間のデータ中継を行い、
    前記1対の二重化リングノード装置の一方が自らと前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害時に該回線障害を検出すると、対を構成する前記二重化リングノード装置の他方が、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記回線障害を検出した前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行してデータ中継の経路を変更することを特徴とするリングネットワークシステム。
  2. 前記1対の二重化リングノード装置の夫々が前記第1の通信ネットワーク内の1つのネットワークノード装置と接続し、
    前記1対の二重化リングノード装置の一方が前記1つのネットワークノード装置との間の前記回線障害を検出すると、前記1対の二重化リングノード装置の他方が、前記回線障害を検出した前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記ネットワークノード装置との間の通信を代行することを特徴とする請求項1に記載のリングネットワークシステム。
  3. 前記1対の二重化リングノード装置は、前記第1の通信ネットワーク内の複数のネットワークノード装置と接続し、
    前記1対の二重化リングノード装置の一方が前記複数のネットワークノード装置の中の所定のネットワークノード装置との間の前記回線障害を検出すると、前記1対の二重化リングノード装置の他方が、前記回線障害を検出した前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記複数のネットワークノード装置の中の所定のネットワークノード装置との間の通信を代行することを特徴とする請求項1に記載のリングネットワークシステム。
  4. 前記1対の二重化リングノード装置は、前記第1の通信ネットワーク内の複数のネットワークノード装置と接続し、
    前記1対の二重化リングノード装置の一方が前記複数のネットワークノード装置の中の所定のネットワークノード装置との間の前記回線障害を検出すると、前記1対の前記二重化リングノード装置の他方が、前記回線障害を検出した前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記第1の通信ネットワークとの間で行う全ての通信を代行することを特徴とする請求項1に記載のリングネットワークシステム。
  5. 前記1対の二重化リングノード装置の一方は、前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害を検出すると前記1対の二重化リングノード装置間の通信を切断し、
    前記1対の二重化リングノード装置の他方は、前記1対の二重化リングノード装置間の通信が切断されると、前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害であると判断して、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行することを特徴とする請求項1または2に記載のリングネットワークシステム。
  6. 前記1対の二重化リングノード装置の一方は、前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害を検出すると、IEEE802.17で規定されるTPフレームのFSによって前記1対の二重化リングノード装置の他方に回線障害を通知し、
    前記1対の二重化リングノード装置の他方は、前記1対の二重化リングノード装置の一方から前記TPフレームのFSを受信すると、前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害であると判断して、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行することを特徴とする請求項1または2に記載のリングネットワークシステム。
  7. 前記1対の二重化リングノード装置の一方は、前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害を検出すると、IEEE802.17で規定される制御フレームフォーマットを用いた独自の制御フレームを用いて前記1対の二重化リングノード装置の他方に回線障害を通知し、
    前記1対二重化リングノード装置の他方は、前記1対の二重化リングノード装置の一方から前記制御フレームを受信すると、前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害であると判断して、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のリングネットワークシステム。
  8. 前記1対の二重化リングノード装置の一方は、前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害を検出すると、IEEE802.17で規定されるデータフレームフォーマットを用いた独自のデータフレームを用いて前記1対の二重化リングノード装置の他方に回線障害を通知し、
