JP2006244226A - 出退制限システムおよび認証媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 許可者以外による管理対象区域への出退を制限する出退制限システムにおいて、システムのセキュリティを維持しつつ、システムの製造コストを削減する。
【解決手段】 出退制限システム1においては、赤外線センサ43が監視区域内に人がいることを検知しているときに、電波送受信部31が管理対象者が所持する認証カード10から応答信号を受信できない場合には、不正侵入であることを検知し、この検知結果を出力する処理部25と、を備え、認証カード10は、予め設定された作動時刻までの時間を計時するタイマ11aと、作動時刻になると、管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える短絡部15と、短絡部15により出退を許可するよう設定されているときに、電波送受信部31より送信された呼出信号を受信した場合には、無線により応答信号を送信する共振部16と、を有する構成にされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、許可者以外による管理対象区域への出退を制限する出退制限システム、およびこのシステムにおいて使用される認証媒体に関する。
従来より、この種の出退制限システムとして、入場許可者を特定するための識別情報が記憶されたICカードを各管理対象者に所持させ、このICカードを用いて管理対象区域への出退を制限するシステムが知られている。
すなわち、このシステムにおいて管理対象区域の出入口のゲートには、ICカードと無線通信可能な通信装置が配置されている。そして、この通信装置は、管理対象者が所持するICカードと通信を行うことにより、ICカードに記憶された識別情報を取得し、この識別情報が予め記憶された(許可された)ものであれば、当該ICカードを所持する管理対象者が管理対象区域へ入ることを認めるよう構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2877594号公報
しかしながら、上記出退制限システムでは、通信装置がICカードに記憶された識別情報を取得し、認証を行なう必要があるため、通信装置の構成が複雑となり、システムが高価になるという問題点があった。
そこで、このような問題点を鑑み、許可者以外による管理対象区域への出退を制限する出退制限システムにおいて、システムのセキュリティを維持しつつ、システムの製造コストを削減することを本発明の目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の発明は、複数の管理対象者が所持する認証媒体を介して、許可者以外による管理対象区域への出退を制限する出退制限システムであって、前記管理対象区域の出入口に位置し監視区域内に人がいるか否かを検知する人物検知手段と、前記監視区域内に配置され、前記管理対象者が所持する認証媒体を呼び出すための呼出信号を無線により送信し、この信号に対する応答信号を前記認証媒体から受信する送受信手段と、前記人物検知手段が監視区域内に人がいることを検知しているときに、前記送受信手段が前記認証媒体から前記応答信号を受信できない場合には、不正侵入であることを検知し、この検知結果を出力する検知結果出力手段と、を備え、前記認証媒体は、予め設定された作動時刻までの時間を計時する計時手段と、前記作動時刻になると、前記管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える出退許可切替手段と、前記出退許可切替手段により出退を許可するよう設定されているときに、前記送受信手段より送信された呼出信号を受信した場合には、無線により前記応答信号を送信する応答信号送信手段と、を有することを特徴としている。
つまり、検知結果出力手段は、監視区域内に人がいるときに認証媒体からの応答信号を受信するか否かのみを判定し、この応答信号を送信するか否かは認証媒体側にて作動時刻までの時間を計時することにより管理するよう構成されている。
従って、このような出退制限システムによれば、システム全体としては個人の認証までは行なわないので、システムの構成を簡素化することができる。また、時間により応答信号を送信するか否かを決定するので、セキュリティレベルを維持することができる。
なお、本発明において、特定の指令とは、認証媒体の外部からの指令であってもよいし、認証媒体の内部で発生する指令でもよい。
また、出退許可切替手段の具体的な構成としては、コンデンサが放電するまでの時間を充電量に基づいて設定し、このコンデンサが放電したときに設定を切り替える構成や、ICチップを内蔵しておき、外部からこのICチップに対して特定の指令が入力された場合に、ICチップが設定を切り替える構成等が考えられる。
