JP2006244362A - コンテンツ流通支援方法、そのシステム、そのプログラム及び仲介装置 - Google Patents

コンテンツ流通支援方法、そのシステム、そのプログラム及び仲介装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンテンツ流通市場で信用関係を確立・維持・検証・向上させ、コンテンツ流通市場でコンテンツを円滑かつ確実に流通させる。
【解決手段】 開示されるコンテンツ流通支援方法では、複数のコンテンツ提供装置3及び複数のコンテンツ利用装置2を管理するとともに、コンテンツの流通を仲介する複数の仲介装置1を備えている。各仲介装置1は、自己が管理するコンテンツ提供装置3又はコンテンツ利用装置2が他の仲介装置1が管理する他のコンテンツ提供装置3又は他のコンテンツ利用装置2に対してコンテンツの流通を要求する際に、当該コンテンツ提供装置3又は当該コンテンツ利用装置2が参加するコミュニティごとに対応するコミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、他の仲介装置1は、添付された専用証明書に基づいて、コンテンツの流通を要求したコンテンツ提供装置3又はコンテンツ利用装置2を認証する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンテンツ提供者とコンテンツ利用者との間で行われるコンテンツの利用や売買等のコンテンツの流通を支援するコンテンツ流通支援方法、そのシステム、そのプログラム及び上記コンテンツの流通を仲介する仲介装置に関する。
従来のコンテンツ流通支援システムは、複数のコンテンツ提供者装置と、複数のコンテンツ利用者装置と、1つの仲介者装置等がネットワークを介して接続されて構成されている。仲介者装置は、コンテンツの作成、蓄積、登録を支援するとともに、コンテンツのカタログ情報や参照情報に基づいてコンテンツの仲介及び配送を行っている。一方、複数のコンテンツ提供者装置は、複数のコンテンツ利用者装置に対して各種のコンテンツを提供している。
また、従来のコンテンツ流通支援システムでは、利用回数・利用可能条件・利用料金などの条件を記述するためのライセンス条件の記述ルールを含むメタデータ記述ルールに基づいて、コンテンツ提供者装置は、自身の提供するコンテンツのライセンス条件をメタデータの一部として記述している。仲介者装置は、コンテンツ提供者装置が上記メタデータに記述したライセンス条件から、コンテンツ利用者装置がコンテンツを利用する際の利用回数・利用可能条件・利用料金などの条件を抽出し、決められた回数以上の電子コンテンツ利用の制限や、メディアデータの複製の制限、料金の算定などの処理を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−74053号公報([0023]〜[0045],[0047]、図4〜図6)
最近では、コンテンツ流通市場の成熟に伴って、コンテンツの流通が量、質ともに拡大する傾向にある。従って、経済原理からすれば、コンテンツ流通市場が細分化(セグメント化)されるとともに、コンテンツ提供者によるサービスの多様化が生じてくることになる。これに伴い、コンテンツ流通支援システムの運営形態や運営ルールも多様化されることが予想される。従って、このように運営形態や運営ルールの多様化が予想されるコンテンツ流通支援システムを単独の仲介者サイトが独占的に運営することは事実上困難であると思われる。このため、今後のコンテンツ流通支援システムの運営については、自由市場の原則に基づいて複数仲介者が参入し、これら複数仲介者によって連邦的、統合的に行うことが必要になる。
ところが、上記した従来のコンテンツ流通支援システムは、複数かつ異種の仲介者サイトが連邦的、統合的に運営することを前提していないため、コンテンツ流通市場の成熟、拡大に対応できないという課題がある。
また、上記した従来のコンテンツ流通支援システムは、メタデータを用いてコンテンツが有するライセンス上の制約に基づいたコンテンツの流通や利用料の徴収を行っているが、具体的なライセンス制御方式や手順、電子商取引に関する方式や手順について規定していないため、信用度が低く、有効にライセンス制御や電子商取引の実施をすることができない場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、上述のような課題を解決することができるコンテンツ流通支援方法、そのシステム、そのプログラム及び仲介装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係るコンテンツ流通支援方法は、コンテンツ提供装置とコンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を支援するコンテンツ流通支援方法に係り、複数の前記コンテンツ提供装置及び複数の前記コンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツの流通を仲介する複数の仲介装置を備え、ある前記コンテンツ提供装置又はある前記コンテンツ利用装置が自己が属する通信発呼側の前記仲介装置以外の通信着呼側の他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、通信発呼側の前記仲介装置は、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証することを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンテンツ流通支援方法に係り、各前記仲介装置は、同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、通信発呼側の前記仲介装置は、前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合することを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のコンテンツ流通支援方法に係り、各前記仲介装置は、複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ流通支援方法に係り、各前記仲介装置は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のコンテンツ流通支援方法に係り、前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の少なくとも一部は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、コンテンツ提供装置とコンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を支援するコンテンツ流通支援システムに係り、複数の前記コンテンツ提供装置及び複数の前記コンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツの流通を仲介する複数の仲介装置を備え、ある前記コンテンツ提供装置又はある前記コンテンツ利用装置が自己が属する通信発呼側の前記仲介装置以外の通信着呼側の他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、通信発呼側の前記仲介装置は、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証することを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のコンテンツ流通支援システムに係り、各前記仲介装置は、同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、通信発呼側の前記仲介装置は、前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合することを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載のコンテンツ流通支援システムに係り、各前記仲介装置は、複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項6乃至8のいずれかに記載のコンテンツ流通支援システムに係り、各前記仲介装置は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、請求項9記載のコンテンツ流通支援システムに係り、前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の少なくとも一部は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴としている。
また、請求項11記載の発明に係るコンテンツ流通支援プログラムは、コンピュータに請求項1乃至10のいずれかに記載の機能を実現させることを特徴としている。
また、請求項12記載の発明は、複数のコンテンツ提供装置及び複数のコンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツ提供装置と前記コンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を仲介する仲介装置に係り、自己が管理する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置が他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、前記コンテンツの流通が要求された場合には、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証することを特徴としている。
また、請求項13記載の発明は、請求項12記載の仲介装置は、同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、前記コンテンツの流通が要求された場合には、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合することを特徴としている。
また、請求項14記載の発明は、請求項12又は13記載の仲介装置に係り、複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴としている。
また、請求項15記載の発明は、請求項121乃至14のいずれかに記載の仲介装置に係り、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴としている。
本発明によればコンテンツ流通市場において信用関係を確立し、維持し、検証し、かつ、向上させることができる。これにより、コンテンツ流通市場においてコンテンツを円滑かつ確実に流通させることができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るコンテンツ流通支援システムの構成を示す概略図である。実施の形態1に係るコンテンツ流通支援システムは、ネットワーク上で分散されている複数かつ異種の仲介者サイトの統合運用を前提としたものである。実施の形態1に係るコンテンツ流通支援システムは、複数の仲介装置1と、コンテンツの買い手である複数のコンテンツ利用装置(コンテンツアグリゲータ)2と、コンテンツの売り手である複数のコンテンツ提供装置(コンテンツホルダ)3とが図示せぬネットワークを介して接続されて構成されている。図1には、複数の仲介装置1のうち、n番目(nは自然数)の仲介装置1(n)、(n+1)番目の仲介装置1(n+1)だけが示されている。
ネットワークは、例えば、構内ネットワーク(LAN: Local Area Network)、広域ネットワーク(WAN: Wide Area Network)、あるいはインターネット等からなる。ネットワークは、複数の仲介装置1と、複数のコンテンツ利用装置2と、複数のコンテンツ提供装置3と、例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続され、または無線接続されている。
仲介装置1(n)には、複数のコンテンツ利用装置2と、複数のコンテンツ提供装置3とがアクセスすることができる。図1では、k番目(kは自然数)のコンテンツ利用装置2(n,k)と、k番目のコンテンツ提供装置3(n,k)だけが示されている。同様に、仲介装置1(n+1)には、複数のコンテンツ利用装置2と、複数のコンテンツ提供装置3とがアクセスすることができる。図1では、1番目のコンテンツ利用装置2(n+1,1)と、k番目のコンテンツ利用装置2(n+1,k)と、(k+1)番目のコンテンツ利用装置2(n+1,k+1)と、1番目のコンテンツ提供装置3(n+1,1)と、k番目のコンテンツ提供装置3(n+1,k)と、(k+1)番目のコンテンツ提供装置3(n+1,k+1)だけが示されている。
以下では、仲介装置について個別の仲介装置1(n)、1(n+1)、・・・に特に限定しないで言及する場合には、単に仲介装置1と称する。同様に、コンテンツ利用装置について個別のコンテンツ利用装置2(n,k)、2(n+1,1)、・・・に特に限定しないで言及する場合には、単にコンテンツ利用装置2と称し、コンテンツ提供装置について個別のコンテンツ提供装置3(n,k)、3(n+1,1)、・・・に特に限定しないで言及する場合には、単にコンテンツ提供装置3と称する。
各仲介装置1は、コンテンツ仲介手段11と、配信制御手段12と、電子商取引基盤手段13と、ライセンス管理手段14と、管理配信制御手段15と、マスタメンテナンス手段16と、自動メンテナンス手段17と、サイト管理手段18と、メタデータベース19と、メディア情報データベース20と、利用者管理データベース21と、専用証明書管理データベース22と、コミュニティ管理データベース23とを有している。
コンテンツ仲介手段11は、コンテンツ利用装置2及びコンテンツ提供装置3に各種のアプリケーション機能を提供する。配信制御手段12は、コンテンツ仲介手段11から呼び出されてコンテンツの流通を実施する。電子商取引基盤手段13は、コンテンツの売買を仲介する。ライセンス管理手段14は、コンテンツの利用権を管理するとともに、コンテンツを圧縮・暗号化するための解読キー情報等も管理する。管理配信制御手段15は、コンテンツデータ以外の管理データの流通を実現する。マスタメンテナンス手段16は、サイト管理手段18内部のアプリケーション利用環境24にアプリケーション機能を提供する。自動メンテナンス手段17は、時刻等のイベントにより自動的にマスタメンテナンス手段16と同等の処理を実行する。サイト管理手段18は、サイト管理のためのアクセス機能を有しているとともに、Webブラウザの様にアプリケーション利用環境24が実装されている。
メタデータベース19は、コンテンツのタイトル等からなる管理情報を格納する。この管理情報は、主に検索・管理目的で利用される。メディア情報データベース20は、コンテンツ自体を格納・管理する。利用者管理データベース21は、仲介装置1が管理するコンテンツ提供装置2の利用者、コンテンツ利用装置3の利用者のログイン情報、利用権等の情報を一括して管理するとともに、他の仲介者装置1が管理するコンテンツ提供装置2、コンテンツ利用装置3に関する情報の複製を管理する。専用証明書管理データベース22は、配信制御手段12、管理配信制御手段15が他の仲介装置1と通信する際に添付する専用証明書を一括管理する。専用証明書は、あるコンテンツ利用装置2又はあるコンテンツ提供装置3が属しているとするコミュニティに正当な一員であることを証明する証明書である。コミュニティ管理データベース23は、複数の仲介装置1にわたって、任意のコンテンツ利用装置2や任意のコンテンツ提供装置3で構成するコミュニティに関する一切のデータを一括管理する。
以上説明した仲介装置1は、制御部と、操作部と、表示部と、通信制御部と、記憶部等を有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。制御部は、CPU(中央処理装置)等からなり、記憶部に記憶されているコンテンツ流通支援プログラム等の各種プログラムに基づいて、各種プログラムに基づいて、上記コンテンツ仲介手段11として機能するためのコンテンツ仲介処理、上記配信制御手段12として機能するための配信制御処理、上記電子商取引基盤手段13として機能するための電子商取引基盤処理、上記ライセンス管理手段14として機能するためのライセンス管理処理、上記管理配信制御手段15として機能するための管理配信制御処理、上記マスタメンテナンス手段16として機能するためのマスタメンテナンス処理、上記自動メンテナンス手段17として機能するための自動メンテナンス処理、上記サイト管理手段18として機能するためのサイト管理処理その他の処理を実行し、中下位装置1の各部を制御する。即ち、例えば、コンテンツ流通支援プログラムが記憶部から読み出されると、制御部に読み込まれ、制御部の動作を制御する。制御部は、コンテンツ流通支援プログラムが起動されると、コンテンツ流通支援プログラムの制御により、上記コンテンツ仲介処理等を実行するのである。
操作部は、文字キー、エンターキー、あるいはファンクションキー等からなるキーボードや、マウス、タッチパッド、あるいはペンデバイス等のポインティングデバイスなどを有する。表示部は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなる。通信制御部は、モデムやルータ等からなり、ネットワークを介してコンテンツ利用装置2やコンテンツ提供装置とデータ通信を行う。
記憶部は、RAMやROM、あるいはフラッシュメモリ等の半導体メモリ、FD(フレキシブルディスク)が装着されるFDドライブ、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDドライブ、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライブ、あるいはCD(コンパクト・ディスク)−ROM、CD−R(Recordable)、CD−RW(Rewritable)やDVD(Digital Versatile Disk)−ROM、DVD−R、DVD−RW等が装着されるCD/DVDドライブ等からなる。記憶部は、上記メタデータベース19、上記メディア情報データベース20、上記利用者管理データベース21、上記専用証明書管理データベース22、上記コミュニティ管理データベース23として機能する。尚、上記コンテンツ流通支援プログラムは、アプリケーション・プログラムの1つとして記憶部に予めインストールされているものとする。
また、コンテンツ提供装置2及びコンテンツ利用装置3のそれぞれの内部には、例えば、Webブラウザ等のアプリケーション利用環境が実装されている。図1では、コンテンツ利用装置2(n,k)、コンテンツ利用装置2(n+1,1)、コンテンツ利用装置2(n+1,k)及びコンテンツ利用装置2(n+1,k+1)のそれぞれのアプリケーション利用環境4と、コンテンツ提供装置3(n,k)、コンテンツ提供装置3(n+1,1)、コンテンツ提供装置3(n+1,k)及びコンテンツ提供装置3(n+1,k+1)のそれぞれのアプリケーション利用環境5だけが示されている。各コンテンツ提供装置3の内部には、コンテンツ6が格納されている。
コンテンツ利用装置2は、仲介装置1と同様、制御部と、操作部と、表示部と、通信制御部と、記憶部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されているが、制御部が実行する処理及び記憶部に記憶されるプログラムやデータが異なっている。
即ち、制御部は、記憶部に記憶されているコンテンツ利用プログラム等の各種プログラムに基づいて、ローカルコンテンツ利用処理、提携先コンテンツ利用処理その他の処理を実行し、コンテンツ利用装置2の各部を制御する。ローカルコンテンツ利用処理は、同一の仲介装置1の管理下にあるコンテンツ提供装置3のコンテンツを利用する処理である。ローカルコンテンツ利用処理は、他の仲介装置1の管理下にあるコンテンツ提供装置3のコンテンツを利用する処理である。尚、上記コンテンツ利用プログラム等は、アプリケーション・プログラムの1つとして記憶部に予めインストールされているものとする。
コンテンツ提供装置3は、仲介装置1と同様、制御部と、操作部と、表示部と、通信制御部と、記憶部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されているが、制御部が実行する処理及び記憶部に記憶されるプログラムやデータが異なっている。
即ち、制御部は、記憶部に記憶されているコンテンツ提供プログラム等の各種プログラムに基づいて、コンテンツ登録処理その他の処理を実行し、コンテンツ利用装置2の各部を制御する。コンテンツ登録処理は、自己が管理されている仲介装置1に自己の内部に格納されているコンテンツ6を登録する処理である。尚、上記コンテンツ提供プログラム等は、アプリケーション・プログラムの1つとして記憶部に予めインストールされているものとする。
次に、上記構成のコンテンツ流通支援システムの動作について、図2〜図8に示す概念図を参照して説明する。なお、コンテンツの流通を要求する側のコンテンツ利用装置2及びコンテンツ提供装置3を管理する仲介装置1を「通信発呼側の仲介装置1」と称し、コンテンツの流通が要求される側のコンテンツ利用装置2及びコンテンツ提供装置3を管理する仲介装置1を「通信着呼側の仲介装置1」と称する。