    前記1対二重化リングノード装置の他方は、前記1対の二重化リングノード装置の一方から前記データフレームを受信すると、前記1対の二重化リングノード装置の一方と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害であると判断して、前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置と前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の通信を代行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のリングネットワークシステム。
  9. 前記1対の二重化リングノード装置は、前記第1の通信ネットワークと前記リングネットワークとの間のデータ中継を行う現用の二重化リングノード装置および前記第1の通信ネットワークと前記リングネットワークとの間のデータ中継は行わない待機用の二重化リングノード装置とからなり、
    前記二重化リングノード装置と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害時に、前記現用の二重化リングノード装置が前記待機用の二重化リングノード装置となるとともに前記待機用の二重化リングノード装置が前記現用の二重化リングノード装置となって、前記第1の通信ネットワークと前記リングネットワークとの間のデータ中継の経路を変更することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のリングネットワークシステム。
  10. 前記1対の二重化リングノード装置は、前記第1の通信ネットワークと前記リングネットワークとの間のデータ中継を行う1対の現用の二重化リングノード装置からなり、かつ前記回線障害の発生していない場合は所定の二重化リングノード装置が前記複数のネットワークノード装置の中の所定のネットワークノード装置と通信を行うとともに前記所定のネットワークノード装置以外の他のネットワークノード装置とは通信を行わないことを特徴とする請求項1〜4,7,8のいずれか1つに記載のリングネットワークシステム。
  11. 前記1対の二重化リングノード装置夫々は、前記回線障害の発生していない場合は前記第2の通信ネットワークから送信されるデータの宛先に基づいて、前記所定のネットワークノード装置と通信を行うことを特徴とする請求項10に記載のリングネットワークシステム。
  12. 前記1対の二重化リングノード装置の夫々は、前記回線障害の発生していない場合は予めグループ分けとして設定された所定の前記ネットワークノード装置と通信を行うことを特徴とする請求項10に記載のリングネットワークシステム。
  13. 前記第1の通信ネットワーク内の複数のネットワークノード装置の夫々は、前記回線障害の発生していない場合は予めグループ分けとして設定された前記1対の二重化リングノード装置ネットワークノード装置のいずれかと通信を行うことを特徴とする請求項12に記載のリングネットワークシステム。
  14. 前記第1の通信ネットワーク内の複数のネットワークノード装置の夫々は、自らと前記1対の二重化リングノード装置の一方との間の回線障害を検出すると、前記1対の二重化リングノード装置の一方へ送るデータを前記1対の二重化リングノード装置の他方へ送信してデータ中継の経路を変更し、
    前記ネットワークノード装置からデータ中継の経路が変更されて送信されたデータを受信した前記1対の二重化リングノード装置の他方は、受信したデータを前記リングネットワーク内で中継処理することを特徴とする請求項13に記載のリングネットワークシステム。
  15. 前記1対の二重化リングノード装置の夫々は、データ中継の際に学習したデータの送信元およびデータの送信先に関するアドレス情報を所定のタイミングで対となる相手方の二重化リングノード装置と互いに通知し合い、
    前記1対の二重化リングノード装置は、相手方の二重化リングノード装置の通信を代行する際は、前記相手方の二重化リングノード装置から通知された前記アドレス情報に基づいて通信を代行することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つに記載のリングネットワークシステム。
  16. 前記1対の二重化リングノード装置の夫々は、前記アドレス情報の通知をIEEE802.17で規定される制御フレームによって前記相手方の二重化リングノード装置に通知することを特徴とする請求項15に記載のリングネットワークシステム。
  17. 前記1対の二重化リングノード装置の夫々は、前記アドレス情報の通知をIEEE802.17で規定されるデータフレームによって前記相手方の二重化リングノード装置に通知することを特徴とする請求項15に記載のリングネットワークシステム。
  18. 第1の通信ネットワークと第2の通信ネットワークとを接続してデータ中継を行うリングネットワーク内に含まれ、かつ1対で前記第1の通信ネットワークと接続して冗長経路を構成するリングノード装置において、
    前記第1の通信ネットワークとの間の第1の回線障害時に該第1の回線障害を検出する第1の障害検出手段と、
    前記1対をなす他方のノード装置と前記第1の通信ネットワークとの間の回線障害時に前記他方のノード装置に関する第2の回線障害を検出する第2の障害検出手段と、
    前記第2の回線障害を検出すると前記1対をなす他方のノード装置と前記第1の通信ネットワーク内の所定のネットワークノード装置のとの間の通信を代行してデータ中継の経路を変更する経路変更手段と、
    を備えることを特徴とするリングノード装置。
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