次に、請求項1に記載の出退制限システムにおいて、監視区域外に配置され、作動時刻を外部入力するための時刻入力手段と、時刻入力手段により入力された作動時刻を認証媒体に送信する時刻送信手段とを備えている場合には、請求項2に記載のように、認証媒体は、作動時刻を記憶する時刻記憶手段と、時刻送信手段から送信された作動時刻を受信し、作動時刻を時刻記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を有することが望ましい。
このような出退制限システムによれば、出退を許可しない設定になっているときに管理対象区域に入退場したいときや、出退許可切替手段が作動する作動時刻を変更したい場合に、時刻入力手段を用いて、これらの設定を容易に変更することができるので、システムの利便性を向上させることができる。
さらに、請求項1または請求項2に記載の出退制限システムにおいて、応答信号送信手段は、例えば、ICチップに内蔵されたマイクロコンピュータや電子回路を用いて固有の応答信号を生成し、この応答信号を送信するよう構成してもよいが、請求項3に記載のように構成することが好ましい。即ち、応答信号送信手段は、特定周波数の電波を受信すると共振してこの反射波を送信する共振手段からなり、送受信手段は、呼出信号として特定周波数の電波を送信すると共に、共振手段から送信される反射波を応答信号として認証媒体から受信し、出退許可切替手段は、管理対象区域への出退を許可しないように設定するときに、共振手段が特定周波数で共振できないようにすればよい。
従って、このような出退制限システムによれば、応答信号送信手段を共振手段のみから構成することができるので、この応答信号送信手段を構成するための部品点数を大幅に削減することができる。このため、認証媒体を安価で製造することができる。
次に、請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の出退制限システムにおいて、管理対象区域への出退を行うために複数の管理対象者が所持する認証媒体であって、前記認証媒体は、予め設定された作動時刻までの時間を計時する計時手段と、前記作動時刻になると、前記管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える出退許可切替手段と、前記出退許可切替手段により出退を許可するよう設定されているときに、外部から無線により当該認証媒体を呼び出す呼出信号を受信した場合には、無線により前記呼出信号に対する応答信号を送信する応答信号送信手段と、を有することを特徴としている。
従って、このような認証媒体を用いれば、この出退制限システム全体としては個人の認証までは行なわないので、システムの構成を簡素化することができる。また、時間により応答信号を送信するか否かを決定するので、セキュリティレベルを維持することができる。
以下に本発明にかかる実施の形態を図面と共に説明する。
まず、本発明が適用された出退制限システム1について、図1および図2を用いて説明する。図1は出退制限システム1の配置を示す説明図、図2は出退制限システム1を示すブロック図である。
出退制限システム1は、例えば病院や学校等の施設の出入口や、これらの施設内における特定の区域の出入口となる通路等に配置されており、許可された者以外がこの通路を通過し、管理対象区域に侵入することを制限するシステムである。
即ち、図1および図2に示すように、出退制限システム1は、通路の両脇に配置された一対のゲート装置30と、通路脇の壁面部に配置され各ゲート装置30の間を通過する人物を撮像するカメラ41と、各ゲート装置30の間を通過する人物を検知する赤外線センサ43(本発明でいう人物検知手段)と、通路脇に配置された入力装置20とを備えている。
また、この出退制限システム1には、管理対象者(この施設に出入りするために各ゲート装置30の間を通過する人物)が所持する認証カード10(本発明でいう認証媒体)も含まれている。
認証カード10は、例えば、管理対象者が自身の身分を証明するために、首から提げるなどして常に管理対象者が携帯して使用するものであって、図2(a)に示すように、制御部11(本発明でいう記憶制御手段)と、記憶部12(本発明でいう時刻記憶手段)と、電源部13と、ソーラーパネル13aと、短絡部15(本発明でいう出退許可切替手段)と、共振部16(本発明でいう応答信号送信手段および共振手段)と、通信部17とを備えている。
電源部13は、この認証カード10全体(主に制御部11)に電力を供給する蓄電池として構成されている。なお、この電源部13は、光のエネルギを電力に変換するソーラーパネル13a(光電変換手段)により随時充電されるよう構成されている。