(1)コンテンツ登録処理
まず、図2に示すように、仲介装置1(n)にアクセスすることができるコンテンツ提供装置3(n,k)は、記憶部に格納されている所望のコンテンツを登録するための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境5にダウンロードする。これにより、コンテンツ提供装置3(n,k)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11に対して、登録依頼を送信する(ステップS1)。
登録依頼を受信したコンテンツ仲介手段11は、利用者管理データベース21にアクセスし、送信された認証情報に基づいて、当該認証情報を送信してきたコンテンツ提供装置3(n,k)の利用者が正当な登録利用者であるか否か及び正当な権限を有しているか否かを確認する。そして、当該コンテンツ提供装置3(n,k)の利用者が正当な登録利用者でないか又は正当な権限を有していないなど、問題がある場合は、コンテンツ仲介手段11は、上記登録依頼を拒絶する(ステップS2)。
一方、当該認証情報を送信してきたコンテンツ提供装置3(n,k)の利用者が正当な登録利用者であり、かつ、正当な権限を有している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、当該コンテンツ提供装置3(n,k)が指定したコミュニティに参加しているか否か判断する(ステップS3)。
当該コンテンツ提供装置3(n,k)が指定したコミュニティに参加している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、メタデータベース19にアクセスし、当該コンテンツ提供装置3(n,k)が指定したコンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータが既に登録されているか否か判断する。ここで、アノテーションデータとは、コンテンツを作成した作成者名、作成企業名、著作権情報 バージョン情報等をいう。そして、当該アノテーションデータがまだ登録されていない場合は、当該コンテンツ仲介手段11は、当該アノテーションデータに暗号化のキーデータや、当該コンテンツの格納場所を指定した付与情報を追加し、メタデータベース19に追加登録する(ステップS4)。
以上説明したステップS1〜S4において、何ら問題が発生していない場合は、コンテンツ提供装置3(n,k)の制御部は、記憶部に格納され、登録を所望するコンテンツ6を読み出す(ステップS5)。次に、コンテンツ提供装置3(n,k)の制御部は、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段113に対して、当該コンテンツ6をアップロードする(ステップS6)。
当該コンテンツ仲介手段11は、アップロードされたコンテンツ6を受信すると、当該コンテンツの利用権を登録するために、ライセンス管理手段14に対して登録処理を行う(ステップS7)。次に、当該コンテンツ仲介手段11は、アップロードされた当該コンテンツ6を圧縮・暗号化した後、メディア情報データベース20に登録する(ステップS8)。
以上説明した処理により、仲介装置1(n)に新たなコンテンツが登録されたので、当該コンテンツ仲介手段11は、提携先である他の仲介装置1に対して、当該コンテンツの登録通知を送信する。以下では、提携先として仲介装置1(n+1)を例にとって説明する。上記ステップS8における当該メディア情報データベース20への登録が終了すると、管理配信制御手段15が起動する。管理配信制御手段15は、起動後直ちに、提携先である仲介装置1(n+1)と通信するために、通信の際に後述するアノテーションデータの一覧に添付すべき専用証明書を専用証明書管理データベース22から入手する(ステップS9)。
次に、当該管理配信制御手段15は、メタデータベース19にアクセスし、上記ステップS4の処理で新規に追加されたXML形式のアノテーションデータの一覧を読み出す(ステップS10)。次に、当該管理配信制御手段15は、読み出したアノテーションデータの一覧をXML形式に変換した後、そのXML形式のアノテーションデータの一覧に、上記ステップS9の処理で入手した専用証明書を添付して、仲介装置1(n+1)を含めたすべての提携先の仲介装置1に送信する(ステップS11)。その際、当該管理配信制御手段15は、上記XML形式のアノテーションデータの一覧及び上記専用証明書に、上記アップロードされたコンテンツ6を添付せず、当該仲介装置1(n)内部のメディア情報データベース20のアクセス先に関するデータを添付する。
仲介装置1(n+1)の管理配信制御手段15は、XML形式のアノテーションデータの一覧を受信すると、これに添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該管理配信制御手段15は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップS12)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該管理配信制御手段15は、XML形式のアノテーションデータの一覧を仲介装置1(n+1)を構成するメタデータベース19に登録した後、仲介装置1(n+1)の内部でも仲介装置1(n)の内部に格納されているコンテンツその他のデータを検索することができるように設定する(ステップS13)。
(2)ローカルコンテンツ利用処理
まず、図3に示すように、仲介装置1(n)にアクセスすることができるコンテンツ利用装置2(n,k)は、仲介装置1(n)を構成するメディア情報データベース20に登録されている所望のコンテンツ(ローカルコンテンツ)を利用するための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境4にダウンロードする。これにより、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11に対して、利用依頼を送信する(ステップS21)。
利用録依頼を受信したコンテンツ仲介手段11は、利用者管理データベース21にアクセスし、送信された認証情報に基づいて、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であるか否か及び正当な利用権限を有しているか否かを確認する。そして、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者でないか又は正当な利用権限を有していないなど、問題がある場合は、コンテンツ仲介手段11は、上記利用依頼を拒絶する(ステップS22)。
一方、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であり、かつ、正当な利用権限を有している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、当該コンテンツ利用装置2(n,k)がコンテンツにアクセスすることができるコミュニティの一覧を得る(ステップS23)。
次に、当該コンテンツ仲介手段11は、メタデータベース19を検索する。今の場合、メタデータベース19にコンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータが既に登録されているとすると、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティに応じて、当該アノテーションデータをメタデータベース19から検索した後、当該コンテンツ利用装置2(n,k)に送信する。これにより、当該コンテンツ利用装置2(n,k)では、当該コンテンツ仲介手段11から送信されたアプリケーション利用環境4に当該アノテーションデータをダウンロードし、表示部に表示する。これにより、担当者がコンテンツ利用装置2(n,k)の操作部を操作して利用するコンテンツを選択すると、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、その選択結果を当該コンテンツ仲介手段11に送信する(ステップS24)。
当該コンテンツ仲介手段11は、利用するコンテンツの選択結果を受信すると、配信制御手段12に対して、選択されたコンテンツのダウンロードを要求する(ステップS25)。上記選択されたコンテンツのダウンロードが要求されると、当該配信制御手段12は、選択されたコンテンツの詳細な情報を得るために、メタデータベース19を検索し、コンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータを読み込む(ステップS26)。
今の場合、当該アノテーションデータには、付与された追加情報が存在しており、コンテンツ自体の格納場所、暗号化解読のキー、ライセンス権等が指定されているものとする。従って、当該配信制御手段12は、上記アノテーションデータに基づいて、メディア情報データベース20から、圧縮・暗号化されているコンテンツを入手する(ステップS27)。
次に、当該配信制御手段12は、入手したコンテンツにアクセス可能か否かの監査するために、ライセンス管理手段14に対して監査要求を送信する(ステップS28)。これにより、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20にアクセスし、選択されたコンテンツの内容の自己同一性、ライセンス権の確認を行う(ステップS29)。
これにより、メディア情報データベース20は、当該ライセンス管理手段14にライセンスに関する監査結果及び仔細情報を供給する(ステップS30)。次に、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20から供給された監査結果及び仔細情報を配信制御手段12に供給する(ステップS31)。このとき、ライセンス上、特に問題が存在していない場合には、配信制御手段12は、選択されたコンテンツを復号化及び圧縮の解除を行った後、ストリーム化し、当該コンテンツに関するアクセス情報等をコンテンツ仲介手段11に供給する(ステップS32)。
当該コンテンツに関するアクセス情報等が供給されると、当該コンテンツ仲介手段11は、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成するアプリケーション利用環境4にダウンロードされている該当手段(例えば、音楽再生プログラム)に対して、選択されたコンテンツをストリーム配信する(ステップS33)。
(3)エクスターナルコンテンツ利用処理
