JP2006244339A - 情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア - Google Patents
情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア Download PDFInfo
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Abstract
【課題】デジタルコンテンツ受信機能を有する情報処理装置(例えば、パソコン)に関し、セキュア装置とデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアとの間の認証を不要とし、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされることを防止し、デジタルコンテンツの保護を高める。
【解決手段】セキュアハード29は、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出して復号したデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵をセキュアソフト35の鍵領域36に設定する。セキュアソフト35は、セキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号を鍵領域36に設定されている共通鍵を使用して行う工程をコンピュータに実行させる。
【選択図】 図1
【解決手段】セキュアハード29は、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出して復号したデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵をセキュアソフト35の鍵領域36に設定する。セキュアソフト35は、セキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号を鍵領域36に設定されている共通鍵を使用して行う工程をコンピュータに実行させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタル放送やインターネットを介してデジタルコンテンツを受信する機能を有するパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)等のように、デジタルコンテンツ受信機能を有する情報処理装置、および、このような情報処理装置に搭載して好適なセキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに関する。具体的には、パソコンのようなオープンアーキテクチャ機器におけるデジタルコンテンツ保護強化技術に関する。
BS/CSデジタル放送や地上デジタル放送の開始に伴い、DVDレコーダ等の、いわゆるデジタル家電の売れ行きが好調である。これらは、いわゆる「クローズド(closed)なアーキテクチャ」機器であり、一般的には、受信・録画したデジタルコンテンツを暗号化されていない状態で取り出すことは難しい。
他方、オープンアーキテクチャ機器であるパソコンにおいても、その普及に伴い、デジタル放送を視聴・録画したいというニーズは高まっている。しかしながら、パソコンの場合には、オープンアーキテクチャであるが故に、受信・録画したデジタルコンテンツを暗号化されていない状態で取り出し、更には悪意を持ってインターネットに流出させるなどといったことができてしまう。
そこで、従来、デジタルコンテンツ受信機能を有するパソコンには、受信したデジタルコンテンツを暗号化し、更には容易にクラッキング(cracking)されないようにするための専用のハードウェアであるセキュア装置(以下、セキュアハードともいう)を搭載し、デジタルコンテンツの暗号化やパソコン内部で動作するデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア(以下、セキュアソフトともいう)の安全性を高める方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図3は従来提案されているパソコンの一例の一部分の構成図である。図3中、10はセキュアハードであり、パソコン内の受信・復調部から渡されるデジタルコンテンツを独自に持っている共通鍵で暗号化するものである。11は半導体メモリ、12は半導体メモリ11上で動作するセキュアソフトであり、セキュアハード10から渡される暗号化されたデジタルコンテンツを独自に持っている共通鍵で復号するものである。
このように、図3に示す従来のパソコンでは、セキュアソフト12は、セキュアハード10から渡される暗号化されたデジタルコンテンツを復号しないと、受信したデジタルコンテンツを再生することができないため、共通鍵をその内部に持っているが、セキュアソフト12がクラッキングされ、共通鍵が取り出されてしまうと、暗号化されたデジタルコンテンツの不正な復号・再生が可能となり、セキュリティホールとなってしまう。
そこで、図3に示す従来のパソコンでは、セキュアハード10とセキュアソフト12との間で認証を行い、セキュアソフト12の正当性をセキュアハード10側で検証し、必要であれば、共通鍵を別のものと交換するという処理を実行している。
特開2004−129227号公報
図3に示す従来のパソコンでは、受信したデジタルコンテンツを保護するためには、セキュアハード10とセキュアソフト12との間での認証をやめるわけにはいかない。しかしながら、セキュアハード10とセキュアソフト12との間での認証を、クラッキングする方から見ると、セキュアソフト12が認証のための何らかの処理を行うこと自体をパソコン上で監視することで、セキュアソフト12内の共通鍵を特定することが可能である。
これを防止するために、セキュアハード10とセキュアソフト12との間での認証方法をクラッキングすることが困難となるように複雑化することが考えられる。しかし、このようにすると、認証のための処理量が増え、セキュアソフト12自身の処理が重たくなるという問題点がある。
本発明は、かかる点に鑑み、セキュア装置とデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアとの間での認証を不要とすることにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができるようにした情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを提供することを目的とする。
本発明中、第1の発明は、デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、前記セキュア装置は、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有し、前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記鍵領域に設定された共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有するものである。