制御部11は、記憶部12と共に、公知のマイクロコンピュータとして構成されており、電源部13から供給される電力を受けて作動する。
そして、この制御部11には、現在時刻を計時するタイマ11a(本発明でいう計時手段)が内蔵されており、このタイマ11aにより計時される現在時刻と、記憶部12に記憶された短絡部15の作動時刻(「許可開始時刻」および「許可終了時刻」)とに基づいて、後述する出退許可切替処理を実行する。
つまり、記憶部12は、書き換え可能なメモリとして構成されており、制御部11を作動するためのプログラムや、後述する短絡部15の作動時刻等の情報が記憶されている。
なお、記憶部12に記憶されている作動時刻の情報とは、「許可開始時刻」および「許可終了時刻」の情報であり、記憶部12は、「許可開始時刻」および「許可終了時刻」を日付および時刻の情報として、例えば、最大4日分だけ記憶可能に構成されている。
また、この記憶部12には、この認証カード10を特定するための識別情報(カードID)も記憶されている。
共振部16は、例えば、コイルアンテナとコンデンサとから構成されており、ゲート装置30の電波送受信部31(本発明でいう送受信手段)から送信される特定の周波数の電波を受信すると、共振部16がこの電波を共振し、この電波の反射波を送信するよう設定されている。なお、反射波を送信する共振周波数は、これらのコインアンテナおよびコンデンサ等、共振部16を構成する構成部品のバランス(長さ、幅、素材、電荷量等)により決定される。
短絡部15は、例えば、トランジスタやリレー等のスイッチとして構成されており、このスイッチをON状態(短絡した状態)にすることにより、共振部16の一部分(コイルアンテナ)を基準電位に落とすよう構成されている。つまり、短絡部15は、ON状態であるときに、共振部16の共振周波数を変化させ、共振部16を機能しないようにし、OFF状態(開放した状態)であるときに、共振部16が所定の周波数で共振するよう構成されている。
通信部17は、入力装置20のカード読書部23(本発明でいう時刻送信手段)とデータ通信を行う。この通信部17を介して入力装置20からデータ(特に短絡部15の作動時刻の情報)を受信すると、制御部11は、その受信したデータを記憶部12に記憶する。
次に、ゲート装置30は、図1および図2(b)に示すように、所定周波数の電波を送受信する電波送受信部31と、異常を報知するための警報ランプ33およびスピーカ35とを備えている。
電波送受信部31は所定周波数の電波を送信し、その反射波を受信するよう構成されている。なお、この電波送受信部31は、赤外線センサ43が人物から発せられる赤外線を検知可能な領域(監視区域)よりもやや広い領域において、電波の送受信を行うことができるよう構成されている。
警報ランプ33およびスピーカ35は、処理部25の指令を受けて作動し、処理部25からの駆動指令を受けると、例えば、警報ランプ33は赤色に点滅し、スピーカ35は警報音を発する。
次に、入力装置20は、主に図2に示すように、タッチパネル式ディスプレイ21(本発明でいう時刻入力手段)と、カード読書部23と、処理部25(本発明でいう検知結果出力手段)と、通信部27と、を備えている。また、この入力装置20には、カメラ41と、赤外線センサ43と、ゲート装置30とが接続されている。
処理部25は、公知のマイクロコンピュータとして構成されており、接続された各部の制御を行う。
通信部27は、インターネット網51を介して接続された総合管理装置53と通信を行うために使用される。
ここで、総合管理装置53には、各管理対象者が管理対象区域に入退場する予定時刻の一覧が記憶されている。この予定時刻の一覧とは、例えば、管理対象区域にて勤務する管理対象者の出勤日および勤務時間帯の情報が該当する。
カード読書部23は、認証カード10を保持可能に構成されており、カード読書部23が認証カード10を保持している際に、認証カード10の通信部17と通信を行うことにより、認証カード10の記憶部12に記憶された情報(特に短絡部15の作動時刻の情報)を読み書き可能に構成されている。
タッチパネル式ディスプレイ21は、処理部25からの指令に基づいて、カード読書部23より受信した情報や、通信部27を介して総合管理装置53から受信した情報を表示する。
また、このタッチパネル式ディスプレイ21は、管理対象者等の使用者が処理部25に対して指令を入力するために用いられ、処理部25は、この指令に基づいて、例えば、カード読書部23に保持された認証カード10にデータを送信する。
赤外線センサ43は、各ゲート装置30の間の領域において、この領域に侵入した人物から発せられる赤外線を検知し、この検知結果を処理部25に送信する。