まず、図4に示すように、仲介装置1(n)にアクセスすることができるコンテンツ利用装置2(n,k)は、提携先である仲介装置1(n+1)を構成するメディア情報データベース20に登録されている所望のコンテンツ(エクスターナルコンテンツ)を利用するための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境4にダウンロードする。これにより、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11に対して、利用依頼を送信する(ステップS41)。尚、コンテンツ利用装置2(n,k)の担当者は、通常は、コンテンツがローカルコンテンツであるか、エクスターナルコンテンツであるかを意識する必要はない。
利用録依頼を受信したコンテンツ仲介手段11は、利用者管理データベース21にアクセスし、送信された認証情報に基づいて、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であるか否か及び正当な利用権限を有しているか否かを確認する。そして、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者でないか又は正当な利用権限を有していないなど、問題がある場合は、コンテンツ仲介手段11は、上記利用依頼を拒絶する(ステップS42)。
一方、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であり、かつ、正当な利用権限を有している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、当該コンテンツ利用装置2(n,k)がコンテンツにアクセスすることができるコミュニティの一覧を得る(ステップS43)。
次に、当該コンテンツ仲介手段11は、メタデータベース19を検索する。今の場合、メタデータベース19にコンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータが既に登録されているとすると、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティに応じて、当該アノテーションデータをメタデータベース19から検索した後、当該コンテンツ利用装置2(n,k)に送信する。これにより、当該コンテンツ利用装置2(n,k)では、当該コンテンツ仲介手段11から送信されたアプリケーション利用環境4に当該アノテーションデータをダウンロードし、表示部に表示する。これにより、担当者がコンテンツ利用装置2(n,k)の操作部を操作して利用するコンテンツを選択すると、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、その選択結果を当該コンテンツ仲介手段11に送信する(ステップS44)。
当該コンテンツ仲介手段11は、利用するコンテンツの選択結果を受信すると、配信制御手段12に対して、選択されたコンテンツのダウンロードを要求する(ステップS45)。上記選択されたコンテンツのダウンロードが要求されると、当該配信制御手段12は、選択されたコンテンツの詳細な情報を得るために、メタデータベース19を検索し、コンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータを読み込む(ステップS46)。
今の場合、当該アノテーションデータには、付与された追加情報が存在しており、コンテンツ自体の格納場所、暗号化解読のキー、ライセンス権等が指定されているものとする。また、今の場合、上記選択されたコンテンツは、提携先の仲介装置1(n+1)のメディア情報データベース20に登録されているものとする。従って、当該配信制御手段12は、専用証明書管理データベース22に対して、仲介装置1(n+1)との通信を実施する際に添付すべき専用証明書を要求する(ステップS47)。
これにより、当該専用証明書管理データベース22は、指定されたコミュニティ、当該仲介装置1(n)、指定された提携先の仲介者装置1(n+1)等を指定し、添付すべき専用証明書を配信制御手段12に送信する(ステップS48)。従って、当該専用証明書が送信された配信制御手段12は、提携先である仲介装置1(n+1)を構成する配信制御手段12に対し、当該専用証明書を添付して、上記選択されたコンテンツのダウンロード要求を行う(ステップS49)。尚、ダウンロード要求は、アノテーションデータとの整合性を考慮し、通常、XML形式で記載される。
上記XML形式のダウンロード要求を受信すると、当該配信制御手段12は、ダウンロード要求に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該配信制御手段12は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップS50)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該配信制御手段12は、上記XML形式のダウンロード要求に基づいて、選択されたコンテンツの詳細な情報を得るために、仲介装置1(n+1)を構成するメタデータベース19を検索し、コンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータを読み込む(ステップS51)。
今の場合、当該アノテーションデータには、付与された追加情報が存在しており、コンテンツ自体の格納場所、暗号化解読のキー、ライセンス権等が指定されているものとする。従って、当該配信制御手段12は、上記アノテーションデータに基づいて、仲介装置1(n+1)を構成するメディア情報データベース20から、圧縮・暗号化されているコンテンツを入手する(ステップS52)。
次に、当該配信制御手段12は、入手したコンテンツについて、上記XML形式のダウンロード要求を行ったコンテンツ利用装置2(n,k)がアクセス可能か否かの監査するために、仲介装置1(n+1)を構成するライセンス管理手段14に対して監査要求を送信する(ステップS53)。これにより、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20にアクセスし、選択されたコンテンツの内容の自己同一性、ライセンス権の確認を行う(ステップS54)。
これにより、メディア情報データベース20は、当該ライセンス管理手段14にライセンスに関する監査結果及び仔細情報を供給する(ステップS55)。次に、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20から供給された監査結果及び仔細情報を配信制御手段12に供給する(ステップS56)。このとき、ライセンス上、特に問題が存在していない場合には、配信制御手段12は、選択されたコンテンツについて復号化及び圧縮の解除を行わず、ストリーム化し、上記XML形式のダウンロード要求の送信元である仲介装置1(n)を構成する配信制御手段12に転送する(ステップS57)。
暗号・圧縮されたコンテンツが供給されると、仲介装置1(n)を構成する配信制御手段12は、供給されたコンテンツについて復号化及び圧縮の解除を行い、ストリーム化し、当該コンテンツに関するアクセス情報等をコンテンツ仲介手段11に供給する(ステップS58)。当該コンテンツに関するアクセス情報等が供給されると、当該コンテンツ仲介手段11は、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成するアプリケーション利用環境4にダウンロードされている該当手段(例えば、音楽再生プログラム)に対して、選択されたコンテンツをストリーム配信する(ステップS59)。
(4)エクスターナルコンテンツ購入処理
まず、図5に示すように、仲介装置1(n)にアクセスすることができるコンテンツ利用装置2(n,k)は、提携先である仲介装置1(n+1)を構成するメディア情報データベース20に登録されている所望のコンテンツ(エクスターナルコンテンツ)を購入するための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境4にダウンロードする。これにより、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11に対して、コンテンツ購入のためのカタログ表示依頼を送信する(ステップS61)。尚、コンテンツ利用装置2(n,k)の担当者は、通常は、コンテンツがローカルコンテンツであるか、エクスターナルコンテンツであるかを意識する必要はない。
コンテンツ購入のためのカタログ表示依頼を受信したコンテンツ仲介手段11は、利用者管理データベース21にアクセスし、送信された認証情報に基づいて、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であるか否か及び正当なコンテンツ購入権限を有しているか否かを確認する。そして、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者でないか又は正当なコンテンツ購入権限を有していないなど、問題がある場合は、コンテンツ仲介手段11は、上記コンテンツ購入のためのカタログ表示依頼を拒絶する(ステップS62)。
一方、当該認証情報を送信してきたコンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であり、かつ、正当なコンテンツ購入権限を有している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、当該コンテンツ利用装置2(n,k)がコンテンツにアクセスすることができるコミュニティの一覧を得る(ステップS63)。
次に、当該コンテンツ仲介手段11は、コンテンツ利用装置2(n,k)の表示部にカタログとして表示するため、メタデータベース19を検索する。今の場合、メタデータベース19にコンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータが既に登録されているとすると、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティに応じて、当該アノテーションデータをメタデータベース19から検索した後、当該コンテンツ利用装置2(n,k)に送信する。これにより、当該コンテンツ利用装置2(n,k)では、当該コンテンツ仲介手段11から送信されたアプリケーション利用環境4に当該アノテーションデータをダウンロードし、表示部にカタログ形式で表示する。これにより、担当者がコンテンツ利用装置2(n,k)の操作部を操作して購入するコンテンツを選択すると、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、その選択結果を当該コンテンツ仲介手段11に送信する(ステップS64)。