本発明中、第2の発明は、デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有するものである。
本発明中、第3の発明は、セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアであって、鍵領域を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記セキュア装置が前記鍵領域に設定した共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有するものである。
本発明中、第4の発明は、デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、前記セキュア装置は、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する第1の鍵束部を有し、前記第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有し、前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、前記第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記ポインタ領域に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有するものである。
本発明中、第5の発明は、デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する鍵束部を有し、前記鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有するものである。
本発明中、第6の発明は、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する第1の鍵束部を有するセキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアであって、前記セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、前記第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記セキュア装置が前記ポインタ領域に設定したポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有するものである。
第1の発明の情報処理装置によれば、セキュア装置は、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵をデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定し、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を鍵領域に設定された共通鍵を使用して行う工程をコンピュータに実行させるので、セキュア装置とデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアとの間で認証を行う必要がない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
第2の発明のセキュア装置によれば、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵はデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定されるので、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは鍵領域に設定された共通鍵を使用して暗号化されたデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させれば足り、第2の発明のセキュア装置との間で認証を行う必要はない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
第3の発明のデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアによれば、セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号は、セキュア装置が鍵領域に設定した共通鍵を使用して行われるので、セキュア装置との間で認証を行う必要はない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
第4の発明の情報処理装置によれば、セキュア装置は、第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定し、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、ポインタ領域に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程をコンピュータに実行させるので、セキュア装置とデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアとの間で認証を行う必要がない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
第5の発明のセキュア装置によれば、鍵束部の複数個の鍵領域のうち、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタがデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定されるので、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、セキュア装置が備える鍵束部と同一内容の鍵束部を備え、ポインタ領域に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して暗号化されたデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させれば足り、第5の発明のセキュア装置との間で認証を行う必要はない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
第6の発明のデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアによれば、セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、セキュア装置がポインタ領域に設定したポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程をコンピュータに実行させるので、セキュア装置との間で認証を行う必要はない。これにより、デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの認証のための挙動によってデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアや共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、デジタルコンテンツの保護を高めることができる。