次に、認証カード10において、予め記憶部12に記憶された「許可開始時刻」および「許可終了時刻」に基づいて、電波送受信部31より送信される特定周波数の電波を反射可能にするか否かの設定を行う処理について、図3を用いて説明する。なお、図3は認証カード10の制御部11が行う出退許可切替処理を示すフローチャートである。
この出退許可切替処理は、例えば、タイマ11aから時刻を更新する旨の信号を受信する度(例えば1秒毎)に実行され、まず、S110にてタイマ11aが計時する現在時刻が記憶部12に記憶された許可開始時刻と一致するか否かを判定する。現在時刻が許可開始時刻と一致する場合にはS120に移行し、一致しない場合にはS130に移行する。
S120では、短絡部15を開放状態とし、S130に移行する。つまり、S120の処理において、制御部11は、短絡部15を開放状態とすることにより、共振部16が所定の共振周波数にて共振し、その反射波を送信できる状態に設定する。
S130では、タイマ11aが計時する現在時刻が記憶部12に記憶された許可終了時刻と一致するか否かを判定する。現在時刻が許可終了時刻と一致する場合にはS140に移行し、一致しない場合には出退許可切替処理を終了する。
また、S140では、短絡部15を短絡状態とする。つまり、S140の処理において、制御部11は、短絡部15を短絡(閉鎖)状態とすることにより、共振部16が電波送受信部31から送信される所定の周波数では共振しないよう設定している。この結果、短絡部15が短絡状態となっているときには、共振部16から反射波(応答信号)が送信されることはない。
上記のように、S140の処理を終了すると、出退許可切替処理を終了する。
次に、出退制限システム1を用いて、許可された管理対象者以外の入退場を検知する動作について図4を用いて説明する。なお、図4は入力装置20の処理部25が実行する検知処理を示すフローチャートである。
この検知処理は、入力装置20の電源が投入されると随時、繰り返し実行される処理であって、まず、S210にて、赤外線センサ43が人物を検知したか否かを判定する。赤外線センサ43が人物を検知していればS220に移行し、赤外線センサ43が人物を検知していなければ検知処理を終了する。
S220では、電波送受信部31が共振部16(認証カード10)を検知したか否かを判定する。電波送受信部31が共振部16を検知していれば検知処理を終了し、赤外線センサ43が人物を検知していなければS230に移行する。
そして、S230では、スピーカ35を鳴動させると共に、警報ランプ33を点灯させ、異常(つまり許可された管理対象者以外の人物がゲート装置30を通過しようとしていること)を報知する。
次いで、S240に移行し、S240では、スピーカ35が鳴動を開始してから5秒が経過したか否かを判定する。スピーカ35が鳴動を開始してから5秒以上経過していればS250に移行し、5秒以内であれば、S220に戻る。
そして、S250では、カメラ41が撮像していた画像データを、通信部27を介して総合管理装置53へ送信する。つまり、S250では、許可された管理対象者以外の人物が侵入しようとしているものとして、この人物を撮像した画像を総合管理装置53へ送信する。具体的には、スピーカ35の鳴動前後5秒ずつ(合計10秒間)の画像(動画または1秒毎の静止画)を送信する。
そして、S260に移行し、S260では、スピーカ35が鳴動を開始してから15秒が経過したか否かを判定する。スピーカ35が鳴動を開始してから15秒を経過している場合には、検知処理を終了し、スピーカ35が鳴動を開始してから15秒を経過していない場合には、S270に移行する。
S270では、S220の処理と同様に、電波送受信部31が共振部16を検知したか否かを判定する。電波送受信部31が共振部16を検知していれば検知処理を終了し、赤外線センサ43が人物を検知していなければS280に移行する。
そして、S280では、スピーカ35の鳴動、および警報ランプ33の点灯を継続し、S260に戻る。
このようにして検知処理は実行される。
ところで、認証カード10の記憶部12に記憶された短絡部15の作動時刻を変更する際には、入力装置20が用いられる。
そこで、この処理について図5を用いて説明する。図5は入力装置20の処理部25が認証カード10の記憶部12に記憶された作動時刻の情報を書き換える書換処理を示すフローチャートである。
この書換処理は、まず、S310にて、認証カード10がカード読書部23に保持されているか否かを監視する。認証カード10がカード読書部23に保持されていることを確認するとS320に移行し、認証カード10がカード読書部23に保持されていることを確認できないときにはS310を繰り返す。