当該コンテンツ仲介手段11は、購入するコンテンツの選択結果を受信すると、配信制御手段12に対して、当該コンテンツの購入手続開始の指示を送信する(ステップS65)。上記当該コンテンツの購入手続開始の指示を受信すると、当該配信制御手段12は、仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13と協調して動作する。即ち、当該配信制御手段12は、購入手続開始が指示されたコンテンツの詳細な情報を得るために、メタデータベース19を検索し、当該コンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータを読み込む(ステップS66)。
今の場合、当該アノテーションデータには、付与された追加情報が存在しており、コンテンツ自体の格納場所、暗号化解読のキー、ライセンス権等が指定されているものとする。また、今の場合、上記購入手続開始が指示されたコンテンツは、提携先の仲介装置1(n+1)のメディア情報データベース20に登録されているものとする。従って、当該配信制御手段12は、専用証明書管理データベース22に対して、仲介装置1(n+1)との通信を実施する際に添付すべき専用証明書を要求する(ステップS67)。
これにより、当該専用証明書管理データベース22は、指定されたコミュニティ、当該仲介装置1(n)、指定された提携先の仲介者装置1(n+1)等を指定し、添付すべき専用証明書を配信制御手段12に送信する(ステップS68)。従って、当該専用証明書が送信された配信制御手段12は、まず、見積もり交換処理を実施するため、電子商取引基盤手段13に対して、受信した専用証明書を添付して、見積もり依頼実行要求を送信する(ステップS69)。
次に、電子商取引基盤手段13は、提携先である仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13に対して、受信した専用証明書を添付して、XML形式の見積もり要求を送信する(ステップS70)。上記XML形式の見積もり要求を受信すると、仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13は、見積もり要求に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。このとき、電子商取引基盤手段13は、提携先である仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13にXML形式で見積もり応答を送信する際に添付すべき別の専用証明書も仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22から取得する。この照合の結果、問題がある場合には、当該電子商取引基盤手段13は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップS71)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該電子商取引基盤手段13は、外部のシステムと交信を行い、見積もり内容の結果を得る(ステップS72)。次に、見積もり内容の結果を得ると、当該電子商取引基盤手段13は、仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13に対して、ステップS71の処理で取得した別の専用証明書を添付して、XML形式で見積もり応答を送信する(ステップS73)。
XML形式の見積もり応答を受信すると、仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13は、見積もり応答に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。照合の結果、問題がない場合は、当該電子商取引基盤手段13は、XML形式の見積もり応答から見積もり結果を取り出し、配信制御手段12に送信する(ステップS74)。
見積もり結果を受け取ると、当該配信制御手段12は、当該コンテンツの購入手続開始の指示元であるコンテンツ仲介手段11に見積もり結果を送信する(ステップS75)。これにより、当該コンテンツ仲介手段11は、コンテンツ利用装置2(n,k)の表示部に見積もり結果を表示するため、当該コンテンツ利用装置2(n,k)に送信する(ステップS76)。
これにより、当該コンテンツ利用装置2(n,k)では、当該コンテンツ仲介手段11から送信されたアプリケーション利用環境4に当該見積もり結果をダウンロードし、表示部に表示する。従って、担当者は、コンテンツ利用装置2(n,k)の表示部に表示されている見積もり結果である金額を見て意思決定を行う。見積もり結果が意に沿わない場合は、担当者は、コンテンツ利用装置2(n,k)の操作部を操作して、手続きを中止する。これにより、コンテンツ利用装置2(n,k)は、一連の処理を終了する。
一方、見積もり結果に問題がない場合は、担当者は、コンテンツ利用装置2(n,k)の操作部を操作して、当該コンテンツの購入開始指示を入力する(ステップS77)。これにより、コンテンツ利用装置2(n,k)の制御部は、アプリケーション利用環境4にダウンロードされた機能に基づいて、仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11に対して、当該コンテンツの購入開始指示を送信する(ステップS78)。
当該コンテンツの購入指示を受信した仲介装置1(n)のコンテンツ仲介手段11は、利用者管理データベース21にアクセスし、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であるか否か及び正当なコンテンツ購入権限を有しているか否かを再度確認する。そして、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者でないか又は正当なコンテンツ購入権限を有していないなど、問題がある場合は、コンテンツ仲介手段11は、上記コンテンツの購入開始指示を拒絶する(ステップS79)。
一方、当該コンテンツ利用装置2(n,k)の利用者が正当な登録利用者であり、かつ、正当なコンテンツ購入権限を有している場合には、当該コンテンツ仲介手段11は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、当該コンテンツ利用装置2(n,k)がコンテンツにアクセスすることができるコミュニティの存在を再度確認する(ステップS80)。
次に、当該コンテンツ仲介手段11は、受信したコンテンツの購入開始指示に基づいて、配信制御手段12に対して、当該コンテンツの購入開始の指示を送信する(ステップS81)。上記当該コンテンツの購入開始の指示を受信すると、当該配信制御手段12は、専用証明書管理データベース22に対して、提携先である仲介装置1(n+1)との通信を実施する際に添付すべき専用証明書を再度要求する(ステップS82)。
これにより、当該専用証明書管理データベース22は、指定されたコミュニティ、当該仲介装置1(n)、指定された提携先の仲介者装置1(n+1)等を指定し、添付すべき専用証明書を配信制御手段12に再度送信する(ステップS83)。従って、当該専用証明書が送信された配信制御手段12は、上記見積もり交換処理の次の処理である購入処理を実施するため、電子商取引基盤手段13に対して、受信した専用証明書を添付して、購入実行要求を送信する(ステップS84)。
次に、電子商取引基盤手段13は、提携先である仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13に対して、受信した専用証明書を添付して、XML形式の購入要求を送信する(ステップS85)。上記XML形式の購入要求を受信すると、仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13は、購入要求に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。このとき、電子商取引基盤手段13は、提携先である仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13にXML形式で納入回答を送信する際に添付すべき別の専用証明書も仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22から取得する。この照合の結果、問題がある場合には、当該電子商取引基盤手段13は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップS86)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該電子商取引基盤手段13は、外部のシステムと交信して与信手続を行い、その結果を得る(ステップS87)。次に、与信手続の結果を得ると、当該電子商取引基盤手段13は、仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13に対して、ステップS86の処理で取得した別の専用証明書を添付して、XML形式で納入回答を送信する(ステップS88)。
XML形式の納入回答を受信すると、仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤手段13は、納入回答に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。照合の結果、問題がない場合は、当該電子商取引基盤手段13は、XML形式の納入回答から納入回答を取り出した後、提携先である仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13に対して、ステップS82〜S84の処理で取得した専用証明書を添付して、XML形式の受け取り指示を送信する(ステップS89)。
上記XML形式の受け取り指示を受信すると、仲介装置1(n+1)を構成する電子商取引基盤手段13は、受け取り指示に添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該電子商取引基盤手段13は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップS90)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該電子商取引基盤手段13は、配信制御手段12に当該コンテンツの転送指示を送信する(ステップS91)。当該配信制御手段12は、当該コンテンツの転送指示に基づいて、選択されたコンテンツの詳細な情報を得るために、仲介装置1(n+1)を構成するメタデータベース19を検索し、コンテンツに付与されたXML形式のアノテーションデータを読み込む(ステップS92)。