図1は本発明の情報処理装置の第1実施形態であるパソコンを使用したデジタル放送受信システムの概略的構成図である。図1中、20は地上デジタル放送用のアンテナ、21はBS/CSデジタル放送用のアンテナ、22は本発明の情報処理装置の第1実施形態であるパソコン、23はディスプレイ、24はスピーカである。また、パソコン22において、25はハードディスク、26はセキュアボードであり、セキュアボード26は、チューナ27と、OFDM復調器28と、セキュアハード29を搭載している。
チューナ27は、アンテナ20、21で受信したデジタル放送信号を入力して選局を行うものである。OFDM復調器28は、チューナ27が選局したデジタル放送信号をOFDM(orthogonal frequency division multiplexing:直交周波数分割多重)復調するものである。セキュアハード29は、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツの復号・暗号化やハードディスク25から読み出したデジタルコンテンツの復号・暗号化等を行うものであり、本発明のセキュア装置の第1実施形態である。
セキュアボード26は、パソコン22のPCI(peripheral component interconnect)バス等に接続されているが、これらPCIバス等は仕様が公開されているため、バス上を流れるデジタルコンテンツを暗号化しないと、これらPCIバス等からデジタルコンテンツが第三者により抜き取られるおそれがある。このため、バス上を流れるデジタルコンテンツを暗号化する必要があり、セキュアハード29が搭載されている。
セキュアハード29において、30はOFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツをMULTI2暗号復号鍵(スクランブル鍵)で復号する放送復号部、31は放送復号部30が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出したデジタルコンテンツの復号・暗号化等を行う暗号/復号部である。
32は暗号/復号部31がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵の発生を指示する共通鍵発生指示部であり、33は共通鍵発生指示部32の指示により、暗号/復号部31がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を発生する共通鍵発生部である。本例では、共通鍵発生指示部32は、共通鍵発生部33に対し、後述するセキュアソフト起動時に、毎回、異なる共通鍵の発生を指示し、その後、共通鍵を定期又は不定期に変化させるように共通鍵の発生を指示する。
また、34は半導体メモリ、35は半導体メモリ34上で動作するセキュアソフト(本発明のデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの第1実施形態)であり、セキュアハード29から送られてくるセキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号等をパソコン22が搭載するCPU(コンピュータ)に実行させるものである。
36はセキュアソフト35内の鍵領域であり、セキュアハード29がデジタルコンテンツの暗号化に使用するために共通鍵発生部33から発生させた共通鍵を復号用の鍵として設定する領域である。セキュアハード29は、セキュアソフト35内の鍵領域36の場所を知っており、セキュアハード29による鍵領域36に対する共通鍵の設定は、セキュアソフト35の関与なしに行われる。また、セキュアハード29は、共通鍵が変化したときは、鍵領域36の共通鍵を新しい共通鍵と書き換える。
また、37はセキュアソフト35がデジタルコンテンツ中の映像を書き込むビデオメモリであり、ビデオメモリ37に書き込まれた映像はディスプレイ23により表示される。38はセキュアソフト35から送られてくるデジタルコンテンツ中の音声データをアナログ音声信号に変換するDA(digital to analog)コンバータ、39はDAコンバータ38が出力する音声信号を増幅してスピーカ24に与えるアンプである。
図1に示すデジタル放送受信システムでは、アンテナ20、21が受信したデジタル放送信号はチューナ27に与えられ、チューナ27が選択したデジタル放送信号はOFDM復調器28でOFDM復調され、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツはセキュアハード29に送られる。
セキュアハード29では、放送復号部30において、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツのMULTI2暗号復号鍵を使用した復号が行われ、復号されたデジタルコンテンツは暗号/復号部31に送られる。暗号/復号部31では、放送復号部30から送られてくるデジタルコンテンツの暗号化が、共通鍵発生部33が出力する共通鍵を使用して行われる。
ここで、受信したデジタル放送のデジタルコンテンツをリアルタイムで再生する場合には、セキュアハード29は、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵をセキュアソフト35の鍵領域36に設定し、かつ、暗号化したデジタルコンテンツをセキュアソフト35に転送する。
セキュアソフト35は、セキュアハード29から送られてくるセキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号をセキュアハード29が鍵領域36に設定した共通鍵を使用して行う工程をパソコン22が搭載するCPU(コンピュータ)に実行させ、ビデオデータをビデオメモリ37に転送すると共に、音声データをDAコンバータ38に転送する。
また、受信したデジタルコンテンツを録画する場合には、セキュアハード29は暗号/復号部31で暗号化したデジタルコンテンツをハードディスク25に蓄積する。セキュアハード29は、ハードディスク25に録画した暗号化されているデジタルコンテンツを再生する場合には、ハードディスク25から、暗号化されているデジタルコンテンツを読み出し、暗号/復号部31で録画時の共通鍵を使用して復号し、更に、共通鍵発生部33が発生する別の共通鍵を使用して暗号化する。
この場合には、セキュアハード29は、デジタルコンテンツの復号後の暗号化に使用する共通鍵をセキュアソフト35の鍵領域36に設定し、かつ、暗号化したデジタルコンテンツをセキュアソフト35に転送する。
セキュアソフト35は、セキュアハード29から送られてくるセキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号を鍵領域36に設定されている共通鍵を使用して行う工程をパソコン22が搭載するCPU(コンピュータ)に実行させ、ビデオデータをビデオメモリ37に転送すると共に、音声データをDAコンバータ38に転送する。