そして、S320では、認証カード10の記憶部12に記憶されている識別情報を取得する。次いで、S330にて、この認証カード10の暗証番号を要求する画像をタッチパネル式ディスプレイ21に表示する。
そして、S340に移行し、S340では、管理対象者がタッチパネル式ディスプレイ21を操作することにより、暗証番号が入力されたか否かを判定する。暗証番号が入力されていない場合には、S340の処理を繰り返す。また、暗証番号が入力された場合には、S350に移行し、この認証カード10の識別情報と、この識別情報に対応する情報を要求する信号とを、通信部27を介して総合管理装置53に送信し、S360に移行する。
なお、総合管理装置53では、入力装置20から送信された認証カード10の識別情報、およびその暗証番号を受信すると、これらの情報が、総合管理装置53内に記憶された識別情報、およびその暗証番号と一致するか否かを判定する。これらの情報が一致する場合には、総合管理装置53は、認証カード10の識別情報に対応する情報を入力装置20に対して送信し、これらの情報が一致しない場合には、エラーメッセージを入力装置20に対して送信する。
そして、S360では、総合管理装置53により送信された情報を受信したか否かを判定する。総合管理装置53からの情報を受信していなければS360を繰り返す。また、認証カード10の識別情報に対応する情報を受信するとS370に移行し、タッチパネル式ディスプレイ21に総合管理装置53から受信した情報を表示する。
次いで、S380では、タッチパネル式ディスプレイ21に表示した情報に基づいて、管理対象者が出勤日および勤務時間帯等の情報を、タッチパネル式ディスプレイ21を用いて入力したか否かを判定する。管理対象者が何らかの情報を入力していない場合にはS380を繰り返し、管理対象者が出勤日および勤務時間帯等の情報を入力した場合にはS400に移行し、管理対象者がその他の情報を入力した場合には、S390に移行する。
S390では、入力された情報に対する処理を実行し、書換処理を終了する。
S400では、入力された出勤日および勤務時間帯等の情報に基づいて、既に受信してる認証カード10の識別情報に対応する情報を更新し、この結果を総合管理装置53に送信し、S410に移行する。
なお、総合管理装置53は、出勤日および勤務時間帯等の更新結果を受信すると、総合間襟装置53内に記憶されている当該管理対象者の出勤日および勤務時間の情報を更新する。
次に、S410では、更新された認証カード10の識別情報に基づいて、認証カード10に記憶させる、短絡部15の作動時刻を演算する。具体的には、例えば、作動時刻は、3日後まで(当日を含めて4日間)の出勤日および勤務時刻に基づいて、それぞれの日において、業務開始時刻の30分前および業務終了時刻を「許可開始時刻」に設定し、業務開始時刻および業務終了時刻の30分後を「許可終了時刻」に設定する。このため、この設定によれば、業務開始時刻の30分前から業務開始時刻までの間、および業務終了時刻から業務終了時刻の30分後までの間に、この管理対象者はゲート装置30を通過できることになる。
そして、S420に移行し、S420では、S410の処理にて演算された4日分の作動時刻をカード読書部23を介して認証カード10に送信し、書換処理を終了する。
なお、認証カード10の制御部11は、通信部17を介して短絡部15の作動時刻の情報を受信すると、この情報を記憶部12に記憶させる。
以上のように詳述した出退制限システム1においては、管理対象区域の出入口に位置し監視区域内に人がいるか否かを検知する赤外線センサ43と、監視区域内に配置され、管理対象者が所持する認証カード10を呼び出すための呼出信号を無線により送信し、この信号に対する応答信号を認証カード10から受信する電波送受信部31と、赤外線センサ43が監視区域内に人がいることを検知しているときに、電波送受信部31が認証カード10から応答信号を受信できない場合には、不正侵入であることを検知し、この検知結果を出力する処理部25と、を備えている。そして、認証カード10は、予め設定された作動時刻までの時間を計時するタイマ11aと、作動時刻になると、管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える短絡部15と、短絡部15により出退を許可するよう設定されているときに、電波送受信部31より送信された呼出信号を受信した場合には、無線により応答信号を送信する共振部16と、を有する構成にされている。
つまり、処理部25は、監視区域内に人がいるときに認証カード10からの応答信号を受信するか否かのみを判定し、この応答信号を送信するか否かは認証カード10側にて作動時刻までの時間を計時することにより管理するよう構成されている。