今の場合、当該アノテーションデータには、付与された追加情報が存在しており、コンテンツ自体の格納場所、暗号化解読のキー、ライセンス権等が指定されているものとする。従って、当該配信制御手段12は、上記アノテーションデータに基づいて、仲介装置1(n+1)を構成するメディア情報データベース20から、圧縮・暗号化されているコンテンツを入手する(ステップS93)。
次に、当該配信制御手段12は、入手したコンテンツについて、上記転送指示元であるコンテンツ利用装置2(n,k)がアクセス可能か否かの監査するために、仲介装置1(n+1)を構成するライセンス管理手段14に対して、上記ステップS90の処理で利用した専用証明書を参照して、監査要求を送信する(ステップS94)。これにより、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20にアクセスし、選択されたコンテンツの内容の自己同一性、ライセンス権の確認を行う(ステップS95)。
従って、メディア情報データベース20は、当該ライセンス管理手段14にライセンスに関する監査結果及び仔細情報を供給する(ステップS96)。次に、当該ライセンス管理手段14は、メディア情報データベース20から供給された監査結果及び仔細情報を配信制御手段12に供給する(ステップS97)。このとき、ライセンス上、特に問題が存在していない場合には、配信制御手段12は、選択されたコンテンツについて、復号化及び圧縮の解除、ストリーム化を行わず、上記XML形式のダウンロード依頼の送信元である仲介装置1(n)を構成する配信制御手段12に転送する(ステップS98)。次に、当該配信制御手段12は、上記ステップS91の処理で当該コンテンツの転送指示を送信してきた電子商取引基盤手段13に対し、当該コンテンツの転送が完了したことを通知する(ステップS99)。
一方、仲介装置1(n)を構成する配信制御手段12は、暗号・圧縮されたコンテンツが供給されると、上記ステップS84の処理で購入実行要求したコンテンツを入手したことを仲介装置1(n)を構成する電子商取引基盤装置13に通知する(ステップS100)。次に、当該配信制御手段12は、供給されたコンテンツについて復号化及び圧縮の解除を行い、当該コンテンツに関するアクセス情報等をコンテンツ仲介手段11に供給する(ステップS101)。
当該コンテンツに関するアクセス情報等が供給されると、当該コンテンツ仲介手段11は、当該コンテンツを指定された方式により、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成するアプリケーション利用環境4にダウンロードしたり、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成する記憶部に格納した後、上記ステップS78の処理で送信した当該コンテンツの購入開始指示に対応した一連の処理が完了したことをコンテンツ利用装置2(n,k)を構成するアプリケーション利用環境4にダウンロードされている該当手段に通知する(ステップS102)。
(5)利用者データメンテナンス処理
まず、図6に示すように、仲介装置1(n)を構成するサイト管理手段18は、仲介装置1(n)を構成する利用者管理データベース21のデータをメンテナンスするための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境24にダウンロードする。これにより、仲介装置1(n)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のマスタメンテナンス手段16に対して、メンテナンス要求を送信する(ステップSA1)。
これにより、マスタメンテナンス手段16は、利用者管理データベース21をアクセスし、上記入力された認証情報に基づいて、当該担当者が正当な登録利用者であるか否か及び正当な管理者権限を有しているか否かを確認する。そして、当該担当者が正当な登録利用者でないか又は正当な管理者権限を有していないなど、問題がある場合は、マスタメンテナンス手段16は、上記メンテナンス要求を拒絶する(ステップSA2)。
一方、当該担当者が正当な登録利用者であり、かつ、正当な管理者権限を有している場合には、当該マスタメンテナンス手段16は、認証がなされた旨及びメンテナンスを容認する旨をサイト管理手段18に送信する。これにより、サイト管理手段18を構成するアプリケーション利用環境24にダウンロードされた機能は、認証がなされた旨及びメンテナンス用画面を表示部に表示する。従って、担当者は、表示部に表示されたメンテナンス用画面を目視しつつ、操作部を操作して、利用者管理データベース21に記憶されているデータを更新するために、例えば、新たな利用者データを入力する。上記機能は、この新たな利用者データを当該マスタメンテナンス手段16に送信する。従って、当該マスタメンテナンス手段16は、送信された新たな利用者データに基づいて、利用者管理データベース21を更新する(ステップSA3)。
以上説明した処理により、仲介装置1(n)を構成する利用者管理データベース21に新たな利用者データが登録・更新されたので、当該マスタメンテナンス手段16は、提携先である他の仲介装置1に対して、当該利用者データの登録・更新通知を送信する。以下では、提携先として仲介装置1(n+1)を例にとって説明する。上記ステップSA3における当該利用者管理データベース21への登録・更新が終了すると、当該マスタメンテナンス手段16は、管理配信制御手段15を起動する(ステップSA4)。管理配信制御手段15は、起動後直ちに、提携先である仲介装置1(n+1)と通信するために、専用証明書管理データベース22にアクセスし(ステップSA5)、上記通信の際に上記利用者データの登録・更新通知に添付すべき専用証明書を専用証明書管理データベース22から入手する(ステップSA6)。
次に、当該管理配信制御手段15は、利用者管理データベース21にアクセスし、上記ステップSA3の処理で新規に登録・更新された利用者データの一覧を読み出す(ステップSA10)。次に、当該管理配信制御手段15は、読み出した利用者データの一覧をXML形式に変換した後、そのXML形式の利用者データの一覧に、上記ステップSA6の処理で入手した専用証明書を添付して、仲介装置1(n+1)を含めたすべての提携先の仲介装置1に送信する(ステップSA7)。
仲介装置1(n+1)を構成する管理配信制御手段15は、XML形式の利用者データの一覧を受信すると、これに添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該管理配信制御手段15は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップSA8)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該管理配信制御手段15は、XML形式の利用者データの一覧を仲介装置1(n+1)を構成する利用者管理データベース21に登録し、仲介装置1(n+1)の内部でも仲介装置1(n)の内部に格納されている利用者管理データベースと整合をとるように設定する(ステップSA9)。
(6)コミュニティデータメンテナンス処理
まず、図7に示すように、仲介装置1(n)を構成するサイト管理手段18は、仲介装置1(n)を構成するコミュニティ管理データベース23のデータをメンテナンスするための機能を仲介装置1(n)から内部のアプリケーション利用環境24にダウンロードする。これにより、仲介装置1(n)の制御部は、表示部に認証情報の入力を促す画面を表示し、担当者が操作部を操作して認証情報を入力すると、仲介装置1(n)のマスタメンテナンス手段16に対して、メンテナンス要求を送信する(ステップSB1)。
これにより、マスタメンテナンス手段16は、利用者管理データベース21をアクセスし、上記入力された認証情報に基づいて、当該担当者が正当な登録利用者であるか否か及び正当な管理者権限を有しているか否かを確認する。そして、当該担当者が正当な登録利用者でないか又は正当な管理者権限を有していないなど、問題がある場合は、マスタメンテナンス手段16は、上記メンテナンス要求を拒絶する(ステップSB2)。
一方、当該担当者が正当な登録利用者であり、かつ、正当な管理者権限を有している場合には、当該マスタメンテナンス手段16は、認証がなされた旨及びメンテナンスを容認する旨をサイト管理手段18に送信する。これにより、サイト管理手段18を構成するアプリケーション利用環境24にダウンロードされた機能は、認証がなされた旨及びメンテナンス用画面を表示部に表示する。従って、担当者は、表示部に表示されたメンテナンス用画面を目視しつつ、操作部を操作して、コミュニティ管理データベース23に記憶されているデータを更新するために、例えば、新たなコミュニティデータを入力する。上記機能は、この新たなコミュニティデータを当該マスタメンテナンス手段16に送信する。従って、当該マスタメンテナンス手段16は、送信された新たなコミュニティデータに基づいて、コミュニティ管理データベース23を更新する(ステップSB3)。
以上説明した処理により、仲介装置1(n)を構成するコミュニティ管理データベース23に新たなコミュニティデータが登録・更新されたので、当該マスタメンテナンス手段16は、提携先である他の仲介装置1に対して、当該コミュニティデータの登録・更新通知を送信する。以下では、提携先として仲介装置1(n+1)を例にとって説明する。上記ステップSB3における当該コミュニティ管理データベース23への登録・更新が終了すると、当該マスタメンテナンス手段16は、管理配信制御手段15を起動する(ステップSB4)。管理配信制御手段15は、起動後直ちに、提携先である仲介装置1(n+1)と通信するために、専用証明書管理データベース22にアクセスし(ステップSB5)、上記通信の際に上記コミュニティデータの登録・更新通知に添付すべき専用証明書を専用証明書管理データベース22から入手する(ステップSB6)。
次に、当該管理配信制御手段15は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、上記ステップSB3の処理で新規に登録・更新されたコミュニティデータの一覧を読み出す(ステップSB10)。次に、当該管理配信制御手段15は、読み出したコミュニティデータの一覧をXML形式に変換した後、そのXML形式のコミュニティデータの一覧に、上記ステップSB6の処理で入手した専用証明書を添付して、仲介装置1(n+1)を含めたすべての提携先の仲介装置1に送信する(ステップSB7)。