なお、一見すると、セキュアソフト35がハードディスク25に録画されたデジタルコンテンツを直接復号する方が簡単に見えるが、この場合、復号に使われる共通鍵が変化しないため、即ち、録画時に使用した共通鍵のみ使用可能なため、クラッキングによる共通鍵やデジタルコンテンツの流出を招いてしまう可能性が高くなってしまう。パソコン22のように、録画用の鍵と復号用の鍵を別にした方が、安全性がより高まる。
また、鍵領域36に設定された共通鍵は、セキュアハード29により定期又は不定期に書き換えられる。この場合には、セキュアソフト35は、セキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、書き換えられた共通鍵により行う。
また、放送によっては副音声、文字情報等があるが、それらの情報を必要とする場合には、セキュアソフト35がそれらの情報を必要とする旨の要求を鍵領域36に設定されている共通鍵を使って暗号化してセキュアハード29に送る。セキュアハード29は、送られてきたセキュアソフト35の要求を自分が持つ(自分が発生する共通鍵)で復号化し、必要があれば、チューナ27やOFDM復調器28に必要な選局情報等を送って、必要なチャネルのみを受信させる等の処理を行う。このように、セキュアソフト35側での選局情報等の暗号化処理にも、本例の共通鍵の仕組みを使用することができる。
以上のように、本発明の情報処理装置の第1実施形態であるパソコン22においては、セキュアハード29は、セキュアソフト35内の鍵領域36の場所を知っており、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出して復号したデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵をセキュアソフト35の鍵領域36に設定する機能を有している。
そして、セキュアソフト35は、セキュアハード29が暗号化したデジタルコンテンツの復号をセキュアハード29がセキュアソフト35の関与なしに鍵領域36に設定した共通鍵を使用して行う工程をCPU(コンピュータ)に実行させるので、セキュアハード29とセキュアソフト35との間で認証を行う必要がない。
したがって、セキュアソフト35の認証のための挙動によってセキュアソフト35や共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、パソコンのようなオープンアーキテクチャ機器においても、デジタルコンテンツの保護を高めることができ、デジタルコンテンツのより一般的な普及を図ることができる。
(第2実施形態)
図2は本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコンを使用したデジタル放送受信システムの概略的構成図である。図2中、40は本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコンであり、20、21は前述したアンテナ、23は前述したディスプレイ、24は前述したスピーカである。
図2は本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコンを使用したデジタル放送受信システムの概略的構成図である。図2中、40は本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコンであり、20、21は前述したアンテナ、23は前述したディスプレイ、24は前述したスピーカである。
本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコン40は、図1に示すパソコン22が搭載するセキュアボード26およびセキュアソフト35と構成の異なるセキュアボード41およびセキュアソフト42(本発明のデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの第2実施形態)を搭載し、その他については、図1に示すパソコン22と同様に構成したものである。
セキュアボード41は、図1に示すセキュアボード26に搭載しているセキュアハード29と構成の異なるセキュアハード43(本発明のセキュア装置の第2実施形態)を搭載し、その他については、図1に示すセキュアボード26と同様に構成したものである。
セキュアハード43において、44はOFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツをMULTI2暗号復号鍵で復号する放送復号部、45は放送復号部44が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出したデジタルコンテンツの復号・暗号化等を行う暗号/復号部である。
46は鍵束部であり、47〜50は暗号/復号部45がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域、51は鍵領域47〜50のうち、暗号/復号部45がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵が格納された鍵領域のポインタ(アドレスの値)の発生を指示するポインタ発生指示部、52はポインタ発生指示部51の指示により、暗号/復号部45がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵が格納された鍵領域のポインタを発生するポインタ発生部である。なお、本例では、鍵領域が4つの場合を記載しているが、実際には、可能な限り、多くの鍵領域を持つ方が良い。
本例では、ポインタ発生指示部51は、ポインタ発生部52に対し、セキュアソフト42起動時に、毎回、異なるポインタの発生を指示し、その後、ポインタを定期又は不定期に変化させるようにポインタの発生を指示する。
セキュアソフト42において、53はセキュアハード43がデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域を指示するためにポインタ発生部52から出力させたポインタを設定するポインタ領域、54は鍵束部、55〜58はセキュアソフト42がセキュアハード43から送られてくる暗号化されているデジタルコンテンツの復号に使用する共通鍵を格納する鍵領域である。
なお、セキュアハード43は、セキュアソフト42内のポインタ領域53の場所を知っており、セキュアハード43によるポインタ領域53に対するポインタの設定は、セキュアソフト42の関与なしに行われる。また、セキュアハード43は、ポインタが変化したときは、ポインタ領域53のポインタを新しいポインタと書き換える。
また、セキュアソフト42の鍵束部54は、セキュアハード43の鍵束部46と同数の鍵領域55〜58を有しており、鍵領域47、55と、鍵領域48、56と、鍵領域49、57と、鍵領域50、58のそれぞれの2個の鍵領域はポインタを同一とされ、同一の共通鍵が予め格納される領域である。