従って、このような出退制限システム1によれば、システム全体としては個人の認証までは行なわないので、システムの構成を簡素化することができる。また、時間により応答信号を送信するか否かを決定するので、セキュリティレベルを維持することができる。
つまり、仮に管理対象者が認証カード10を落としたとしても、この認証カード10を拾得した者は、たまたま短絡部15が出退を許可するよう設定しているときしか管理対象区域への入室ができないため、セキュリティレベルを向上できるのである。
また、個人情報を送受信することなく出退管理を行うことができるので、個人情報が盗聴されることを防止することができる。
さらに、出退を許可するか否かを切り替える時刻を設定可能に構成されているので、入場許可者の予定に合わせて管理対象区域への出退時刻を設定することができる。
また、出退制限システム1においては、監視区域外に配置され、作動時刻を外部入力するためのタッチパネル式ディスプレイ21と、タッチパネル式ディスプレイ21により入力された作動時刻を認証カード10に送信するカード読書部23とを備えている。そして、認証カード10は、作動時刻を記憶する記憶部12と、カード読書部23から送信された作動時刻を受信し、作動時刻を記憶部12に記憶させる制御部11と、を備えている。
従って、このような出退制限システム1によれば、出退を許可しない設定になっているときに管理対象区域に入退場したいときや、短絡部15が作動する作動時刻を変更したい場合に、タッチパネル式ディスプレイ21を用いて、これらの設定を容易に変更することができる。
さらに、共振部16は、特定周波数の電波を受信すると共振してこの反射波を送信し、電波送受信部31は、呼出信号として特定周波数の電波を送信すると共に、共振部16から送信される反射波を応答信号として認証カード10から受信し、短絡部15は、管理対象区域への出退を許可しないように設定するときに、共振部16が特定周波数で共振できないよう構成されている。
従って、このような出退制限システム1によれば、共振部16を共振部16のみから構成することができるので、この共振部16を構成するための部品点数を大幅に削減することができる。このため、認証カード10を安価で製造することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
例えば、本実施例の出退制限システム1においては、人物の動きを、認証カード10を介して監視することにより、許可者以外の出退を制限するよう構成したが、人物のみではなく物品の動きを認証カード10に替わるタグを使用して管理するようにしてもよい。
この場合には、特定の物品を特定の時間内のみ搬入(搬出)することができるようになる。
また、本実施例の出退制限システム1においては、共振部16が特定の共振周波数で共振しないようにするために短絡部15を用いたが、特に構成に限定されるものではない。即ち、短絡部15の代わりに、コンデンサが放電するまでの時間を充電量に基づいて設定し、このコンデンサが放電したときに設定を切り替えるよう構成してもよいし、ICチップを内蔵しておき、外部からこのICチップに対して特定の指令(例えば、温度や圧力等の周囲の状態)が入力された場合に、ICチップが設定を切り替えるよう構成してもよい。このようにしても同様の効果が得られる。
加えて、本実施例の出退制限システム1においては、共振部16を用いて特定周波数の電波に対する反射波を応答信号として送信するよう構成したが、例えば、共振部16の代わりにアンテナとICチップとを備えておき、これらを用いて特定周波数の電波を受信した際に、固有の応答信号を生成し、送信するよう構成してもよい。
また、呼出信号および応答信号は、電波に限らず、赤外線や音波等の波動を用いてもよい。
さらに、ゲート装置30の送受信部31は、共振周波数が異なる複数種類の認証カード10(共振部16)に対応するために、周波数が異なる複数種類の呼出信号を順次送信するよう構成してもよい。また、ゲート装置30の送受信部31が周波数の異なる複数種類の呼出信号を送信可能に構成されている場合には、ゲート装置30付近に複数のスイッチを配置しておき、管理対象者が所持する認証カード10に対する呼出信号の周波数を管理対象者自身が選択可能に構成してもよい。
さらに、本実施例の出退制限システム1においては、管理対象施設の出入口にて、ゲート装置30の間を通過する人物が許可者であるか否かを判定し、許可者ではない場合には警報を発するよう構成したが、以下のように構成してもよい。
例えば、上記出退制限システム1に、自動扉を備えておき、この自動扉に接近する人物が許可者であるときのみに、自動扉を開くよう設定する。この構成の場合には、人物を検知する赤外線センサ43は不要となる。