仲介装置1(n+1)を構成する管理配信制御手段15は、XML形式のコミュニティデータの一覧を受信すると、これに添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該管理配信制御手段15は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップSB8)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該管理配信制御手段15は、XML形式のコミュニティデータの一覧を仲介装置1(n+1)を構成するコミュニティ管理データベース23に登録し、仲介装置1(n+1)の内部でも仲介装置1(n)の内部に格納されているコミュニティ管理データベースと整合をとるように設定する(ステップSB9)。
(7)専用証明書メンテナンス処理
図1に示すように、各仲介装置1には、それぞれ自動メンテナンス手段17が存在しており、各仲介装置1を構成する専用証明書管理データベース22に格納されている専用証明書が新規に登録・更新された際に、提携先である他の仲介者装置1に対して、専用証明書データの登録・更新通知を送信することができる。以下では、提携先として仲介装置1(n+1)を例にとって説明する。
まず、図8に示すように、仲介装置1(n)を構成する自動メンテナンス手段17は、オペレーティングシステム等により指定された定時ごとに起動される(ステップSC1)。起動された後、当該自動メンテナンス手段17は、利用者管理データベース21にアクセスし、新たに登録・更新された利用者データの一覧を読み出す(ステップSC2)。次に、当該自動メンテナンス手段17は、コミュニティ管理データベース23にアクセスし、新たに登録・更新されたコミュニティデータの一覧を読み出す(ステップSC3)。
次に、当該自動メンテナンス手段17は、上記ステップSC2の処理で取得した新規登録・更新された利用者データの一覧及び上記ステップSC3の処理で取得した新規登録・更新されたコミュニティデータの一覧を参照しつつ、専用証明書管理データベース22を一括検索し、提携先である他の仲介装置1ごとに、新たに登録・更新された専用証明書の一覧を取り出す。次に、当該自動メンテナンス手段17は、当該専用証明書の一覧を個々の専用証明書の内容も含めてXML形式で構成する(ステップSC4)。当該自動メンテナンス手段17は、以上説明したステップSC4〜SC8の処理を、提携先であるすべての仲介装置について繰り返す。
次に、当該自動メンテナンス手段17は、仲介装置1(n)を構成する管理配信制御手段15を起動する(ステップSC5)。当該管理配信制御手段15は、起動後直ちに、提携先である仲介装置1(n+1)と通信するために、専用証明書管理データベース22にアクセスし(ステップSC6)、上記通信の際に上記XML形式の専用証明書の一覧に添付すべき専用証明書を専用証明書管理データベース22から入手する(ステップSC7)。
次に、当該管理配信制御手段15は、上記ステップSC7の処理で入手した専用証明書を添付して、XML形式の専用証明書の一覧を仲介装置1(n+1)に転送する(ステップSC8)。
仲介装置1(n+1)を構成する管理配信制御手段15は、XML形式の専用証明書の一覧を受信すると、これに添付されている専用証明書を取り出し、仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合する。この照合の結果、問題がある場合には、当該管理配信制御手段15は、エラーとみなしてエラー対応処理を実施する(ステップSC9)。
一方、上記専用証明書を専用証明書管理データベース22が管理する専用証明書と照合した結果、問題ない場合は、当該管理配信制御手段15は、当該仲介装置1(n+1)を構成する自動メンテナンス手段17を起動するとともに、当該自動メンテナンス手段17に上記XML形式の専用証明書の一覧を送信する(ステップSC10)。
起動された自動メンテナンス手段17は、当該仲介装置1(n+1)を構成する専用証明書管理データベース22に格納されている専用証明書をメンテナンスする。このメンテナンスの際には、後述するステップSC11〜SC13の処理を、XML形式の専用証明書の一覧の専用証明書のエントリ数だけ繰り返す。当該自動メンテナンス手段17は、XML形式の専用証明書の一覧の中から、1個の専用証明書エントリを取り出し、当該仲介装置1(n+1)を構成するコミュニティ管理データベース23を検索し、コミュニティデータの整合性をチェックする(ステップSC11)。次に、当該自動メンテナンス手段17は、上記ステップSC11の処理で用いた専用証明書エントリを参照した上で、当該仲介装置1(n+1)を構成する利用者管理データベース21を検索し、利用者データの整合性をチェックする(ステップSC12)。次に、当該自動メンテナンス手段17は、上記ステップSC11の処理で用いたXML形式の専用証明書の一覧の中から取り出した専用証明書エントリに基づいて、専用証明書管理データベース22を検索し、専用証明書のエントリをメンテナンスする。このとき、当該自動メンテナンス手段17は、専用証明書管理データベース22に該当するエントリが既に格納されている場合は、当該エントリで更新し、存在していない場合は専用証明書管理データベース22に新規に当該エントリを登録する(ステップSC13)。
このように、本発明の実施の形態1によれば、コンテンツ流通支援システムにおいて、インターネット上で分散された複数で異種の仲介装置の統合運営を実現することができる。これにより、多様な仲介装置の参加が可能となるが、コミュニティ情報等を共有的に管理し、その統合された運営を実現しているので、市場の細分化が無秩序に形成されることはない。従って、更なるコンテンツ流通の成熟・拡大に貢献することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、最小発行粒度単位の専用証明書による信用関係を確立し、維持し、かつ、検証している。さらに、この手法を電子商取引に適用するとともに、コンテンツの利用権を管理するライセンス管理機能を連携して動作させ、ライセンス管理の確度を向上させている。従って、高信頼度のライセンス制御及び電子商取引の実現に貢献することができる。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係るコンテンツ流通支援システムの構成を示す概略図である。図9において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。本発明の実施の形態2に係るコンテンツ流通支援システムでは、全部又は一部のコンテンツ利用装置2、コンテンツ提供装置3が電子商取引基盤手段13を備え、電子商取引基盤手段13を備えたコンテンツ利用装置2及びコンテンツ提供装置3の取引は、仲介者装置1を介しない形態が考えられる。この場合、仲介者装置1は、コミュニティ管理、販売カタログ管理、利用、配信管理の機能を有することになる。図9の例では、コンテンツ利用装置2(n,k)及び2(n+1,k)並びにコンテンツ提供装置3(n,k)及び3(n+1,k)が電子商取引基盤手段13を備えている。
次に、上記構成のコンテンツ流通支援システムの動作について説明する。まず、コンテンツ提供装置3(n,k)からコンテンツを購入する処理以外の処理については、上述した実施の形態1の場合と同様である。また、コンテンツ利用装置2(n,k)から提携先のコンテンツを購入する処理において、コンテンツ仲介手段11に対してカタログを請求し、コンテンツ利用装置2(n,k)が属するコミュニティに応じてカタログ情報を表示する図5に示すステップS61〜S63までの処理については、上述した実施の形態1の場合と同様である。しかし、本発明の実施の形態2では、見積もりから納品までの処理が上述した実施の形態1とは異なる。以下、図10に示す概念図を参照して説明する。
まず、コンテンツ利用装置2(n,k)は、カタログから購入するコンテンツを選択し、該当コンテンツのアノテーションデータをメタデータベース19から検索する。このとき、アノテーションデータには取引相手となるコンテンツ提供装置3又は仲介装置1に関する情報が含まれている(ステップSD1)。次に、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成する電子商取引基板手段13は、アノテーションデータに含まれる取引相手情報にしたがって、当該コンテンツを保有するコンテンツ提供装置3(n+1,k)に対して直接見積もり要求を送信する(ステップSD2)。
当該コンテンツ提供装置3(n+1,k)を構成する電子商取引基盤手段13は、見積もり要求を受信すると、見積もり要求に応じて、見積もり内容を直接コンテンツ利用装置2(n,k)へ返信する(ステップSD3)。これにより、当該コンテンツ利用装置2(n,k)では、アプリケーション利用環境4に当該見積もり結果をダウンロードし、表示部に表示する。従って、担当者は、コンテンツ利用装置2(n,k)の表示部に表示されている見積もり結果である金額を見て購入するか否かを決定する。
担当者が購入を決定した場合、コンテンツ利用装置2(n,k)を構成する電子商取引基板手段13は、購入要求をコンテンツ提供装置3(n+1,k)に送信する(ステップSD4)。コンテンツ提供装置3(n+1,k)を構成する電子商取引基盤手段13(n+1,k)は、購入要求を受信すると、仲介装置1(n+1)を構成する利用者管理データベース21に対して、要求元のコンテンツ利用装置2(n,k)が当該コンテンツを利用可能か否か及び購入可能権限を有するか否かを確認する。問題がある場合は、購入要求を拒絶する(ステップSD5)。
一方、問題がない場合には、当該コンテンツ提供装置3(n+1,k)を構成する電子商取引基盤手段13は、購入要求に対して納入回答をコンテンツ提供装置3(n+1,k)に対して返信する(ステップSD6)。納入回答を受理した当該コンテンツ利用装置2(n,k)を構成する電子商取引基板手段13では、XML形式の受け取りを作成し、納入回答送信元のコンテンツ提供装置3(n+1,k)に返信する(ステップSD7)。
受け取りを受信した当該コンテンツ提供装置3(n+1,k)を構成する電子商取引基盤手段13は、提携先である仲介装置1(n+1)に対して、納品したコンテンツの転送指示を送信する(ステップSD8)。これ以降、仲介装置1(n+1)を構成する配信制御手段12による処理は、上述した実施の形態1で説明したステップS9〜S102の処理と同様である。