図2に示すデジタル放送受信システムでは、アンテナ20、21が受信したデジタル放送信号はチューナ27に与えられ、チューナ27が選択したデジタル放送信号はOFDM復調器28でOFDM復調され、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツはセキュアハード43に送られる。
セキュアハード43では、放送復号部44において、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツのMULTI2暗号復号鍵を使用した復号が行われ、復号されたデジタルコンテンツは暗号/復号部45に送られる。暗号/復号部45では、放送復号部44から送られてくるデジタルコンテンツの暗号化が、鍵領域47〜50のうち、ポインタ発生部52が発生するポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行われる。
ここで、受信したデジタル放送のデジタルコンテンツをリアルタイムで再生する場合には、セキュアハード43は、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域を指示するポインタをセキュアソフト42のポインタ領域53に設定し、かつ、暗号化したデジタルコンテンツをセキュアソフト42に転送する。
セキュアソフト42は、セキュアハード43から送られてくるセキュアハード43が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、鍵領域55〜58のうち、セキュアハード43がポインタ領域53に設定したポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程をパソコン40が搭載するCPU(コンピュータ)に実行させる。そして、ビデオデータをビデオメモリ37に転送すると共に、音声データをDAコンバータ38に転送する。
また、受信したデジタルコンテンツを録画する場合には、セキュアハード43は暗号/復号部45で暗号化したデジタルコンテンツをハードディスク25に蓄積する。そして、セキュアハード43は、ハードディスク25に蓄積した暗号化されているデジタルコンテンツを再生する場合には、ハードディスク25から、暗号化されているデジタルコンテンツを読み出し、暗号/復号部45で録画時の共通鍵を使用して復号し、更に、復号用の共通鍵を使用して暗号化する。
この場合には、セキュアハード43は、デジタルコンテンツの復号後の暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域を指示するポインタをセキュアソフト42のポインタ領域53に設定し、かつ、暗号化したデジタルコンテンツをセキュアソフト42に転送する。
セキュアソフト42は、セキュアハード43から送られてくるセキュアハード43が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、鍵領域55〜58のうち、ポインタ領域53に設定されているポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程をパソコン40が搭載するCPU(コンピュータ)に実行させ、ビデオデータをビデオメモリ37に転送すると共に、音声データをDAコンバータ38に転送する。
なお、ポインタ領域53に設定されたポインタは、セキュアハード43により定期又は不定期に書き換えられる。この場合には、セキュアソフト42は、セキュアハード43が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、鍵領域55〜58のうち、書き換えられたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵により行う。
また、放送によっては副音声、文字情報等があるが、それらの情報を必要とする場合には、セキュアソフト42がそれらの情報を必要とする旨の要求を、鍵領域55〜58のうち、ポインタ領域53に設定されているポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使って暗号化してセキュアハード29に送る。
そして、セキュアハード43は、送られてきたセキュアソフト42の要求を、鍵領域47〜50のうち、自分が持つ(自分が発生する)ポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵で復号化し、必要があれば、チューナ27やOFDM復調器28に必要な選局情報等を送り、必要なチャネルのみを受信させる等の処理を行う。このように、セキュアソフト42側での選局情報等の暗号化処理にも、本例の共通鍵の仕組みを使用することができる。
以上のように、本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコン40によれば、セキュアハード43は、セキュアソフト42内のポインタ領域53の場所を知っており、OFDM復調器28が出力するデジタルコンテンツの暗号化やハードディスク25から読み出して復号したデジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵が格納されている鍵領域を指示するポインタをセキュアソフト42のポインタ領域53に設定し、その後、定期又は不定期に書き換える機能を有している。
そして、セキュアソフト42は、セキュアハード43が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、鍵領域55〜58のうち、ポインタ領域53に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程をCPU(コンピュータ)に実行させるので、セキュアハード43とセキュアソフト42との間で認証を行う必要がない。
したがって、セキュアソフト42の認証のための挙動によってセキュアソフト42や共通鍵がクラッキングされるという事態を防止し、パソコンのようなオープンアーキテクチャ機器においても、デジタルコンテンツの保護を高めることができ、デジタルコンテンツのより一般的な普及を図ることができる。
また、本発明の情報処理装置の第2実施形態であるパソコン40においては、セキュアハード43は、セキュアソフト42に対して復号のための共通鍵を送る必要がないので、本発明の情報処理装置の第1実施形態であるパソコン22によりもデジタルコンテンツの保護の強化を図ることができる。
なお、本発明の情報処理装置の第1実施形態および第2実施形態では、デジタルコンテンツをデジタル放送から得る場合を例にして説明したが、本発明の情報処理装置は、デジタルコンテンツをインターネットから得る場合にも適用することができる。
ここで、本発明を整理すると、本発明には、少なくとも、以下の情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアが含まれる。