また、自動扉ではない扉を備えている場合には、この扉の位置を検知する位置センサ(位置検知手段)を備えておき、この扉に接近する人物が許可者であるときのみにこの扉を解錠する。また、認証カード10が検知されなくなれば、扉が施錠位置にあるか否かを判定し、施錠位置にあれば扉を施錠する。扉が施錠位置にない場合には、所定時間後(3秒程度)に扉が施錠位置に戻らなければ警報を発する。
このようにしても、本実施例の出退制限システム1と同様の効果が得られる。
出退制限システム1の配置を示す説明図である。 出退制限システム1を示すブロック図である。 認証カード10の制御部11が行う出退許可切替処理を示すフローチャートである。 入力装置20の処理部25が実行する検知処理を示すフローチャートである。 認証カード10の記憶部12に記憶された作動時刻の情報を書き換える書換処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…出退制限システム、10…認証カード、11…制御部、11a…タイマ、12…記憶部、13…電源部、13a…ソーラーパネル、15…短絡部、16…共振部、17…通信部、20…入力装置、21…タッチパネル式ディスプレイ、23…カード読書部、25…処理部、27…通信部、30…ゲート装置、31…電波送受信部、33…警報ランプ、35…スピーカ、41…カメラ、43…赤外線センサ、51…インターネット網、53…総合管理装置。

Claims (4)

  1. 複数の管理対象者が所持する認証媒体を介して、許可者以外による管理対象区域への出退を制限する出退制限システムであって、
    前記管理対象区域の出入口に位置し監視区域内に人がいるか否かを検知する人物検知手段と、
    前記監視区域内に配置され、前記管理対象者が所持する認証媒体を呼び出すための呼出信号を無線により送信し、この信号に対する応答信号を前記認証媒体から受信する送受信手段と、
    前記人物検知手段が監視区域内に人がいることを検知しているときに、前記送受信手段が前記認証媒体から前記応答信号を受信できない場合には、不正侵入であることを検知し、この検知結果を出力する検知結果出力手段と、
    を備え、
    前記認証媒体は、
    予め設定された作動時刻までの時間を計時する計時手段と、
    前記作動時刻になると、前記管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える出退許可切替手段と、
    前記出退許可切替手段により出退を許可するよう設定されているときに、前記送受信手段より送信された呼出信号を受信した場合には、無線により前記応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    を有することを特徴とする出退制限システム。
  2. 前記監視区域外に配置され、前記作動時刻を外部入力するための時刻入力手段と、
    前記時刻入力手段により入力された作動時刻を前記認証媒体に送信する時刻送信手段と、
    を備え、
    前記認証媒体は、
    前記作動時刻を記憶する時刻記憶手段と、
    前記時刻送信手段から送信された作動時刻を受信し、該作動時刻を前記時刻記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の出退制限システム。
  3. 前記応答信号送信手段は、特定周波数の電波を受信すると共振してこの反射波を送信する共振手段からなり、
    前記送受信手段は、前記呼出信号として前記特定周波数の電波を送信すると共に、前記共振手段から送信される反射波を前記応答信号として前記認証媒体から受信し、
    前記出退許可切替手段は、前記管理対象区域への出退を許可しないように設定するときに、前記共振手段が前記特定周波数で共振できないようにすること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の出退制限システム。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の出退制限システムにおいて、管理対象区域への出退を行うために複数の管理対象者が所持する認証媒体であって、
    前記認証媒体は、
    予め設定された作動時刻までの時間を計時する計時手段と、
    前記作動時刻になると、前記管理対象区域への出退を許可するか否かの設定を切り替える出退許可切替手段と、
    前記出退許可切替手段により出退を許可するよう設定されているときに、外部から無線により当該認証媒体を呼び出す呼出信号を受信した場合には、無線により前記呼出信号に対する応答信号を送信する応答信号送信手段と、
    を有することを特徴とする認証媒体。
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