このように、本発明の実施の形態2によれば、仲介装置1は、実際の見積もり、商取引手段を各コンテンツ提供装置3、各コンテンツ利用装置2に委譲することによって取引に伴う仲介装置1に対するトラフィックや負荷を軽減することが可能である。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の各実施の形態では、コンテンツ利用装置2、コンテンツ提供装置3、あるいはサイト管理手段18は、アプリケーション利用環境4、5、あるいは24をそれぞれ備え、各処理を行う際には、自己が管理される仲介装置1から当該処理に対応したアプリケーションがダウンロードする例を示したが、これに限定されない。各処理を行うたのめアプリケーションは、コンテンツ利用装置2、コンテンツ提供装置3、あるいはサイト管理手段18を構成する記憶部に予め記憶されているとしても良い。
また、上述の各実施の形態では、仲介装置がコンテンツの作成、編集、加工(2次加工を含む)については、特に言及していない。しかし、本発明は、仲介装置がコンテンツの作成、編集、加工(2次加工を含む)を支援する機能を有している場合にも適用することができる。なお、コンテンツの作成、編集、加工(2次加工を含む)の支援の詳細については、例えば、上記した特許文献1に開示されている。
また、上述の各実施の形態では、コンテンツ利用装置2がコンテンツアグリゲータである例を示したが、これに限定されず、コンテンツ利用装置2は、いわゆるエンドユーザが所持するコンピュータ等の情報処理装置であっても良い。
また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用することができる。
本発明の実施の形態1に係るコンテンツ流通支援システムの構成を示す概略図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおけるコンテンツ登録処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおけるローカルコンテンツ利用処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおけるエクスターナルコンテンツ利用処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおけるエクスターナルコンテンツ購入処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおける利用者データメンテナンス処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおけるコミュニティデータメンテナンス処理を説明するための概念図である。 図1に示すコンテンツ流通支援システムにおける専用証明書メンテナンス処理を説明するための概念図である。 本発明の実施の形態2に係るコンテンツ流通支援システムの構成を示す概略図である。 図9に示すコンテンツ流通支援システムにおけるコンテンツ購入処理を説明するための概念図である。
符号の説明
1,1(n),1(n+1) 仲介装置
2,2(n,k),2(n+1,1),2(n+1,k),2(n+1,k+1) コンテンツ利用装置
3,3(n,k),3(n+1,1),3(n+1,k),3(n+1,k+1) コンテンツ提供装置
4,5,24 アプリケーション利用環境
6 コンテンツ
11 コンテンツ仲介手段
12 配信制御手段
13 電子商取引基盤手段
14 ライセンス管理手段
15 管理配信制御手段
16 マスタメンテナンス手段
17 自動メンテナンス手段
18 サイト管理手段
19 メタデータベース
20 メディア情報データベース
21 利用者管理データベース
22 専用証明書管理データベース
23 コミュニティ管理データベース

Claims (15)

  1. コンテンツ提供装置とコンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を支援するコンテンツ流通支援方法において、
    複数の前記コンテンツ提供装置及び複数の前記コンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツの流通を仲介する複数の仲介装置を備え、
    ある前記コンテンツ提供装置又はある前記コンテンツ利用装置が自己が属する通信発呼側の前記仲介装置以外の通信着呼側の他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、通信発呼側の前記仲介装置は、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、
    通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証する
    ことを特徴とするコンテンツ流通支援方法。
  2. 各前記仲介装置は、
    同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、
    通信発呼側の前記仲介装置は、前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、
    通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合する
    ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ流通支援方法。
  3. 各前記仲介装置は、複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ流通支援方法。
  4. 各前記仲介装置は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンテンツ流通支援方法。
  5. 前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の少なくとも一部は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴とする請求項4記載のコンテンツ流通支援方法。
  6. コンテンツ提供装置とコンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を支援するコンテンツ流通支援システムにおいて、
    複数の前記コンテンツ提供装置及び複数の前記コンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツの流通を仲介する複数の仲介装置を備え、
    ある前記コンテンツ提供装置又はある前記コンテンツ利用装置が自己が属する通信発呼側の前記仲介装置以外の通信着呼側の他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、通信発呼側の前記仲介装置は、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、
    通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証する
    ことを特徴とするコンテンツ流通支援システム。
  7. 各前記仲介装置は、
    同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、
    通信発呼側の前記仲介装置は、前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、
    通信着呼側の前記仲介装置は、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合する
    ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ流通支援システム。
  8. 各前記仲介装置は、複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴とする請求項6又は7記載のコンテンツ流通支援システム。
  9. 各前記仲介装置は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のコンテンツ流通支援システム。
  10. 前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の少なくとも一部は、前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴とする請求項9記載のコンテンツ流通支援システム。
  11. コンピュータに請求項1乃至10のいずれかに記載の機能を実現させるためのコンテンツ流通支援プログラム。
  12. 複数のコンテンツ提供装置及び複数のコンテンツ利用装置を管理するとともに、前記コンテンツ提供装置と前記コンテンツ利用装置との間で行われるコンテンツの流通を仲介する仲介装置であって、
    自己が管理する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置が他の前記仲介装置が管理する他の前記コンテンツ提供装置又は他の前記コンテンツ利用装置に対して前記コンテンツの流通を要求する通信の際に、当該前記コンテンツ提供装置又は当該前記コンテンツ利用装置が参加するコミュニティごとに対応する前記コミュニティに正当に属していることを証明する専用証明書を添付し、
    前記コンテンツの流通が要求された場合には、添付された前記専用証明書に基づいて、前記コンテンツの流通を要求した前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置を認証する
    ことを特徴とする仲介装置。
  13. 同一の前記専用証明書が格納された専用証明書管理データベースを有し、
    前記コンテンツの流通を要求する際に、自己が管理する前記専用証明書管理データベースから前記コンテンツの流通を要求する前記コンテンツ提供装置又は前記コンテンツ利用装置の前記専用証明書を入手し、
    前記コンテンツの流通が要求された場合には、添付された前記専用証明書と、自己が管理する前記専用証明書管理データベースに格納された前記専用証明書を照合する
    ことを特徴とする請求項12記載の仲介装置。
  14. 複数の前記仲介者サイトにわたって、前記コミュニティに関するデータを一括管理するコミュニティ管理データベースを有し、新規登録・更新された任意の前記コミュニティに関するデータを他の仲介者装置に送信することを特徴とする請求項12又は13記載の仲介装置。
  15. 前記専用証明書を用いて前記コンテンツの流通に関する電子商取引を仲介することを特徴とする請求項121乃至14のいずれかに記載の仲介装置。
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