(付記1)デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、前記セキュア装置は、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有し、前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記鍵領域に設定された共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)前記セキュア装置は、受信したデジタルコンテンツの復号を行う復号部と、前記復号部が出力するデジタルコンテンツを暗号化する暗号/復号部を有し、前記暗号/復号部で暗号化したデジタルコンテンツを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエア又は/および蓄積媒体に転送する機能を有することを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3)前記暗号/復号部は、前記蓄積媒体から読み出した暗号化されたデジタルコンテンツを前記蓄積媒体への転送時に使用した共通鍵を使用して復号し、更に別の共通鍵で暗号化する機能を有することを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
(付記4)前記セキュア装置は、共通鍵発生指示部と、該共通鍵発生指示部の指示により、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を発生する共通鍵発生部を有することを特徴とする付記1、2又は3記載の情報処理装置。
(付記5)前記共通鍵発生指示部は、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を定期又は不定期に変化させるように共通鍵の発生を指示する機能を有することを特徴とする付記4記載の情報処理装置。
(付記6)デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有することを特徴とするセキュア装置。
(付記7)受信したデジタルコンテンツの復号を行う復号部と、前記復号部が出力するデジタルコンテンツを暗号化する暗号/復号部を有し、前記暗号/復号部で暗号化したデジタルコンテンツを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエア又は/および蓄積媒体に転送する機能を有することを特徴とする付記6記載のセキュア装置。
(付記8)前記暗号/復号部は、前記蓄積媒体から読み出した暗号化されたデジタルコンテンツを前記蓄積媒体への転送時に使用した共通鍵を使用して復号し、更に別の共通鍵で暗号化する機能を有することを特徴とする付記7記載のセキュア装置。
(付記9)前記セキュア装置は、共通鍵発生指示部と、該共通鍵発生指示部の指示により、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を発生する共通鍵発生部を有することを特徴とする付記6、7又は8記載のセキュア装置。
(付記10)前記共通鍵発生指示部は、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を定期又は不定期に変化させるように共通鍵の発生を指示する機能を有することを特徴とする付記9記載のセキュア装置。
(付記11)セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアであって、鍵領域を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記セキュア装置が前記鍵領域に設定した共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とするデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア。
(付記12)デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、前記セキュア装置は、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する第1の鍵束部を有し、前記第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有し、前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、前記第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記ポインタ領域に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とする情報処理装置。
(付記13)前記セキュア装置は、受信したデジタルコンテンツの復号を行う復号部と、前記復号部が出力するデジタルコンテンツを暗号化する暗号/復号部を有し、前記暗号/復号部で暗号化したデジタルコンテンツを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエア又は/および蓄積媒体に転送する機能を有することを特徴とする付記12記載の情報処理装置。
(付記14)前記暗号/復号部は、前記蓄積媒体から読み出した暗号化されたデジタルコンテンツを前記蓄積媒体への転送時に使用した共通鍵を使用して復号し、更に別の共通鍵で暗号化する機能を有することを特徴とする付記13記載の情報処理装置。
(付記15)前記セキュア装置は、ポインタ発生指示部と、該ポインタ発生指示部の指示により、前記第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを発生するポインタ発生部を有することを特徴とする請求項12、13又は14記載の情報処理装置。
(付記16)前記ポインタ発生指示部は、前記第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを定期又は不定期に変化させるようにポインタの発生を指示する機能を有することを特徴とする付記15記載の情報処理装置。
(付記17)デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する鍵束部を有し、前記鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有することを特徴とするセキュア装置。
(付記18)前記セキュア装置は、受信したデジタルコンテンツの復号を行う復号部と、前記復号部が出力するデジタルコンテンツを暗号化する暗号/復号部を有し、前記暗号/復号部で暗号化したデジタルコンテンツを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエア又は/および蓄積媒体に転送する機能を有することを特徴とする付記17記載のセキュア装置。
(付記19)前記暗号/復号部は、前記蓄積媒体から読み出した暗号化されたデジタルコンテンツを前記蓄積媒体への転送時に使用した共通鍵を使用して復号し、更に別の共通鍵で暗号化する機能を有することを特徴とする付記18記載のセキュア装置。
(付記20)前記セキュア装置は、ポインタ発生指示部と、該ポインタ発生指示部の指示により、前記鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを発生するポインタ発生部を有することを特徴とする付記17、18又は19記載のセキュア装置。
(付記21)前記ポインタ発生指示部は、デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを定期又は不定期に変化させるようにポインタの発生を指示する機能を有することを特徴とする付記20記載のセキュア装置。
(付記22)複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する第1の鍵束部を有するセキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアであって、前記セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、前記第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記セキュア装置が前記ポインタ領域に設定したポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とするデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア。
10…セキュアハード
11…半導体メモリ
12…セキュアソフト
20、21…アンテナ
22…パソコン
23…ディスプレイ
24…スピーカ
25…ハードディスク
26…セキュアボード
27…チューナ
28…OFDM復調器
29…セキュアハード
30…放送復号部
31…暗号/復号部
32…共通鍵発生指示部
33…共通鍵発生部
34…半導体メモリ
35…セキュアソフト
36…鍵領域
37…ビデオメモリ
38…DAコンバータ
39…アンプ
40…パソコン
41…セキュアボード
42…セキュアソフト
43…セキュアハード
44…放送復号部
45…暗号/復号部
46…鍵束部
47〜50…鍵領域
51…ポインタ発生指示部
52…ポインタ発生部
53…ポインタ領域
54…鍵束部
55〜58…鍵領域
11…半導体メモリ
12…セキュアソフト
20、21…アンテナ
22…パソコン
23…ディスプレイ
24…スピーカ
25…ハードディスク
26…セキュアボード
27…チューナ
28…OFDM復調器
29…セキュアハード
30…放送復号部
31…暗号/復号部
32…共通鍵発生指示部
33…共通鍵発生部
34…半導体メモリ
35…セキュアソフト
36…鍵領域
37…ビデオメモリ
38…DAコンバータ
39…アンプ
40…パソコン
41…セキュアボード
42…セキュアソフト
43…セキュアハード
44…放送復号部
45…暗号/復号部
46…鍵束部
47〜50…鍵領域
51…ポインタ発生指示部
52…ポインタ発生部
53…ポインタ領域
54…鍵束部
55〜58…鍵領域
Claims (5)
- デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、
前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、
前記セキュア装置は、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有し、
前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記鍵領域に設定された共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とする情報処理装置。 - デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、
前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアの鍵領域に設定する機能を有することを特徴とするセキュア装置。 - セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアであって、
鍵領域を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を前記セキュア装置が前記鍵領域に設定した共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とするデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア。 - デジタルコンテンツを暗号化するセキュア装置と、
前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号をコンピュータに実行させるデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアを搭載した情報処理装置であって、
前記セキュア装置は、複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する第1の鍵束部を有し、前記第1の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有し、
前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアは、前記セキュア装置が有する複数個の鍵領域とポインタを共通とする複数個の鍵領域を有する第2の鍵束部を有し、前記セキュア装置が暗号化したデジタルコンテンツの復号を、前記第2の鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記ポインタ領域に設定されたポインタが指示する鍵領域に格納されている共通鍵を使用して行う工程を前記コンピュータに実行させる機能を有することを特徴とする情報処理装置。 - デジタルコンテンツを暗号化し、暗号化したデジタルコンテンツをデジタルコンテンツ復号用ソフトウエアに渡すセキュア装置であって、
複数個の共通鍵を格納する複数個の鍵領域を有する鍵束部を有し、前記鍵束部の複数個の鍵領域のうち、前記デジタルコンテンツの暗号化に使用する共通鍵を格納する鍵領域のポインタを前記デジタルコンテンツ復号用ソフトウエアのポインタ領域に設定する機能を有することを特徴とするセキュア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005062053A JP2006244339A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005062053A JP2006244339A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=37050674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005062053A Pending JP2006244339A (ja) | 2005-03-07 | 2005-03-07 | 情報処理装置、セキュア装置およびデジタルコンテンツ復号用ソフトウエア |
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Country | Link |
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